JP2004291897A - 車体傾斜装置及び鉄道車両 - Google Patents

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Mamoru Enomoto
衛 榎本
Kimiaki Sasaki
君章 佐々木
Akimichi Tsujino
昭道 辻野
Shogo Kamoshita
庄吾 鴨下
Toshihiro Hamada
寿弘 濱田
Masako Kamiyama
雅子 神山
Yasutaka Maki
康隆 真木
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Abstract

【課題】従来と比較して車体の傾斜角度の制御性能と車体傾斜装置のメンテナンス性とを高め、かつ車体傾斜装置を小型化する。
【解決手段】鉄道車両1における車体傾斜装置4は、油圧シリンダ62とアキュムレータ61と油圧回路63と油圧ポンプ63fと電動モータ63g等とを一体に備えている。油圧シリンダ62は両端部62b,62cに作動油を導入可能なシリンダ本体62aを有する複動式のシリンダであり、伸縮によって車体3を傾斜させるようになっている。油圧回路63は、油圧シリンダ62及びアキュムレータ61の間で作動油を流通させるようになっている。油圧回路63は、シリンダ本体62aの両端部62b,62cの間で直接的に作動油を流通させる流通管63bを備えている。流通管63bには、開閉自在な流通バルブ63dと、オリフィス63eとが設けられている。
【選択図】図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車体を傾斜させる車体傾斜装置と、この車体傾斜装置を備える鉄道車両とに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、振子式の鉄道車両は線路の曲線部を走行する際に車体を曲線部の内側に傾斜させるようになっており、このような車体の傾斜方式としては自然振子方式と制御付き振子方式とが知られている。自然振子方式は遠心力によって車体を自然に振れさせるものであり、制御付き振子方式は走行速度や線路形状に応じて車体の傾斜角度を制御するものである。これらの方式のうち、制御付き振子方式を適用した鉄道車両においては、車体傾斜装置として、車体を傾斜させる空気圧シリンダと、車体が自然振子状態となった場合に車体の振動を減衰させる振子ダンパと、低速走行時などに車体を中立位置に固定する抑止シリンダ等とを備えている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−129478号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の車体傾斜装置においては、圧縮性の大きい空気を圧力伝達媒体とする空気圧シリンダによって車体を傾斜させるので、応答速度や周波数応答特性などに関して所望の制御性能を得ることができない。従って、いわゆるCAモード制御などの特殊な制御手法を用いた場合であっても、線路の形状によっては乗り心地が悪化する場合が生じている。また、車体を傾斜させる空気圧シリンダと、車体の振動を減衰させる振子ダンパと、車体の傾斜を抑える抑止シリンダとを別個に備えるため、車体傾斜装置の体積が嵩んでいる。
なお、上記空気圧シリンダに代えて、作動油などの液体を圧力伝達媒体とする液圧シリンダを用いる場合には、制御性能は改善されるものの、サーボバルブ等の構成要素と液圧回路との接続部に液体漏れやごみ混入(コンタミネーション)等が生じないようメンテナンスに手間をかける必要が生じることとなる。
【0005】
本発明の課題は、従来と比較して車体の傾斜角度の制御性能が高く、メンテナンス性に優れた小型の車体傾斜装置と、この車体傾斜装置を備える鉄道車両とを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、鉄道車両における車体傾斜装置であって、
両端部に液体を導入可能なシリンダ本体を有し、伸縮によって車体を傾斜させる複動式の液圧シリンダと、
高圧の液体を収容するアキュムレータと、
前記液圧シリンダと前記アキュムレータとの間で液体を流通させる液圧回路と、
前記液圧回路を介して前記液圧シリンダに液体を圧送する液圧ポンプと、
前記液圧ポンプを動作させる電動機と、
前記シリンダ本体の前記両端部の間で液体を所定の流量で流通させる制御機構とを一体に備えることを特徴とする。
【0007】
ここで、液圧シリンダの圧力伝達媒体である液体は、空気圧シリンダの圧力伝達媒体である空気よりも圧縮性が小さいため、応答速度や周波数応答特性に優れた性質を有している。このような液体としては、一般に用いられる作動油の他、水とグリコールとの混合液などがある。
請求項1記載の発明によれば、液圧シリンダによって車体を傾斜させるので、空気圧シリンダを用いる従来の場合と比較して応答速度や周波数応答特性など、車体の傾斜角度の制御性能を高めることができる。従って、線路の形状に関わらず、乗り心地が改善されるように車体を傾斜させることができる。
また、液圧シリンダ、アキュムレータ、液圧回路、液圧ポンプ、電動機及び制御機構を一体に備えるので、各構成要素の接続部に液体漏れやごみ混入(コンタミネーション)等が生じにくい。また、電動機を用いて液体の流通方向や流量を制御するので、サーボバルブを用いる場合と比較してコンタミネーションに注意を払う必要が少ない。従って、メンテナンスにかけるべき手間を減らすことができる。
また、制御機構はシリンダ本体の両端部の間で液体を所定の流量で流通させるので、液圧シリンダを動作させず車体を自然振子状態とする場合に、シリンダ本体の両端部の間で液体を流通させ、車体の振動を減衰させることができる。このように、液圧シリンダ等と一体に設けられた制御機構を用いることにより従来の振子ダンパと同様の機能を得ることができるため、空気圧シリンダと振子ダンパとを別個に設ける従来の場合と比較して、車体傾斜装置を小型化することができる。
【0008】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の車体傾斜装置において、
前記液圧回路は、前記シリンダ本体の前記両端部の間で直接的に液体を流通させる流通管を備え、
前記制御機構は、前記流通管に設けられた開閉自在な流通バルブを備えることを特徴とする。
【0009】
ここで、シリンダ本体の両端部の間で直接的に液体を流通させるとは、液圧ポンプを介さずにシリンダ本体の両端部の間で液体を流通させることを意味する。請求項2記載の発明によれば、シリンダ本体の両端部の間で直接的に液体を流通させる流通管には開閉自在な流通バルブが設けられているので、液圧シリンダを動作させず車体を自然振子状態とする場合には、所定の量だけ流通バルブを開くことによってシリンダ本体の両端部の間で直接的に液体を所定の流量で流通させ、車体の振動を適切な減衰力で減衰させることができる、つまり従来の振子ダンパと同様の機能を得ることができる。
一方、液圧シリンダを動作させて車体を傾斜可能とする場合には、流通バルブを閉じてシリンダ本体の両端部の間での液体の直接的な流通を防止することにより、シリンダ本体の各端部に導入される液体の量を電動機及び液圧ポンプの動作によって制御することができる。従って、流通管を設けたことにより車体の傾斜角度の制御性能が低下することを、防止することができる。
【0010】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の車体傾斜装置において、
前記制御機構は、前記流通管に設けられたオリフィスを備えることを特徴とする。
【0011】
請求項3記載の発明によれば、流通管にはオリフィスが設けられているので、液圧シリンダを動作させず車体を自然振子状態とする場合に、流通バルブを開いた状態とすることによって、オリフィスを介してシリンダ本体の両端部の間で液体を所定の流量で流通させ、車体の振動を適切な減衰力で減衰させることができる。従って、流通バルブの調整を厳密に行う必要がないため、容易に従来の振子ダンパと同様の機能を得ることができる。
【0012】
請求項4記載の発明は、請求項3記載の車体傾斜装置において、
前記オリフィスは、前記流通管内を流通する液体の流量を調整可能であることを特徴とする。
【0013】
請求項4記載の発明によれば、流通管内を流通する液体の流量をオリフィスによって調整することができるので、液圧シリンダを動作させず車体を自然振子状態とする場合に、車体の振動をより適切な減衰力で減衰させることができる。
【0014】
請求項5記載の発明は、請求項1記載の車体傾斜装置において、
前記制御機構は、前記電動機に接続される外部抵抗回路であり、
この外部抵抗回路は、抵抗値可変であることを特徴とする。
【0015】
請求項5記載の発明によれば、電動機には抵抗値可変な外部抵抗回路が接続されているので、液圧シリンダを動作させず車体を自然振子状態とする場合に、外部抵抗回路の抵抗値を変化させることによってシリンダ本体の両端部の間で液体を所定の流量で流通させ、車体の振動を適切な減衰力で減衰させることができる、つまり従来の振子ダンパと同様の機能を得ることができる。
【0016】
請求項6記載の発明は、請求項1〜5の何れか一項に記載の車体傾斜装置において、
前記液圧回路は、前記シリンダ本体の前記両端部に液体を導入可能な2本の導入管を備え、
各導入管には、開閉自在な導入バルブが設けられていることを特徴とする。
【0017】
請求項6記載の発明によれば、液圧回路はシリンダ本体の両端部に液体を導入可能な2本の導入管を備え、各導入管には開閉自在な導入バルブが設けられているので、導入バルブを閉じることによって液圧シリンダの動作を抑え、車体を中立位置などに固定することができる。このように、液圧シリンダ等と一体に設けられた導入バルブを用いることにより従来の抑止シリンダと同様の機能を得ることができるため、空気圧シリンダと抑止シリンダとを別個に設ける従来の場合と比較して車体傾斜装置を小型化することができる。
【0018】
請求項7記載の発明は、請求項1〜6の何れか一項に記載の車体傾斜装置において、
前記液圧シリンダの動作を制御する制御装置を備え、
前記制御装置は、前記液圧シリンダに加わる反力の大きさと前記液圧シリンダの伸縮量との少なくとも一方を前記液圧シリンダの動作にフィードバックすることを特徴とする。
【0019】
請求項7記載の発明によれば、車体を傾斜させる際に液圧シリンダに加わる反力の大きさと液圧シリンダの伸縮量との少なくとも一方が液圧シリンダの動作にフィードバックされるので、車体の傾斜角度を厳密に制御することができる。
【0020】
請求項8記載の発明は、請求項7記載の車体傾斜装置において、
前記制御装置は、前記液圧シリンダに加わる反力の大きさと前記液圧シリンダの伸縮量との少なくとも一方に基づいてフィードバックゲインを変更することを特徴とする。
【0021】
ここで、液圧シリンダが動作する方向に反力が加えられる場合には、液圧シリンダの伸縮量をそのままフィードバックに用いても車体傾斜装置の動作を安定化し難いが、液圧シリンダの状態を表すパラメータに基づきフィードバックゲインを変更した状態で前記パラメータをフィードバックに用いると、車体傾斜装置の動作を安定化することができる。このようなパラメータとしては、液圧シリンダの伸縮量の他、液圧シリンダに加わる反力の大きさを挙げることができる。
【0022】
請求項8記載の発明によれば、液圧シリンダに加わる反力の大きさと液圧シリンダの伸縮量との少なくとも一方に基づいてフィードバックゲインが変更されるので、液圧シリンダが動作する方向に反力が加えられる場合であっても、車体傾斜装置の動作を安定化することができる。
【0023】
請求項9記載の発明は、鉄道車両であって、請求項1〜8の何れか一項に記載の車体傾斜装置を備えることを特徴とする。
請求項9記載の発明によれば、請求項1〜8の何れか一項に記載の発明と同様の効果を得ることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を適用した振子式の鉄道車両について、図面を参照して説明する。なお、本実施の形態における振子式の鉄道車両は、制御下で車体を傾斜させる制御振子モードと、遠心力のみによって車体を傾斜させる自然振子モードと、車体の傾斜角度、つまり振子傾斜角の変化を抑止する振子抑止モードとの3つの態様をとりつつ線路上を走行するものである。
<第1の実施の形態>
図1は鉄道車両1を示す縦断面図である。
この図に示すように、振子式の鉄道車両1には、線路上を走行するとともに車体3を支持する台車2が配設されている。
【0025】
台車2には複数の車輪20,…が配設されている。車輪20同士は車軸21によって連結されており、車軸21の上部には軸ばね26,26が配設されている。これら軸ばね26,26は、車軸21の振動を緩和した状態で台車枠22を支持している。
台車枠22の上部には振子装置24,24が配設され、これら振子装置24,24の上部には、車体3を支持した略半円柱状の振子梁23が載置されている。なお、本実施の形態においては、振子装置24,24として、左右1対のローラが用いられている。
振子梁23は、曲面部を下方に向けて配置されており、図2に示すように、振子装置24,24上を揺動することによって車体3を傾斜させることができるようになっている。振子梁23と車体3との間にはまくらばね27,27が介在し、振子梁23の振動を緩和している。
【0026】
台車枠22及び振子梁23には、車体3を傾斜させる車体傾斜装置4が連結されている。
ここで、車体傾斜装置4について詳細に説明する。
車体傾斜装置4は、図3に示すように、線路の形状に基づいて振子傾斜角の目標値を決定する目標値演算装置5と、振子傾斜角の目標値に合わせて車体3を傾斜させるアクチュエータ6と、アクチュエータ6の動作を制御する制御装置7とを備えている。
【0027】
目標値演算装置5は、所定時間経過後に鉄道車両1が走行するべき未走行区間の線路の形状をデータベース(図示せず)から取得し、振子傾斜角の目標値を事前に決定するようになっている。なお、このような目標値演算装置5としては、例えば特開昭61−108053号公報などに開示されているものを用いることができる。
【0028】
アクチュエータ6は、いわゆる電動油圧方式となっており、図4に示すように、高圧の作動油(液体)を収容するアキュムレータ61と、伸縮により車体3を傾斜させる複動式の油圧シリンダ(液圧シリンダ)62と、アキュムレータ61及び油圧シリンダ62の間で作動油を流通させる油圧回路(液圧回路)63と、電動モータ63gの動力によって動作する油圧ポンプ(液圧ポンプ)63f等とから一体に構成されている。
【0029】
油圧シリンダ62は、筒状のシリンダ本体62aを備えている。シリンダ本体62aの両端部62b,62cには、それぞれ作動油を導入することができるようになっている。シリンダ本体62aの一方の端部62bは、図1に示すように、連結部材9を介して台車2に連結されている。シリンダ本体62aの内部には、作動油の導入によりシリンダ本体62aの内面に沿って摺動するピストン62dが配設されている。ピストン62dには、ロッド62eの基端部が固定されている。ロッド62eはシリンダ本体62aの軸方向に延在しており、ロッド62eの先端部はシリンダ本体62aの他方の端部62cから突出して振子梁23と連結されている。
【0030】
油圧回路63は、図4に示すように、シリンダ本体62aの両端部62b,62cに作動油を導入可能な2本の導入管63a,63aを備えている。
各導入管63a,63aには、開閉自在な導入バルブ63cが設けられている。この導入バルブ63cは、閉じた状態となることによってシリンダ本体62aへの作動油の導入を防止するようになっている。
また、導入管63a、63a同士は流通管63bによって接続されている。流通管63bは、油圧ポンプ63fを介さずにシリンダ本体62aの両端部62b,62cの間で直接的に作動油を流通させるようになっている。
流通管63bには、開閉自在な流通バルブ(制御機構)63dが設けられている。この流通バルブ63dは、閉じた状態となることによってシリンダ本体62aの両端部62b,62cの間での直接的な作動油の流通を防止するようになっている。
また、流通管63bの内部にはオリフィス(制御機構)63eが設けられている。このオリフィス63eは、流通バルブ63dが開いた状態において流通管63b内の作動油の流量を調整可能となっている。
【0031】
また、油圧回路63には油圧ポンプ63fが配設され、導入管63a,63aを介して油圧シリンダ62に作動油を圧送するようになっている。この油圧ポンプ63fには、動力源として電動モータ(電動機)63gが接続されている。
【0032】
制御装置7は、目標値演算装置5とアクチュエータ6との間に接続されており、アクチュエータ6の各部の異常や鉄道車両1の走行速度を検知することができるようになっている。
また、制御装置7は、電動モータ62fの回転方向及び回転速度を制御することによって油圧ポンプ63fを動作させ、シリンダ本体62a内のピストン62dの位置を調整する、つまり油圧シリンダ62の伸縮量を調整することができるようになっている。
また、制御装置7は、鉄道車両1が自然振子モード及び傾斜抑止モードの場合に導入バルブ63c,63cを閉じた状態とすることにより、シリンダ本体62aへの作動油の導入を防止することができるようになっている。
また、制御装置7は、鉄道車両1が制御振子モード及び傾斜抑止モードの場合に流通バルブ63dを閉じた状態とすることにより、シリンダ本体62aの両端部62b,62cの間での直接的な作動油の流通を防止することができるようになっている。
【0033】
更に、制御装置7は、図5に示すように、油圧シリンダ62の状態を表すパラメータ、具体的には油圧シリンダ62に加わる反力の大きさと、油圧シリンダ62の伸縮量とを検知し、これらの値を油圧シリンダ62の動作にそれぞれフィードバックするようになっている。より詳細には、制御装置7は、油圧シリンダ62に加わる反力に基づいてアクチュエータ6への制御入力を変更するとともに、油圧シリンダ62の伸縮量に基づいて振子傾斜角の目標値と実際の振子傾斜角とのズレを補正するようになっている。また、制御装置7は、上記のフィードバックにおけるフィードバックゲインを、前記パラメータに基づいて変更するようになっている。
【0034】
次に、鉄道車両1が制御振子モードとなるときの車体傾斜装置4の動作について説明する。
まず、制御装置7が、導入バルブ63cを開いた状態とし、かつ流通バルブ63dを閉じた状態とする。これにより、油圧ポンプ63fからシリンダ本体62aに作動油を導入可能となり、かつシリンダ本体62aの両端部62b,62c間での直接的な作動油の流通が防止される。
【0035】
次に、未走行線路の形状に基づいて目標値演算装置5が振子傾斜角の目標値を決定する。
そして、振子傾斜角の目標値に合わせてアクチュエータ6が車体3の振子傾斜角を変更する。
具体的には、アクチュエータ6が車体3の振子傾斜角を大きくする場合には、まず、制御装置7が電動モータ63gを介して油圧ポンプ63fを動作させる。これにより、作動油がシリンダ本体62aの端部62cから端部62bに圧送され、ピストン62dがシリンダ本体62aの端部62cの側に移動する。そして、ピストン62dの移動に追従してロッド62eがシリンダ本体62aの端部62cから突出し、振子梁23と車体3とを台車枠22に対して傾斜させる。このとき、シリンダ本体62aから突出したロッド62eの体積分の作動油はアキュムレータ61から補給される。ここで、油圧シリンダ62は従来の空気圧シリンダよりも応答速度や周波数応答特性に優れているため、空気圧シリンダによって車体を傾斜させる従来の場合と比較して、振子傾斜角の制御性能は高められた状態となっている。
一方、アクチュエータ6が車体3の振子傾斜角を小さくする場合には、まず、制御装置7が電動モータ63gを介して油圧ポンプ63fを動作させる。これにより、作動油がシリンダ本体62aの端部62bから端部62cに圧送され、ピストン62dがシリンダ本体62aの端部62bの側に移動する。そして、ピストン62dの移動に追従してロッド62eがシリンダ本体62aに収納され、振子梁23と車体3との傾斜角度を小さくする。このとき、シリンダ本体62aに収納されたロッド62eの体積分の作動油はアキュムレータ61に戻される。
【0036】
また、上記のように車体3の振子傾斜角を変更する際に、制御装置7は、図5に示すように、前記パラメータに基づいてフィードバックゲインを変更した状態で、これらパラメータを油圧シリンダ62の動作にフィードバックする。これにより、油圧シリンダ62の伸縮量をそのままフィードバックに用いる場合と異なり、油圧シリンダ62が動作する方向に反力が加えられる場合であっても、振子傾斜角が厳密に制御され、かつ車体傾斜装置4の動作が安定化されることとなる。
【0037】
次に、鉄道車両1が自然振子モードとなるときの車体傾斜装置4の動作について説明する。なお、本実施の形態においては、アクチュエータ6や目標値演算装置5に異常が生じた場合に鉄道車両1が自然振子モードになるものとする。
まず、制御装置7がアクチュエータ6等の異常を検知すると、導入バルブ63cを閉じた状態とし、かつ流通バルブ63dを開いた状態とする。これにより、油圧ポンプ63fからシリンダ本体62aへの作動油の導入が防止され、かつオリフィス63eを介して両端部62b,62cの間で直接的に作動油が流通可能となる。そのため、車体3が振動する場合には、シリンダ本体62aの両端部62b,62cの間で直接的に作動油が所定の流量で流通するため、車体3の振動が適切な減衰力で減衰されることとなる。なお、本実施の形態において適切な減衰力とは、従来の振子ダンパで発生する減衰力に相当する減衰力であり、例えば振子ダンパが30[cm/sec]で振動している場合には6[kN]である。
【0038】
次に、鉄道車両1が振子抑止モードとなるときの車体傾斜装置4の動作について説明する。なお、本実施の形態においては、走行速度が所定の速度よりも小さくなった場合に鉄道車両1が振子抑止モードになるものとする。
まず、制御装置7が鉄道車両1の走行速度を検知する。検知された走行速度が小さい場合、制御装置7は、導入バルブ63c及び流通バルブ63dをそれぞれ閉じた状態とする。これにより、油圧ポンプ63fからシリンダ本体62aへの作動油の導入が防止され、かつシリンダ本体62aの両端部62b,62c間での直接的な作動油の流通が防止される。そのため、油圧シリンダ62は動作しない状態となり、車体3は中立位置などに固定されることとなる。
【0039】
以上のような鉄道車両1によれば、鉄道車両1が制御振子モードの場合には、油圧シリンダ62を用いて車体3を傾斜させるので、空気圧シリンダを用いる従来の場合と比較して、応答速度や周波数応答特性などに関し、振子傾斜角を高い精度で制御することができる。また、流通バルブ63dを閉じてシリンダ本体62aの両端部62b,62cの間での作動油の直接的な流通を防止することにより、シリンダ本体62aの各端部62b,62cに導入される作動油の量を電動モータ63g及び油圧ポンプ63fの動作によって制御することができるため、流通管63bを設けたことによる振子傾斜角の制御性能の低下を防止することができる。従って、従来と異なり、線路の形状に関わらず、乗り心地が改善されるように車体3を傾斜させることができる。
【0040】
また、車体3を傾斜させる際に油圧シリンダ62に加わる反力の大きさと油圧シリンダ62の伸縮量とを油圧シリンダ62の動作にフィードバックするので、振子傾斜角を厳密に制御することができる。更に、油圧シリンダ62に加わる反力の大きさと油圧シリンダ62の伸縮量とに基づいてフィードバックゲインを変更するので、油圧シリンダ62が動作する方向に反力が加えられる場合であっても、車体3傾斜装置の動作を安定化することができる。
【0041】
また、鉄道車両1が自然振子モードの場合には、油圧シリンダ62等と一体に設けられた流通管63b、流通バルブ63dおよびオリフィス63eを用いることにより、車体3の振動を適切な減衰力で減衰させることができる、つまり従来の振子ダンパと同様の機能を得ることができる。従って、空気圧シリンダと振子ダンパとを別個に設ける従来の場合と比較して、車体傾斜装置4を小型化することができる。
【0042】
また、鉄道車両1が振子抑止モードの場合には、油圧シリンダ62等と一体に設けられた導入バルブを用いることにより、車体3を中立位置などに固定することができる。従って、空気圧シリンダと抑止シリンダとを別個に設ける従来の場合と比較して車体傾斜装置4を小型化することができる。
【0043】
また、車体傾斜装置4は、油圧シリンダ62、アキュムレータ61、油圧回路63、油圧ポンプ63f及び電動モータ63g等を一体に備えるので、各構成要素の接続部に作動油漏れやごみ混入等が生じにくい。また、電動モータ63gを用いて作動油の流通方向や流量を制御するので、サーボバルブを用いる場合と比較してコンタミネーションに注意を払う必要が少ない。従って、メンテナンスにかけるべき手間を減らすことができる。
【0044】
なお、上記第1の実施の形態においては、流通管63bには流通バルブ63dとオリフィス63eとが設けられていることとして説明したが、流通バルブ63dのみが設けられることとしても良いし、オリフィス63eのみが設けられることとしても良い。このような場合であってもシリンダ本体62aの両端部62b,62cの間で直接的に作動油を所定の流量で流通させ、車体3の振動を適切な減衰力で減衰させることができる、つまり従来の振子ダンパと同様の機能を得ることができる。
【0045】
<第2の実施の形態>
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、上記第1の実施の形態と同様の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0046】
本第2の実施の形態における鉄道車両1Aは、図6に示すように、車体傾斜装置4Aの構成が車体傾斜装置4の構成と異なる点において上記第1の実施の形態の鉄道車両1と異なる。以下、この点について詳しく説明する。
【0047】
車体傾斜装置4は、アクチュエータ6の代わりにアクチュエータ6Aを備え、上記制御装置7の代わりに制御装置7Aを備える点において上記車体傾斜装置4と異なっている。
【0048】
アクチュエータ6Aは、図7に示すように、上記油圧回路63の代わりに油圧回路63Aを備える点と、外部抵抗回路(制御機構)63hを備える点とにおいて上記アクチュエータ6と異なっている。
油圧回路63Aは、油圧ポンプ63fを介さずにはシリンダ本体62aの両端部62b,62cの間で作動油を流通させることができないようになっている。
外部抵抗回路63hは抵抗値可変であり、電動モータ63g及び制御装置7Aと接続されている。
制御装置7Aは、鉄道車両1が自然振子モードの場合には、外部抵抗回路63hの抵抗値を増加させることにより電動モータ63gによる動力を減衰させるようになっている。
【0049】
次に、鉄道車両1Aが制御振子モードとなるときの車体傾斜装置4Aの動作について説明する。なお、以下の説明においては、車体3を傾斜させる場合における車体傾斜装置4Aの動作について説明する。
まず、制御装置7Aが、導入バルブ63cを開いた状態とする。これにより、油圧ポンプ63fからシリンダ本体62aに作動油を導入可能となる。以下、上記第1の実施の形態と同様に、目標値演算装置5が振子傾斜角の目標値を決定し、振子傾斜角の目標値に合わせてアクチュエータ6Aが車体3を傾斜させる。
【0050】
次に、鉄道車両1Aが自然振子モードとなるときの車体傾斜装置4Aの動作について説明する。
まず、制御装置7Aがアクチュエータ6A等の異常を検知すると、外部抵抗回路63hの抵抗値を増加させることにより電動モータ63gを用いて外力を減衰させる。これにより、シリンダ本体62aの両端部62b,62cの間では、油圧ポンプ63fを介して作動油が所定の流量で流通することとなる。そのため、車体3が振動する場合には、車体3の振動が適切な減衰力で減衰されることとなる。
【0051】
次に、鉄道車両1Aが振子抑止モードとなるときの車体傾斜装置4Aの動作について説明する。
まず、制御装置7Aが鉄道車両1Aの走行速度を検知する。検知された走行速度が小さい場合、制御装置7Aは、導入バルブ63cを閉じた状態とする。これにより、油圧ポンプ63fからシリンダ本体62aへの作動油の導入が防止される。そのため、油圧シリンダ62は動作しない状態となり、車体3は中立位置などに固定されることとなる。
【0052】
以上のような鉄道車両1Aによれば、電動モータ63gには抵抗値可変な外部抵抗回路63hが接続されているので、油圧シリンダ62を動作させず車体3を自然振子状態とする場合に、外部抵抗回路63hの抵抗値を変化させることによって、シリンダ本体62aの両端部62b,62cの間で作動油を所定の流量で流通させ、車体3の振動を適切な減衰力で減衰させることができる、つまり従来の振子ダンパと同様の機能を得ることができる。
【0053】
なお、上記第1及び第2の実施の形態においては、鉄道車両1は振子梁23によって車体3を傾斜させる、いわゆる振子梁式の機構を備えるものとして説明したが、車体3を傾斜させることができる限りにおいて他の方式の機構を備えるものとしても良く、例えばリンク式やばね伸縮式の機構を備えるものとしても良い。
【0054】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、線路の形状に関わらず、乗り心地が改善されるように車体を傾斜させることができる。また、メンテナンスにかけるべき手間を減らすことができる。更に、空気圧シリンダと振子ダンパとを別個に設ける従来の場合と比較して、車体傾斜装置を小型化することができる。
【0055】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、油圧シリンダを動作させず車体を自然振子状態とする場合には、所定の量だけ流通バルブを開くことによってシリンダ本体の両端部の間で直接的に作動油を所定の流量で流通させ、車体の振動を適切な減衰力で減衰させることができる、つまり従来の振子ダンパと同様の機能を得ることができる。一方、油圧シリンダを動作させて車体を傾斜可能とする場合には、流通バルブを閉じてシリンダ本体の両端部の間での作動油の直接的な流通を防止することにより、シリンダ本体の各端部に導入される作動油の量を電動機及び液圧ポンプの動作によって制御することができる。従って、流通管を設けたことにより車体の傾斜角度の制御性能が低下することを、防止することができる。
【0056】
請求項3記載の発明によれば、請求項2記載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、油圧シリンダを動作させず車体を自然振子状態とする場合に、流通バルブを開いた状態とすることによって、オリフィスを介してシリンダ本体の両端部の間で作動油を所定の流量で流通させ、車体の振動を適切な減衰力で減衰させることができる。従って、流通バルブの調整を厳密に行う必要がないため、容易に従来の振子ダンパと同様の機能を得ることができる。
【0057】
請求項4記載の発明によれば、請求項3記載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、油圧シリンダを動作させず車体を自然振子状態とする場合に、車体の振動をより適切な減衰力で減衰させることができる。
【0058】
請求項5記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、油圧シリンダを動作させず車体を自然振子状態とする場合に、外部抵抗回路の抵抗値を変化させることによってシリンダ本体の両端部の間で作動油を所定の流量で流通させ、車体の振動を適切な減衰力で減衰させることができる、つまり従来の振子ダンパと同様の機能を得ることができる。
【0059】
請求項6記載の発明によれば、請求項1〜5の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、導入バルブを閉じることによって油圧シリンダの動作を抑え、車体を中立位置などに固定することができる。このように、油圧シリンダ等と一体に設けられた導入バルブを用いることにより従来の抑止シリンダと同様の機能を得ることができるため、空気圧シリンダと抑止シリンダとを別個に設ける従来の場合と比較して車体傾斜装置を小型化することができる。
【0060】
請求項7記載の発明によれば、請求項1〜6の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、車体を傾斜させる際に油圧シリンダに加わる反力の大きさと油圧シリンダの伸縮量との少なくとも一方が油圧シリンダの動作にフィードバックされるので、車体の傾斜角度を厳密に制御することができる。
【0061】
請求項8記載の発明によれば、請求項7記載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、油圧シリンダが動作する方向に反力が加えられる場合であっても、車体傾斜装置の動作を安定化することができる。
【0062】
請求項9記載の発明によれば、請求項1〜8の何れか一項に記載の発明と同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る鉄道車両を示す断面図である。
【図2】車体が傾斜した状態を示す断面図である。
【図3】車体傾斜装置の構成を示すブロック図である。
【図4】アクチュエータの構成を示す概略図である。
【図5】制御装置によるフィードバックを説明するための図である。
【図6】第2の実施の形態における車体傾斜装置を示すブロック図である。
【図7】第2の実施の形態におけるアクチュエータの構成を示す概略図である。
【符号の説明】
1 鉄道車両
3 車体
7 制御装置
61 アキュムレータ
62 油圧シリンダ
62a シリンダ本体
62b,62c シリンダ本体の両端部
63 油圧回路
63a 導入管
63b 流通管
63c 導入バルブ
63d 流通バルブ(制御機構)
63e オリフィス(制御機構)
63f 油圧ポンプ
63g 電動モータ(電動機)
63h 外部抵抗回路(制御機構)

Claims (9)

  1. 鉄道車両における車体傾斜装置であって、
    両端部に液体を導入可能なシリンダ本体を有し、伸縮によって車体を傾斜させる複動式の液圧シリンダと、
    高圧の液体を収容するアキュムレータと、
    前記液圧シリンダと前記アキュムレータとの間で液体を流通させる液圧回路と、
    前記液圧回路を介して前記液圧シリンダに液体を圧送する液圧ポンプと、
    前記液圧ポンプを動作させる電動機と、
    前記シリンダ本体の前記両端部の間で液体を所定の流量で流通させる制御機構とを一体に備えることを特徴とする車体傾斜装置。
  2. 請求項1記載の車体傾斜装置において、
    前記液圧回路は、前記シリンダ本体の前記両端部の間で直接的に液体を流通させる流通管を備え、
    前記制御機構は、前記流通管に設けられた開閉自在な流通バルブを備えることを特徴とする車体傾斜装置。
  3. 請求項2記載の車体傾斜装置において、
    前記制御機構は、前記流通管に設けられたオリフィスを備えることを特徴とする車体傾斜装置。
  4. 請求項3記載の車体傾斜装置において、
    前記オリフィスは、前記流通管内を流通する液体の流量を調整可能であることを特徴とする車体傾斜装置。
  5. 請求項1記載の車体傾斜装置において、
    前記制御機構は、前記電動機に接続される外部抵抗回路であり、
    この外部抵抗回路は、抵抗値可変であることを特徴とする車体傾斜装置。
  6. 請求項1〜5の何れか一項に記載の車体傾斜装置において、
    前記液圧回路は、前記シリンダ本体の前記両端部に液体を導入可能な2本の導入管を備え、
    各導入管には、開閉自在な導入バルブが設けられていることを特徴とする車体傾斜装置。
  7. 請求項1〜6の何れか一項に記載の車体傾斜装置において、
    前記液圧シリンダの動作を制御する制御装置を備え、
    前記制御装置は、前記液圧シリンダに加わる反力の大きさと前記液圧シリンダの伸縮量との少なくとも一方を前記液圧シリンダの動作にフィードバックすることを特徴とする車体傾斜装置。
  8. 請求項7記載の車体傾斜装置において、
    前記制御装置は、前記液圧シリンダに加わる反力の大きさと前記液圧シリンダの伸縮量との少なくとも一方に基づいてフィードバックゲインを変更することを特徴とする車体傾斜装置。
  9. 請求項1〜8の何れか一項に記載の車体傾斜装置を備えることを特徴とする鉄道車両。
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