JP2004293181A - 梁の開口補強構造 - Google Patents

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昇 坂口
Nobuyuki Maeda
信之 前田
Hisao Tomonaga
久雄 友永
Kazuo Kubo
和雄 久保
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Abstract

【課題】本発明は、せん断力が何れの方向より作用しても対応でき、安価で簡略な構成を備えた、幅向に貫通する開口部を備える鉄筋コンクリート造よりなる梁の開口補強構造を提供する。
【解決手段】梁1を幅方向に貫通する開口部1aには、梁1の内方つまり上部筋2と下部筋3とあばら筋4に囲まれた領域内に、2体の開口補強鋼板9が配設される。開口補強鋼板9は、梁成よりも短い高さを有する普通鋼板よりなり、一方の面にスタッドボルト9bが固着手段を介して固着され、中央部には梁1に設けられた開口部1aの径とほぼ同程度、もしくはこれよりも大きい径の開口孔9aが設けられている。これら開口補強鋼板9は、スタッドボルト9bが外方を向くようにして所定の離間間隔を設けて平行に配され、梁1の内方で、開口補強鋼板9の開口孔9aと梁1の開口部1aが同軸となるように位置決めされる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、鉄筋コンクリート造よりなり、幅方向に貫通する開口部を備える梁の開口補強構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
構造物の梁には、電気配線や空調用ダクトを挿通することを目的に、その幅方向に貫通する開口部が構築されるが、該開口部の周辺では梁強度が局部的に低下し、開口部を横断するような亀裂が発生しやすい。そこで、開口部の周辺に補強筋もしくは補強金具を配置する構成が考案されている(特許文献1、特許文献2を参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平06−322890号公報
【特許文献2】
特許第2799794号公報
【0004】
一般に梁6の開口補強構造は、図7(c)に示すような、開口部6aの周囲を囲うように複数の斜め補強筋7を格子状に配した斜め補強筋体8が、図7(a)(b)に示すように、梁6の幅方向に層状に複数配設される場合が多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述する構成は、開口部6aの周囲で何れの方向よりせん断力が作用した場合にも、開口部6aを横断するような亀裂を防止できることを目的に、斜め補強筋7を複数用いなければならないため、配筋が煩雑で施工性に劣るだけでなく、大幅なコスト高となっていた。
【0006】
上記事情に鑑み、本発明は、せん断力が何れの方向より作用しても対応でき、安価で簡略な構成を備えた、幅向に貫通する開口部を備える鉄筋コンクリート造よりなる梁の開口補強構造を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の梁の開口補強構造は、鉄筋コンクリート造よりなり、幅方向に貫通する開口部を備える梁の開口補強構造であって、中央部に所定の径に成形された開口孔を有し、表面に凹凸部を備える鋼板よりなる複数の開口補強鋼板が、所定の離間間隔をもって面どうしを向かい合わせて平行に配されるとともに、該開口補強鋼板の開口孔と前記梁の開口部とが同軸となるように、梁の内方に配設されることを特徴としている。
【0008】
請求項2記載の梁の開口補強構造は、前記開口補強鋼板に、普通鋼板が用いられて、中央部に所定の径に成形された開口孔が設けられるとともに、一方の面に複数のスタッドボルトよりなる凹凸部が備えられており、所定の離間間隔をもって他方の面を向かい合わせて平行に対をなした状態で、開口補強鋼板の開口孔と梁の開口部を設けたい位置とが同軸となるように、梁の内方に配設されることを特徴としてる。
【0009】
請求項3記載の梁の開口補強構造は、前記開口補強鋼板に、上下フランジを備える形鋼が用いられて、ウェブの中央部に所定の径に成形された開口孔が設けられており、該開口補強鋼板が、所定の離間間隔をもってウェブを向かい合わせるとともに、上下フランジが水平でかつ外方に突出するように平行に対をなした状態で、該開口補強鋼板の開口孔と梁の開口部を設けたい位置とが同軸となるように、梁の内方に配設されることを特徴としている。
【0010】
請求項4記載の梁の開口補強構造は、対をなす前記開口補強鋼板が、上下フランジを垂直とするように配設されているとともに、対をなす前記開口補強鋼板各々の上フランジの端部どうし、及び下フランジの端部同士を連結するように、複数の繋ぎ筋が配設されていることを特徴としている。
【0011】
請求項5記載の梁の開口補強構造は、前記開口補強鋼板に、シマ鋼板が用いられており、中央部に所定の径に成形された開口孔が設けられることを特徴としている。
【0012】
請求項6記載の梁の開口補強構造は、前記開口補強鋼板に、波付け鋼板が用いられており、中央部に所定の径に成形された開口孔が設けられることを特徴としている。
【0013】
請求項7記載の梁の開口補強構造は、前記開口補強鋼板に、網目鋼板が用いられており、中央部に所定の径に成形された開口孔が設けられることを特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の梁の開口補強構造を、図1から図6に示す。本発明は、一般に建材として用いられており、表面に凹凸部を有する鋼板に所定の大きさの径を有する開口孔を設けて、これを開口補強鋼板とすることにより、コストダウンを図るとともに、複数の該開口補強鋼板を所定の離間距離を持たせて平行に配置した上で、梁の開口部と開口補強鋼板の開口孔が同軸となるように、梁の内方に配設することにより、梁の開口部周辺のあらゆる方向から作用するせん断力に対応するものである。
【0015】
(第1の実施の形態)
図1(a)に示すように、鉄筋コンクリート造の構造物を構成する梁1は、上部筋2と下部筋3とあばら筋4、及びこれらを埋設するコンクリート5により構成されている。上部筋2は、梁1の上部近傍で長さ方向に水平に延在し、所定の離間距離をもって複数が平行に配されている。また、下部筋3は、梁1の下部近傍で長さ方向に水平に延在し、上部筋2各々と鉛直下方で同軸となるように、所定の離間距離をもって複数が平行に配されている。さらに、前記あばら筋4は、前記上部筋2及び下部筋3と直交し、これらを内包するように複数が梁1の長さ方向に所定の離間間隔をもって配設されている。
【0016】
ところで、前記梁1には、電気配線や空調用ダクト等を層通する開口部1aが設けられている。該開口部1aは、梁1を幅方向に貫通するように設けられており、1体の梁1に対して1箇所もしくは複数箇所設けられている。このような開口部1aには、図1(b)に示すように、梁1の内方つまり上部筋2と下部筋3とあばら筋4に囲まれた領域内に位置するように、2体の開口補強鋼板9が配設されている。
該開口補強鋼板9は、図1(c)に示すように、梁成よりも短い高さを有する普通鋼板よりなり、一方の面にスタッドボルト9bが固着手段を介して固着されているとともに、中央部には梁1に設けられた開口部1aの径とほぼ同程度、もしくはこれよりも大きい径を有する開口孔9aが設けられている。このような構成の該開口補強鋼板9は、図1(b)に示すように、一方の面に設けられたスタッドボルト9bが外方を向くようにして、所定の離間間隔を設けて平行に配されており、梁1の内方で、開口補強鋼板9の開口孔9aと梁1の開口部1aが同軸となるように位置決めされている。
【0017】
このように、上部筋2と下部筋3とあばら筋4に囲まれた領域内に、対をなして配された開口補強鋼板9が、前記コンクリート5に埋設されることにより、梁1には、開口補強鋼板9により外周近傍が補強された開口部1aが形成されることとなる。このような梁1の開口補強構造は、普通鋼板の中央部に開口孔9aを設けて開口補強鋼板9とする構成が、前記梁1の開口部1aの外周を開口補強鋼板9で面的に覆うこととなるため、あらゆる方向からのせん断力に対応することができるものであり、また、一方の面にスタッドボルト9bを備えて表面に凹凸部を形成する構成が、コンクリート5との十分な定着強度を確保し、梁1の開口部1a周辺における梁強度の低下を抑制するものである。
【0018】
(第2の実施の形態)
図2(a)に示すように、鉄筋コンクリート造の構造物を構成する梁1は、第1の実施の形態と同様の構成を備えた上部筋2と下部筋3とあばら筋4、及びこれらを埋設するコンクリート5により形成されており、該梁1には、幅方向に貫通する開口部1aが設けられている。
該開口部1aには、図2(b)に示すように、第1の実施の形態と同様に、対をなす開口補強鋼板9が備えられているが、その形状は、図2(c)に示すように、梁成よりも短い高さを有し、ウェブの上下にフランジ9cを備えた溝形鋼が用いられている。該溝形鋼には、ウェブの中央部に梁1に設けられている開口部1aの径とほぼ同程度、もしくはこれよりも大きい径を有する開口孔9aが設けられている。このような構成の対をなす開口補強鋼板9は、図2(b)に示すように、ウェブの一方の面より直交して突出する上下のフランジ9cが外方を向くようにして、所定の離間間隔を設けて平行に配されており、開口補強鋼板9の開口孔9aと梁1の開口部1aとが同軸となるように位置決めした上で、前記上部筋2と下部筋3とあばら筋4に囲まれた領域に配設されている。
【0019】
これらが、コンクリート5に埋設されることにより、開口補強鋼板9により外周近傍が補強された開口部1aが形成されることとなる。なお、第2の実施の形態において、開口補強鋼板9に用いた形鋼には上下にフランジ9cが備えられているため、これらがウェブ表面の凹凸部として機能し、前記コンクリート5との定着強度を高めるものである。したがって、該開口補強鋼板9に用いる形鋼は、必ずしも溝形鋼にこだわるものではなく、上下にフランジ9cを備える形状のものであれば、I形鋼、H形鋼等、何れを用いてもよい。
【0020】
なお、本実施の形態において、該開口補強鋼板9は、上下のフランジ9cが水平に突出するように配置したが、必ずしもこれにこだわるものではなく、上下のフランジ9cが外方を向くよう配置されれば、図3(a)に示すように、鉛直に突出するように配置してもかまわない。ただし、この場合には、図3(b)に示すように、対をなして配されている該開口補強鋼板9の上部に位置する上下のフランジ9c各々の一方の端部どうし、及び該開口補強鋼板9の下部に位置する上下のフランジ9c各々の他方の端部どうしを連結するように、棒鋼等よりなる繋ぎ筋10を溶接等の固着手段を介して固着しておく。
【0021】
(第3の実施の形態)
図4(a)に示すように、鉄筋コンクリート造の構造物を構成する梁1は、第1の実施の形態と同様の構成を備えた上部筋2と下部筋3とあばら筋4、及びこれらを埋設するコンクリート5により形成されており、該梁1には、幅方向に貫通する開口部1aが設けられている。
該開口部1aには、図4(b)に示すように、複数の開口補強鋼板9が備えられているが、その形状は、図4(c)に示すように、梁成よりも短い高さを有し、表裏面に凹凸部を備えるシマ鋼板が用いられており、中央部に梁1に設けられた開口部1aの径とほぼ同程度、もしくはこれよりも大きい径を有する孔9aが設けられている。該開口補強鋼板9は、図4(b)に示すように、4枚が面を向かい合わせて所定の離間間隔を設け、平行に配されており、開口補強鋼板9の孔9bと梁1の開口部1aとが同軸となるように位置決めされた上で、前記上部筋2と下部筋3とあばら筋4に囲まれた領域内に配設されている。
これらが、コンクリート5に埋設されることにより、開口補強鋼板9により外周近傍が補強された開口部1aが形成されることとなる。なお、第3の実施の形態において、開口補強鋼板9に用いたシマ鋼板には、表面に縞状の凹凸部が形成されているため、これらが前記コンクリート5との定着強度を高める機能を果たすものである。
【0022】
なお、第3の実施の形態では、開口補強鋼板9にシマ鋼板を用いたが、必ずしもこれにこだわるものではなく、中央部に梁1に設けられた開口部1aの径とほぼ同程度、もしくはこれよりも大きい径を有する孔9aが設けられ、表裏面に凹凸部が形成できる鋼板であれば、何れを用いても良い。
例えば、図5(a)では、開口補強鋼板9に波付け鋼板を用いている。波付け鋼板は、図5(c)に示すように、帯状の鋼板を波付けすることにより成型されたもので、キーストンプレート等を用いている。これら波付け鋼板を用いた開口補強鋼板9は、図5(b)に示すように、シマ鋼板を用いた場合と同様で、4枚が面を向かい合わせて所定の離間間隔を設け、平行に配されており、開口補強鋼板9の孔9bと梁1の開口部1aとが同軸となるように位置決めされた上で、前記上部筋2と下部筋3とあばら筋4に囲まれた領域内に配設されている。
なお、開口補強鋼板9にシマ鋼板及び波付け鋼板を適用した場合には、4枚の開口補強鋼板9を用いたが、その数量は必ずしもこれにこだわるものではなく、梁1の幅や梁1に設けたい開口部1aの径の大きさに応じて、十分な梁強度を確保できる数量を用いればよい。
【0023】
これら開口補強鋼板9は、この他にも例えば、図6(c)に示すように、開口補強鋼板9に、網目状の平板を備える網目鋼板、いわゆるエキスパンドメタルを用いてもよい。この場合には、面外方向の強度を考慮し、図6(a)(b)に示すように、シマ鋼板を用いた場合と比較して数量の多い9枚を用いて、開口補強鋼板9の孔9bと梁1の開口部1aとが同軸となるように位置決めし、前記上部筋2と下部筋3とあばら筋4に囲まれた領域内に配設すればよい。これら網目鋼板は、表面に凹凸部を有していないが、網目が凹凸部と同様の機能を有しており、コンクリート5との定着強度は十分に確保できるものである。
【0024】
上述する構成によれば、梁1の開口補強構造は、中央部に梁1に設けられる開口部1aの径とほぼ同程度、もしくはこれよりも大きい径を有する開口孔9aが設けられるとともに、表面に凹凸面が形成された板状の複数の開口補強鋼板9を、所定の離間距離を持って面を向かい合わせて平行に配し、梁1に設けられる開口部1aと開口補強鋼板9の開口孔9aとを同軸に位置あわせを行った上で、梁の内方に配設することから、簡略な構成で作業性が良く、工費削減及び工期短縮に大きく寄与することができる。
【0025】
また、該開口補強鋼板9により梁1に設けられる開口部1aの外周近傍は、面的に補強されるため、あらゆる方向からのせん断力に対応することができるものであり、開口部1aを横断するような亀裂を防止することが可能となる。
さらに、該開口補強鋼板9には、表面に凹凸部が形成されているため、コンクリートとの定着強度が増し、開口部1a周辺の梁強度の低下を抑制することが可能となる。
【0026】
さらに、開口補強鋼板9には、一般に建材として用いられている普通鋼板や形鋼、シマ鋼板や網目鋼板等を用いているため、特別な材料を必要としないとともに、加工も容易に行うことができ、作業性を向上できるとともに、大幅なコストダウンを図ることが可能となる。
【0027】
【発明の効果】
請求項1記載の梁の開口補強構造によれば、鉄筋コンクリート造よりなり、幅方向に貫通する開口部を備える梁の開口補強構造であって、中央部に所定の径に成形された開口孔を有し、表面に凹凸部を備える鋼板よりなる複数の開口補強鋼板が、所定の離間間隔をもって面どうしを向かい合わせて平行に配されるとともに、該開口補強鋼板の開口孔と前記梁の開口部とが同軸となるように、梁の内方に配設されることから、簡略な構成で作業性が良く、工費削減及び工期短縮に大きく寄与することができる。
また、該開口補強鋼板により梁に設けられる開口部の外周近傍は、面的に補強されるため、あらゆる方向からのせん断力に対応することができるものであり、開口部を横断するような亀裂を防止することが可能となる。
さらに、該開口補強鋼板には、表面に凹凸部が形成されているため、コンクリートとの定着強度が増し、開口部周辺の梁強度の低下を抑制することが可能となる。
【0028】
請求項2から6に記載の梁の開口補強構造によれば、前記開口補強鋼板に、普通鋼板が用いられて、中央部に所定の径に成形された開口孔が設けられるとともに、一方の面に複数のスタッドボルトよりなる凹凸部が備えられており、所定の離間間隔をもって他方の面を向かい合わせて平行に対をなした状態で、開口補強鋼板の開口孔と梁の開口部を設けたい位置とが同軸となるように、梁の内方に配設される。
【0029】
または、前記開口補強鋼板に、上下フランジを備える形鋼が用いられて、ウェブの中央部に所定の径に成形された開口孔が設けられており、該開口補強鋼板が、所定の離間間隔をもってウェブを向かい合わせるとともに、上下フランジが水平でかつ外方に突出するように平行に対をなした状態で、該開口補強鋼板の開口孔と梁の開口部を設けたい位置とが同軸となるように、梁の内方に配設される。もしくは、対をなす前記開口補強鋼板が、上下フランジを垂直とするように配設されているとともに、対をなす前記開口補強鋼板各々の上フランジの端部どうし、及び下フランジの端部同士を連結するように、複数の繋ぎ筋が配設されている。
または、前記開口補強鋼板に、シマ鋼板、もしくは波付け鋼板、もしくは網目鋼板が用いられており、中央部に所定の径に成形された開口孔が設けられる。
【0030】
これにより、開口補強鋼板には、一般に建材として用いられている普通鋼板や形鋼、シマ鋼板、波付け鋼板、網目鋼板等を用いているため、特別な材料を必要としないとともに、加工も容易に行うことができ、作業性を向上できるとともに、大幅なコストダウンを図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の梁の開口補強構造の第1の実施の形態を示す図である。
【図2】本発明の梁の開口補強構造の第2の実施の形態を示す図である。
【図3】本発明の梁の開口補強構造の第2の実施の形態の他の事例を示す図である。
【図4】本発明の梁の開口補強構造の第3の実施の形態を示す図である。
【図5】本発明の梁の開口補強構造の第3の実施の形態の他の事例(その1)を示す図である。
【図6】本発明の梁の開口補強構造の第3の実施の形態の他の事例(その2)を示す図である。
【図7】従来の梁の開口補強構造を示す図である。
る。
【符号の説明】
1 梁
1a 貫通孔
2 上部筋
3 下部筋
4 あばら筋
5 コンクリート
6 梁
7 斜め補強筋
8 補強筋
9 開口補強鋼板
9a 孔
9b スタッドボルト
9c フランジ
10 繋ぎ筋

Claims (7)

  1. 鉄筋コンクリート造よりなり、幅方向に貫通する開口部を備える梁の開口補強構造であって、
    中央部に所定の径に成形された開口孔を有し、表面に凹凸部を備える鋼板よりなる複数の開口補強鋼板が、所定の離間間隔をもって面どうしを向かい合わせて平行に配されるとともに、該開口補強鋼板の開口孔と前記梁の開口部とが同軸となるように、梁の内方に配設されることを特徴とする梁の開口補強構造。
  2. 請求項1に記載の梁の開口補強構造において、
    前記開口補強鋼板に、普通鋼板が用いられて、中央部に所定の径に成形された開口孔が設けられるとともに、一方の面に複数のスタッドボルトよりなる凹凸部が備えられており、
    所定の離間間隔をもって他方の面を向かい合わせて平行に対をなした状態で、開口補強鋼板の開口孔と梁の開口部を設けたい位置とが同軸となるように、梁の内方に配設されることを特徴とする梁の開口補強構造。
  3. 請求項1に記載の梁の開口補強構造において、
    前記開口補強鋼板に、上下フランジを備える形鋼が用いられて、ウェブの中央部に所定の径に成形された開口孔が設けられており、
    該開口補強鋼板が、所定の離間間隔をもってウェブを向かい合わせるとともに、上下フランジが水平でかつ外方に突出するように平行に対をなした状態で、該開口補強鋼板の開口孔と梁の開口部を設けたい位置とが同軸となるように、梁の内方に配設されることを特徴とする梁の開口補強構造。
  4. 請求項3に記載の梁の開口補強構造において、
    対をなす前記開口補強鋼板が、上下フランジを垂直とするように配設されているとともに、対をなす前記開口補強鋼板各々の上フランジの端部どうし、及び下フランジの端部同士を連結するように、複数の繋ぎ筋が配設されていることを特徴とする梁の開口補強構造。
  5. 請求項1に記載の梁の開口補強構造において、
    前記開口補強鋼板に、シマ鋼板が用いられており、中央部に所定の径に成形された開口孔が設けられることを特徴とする梁の開口補強構造。
  6. 請求項1に記載の梁の開口補強構造において、
    前記開口補強鋼板に、波付け鋼板が用いられており、中央部に所定の径に成形された開口孔が設けられることを特徴とする梁の開口補強構造。
  7. 請求項1に記載の梁の開口補強構造において、
    前記開口補強鋼板に、網目鋼板が用いられており、中央部に所定の径に成形された開口孔が設けられることを特徴とする梁の開口補強構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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