JP2004292430A - フッ素含有アセトフェノン誘導体、前記誘導体を光開始剤として含む表面層用材料、複合ハードコート層付き物体及び複合ハードコート層の形成方法 - Google Patents
フッ素含有アセトフェノン誘導体、前記誘導体を光開始剤として含む表面層用材料、複合ハードコート層付き物体及び複合ハードコート層の形成方法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】 一般式(I):
【化1】
(式(I)において、R1 、R2 及びR3 は、それぞれ独立して、アリール基以外の有機基、水素原子、ハロゲン原子、又はヒドロキシル基を表す。ただし、R1 、R2 及びR3 の全てが同時に水素原子となることはない。また、R1 、R2 及びR3 のいずれか2つが互いに連結されて環を形成してもよい。R4 は、フッ素含有有機基を表す。)で示されるフッ素含有アセトフェノン誘導体。光開始剤として前記誘導体を含む表面層用材料。対象物体1表面に接するハードコート層2とハードコート層2表面に接する前記誘導体を用いた含フッ素表面層3とを形成する。
【選択図】 図1
Description
で示されるフッ素含有アセトフェノン誘導体である。
(a) -[C(X)F]k - 、
(b) -[C(X)F-O]l - 、
(c) -[C(X)F-C(Y)F-O]m - 、及び
(d) -[C(X)F-C(Y)F-C(Z)F-O]n -
(ここで、X、Y及びZは、それぞれ独立して、F原子又はCF3 基を表し、k、l、m及びnは、各フッ素含有単位の数を表す。)
からなる群から選ばれる少なくとも1つのフッ素含有単位を、選ばれたフッ素含有単位中に含まれるフッ化炭素原子数の合計が5以上となるように有する、前記のフッ素含有アセトフェノン誘導体である。
ハードコート層は、活性エネルギー線硬化性化合物を含むハードコート剤組成物の硬化物からなり、含フッ素表面層は、フッ素含有(メタ)アクリレート化合物と、光開始剤として前記いずれかのフッ素含有アセトフェノン誘導体とを含む表面層用材料の硬化物からなる、複合ハードコート層が付与された物体である。前記含フッ素表面層は前記ハードコート層に固着されている。ここで、固着とは、例えば実施例で示されるように、複合ハードコート層の撥水性として、ハードコート表面の水の接触角が初期及びウェスでの摺動後のいずれにおいても85度以上であることを意味する。固着していなければ、特に摺動後において、85度以上の接触角は達成できない。
ハードコート剤組成物層表面上に、フッ素含有(メタ)アクリレート化合物と、光開始剤として前記いずれかのフッ素含有アセトフェノン誘導体とを含む表面層用材料を塗布して表面材料層を形成し、
形成されたハードコート剤組成物層及び表面材料層に紫外線を照射して、前記両層を同時に硬化させ、対象物体表面に接するハードコート層とハードコート層表面に接する含フッ素表面層とを形成することを含む、対象物体表面にハードコート層と含フッ素表面層とを含む複合ハードコート層を形成する方法である。
ハードコート剤組成物層表面上に、フッ素含有(メタ)アクリレート化合物と、光開始剤として前記いずれかのフッ素含有アセトフェノン誘導体とを含む表面層用材料を塗布して表面材料層を形成し、
形成されたハードコート剤組成物層及び表面材料層に紫外線を照射して、前記両層を同時に硬化させ、対象物体表面に接するハードコート層とハードコート層表面に接する含フッ素表面層とを形成することにより得られた、対象物体表面にハードコート層と含フッ素表面層とを含む複合ハードコート層が付与された物体である。
R1 =R2 =R3 =Cl
R1 =R2 =Cl,R3 =H
R1 =H,R2 =R3 =OC2 H5
R1 =OH,R2 =R3 =CH3
R1 =OH,R2 及びR3 の両者でシクロヘキシル環を形成
R1 =R2 =CH3 ,R3 =モルホリノ基
R1 =R2 =CH3 ,R3 =OCO−パーフルオロアルキル基
等が例示される。
(a) -[C(X)F]k - 、
(b) -[C(X)F-O]l - 、
(c) -[C(X)F-C(Y)F-O]m - 、及び
(d) -[C(X)F-C(Y)F-C(Z)F-O]n -
(ここで、X、Y及びZは、それぞれ独立して、F原子又はCF3 基を表し、k、l、m及びnは、各フッ素含有単位の数を表す。)
からなる群から選ばれる少なくとも1つのフッ素含有単位を、選ばれたフッ素含有単位中に含まれるフッ化炭素原子数の合計が5以上好ましくは50以下となるように有する有機基が挙げられる。フッ化炭素原子数の合計を5以上50以下とすることにより、パーフルオロカーボン等のフッ素系溶剤への良好な溶解性が得られる。フッ化炭素原子数を50を超えて増やしても、溶解性向上は見込めないだけでなく、原料の入手や、目的化合物の合成や精製が困難になる可能性がある。
(f) -COO-
(g) -COO-(CH2)j-O-
(h) -CH2CH(OH)CH2O-
(i) -CH2CH(OH)CH2O-(CH2)j-O-
(j) -CH2O-
(k) -CH2O-(CH2)j-O-
(l) -(CH2)j-
(m) -NHCOO-(CH2)j-O-
等が例示される。これらの内でも、(f) -COO- 、(g) -COO-(CH2)j-O-、(m) -NHCOO-(CH2)j-O-が好ましい。上記各式中の-(CH2)j-は低級アルキレン基であることが好ましく、すなわち、jは2〜6の整数であることが好ましい。
CF3O(CF2O)l-基、
CF3CF2(CF2CF2O)m- 基、
CF3CF2CF2O[CF(CF3)CF2O]m- 基、
CF3CF2CF2(CF2CF2CF2O)n- 基、
CF3O-[CF(CF3)CF2O]m-/-(CF2O)l-基、
CF3O-(CF2CF2O)m-/-(CF2O)l-基
等が挙げられ、l、m及びnは、パーフルオロエーテル含有基Rfe中に含まれるフッ化炭素原子数の合計が5以上好ましくは50以下となるように選ばれる。
F(CF2)8COO- ,F(CF2)9COO- ,F(CF2)10COO-,F(CF2)11COO-,F(CF2)12COO-,F(CF2)13COO-,F(CF2)14COO-,F(CF2)15COO-,F(CF2)16COO-,F(CF2)17COO-,H(CF2)8COO- ,
(CF3)2CF(CF2)2CH2CH2COO-,(CF3)2CF(CF2)2COO-,(CF3)2CF(CF2)4CH2CH2COO-,(CF3)2CF(CF2)4COO-,(CF3)2CF(CF2)6CH2CH2COO-,(CF3)2CF(CF2)6COO-,(CF3)2CF(CF2)8CH2CH2COO-,(CF3)2CF(CF2)8COO-,(CF3)2CF(CF2)3CF(CF3)CF2COO-,CF3CF2(CF2CF2O)2CF2COO- ,CF3OCF2CF2OCF2COO-,(CF3)3CCF2CF(CF3)CF2COO-,
F(CF2)3O[CF(CF3)CF2O]2CF(CF3)COO- ,F(CF2)3O[CF(CF3)CF2O]3CF(CF3)COO- ,F[CF(CF3)CF2O]4CF(CF3)COO-,CF3O(CF2CF2O)2CF2COO- ,CF3CF2(CF2CF2O)3CF2COO- ,パーフルオロシクロヘキシルカルボニルオキシ基(C6F11COO- ),パーフルオロデカヒドロナフチルカルボニルオキシ基(C10F17COO-),
(CF3)2CF(CF2)2CH2CH2COOCH2CH2O- ,(CF3)2CF(CF2)2COOCH2CH2O- ,(CF3)2CF(CF2)4CH2CH2COOCH2CH2O- ,(CF3)2CF(CF2)4COOCH2CH2O- ,(CF3)2CF(CF2)6CH2CH2COOCH2CH2O- ,(CF3)2CF(CF2)6COOCH2CH2O- ,(CF3)2CF(CF2)8CH2CH2COOCH2CH2O- ,(CF3)2CF(CF2)8COOCH2CH2O- ,(CF3)2CF(CF2)3CF(CF3)CF2COOCH2CH2O- ,CF3CF2(CF2CF2O)2CF2COOCH2CH2O-,CF3OCF2CF2OCF2COOCH2CH2O- ,(CF3)3CCF2CF(CF3)CF2COOCH2CH2O- ,F(CF2)3O[CF(CF3)CF2O]2CF(CF3)COOCH2CH2O-,F(CF2)3O[CF(CF3)CF2O]3CF(CF3)COOCH2CH2O-,F[CF(CF3)CF2O]4CF(CF3)COOCH2CH2O- ,CF3O(CF2CF2O)2CF2COOCH2CH2O-,CF3CF2(CF2CF2O)3CF2COOCH2CH2O-,2-(パーフルオロシクロヘキシルカルボニルオキシ)エチルオキシ基(C6F11COOCH2CH2O-),2-(パーフルオロデカヒドロナフチルカルボニルオキシ)エチルオキシ基(C10F17COOCH2CH2O- ),
(CF3)2CF(CF2)2CH2CH(OH)CH2OCH2CH2O- ,(CF3)2CF(CF2)4CH2CH(OH)CH2OCH2CH2O- ,(CF3)2CF(CF2)6CH2CH(OH)CH2OCH2CH2O- ,(CF3)2CF(CF2)8CH2CH(OH)CH2OCH2CH2O- ,H(CF2)8CH2OCH2CH(OH)CH2OCH2CH2O-,
CF3(CF2)7CH2CH2O- ,CF3(CF2)8CH2CH2O- ,CF3(CF2)9CH2CH2O- ,CF3(CF2)10CH2CH2O-,(CF3)2CF(CF2)4CH2CH2O-,(CF3)2CF(CF2)4O-,(CF3)2CF(CF2)6CH2CH2O-,(CF3)2CF(CF2)6O-,(CF3)2CF(CF2)8CH2CH2O-,(CF3)2CF(CF2)8O-,CF3CF2(CF2CF2O)2CF2O- ,CF3CF2(CF2CF2O)3CF2O- ,CF3O(CF2CF2O)2CF2O- ,
CF3(CF2)7CH2CH2OCH2CH2O-,CF3(CF2)8CH2CH2OCH2CH2O-,CF3(CF2)9CH2CH2OCH2CH2O-,CF3(CF2)10CH2CH2OCH2CH2O- ,(CF3)2CF(CF2)4CH2CH2OCH2CH2O- ,(CF3)2CF(CF2)4OCH2CH2O- ,(CF3)2CF(CF2)6CH2CH2OCH2CH2O- ,(CF3)2CF(CF2)6OCH2CH2O- ,(CF3)2CF(CF2)8CH2CH2OCH2CH2O- ,(CF3)2CF(CF2)8OCH2CH2O- ,CF3CF2(CF2CF2O)2CF2OCH2CH2O-,CF3CF2(CF2CF2O)3CF2OCH2CH2O-,CF3O(CF2CF2O)2CF2OCH2CH2O-。
300mLの攪拌機付き丸型フラスコに、パーフルオロノナン酸(前記反応式における化合物i; k=8)40gと、2−ヒドロキシ−4’−(2−ヒドロキシエトキシ)−2−メチルプロピオフェノン(前記反応式における化合物ii)6.4gとを仕込み、110℃に加熱した。原料の全体が溶融状態になったところで、ゆっくりと攪拌を始め4時間反応を続けた。反応後、反応物を一旦室温まで冷却し、ガスクロマトグラフィー分析により2−ヒドロキシ−4’−(2−ヒドロキシエトキシ)−2−メチルプロピオフェノンが存在しないことを確認した。さらに、反応物を減圧下、100〜160℃に加熱し、残留しているパーフルオロノナン酸を留去し、再び室温まで冷却して約12gの白色固体を得た。
IR(図2):3390-3500 cm-1 O−H伸縮;
1770cm-1付近 エステルC=O伸縮;
1650cm-1付近 ベンジル位C=O伸縮;
1600cm-1付近 ベンゼン環C=C伸縮;
1100-1200 cm-1付近 パーフルオロアルキル基C−F伸縮
パーフルオロノナン酸(k=8)40gの代わりにパーフルオロウンデカン酸(k=11)48gを用いた以外は、実施例1と同様に反応を行い、約20gの褐色固形物質を得た。この物質を実施例1と同様に分析し、目的とするフッ素含有光開始剤B 2−ヒドロキシ−4’−(2−パーフルオロウンデカノイルオキシエトキシ)−2−メチルプロピオフェノン(前記反応式における化合物 iii; k=11)が主生成物として得られていることを確認した。この褐色固形物質を以降の実施例でフッ素含有光開始剤Bとして用いた。
IR(図3):3390-3500 cm-1 O−H伸縮;
1770cm-1付近 エステルC=O伸縮;
1650cm-1付近 ベンジル位C=O伸縮;
1600cm-1付近 ベンゼン環C=C伸縮;
1100-1200 cm-1付近 パーフルオロアルキル基C−F伸縮
パーフルオロノナン酸40gの代わりにパーフルオロ−3,6,9−トリオキサトリデカン酸(次の反応式における化合物v)44gを用い、反応温度を100℃にした以外は、実施例1と同様に反応を行い、約13gの透明粘稠液体を得た。この液体を実施例1と同様に分析し、目的とするフッ素含有光開始剤C 2−ヒドロキシ−4’−[2−(パーフルオロ−3,6,9−トリオキサトリデカノイルオキシ)エトキシ]−2−メチルプロピオフェノンが主生成物として得られていることを確認した。この液体を以降の実施例でフッ素含有光開始剤Cとして用いた。
厚さ0.6mmのポリカーボネート基板(直径12cm)上に、紫外線硬化型ハードコート剤(JSR社製、デソライトZ7503)をスピンコート法により塗布した後、大気中60℃で3分間加熱して被膜内部の希釈溶剤を除去して、未硬化のハードコート層を形成した。なお、上記ハードコート剤は特開平9−100111号公報に示される反応性無機フィラーを含む組成物であった。
パーフルオロポリエーテルジアクリレート(アウジモント社製Fomblin Z DOL のアクリル変性品、分子量:約2000) 0.33重量部
3-パーフルオロオクチル−2−ヒドロキシプロピルアクリレート(ダイキンファインケミカル研究所社製) 0.17重量部
フッ素含有光開始剤A 0.1重量部
下記組成の表面材料溶液を用いた以外は、実施例4と同様にして、複合ハードコート層付き基板を得た。硬化されたハードコート層の膜厚は3.4μm、硬化された表面層の膜厚は約30nmであった。
フロリナートFC−77(住友スリーエム社製) 99.4重量部
パーフルオロポリエーテルジアクリレート(アウジモント社製Fomblin Z DOL のアクリル変性品、分子量:約2000) 0.33重量部
3-パーフルオロオクチル−2−ヒドロキシプロピルアクリレート(ダイキンファインケミカル研究所社製) 0.17重量部
フッ素含有光開始剤B 0.1重量部
下記組成の表面材料溶液を用いた以外は、実施例4と同様にして、複合ハードコート層付き基板を得た。硬化されたハードコート層の膜厚は3.4μm、硬化された表面層の膜厚は約30nmであった。
フロリナートFC−77(住友スリーエム社製) 99.4重量部
パーフルオロポリエーテルジアクリレート(アウジモント社製Fomblin Z DOL のアクリル変性品、分子量:約2000) 0.5重量部
フッ素含有光開始剤C 0.1重量部
下記組成の表面材料溶液を用いた以外は、実施例4と同様にして、複合ハードコート層付き基板を得た。硬化されたハードコート層の膜厚は3.4μm、硬化された表面層の膜厚は約30nmであった。
フロリナートFC−77(住友スリーエム社製) 99.5重量部
パーフルオロポリエーテルジアクリレート(アウジモント社製Fomblin Z DOL のアクリル変性品、分子量:約2000) 0.33重量部
3-パーフルオロオクチル−2−ヒドロキシプロピルアクリレート(ダイキンファインケミカル研究所社製) 0.17重量部
窒素気流下での紫外線照射の代わりとして、窒素気流下で電子線を照射してハードコート層と表面層とを硬化させた以外は、比較例1と同様にして、複合ハードコート層付き基板を得た。電子線照射装置としてCuretron(日新ハイボルテージ(株)製)を用い、電子線加速電圧を200kV、照射線量を5Mradとした。照射雰囲気の酸素濃度は80容積ppmであった。硬化されたハードコート層の膜厚は3.4μm、硬化された表面層の膜厚は約30nmであった。
実施例4〜6及び比較例1〜2で作製した各試料について、以下に示す性能試験を行った。
スチールウール#0000を用い、試料のハードコート表面を、荷重4.9N/cm2 にて20往復摺動した際に生じた傷の程度を目視により判定した。判定基準は以下の通りである。
○:傷発生なし
△:わずかに傷発生
×:傷発生
作製から1週間室温放置後の試料について、複合ハードコート表面の水の接触角を測定した。測定は、摺動前と、溶剤を含ませたウェスで試料表面を摺動した後それぞれについて行った。摺動条件は以下の通りであった。すなわち、不織布(旭化成工業社製、ベンコットリントフリーCT−8)にアセトンを含浸させ、荷重4.9N/cm2 にて50往復摺動した。接触角の測定は、協和界面科学社製、接触角計CA−Dを用いて、気温20℃、相対湿度60%の環境下で行った。
表1から、実施例4〜6の複合ハードコート層付き基板は、非常に高い耐摩耗性を有すると共に、撥水性に優れ、その耐久性も極めて良好であった。また、複合ハードコート層には着色も見られず、透明性に優れていた。また、比較例2との比較から明らかなように、実施例4〜6の複合ハードコート層付き基板は、耐摩耗性、接触角及びその耐久性、及び表面平滑性のいずれの性能においても、電子線硬化によって得られた複合ハードコート層と同等以上の性能を有していることが分かった。
この実施例は、複合ハードコート層が付与された光情報媒体(以下、光ディスクと略記する)の製造例である。この実施例では、相変化型の光ディスクを製造したが、本発明はこれに限らず、再生専用型の光ディスク、1回のみ記録可能な光ディスク等、記録層の種類によらず広く適用が可能である。
ウレタンアクリレートオリゴマー 50重量部
(三菱レイヨン(株)製、ダイヤビームUK6035)
イソシアヌル酸EO変性トリアクリレート 10重量部
(東亜合成(株)製、アロニックスM315)
イソシアヌル酸EO変性ジアクリレート 5重量部
(東亜合成(株)製、アロニックスM215)
テトラヒドロフルフリルアクリレート 25重量部
光重合開始剤(1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン) 3重量部
反応性基修飾コロイダルシリカ(分散媒:プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、不揮発分:40重量%) 100重量部
ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート 48重量部
テトラヒドロフルフリルアクリレート 12重量部
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート 40重量部
(非反応性希釈溶剤)
イルガキュア184(重合開始剤) 5重量部
パーフルオロポリエーテルジアクリレート(アウジモント社製Fomblin Z DOL のアクリル変性品、分子量:約2000) 0.06重量部
3-パーフルオロオクチル−2−ヒドロキシプロピルアクリレート(ダイキンファインケミカル研究所社製) 0.19重量部
フッ素含有光開始剤C 0.05重量部
作製した光記録ディスクサンプルNo.1について、光ディスク評価装置(パルステック社製、DDU−1000)を用い、下記条件にて記録・再生特性の評価を行った。
レーザー波長:405nm
対物レンズ開口数NA:0.85
線速度:6.5m/s
記録信号:1−7変調信号(最短信号長2T)
記録領域:グルーブ記録
光記録ディスクサンプルの半径40mm付近にランダム信号を記録し、初期のジッタ値を測定した。次いで、ディスクの複合ハードコート表面を、スチールウール#0000を用いて荷重2.5N/cm2 にて20往復擦り、その後、再度ジッタ値を測定した(試験後のジッタ値)。なお、スチールウールでの摺動方向は、ディスクの半径方向とし、スチールウールは1.0cm×1.0cmの大きさのものを用いた。
光記録ディスクサンプルの半径40mm付近にランダム信号を記録し、初期のジッタ値を測定した。次いで、ディスクのハードコート側表面の半径40mm付近に、9.8Nの押圧で中指を10秒間押し付けることにより指紋を付着させた。その後、市販のティッシュペーパー((株)クレシア製)を8組重ねたものを用いて、付着した指紋をディスクの内周から外周にかけてゆっくりと拭き取った。拭き取りの際の押圧は4.9N/cm2 とし、拭き取り回数は1回とした。その後、再度ジッタ値を測定した(試験後のジッタ値)。
表2から、光記録ディスクサンプルNo.1は、耐摩耗性及び防汚性いずれの試験においても、初期及び試験後のジッタ値に優れていた。また、複合ハードコート層には着色も見られず、透明性に優れていた。
この実施例では、ポリカーボネートを射出成形することにより作製されたφ80mmの球面レンズの表面に含フッ素表面層を付与した。
フッ素系溶剤フロリナートFC−77(住友スリーエム社製) 99.4重量部
パーフルオロポリエーテルジアクリレート(アウジモント社製Fomblin Z DOL のアクリル変性品、分子量:約2000) 0.33重量部
3-パーフルオロオクチル−2−ヒドロキシプロピルアクリレート(ダイキンファインケミカル研究所社製) 0.17重量部
フッ素含有光開始剤C 0.10重量部
作製から1週間室温放置後のレンズ試料について、実施例4〜6における評価と同じ方法で、レンズ表面の撥水性及びその耐久性を測定した。摺動前のレンズ表面の水の接触角は、103.3度であり、アセトン含浸させた不織布での摺動後のレンズ表面の水の接触角は、102.4度であった。レンズ表面には着色も見られず、透明性に優れていた。物体の用途や材質によっては、本発明の表面層用材料を用いて防汚性及びその耐久性に優れた含フッ素表面層を形成することができることが示された。
(2) :ハードコート層
(3) :含フッ素表面層
(11):光ディスク
(12):支持基体
(13):反射層
(14):第2誘電体層
(15):相変化記録材料層
(16):第1誘電体層
(18):光透過層
(19):ハードコート層
(20):含フッ素表面層
Claims (18)
- 一般式(I)において、R1 、R2 及びR3 が表すアリール基以外の有機基は、置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいアルコキシ基、置換されていてもよいアルキルカルボニルオキシ基、置換されていてもよいアリールカルボニルオキシ基、又はアミノ基である、請求項1に記載のフッ素含有アセトフェノン誘導体。
- 一般式(I)において、R4 が表すフッ素含有有機基は、
(a) -[C(X)F]k - 、
(b) -[C(X)F-O]l - 、
(c) -[C(X)F-C(Y)F-O]m - 、及び
(d) -[C(X)F-C(Y)F-C(Z)F-O]n -
(ここで、X、Y及びZは、それぞれ独立して、F原子又はCF3 基を表し、k、l、m及びnは、各フッ素含有単位の数を表す。)
からなる群から選ばれる少なくとも1つのフッ素含有単位を、選ばれたフッ素含有単位中に含まれるフッ化炭素原子数の合計が5以上となるように有する、請求項1又は2に記載のフッ素含有アセトフェノン誘導体。 - 一般式(I)において、R4 が表すフッ素含有有機基は、前記フッ素含有単位(a) -[C(X)F]k - (5≦k)を含むパーフルオロアルキル基Rfaを有するRfa−L−基(ここで、Lは、2価の連結基を表す。)である、請求項3に記載のフッ素含有アセトフェノン誘導体。
- 一般式(I)において、R4 が表すフッ素含有有機基は、前記フッ素含有単位(a) -[C(X)F]k - (5≦k)を含むパーフルオロアルキル基Rfaを有するRfa-COO-(CH2)j-O-基(ここで、jは、2〜6の整数を表す。)又はRfa-NHCOO-(CH2)j-O-基(ここで、jは、2〜6の整数を表す。)である、請求項3に記載のフッ素含有アセトフェノン誘導体。
- 一般式(I)において、R4 が表すフッ素含有有機基は、前記フッ素含有単位(b) -[C(X)F-O]l - 、(c) -[C(X)F-C(Y)F-O]m - 、及び(d) -[C(X)F-C(Y)F-C(Z)F-O]n - からなる群から選ばれる少なくとも1つを含むパーフルオロエーテル含有基Rfeを有するRfe−L−基(ここで、Lは、2価の連結基を表す。)である、請求項3に記載のフッ素含有アセトフェノン誘導体。
- 一般式(I)において、R4 が表すフッ素含有有機基は、前記フッ素含有単位(b) -[C(X)F-O]l - 、(c) -[C(X)F-C(Y)F-O]m - 、及び(d) -[C(X)F-C(Y)F-C(Z)F-O]n - からなる群から選ばれる少なくとも1つを含むパーフルオロエーテル含有基Rfeを有するRfe-COO-(CH2)j-O-基(ここで、jは、2〜6の整数を表す。)又はRfe-NHCOO-(CH2)j-O-基(ここで、jは、2〜6の整数を表す。)である、請求項3に記載のフッ素含有アセトフェノン誘導体。
- フッ素含有(メタ)アクリレート化合物と、光開始剤として請求項1〜7のうちのいずれか1項に記載のフッ素含有アセトフェノン誘導体とを含む表面層用材料。
- 物体表面に設けられたハードコート層とハードコート層表面に設けられた含フッ素表面層とを含む複合ハードコート層が付与された物体であって、
ハードコート層は、活性エネルギー線硬化性化合物を含むハードコート剤組成物の硬化物からなり、
含フッ素表面層は、フッ素含有(メタ)アクリレート化合物と、光開始剤として請求項1〜7のうちのいずれか1項に記載のフッ素含有アセトフェノン誘導体とを含む表面層用材料の硬化物からなる、複合ハードコート層が付与された物体。 - 含フッ素表面層は、厚さ1nm以上100nm以下である、請求項9に記載の複合ハードコート層が付与された物体。
- ハードコート剤組成物に含まれる活性エネルギー線硬化性化合物が、(メタ)アクリロイル基、ビニル基及びメルカプト基からなる群から選択される少なくとも1つの反応性基を有するものである、請求項9又は10に記載の複合ハードコート層が付与された物体。
- ハードコート剤組成物には、光開始剤、及び必要に応じて無機フィラーが含まれている、請求項9〜11のうちのいずれか1項に記載の複合ハードコート層が付与された物体。
- 物体が、光記録媒体、光磁気記録媒体、光学レンズ、光学フィルター、反射防止膜、又は各種表示素子である、請求項9〜12のうちのいずれか1項に記載の複合ハードコート層が付与された物体。
- ハードコート処理すべき対象物体表面に、活性エネルギー線硬化性化合物を含むハードコート剤組成物を塗布してハードコート剤組成物層を形成し、
ハードコート剤組成物層表面上に、フッ素含有(メタ)アクリレート化合物と、光開始剤として請求項1〜7のうちのいずれか1項に記載のフッ素含有アセトフェノン誘導体とを含む表面層用材料を塗布して表面材料層を形成し、
形成されたハードコート剤組成物層及び表面材料層に紫外線を照射して、前記両層を同時に硬化させ、対象物体表面に接するハードコート層とハードコート層表面に接する含フッ素表面層とを形成することを含む、対象物体表面にハードコート層と含フッ素表面層とを含む複合ハードコート層を形成する方法。 - 対象物体表面にハードコート剤組成物を塗布してハードコート剤組成物層を形成した後、ハードコート剤組成物層を乾燥して、ハードコート剤組成物中に含まれていた溶剤をハードコート剤組成物層から除去し、その後、ハードコート剤組成物層表面上に表面層用材料を塗布して表面材料層を形成する、請求項14に記載の複合ハードコート層の形成方法。
- 表面層用材料を塗布するに際して、溶剤として、すでに形成されているハードコート剤組成物層中の活性エネルギー線硬化性化合物を実質的に溶解しない溶剤を用いる、請求項14又は15に記載の複合ハードコート層の形成方法。
- 紫外線の照射を、酸素濃度500容積ppm以下の雰囲気中で行う、請求項14〜16のうちのいずれか1項に記載の複合ハードコート層の形成方法。
- 物体表面に、フッ素含有(メタ)アクリレート化合物と、光開始剤として請求項1〜7のうちのいずれか1項に記載のフッ素含有アセトフェノン誘導体とを含む表面層用材料の硬化物からなる含フッ素表面層が付与された物体。
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