JP2004288908A - 電子部品の取り付け補助プレートおよびその取り付け方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子部品のリードを半田付けしたとき、基板の部品面と半田面の双方に半田フィレットを形成させ、よって半田付けの信頼性を向上させることができるようにした電子部品の取り付け補助プレートを提供する。
【解決手段】電子部品の取り付け補助プレート10において、基板14との接触面10aから離間するに従って拡径するテーパ状のガイドホール40を穿設すると共に、前記ガイドホールの最小径部40aと連通する、前記最小径部40aより大径の凹部50を形成し、よってコネクタ20(電子部品)のリード20aを半田付けしたとき、前記基板14の半田面14bに半田フィレット66を形成させると共に、部品面14aにおいて、前記凹部50の内部に半田フィレット68を形成させる。
【選択図】 図15

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、基板への電子部品の取り付けを補助する電子部品の取り付け補助プレートおよびその取り付け方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子部品のリードを基板に穿設されたスルーホールに挿入して半田付けする、いわゆる挿入実装にあっては、リードフォーミングにばらつきが生じると、リードとスルーホールの相対位置関係がずれてスルーホールにリードを挿入し難くなり、電子部品の基板への取り付けが困難になるという不具合があった。そこで、かかる不具合を解消する従来技術として、プレートに穿設されたガイドホールにリードを挿通し、リードフォーミングのばらつきを修正してリードとスルーホールの位置合わせをすることにより、電子部品の基板への取り付けを補助するようにした電子部品の取り付け補助プレートが提案されている。
【0003】
上記したプレートの例として、例えば特許文献1に記載される技術を挙げることができる。かかる技術にあっては、樹脂製のプレートに円錐台形状(テーパ状)のガイドホールを穿設し、前記ガイドホールの大径側の開口部から小径側の開口部に向けてリードを挿通させることによってリードフォーミングのばらつきを修正しつつプレートに電子部品を取り付けると共に、電子部品が取り付けられたプレートを基板の部品面にビス止めし、よってリードをスルーホールに正確に案内するように構成している。尚、特許文献1に記載されるプレートにあっては、1枚のプレートで3個のFETが取り付けられるように、FETのリードに対応したガイドホール(群)が3組穿設されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−326442号公報(段落0012、図1など)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、挿入実装にあっては、半田付けした際、その信頼性の観点から、基板の両面、即ち、部品面と半田面の双方に半田フィレットが形成されるのが望ましい。しかしながら、上記した従来技術にあっては、部品面に現れるリードの周囲に電子部品の取り付け補助プレートが密接されるため、半田フィレットを形成させる空間を確保することができず、よって部品面に半田フィレットを形成させることができないという不都合があった。
【0006】
また、上記した従来技術に係る電子部品の取り付け補助プレートにあっては、1枚のプレートで複数個の電子部品を取り付けることができるように複数組のガイドホールが穿設されていたが、それらは全て同一種類の電子部品を対象としたものであった。そのため、異なる種類の電子部品を複数個取り付ける場合、電子部品の種類の数に応じた複数枚のプレートが必要となり、プレートの取り付け作業が煩雑になるという不具合があった。また、プレートを基板にビス止めするように構成しているので、同様にプレートの取り付け作業が煩雑となり、改良の余地を残していた。
【0007】
従って、この発明の目的は上記した課題を解決し、基板の部品面と半田面の双方に半田フィレットを形成させて半田付けの信頼性を向上させると共に、プレートの基板への取り付け作業を簡素化させるようにした電子部品の取り付け補助プレートおよびその取り付け方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決するため、請求項1項においては、基板に載置されるプレートであって、前記基板との接触面から離間するに従って拡径する、電子部品のリードが挿入されるべきテーパ状のガイドホールを備え、前記ガイドホールを介して前記リードを前記基板に穿設されたスルーホールに案内し、よって前記電子部品の前記基板への取り付けを補助する電子部品の取り付け補助プレートにおいて、前記基板との接触面に、前記ガイドホールの最小径部と連通する前記最小径部より大径の凹部を形成し、よって前記リードを半田付けしたとき、前記凹部に半田フィレットが形成されるように構成した。
【0009】
このように、基板との接触面から離間するに従って拡径する、電子部品のリードが挿通されるべきテーパ状のガイドホールを備えると共に、前記ガイドホールの最小径部と連通する、前記最小径部より大径の凹部を形成し、前記リードを半田付けしたとき、前記凹部に半田フィレットが形成されるように構成したので、基板の部品面と半田面の双方に半田フィレットを形成させることができ、よって半田付けの信頼性を向上させることができる。
【0010】
また、請求項2項にあっては、基板に載置されるプレートであって、前記基板との接触面から離間するに従って拡径する、電子部品のリードが挿入されるべきテーパ状のガイドホールを備え、前記ガイドホールを介して前記リードを前記基板に穿設されたスルーホールに案内し、よって前記電子部品の前記基板への取り付けを補助する電子部品の取り付け補助プレートにおいて、前記プレートに種類の異なる複数個の電子部品のリードが挿入されるべき複数組のガイドホールを穿設すると共に、前記基板との接触面に、前記ガイドホールのそれぞれの最小径部と連通する前記最小径部より大径の複数個の凹部を形成し、よって前記リードを半田付けしたとき、前記凹部のそれぞれに半田フィレットが形成されるように構成した。
【0011】
このように、基板との接触面から離間するに従って拡径する、種類の異なる複数個の電子部品のリードが挿入されるべき複数組のテーパ状のガイドホールを備えると共に、前記ガイドホールのそれぞれの最小径部と連通する、前記最小径部より大径の複数個の凹部を形成し、前記リードを半田付けしたとき、前記凹部のそれぞれに半田フィレットが形成されるように構成したので、基板の部品面と半田面の双方に半田フィレットを形成させることができ、よって半田付けの信頼性を向上させることができる。また、1枚のプレートで異なる種類の電子部品を複数個取り付けることができるため、プレートの取り付け作業を簡素化することができる。
【0012】
また、請求項3項にあっては、前記プレートに爪部を形成し、前記爪部によって前記プレートを前記基板に固定するように構成した。
【0013】
このように、プレートに爪部を形成し、前記爪部によってプレートを基板に固定するように構成したので、プレートを押圧することによって基板に容易に取り付けることができ、よってプレートの取り付け作業を一層簡素化することができる。
【0014】
また、請求項4項にあっては、請求項1項記載の電子部品の取り付け補助プレートを用いた電子部品の取り付け方法であって、前記プレートを前記基板に載置し、前記プレートに穿設されたガイドホールを介して前記電子部品のリードを前記基板に穿設されたスルーホールに挿入し、および前記リードの半田付けを行って前記基板の半田面に半田フィレットを形成すると共に、前記基板の部品面において前記凹部に半田フィレットを形成して前記電子部品の前記基板への取り付けを完了する工程からなるように構成した。
【0015】
このように、請求項1項記載の電子部品の取り付け補助プレートを基板に配置し、ガイドホールを介して電子部品のリードをスルーホールに挿入した後、前記リードの半田付けを行って基板の半田面に半田フィレットを形成すると共に、部品面において前記プレートに形成された凹部に半田フィレットを形成し、よって電子部品の基板への取り付けを完了するように構成したので、基板の部品面と半田面の双方に半田フィレットを形成させることができ、よって半田付けの信頼性を向上させることができる。
【0016】
また、請求項5項にあっては、請求項2項記載の電子部品の取り付け補助プレートを用いた電子部品の取り付け方法であって、前記プレートを前記基板に載置し、前記プレートに穿設された複数組のガイドホールを介して前記複数個の電子部品のリードを前記基板に穿設されたスルーホールに挿入し、および前記リードの半田付けを行って前記基板の半田面に半田フィレットを形成すると共に、前記基板の部品面において前記複数個の凹部のそれぞれに半田フィレットを形成して前記複数個の電子部品の前記基板への取り付けを完了する工程からなるように構成した。
【0017】
このように、請求項2項記載の電子部品の取り付け補助プレートを基板に配置し、複数組のガイドホールを介して種類の異なる複数個の電子部品のリードをスルーホールに挿入した後、前記リードの半田付けを行って基板の半田面に半田フィレットを形成すると共に、部品面において前記プレートに形成された複数個の凹部に半田フィレットを形成し、よって複数個の電子部品の基板への取り付けを完了するように構成したので、基板の部品面と半田面の双方に半田フィレットを形成させることができ、よって半田付けの信頼性を向上させることができる。また、1枚のプレートで異なる種類の電子部品を複数個取り付けることができるため、電子部品の種類の多寡に関わらず、プレートの取り付け作業を1回の工程(作業)で完了させることができ、よってプレートの取り付け作業を簡素化することができる。
【0018】
また、請求項6項にあっては、請求項3項記載の電子部品の取り付け補助プレートを用いた電子部品の取り付け方法であって、前記プレートを前記基板方向に押圧することによって前記プレートに形成された爪部を前記基板に係合させ、よって前記プレートを前記基板に固定し、前記プレートに穿設されたガイドホールを介して前記電子部品のリードを前記基板に穿設されたスルーホールに挿入し、および前記リードの半田付けをして前記基板の半田面に半田フィレットを形成すると共に、前記基板の部品面において前記凹部に半田フィレットを形成して前記電子部品の前記基板への取り付けを完了する工程からなるように構成した。
【0019】
このように、請求項3項記載の電子部品の取り付け補助プレートを基板方向に押圧して爪部を係合させることによってプレートを基板に固定し、ガイドホールを介して電子部品のリードをスルーホールに挿入した後、前記リードの半田付けを行って基板の半田面に半田フィレットを形成すると共に、部品面において前記プレートに形成された凹部に半田フィレットを形成し、よって複数個の電子部品の基板への取り付けを完了するように構成したので、基板の部品面と半田面の双方に半田フィレットを形成させることができ、よって半田付けの信頼性を向上させることができる。また、プレートを押圧することによって基板に取り付けることができるため、プレートの取り付け作業を一層簡素化することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照してこの発明の一つの実施の形態に係る電子部品の取り付け補助プレートについて説明する。
【0021】
図1は、この実施の形態に係る電子部品の取り付け補助プレートなどを斜め上方から見た斜視図であり、図2は、図1に示す電子部品の取り付け補助プレートなどを斜め下方から見た斜視図である。
【0022】
両図で符号10は、電子部品の取り付け補助プレート(以下単に「プレート」という)を示す。プレート10は、PBTなどの樹脂材からなり、その端部には弾性変形可能な爪部12が形成される。
【0023】
プレート10は、爪部12によって基板14の部品面14a(電子部品群が搭載される面)の所定位置に固定される。また、基板14は、ビス16によって上ケース18Uに締結固定される。上ケース18Uの側壁下端には、下ケース18Bの側壁上端が取り付けられる。
【0024】
図3は、上ケース18Uの底面図である。
【0025】
図2および図3に示すように、上ケース18Uには、基板14の部品面14aに予め搭載された電子部品群とは別に、種類の異なる複数個の電子部品、具体的には、上ケース18Uと一体的に形成されたコネクタ20と、上ケース18Uに接して取り付けられた第1のセンサ22および第2のセンサ24が配置される。
【0026】
コネクタ20は、リード20a(以下「コネクタ・リード」という)を複数本、具体的には32本備える。32本のコネクタ・リード20aは、図示の如く、2列に配列される。以下、上ケース18Uの内部空間において、内方に配置された16本のコネクタ・リード20aからなる列を「第1のコネクタ・リード列20a1」という。また、上ケース18Uの内部空間において、外方に配置された16本のコネクタ・リード20aからなる列を「第2のコネクタ・リード列20a2」という。
【0027】
また、第1のセンサ22は、リード22a(以下「第1のセンサ・リード」という)を複数本、具体的には3本備える。また、第2のセンサ24も、リード24a(以下「第2のセンサ・リード」という)を複数本、具体的には2本備える。
【0028】
基板14には、図1および図2に示すように、上記したコネクタ・リード20aが挿入されるべきスルーホール30(以下「コネクタ用スルーホール」という)が32個穿設される。より具体的には、上記した第1のコネクタ・リード列20a1が挿入されるべき、16個のコネクタ用スルーホール30から構成される第1のコネクタ用スルーホール列301と、第2のコネクタ・リード列20a2が挿入されるべき、16個のコネクタ用スルーホール30から構成される第2のコネクタ用スルーホール列302が形成される。
【0029】
さらに、基板14には、図2に示すように、第1のセンサ・リード22aが挿入されるべきスルーホール32(以下「第1のセンサ用スルーホール」という)が3個穿設されると共に、第2のセンサ・リード24aが挿入されるべきスルーホール34(以下「第2のセンサ用スルーホール」という)が2個穿設される。
【0030】
図4は、プレート10の上面図である。また、図5は、プレート10の底面図である。
【0031】
図1、図2、図4および図5に示すように、プレート10において、基板14に穿設された32個のコネクタ用スルーホール30に対応した位置には、上記したコネクタ・リード20aが挿通されるべき32個のガイドホール40(以下「コネクタ用ガイドホール」という)が穿設される。より具体的には、第1のコネクタ用スルーホール列301に対応した位置において、上記した第1のコネクタ・リード列20a1が挿通されるべき16個のガイドホール40から構成される第1のガイドホール列401が形成されると共に、第2のコネクタ用スルーホール列302に対応した位置において、第2のコネクタ・リード列20a2が挿通されるべき16個のガイドホール40から構成される第2のガイドホール列402が形成される。
【0032】
さらに、プレート10において、3個の第1のセンサ用スルーホール32に対応した位置には、第1のセンサ・リード22aが挿通されるべき3個のガイドホール42(以下「第1のセンサ用ガイドホール」という)が穿設されると共に、2個の第2のセンサ用スルーホール34に対応した位置には、第2のセンサ・リード24aが挿通されるべき2個のガイドホール44(以下「第2のセンサ用ガイドホール」という)が穿設される。
【0033】
このように、この実施の形態に係るプレート10にあっては、種類の異なる3個の電子部品のリードが挿通されるべき、3組のガイドホール(郡)が穿設される。
【0034】
図6は、図4のVI−VI線断面図である。
【0035】
図6に示すように、コネクタ用ガイドホール40は、基板14との接触面10a(底面。以下「基板接触面」という)から離間するに従って拡径するテーパ状に形成される。具体的には、コネクタ用ガイドホール40の最小径部40a、即ち、基板接触面10a側に位置する小径側の開口部は、コネクタ用スルーホール30の直上に位置させられると共に、その直径は、コネクタ・リード20aの直径より僅かに大径となるように形成される。また、コネクタ用ガイドホール40の最大径部40b、即ち、大径側の開口部は、その直径がコネクタ・リード20aの直径の略2倍となるように形成される。
【0036】
また、プレート10において、コネクタ用ガイドホール40下方の基板接触面10aには、最小径部40aと連通する、それよりも大径の凹部50(以下「コネクタ用凹部」という)が形成される。
【0037】
コネクタ用凹部50は、具体的には、図2および図5に良く示すように、第1のガイドホール列401を構成する16個のガイドホール40のそれぞれの最小径部40aと一連に連通される第1のコネクタ用凹部501と、第2のガイドホール列402を構成する16個のガイドホール40のそれぞれの最小径部40aと一連に連通される第2のコネクタ用凹部502とからなる。
【0038】
図7は、図4のVII−VII線断面図である。
【0039】
図7に示す如く、第1のセンサ用ガイドホール42もコネクタ用ガイドホール40と同様に、基板接触面10aから離間するに従って拡径するテーパ状に形成される。即ち、第1のセンサ用ガイドホール42の最小径部42aは、第1のセンサ用スルーホール32の直上に位置させられ、その直径は、第1のセンサ・リード22aの直径より僅かに大径となるように形成されると共に、最大径部42bは、その直径が第1のセンサ・リード22aの直径の略2倍となるように形成される。
【0040】
また、第1のセンサ用ガイドホール42下方の基板接触面10aには、最小径部42aと連通する、それよりも大径の凹部52(以下「第1のセンサ用凹部」という)が形成される。第1のセンサ用凹部52は、具体的には、図2および図5に良く示すように、3個の第1のセンサ用ガイドホール42のそれぞれの最小径部42aと一連に連通される。
【0041】
図8は、図4のVIII−VIII線断面図である。
【0042】
図8に示す如く、第2のセンサ用ガイドホール44もコネクタ用ガイドホール40などと同様に、基板接触面10aから離間するに従って拡径するテーパ状に形成される。即ち、第2のセンサ用ガイドホール44の最小径部44aは、第2のセンサ用スルーホール34の直上に位置させられ、その直径は、第2のセンサ・リード24aの直径より僅かに大径となるように形成されると共に、最大径部44bは、その直径が第2のセンサ・リード24aの直径の略2倍となるように形成される。
【0043】
また、第2のセンサ用ガイドホール44下方の基板接触面10aには、最小径部44aと連通する、それよりも大径の凹部54(以下「第2のセンサ用凹部」という)が形成される。第2のセンサ用凹部54は、具体的には、図2および図5に良く示すように、2個の第2のセンサ用ガイドホール44のそれぞれの最小径部44aと一連に連通される。
【0044】
次いで、コネクタ20、第1のセンサ22および第2のセンサ24の基板14への取り付け方法を説明しつつ、上記した各凹部50,52,54を形成した理由について述べる。図9は、この発明の一つの実施の形態に係る電子部品の取り付け方法を示す工程フローチャートである。
【0045】
先ず、工程1において、基板14の部品面14aにプレート10を固定する。具体的には、プレート10を基板14の部品面14aに載置した後、プレート10をさらに部品面14a方向に押圧することにより、爪部12を弾性変形させて基板14の半田面14b(半田付けが行われる面)に係合させ、よってプレート10を部品面14aの所定位置に固定する。
【0046】
このように、プレート10を爪部12によって基板14に取り付けるようにしたので、プレート10を基板14方向に押圧することによって容易に固定することができる。また、上述したように、プレート10には、異なる種類の複数個の電子部品に対応した複数組のガイドホール(郡)が穿設されていることから、かかる取り付け作業を、1回の工程(作業)で完了させることができる。
【0047】
図10に、基板14と、それに固定されたプレート10の上面図を示す。また、図11は、図10のXI−XI線断面図である。以下、図11と同様な断面図を用い、主にコネクタ20の基板14への取り付けを例に挙げてこの実施の形態に係る電子部品の取り付け方法を説明する。
【0048】
図9の説明に戻ると、次いで工程2に進み、上ケース18Uに配置された電子部品(即ち、コネクタ20、第1のセンサ22および第2のセンサ24)のリードを、ガイドホールを介してスルーホールに挿入する。
【0049】
これについてコネクタ20を例に挙げて詳しく説明すると、図12に示す如く、コネクタ・リード20aを、最大径部40bからコネクタ用ガイドホール40の内部へと挿通する。前述したように、コネクタ用ガイドホール40の最大径部40bの直径は、コネクタ・リード20aの直径の略2倍となるように形成されていることから、コネクタ・リード20aのリードフォーミングにばらつきが生じた場合であっても、コネクタ・リード20aをコネクタ用ガイドホール40に容易に挿通させることができる。
【0050】
そして、コネクタ・リード20aの挿通がコネクタ用ガイドホール40のテーパ状の内壁に沿って進められ、コネクタ・リード20aが最小径部40aに達することにより、コネクタ・リード20aは、コネクタ用スルーホール30の直上に正確に案内される。従って、コネクタ・リード20aの挿通をさらに進めることにより、図13に示す如く、コネクタ・リード20aをコネクタ用スルーホール30に容易に挿入することができる。
【0051】
上記は、第1のセンサ22に関しても妥当するものであり、第1のセンサ・リード22aを、テーパ状に形成された第1のセンサ用ガイドホール42を介して第1のセンサ用スルーホール32に挿入することにより、同様の効果を得ることができる。さらに、第2のセンサ24に関しても同様であり、第2のセンサ・リード24aを第2のセンサ用ガイドホール44を介して第2のセンサ用スルーホール34に挿入することで、上記した効果を得ることができる。
【0052】
尚、コネクタ20、第1のセンサ22および第2のセンサ24のリードを各スルーホールに挿入した後、基板14はビス16によって上ケース18Uに締結固定される。
【0053】
図9の説明に戻ると、次いで工程3に進み、各スルーホールに挿入されたリードの半田付けを行い、基板14の半田面14bと部品面14aの双方に半田フィレットを形成して各電子部品の基板14への取り付けを完了する。
【0054】
これについてコネクタ20を例に挙げて詳説すると、リードの半田付けは、図14に示す如く、コネクタ・リード20aを噴流半田層60に浸すことによって行われる。
【0055】
ここで、プレート10の基板接触面10aには、コネクタ用凹部50(具体的には、第1のコネクタ用凹部501と第2のコネクタ用凹部502)が形成されていることから、部品面14aに現れるコネクタ・リード20aの周囲に、空間を確保することができる。このため、半田面14bに塗布された半田62は、図15に示す如く、半田面14bにおいてコネクタ・リード20aの周囲にフィレット66(以下「半田面側コネクタ・フィレット」という)を形成すると共に、毛細管現象によってコネクタ用スルーホール30を通過してコネクタ用凹部50の内部に流れ込み、部品面14aに現れたコネクタ・リード20aの周囲にフィレット68(以下「部品面側コネクタ・フィレット」という)を形成する。
【0056】
このように、部品面14aに現れたコネクタ・リード20aの周囲に空間を確保するための凹部50をプレート10に形成したので、基板14の部品面14aと半田面14bの双方にフィレットを形成することができ、よって半田付けの信頼性を向上させることができる。
【0057】
上記は、第1のセンサ22に関しても妥当するものであり、同様に半田面14bから第1のセンサ・リード22aを半田付けすることにより、図16に示す如く、半田面14bにおいて、第1のセンサ・リード22aの周囲にフィレット70(以下「半田面側第1のセンサ・フィレット」という)が形成されると共に、部品面14aの第1のセンサ用凹部52の内部において、第1のセンサ・リード22aの周囲にフィレット72(以下「部品面側第1のセンサ・フィレット」という)が形成され、よって半田付けの信頼性を向上させることができる。
【0058】
また、第2のセンサ24に関しても同様であり、半田面14bから第2のセンサ・リード24aを半田付けすることにより、図17に示す如く、半田面14bにおいて、第2のセンサ・リード24aの周囲にフィレット74(以下「半田面側第2のセンサ・フィレット」という)が形成されると共に、部品面14aの第2のセンサ用凹部54の内部において、第2のセンサ・リード24aの周囲にフィレット76(以下「部品面側第2のセンサ・フィレット」という)が形成され、よって半田付けの信頼性を向上させることができる。
【0059】
尚、各リードの半田付けが終了し、コネクタ20、第1のセンサ22および第2のセンサ24の基板14への取り付け(接続)が完了すると、上ケース18に下ケース18Bが取り付けられ、基板14がそれらの内部空間に収容されることにより、ユニットが完成する。
【0060】
このように、この実施の形態に係る電子部品の取り付け補助プレート10にあっては、基板接触面10aから離間するに従って拡径するテーパ状のガイドホール40,42,44を備えると共に、前記ガイドホールの最小径部40a,42a,44aと連通する、前記最小径部より大径の凹部50,52,54を形成し、電子部品(コネクタ20、第1のセンサ22、第2のセンサ24)のリード20a,22a,24aを半田付けしたとき、前記凹部に半田フィレット(部品面側コネクタ・フィレット68、部品面側第1のセンサ・フィレット72、部品面側第2のセンサ・フィレット76)が形成されるように構成したので、基板14の部品面14aと半田面14bの双方に半田フィレットを形成させることができ、よって半田付けの信頼性を向上させることができる。
【0061】
また、プレート10に、種類の異なる複数個(3個)の電子部品のリードが挿入されるべき複数組(3組)のテーパ状のガイドホールを設けるように構成したので、1枚のプレート10で異なる種類の電子部品を複数個取り付けることができ、よってプレートの取り付け作業を簡素化することができる。
【0062】
さらに、プレート10に爪部12を形成し、前記爪部12によってプレート10を基板14に固定するように構成したので、プレート10を押圧することによって基板14の所定位置に容易に取り付けることができ、よってプレートの取り付け作業を一層簡素化することができる。
【0063】
また、この実施の形態に係る電子部品の取り付け方法にあっては、プレート10を基板14に配置し、ガイドホール40,42,44を介して電子部品(コネクタ20、第1のセンサ22、第2のセンサ24)のリード20a,22a,24aをスルーホール30,32,34に挿入した後、前記リードの半田付けを行って基板14の半田面14bに半田フィレット(半田面側コネクタ・フィレット66、半田面側第1のセンサ・フィレット70、半田面側第2のセンサ・フィレット74)を形成すると共に、部品面14aにおいて前記プレート10に形成された凹部50,52,54に半田フィレット(部品面側コネクタ・フィレット68、部品面側第1のセンサ・フィレット72、部品面側第2のセンサ・フィレット76)を形成し、よって電子部品の基板14への取り付けを完了するように構成したので、基板14の部品面14aと半田面14bの双方に半田フィレットを形成させることができ、よって半田付けの信頼性を向上させることができる。
【0064】
また、プレート10に、種類の異なる複数個(3個)の電子部品のリードが挿入されるべき複数組(3組)のテーパ状のガイドホールを設けることで、電子部品の種類の多寡に関わらずプレート10の取り付け作業は1回の工程(作業)のみとなり、よってプレートの取り付け作業(工程)を簡素化することができる。
【0065】
さらに、プレート10を爪部12によって基板14に取り付けるようにしたので、プレート10を基板14方向に押圧することによってプレート10を基板14の所定位置に容易に固定することができ、よってプレートの取り付け作業(工程)を一層簡素化することができる。
【0066】
上記のように、この実施の形態にあっては、基板14に載置されるプレートであって、前記基板との接触面(基板接触面10a)から離間するに従って拡径する、電子部品(コネクタ20、第1のセンサ22、第2のセンサ24)のリード(コネクタ・リード20a、第1のセンサ・リード22a、第2のセンサ・リード24a)が挿入されるべきテーパ状のガイドホール(コネクタ用ガイドホール40(第1のコネクタ用ガイドホール列401と第2のコネクタ用ガイドホール列402)、第1のセンサ用ガイドホール42、第2のセンサ用ガイドホール44)を備え、前記ガイドホールを介して前記リードを前記基板14に穿設されたスルーホール(コネクタ用スルーホール30(第1のコネクタ用スルーホール列301と第2のコネクタ用スルーホール列302)、第1のセンサ用スルーホール32、第2のセンサ用スルーホール34)に案内し、よって前記電子部品の前記基板14への取り付けを補助する電子部品の取り付け補助プレート10において、前記基板との接触面に、前記ガイドホールの最小径部40a,42a,44aと連通する前記最小径部より大径の凹部(コネクタ用凹部50(第1のコネクタ用凹部501と第2のコネクタ用凹部502)、第1のセンサ用凹部52、第2のセンサ用凹部54)を形成し、よって前記リードを半田付けしたとき、前記凹部に半田フィレット(部品面側コネクタ・フィレット68、部品面側第1のセンサ・フィレット72、部品面側第2のセンサ・フィレット76)が形成されるように構成した。
【0067】
より具体的には、基板14に載置されるプレートであって、前記基板との接触面(基板接触面10a)から離間するに従って拡径する、電子部品(コネクタ20、第1のセンサ22、第2のセンサ24)のリード(コネクタ・リード20a、第1のセンサ・リード22a、第2のセンサ・リード24a)が挿入されるべきテーパ状のガイドホール(コネクタ用ガイドホール40(第1のコネクタ用ガイドホール列401と第2のコネクタ用ガイドホール列402)、第1のセンサ用ガイドホール42、第2のセンサ用ガイドホール44)を備え、前記ガイドホールを介して前記リードを前記基板14に穿設されたスルーホール(コネクタ用スルーホール30(第1のコネクタ用スルーホール列301と第2のコネクタ用スルーホール列302)、第1のセンサ用スルーホール32、第2のセンサ用スルーホール34)に案内し、よって前記電子部品の前記基板14への取り付けを補助する電子部品の取り付け補助プレート10において、前記プレートに種類の異なる複数個(3個)の電子部品のリードが挿入されるべき複数組(3組)のガイドホールを穿設すると共に、前記基板との接触面に、前記ガイドホールのそれぞれの最小径部40a,42a,44aと連通する前記最小径部より大径の複数個の凹部(コネクタ用凹部50(第1のコネクタ用凹部501と第2のコネクタ用凹部502)、第1のセンサ用凹部52、第2のセンサ用凹部54)を形成し、よって前記リードを半田付けしたとき、前記凹部のそれぞれに半田フィレット(部品面側コネクタ・フィレット68、部品面側第1のセンサ・フィレット72、部品面側第2のセンサ・フィレット76)が形成されるように構成した。
【0068】
また、前記プレート10に爪部12を形成し、前記爪部によって前記プレートを前記基板14に固定するように構成した。
【0069】
また、上記した電子部品の取り付け補助プレート10を用いた電子部品の取り付け方法であって、前記プレートを前記基板14に載置し(工程1)、前記プレートに穿設されたガイドホール(コネクタ用ガイドホール40(第1のコネクタ用ガイドホール列401と第2のコネクタ用ガイドホール列402)、第1のセンサ用ガイドホール42、第2のセンサ用ガイドホール44)を介して前記電子部品(コネクタ20、第1のセンサ22、第2のセンサ24)のリード(コネクタ・リード20a、第1のセンサ・リード22a、第2のセンサ・リード24a)を前記基板に穿設されたスルーホール(コネクタ用スルーホール30(第1のコネクタ用スルーホール列301と第2のコネクタ用スルーホール列302)、第1のセンサ用スルーホール32、第2のセンサ用スルーホール34)に挿入し(工程2)、および前記リードの半田付けを行って前記基板の半田面14bに半田フィレット(半田面側コネクタ・フィレット66、半田面側第1のセンサ・フィレット70、半田面側第2のセンサ・フィレット74)を形成すると共に、前記基板の部品面14aにおいて前記凹部(コネクタ用凹部50(第1のコネクタ用凹部501と第2のコネクタ用凹部502)、第1のセンサ用凹部52、第2のセンサ用凹部54)に半田フィレット(部品面側コネクタ・フィレット68、部品面側第1のセンサ・フィレット72、部品面側第2のセンサ・フィレット76)を形成して前記電子部品の前記基板への取り付けを完了する工程(工程3)からなるように構成した。
【0070】
具体的には、上記した電子部品の取り付け補助プレート10を用いた電子部品の取り付け方法であって、前記プレートを前記基板14に載置し(工程1)、前記プレートに穿設された複数組のガイドホール(コネクタ用ガイドホール40(第1のコネクタ用ガイドホール列401と第2のコネクタ用ガイドホール列402)、第1のセンサ用ガイドホール42、第2のセンサ用ガイドホール44)を介して前記複数個の電子部品(コネクタ20、第1のセンサ22、第2のセンサ24)のリード(コネクタ・リード20a、第1のセンサ・リード22a、第2のセンサ・リード24a)を前記基板に穿設されたスルーホール(コネクタ用スルーホール30(第1のコネクタ用スルーホール列301と第2のコネクタ用スルーホール列302)、第1のセンサ用スルーホール32、第2のセンサ用スルーホール34)に挿入し(工程2)、および前記リードの半田付けを行って前記基板の半田面14bに半田フィレット(半田面側コネクタ・フィレット66、半田面側第1のセンサ・フィレット70、半田面側第2のセンサ・フィレット74)を形成すると共に、前記基板の部品面14aにおいて前記凹部(コネクタ用凹部50(第1のコネクタ用凹部501と第2のコネクタ用凹部502)、第1のセンサ用凹部52、第2のセンサ用凹部54)のそれぞれに半田フィレット(部品面側コネクタ・フィレット68、部品面側第1のセンサ・フィレット72、部品面側第2のセンサ・フィレット76)を形成して前記複数個の電子部品の前記基板への取り付けを完了する工程(工程3)からなるように構成した。
【0071】
より具体的には、上記した電子部品の取り付け補助プレート10を用いた電子部品の取り付け方法であって、前記プレートを前記基板14方向に押圧することによって前記プレートに形成された爪部12を前記基板に係合させ、よって前記プレートを前記基板に固定し(工程1)、前記プレートに穿設されたガイドホール(コネクタ用ガイドホール40(第1のコネクタ用ガイドホール列401と第2のコネクタ用ガイドホール列402)、第1のセンサ用ガイドホール42、第2のセンサ用ガイドホール44)を介して前記電子部品(コネクタ20、第1のセンサ22、第2のセンサ24)のリード(コネクタ・リード20a、第1のセンサ・リード22a、第2のセンサ・リード24a)を前記基板に穿設されたスルーホール(コネクタ用スルーホール30(第1のコネクタ用スルーホール列301と第2のコネクタ用スルーホール列302)、第1のセンサ用スルーホール32、第2のセンサ用スルーホール34)に挿入し(工程2)、および前記リードの半田付けを行って前記基板の半田面14bに半田フィレット(半田面側コネクタ・フィレット66、半田面側第1のセンサ・フィレット70、半田面側第2のセンサ・フィレット74)を形成すると共に、前記基板の部品面14aにおいて前記凹部(コネクタ用凹部50(第1のコネクタ用凹部501と第2のコネクタ用凹部502)、第1のセンサ用凹部52、第2のセンサ用凹部54)に半田フィレット(部品面側コネクタ・フィレット68、部品面側第1のセンサ・フィレット72、部品面側第2のセンサ・フィレット76)を形成して前記電子部品の前記基板への取り付けを完了する工程(工程3)からなるように構成した。
【0072】
尚、上記において、プレート10を介して基板14に取り付けられる電子部品を、コネクタ20と第1のセンサ22と第2のセンサ24の3個としたが、それに限られるものではなく、挿入実装によって基板に取り付けられる電子部品、即ち、挿入部品であれば、種類や個数は問わない。
【0073】
また、各ガイドホールの最大径部40b,42b,44bの直径を、各リード20a,22a,24aの直径の略2倍に設定したが、略2倍とは、具体的には、各最小径部40a,42a,44aの直径に各部の組み付けに係る公差を積算して得た値であり、よって必ずしも略2倍に設定する必要はなく、それ以上の値であっても、それ以下の値であっても良い。
【0074】
【発明の効果】
請求項1項にあっては、基板との接触面から離間するに従って拡径する、電子部品のリードが挿通されるべきテーパ状のガイドホールを備えると共に、前記ガイドホールの最小径部と連通する、前記最小径部より大径の凹部を形成し、前記リードを半田付けしたとき、前記凹部に半田フィレットが形成されるように構成したので、基板の部品面と半田面の双方に半田フィレットを形成させることができ、よって半田付けの信頼性を向上させることができる。
【0075】
請求項2項にあっては、基板との接触面から離間するに従って拡径する、種類の異なる複数個の電子部品のリードが挿入されるべき複数組のテーパ状のガイドホールを備えると共に、前記ガイドホールのそれぞれの最小径部と連通する、前記最小径部より大径の複数個の凹部を形成し、前記リードを半田付けしたとき、前記凹部のそれぞれに半田フィレットが形成されるように構成したので、基板の部品面と半田面の双方に半田フィレットを形成させることができ、よって半田付けの信頼性を向上させることができる。また、1枚のプレートで異なる種類の電子部品を複数個取り付けることができるため、プレートの取り付け作業を簡素化することができる。
【0076】
請求項3項にあっては、プレートに爪部を形成し、前記爪部によってプレートを基板に固定するように構成したので、プレートを押圧することによって基板に容易に取り付けることができ、よってプレートの取り付け作業を一層簡素化することができる。
【0077】
請求項4項にあっては、請求項1項記載の電子部品の取り付け補助プレートを基板に配置し、ガイドホールを介して電子部品のリードをスルーホールに挿入した後、前記リードの半田付けを行って基板の半田面に半田フィレットを形成すると共に、部品面において前記プレートに形成された凹部に半田フィレットを形成し、よって電子部品の基板への取り付けを完了するように構成したので、基板の部品面と半田面の双方に半田フィレットを形成させることができ、よって半田付けの信頼性を向上させることができる。
【0078】
請求項5項にあっては、請求項2項記載の電子部品の取り付け補助プレートを基板に配置し、複数組のガイドホールを介して種類の異なる複数個の電子部品のリードをスルーホールに挿入した後、前記リードの半田付けを行って基板の半田面に半田フィレットを形成すると共に、部品面において前記プレートに形成された複数個の凹部に半田フィレットを形成し、よって複数個の電子部品の基板への取り付けを完了するように構成したので、基板の部品面と半田面の双方に半田フィレットを形成させることができ、よって半田付けの信頼性を向上させることができる。また、1枚のプレートで異なる種類の電子部品を複数個取り付けることができるため、電子部品の種類の多寡に関わらず、プレートの取り付け作業を1回の工程(作業)で完了させることができ、よってプレートの取り付け作業を簡素化することができる。
【0079】
請求項6項にあっては、このように、請求項3項記載の電子部品の取り付け補助プレートを基板方向に押圧して爪部を係合させることによってプレートを基板に固定し、ガイドホールを介して電子部品のリードをスルーホールに挿入した後、前記リードの半田付けを行って基板の半田面に半田フィレットを形成すると共に、部品面において前記プレートに形成された凹部に半田フィレットを形成し、よって複数個の電子部品の基板への取り付けを完了するように構成したので、基板の部品面と半田面の双方に半田フィレットを形成させることができ、よって半田付けの信頼性を向上させることができる。また、プレートを押圧することによって基板に容易に取り付けることができるため、プレートの取り付け作業を一層簡素化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この実施の形態に係る電子部品の取り付け補助プレートなどを斜め上方から見た斜視図である。
【図2】図1に示す電子部品の取り付け補助プレートなどを斜め下方から見た斜視図である。
【図3】図1に示す上ケースの底面図である。
【図4】図1に示すプレートの上面図である。
【図5】図1に示すプレートの底面図である。
【図6】図4のVI−VI線断面図である。
【図7】図4のVII−VII線断面図である。
【図8】図4のVIII−VIII線断面図である。
【図9】この発明の一つの実施の形態に係る電子部品の取り付け方法を示す工程フローチャートである。
【図10】図1に示す基板とそれに固定されたプレートの上面図である。
【図11】図10のXI−XI線断面図である。
【図12】図1に示す基板への電子部品(コネクタ)の取り付けを説明する、図11と同様な断面図である。
【図13】同様に、図1に示す基板への電子部品(コネクタ)の取り付けを説明する、図11と同様な断面図である。
【図14】同様に、図1に示す基板への電子部品(コネクタ)の取り付けを説明する、図11と同様な断面図である。
【図15】同様に、図1に示す基板への電子部品(コネクタ)の取り付けを説明する、図11と同様な断面図である。
【図16】図1に示す基板への電子部品(第1のセンサ)の取り付けを説明する、図7と同様な断面図である。
【図17】図1に示す基板への電子部品(第2のセンサ)の取り付けを説明する、図8と同様な断面図である。
【符号の説明】
10 プレート(電子部品の取り付け補助プレート)
12 爪部
14 基板
14a 部品面
14b 半田面
20 コネクタ(電子部品)
20a コネクタ・リード(リード)
22 第1のセンサ(電子部品)
22a 第1のセンサ・リード(リード)
24 第2のセンサ(電子部品)
24a 第2のセンサ・リード(リード)
30 コネクタ用スルーホール(スルーホール)
32 第1のセンサ用スルーホール(スルーホール)
34 第2のセンサ用スルーホール(スルーホール)
40 コネクタ用ガイドホール(ガイドホール)
40a (コネクタ用ガイドホールの)最小径部
42 第1のセンサ用ガイドホール(ガイドホール)
42a (第1のセンサ用ガイドホールの)最小径部
44 第2のセンサ用ガイドホール(ガイドホール)
44a (第2のセンサ用ガイドホールの)最小径部
50 コネクタ用凹部(凹部)
52 第1のセンサ用凹部(凹部)
54 第2のセンサ用凹部(凹部)
66 半田面側コネクタ・フィレット(半田フィレット)
68 部品面側コネクタ・フィレット(半田フィレット)
70 半田面側第1のセンサ・フィレット(半田フィレット)
72 部品面側第1のセンサ・フィレット(半田フィレット)
74 半田面側第2のセンサ・フィレット(半田フィレット)
76 部品面側第2のセンサ・フィレット(半田フィレット)

Claims (6)

  1. 基板に載置されるプレートであって、前記基板との接触面から離間するに従って拡径する、電子部品のリードが挿入されるべきテーパ状のガイドホールを備え、前記ガイドホールを介して前記リードを前記基板に穿設されたスルーホールに案内し、よって前記電子部品の前記基板への取り付けを補助する電子部品の取り付け補助プレートにおいて、前記基板との接触面に、前記ガイドホールの最小径部と連通する前記最小径部より大径の凹部を形成し、よって前記リードを半田付けしたとき、前記凹部に半田フィレットが形成されるように構成したことを特徴とする電子部品の取り付け補助プレート。
  2. 基板に載置されるプレートであって、前記基板との接触面から離間するに従って拡径する、電子部品のリードが挿入されるべきテーパ状のガイドホールを備え、前記ガイドホールを介して前記リードを前記基板に穿設されたスルーホールに案内し、よって前記電子部品の前記基板への取り付けを補助する電子部品の取り付け補助プレートにおいて、前記プレートに種類の異なる複数個の電子部品のリードが挿入されるべき複数組のガイドホールを穿設すると共に、前記基板との接触面に、前記ガイドホールのそれぞれの最小径部と連通する前記最小径部より大径の複数個の凹部を形成し、よって前記リードを半田付けしたとき、前記凹部のそれぞれに半田フィレットが形成されるように構成したことを特徴とする電子部品の取り付け補助プレート。
  3. 前記プレートに爪部を形成し、前記爪部によって前記プレートを前記基板に固定するように構成したことを特徴とする請求項1項または2項記載の電子部品の取り付け補助プレート。
  4. 請求項1項記載の電子部品の取り付け補助プレートを用いた電子部品の取り付け方法であって、
    a.前記プレートを前記基板に載置し、
    b.前記プレートに穿設されたガイドホールを介して前記電子部品のリードを前記基板に穿設されたスルーホールに挿入し、
    および
    c.前記リードの半田付けを行って前記基板の半田面に半田フィレットを形成すると共に、前記基板の部品面において前記凹部に半田フィレットを形成して前記電子部品の前記基板への取り付けを完了する、
    工程からなることを特徴とする電子部品の取り付け方法。
  5. 請求項2項記載の電子部品の取り付け補助プレートを用いた電子部品の取り付け方法であって、
    a.前記プレートを前記基板に載置し、
    b.前記プレートに穿設された複数組のガイドホールを介して前記複数個の電子部品のリードを前記基板に穿設されたスルーホールに挿入し、
    および
    c.前記リードの半田付けを行って前記基板の半田面に半田フィレットを形成すると共に、前記基板の部品面において前記複数個の凹部のそれぞれに半田フィレットを形成して前記複数個の電子部品の前記基板への取り付けを完了する、
    工程からなることを特徴とする電子部品の取り付け方法。
  6. 請求項3項記載の電子部品の取り付け補助プレートを用いた電子部品の取り付け方法であって、
    a.前記プレートを前記基板方向に押圧することによって前記プレートに形成された爪部を前記基板に係合させ、よって前記プレートを前記基板に固定し、b.前記プレートに穿設されたガイドホールを介して前記電子部品のリードを前記基板に穿設されたスルーホールに挿入し、
    および
    c.前記リードの半田付けを行って前記基板の半田面に半田フィレットを形成すると共に、前記基板の部品面において前記凹部に半田フィレットを形成して前記電子部品の前記基板への取り付けを完了する、
    工程からなることを特徴とする電子部品の取り付け方法。
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