JP2004290336A

JP2004290336A - 電気掃除機

Info

Publication number: JP2004290336A
Application number: JP2003085051A
Authority: JP
Inventors: Toshifumi Miyahara; 敏文宮原; Shusuke Kitamura; 秀典北村; Yoshiaki Onishi; 由晃大西; Takaaki Ogawa; 貴昭小川; Hirokazu Nagaoka; 宏和長岡
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 2003-03-26
Filing date: 2003-03-26
Publication date: 2004-10-21

Abstract

【課題】部品点数を削減し、組立工数も削減できる電気掃除機を提供することを目的とする。
【解決手段】ホース８の手元操作体７側の端部には、手元操作体７に接続される回転パイプ９と、前記回転パイプ９の外周に設けた導電性摺接板１０とを有し、前記導電性摺接板１０と当接し操作スイッチ基板６と電気的に接続される接点１３を、操作スイッチ基板６を覆う手元カバー１２に設けたものであり、接点１３を取り付ける別設の専用カバーを必要とせず、部品点数の削減と組立工数の削減ができる。
【選択図】図２

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般家庭において使用する電気掃除機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、この種の電気掃除機は、電気掃除機本体に接続されるホースユニットに手元操作体を設け、この手元操作体部分で電気掃除機本体の電動送風機を操作するものであった（例えば、特許文献１参照）。
【０００３】
これは、ホースユニットを構成するホースのよじれを防止するために回転パイプを介在させてホースを手元操作体に回転自在に接続し、回転パイプの外周に設けたリング状の摺接板に摺接する接点は、手元操作体に設けた別設の専用カバーに設けられ、制御装置と電気的に接続している。
【０００４】
【特許文献１】
特開平７―６７８１７号公報
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記した従来の電気掃除機では、制御装置と電気的に接続する接点が手元操作体に設けた別設の専用カバーに設けられているため、部品点数が増加し、組立工数が増加するという課題があった。
【０００６】
本発明は前記課題を解決するもので、部品点数を削減し、組立工数も削減できる電気掃除機を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明の電気掃除機は、回転パイプの外周に設けた導電性摺接板と当接し操作スイッチ基板と電気的に接続される接点を、操作スイッチ基板を覆う手元カバーに設けたものである。
【０００８】
これにより、接点を取り付ける別設の専用カバーを必要とせず、部品点数の削減と組立工数の削減ができるものである。
【０００９】
【発明の実施の形態】
請求項１に記載の発明は、電動送風機を内蔵した電気掃除機本体と、この電気掃除機本体に一端を接続されるホースユニットと、前記ホースユニットの他端に接続される延長管あるいは吸込具とを具備し、前記ホースユニットは、前記電動送風機の動作を操作するための操作スイッチ基板を設けた手元操作体と、この手元操作体に接続され塵埃を電気掃除機本体へ案内するホースとを備え、このホースの手元操作体側の端部には、手元操作体に接続される回転パイプと、この回転パイプの外周に設けた導電性摺接板とを有し、前記手元操作体は、前記回転パイプを回動自在に設けた手元パイプと、前記操作スイッチ基板を覆い前記手元パイプと結合する手元カバーとを有し、前記導電性摺接板と当接し前記操作スイッチ基板と電気的に接続される接点は、前記手元カバーに設けた電気掃除機とすることにより、接点を取り付ける別設の専用カバーを必要とせず、部品点数の削減と組立工数の削減ができるものである。
【００１０】
請求項２に記載の発明は、操作スイッチ基板は、手元パイプと手元カバーのいずれか一方または両者により保持されている請求項１に記載の電気掃除機とすることにより、接点の専用カバーを必要とせず部品点数の削減と組立工数の削減がはかれることはもちろんのこと、接点と電気的に接続される操作スイッチ基板が移動することなく保持される。特に、操作スイッチ基板を手元カバーにより保持する構成の場合は、手元カバーだけに操作スイッチ基板と接点をセットすればよいため、作業性が向上する。逆に、操作スイッチ基板を手元パイプにより保持する構成の場合は、スイッチ操作の押圧力を手元パイプで確実に受けることができ、操作スイッチ基板の割れを防止できる。
【００１１】
請求項３に記載の発明は、接点と、操作スイッチ基板とを接続する導線は、手元パイプと手元カバーの少なくとも一方に設けた導線保持部により保持されている請求項１または２に記載の電気掃除機とすることにより、手元パイプと手元カバーを結合させる際、導線のかみ込み防止ができ組立性がさらに向上する。
【００１２】
請求項４に記載の発明は、導線の途中を着脱自在なコネクターによる結合とした請求項１〜３のいずれか１項に記載の電気掃除機とすることにより、操作スイッチ基板をセットする作業と、接点を手元カバーにセットする作業を別々に行うことができ、作業性がさらに向上する。
【００１３】
請求項５に記載の発明は、コネクターは、手元パイプと手元カバーの少なくとも一方に設けたコネクター保持部により保持されている請求項４に記載の電気掃除機とすることにより、手元パイプと手元カバーを結合させる際、コネクターや導線のかみ込み防止ができ組立性がさらに向上する。
【００１４】
請求項６に記載の発明は、操作スイッチ基板は、手元パイプと手元カバーの少なくとも一方に設けた複数個の爪部で固定されている請求項２に記載の電気掃除機とすることにより、操作スイッチ基板を工具なしに容易にセットすることができ、手元カバーを手元パイプに結合する際、操作スイッチ基板が移動して組立作業を妨げることがなく、作業性が向上する。
【００１５】
請求項７に記載の発明は、操作スイッチ基板は、手元パイプと手元カバーの少なくとも一方にビスで締め付け固定されている請求項２に記載の電気掃除機とすることにより、操作スイッチ基板が確実にセットでき、手元カバーを手元パイプに結合する際、操作スイッチ基板が移動して組立作業を妨げることが全くなく、作業性が向上する。
【００１６】
請求項８に記載の発明は、操作スイッチ基板は、手元カバーに設けた複数個の爪部で仮固定され、手元カバーと手元パイプとの係合により、手元カバーと手元パイプ間に保持される請求項２に記載の電気掃除機とすることにより、操作スイッチ基板を工具なしに容易に手元カバーにセットすることができ、手元カバーを手元パイプに結合する際、操作スイッチ基板が移動して組立作業を妨げることがなく、作業性が向上する。また、操作スイッチ基板を手元カバーと手元パイプ間に保持できるため、スイッチ操作の押圧力を手元パイプで確実に受けることができ、操作スイッチ基板の割れを防止できる。
【００１７】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図面を参照して説明する。
【００１８】
（実施例１）
図１〜図５は、本発明の実施例１における電気掃除機を示すものである。
【００１９】
図１に示すように、電気掃除機は、電動送風機２を内蔵した電気掃除機本体１と、この電気掃除機本体１に一端を接続されるホースユニット３と、前記ホースユニット３の他端に接続される延長管４あるいは吸込具５とを具備している。前記ホースユニット３は、前記電動送風機２の動作を操作するための手元操作体７と、この手元操作体７に接続され塵埃を電気掃除機本体１へ案内するホース８とを備えている。
【００２０】
そして、図２に示すように、手元操作体７は、電動送風機２の動作を操作する操作スイッチ基板６を設けている。また、ホース８の手元操作体７側の端部には、手元操作体７に接続されホース８のよじれ防止のための回転パイプ９と、この回転パイプ９の外周に設けた導電性摺接板１０とを有している。前記手元操作体７は、前記回転パイプ９を回動自在に設けた手元パイプ１１と、前記操作スイッチ基板６を覆い前記手元パイプ１１とビスで締め付けなどにより結合する手元カバー１２とを有している。さらに、前記導電性摺接板１０と当接し前記操作スイッチ基板６と電気的に接続される接点１３は、前記手元カバー１２に超音波溶着により設けている。これらの具体構成については、図５によくあらわれている。
【００２１】
また、図３、図４に示すように、本実施例では、操作スイッチ基板６は手元パイプ１１により保持されているが、手元カバー１２に保持するようにしてもよく、また、手元パイプ１１と手元カバー１２の両者により保持されるようにしてもよい。そして、接点１３と操作スイッチ基板６とは導線１４で接続され、その導線１４は、手元パイプ１１と手元カバー１２の少なくとも一方に設けた導線保持部１７により保持されている。さらに、導線１４の途中は、着脱自在なコネクター１５による結合としたものである。このコネクター１５は、手元パイプ１１と手元カバー１２の少なくとも一方に設けたコネクター保持部１６により保持されている。
【００２２】
上記構成による作用は以下の通りである。
【００２３】
操作スイッチ基板６を覆う手元カバー１２に接点１３を取り付けるため、別設の専用カバーを必要とせず、部品点数の削減と組立工数の削減ができるものである。また、操作スイッチ基板６は、手元パイプ１１と手元カバー１２のいずれか一方または両者により保持されていることにより、接点１３の専用カバーを必要とせず部品点数の削減と組立工数の削減がはかれることはもちろんのこと、接点１３と電気的に接続される操作スイッチ基板６が移動することなく保持される。特に、操作スイッチ基板６を手元カバー１２により保持する構成の場合は、手元カバー１２だけに操作スイッチ基板６と接点１３をセットすればよいため、作業性が向上する。逆に、操作スイッチ基板６を手元パイプ１１により保持する構成の場合は、スイッチ操作の押圧力を手元パイプ１１で確実に受けることができ、操作スイッチ基板６の割れを防止できる。また、接点１３と、操作スイッチ基板６とを接続する導線１４は、手元パイプ１１と手元カバー１２の少なくとも一方に設けた導線保持部１７により保持されていることにより、手元パイプ１１と手元カバー１２を結合させる際、導線１４のかみ込み防止ができ組立性がさらに向上する。また、導線１４の途中を着脱自在なコネクター１５による結合としたことにより、操作スイッチ基板６をセットする作業と、接点１３を手元カバー１２にセットする作業を別々に行うことができ、作業性がさらに向上する。さらに、コネクター１５は、手元パイプ１１と手元カバー１２の少なくとも一方に設けたコネクター保持部１６により保持されていることにより、手元パイプ１１と手元カバー１２を結合させる際、コネクター１５や導線１４のかみ込み防止ができ組立性がさらに向上するものである。
【００２４】
（実施例２）
次に本発明の実施例２における電気掃除機について、図６、図７を用いて説明する。実施例１と同一構成要素については同一符号を付して、その説明を省略する。
【００２５】
本実施例では、実施例１との相違は、操作スイッチ基板６が、手元パイプ１１と手元カバー１２の少なくとも一方に設けた複数個の爪部１８で固定されていることであり、他は同じである。
【００２６】
これにより、操作スイッチ基板６を工具なしに容易にセットすることができ、手元カバー１２を手元パイプ１１に結合する際、操作スイッチ基板６が移動して組立作業を妨げることがなく、作業性が向上するようにしている。
【００２７】
操作スイッチ基板６のセットの具体例を示すと、操作スイッチ基板６は、手元カバー１２に設けた複数個の爪部１８で仮固定され、手元カバー１２と手元パイプ１１との結合により、手元カバー１２とパイプ１１により保持されるものである。これにより、操作スイッチ基板６を工具なしに容易に手元カバー１２にセットすることができ、手元カバー１２を手元パイプ１１に結合する際、操作スイッチ基板６が移動して組立作業を妨げることがなく、作業性を向上させている。同時に、操作スイッチ基板６を手元カバー１２と手元パイプ１１間に保持できるため、スイッチ操作の押圧力を手元パイプ１１で確実に受けることができ、操作スイッチ基板６の割れを防止できるものである。
【００２８】
なお、操作スイッチ基板６は、手元パイプ１１と手元カバー１２の少なくとも一方にビスで締め付け固定されることもできる。この場合、操作スイッチ基板６が確実にセットでき、手元カバー１２を手元パイプ１１に結合する際、操作スイッチ基板６が移動して組立作業を妨げることが全くなく、作業性が向上する。
【００２９】
【発明の効果】
上記したように、本発明の電気掃除機によれば、回転パイプの外周に設けた導電性摺接板と当接し操作スイッチ基板と電気的に接続される接点を、操作スイッチ基板を覆う手元カバーに設けたものであり、接点を取り付ける別設の専用カバーを必要とせず、部品点数の削減と組立工数の削減ができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施例１における電気掃除機の全体を示す斜視図
【図２】同電気掃除機の手元操作体部分の横断面図
【図３】同手元操作体部分の手元パイプの横断面図
【図４】同手元操作体部分の手元カバーの下面図
【図５】同電気掃除機の手元操作体部分の縦断面図
【図６】本発明の実施例２における電気掃除機の手元カバーの下面図
【図７】同手元カバーの横断面図
【符号の説明】
１電気掃除機本体
２電動送風機
３ホースユニット
４延長管
５吸込具
６操作スイッチ基板
７手元操作体
８ホース
９回転パイプ
１０導電性摺接板
１１手元パイプ
１２手元カバー
１３接点

Claims

電動送風機を内蔵した電気掃除機本体と、この電気掃除機本体に一端を接続されるホースユニットと、前記ホースユニットの他端に接続される延長管あるいは吸込具とを具備し、前記ホースユニットは、前記電動送風機の動作を操作するための操作スイッチ基板を設けた手元操作体と、この手元操作体に接続され塵埃を電気掃除機本体へ案内するホースとを備え、このホースの手元操作体側の端部には、手元操作体に接続される回転パイプと、この回転パイプの外周に設けた導電性摺接板とを有し、前記手元操作体は、前記回転パイプを回動自在に設けた手元パイプと、前記操作スイッチ基板を覆い前記手元パイプと結合する手元カバーとを有し、前記導電性摺接板と当接し前記操作スイッチ基板と電気的に接続される接点は、前記手元カバーに設けた電気掃除機。
操作スイッチ基板は、手元パイプと手元カバーのいずれか一方または両者により保持されている請求項１に記載の電気掃除機。
接点と、操作スイッチ基板とを接続する導線は、手元パイプと手元カバーの少なくとも一方に設けた導線保持部により保持されている請求項１または２に記載の電気掃除機。
導線の途中を着脱自在なコネクターによる結合とした請求項１〜３のいずれか１項に記載の電気掃除機。
コネクターは、手元パイプと手元カバーの少なくとも一方に設けたコネクター保持部により保持されている請求項４に記載の電気掃除機。
操作スイッチ基板は、手元パイプと手元カバーの少なくとも一方に設けた複数個の爪部で固定されている請求項２に記載の電気掃除機。
操作スイッチ基板は、手元パイプと手元カバーの少なくとも一方にビスで締め付け固定されている請求項２に記載の電気掃除機。
操作スイッチ基板は、手元カバーに設けた複数個の爪部で仮固定され、手元カバーと手元パイプとの係合により、手元カバーと手元パイプ間に保持される請求項２に記載の電気掃除機。