JP2004289955A - 電力変換装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】冷却器1の両面にそれぞれ取付けられた複数のスイッチング素子2a,2bと、この冷却器の両面に取付けられたスイッチング素子から等距離となる中間位置に前記複数の平滑コンデンサ4を配置し、当該平滑コンデンサに対し、前記各スイッチング素子から発生するサージ電圧、前記電力変換装置の接続される負荷によるリプル電流の偏りを無くす電力変換装置である。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)等のスイッチング素子近傍に平滑コンデンサが設置された電力変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、電力変換装置は、半導体デバイス、IGBT素子のような大容量高速スイッチング素子が用いられているが、通電時に蓄えられる回路のエネルギーにより、スイッチング素子がオンからオフに移行する際に電圧サージが生ずる。この電圧サージがスイッチング素子の定格電圧を越えると、スイッチング素子が破損することがある。
【0003】
そこで、スイッチング素子の破損を防ぐ為、スイッチング素子の近傍に平滑コンデンサを設置し、電圧サージ発生時に生じるサージ電流を吸収し、電圧サージを低減することが行われている。
【0004】
図9は従来の電力変換装置を示す構成図であって、同図(a)は冷却器の一方面側を見た部品配置図、同図(b)は同図(a)のA−A矢視図である。
【0005】
この電力変換装置は、冷却フイン及び放熱部からなる冷却器51の冷却フインa面側に複数のIGBT等のスイッチング素子52a、冷却器51の冷却フインb面側に複数のIGBT等のスイッチング素子52bが取り付けられ、さらに、スイッチング素子52a、スイッチング素子52bの動作時に発生するサージ電圧を抑え、リプル電流を吸収する平滑コンデンサ53a、53bが取付けられている。なお、冷却器51のa面側スイッチング素子52aをコンバータ装置、冷却器51のb面側スイッチング素子52bをインバータ装置と呼ぶ。54aはスイッチング素子52aと平滑コンデンサ53aとを接続する主回路を構成するブスバーであり、54bはスイッチング素子52bと平滑コンンデンサ53bとを接続する主回路を構成するブスバーである。
【0006】
このような電力変換装置においては、図示しない制御部によって制御されるゲート信号に基づき、コンバータ装置のスイッチング素子52aが動作し、図示しない交流電源から供給される交流電圧を直流電圧に変換し、さらにインバータ装置のスイッチング素子52bにより再び交流電圧に変換し、図示しない負荷に供給する。この際、コンバータ側のスイッチング素子52aのスイッチングによって発生するサージ電圧やリプル電流を吸収するのが、スイッチング素子52aの近傍に設置される平滑コンデンサ53aであり、同様にインバータ側のスイッチング素子52bのスイッチングによって発生するサージ電圧やリプル電流を吸収するのが、スイッチング素子52bの近傍に設置される平滑コンデンサ53bである。
【0007】
また、従来の電力変換装置としては、特開2002−84766号公報に記載するように、スイッチング素子と平滑コンデンサとを接続するブスバーを積層化構成とし、回路内のインダクタンスを低減させて電圧サージを抑制する技術が提案されている。
【0008】
さらに、従来の他の電力変換装置としては、特許第2531928号公報に記載するように、スイッチング素子と平滑コンデンサとを同一のブスバーで接続する構成のものも提案されている。
【0009】
【特許文献1】
特開2002−84766号公報
【0010】
【特許文献2】
特許第2531928号明細書
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、以上のような電力変換装置では、次のような問題が指摘されている。
【0012】
(1) インバータ側は、モータ等のごとき負荷が接続されていることから、スイッチング素子52bに近接する平滑コンデンサ53bに大きなリプル電流が流入することが多い。通常、コンバータ装置側のブスバー54aとインバータ装置側のブスバー54bは図10に示すごとく回路上接続されており、スイッチング素子52a側の電流はブスバー54aを通って近い側の平滑コンデンサ53aに流入するが、モータ等の負荷によるリプル電流は、ブスバーが長くなる分インピーダンスが大きくなることから、平滑コンデンサ53a側にはほとんど流入せず、インバータ装置側平滑コンデンサ53bに流入する。その結果、平滑コンデンサの特性上、リプル電流の流入量に応じて平滑コンデンサ自身が発熱し寿命が短縮するので、コンバータ装置側平滑コンデンサ53aとインバータ装置側平滑コンデンサ53bの寿命のバランスがくずれ、インバータ側平滑コンデンサ53bの寿命が短くなってしまう。
【0013】
(2) また、平滑コンデンサ53a,53bは、ともに熱源である冷却器51及びスイッチング素子52a,52bの近傍に設置されているので、スイッチング素子52a,52bから発生する熱のあおりを受け、平滑コンデンサ53a,53bの周囲温度が上昇し、これら平滑コンデンサ53a,53bの寿命が短縮する。また、平滑コンデンサ53a,53bの外形にもよるが、複数の平滑コンデンサ53a,53bを並べた場合、スイッチング素子52a,52bから距離的に近いものと遠いものとがあり、かつ、各スイッチング素子52a,52bと平滑コンデンサ53a,53bとを接続するブスバー54a,54bのインピーダンスの相違によるリプル電流量の大小により、平滑コンデンサ53a,53bにおける寿命上のバランスが崩れることがある。
【0014】
(3) また、前述した特開2002−84766号公報に記載するように、ブスバーを積層構成とすれば、回路内のインダクタンスを低減させて電圧サージを抑制できるが、スイッチング素子と平滑コンデンサとの取付け位置が上下にずれている場合、スイッチング素子の発熱が取付け位置に応じて平滑コンデンサに影響を与え、当該平滑コンデンサの寿命が短くなったり、平滑コンデンサが3列以上になっている場合、ブスバー構成が複雑になり、コストアップにつながる。また、スイッチング素子の数量に対し、平滑コンデンサの数量が多い場合、スイッチング素子から平滑コンデンサの端子までの距離がばらついてインピーダンス差が生じ、ひいては平滑コンデンサの負荷のばらつきから平滑コンデンサの寿命が極端にばらつくことがある。
【0015】
(4) さらに、前述した特許第2531928号公報に記載するように、スイッチング素子と平滑コンデンサとを同一のブスバーで接続する構成のものは、どうしてもブスバーの構成が複雑になり、コストアップにつながる他、大型の複数の平滑コンデンサを取付けることが難しくなる。さらに、冷却器の各面のスイッチング素子から平滑コンデンサまでのブスバーの構成が異なり、インピーダンスの違いから電圧サージを均等に削減することができない。
【0016】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、スイッチング素子から発生するサージ電圧の均一な削減化、平滑コンデンサの周囲温度の低減化を図り、平滑コンデンサの長寿命化を実現する電力変換装置を提供することを目的とする。
【0017】
また、本発明の他の目的は、スイッチング素子及び平滑コンデンサに関連するブスバーによるインダクタンスの削減ないしインピーダンスの均等化を図り、サージ電圧の低減化,ひいては平滑コンデンサの長寿命化を実現する電力変換装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
(1) 上記課題を解決するために、本発明に係る電力変換装置は、冷却器の両面に取付けられたスイッチング素子から等距離となる中間位置に複数の平滑コンデンサを配置し、当該平滑コンデンサに対し、前記各スイッチング素子から発生するサージ電圧、前記電力変換装置の接続される負荷によるリプル電流の偏りを無くす構成である。
【0019】
この発明は以上のような構成とすることにより、複数の平滑コンデンサが冷却器両面に設置されるスイッチング素子の中間位置に設置するので、各スイッチング素子から発生するサージ電圧を均一に削減でき、また負荷によるリプル電流を均一にして複数の平滑コンデンサに供給することが可能である。
【0020】
なお、以上のような電力変換装置の構成において、前記複数の平滑コンデンサは前記冷却器に対して水平方向に取付けられ、また当該複数の平滑コンデンサと前記冷却器とを隔離するごとく当該冷却器に対して垂直に前記平滑コンデンサを接続する導体(コンデンサ側ブスバー)を配置し、かつ、前記冷却器両面のスイッチング素子を覆うように前記スイッチング素子を接続する導体(素子側ブスバー)を配置することにより、熱源となるスイッチング素子及び冷却器から発生される暖められた空気を遮断でき、よって、平滑コンデンサの周囲温度を低減でき、平滑コンデンサの長寿命化を図ることが可能である。
【0021】
また、前記スイッチング素子を接続する素子側ブスバー及び前記平滑コンデンサを接続するコンデンサ側ブスバーは、それぞれ正側のスイッチング素子、前記平滑コンデンサに接続する正側ブスバー、負側のスイッチング素子、前記平滑コンデンサに接続する負側ブスバー、正側及び負側スイッチング素子の共通接続部分を接続する中点ブスバーで構成され、これら正側、負側及び中点ブスバーを絶縁層を挟んで密着すれば、各ブスバーのインダクタンスを低減化でき、サージ電圧を小さくすることが可能となる。
【0022】
さらに、本発明は、以上のような構成の電力変換装置において、前記素子側ブスバーと前記コンデンサ側ブスバーとを連結する連結ブスバーが設けられ、この連結ブスバーは、前記冷却器にスイッチング素子が並列に配置されている場合、前記各スイッチング素子と前記各平滑コンデンサとの相対距離の変化に応じて、一部のブスバー経路の幅及び厚さを調整すれば、各スイッチング素子と各平滑コンデンサとを連結する連結ブスバーのインピーダンスを等しくすることが可能となり、ひいては各平滑コンデンサに流入するリプル電流が均一になり、平滑コンデンサの長寿命化を図ることが可能である。
【0023】
さらに、本発明は、以上のような電力変換装置の構成において、平滑コンデンサを接続するコンデンサ側ブスバーと前記スイッチング素子を接続する素子側ブスバーまたはこれらコンデンサ側ブスバー及び素子側ブスバーを連結する連結部ブスバーとを前記平滑コンデンサの端子に共締めし固定すれば、スイッチング素子と平滑コンデンサとの距離が最小となり、スイッチング素子から平滑コンデンサまでのインピーダンスを最小にし、サージ電圧を最小にすることが可能となる。
【0024】
さらに、本発明は、以上のような電力変換装置の構成において、前記冷却器にスイッチング素子が並列に配置されている場合、これら各スイッチング素子を接続する中点ブスバーは、前記各並列毎に独立して設けられ、かつ、ほぼ同一径及びほぼ同一長にして外部に導出すれば、並列構成のスイッチング素子の電流バランスを等しくすることが可能である。
【0025】
さらに、本発明は、以上のような電力変換装置の構成において、前記複数の平滑コンデンサは、前記コンデンサ側ブスバーに複数列接続し、かつ、平滑コンデンサの接続する電極端子の向きを一段ずつ逆になるように配置すれば、平滑コンデンサの容量を増加させ、リプル電流耐量を増加させて、平滑コンデンサの長寿命化を図ることが可能である。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0027】
(第1の実施の形態)
図1は本発明に係る電力変換装置の第1の実施の形態を示す構成図である。
【0028】
この電力変換装置は、冷却器1のa面側に複数のIGBT等のスイッチング素子2aが取付けられ、また同じく冷却器1のb面側に複数のIGBT等のスイッチング素子2bが取り付けられている。この冷却器1のa面側に設置される複数のIGBT等のスイッチング素子2aをコンバータ装置3a、冷却器1のb面側に設置される複数のIGBT等のスイッチング素子2bをインバータ装置3bとする。4はスイッチング素子2a,2bの動作時に発生するサージ電圧を抑え、負荷によるリプル電流を吸収する平滑コンデンサであって、この平滑コンデンサ4は、冷却フイン21の一側面側で、冷却器1に対して水平方向に取付けられ、かつ、コンバータ装置3a及びインバータ装置3bと等距離なる中間位置に配置されている。22は冷却器1の放熱器である。5はコンデンサ側ブスバー、6aはコンバータ側の素子側ブスバー、6bはインバータ側の素子側ブスバーである。
【0029】
次に、以上のような電力変換装置の作用について説明する。
【0030】
複数のスイッチング素子2a,…、2b,…はともに図示しない制御部からのゲート信号を受けてスイッチング動作を開始する。コンバータ装置3aは、ゲート信号に基づくスイッチング素子2a,…の動作により、交流電源電圧を直流電圧に変換し、またインバータ装置3bは、ゲート信号に基づくスイッチング素子2b,…の動作により、コンバータ装置3aにより変換された直流電圧を交流電圧に変換し、図示しないモータ等の負荷に電力を供給する。
【0031】
このとき、スイッチング素子2a,…、2b,…の動作によって電圧サージが生じるが、平滑コンデンサ4がコンバータ側スイッチング素子2a,…、インバータ側スイッチング素子2b,…の中間位置に設置されているので、平滑コンデンサ4は、電圧サージを受ける負担率が均等になり、各平滑コンデンサ4の寿命にばらつきを無くすことができる。また、負荷が大きくなると平滑コンデンサ4に流れるリプル電流も大きくなるが、平滑コンデンサ4がスイッチング素子2a、2bから均等な距離にあるので、同様に各平滑コンデンサ4の寿命にばらつきを無くすことができる。
【0032】
(第2の実施の形態)
図2は本発明に係る電力変換装置の第2の実施の形態を示す構成図である。なお、同図において図1と同一部分には同一符号を付し、図1の説明に譲る。
【0033】
この実施の形態は、複数のスイッチング素子2a,…、2b,…及び平滑コンデンサ4が図1と同様な配置構成となっているので、図1の説明に譲り、ここでは特にコンデンサ側ブスバー5及び素子側ブスバー6a,6bの配置構成について説明する。
【0034】
ここで、コンデンサ側ブスバー5は、複数の平滑コンデンサ4,…を接続するものであって、平滑コンデンサ4,…と冷却器1とを隔離するように冷却器1に対して垂直に配置され、平滑コンデンサ4が発熱体であるスイッチング素子2a,…、2b,…及び冷却器1から発生する発熱空気を遮断する構成となっている。
【0035】
次に、以上のような実施の形態の作用を説明する。
【0036】
複数のスイッチング素子2a,…、2b,…はともに図示しない制御部からのゲート信号を受けてスイッチング動作を開始する。これらスイッチング素子2a,…、2b,…の動作によって当該スイッチング素子2a,2bが発熱するが、スイッチング素子の図示しない放熱板及び冷却器1により冷却される。但し、スイッチング素子の発熱は、図示しない放熱板以外の面からも放熱するが、冷却器1自体にも熱が印加されるので、スイッチング素子2a,…、2b,…及び冷却器1の周囲の空気の温度が上昇する。
【0037】
ここで、平滑コンデンサ4と発熱体であるスイッチング素子2a,…、2b,…及び冷却器1とがコンデンサ側ブスバー5で隔離されているので、スイッチング素子2a,…、2b,…や冷却器1により暖められた空気がコンデンサ側ブスバー5で遮断されるので、平滑コンデンサ4周囲の空気温度がスイッチング素子2a,…、2b,…や冷却器1の発熱量による上昇を抑制することができる。
【0038】
また、冷却器1両面のスイッチング素子2a,2bを覆うように当該スイッチング素子2a,2bを接続する素子側ブスバー6a,6bが配置されている。
【0039】
従って、以上のような実施の形態によれば、複数の平滑コンデンサ4,…と冷却器1とを隔離するようにコンデンサ側ブスバー5を垂直に配置することにより、スイッチング素子2a,…、2b,…や冷却器1側の周囲空気と平滑コンデンサ4,…側の周囲空気とを遮断することにより、スイッチング素子2a,…、2b,…や冷却器1から発する暖められた空気により、平滑コンデンサ4の周囲温度が上昇を抑制でき、ひいては平滑コンデンサ4の長寿命化を図ることができる。また、冷却器両面のスイッチング素子2a,2bを覆うように前記スイッチング素子を接続する素子側ブスバー6a,6bを配置しているので、スイッチング素子2a,2bから発生する熱も遮断され、平滑コンデンサ4に与える熱的な影響を受け難くすることができる。
【0040】
(第3の実施の形態)
図3は本発明に係る電力変換装置の第3の実施の形態を示す構成図である。なお、同図において図1、図2と同一部分には同一符号を付し、その詳しい説明は図1,図2に譲る。
【0041】
この実施の形態は、複数のスイッチング素子2a,…、2b,…及び平滑コンデンサ4が図1と同様な配置構成であるので図1の説明に譲り、特にコンデンサ側ブスバー5及び素子側ブスバー6について説明する。
【0042】
コンデンサ側ブスバー5は、平滑コンデンサ4と冷却器1との間に冷却器1に対して垂直方向に配置されるブスバーであって、複数のブスバー5a,5b,5cからなる。また、素子側ブスバー6aは複数のブスバー6aa,6ab,6acからなり、インバータ側の素子側ブスバー6bは同様に複数のブスバー6ba,6bb,6bcからなる。これらブスバーのうち、ブスバー5a、6aa,6baは正電圧側のスイッチング素子、平滑コンデンサに接続するP側ブスバー、5b,6ab,6bbは負電圧側のスイッチング素子、平滑コンデンサに接続するN側ブスバー、5c,6bc,6bcは正電圧側のスイッチング素子と負電圧側のスイッチング素子との共通接続部分を接続する素子中点ブスバーである。7及び8a,8bは各ブスバー間に介在される絶縁物である。つまりP側ブスバー5a、6aa,6ba、N側ブスバー5b,6ab,6bb及び素子中点ブスバー5c,6bc,6bcが絶縁物7,8a,8bを挟んで密着された構成となっている。
【0043】
次に、以上のような電力変換装置の作用を説明する。
【0044】
複数のスイッチング素子2a,…、2b,…はともに図示しない制御部からのゲート信号を受けてスイッチング動作を開始する。コンバータ装置3aは、ゲート信号に基づくスイッチング素子2a,…の動作により、交流電源電圧を直流電圧に変換し、インバータ装置3bは、ゲート信号に基づくスイッチング素子2b,…の動作により、コンバータ装置3aで変換された直流電圧を交流電圧に変換し、図示しないモータ等の負荷に電流を供給する。
【0045】
このとき、スイッチング素子2a,2b及び平滑コンデンサ4に接続されている各ブスバー5a,5b,5c、6aa,6ab,6ac、6ba,6bb,6bcのインダクタンス成分が大きい場合にサージ電圧が大きくなるが、P側ブスバー5a、6aa,6baとN側ブスバー5b,6ab,6bbとが絶縁物7,8a,8bを挟んで密着されているので、P側ブスバーとN側ブスバーのそれぞれ生じる磁束が互いに打ち消され、結果としてインダクタンスを削減することが可能となる。これにより、サージ電圧を小さくすることができる。
【0046】
従って、以上のような実施の形態によれば、絶縁物7,8a,8bを挟んで、P側ブスバー5a、6aa,6baとN側ブスバー5b,6ab,6bbとを互いに密着することにより、これらP側ブスバー5a、6aa,6ba及びN側ブスバー5b,6ab,6bbのインダクタンスを削減でき、サージ電圧を小さくすることができる。
【0047】
(第4の実施の形態)
図4は本発明に係る電力変換装置の第4の実施の形態を示す構成図である。
【0048】
同図において、1は冷却器、2a(図示せず),2bはスイッチング素子であって、冷却器1のb面側にはスイッチング素子2bとして4列のスイッチング素子2bc,2bd,2be,2bfが配置され、図示していない冷却器a面側にも同様に4列のスイッチング素子が配置されている。4は平滑コンデンサであって、この平滑コンデンサ4は、複数の平滑コンデンサ4c,4d,4e,4f,4g,4hからなる。
【0049】
5は平滑コンデンサ4c〜4hを接続するためのブスバー、6a(図示せず)、6bは冷却器1のa面,b面のスイッチング素子2ac〜2af(図示せず)、2bc〜2bfを接続するブスバー、9a,9bはブスバー5とブスバー6a,6bとを接続する連結ブスバーである。
【0050】
この連結ブスバー9a,9bにおいても、実際には図3に対応するようにP側連結ブスバー9a(9aa〜9ac)、N側連結ブスバー9b(9ba〜9bc)が設けられ、コンデンサ側ブスバー5、素子側ブスバー6a,6bと接続する部分以外は絶縁物8a,8bを介在させた状態で密着されている。この連結ブスバー9(9a,9b)には一部に幅広の補強部9cが形成されている。
【0051】
この連結ブスバー9a,9bに補強部9cを設けた理由は次の通りである。冷却器1へのスイッチング素子例えば2bc〜2bfの取付位置と平滑コンデンサ例えば4c〜4hとは、当該平滑コンデンサの外形等により、平滑コンデンサが電力変換装置下方に設置されるに従い、スイッチング素子例えば2bc〜2bfから距離的に遠くなる。連結ブスバー9である導体は一般に経路の幅に比例してインピーダンスが大きくなることから、各連結ブスバー9a,9bともインピーダンスを等しくする必要がある。
【0052】
そこで、連結ブスバー9a,9bは、それぞれ平滑コンデンサ4c,4e、4g(又は4d,4f,4h)に接続される経路の幅及び厚さを変えることにより、インピーダンスを等しくする。また、連結ブスバー9a,9bが絶縁物8a,8bを介して密着させることにより、互いのインダクタンスが打ち消され、サージ電圧を削減することができる。
【0053】
従って、以上のような実施の形態によれば、スイッチング素子例えば2bc〜2bfと平滑コンデンサ4c〜4hとの距離が異なっても、連結ブスバー9a,9bの幅及び厚さを調整することにより、各スイッチング素子2bc〜2bfと平滑コンデンサ4c〜4hとの間のインピーダンスを等しくすることができ、平滑コンデンサ4c〜4hに流入するリプル電流のばらつきを無くすことができ、しかも連結ブスバー9a,9bを絶縁物8a,8bを介して密着させることで互いのインダクタンスが打ち消され、サージ電圧の削減化により平滑コンデンサの寿命を延ばすことができる。
【0054】
(第5の実施の形態)
図5は本発明に係る電力変換装置の第5の実施の形態を示す構成図である。なお、同図は冷却器1側から平滑コンデンサ4を見た図である。
【0055】
平滑コンデンサ4側から冷却器1側方向に、図3に示すごとく中点コンデンサブスバー5c,絶縁物8,P側コンデンサブスバー5a,絶縁物8,N側コンデンサブスバー5bの順序で配置されているが、平滑コンデンサ4の端子とコンデンサ側ブスバー5(5a,5b)と素子側ブスバー6(6a,6b)との接続が必要となる。
【0056】
そこで、この実施の形態では、平滑コンデンサ4の端子41(+端子)、端子42(−端子)とコンデンサ側ブスバー5,素子側ブスバー6とを共締めにより接続する構成とする。例えば素子側ブスバー6、コンデンサ側ブスバー5を平滑コンデンサ4の端子41(+端子)、端子42(−端子)にねじ止めなどによって直接入れ込むことにより接続する。
【0057】
この電力変換装置においては、スイッチング素子2a,2bの動作により電圧サージが生じるが、平滑コンデンサ4に対してサージ電流を流入させることにより吸収する。この際、スイッチング素子2a,2b−平滑コンデンサ4間の接続を最短距離となるように接続し、ブスバーのインダクタンスを削減し、かつ、直接平滑コンデンサ4と素子側ブスバー6とを接続することにより、サージ電流を直接平滑コンデンサ4に流入することで一層の電圧サージを抑えることができる。
【0058】
なお、図示しないがコンデンサ側ブスバー5と素子側ブスバー6との間に第4の実施の形態で示した連結ブスバー9a,9bを取付ける場合、図5(b)に示すように連結ブスバー9a,9b側からコンデンサ側ブスバー5を経由して平滑コンデンサ4の端子41(+端子)または端子42(−端子)に直接ねじ止めする構成としても、前述と同様の効果を奏する。
【0059】
(第6の実施の形態)
図6は本発明に係る電力変換装置の第6の実施の形態を示す構成図である。なお、同図において図1、図3、図4と同一部分には同一符号を付し、その詳しい説明は図1、図3、図4に譲る。
【0060】
同図において1はIGBT等のスイッチング素子であって、具体的には正負のスイッチング素子の組によって構成されている。6はスイッチング素子1に接続される素子側ブスバーであって、正側のスイッチング素子のエミッタと接続されるP側ブスバー6aa,6ba、負側のスイッチング素子のコレクタと接続されるN側ブスバー6ab,6bb、正側のスイッチング素子のコレクタと負側のスイッチング素子のコレクタとを接続する素子中点ブスバー6bc,6bcが設けられている。
【0061】
これら素子中点ブスバー6bc,6bcは並列に構成されている正負のスイッチング素子の組毎に独立して設けられている。そこで、各独立した中点ブスバー6bc,…、6ac,…からそれぞれ導体10が導出されているが、これら各導体10としては、同一径及び同一長となるように導出することにより、同一インピーダンスとし、図示しない電力変換装置外部の負荷に接続する構成とする。
【0062】
従って、以上のような実施の形態によれば、図示しない電力変換装置外部の負荷に大電流を出入力させるために、並列接続構成のスイッチング素子2毎に設けられた中点ブスバー6bc,…、6ac,…に同一径,同一長の同一インピーダンスの導体10を取り出すことにより、図示しない電力変換装置の外部負荷までの経路が同一インピーダンスとなり、よって、並列接続されたスイッチング素子スイッチング素子2ac〜2af(図示せず)、2bc〜2bfの負荷率のばらつきを小さくすることができる。
【0063】
(第7の実施の形態)
図7は本発明に係る電力変換装置の第7の実施の形態を示す構成図である。
【0064】
この実施の形態は、例えば3列の平滑コンデンサ4がコンデンサ側ブスバー5(5a,5b,5c)に接続され、さらにコンバータ装置3a,インバータ装置3bの素子側ブスバー6(6aa,6ab、6ac、6ba,6bb,6bc)に接続されている。なお、平滑コンデンサ4の接続方法は、図5で示しているので、ここでは省略する。平滑コンデンサ4の端子41(+端子),42(−端子)は、一段ずつ逆に配列し、コンデンサ側ブスバー5と素子側ブスバー6の接続に対し、P側,N側の接続が交互、かつ、等間隔な構成となっている。
【0065】
以上のような実施の形態によれば、冷却器1の両面に配置されるコンバータ装置3a、インバータ装置3bの中間位置に配置されるブスバー5に複数列の平滑コンデンサ4を並設することにより、電力変換装置の平滑コンデンサ4の容量を増加させ、リプル耐量を増加させることにより平滑コンデンサ4の寿命を延ばすことができる。
【0066】
なお、本願発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。上記実施の形態(図1ないし図7)では、1個の電力変換装置について説明したが、図8に示すように3個組み合わせることにより、3相分の電力変換装置を構成する。11a,11b,11cは各相の電力変換装置であって、これら電力変換装置11a,11b,11cは下部の相接続ブスバー12a,12bにより接続されている。
【0067】
このような構成によれば、各相毎に1個の電力変換装置を使用することにより、部品の小型化、保守性、作業性を向上させることができる。
【0068】
また、各実施の形態は可能な限り組み合わせて実施することが可能であり、その場合には組み合わせによる効果が得られる。さらに、上記各実施の形態には種々の上位,下位段階の発明が含まれており、開示された複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得るものである。例えば問題点を解決するための手段に記載される全構成要件から幾つかの構成要件が省略されうることで発明が抽出された場合には、その抽出された発明を実施する場合には省略部分が周知慣用技術で適宜補われるものである。
【0069】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、平滑コンデンサを接続するブスバーから冷却器の両面に設置されるスイッチング素子までの距離を等しくし、電圧サージやリプル電流の偏りがなくし、平滑コンデンサの寿命のばらつきを無くすことができる。また、平滑コンデンサが冷却器に水平に取付け、また平滑コンデンサに接続するブスバーが冷却器に対して垂直に配置し、スイッチング素子、冷却器側の周囲の空気と平滑コンデンサの周囲の空気との流通を遮断しているので、スイッチング素子や冷却器の発熱量により、平滑コンデンサの周囲温度が上昇することなく、平滑コンデンサの長寿命化を図ることができる。
【0070】
また、絶縁物を挟んでP側ブスバーとN側ブスバーとを密着する構成であるので、ブスバーのインダクタンスを削減でき、これにより電圧サージを小さくできる。
【0071】
さらに、スイッチング素子が並列構成の場合、中立ブスバーを各素子毎に独立させ、電流を同一インピーダンスの導体で負荷に出入力するので、並列するスイッチング素子のばらつきを小さくできる。
【0072】
さらに、冷却器両面に配置されるコンバータ装置、インバータ装置の中間位置に配置されるブスバーに複数列の平滑コンデンサを設置するので、電力変換装置の平滑コンデンサの容量を増加させ、リプル耐量を増加させることにより、平滑コンデンサの寿命を増加させることができる。
【0073】
さらに、以上のような電力変換装置を1相分に1個使用し、かつ、複数個を接続し、複数相の電力変換装置を構成することにより、電力変換装置の小型化、保守性、作業性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電力変換装置の第1の実施の形態を示す構成図であって、同図(a)は冷却器の一方面側を見た部品配置図、同図(b)は同図(a)のA−A’矢視図。
【図2】本発明に係る電力変換装置の第2の実施の形態を示す構成図であって、同図(a)は冷却器の一方面側を見た部品配置図、同図(b)は同図(a)のA−A’矢視図。
【図3】本発明に係る電力変換装置の第3の実施の形態を示す構成図であって、同図(a)は冷却器の一方面側を見た部品配置図、同図(b)は同図(a)のA−A’矢視図。
【図4】本発明に係る電力変換装置の第4の実施の形態を示す冷却器の一方面側から見た部品配置図。
【図5】本発明に係る電力変換装置の第5の実施の形態を示す冷却器側からブスバーを含む平滑コンデンサを見た図及び連結ブスバー、コンデンサ側ブスバー及び平滑コンデンサとの接続関係を示す側面図。
【図6】本発明に係る電力変換装置の第6の実施の形態を示す構成図であって、同図(a)は冷却器の一方面側を見た部品配置図、同図(b)は同図(a)のA−A’矢視図。
【図7】本発明に係る電力変換装置の第7の実施の形態を示す構成図であって、同図(a)は冷却器の一方面側を見た部品配置図、同図(b)は同図(a)のA−A’矢視図。
【図8】本発明に係る電力変換装置の変形例を説明する構成図。
第3の実施の形態におけるエレベータ制御システムの動作を説明するフローチャート。
【図9】従来の電力変換装置を説明する構成図であって、同図(a)は冷却器の一方面側を見た部品配置図、同図(b)は同図(a)のA−A’矢視図。
【図10】従来の電力変換装置を示す構成図であって、コンバータ装置側のブスバーとインバータ装置側のブスバーとが回路的に接続されていることを説明する回路図。
【符号の説明】
1…冷却器、2a,2b…スイッチング素子、3a…コンバータ装置、3b…インバータ装置、4…平滑コンデンサ、5…コンデンサ側ブスバー、6a,6b…素子側ブスバー、5a、6aa,6ba…P側ブスバー、5b,6ab,6bb…N側ブスバー、5c,6bc,6bc…中点ブスバー、7,8a,8b…絶縁物、9a,9b…連結ブスバー、10…導体。
Claims (7)
- 冷却器の両面にそれぞれ取付けられた複数のスイッチング素子と、これらスイッチング素子の近傍に設置され、前記スイッチング素子の動作により発生するサージ電圧を抑制する複数の平滑コンデンサとで構成された電力変換装置において、
前記冷却器の両面に取付けられたスイッチング素子から等距離となる中間位置に前記複数の平滑コンデンサを配置し、当該平滑コンデンサに対し、前記各スイッチング素子から発生するサージ電圧、前記電力変換装置の接続される負荷によるリプル電流の偏りを無くすようにしたことを特徴とした電力変換装置。 - 請求項1に記載の電力変換装置において、
前記複数の平滑コンデンサは前記冷却器に対して水平方向に取付けられ、また当該複数の平滑コンデンサと前記冷却器とを隔離するごとく当該冷却器に対して垂直に前記平滑コンデンサを接続する導体(コンデンサ側ブスバー)を配置し、かつ、前記冷却器両面のスイッチング素子を覆うように前記スイッチング素子を接続する導体(素子側ブスバー)を配置したことを特徴とする電力変換装置。 - 請求項2に記載の電力変換装置において、
前記スイッチング素子を接続する素子側ブスバー及び前記平滑コンデンサを接続するコンデンサ側ブスバーは、それぞれ正側のスイッチング素子、前記平滑コンデンサに接続する正側ブスバー、負側のスイッチング素子、前記平滑コンデンサに接続する負側ブスバー、正側及び負側スイッチング素子の共通接続部分を接続する中点ブスバーで構成され、これら正側、負側及び中点ブスバーを絶縁層を挟んで密着したことを特徴とする電力変換装置。 - 請求項2または請求項3に記載の電力変換装置において、
前記素子側ブスバーと前記コンデンサ側ブスバーとを連結する連結ブスバーが設けられ、この連結ブスバーは、前記冷却器にスイッチング素子が並列に配置されている場合、前記各スイッチング素子と前記各平滑コンデンサとの相対距離の変化に応じて、一部のブスバー経路の幅を変更することを特徴とする電力変換装置。 - 請求項2ないし請求項4のいずれか一項に記載の電力変換装置において、
前記平滑コンデンサを接続するコンデンサ側ブスバーと前記スイッチング素子を接続する素子側ブスバーまたはこれらコンデンサ側ブスバー及び素子側ブスバーを連結する連結部ブスバーとを前記平滑コンデンサの端子に共締めし固定することを特徴とする電力変換装置。 - 請求項2ないし請求項5のいずれか一項に記載の電力変換装置において、
前記冷却器にスイッチング素子が並列に配置されている場合、これら各スイッチング素子を接続する中点ブスバーは、前記各並列毎に独立して設けられ、かつ、ほぼ同一径及びほぼ同一長にして外部に導出することを特徴とする電力変換装置。 - 請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の電力変換装置において、
前記複数の平滑コンデンサは、前記コンデンサ側ブスバーに複数列接続し、かつ、平滑コンデンサの接続する電極端子の向きを一段ずつ逆になるようにしたことを特徴とする電力変換装置。
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