JP2004292133A - ウェブ搬送装置およびその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】印刷開始時のガイドローラ部のウェブによる弛みとガイドローラとの接触による衝撃で発生するウェブ取込機構部のウェブスリップを低減し、印刷動作開始時にエアループの弛み量を確保することで安定したウェブ搬送が可能な印刷装置を提供する。
【解決手段】印刷動作開始時にウェブ搬送機構によりウェブが搬送させられる前に、ウェブ取込機構によりウェブを搬送することでガイドローラ部の弛みを取る、もしくは、エアループの弛みに応じてウェブ取込機構の印刷動作開始時の加速度を変化させることにより、ウェブ取込機構部のウェブスリップを低減させて印刷動作開始時にエアループの弛み量を確保する。
【選択図】 図1
【解決手段】印刷動作開始時にウェブ搬送機構によりウェブが搬送させられる前に、ウェブ取込機構によりウェブを搬送することでガイドローラ部の弛みを取る、もしくは、エアループの弛みに応じてウェブ取込機構の印刷動作開始時の加速度を変化させることにより、ウェブ取込機構部のウェブスリップを低減させて印刷動作開始時にエアループの弛み量を確保する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、連続的に搬送されるウェブに画像を形成する印刷装置のウェブ搬送装置およびその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図2に、従来技術における連続印刷ウェブの印刷装置の一例として、電子写真式印刷装置の概略図を示す。
【0003】
印刷中、ウェブ1は給紙装置(図示せず)から搬送され、印刷装置の筐体下側を通り、ガイドローラ2を経てウェブ取込機構3によりウェブ1を弛ませたエアループ4に搬送される。エアループ4はウェブ1の弛み量をエアループセンサ13で検出し、エアループ4の弛み量に応じて、ウェブ取込機構3の速度を可変させ、エアループ4の弛み量を一定に維持するように制御される。この図では、4個の光学式センサで弛み量を検出する例を示している。エアループ4を形成することで、給紙装置によるウェブ1に作用する張力などの影響が取り除かれる。ウェブ1に作用する負荷が自重のみの状態で、ウェブ1の両端にガイド6を配置することでウェブ1の走行位置が定まる。
【0004】
また、ウェブ1はプレッシャローラ7で固定ローラ6に押付けられることにより、一定負荷を与えられる。ウェブ1はその後、ウェブ搬送機構8により画像をウェブ1に転写する転写部10に搬送される。ウェブ搬送機構8によるウェブ搬送速度と同一の周速で感光ドラム9が回転し、転写器10によってウェブ1上にトナーが転写される。転写後、ウェブ1は定着部11とウェブ搬送部のウェブ搬送速度の差を吸収するバッファ12を経て定着部11に搬送され、トナー像がウェブ1に溶融定着される。
【0005】
エアループ制御について、図3を用いて説明する。エアループ4の弛み量を検出するためのエアループセンサ13は、センサA(13a)、センサB(13b)、センサC(13c)、センサD(13d)から構成されている。各センサの一方に図示しない発光ダイオードを設け、他方に図示しない受光素子を配置することで、エアループ4により光が遮光されるか否かを検出することができ、エアループ4の弛み量を検出することができる。なお、このエアループセンサ13の構成は一例であり、この他にも公知の技術で種々の構成を取り得ることは明らかである。
【0006】
印刷動作開始直前、ウェブ1はセンサC(13c)に検出されるまで、ウェブ取込機構3によりエアループ4に送られる。また、既にセンサCがエアループ4を検出している場合、ウェブ取込機構3はウェブ1を搬送しない。
【0007】
印刷開始時、ウェブ取込機構3とウェブ搬送機構8は同時に起動してウェブ1を搬送する。
【0008】
印刷中、ウェブ取込機構3によるウェブ1の搬送量が、ウェブ搬送機構8によるウェブ1の搬送量を上回る場合、エアループ4は下降し、センサD(13d)がエアループ4を検出すると、ウェブ取込機構3によるウェブ搬送速度が減少し、エアループ4は、センサC(13c)によりエアループ4が検出されなくなるまで上昇する。また、ウェブ取込機構3によるウェブ1の搬送量よりもウェブ搬送機構8によるウェブ1の搬送量が上回る場合、センサB(13b)によりエアループ4が検出されなくなると、ウェブ取込機構3のウェブ搬送量が増加し、エアループ4はセンサC(13c)により検出されるまで下降する。さらに、センサB(13b)によりエアループ4が検出されない状態でウェブ取込機構3によるウェブ搬送速度がウェブ搬送機構8のウェブ搬送速度に追いつかない場合、センサA(13a)によりエアループ4が検出されなくなると、ウェブ取込機構3およびウェブ搬送機構8の動作が同時に停止し、印刷動作が停止する。
【0009】
ここで、通常の印刷動作が停止した場合に、ウェブ1自身やガイドローラ2の慣性力で、ウェブ1が正常な搬送路15ではなく、図示しない給紙装置とウェブ取込機構3との間にあるガイドローラ2付近でウェブ1が弛み14の状態となる。この状態で印刷動作を再開すると、ウェブ取込機構3の加速時に、ガイドローラ2付近の弛みが取れ、ウェブ1とガイドローラ2が接触する衝撃によりウェブ1に作用する高い張力が付加され、ウェブ取込機構3でウェブ1がスリップしてしまい、エアループ4が一番上のセンサより上昇することで印刷動作が停止してしまうという問題があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
印刷開始時、ガイドローラ部のウェブによる弛みとガイドローラとの接触による衝撃で発生するウェブ取込機構部のウェブスリップを低減し、印刷動作開始時にエアループの弛み量を確保することで、安定したウェブ搬送が可能な印刷装置を提供することが課題である。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明では、ウェブに画像を記録形成する転写部と、該転写部にウェブを搬送するためのウェブ搬送機構と、印刷装置内部にウェブを取込むウェブ取込機構と、該ウェブ取込機構の後段に位置し、ウェブをたるませて搬送させるエアループ機構と、ウェブの弛み量を検出するためのウェブ弛み量検出センサとを有する印刷装置において、印刷開始時のウェブ搬送機構とウェブ取込機構の駆動タイミングは、ウェブ搬送機構よりもウェブ取込機構が必ず先に駆動する制御を行うことを特徴とする。
【0012】
また、エアループ機構部の弛み量に応じて、印刷開始時に、ウェブ取込機構の加速度を変化させる制御を行うことを特徴とする。
【0013】
また、ウェブに画像を記録形成する転写部と、該転写部にウェブを搬送するためのウェブ搬送機構と、印刷装置内部にウェブを取込むウェブ取込機構と、該ウェブ取込機構の後段に位置し、ウェブをたるませて搬送させるエアループ機構と、ウェブの弛み量を検出するためのウェブ弛み量検出センサとを有するウェブ搬送装置を用いて、印刷開始時は、ウェブ搬送機構の駆動前に、ウェブ取込機構を駆動させることを特徴とする。
【0014】
さらに、印刷開始時に、エアループ機構部の弛み量に応じて、ウェブ取込機構の加速度を変化させることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
(実施例1)
本発明の一実施例として、印刷開始時の駆動タイミングがウェブ搬送機構8よりもウェブ取込機構3が早い場合について図1を用いて説明する。
【0016】
なお、搬送装置は従来の技術のウェブ搬送装置における図2と同様の構成である。
【0017】
印刷動作開始直前に、ウェブ搬送機構8によりウェブ1が搬送させられる前に、ウェブ取込機構3によってウェブ1がエアループ4に搬送されることにより、ガイドローラ2付近の弛み14を取ることが可能となる。
【0018】
よって、ガイドローラ2付近の弛みが無くなることにより、ウェブ1がウェブ取込機構3でスリップすることがなくなり、かつエアループ量を確保することができる。そのため、エアループがセンサAに検出されないといったことが起こらず、印刷動作も停止することは無い。
【0019】
以上の制御を行うことにより印刷動作開始時に安定したウェブ搬送が可能となる。
(実施例2)
本発明の一実施例として印刷開始時のウェブ取込機構3の加速度をエアループ4の弛み量に応じて変化させる場合について、図1を用いて説明する。
【0020】
搬送装置は、従来の技術のウェブ搬送装置における図2と同様の構成である。
【0021】
印刷開始時、センサC(13c)位置にエアループ4がある状態で、センサB(13b)までがウェブ1を検出するように、ウェブ取込機構3によるウェブ1の搬送加速度を小さくすることで、ウェブ取込機構3でウェブ1がスリップすることなく搬送可能となる。
【0022】
また、センサB(13b)よりもエアループ4が上昇した場合、センサA(13a)までの範囲(センサAが検出している間)で、ウェブ取込機構3によるウェブ1の搬送加速度を上昇させることにより、エアループ量を確保することが出来るため印刷動作が停止しない。
【0023】
以上の制御を行うことにより、印刷動作開始時に安定したウェブ搬送が可能となる。
【0024】
【発明の効果】
本発明によれば、ウェブ搬送機構によりウェブが搬送される前に、ウェブ取込機構によりウェブを搬送することでガイドローラ部の弛みを取る、もしくは、エアループの弛みに応じてウェブ取込機構の印刷動作開始時の加速度を変化させることにより、ウェブ取込機構部のウェブスリップを低減させて印刷動作開始時にエアループの弛み量が確保され、印刷動作開始時に安定したウェブ搬送が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエアループ付近の一例を示す概念図である。
【図2】画像形成装置の一例を示す概念図である。
【図3】従来のエアループ付近の一例を示す概念図である。
【符号の説明】
1…ウェブ、2…ガイドローラ、3…ウェブ取込機構、4…エアループ、5…ガイド、6…固定ローラ、7…プレッシャローラ、8…ウェブ搬送機構、9…感光ドラム、10…転写器、11…定着部、12…バッファ、13…エアループセンサ、13a…センサA、13b…センサB、13c…センサC、13d…センサD、14…弛みである。
【発明の属する技術分野】
本発明は、連続的に搬送されるウェブに画像を形成する印刷装置のウェブ搬送装置およびその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図2に、従来技術における連続印刷ウェブの印刷装置の一例として、電子写真式印刷装置の概略図を示す。
【0003】
印刷中、ウェブ1は給紙装置(図示せず)から搬送され、印刷装置の筐体下側を通り、ガイドローラ2を経てウェブ取込機構3によりウェブ1を弛ませたエアループ4に搬送される。エアループ4はウェブ1の弛み量をエアループセンサ13で検出し、エアループ4の弛み量に応じて、ウェブ取込機構3の速度を可変させ、エアループ4の弛み量を一定に維持するように制御される。この図では、4個の光学式センサで弛み量を検出する例を示している。エアループ4を形成することで、給紙装置によるウェブ1に作用する張力などの影響が取り除かれる。ウェブ1に作用する負荷が自重のみの状態で、ウェブ1の両端にガイド6を配置することでウェブ1の走行位置が定まる。
【0004】
また、ウェブ1はプレッシャローラ7で固定ローラ6に押付けられることにより、一定負荷を与えられる。ウェブ1はその後、ウェブ搬送機構8により画像をウェブ1に転写する転写部10に搬送される。ウェブ搬送機構8によるウェブ搬送速度と同一の周速で感光ドラム9が回転し、転写器10によってウェブ1上にトナーが転写される。転写後、ウェブ1は定着部11とウェブ搬送部のウェブ搬送速度の差を吸収するバッファ12を経て定着部11に搬送され、トナー像がウェブ1に溶融定着される。
【0005】
エアループ制御について、図3を用いて説明する。エアループ4の弛み量を検出するためのエアループセンサ13は、センサA(13a)、センサB(13b)、センサC(13c)、センサD(13d)から構成されている。各センサの一方に図示しない発光ダイオードを設け、他方に図示しない受光素子を配置することで、エアループ4により光が遮光されるか否かを検出することができ、エアループ4の弛み量を検出することができる。なお、このエアループセンサ13の構成は一例であり、この他にも公知の技術で種々の構成を取り得ることは明らかである。
【0006】
印刷動作開始直前、ウェブ1はセンサC(13c)に検出されるまで、ウェブ取込機構3によりエアループ4に送られる。また、既にセンサCがエアループ4を検出している場合、ウェブ取込機構3はウェブ1を搬送しない。
【0007】
印刷開始時、ウェブ取込機構3とウェブ搬送機構8は同時に起動してウェブ1を搬送する。
【0008】
印刷中、ウェブ取込機構3によるウェブ1の搬送量が、ウェブ搬送機構8によるウェブ1の搬送量を上回る場合、エアループ4は下降し、センサD(13d)がエアループ4を検出すると、ウェブ取込機構3によるウェブ搬送速度が減少し、エアループ4は、センサC(13c)によりエアループ4が検出されなくなるまで上昇する。また、ウェブ取込機構3によるウェブ1の搬送量よりもウェブ搬送機構8によるウェブ1の搬送量が上回る場合、センサB(13b)によりエアループ4が検出されなくなると、ウェブ取込機構3のウェブ搬送量が増加し、エアループ4はセンサC(13c)により検出されるまで下降する。さらに、センサB(13b)によりエアループ4が検出されない状態でウェブ取込機構3によるウェブ搬送速度がウェブ搬送機構8のウェブ搬送速度に追いつかない場合、センサA(13a)によりエアループ4が検出されなくなると、ウェブ取込機構3およびウェブ搬送機構8の動作が同時に停止し、印刷動作が停止する。
【0009】
ここで、通常の印刷動作が停止した場合に、ウェブ1自身やガイドローラ2の慣性力で、ウェブ1が正常な搬送路15ではなく、図示しない給紙装置とウェブ取込機構3との間にあるガイドローラ2付近でウェブ1が弛み14の状態となる。この状態で印刷動作を再開すると、ウェブ取込機構3の加速時に、ガイドローラ2付近の弛みが取れ、ウェブ1とガイドローラ2が接触する衝撃によりウェブ1に作用する高い張力が付加され、ウェブ取込機構3でウェブ1がスリップしてしまい、エアループ4が一番上のセンサより上昇することで印刷動作が停止してしまうという問題があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
印刷開始時、ガイドローラ部のウェブによる弛みとガイドローラとの接触による衝撃で発生するウェブ取込機構部のウェブスリップを低減し、印刷動作開始時にエアループの弛み量を確保することで、安定したウェブ搬送が可能な印刷装置を提供することが課題である。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明では、ウェブに画像を記録形成する転写部と、該転写部にウェブを搬送するためのウェブ搬送機構と、印刷装置内部にウェブを取込むウェブ取込機構と、該ウェブ取込機構の後段に位置し、ウェブをたるませて搬送させるエアループ機構と、ウェブの弛み量を検出するためのウェブ弛み量検出センサとを有する印刷装置において、印刷開始時のウェブ搬送機構とウェブ取込機構の駆動タイミングは、ウェブ搬送機構よりもウェブ取込機構が必ず先に駆動する制御を行うことを特徴とする。
【0012】
また、エアループ機構部の弛み量に応じて、印刷開始時に、ウェブ取込機構の加速度を変化させる制御を行うことを特徴とする。
【0013】
また、ウェブに画像を記録形成する転写部と、該転写部にウェブを搬送するためのウェブ搬送機構と、印刷装置内部にウェブを取込むウェブ取込機構と、該ウェブ取込機構の後段に位置し、ウェブをたるませて搬送させるエアループ機構と、ウェブの弛み量を検出するためのウェブ弛み量検出センサとを有するウェブ搬送装置を用いて、印刷開始時は、ウェブ搬送機構の駆動前に、ウェブ取込機構を駆動させることを特徴とする。
【0014】
さらに、印刷開始時に、エアループ機構部の弛み量に応じて、ウェブ取込機構の加速度を変化させることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
(実施例1)
本発明の一実施例として、印刷開始時の駆動タイミングがウェブ搬送機構8よりもウェブ取込機構3が早い場合について図1を用いて説明する。
【0016】
なお、搬送装置は従来の技術のウェブ搬送装置における図2と同様の構成である。
【0017】
印刷動作開始直前に、ウェブ搬送機構8によりウェブ1が搬送させられる前に、ウェブ取込機構3によってウェブ1がエアループ4に搬送されることにより、ガイドローラ2付近の弛み14を取ることが可能となる。
【0018】
よって、ガイドローラ2付近の弛みが無くなることにより、ウェブ1がウェブ取込機構3でスリップすることがなくなり、かつエアループ量を確保することができる。そのため、エアループがセンサAに検出されないといったことが起こらず、印刷動作も停止することは無い。
【0019】
以上の制御を行うことにより印刷動作開始時に安定したウェブ搬送が可能となる。
(実施例2)
本発明の一実施例として印刷開始時のウェブ取込機構3の加速度をエアループ4の弛み量に応じて変化させる場合について、図1を用いて説明する。
【0020】
搬送装置は、従来の技術のウェブ搬送装置における図2と同様の構成である。
【0021】
印刷開始時、センサC(13c)位置にエアループ4がある状態で、センサB(13b)までがウェブ1を検出するように、ウェブ取込機構3によるウェブ1の搬送加速度を小さくすることで、ウェブ取込機構3でウェブ1がスリップすることなく搬送可能となる。
【0022】
また、センサB(13b)よりもエアループ4が上昇した場合、センサA(13a)までの範囲(センサAが検出している間)で、ウェブ取込機構3によるウェブ1の搬送加速度を上昇させることにより、エアループ量を確保することが出来るため印刷動作が停止しない。
【0023】
以上の制御を行うことにより、印刷動作開始時に安定したウェブ搬送が可能となる。
【0024】
【発明の効果】
本発明によれば、ウェブ搬送機構によりウェブが搬送される前に、ウェブ取込機構によりウェブを搬送することでガイドローラ部の弛みを取る、もしくは、エアループの弛みに応じてウェブ取込機構の印刷動作開始時の加速度を変化させることにより、ウェブ取込機構部のウェブスリップを低減させて印刷動作開始時にエアループの弛み量が確保され、印刷動作開始時に安定したウェブ搬送が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエアループ付近の一例を示す概念図である。
【図2】画像形成装置の一例を示す概念図である。
【図3】従来のエアループ付近の一例を示す概念図である。
【符号の説明】
1…ウェブ、2…ガイドローラ、3…ウェブ取込機構、4…エアループ、5…ガイド、6…固定ローラ、7…プレッシャローラ、8…ウェブ搬送機構、9…感光ドラム、10…転写器、11…定着部、12…バッファ、13…エアループセンサ、13a…センサA、13b…センサB、13c…センサC、13d…センサD、14…弛みである。
Claims (4)
- ウェブに画像を記録形成する転写部と、該転写部にウェブを搬送するためのウェブ搬送機構と、印刷装置内部にウェブを取込むウェブ取込機構と、該ウェブ取込機構の後段に位置し、ウェブをたるませて搬送させるエアループ機構と、ウェブの弛み量を検出するためのウェブ弛み量検出センサとを有する印刷装置において、
印刷開始時のウェブ搬送機構とウェブ取込機構の駆動タイミングは、ウェブ搬送機構よりもウェブ取込機構が必ず先に駆動する制御手段を備えることを特徴とするウェブ搬送装置。 - エアループ機構部の弛み量に応じて、印刷開始時に、ウェブ取込機構の加速度を変化させる制御手段を備えることを特徴とする請求項1記載のウェブ搬送装置。
- ウェブに画像を記録形成する転写部と、該転写部にウェブを搬送するためのウェブ搬送機構と、印刷装置内部にウェブを取込むウェブ取込機構と、該ウェブ取込機構の後段に位置し、ウェブをたるませて搬送させるエアループ機構と、ウェブの弛み量を検出するためのウェブ弛み量検出センサとを有するウェブ搬送装置を用いて、印刷開始時は、ウェブ搬送機構の駆動前に、ウェブ取込機構を駆動させることを特徴とするウェブ搬送装置の制御方法。
- 印刷開始時に、エアループ機構部の弛み量に応じて、ウェブ取込機構の加速度を変化させることを特徴とする請求項3記載のウェブ搬送装置の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003089461A JP2004292133A (ja) | 2003-03-28 | 2003-03-28 | ウェブ搬送装置およびその制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003089461A JP2004292133A (ja) | 2003-03-28 | 2003-03-28 | ウェブ搬送装置およびその制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004292133A true JP2004292133A (ja) | 2004-10-21 |
Family
ID=33403306
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003089461A Pending JP2004292133A (ja) | 2003-03-28 | 2003-03-28 | ウェブ搬送装置およびその制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004292133A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102008006574A1 (de) | 2007-01-30 | 2008-08-07 | Ricoh Printing Systems, Ltd. | Papierrollentransportverfahren und Vorrichtung eines Tandemdrucksystems |
KR101110162B1 (ko) | 2009-01-19 | 2012-02-15 | 육심원 | 합성수지 원단의 프린팅 장치 |
JP2012136301A (ja) * | 2010-12-24 | 2012-07-19 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2013063821A (ja) * | 2011-09-16 | 2013-04-11 | Ricoh Co Ltd | ウェブ搬送装置および画像形成装置 |
-
2003
- 2003-03-28 JP JP2003089461A patent/JP2004292133A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102008006574A1 (de) | 2007-01-30 | 2008-08-07 | Ricoh Printing Systems, Ltd. | Papierrollentransportverfahren und Vorrichtung eines Tandemdrucksystems |
JP2008184281A (ja) * | 2007-01-30 | 2008-08-14 | Ricoh Printing Systems Ltd | タンデム印刷システムのウェブ搬送方法および装置 |
US8091476B2 (en) | 2007-01-30 | 2012-01-10 | Ricoh Company, Ltd. | Web conveyance method and apparatus of tandem printing system |
KR101110162B1 (ko) | 2009-01-19 | 2012-02-15 | 육심원 | 합성수지 원단의 프린팅 장치 |
JP2012136301A (ja) * | 2010-12-24 | 2012-07-19 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2013063821A (ja) * | 2011-09-16 | 2013-04-11 | Ricoh Co Ltd | ウェブ搬送装置および画像形成装置 |
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