JP2004288969A - Asicおよびasicを搭載したコントローラ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】信号の出力のみに用いる出力端子部分に、ハイインピーダンス状態に切り替え可能なバッファを用いたASICを搭載した、電子機器のコントローラであって、当該コントローラで出力信号を使用しない出力端子に対応する前記バッファは、ハイインピーダンス状態に切り替えられている。ここで、前記ハイインピーダンス状態に切り替えられているバッファに対応する出力端子は、グランドあるいは電源に接続されている。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ASICにおける不使用の出力端子の処理技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子機器のコントローラに搭載されるメモリコントローラ、IOコントローラ等のICには、それぞれの用途向けに開発されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)が広く用いられている。
【0003】
例えば、ある電子機器のコントローラICチップ用途にASICを設計・製造する際には、仕様の異なる機種ごとに別々に設計して製造するよりも、異なる仕様の機種にも共通に使用することができるコントローラ用ASICを設計・製造する方が、開発期間の短縮、開発コスト、製造コスト等の観点から有利になるので、機種に依存しない汎用的なASICが用いられることが多い。
【0004】
このため、ASICが備える多数の端子には、ある機種では使用するが、他の機種では使用しない端子が存在することになる。
【0005】
図4は、従来のASICの端子部分を説明するための図である。ここでは、信号の出力のみに用いる出力端子部分に注目する。
【0006】
従来、ASIC120aに設けられた端子のうち、出力端子部分には出力バッファ110が使用されている。本図の例では、出力バッファ110aに対応する出力端子から出力される信号は使用されるものとし、他の素子120bの端子と接続されている。一方、出力バッファ110bおよび110cに対応する出力端子から出力される信号は使用されないものとする。
【0007】
従来、このような不使用の出力端子は、出力バッファ110cに対応する出力端子のように非接続の状態にしておくか、あるいは、出力バッファ110bに対応する出力端子のようにプリント基板上に設けたパッド130に接続するようにしていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、出力信号を使用しない出力端子であっても、ASIC120aの内部では出力信号の状態が変化するため、出力バッファ110cに対応する出力端子のように非接続の状態では、電位が不安定でノイズが発生し、他の信号線に悪影響を与えるおそれがある。また、出力バッファ110bに対応する出力端子のようにパッド130に接続するようにすると、コントローラのプリント基板上に不使用の出力端子に対応する数のパッド130を実装する領域を確保しなければならない。
【0009】
本発明は、ASICにおける不使用の出力端子の処理技術を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様は、
信号の出力のみに用いる出力端子部分に、ハイインピーダンス状態に切り替え可能なバッファを用いたことを特徴とするASICである。
【0011】
あるいは、信号の出力のみに用いる出力端子部分に、双方向バッファを用いたことを特徴とするASICである。
【0012】
このASICをコントローラに用いる際に、不使用の出力端子に対応するバッファ部分をハイインピーダンス状態、あるいは、入力方向に固定することにより、不使用出力端子用のパッドを設ける必要がなく、また、他の信号に対する悪影響を防止することができる。
【0013】
上記課題を解決するため、本発明の第2の態様は、
信号の出力のみに用いる出力端子部分に、ハイインピーダンス状態に切り替え可能なバッファを用いたASICを搭載した、電子機器のコントローラであって、
当該コントローラで出力信号を使用しない出力端子に対応する前記バッファは、ハイインピーダンス状態に切り替えられていることを特徴とするコントローラである。
【0014】
ここで、前記ハイインピーダンス状態に切り替えられているバッファに対応する出力端子は、電位を固定するために、グランドに接続されていることが望ましい。
【0015】
これにより、グランド面積を広くすることができ、ノイズをさらに低減させることができる。ただし、電源に接続するようにしてもよい。
【0016】
また、信号の出力のみに用いる出力端子部分に、双方向バッファを用いたASICを搭載した、電子機器のコントローラであって、
当該コントローラで出力信号を使用しない出力端子に対応する前記双方向バッファは、入力方向に切り替えられていることを特徴とするコントローラとすることができる。
【0017】
ここで、前記入力方向に切り替えられている双方向バッファに対応する出力端子は、電位を固定するために、グランドに接続されることが望ましい。
【0018】
これにより、グランド面積を広くすることができ、ノイズをさらに低減させることができる。ただし、電源に接続するようにしてもよい。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0020】
図1は、本発明を適用したASICの出力端子部分の第1の実施例の構成を示すブロック図である。
【0021】
本図に示すように、ASIC20の出力端子部分には、従来の出力バッファに替えて、ハイインピーダンス状態をとることができるスリーステートバッファ10を用いている。出力端子部分に用いられたスリーステートバッファ10は、例えば、外部ピンによりハイインピーダンス状態に切り替えられるようになっている。スリーステートバッファ10は、ASIC20のすべての出力端子部分に用いるようにしてもよいし、不使用となる可能性のある出力端子部分に限って用いるようにしてもよい。
【0022】
このASIC20をコントローラに搭載する場合、そのコントローラを組み込む機種の仕様により不使用となる出力端子は、例えば、外部ピンにより、対応するスリーステートバッファ10をハイインピーダンス状態に固定する。
【0023】
本図の例では、使用される出力端子に対応するスリーステートバッファ10aは、ハイインピーダンス状態にせずに、通常の出力バッファとして用いるようにし、不使用の出力端子に対応するスリーステートバッファ10b、10cは、外部ピンによりハイインピーダンス状態に固定している。そして、不使用の出力端子は、基板上でグランドGNDに接続する。
【0024】
図1のスリーステートバッファ10は、外部ピンを電源VDDに接続することで出力バッファとして機能し、グランドGNDに接続することでハイインピーダンス状態になるようになっている。したがって、使用するスリーステートバッファ10の外部ピンは電源VDDに基板上で固定し、不使用のスリーステートバッファ10の外部ピンは基板上でグランドGNDに固定する。
【0025】
このようにすることで、不使用の出力端子の電位が安定し、他の信号線への悪影響を低減させることができる。プリント基板上のグランド面積が大きくなり、これによってもノイズを減らすことができる。また、プリント基板上にパッドを実装する必要もなくなる。
【0026】
なお、基板上の配線の取り回し等の制約からグランドGNDに接続することが困難である場合には、外部ピンによりハイインピーダンス状態に固定した不使用の出力端子は、図2に示すように基板上の電源VDDに接続するようにしてもよい。
【0027】
図3は、本発明を適用したASICの出力端子部分の第2の実施例の構成を示すブロック図である。
【0028】
本図に示すように、ASIC20の出力端子部分には、従来の出力バッファに替えて、双方向バッファ12を用いている。出力端子部分に用いられた双方向バッファ12は、例えば、外部ピンにより出力方向側がディスエーブル状態に切り替えられるようになっている。双方向バッファ12は、ASIC20のすべての出力端子部分に用いるようにしてもよいし、不使用となる可能性のある出力端子部分に限って用いるようにしてもよい。
【0029】
このASIC20をコントローラに搭載する場合、そのコントローラを組み込む機種の仕様により不使用となる出力端子は、例えば、外部ピンにより、対応する双方向バッファ12の出力方向側をディスエーブル状態に固定する。
【0030】
図3の双方向バッファ12は、外部ピンを電源VDDに接続することで出力バッファとして機能し、グランドGNDに接続することで入力バッファとして機能するようになっている。したがって、不使用の双方向バッファ12の外部ピンは基板上でグランドGNDに固定する。
【0031】
双方向バッファ12の接続先は、グランドGNDが望ましいが、電源VDDであってもよい。
【0032】
本実施例によっても、不使用の出力端子の電位が安定し、他の信号線への悪影響を低減させることができる。また、プリント基板上にパッドを実装する必要もなくなる。さらに、双方向バッファ12の接続先をグランドGNDとした場合には、プリント基板上のグランド面積が大きくなり、これによってもノイズを減らすことができる。
【0033】
上述の実施例では、出力端子部分に用いるバッファのそれぞれにハイインピーダンスあるいは入力方向に切り替えるための外部ピンを設けたが、機種の仕様により不使用のバッファがあらかじめ決まっている場合には、それらをまとめて一本の外部ピンでハイインピーダンスあるいは入力方向に切り替えるようにしてもよい。このようにすることで、ASICの必要ピン数が少なくなるため、より小さいパッケージとすることができ、コストダウンにつながることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すブロック図。
【図2】本発明の第1の実施例の変形例を示すブロック図。
【図3】本発明の第2の実施例を示すブロック図。
【図4】従来技術を示すブロック図。
【符号の説明】
10…スリーステートバッファ、12…双方向バッファ、20…ASIC
Claims (6)
- 信号の出力のみに用いる出力端子部分に、ハイインピーダンス状態に切り替え可能なバッファを用いたことを特徴とするASIC。
- 信号の出力のみに用いる出力端子部分に、双方向バッファを用いたことを特徴とするASIC。
- 信号の出力のみに用いる出力端子部分に、ハイインピーダンス状態に切り替え可能なバッファを用いたASICを搭載した、電子機器のコントローラであって、
当該コントローラで出力信号を使用しない出力端子に対応する前記バッファは、ハイインピーダンス状態に切り替えられていることを特徴とするコントローラ。 - 請求項3に記載のコントローラにおいて、
前記ハイインピーダンス状態に切り替えられているバッファに対応する出力端子は、グランドあるいは電源に接続されていることを特徴とするコントローラ。 - 信号の出力のみに用いる出力端子部分に、双方向バッファを用いたASICを搭載した、電子機器のコントローラであって、
当該コントローラで出力信号を使用しない出力端子に対応する前記双方向バッファは、入力方向に切り替えられていることを特徴とするコントローラ。 - 請求項5に記載のコントローラにおいて、
前記入力方向に切り替えられている双方向バッファに対応する出力端子は、グランドあるいは電源に接続されていることを特徴とするコントローラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003080506A JP2004288969A (ja) | 2003-03-24 | 2003-03-24 | Asicおよびasicを搭載したコントローラ |
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JP2003080506A JP2004288969A (ja) | 2003-03-24 | 2003-03-24 | Asicおよびasicを搭載したコントローラ |
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JP2004288969A true JP2004288969A (ja) | 2004-10-14 |
Family
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020178967A (ja) * | 2019-04-26 | 2020-11-05 | 株式会社三共 | 遊技機 |
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2003
- 2003-03-24 JP JP2003080506A patent/JP2004288969A/ja active Pending
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