JP2005007944A - 鉄道車両の振動制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明の目的は、鉄道車両の高速化に対応して、液圧源及び装置自体をコンパクト化でき、車両の乗心地を向上することにある。
【解決手段】台車上にばねを介して支持された車体と台車との間に、前記空気ばねに併設して設けられた液圧アクチュエータと、該液圧アクチュエータを動作させる液圧媒体を供給する液圧源と、該液圧源から該液圧アクチュエータへ供給される液圧媒体と、該液圧媒体を制御する電動モータと、車体の振動加速度を検知する加速度検知手段と、加速度検知手段の検知結果を制御入力として車体の振動を抑制するよう制御入力を補償して、該電動モータを制御する制御器とから構成し、前記液圧式アクチュエータの各液圧室を絞り手段を介して連通し、台車から車体に伝わる振動のうち前記電動モータの制御可能な周波数以上の振動を抑制する絞り径で構成するようにしたことである。
【選択図】 図1
【解決手段】台車上にばねを介して支持された車体と台車との間に、前記空気ばねに併設して設けられた液圧アクチュエータと、該液圧アクチュエータを動作させる液圧媒体を供給する液圧源と、該液圧源から該液圧アクチュエータへ供給される液圧媒体と、該液圧媒体を制御する電動モータと、車体の振動加速度を検知する加速度検知手段と、加速度検知手段の検知結果を制御入力として車体の振動を抑制するよう制御入力を補償して、該電動モータを制御する制御器とから構成し、前記液圧式アクチュエータの各液圧室を絞り手段を介して連通し、台車から車体に伝わる振動のうち前記電動モータの制御可能な周波数以上の振動を抑制する絞り径で構成するようにしたことである。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両の乗り心地を改善するための振動制御装置に係り、特に液圧アクチュエータと電動モータを用いた鉄道車両の振動制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の鉄道車両の振動制御装置は、特開昭60−229858号公報に記載のように、台車上にばねを介して支持された車体と台車との間に、前記空気ばねに併設して設けられた液圧アクチュエータと、該液圧アクチュエータを動作させる液圧媒体を供給する液圧源と、液圧源から液圧アクチュエータへ供給される液圧媒体を制御するサーボ弁と、車体の振動加速度を検知する加速度検知手段と、加速度検知手段の検知結果を制御入力として車体の振動を抑制するように制御入力を補償してサーボ弁を制御する制御器とから構成し、前記液圧アクチュエータの各液圧室を絞り手段を介して連通している。
【0003】
また、台車上にばねを介して支持された車体と台車との間に、空気ばねに併設して設けられた液圧アクチュエータと、液圧アクチュエータを動作させる液圧媒体を供給する液圧源と、液圧源から液圧アクチュエータへ供給される液圧媒体と、液圧媒体を制御する電動モータとから構成した制御装置が公知である。
【0004】
【特許文献1】
特開昭60−229858号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記の前者の従来技術においては、サーボ弁を介して液圧アクチュエータを制御するため、サーボ弁と液圧アクチュエータを繋ぐ液圧配管系や、サーボ弁と液圧源を繋ぐ液圧配管系が必要な構成である。また、サーボ弁駆動のため液圧源が比較的大きな容量が必要であった。
【0006】
後者の従来技術においては、液圧源から液圧アクチュエータへ供給される液圧媒体と、液圧媒体を制御する電動モータで構成され、台車側からの衝撃的な振動に対して、車体側が敏感に反応していた。
【0007】
以上のことから、サーボ弁と液圧アクチュエータの構成では、サーボ弁駆動のため液圧源が比較的大きな容量が必要であり、装置自体が大きくなり、さらに配管系が長くなり、重量軽減やメンテナンス性が劣っていた。電動モータと液圧アクチュエータの構成では、台車側からの衝撃的な振動に対して、車体側が敏感に反応するため、車体側の乗心地が悪化するという問題が発生していた。
【0008】
本発明の目的は、鉄道車両の高速化に対応して、液圧源及び装置自体をコンパクト化でき、台車側からの衝撃的な振動に対しても車体側が敏感に反応せず、車体の乗心地向上を確保できる振動制御装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、台車上にばねを介して支持された車体と台車との間に、前記空気ばねに併設して設けられた液圧アクチュエータと、該液圧アクチュエータを動作させる液圧媒体を供給する液圧源と、該液圧源から該液圧アクチュエータへ供給される液圧媒体と、該液圧媒体を制御する電動モータと、車体の振動加速度を検知する加速度検知手段と、加速度検知手段の検知結果を制御入力として車体の振動を抑制するよう制御入力を補償して、該電動モータを制御する制御器とから構成した鉄道車両の振動制御装置において、
前記液圧式アクチュエータの各液圧室を絞り手段を介して連通し、台車から車体に伝わる振動のうち前記電動モータの制御可能な周波数以上の振動を抑制する絞り径で構成するようにしたことである。また、前記絞り手段の絞り径を固定としたことである。さらに、前記絞り手段の絞り径を減少可能な可変絞りによって構成したことである。前記電動モータはサーボモータ等を用いている。また、前記液圧アクチュエータと前記液圧源とを繋ぐ液圧配管系に、液圧媒体の供給を遮断する遮断手段を設けたことを特徴とする。
【0010】
これによれば、高速化に対応して、液圧源及び装置自体をコンパクト化でき、台車側からの衝撃的な振動に対しても車体側が敏感に反応せず、車体での良好な振動状態を維持できる効果が得られる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明による車両用振動制御装置の一実施例を図1から図3によって説明する。
【0012】
台車1上に空気ばね2を介して支持された車体3と台車1との間に、前記空気ばね2に併設して設けられた液圧アクチュエータ9と、液圧アクチュエータ9を動作させる液圧媒体を供給する液圧源17と、液圧源17から液圧アクチュエータ9へ供給される液圧媒体と、液圧媒体を制御する電動モータ16と、車体の振動加速度を検知する加速度検知手段10と、加速度検知手段10の検知結果を制御入力として車体の振動を抑制するよう制御入力を補償して、電動モータ16により双方向ポンプ15を介して液圧アクチュエータ9を制御する制御器11から構成している。液圧アクチュエータ9は左右動ダンパ8と台車1と車体3の間の左右に併設されている。4は車輪、5は車軸、6は軸箱、7は軸ばねである。液圧アクチュエータ9の各液圧室は、絞り手段14を介して連通している。液圧アクチュエータ9において、シリンダ12内部のピストン13には絞り手段14が固定されて伸縮動作を行う。絞り手段14の絞り径の寸法は、固定としている。液圧アクチュエータ9と液圧源17とを繋ぐ電磁弁ブロック18に、液圧媒体の供給を遮断する遮断手段19を設けている。液圧源17は、与圧をかけたアキュムレータからなり、少量のタンク容量での流量供給や圧力供給ができるものである。
【0013】
このような構成において、液圧源17,電動モータ16及び双方向ポンプ15が一体であるため装置自体がコンパクトであり、重量軽減が図られることになる。また、液圧源17と液圧アクチュエータ9とを電磁弁ブロック18等で繋ぐため漏れ等に関するメンテナンス性が向上する。さらに、台車1側からの衝撃的な振動に対しては、液圧アクチュエータ9の各液圧室を絞り手段14を介して連通しているため、台車1から車体3に伝わる主体的な1〜2Hz程度の振動のうち、電動モータ16の制御可能な周波数以上の振動を抑制する絞り径とした場合には、台車1からの衝撃的な振動成分や高周波数成分に対して車体3側が敏感に反応しないことになる。
【0014】
次に、異常検知時の動作状況について説明する。
【0015】
液圧アクチュエータ9と液圧源17とを繋ぐ電磁弁ブロック18において、液圧媒体の供給を遮断する遮断手段19を設けることにより、液圧アクチュエータ9の各液圧室は絞り手段14を介すため、車体3と台車1間に減衰作用が発生した状態でのパッシブ状態に保持できることになる。
【0016】
以上のように、高速走行時に対応した軽量・小型化が可能で、さらに絞り機構の作用により異常時のフェイルセイフ性向上と、高周波振動に対して悪影響がないため、車体3での良好な振動状態を維持でき、かつ振動制御性能を効果が得られる。
【0017】
図4の実施例について説明する。同図において、前記一実施例と同一符号は同一部材を示すものである。本実施例の前記一実施例との相違点は、絞り手段の絞り径を減少可能な可変絞り手段20を設け、絞り手段20の絞り径を電気配線21を介して、電気的に変化させる絞り可変器22を設けたことである。
【0018】
これにより、車両のパッシブ状態での乗心地の適正化や車体重量変化や速度変化に対応させて絞り径を変化させることにより、車両の振動状態の最適化を行い乗心地改善を図れることになる。また、流量の増加抑制や高周波振動の制御性能を電気的に改善できることになる。
【0019】
以上これらの構成は、左右方向の振動制御について述べたものであるが、上下方向にも適用可能である。
【0020】
【発明の効果】
本発明によれば、高速化に対応した液圧源及び装置自体をコンパクト化でき、台車側からの衝撃的な振動や高周波振動に対しても車体側が敏感に反応せず、車体での良好な振動状態を維持できる振動制御効果が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の鉄道車両の振動制御装置である。
【図2】図1の液圧アクチュエータ部の概観図である。
【図3】図2の液圧アクチュエータ部のブロック図である。
【図4】本発明の一実施例の鉄道車両の振動制御装置である。
【符号の説明】
1…台車、2…空気ばね、3…車体、8…左右動ダンパ、9…液圧アクチュエータ、10…加速度検知手段、11…制御器、12…シリンダ、13…ピストン、14…絞り手段、15…双方向ポンプ、16…電動モータ、17…液圧源、18…電磁弁ブロック、19…遮断手段。
【発明の属する技術分野】
本発明は車両の乗り心地を改善するための振動制御装置に係り、特に液圧アクチュエータと電動モータを用いた鉄道車両の振動制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の鉄道車両の振動制御装置は、特開昭60−229858号公報に記載のように、台車上にばねを介して支持された車体と台車との間に、前記空気ばねに併設して設けられた液圧アクチュエータと、該液圧アクチュエータを動作させる液圧媒体を供給する液圧源と、液圧源から液圧アクチュエータへ供給される液圧媒体を制御するサーボ弁と、車体の振動加速度を検知する加速度検知手段と、加速度検知手段の検知結果を制御入力として車体の振動を抑制するように制御入力を補償してサーボ弁を制御する制御器とから構成し、前記液圧アクチュエータの各液圧室を絞り手段を介して連通している。
【0003】
また、台車上にばねを介して支持された車体と台車との間に、空気ばねに併設して設けられた液圧アクチュエータと、液圧アクチュエータを動作させる液圧媒体を供給する液圧源と、液圧源から液圧アクチュエータへ供給される液圧媒体と、液圧媒体を制御する電動モータとから構成した制御装置が公知である。
【0004】
【特許文献1】
特開昭60−229858号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記の前者の従来技術においては、サーボ弁を介して液圧アクチュエータを制御するため、サーボ弁と液圧アクチュエータを繋ぐ液圧配管系や、サーボ弁と液圧源を繋ぐ液圧配管系が必要な構成である。また、サーボ弁駆動のため液圧源が比較的大きな容量が必要であった。
【0006】
後者の従来技術においては、液圧源から液圧アクチュエータへ供給される液圧媒体と、液圧媒体を制御する電動モータで構成され、台車側からの衝撃的な振動に対して、車体側が敏感に反応していた。
【0007】
以上のことから、サーボ弁と液圧アクチュエータの構成では、サーボ弁駆動のため液圧源が比較的大きな容量が必要であり、装置自体が大きくなり、さらに配管系が長くなり、重量軽減やメンテナンス性が劣っていた。電動モータと液圧アクチュエータの構成では、台車側からの衝撃的な振動に対して、車体側が敏感に反応するため、車体側の乗心地が悪化するという問題が発生していた。
【0008】
本発明の目的は、鉄道車両の高速化に対応して、液圧源及び装置自体をコンパクト化でき、台車側からの衝撃的な振動に対しても車体側が敏感に反応せず、車体の乗心地向上を確保できる振動制御装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、台車上にばねを介して支持された車体と台車との間に、前記空気ばねに併設して設けられた液圧アクチュエータと、該液圧アクチュエータを動作させる液圧媒体を供給する液圧源と、該液圧源から該液圧アクチュエータへ供給される液圧媒体と、該液圧媒体を制御する電動モータと、車体の振動加速度を検知する加速度検知手段と、加速度検知手段の検知結果を制御入力として車体の振動を抑制するよう制御入力を補償して、該電動モータを制御する制御器とから構成した鉄道車両の振動制御装置において、
前記液圧式アクチュエータの各液圧室を絞り手段を介して連通し、台車から車体に伝わる振動のうち前記電動モータの制御可能な周波数以上の振動を抑制する絞り径で構成するようにしたことである。また、前記絞り手段の絞り径を固定としたことである。さらに、前記絞り手段の絞り径を減少可能な可変絞りによって構成したことである。前記電動モータはサーボモータ等を用いている。また、前記液圧アクチュエータと前記液圧源とを繋ぐ液圧配管系に、液圧媒体の供給を遮断する遮断手段を設けたことを特徴とする。
【0010】
これによれば、高速化に対応して、液圧源及び装置自体をコンパクト化でき、台車側からの衝撃的な振動に対しても車体側が敏感に反応せず、車体での良好な振動状態を維持できる効果が得られる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明による車両用振動制御装置の一実施例を図1から図3によって説明する。
【0012】
台車1上に空気ばね2を介して支持された車体3と台車1との間に、前記空気ばね2に併設して設けられた液圧アクチュエータ9と、液圧アクチュエータ9を動作させる液圧媒体を供給する液圧源17と、液圧源17から液圧アクチュエータ9へ供給される液圧媒体と、液圧媒体を制御する電動モータ16と、車体の振動加速度を検知する加速度検知手段10と、加速度検知手段10の検知結果を制御入力として車体の振動を抑制するよう制御入力を補償して、電動モータ16により双方向ポンプ15を介して液圧アクチュエータ9を制御する制御器11から構成している。液圧アクチュエータ9は左右動ダンパ8と台車1と車体3の間の左右に併設されている。4は車輪、5は車軸、6は軸箱、7は軸ばねである。液圧アクチュエータ9の各液圧室は、絞り手段14を介して連通している。液圧アクチュエータ9において、シリンダ12内部のピストン13には絞り手段14が固定されて伸縮動作を行う。絞り手段14の絞り径の寸法は、固定としている。液圧アクチュエータ9と液圧源17とを繋ぐ電磁弁ブロック18に、液圧媒体の供給を遮断する遮断手段19を設けている。液圧源17は、与圧をかけたアキュムレータからなり、少量のタンク容量での流量供給や圧力供給ができるものである。
【0013】
このような構成において、液圧源17,電動モータ16及び双方向ポンプ15が一体であるため装置自体がコンパクトであり、重量軽減が図られることになる。また、液圧源17と液圧アクチュエータ9とを電磁弁ブロック18等で繋ぐため漏れ等に関するメンテナンス性が向上する。さらに、台車1側からの衝撃的な振動に対しては、液圧アクチュエータ9の各液圧室を絞り手段14を介して連通しているため、台車1から車体3に伝わる主体的な1〜2Hz程度の振動のうち、電動モータ16の制御可能な周波数以上の振動を抑制する絞り径とした場合には、台車1からの衝撃的な振動成分や高周波数成分に対して車体3側が敏感に反応しないことになる。
【0014】
次に、異常検知時の動作状況について説明する。
【0015】
液圧アクチュエータ9と液圧源17とを繋ぐ電磁弁ブロック18において、液圧媒体の供給を遮断する遮断手段19を設けることにより、液圧アクチュエータ9の各液圧室は絞り手段14を介すため、車体3と台車1間に減衰作用が発生した状態でのパッシブ状態に保持できることになる。
【0016】
以上のように、高速走行時に対応した軽量・小型化が可能で、さらに絞り機構の作用により異常時のフェイルセイフ性向上と、高周波振動に対して悪影響がないため、車体3での良好な振動状態を維持でき、かつ振動制御性能を効果が得られる。
【0017】
図4の実施例について説明する。同図において、前記一実施例と同一符号は同一部材を示すものである。本実施例の前記一実施例との相違点は、絞り手段の絞り径を減少可能な可変絞り手段20を設け、絞り手段20の絞り径を電気配線21を介して、電気的に変化させる絞り可変器22を設けたことである。
【0018】
これにより、車両のパッシブ状態での乗心地の適正化や車体重量変化や速度変化に対応させて絞り径を変化させることにより、車両の振動状態の最適化を行い乗心地改善を図れることになる。また、流量の増加抑制や高周波振動の制御性能を電気的に改善できることになる。
【0019】
以上これらの構成は、左右方向の振動制御について述べたものであるが、上下方向にも適用可能である。
【0020】
【発明の効果】
本発明によれば、高速化に対応した液圧源及び装置自体をコンパクト化でき、台車側からの衝撃的な振動や高周波振動に対しても車体側が敏感に反応せず、車体での良好な振動状態を維持できる振動制御効果が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の鉄道車両の振動制御装置である。
【図2】図1の液圧アクチュエータ部の概観図である。
【図3】図2の液圧アクチュエータ部のブロック図である。
【図4】本発明の一実施例の鉄道車両の振動制御装置である。
【符号の説明】
1…台車、2…空気ばね、3…車体、8…左右動ダンパ、9…液圧アクチュエータ、10…加速度検知手段、11…制御器、12…シリンダ、13…ピストン、14…絞り手段、15…双方向ポンプ、16…電動モータ、17…液圧源、18…電磁弁ブロック、19…遮断手段。
Claims (4)
- 台車上に空気ばねを介して支持された車体と台車との間に、前記空気ばねに併設して設けられた液圧アクチュエータと、該液圧アクチュエータを動作させる液圧媒体を供給する液圧源と、該液圧源から該液圧アクチュエータへ供給される液圧媒体と、該液圧媒体を制御する電動モータと、車体の振動加速度を検知する加速度検知手段と、加速度検知手段の検知結果を制御入力として車体の振動を抑制するよう制御入力を補償して、該電動モータにより双方向ポンプを介して液圧アクチュエータを制御する制御器とから構成した鉄道車両の振動制御装置において、
前記液圧式アクチュエータの各液圧室を絞り手段を介して連通し、台車から車体に伝わる振動のうち前記電動モータの制御可能な周波数以上の振動を抑制する絞り径で構成したことを特徴とする鉄道車両の振動制御装置。 - 請求項1において、前記絞り手段の絞り径を固定としたことを特徴とする鉄道車両の振動制御装置。
- 請求項1において、前記絞り手段の絞り径を減少可能な可変絞りによって構成したことを特徴とする鉄道車両の振動制御装置。
- 請求項1において、前記液圧アクチュエータと前記液圧源とを繋ぐ液圧配管系に、液圧媒体の供給を遮断する遮断手段を設けたことを特徴とする鉄道車両の振動制御装置。
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---|---|---|---|
JP2003171464A JP2005007944A (ja) | 2003-06-17 | 2003-06-17 | 鉄道車両の振動制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003171464A JP2005007944A (ja) | 2003-06-17 | 2003-06-17 | 鉄道車両の振動制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005007944A true JP2005007944A (ja) | 2005-01-13 |
Family
ID=34095898
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003171464A Pending JP2005007944A (ja) | 2003-06-17 | 2003-06-17 | 鉄道車両の振動制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005007944A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2003
- 2003-06-17 JP JP2003171464A patent/JP2005007944A/ja active Pending
Cited By (11)
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