JP2004287483A - 情報処理システムのガイダンス提示方法および装置並びに情報処理システム - Google Patents

情報処理システムのガイダンス提示方法および装置並びに情報処理システム Download PDF

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Ayumi Onishi
あゆみ 大西
Hirohisa Mizuta
裕久 水田
Masato Saito
真人 齊藤
Satoshi Mizuhashi
悟志 水橋
Minoru Sodeura
稔 袖浦
Yoshitake Matsubara
由武 松原
Sadao Kootani
貞夫 古尾谷
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Abstract

【課題】デバイスを交換可能に構成した画像形成装置において、デバイスの組合せ状態に適合するガイダンス提示ができるようにする。
【解決手段】デバイス情報取得部302は、実際にシステムや装置を構成するデバイスの各ガイダンスコンフィギュレーションJ8を取得し、ガイダンス提示処理部340に通知する。ガイダンス提示制御部346は、ガイダンスコンフィギュレーションJ8を参照して、実際のデバイスの接続状態に適応した、提示すべきガイダンスデータを決定する。そして、この決定したガイダンスデータに従って、画像や音声で、ユーザに、操作説明や機能説明、故障箇所の通知やエラーメッセージを提示する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、機能モジュール(デバイス)の組合せにてシステムや装置を構成する場合における、デバイス種別や機能あるいは操作方法などを提示するガイダンス提示方法および装置、並びにガイダンス提示装置を備えたシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
プリンタ装置や複写装置などの印刷機能を備えた画像形成装置が様々な分野で使用されている。また、今日では、画像形成装置がカラー化され、ユーザの様々な表現手段として利用されるようになってきている。たとえば、電子写真プロセス(ゼログラフィ)を用いたカラーページプリンタ装置は、高品質な画質あるいは高速プリンティングの点で注目されている。
【0003】
従来のデジタル方式の画像形成装置における重要な目標は、設計の時点において大量のデータを処理するために必要な性能を有した最も手ごろなシステムを構築することとされていた。このような設計プロセスおよび思考プロセスの結果として、可能な限り低価格でデジタル方式の画像形成装置を生産することはできたが、そのデジタル方式の画像形成装置を簡単に変更したり、拡張したりすることは難しかった。
【0004】
たとえば、画像形成装置を構成する回路の大部分が、1つの回路基板上に収容されるようになっており、処理制御機構がほぼ1ユニットで構成されている。この構成において、高速化・高性能化・多機能化への対応をとる場合、変更がたとえ一部の回路に対するものであっても、その都度、その回路基板全体の交換や、その回路基板の設計変更(パターンレイアウトの変更)が必要となり、結果として、開発費用と開発期間を必要とするという問題がある。
【0005】
たとえば、従来のデジタル複写機をベースに、複写機能以外の機能を持たせた、いわゆる多機能画像処理装置(Multiple−Function image processing device ;複合機ともいわれる)が提案されている。たとえば、デジタル複写機において必要とされる可能性のある他の機能として、スキャナから得た読取画像をパーソナルコンピュータまたはネットワークに与える機能(ネットワークスキャナ機能)がある。また、プリンタとしてデジタル複写機を使用し、コンピュータまたはコンピュータネットワークから得た画像を印刷できるようにする機能(プリンタ機能)もある。また、ファクシミリ装置としてデジタル複写機を使用することができるようにすることも考えられる。
【0006】
一方、デジタル複写機の基本価格をできるだけ安くするという要求のため、従来のデジタル複写機で追加機能を実行するためには、マイクロプロセッサのような付加的なコントローラが必要であった。たとえば、ネットワークスキャナ機能、プリンタ機能、あるいはファクシミリの送受信機能を従来のデジタル複写機に加える場合、これらの新しい機能を実現するコントローラをデジタル複写機に加える必要がある。この新機能を実現するコントローラは、基本的なハードウェア機能およびソフトウェア機能並びにそれ自身のプロセッサを含むものとなる。デジタルコピー機能で使用されるプロセッサは、一般に新機能用の処理を実行することを意図したものではないからである。
【0007】
このため、新機能を実現するには、ハードウェアおよびソフトウェアに追加機能を実行させることができるようにする新たな制御装置またはコントローラカードを追加する必要がある。ただしこの場合、追加の比較的高価なマイクロプロセッサや対応するプログラム記憶メモリのようなシステムコンポーネントが重複することになってしまう。さらに、コンポーネントを追加すると、厳格に統合されたハードウェアおよびソフトウェアを追加する必要があるため、追加されたコンポーネントの機能に柔軟性はない。
【0008】
このような問題に対して、デジタル複写機または複合機のための新規なアーキテクチャを実現する新たなアプローチとして、パソコンなどのコンピュータシステムと同様に、PCI(Peripheral Component Interconnect )バスを使用した、低コストでスケーラブルなアーキテクチャを採用することも考えられている(たとえば特許文献1参照)。
【0009】
【特許文献1】
特開2000−151878号公報
【0010】
この特許文献1に記載の技術では、プロセッサと、プロセッサに接続されたメモリシステムと、スキャナと、プロッタと、ユーザインタフェースと、プロッタ、スキャナ、およびユーザインタフェースをプロセッサに接続する、PCIバスのような業界標準のバスとを備えてデジタル複写機を構成している。PCIバスのような業界標準バスを使用すると、容易に入手可能なコンピュータのアクセサリや周辺機器、任意の従来のコンポーネントなどをデジタル複写機において簡単・安価に利用することが可能となる。CPUは、標準バスに接続されている追加の周辺機器またはカードによって要求される処理を実行することが可能となる。
【0011】
PCIバス(その変形規格であるmini−PCIやPCI−Eなども含む)を利用することで、制御コマンドや画像データをPCIバスという共通の伝送ライン上に乗せ、このPCIバスを介して双方向に伝送できるようになり、また機能モジュールの変更や追加も可能となるので、装置の高性能化や多機能化に応えるのが容易になると考えられる。
【0012】
しかしながら、PCIバスは、パラレルでデータ(制御コマンドや画像データなど)を転送するので、配線数が多くインタフェースコストが掛かる。またパソコンなどのアーキテクチャで分かるように、プロセッサ(コントローラに相当)やメモリシステムなどを搭載したマザーボード上において、PCIバスを利用する個々の機能モジュールを一箇所に集中して配置する必要があるので、レイアウトの自由度がなく、実際には、多機能化に柔軟に応えるのが難しい。
【0013】
加えて、PCIバスは、高速化の要求に応えることが難しい。前述のように、パラレルにデータを転送する場合、信号線同士でのデータのずれや不揃いが発生し、また信号線同士が電圧の影響を与え合うクロストーク現象が起きるので、高速のデータ転送に適していないからである。
【0014】
また、複数のモジュールをPCIバスに接続すると、他のモジュールと競合しないように、入出力(I/O)アドレスやIRQ(Interrupt ReQuest )を割り当てて1つのPCIバスを共用しなければならない。つまり、モジュール間を時分割でデータ転送しなければならないので、高速のデータ転送が難しくなる。
【0015】
このように、従来の画像形成装置の構成では、装置の高速化・高性能化・多機能化の要求に対して、低コストで、あるいは短期間に、あるいは柔軟に、応えるということが難しかった。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、上述のような問題点を解消するため、本願出願人は、特願2002−272855号、同2002−273958号、あるいは同2002−275086号などにて、たとえばピーシーアイエクスプレス(PCI Express(商標);以下PCI−EXともいう)のように、コントローラと画像形成に関わる機能部分である画像形成機能部(デバイス)とを着脱自在とし、双方向性かつシリアル通信方式、あるいはピアツーピアという特徴を持つ接続インタフェースを用いて、コントローラとデバイス間の電気信号の伝送を採る新規なアーキテクチャを提案した。
【0017】
この特願2002−272855号などにて提案した新規なアーキテクチャにより、多数の信号線を利用するパラレルバスが持つ上述のような問題から解消され、たとえば信号線同士でのデータのずれやスキューがなく、また信号のクロストークも起こらない。このため、高速・長距離のデータ転送が可能となり、また、機能モジュールの変更や追加が容易となる。これにより、ハードウェア設計上の制約から解放され、画像形成装置の高機能化や高速化を図る際の自由度が増し、従来のパラレルバスの延長上では不可能であった高機能化、高性能化あるいは高速化を、容易かつ低コストで実現することができるようになった。
【0018】
しかしながら、本願出願人が提案した前記の新規なアーキテクチャを採用すると、機能モジュールや周辺デバイス(オプション機器)の変更や追加が容易となることに起因した、新たな問題の発生が懸念される。たとえば、デバイスの組合せに応じた適切なガイダンス情報を、どのようにしてユーザに提示するか、の問題が生じ得る。ここで、ガイダンス情報としては、たとえば、装置の操作手順や機能説明の案内表示(音声情報でもよい)や、エラーもしくは故障発生時の対処手順表示などのインフォメーションを提示することが代表的なものである。
【0019】
従来の画像形成装置では、画像取込部、画像処理部、画像記録部といった一義的に決まった複数デバイスの組合せ構成に対応する一通りのガイダンスを用意しておき、この一義的に決められている1つの組合せに応じたガイダンスをユーザに提示すればよかった。
【0020】
ところが、デバイスの組合せ自体がユーザの自由になると、各デバイスをユーザが必要に応じて変更することが可能であるため、一通りのガイダンスを用意するだけでは、変更される複写装置のシステム構成に適応したガイダンスを提供することはできない。
【0021】
つまり、今までのような、一義的なガイダンス提示の考え方では、デバイスの組合せ変更に対応できない。一方、あらゆるデバイスの組合せに応じたガイダンスを事前に用意しておくということも考えられるが、その組合せが無数であり、この手法を採ることは、事実上不可能である。また、たとえ想定されるデバイスの組合せに対応するだけの数のガイダンスを用意しておいたとしても、想定外の組合せが生じたときには対処できない。つまり、想定外の組合せに柔軟かつ簡易に対応することは難しい。
【0022】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、システムの高速化、高性能化、あるいは多機能化の要求に対して容易に対応することができるとともに、デバイスの組合せ変更があっても、変更される複写装置のシステムに応じた適切なガイダンス情報を提示するガイダンス提示方法および装置、並びにガイダンス提示装置の機能を備えた情報処理システムを提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明に係るガイダンス提示方法は、交換可能なデバイスが組み合わされて構成されているシステムや装置における、デバイスの種別と関わりのあるガイダンス情報を提示するガイダンス提示方法であって、デバイスの種別と関わりのあるデバイス情報を取得し、取得したデバイス情報に基づいて、デバイスの接続状態に適応したガイダンス情報を決定し、この決定したガイダンス情報を提示することとした。
【0024】
本発明に係るガイダンス提示装置は、上記本発明に係るガイダンス提示方法を実施するのに好適な装置であって、システムや装置に実際に使用されているデバイスについての種別と関わりのあるデバイス情報を取得するデバイス情報取得部と、デバイス情報取得部が取得したデバイス情報に基づいてデバイスの接続状態に適応したガイダンス情報を決定し、この決定したガイダンス情報を所定の情報伝達部を介して提示するガイダンス提示制御部とを備えるものとした。
【0025】
また従属項に記載された発明は、本発明に係るガイダンス提示装置の、さらなる有利な具体例を規定する。たとえば、ガイダンス提示制御部は、ガイダンス情報を静止画像や動画像もしくは音声の情報として提示する。または、デバイスの接続状態、さらには機能情報や操作案内などをガイダンス情報として提示する。
【0026】
本発明に係る情報処理システムは、クライアントより指示された情報処理をする機能部分であって装置本体に対して交換可能なデバイスである情報処理機能部と、装置本体に装着されている情報処理機能部の動作を制御する動作制御部と、情報処理機能部に入出力される処理対象データおよび動作制御部が情報処理機能部の動作を制御するための制御コマンドデータとのインタフェースを採る接続インタフェース部と、デバイスの種別と関わりのあるガイダンス情報を提示するための、上記本発明に係るガイダンス提示装置とを備えるものとした。
【0027】
本発明に係る情報処理システムにおいて、接続インタフェース部は、処理対象データと制御コマンドデータとを、共通の伝送ライン上に乗せるとともに、ピーシーアイエクスプレスなどの規格に準拠して、1対1(Peer to Peer)の接続形態で採るものであることが好ましい。
【0028】
上記において、情報処理システムは、画像形成に関わる機能部分を情報処理機能部として備えるものとしてもよい。この場合、情報処理システムは、事実上画像形成システム(あるいは装置)となる。画像形成に関わる機能部分とは、画像もしくは画像データに対して何らかの処理を施す機能部分だけでなく、一方の機能部分から受け取った画像データに対して何らの処理を加えることなく他方の機能部分へ転送するだけのものや、電子的にデータ保存する記録メディアに他の機能部分から受け取った画像データを記録する(書き込む、格納する)ものも、本願の画像形成に関わる機能部分に含まれる。
【0029】
たとえば、画像形成に関わる機能部分である画像形成機能部は、原稿上に形成された画像を光学的に読み取ることで画像情報を取得する画像取込部、所定の(たとえば画像取込部で取り込んだ)画像情報画像情報に対して所定の画像処理を施す画像処理部、および所定の(たとえば画像処理部により画像処理が施された処理済みの)画像情報に基づいて画像を所定の記録媒体上に形成する画像形成部(画像記録部)のうちの少なくとも1つを含むものであればよい。
【0030】
【作用】
本発明に係る上記構成においては、デバイスを組み合わせて実際にシステムや装置を構成する際には、接続される実際のデバイスから、そのデバイスの種別と関わりのあるデバイス情報を取得し、このデバイス情報を参照して、実際のデバイスの接続状態に適応した、提示すべきガイダンス情報を決定する。そして、この決定したガイダンス情報をユーザに、画像や音声で提示する。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0032】
<<システムアーキテクチャ>>
図1は、本発明に係る情報処理システムを適用したカラー複写装置の、システムアーキテクチャの一例を示す図である。なお、図示するカラー複写装置1は、デジタル複写装置や複合機として利用する場合の形態を示している。
【0033】
図示するように、カラー複写装置1は、本体側のI/Oブリッジ部140の周辺に、画像形成機能部202およびユーザインタフェース部14などの接続デバイスを交換可能に備え、I/Oブリッジ部140と画像形成機能部202などの主要デバイス間の電気信号伝送を標準インタフェースでとることで、コントローラ部100を中心として接続デバイスがスター状に接続されて構成されている。
【0034】
このようなカラー複写装置1の構成は、本願出願人が、たとえば特願2002−272855号、同2002−273958号、2002−275086号などに提案している構成である。以下、その概要について説明する。
【0035】
カラー複写装置1は、その中心部に、動作制御部の一例であるコントローラ部100を備えている。コントローラ部100は、中央演算処理部の一例であるCPU(プロセッサ)110、メモリブリッジ部(Memory Bridge )120、および電源供給時にのみ記憶内容を保持する、揮発性の記憶媒体の一例であるメインメモリ(主記憶部)130を備える。また、コントローラ部100は、オペレーティングシステムOSや、画像処理や画像形成に関わる各機能部分、あるいは周辺デバイスを制御するためのアプリケーションプログラムが組み込まれる(インストールされる)不揮発性の記憶媒体(ROM)132(以下不揮発性メモリ132という)を備える。この不揮発性メモリ132には、オペレーティングシステムOSやアプリケーションプログラムの他、装置の設定条件(接続デバイスの情報も含む)なども格納される。
【0036】
CPU110は、カラー複写装置1全体の動作制御およびデータ処理を実行するメインコントローラであり、オペレーティングシステムOSの制御下で、各種プログラムを実行するようになっている。メインメモリ130は、CPU110が実行するプログラムをロードしたり、作業領域として使用したりするためのRAM(random access memory)などの揮発性の半導体メモリである。
【0037】
メインメモリ130や不揮発性メモリ132は、メモリブリッジ部120を介してCPU110と接続されている。メモリブリッジ部120には、CPU110と協働してCPU110とメインメモリ130や不揮発性メモリ132との間のデータの入出力を制御するメモリコントローラが組み込まれている。CPU110とメインメモリ130との間は、DMA(Direct memory Access )オペレーションにより、たとえば32バイトのブロック単位でデータが転送される。
【0038】
また、コントローラ部100は、I/Oブリッジ部(Input/Output Bridge )140、および周辺デバイスとの間の通信インタフェースを切り替える切替部の一例であるスイッチ部(Switch)150を備える。I/Oブリッジ部140には、CPU110と協働して機能するI/O(入出力)コントローラが組み込まれる。スイッチ部150には、周辺のデバイスとの間のインタフェースを採るLANボード252や1394ボード254などの、入出力インタフェースドライバが組み込まれた種々のアドオンボード(ドライバ基板)250が追加接続(アドオン)されるようになっている。
【0039】
I/Oブリッジ部140は、スイッチ部150を経由することなく、USB(Universal Serial Bus)2.0規格のデバイスとの間のインタフェースを採るUSBボード256が直接に接続されるようになっている。LANボード252や1394ボード254についても、スイッチ部150を経由することなく接続してもかまわない。この場合、I/Oブリッジ部140に、LANボード252などとの間でのピアツーピア(Peer to Peer;1対1)接続の仕組みを設ける。
【0040】
また、コントローラ部100は、ハードディスク装置54を備える。このハードディスク装置54は、ハードディスクインタフェースの一例である“Serial ATA”規格によりI/Oブリッジ部140と接続される。なお、本実施形態において“Serial ATA”規格は、基本である“Serial ATA 1.0”の規格の他、その上位規格である“Serial ATA II ”あるいは今後規格化されるであろうさらなる上位規格をも含む。
【0041】
I/Oブリッジ部140は、カラー複写装置1に動作指示を発するための操作パネルや操作キーなどからなるユーザインタフェース部14と直接に接続されるようになっている。なお、コントローラ部100には、図中点線で示すように、ユーザインタフェースドライバの一例であるグラフィックスドライバ部(Graphics)160をオプションとして設けてもよい。この場合、大型ユーザインタフェースあるいはメンテナンス画面を備えたユーザインタフェース装置15が、グラフィックスドライバ部160を介してメモリブリッジ部120に接続される。
【0042】
また、カラー複写装置1は、コントローラ部100のI/Oブリッジ部140を中心として、カラー複写装置1を複合機として機能させる機能モジュールがスター状に接続され、各機能モジュール(接続デバイス)が分散配置されている。I/Oブリッジ部140に接続される機能モジュールとしては、たとえば、図示しないスキャナ装置により画像を光学的に走査することで画像データを得る画像取込部(IIT;Image Input Terminal)210、画像取込部210により取得した画像データあるいはLAN(Local Area Network)や他の周辺デバイスから得た画像データに対して色変換や変倍などの所定の画像処理を施す画像処理部(IPS;Image Processing System )220、並びに画像処理部220により所定の画像処理が施された画像データに基づいて所定の記録媒体に画像を形成する画像形成部(画像記録部/IOT;Image Output Terminal )230がある。
【0043】
また、画像形成機能部202としては、出力媒体としての印刷用紙の搬送処理を行なう給紙処理部(PHM;Paper Handring Module )232と、画像記録部230にて転写された画像を用紙に定着させる定着処理部(FuSer Module)234、並びに画像が定着された印刷用紙を機外に排出する排紙処理部(Finish Module )236などがある。両面印刷機能を備えたカラー複写装置1とする場合には、片面に画像形成された用紙を反転させて、再び画像記録部230に給紙する両面処理部が設けられる。
【0044】
I/Oブリッジ部140と機能モジュールとの間を接続する電気信号伝送ライン上には、画像取込部210などの画像形成機能部202に入出力される画像データと、コントローラ部100による画像形成機能部202の動作を制御するための制御コマンドデータとが、共通に乗せられる。
【0045】
なお、フラッシュメモリなどの半導体メモリを読み取り対象とする記録メディア読取部(メモリリーダ)、CD−RやCD−RWなどを記録媒体とする記録メディア書込部、あるいは他の画像形成部(画像記録部)などを拡張ユニット240としてI/Oブリッジ部140と接続してよい。これら画像取込部210や画像処理部220などの各機能モジュール(接続デバイス)には、それぞれのモジュールに応じた機能をソフトウェアにより実行するためのアプリケーションプログラムが組み込まれる。
【0046】
なお、画像取込部210や画像処理部220などの画像形成機能部202は、ボードレベルのもの(モジュール基板)として提供されてもよいし、モジュール基板を筐体内に収容した機能ユニットとして提供されてもよい。本明細書においては、モジュール基板と機能ユニットとを纏めて、機能モジュールあるいは(接続)デバイスという。
【0047】
コントローラ部100は、さらに、処理フロー制御部300を備えている。この処理フロー制御部300は、コントローラ部100の外部に設けられる構成であってもよい。処理フロー制御部300は、接続デバイスの動作仕様に関するデバイスコンフィギュレーションJ0を各デバイスから取得し、このデバイスコンフィギュレーションJ0を参照して、システム全体として、効率のよい処理となるように、各デバイス間のデータパスや動作タイミングを制御する。
【0048】
デバイスコンフィギュレーションJ0は、画像取込部210などの画像形成機能部、周辺デバイス用のドライバ回路、あるいはユーザインタフェース装置などのカラー複写装置1の本体に対して着脱自在な接続デバイスの属性を示す情報である。
【0049】
また、コントローラ部100は、ガイダンス提示処理部340を備えている。つまり、動作制御部の一例であるコントローラ部100が、ガイダンス提示処理部340を兼ねる構成である。なお、このような構成に限らず、ガイダンス提示処理部340をコントローラ部100から外して独立した構成としてもよい。
【0050】
ガイダンス提示処理部340は、デバイスコンフィギュレーションJ0に含まれているガイダンス提示機能に関する情報(以下ガイダンスコンフィギュレーションJ8という)を取得し、この取得したガイダンスコンフィギュレーションJ8に基づいて、ユーザに提示するガイダンス内容を決定する。また、ガイダンス提示処理部340は、決定したガイダンス内容に基づき、ユーザから操作方法や機能の説明が求められたときや、エラーもしくは故障が発生したときに、所定の表示デバイスにガイダンス情報を提示する。
【0051】
つまり、ガイダンス提示処理部340は、各接続デバイスから、デバイスの属性を示すデバイスコンフィギュレーションJ0を取得し、このデバイスコンフィギュレーションJ0に含まれているガイダンスコンフィギュレーションJ8を参照して、各デバイスの機能に応じたガイダンス内容(操作方法や機能、エラーメッセージなど)を自動的に提示することで、複数デバイスが任意に組み合わされる構成においても、効率のよいガイダンス提示機能を構築する。
【0052】
なお、ガイダンスコンフィギュレーションJ8は、デバイスが備える機能との関わりで必要となるガイダンス内容やエラー内容、またその表示メニューに関する情報が、そのデバイスが備える機能ごとに対応付けられているものである。
【0053】
処理フロー制御部300は、たとえばI/Oブリッジ部140と通信接続されている接続デバイスからはI/Oブリッジ部140を介して、I/Oブリッジ部140と通信接続されていない接続デバイスはメモリブリッジ部120などを介してというように、標準インタフェースによる接続インタフェースを利用して、各接続デバイスのデバイスコンフィギュレーションJ0を取得する。
【0054】
また、処理フロー制御部300は、各接続デバイスのデバイスコンフィギュレーションJ0に基づいてシステム全体として効率のよい処理となるように各デバイスを制御するための制御コマンドデータをその接続デバイスに通知する際にも、標準インタフェースによる接続インタフェースを利用する。さらに、処理フロー制御部300は、デバイスコンフィギュレーションJ0に含まれているガイダンスコンフィギュレーションJ8をガイダンス提示処理部340に渡す。
【0055】
ここで、コントローラ部100における各機能部分を接続する接続インタフェースとしては、ピアツーピア(Pear To Pear;ポイントツーポイントPoint To Pointともいわれる)を採用した標準インタフェースが使用される。なお、好ましくは、さらに、双方向性でかつシリアル通信方式(Serial Interface)のものを使用する。
【0056】
標準インタフェースは、IEEEやJIS(日本工業規格)などの非商業的組織または政府組織(公的な規格団体)によって認められた正当な(法律上の)技術的ガイドライン(de jure technical guideline )に従った、ハードウェア開発またはソフトウェア開発の領域において均一性を確立するために使用される公的なインタフェースであるのがよい。また、このような公的なインタフェースに限らず、民間団体や単一の会社にて取り纏められた私的な標準インタフェース、いわゆる業界標準インタフェース(工業標準インタフェース)や事実上の業界標準インタフェースであってもかまわない。
【0057】
何れにしても、標準インタフェースは、ある一定の規格を満足する接続インタフェースであればよい。たとえば、ある会社によって製品または理念が開発され、成功と模倣を通じて標準からの逸脱が互換性の問題を引き起こすか、または市場性を制限する程広く使用されるようになる場合に生じるハードウェア開発またはソフトウェア開発に関する事実上の(デファクト;de facto)技術的ガイドライン(非公式な規格)が、本実施形態の標準インタフェースとして採用されてもよい。
【0058】
本実施形態において、標準インタフェースは、具体的には、PCI規格の一例であるPCI−EX(ピーシーアイエクスプレス)であることが好ましい。ここで「PCI−EX」とは、米国のIntel (インテル)社が提唱し、今日、PCI小研究グループ(PCI−SIG/SIG;Special Interest Group ;PCIの普及に向けて集まった企業による非営利団体)が仕様策定を進めているもので、当初は“3GIO(3rd Generation I/Oの略)”と称されていたシリアル転送インタフェースである。
【0059】
この「PCI−EX」は、パソコン内部の部品や周辺機器を接続するための新しい規格として提唱されているものであって、CPUやメモリの速度向上のペース対応するよう、主にI/O(Input/Output)の帯域幅向上のために開発されたものである。PCI−EXを適用してカラー複写装置1を構成すれば、機能モジュール間のインタフェースコストの削減と配線のシンプル化、データ転送の高速化、あるいは開発工数の削減ができる。
【0060】
シリアルインタフェース(Serial Interface)は、単一の信号線を用いて1ビットずつ順次データを送る伝送インタフェースである。このシリアルインタフェースの通信方式としては、多くのパソコンや携帯情報端末あるいは周辺機器で採用されているものとして、たとえばRS−232C,RS−422,IrDA,USB,IEEE1394,ファイバ・チャネルなどがあるが、PCI−EXは、これらよりも通信速度が格段に高速である。したがって、PCI−EXを利用してカラー複写装置1を構成することで、高速処理対応可能なシステムを構築することができる。
【0061】
なお、本明細書において、PCI−EXの定義は、本明細書の作成時点にPCI−SIGで検討されているPCI−EX規格案(2002年7月23日に第1次規格案がグループメンバーに配布済み)を含んでおり、また、後に正式承認されるPCI−EXやその改訂版、あるいはさらにその後に拡張規格や上位規格として承認されるであろうものをも含んでいる。また、PCI−EX互換カードまたはインタフェースに対応する何れのバスも、PCI−EXとみなし得る。
【0062】
本実施形態において、PCI−EXを適用するに好ましい接続インタフェース部は、図1に太い実線で示すように、メモリブリッジ部120とI/Oブリッジ部140との間、I/Oブリッジ部140とスイッチ部150との間、スイッチ部150とアドオンボード250(たとえばLANボード152や1394ボード254)との間、I/Oブリッジ部140と画像取込部210、画像処理部220、画像蓄積処理部222、あるいは画像形成部(画像記録部)230との間である。
【0063】
また、I/Oブリッジ部140と操作パネルや操作キーなどからなるユーザインタフェース部14との間や、メモリブリッジ部120とグラフィックスドライバ部160との間に適用するのもよい。また、拡張ユニット240をコントローラ部100(たとえばI/Oブリッジ部140)に接続する場合には、この拡張ユニット240との間に関しても、PCI−EXを適用するとよい。勿論、図1に示した例は一例であって、他の接続インタフェースについてもPCI−EXを適用することは可能である。
【0064】
なお、操作パネルや操作キーなどからなるユーザインタフェース部14とI/Oブリッジ部140との間に、図中点線で示すユーザインタフェースドライバ162を配してもよい。この場合、ユーザインタフェース(U/I)ドライバ162とI/Oブリッジ部140との間およびグラフィックスドライバ部160と操作パネル14や操作キー16などのユーザインタフェース装置との間の内の少なくとも一方(一方の場合はI/Oブリッジ部140側が好ましい)を、PCI−EXにて接続してもよい。
【0065】
カラー複写装置1において、コントローラ部100は、複写機能や印刷機能などのハードウェア部分、たとえば画像取込部210、画像処理部220、画像蓄積あるいは画像形成部(画像記録部)230といった各デバイス間の、画像データの入出力系の相互接続に関して、各デバイス間を同時に流れる大量のデータを絶え間なく管理するとともに、複写装置やプリンタ装置などの機能を果たすよう、各デバイスを制御しなければならない。高速処理が要求される場合、そのマシンサイクルを高めなければならない。この場合、CPU110やメインメモリ130などの高速化、大量の計算を必要とするアプリケーション、コネクティビティ(接続性)の向上などに適応するには、画像データや制御コマンドデータなどの、種々のデータの流れの速度(内部バンド幅)も高速化していく必要がある。この高速化対応は、パラレルバスを用いた場合、難しかった。
【0066】
これに対して、PCI−EXの特徴部分であるシリアルインタフェースは、複数の信号線を利用するパラレルインタフェースに比べ、配線数が減りインタフェースコストを低減することができ、また信号線同士でのデータのずれや不ぞろい(スキュー)がなく、また信号線同士が電圧の影響を与え合うクロストーク現象も起こらない。パラレル通信方式の場合に必要であったデータの同期をとる必要がなくなり、コントローラを構成するCPUのクロックの向上に合わせて、画像形成に関わる機能部分の処理を高速化することができる。
【0067】
また、PCI−EXのようにピアツーピア接続とすることで、伝送ラインを、時分割ではなく専用してデータ転送することができる。たとえば、コントローラ部100(詳しくはI/Oブリッジ部140)に対して各接続デバイスを“ピアツーピア”接続する構成とすることで、I/Oブリッジ部140と各接続デバイスとの間で画像データや制御信号の入出力が必ずなされるようになる。
【0068】
このように、シリアルインタフェースやピアツーピア接続は高速かつ長距離のデータ転送に適しており、画像形成装置のシステムアーキテクチャに利用することで、画像データや制御コマンドデータなどの、データの流れの速度を高速化していくことが、低コストかつ簡易に実現できるようになる。高速・長距離のデータ転送が可能となり、加えて、機能モジュール(デバイス)の組替えが容易となり、画像形成装置の高機能化や高速化を図る際の自由度が増す。画像形成に関わる機能部分が高速処理可能となるから、システムスループットの向上したカラー複写装置1を実現することができる。
【0069】
また、カラー複写装置1を実質的に1つのコンピュータとすることができ、またネットワーク化も容易となる。また、コントローラ部にオペレーティングシステムOSや画像形成に関わる各機能部分あるいは周辺デバイスを制御するためのアプリケーションプログラムを組み込むようにすれば、機能モジュールの汎用性、適用性の向上、拡張性の向上、あるいは資源の共有を図ることができる。
【0070】
また、これらのことから、装置の製造メーカにとっては作り易く、ユーザにとっては使い勝手のよいものとなる。たとえば、機能モジュール(ハードウェアに限らずソフトウェアも含む)のバージョンアップや機能モジュールの組合せを変えることで、高性能化、多機能化、あるいは高速化を図る場合に、それらの変更に応じて、コントローラ部にインストールするアプリケーションプログラムを変更するだけで、変更後の機能モジュールを適切に制御して使用することができる。バージョンアップをしたり機能モジュールの組合せを変えたりしても、コントローラ部に対する機能モジュールの接続構成は変わらないので、それらの変更に応じたアプリケーションプログラムの更新設計は容易である。
【0071】
また、PCI−EXなどの標準インタフェースを利用して各機能ブロック間の接続をとることで、複写装置とクライアント端末間のデータ受渡し用のインタフェースを有線LANやIEEE1394などの汎用規格とすることができる。コントローラ部を、パソコンのマザーボードと同様の構成にすることができるので、パソコン市場の安価な部品を流用してカラー複写装置1を構成することができる。PCI−EXなどの標準インタフェースをカラー複写装置1の基本アーキテクチャに採用すると、容易に入手可能なコンピュータのアクセサリや周辺機器をデジタル複写装置などにおいて簡単にかつ安価に利用することが可能となる。
【0072】
また、PCI−EXなどの標準インタフェースを利用して各機能ブロックを接続することで、マザーボード・チャンネルをはじめとする電気設計の制約がなくなり、ハードウェアH/W(電気回路)レイアウトの自由度や独立性が高くなる。よって、ハードウェア設計上の制約から解放され、従来のパラレルバスの延長線上では不可能であった高機能化や高速化を、容易かつ低コストで実現することができる。たとえば、画像取込部、画像処理部、あるいは画像形成部(画像記録部)などの画像形成に関わる機能部分(デバイス)をコントローラ部が搭載されるプリント基板とは各別のプリント基板に搭載すれば、各デバイスをコントローラ部100から離れたところに分散配置することも容易で、柔軟性およびスケーラビリティ(Scalability )を与える。
【0073】
<<ガイダンス提示機能>>
一方、上述のようなアーキテクチャを採ると、各機能モジュールや周辺デバイスなどを任意に取り替えて装着することができるので、従来のように、各デバイスとコントローラとが一義的な組合せしか取り得ない場合では生じ得ない新たな問題が生じ得る。たとえば、デバイスの組合せに応じた適切なガイダンス情報(たとえば操作手順や機能説明、エラーや故障発生時の対処手順の表示など)を、どのようにしてユーザに提示するかが問題となる。従来のように、各機能部分とコントローラ(システムソフトウェア)とが一義的に決められた複写機の構成で行なわれているようなガイダンス提示機能では対応することは困難である。
【0074】
そこで、この対策のために、図1に示したように、本実施形態のカラー複写装置1は、デバイスの組合せに応じて、適切なガイダンス提示を行なう仕組みとして、ガイダンスコンフィギュレーションJ8を各デバイスから取得し、このガイダンスコンフィギュレーションJ8を参照して、システム全体として、好適なガイダンス提示機能を実行するガイダンス提示処理部340を備えている。以下、ガイダンス提示処理部340の機能について詳しく説明する。
【0075】
図2は、処理フロー制御部300とガイダンス提示処理部340の詳細例を説明する図である。この図は、PCI−EXの接続インタフェースを利用した制御系統を示している。この制御系統では、たとえば、各接続デバイスのデバイスコンフィギュレーションJ0を取得するとともに、デバイスコンフィギュレーションJ0に基づいて決定したデータパスルートを制御するための指令を各デバイスに通知する。
【0076】
処理フロー制御部300は、接続デバイスの属性を示す情報であって接続デバイスの動作仕様に関する情報であるデバイスコンフィギュレーションJ0を各接続デバイスから取得するデバイス情報取得部302(画像処理機能情報取得部の一例)と、表示デバイスに提示された表示メニュー上のソフトキーやハードウェア(機構的な)の操作キーを介したユーザ指示による動作条件を受け付けるユーザ指示受付制御部304(動作条件取得部の一例)とを備える。たとえば、ユーザ指示受付制御部304は、たとえば、カラー複写装置1の持つ本来的な機能である複写機能としての動作なのか、それとも付加的な機能であるプリンタ機能としての動作なのかを、受け付ける。
【0077】
また処理フロー制御部300は、ユーザ指示に従った各機能の動作が最短でなされるように各部の動作タイミングを決定し、決定したタイミングで各部が動作するよう制御するタイミング制御部306と、デバイス情報取得部302が取得した画像処理機能情報J6に基づきユーザ指示に従った動作が効率的になされるように画像データのパスルートを制御するデータパス制御部308とを備える。
【0078】
デバイス情報取得部302は、CPU110の制御の元で、画像取込部210などの画像形成機能部、周辺デバイス用のドライバ回路、あるいはユーザインタフェース部14など、カラー複写装置1の本体に任意に着脱される各接続デバイスから、これら接続デバイスとI/Oブリッジ部140あるいはメモリブリッジ部120との接続インタフェースをなすPCI−EXを利用して、ガイダンスコンフィギュレーションJ8を含む各デバイスのデバイスコンフィギュレーションJ0を取得する。なお、デバイス情報取得部302は、コントローラ部100やユーザインタフェース部14など、ほぼ装置に固定的に取り付けられているデバイスに関しても、それらのガイダンスコンフィギュレーションJ8を取得する。
【0079】
デバイス情報取得部302は、取得したデバイスコンフィギュレーションJ0に含まれている種々の情報のうちガイダンスコンフィギュレーションJ8については、ガイダンス提示処理部340に通知する。
【0080】
また、ガイダンス提示処理部340は、デバイス情報取得部302を介して各接続デバイスからガイダンス提示機能に関するガイダンスコンフィギュレーションJ8を取得するガイダンス機能情報取得部342と、カラー複写装置1の各機能を説明するインフォメーション伝達用のパターン画面やメッセージ画面(纏めて機能説明画面という)、あるいはこれらに対応する音声メッセージなどのガイダンスデータを格納するガイダンス提示情報格納部344とを備える。
【0081】
機能説明画面としては、デバイスの組合せに拘わらず共通した機能を提示する部分と、想定される全ての組合せにて必要となる全ての機能をレイアウトした機能一覧部分とを含む。機能一覧部分は、さらにユーザにより選択された参照項目のインフォメーションを提示するための詳細説明部分を含む。
【0082】
またガイダンス提示処理部340は、ガイダンス提示制御部346と、ユーザ指示受付制御部348とを備える。ユーザ指示受付制御部348は、ガイダンス提示制御部346が提示したガイダンス情報に呼応したユーザ指示を、デバイスに関連する付加情報の提示要求を、処理フロー制御部300のユーザ指示受付制御部304を介して受け付ける。ユーザ指示受付制御部348は、処理フロー制御部300のユーザ指示受付制御部304と兼用されるものであってもよい。
【0083】
なお、本実施形態の構成では、ガイダンス情報提示処理の主要部をなすガイダンス提示処理部340をコントローラ部100(つまりカラー複写装置1)に備えており、カラー複写装置1側でガイダンス情報提示処理を実行する仕組みとなる。要するに、カラー複写装置1がガイダンス提示装置3の機能を備えたものとなる。なお、このガイダンス提示装置3をコントローラ部100(つまりカラー複写装置1)から切り離して、ガイダンス情報提示処理を実行する専用の装置とする構成としてもよい。
【0084】
ガイダンス提示制御部346は、ガイダンス機能情報取得部342が取得したガイダンスコンフィギュレーションJ8に基づいて、接続デバイスの組合せや各接続デバイスの機能に応じた動作モードに対応するガイダンス情報を決定して、この決定したガイダンス情報を、機能一覧などに対応付けてガイダンス提示情報格納部344に格納する。ユーザから提示が求められたときに即時に情報を提示するため、デバイス接続に応じた適切なガイダンス情報を事前に準備しておく趣旨である。また、ガイダンス提示制御部346は、各デバイスで発生したエラー情報を受信する。
【0085】
ガイダンス提示情報格納部344に格納されるデバイス接続状態に適合したガイダンスデータは、コントローラ部100に接続されるデバイス接続状態に応じて適宜更新することができる。そのガイダンスデータは、ガイダンス提示制御部346がガイダンスコンフィギュレーションJ8を参照して自動的に生成するものであってもよいし、デバイス自身から提供されるものを利用するものであってもよい。たとえば、カラー複写装置1を構成する接続状態を提示するデバイス接続確認画面や紙詰まりなどのエラー発生の箇所を示すエラー発生位置表示画面、あるいはそれらのメッセージ内容は、ガイダンス提示制御部346が決定することが好ましい。
【0086】
一方、ユーザにより選択された参照項目のインフォメーションを提示するための詳細説明画面やエラー内容を説明するメッセージ画面(エラー内容説明画面)は、各デバイスからガイダンスコンフィギュレーションJ8の一部として提供されるものを利用するとよい。この場合、ガイダンス提示制御部346は、デバイスから提供されたメッセージをガイダンス提示情報格納部344に格納する。
【0087】
勿論、詳細説明画面やエラー内容説明画面についても、ガイダンス提示制御部346にて、デバイス接続に応じた画面を自動生成してもよい。たとえば、そのための専用アプリケーションソフトウェアをガイダンス提示制御部346にインストールしておくとよい。たとえば、デバイスの機能をカテゴリ分類しておき、また各機能に対応する基本説明データや副次的な説明データを体系付けておき、通知を受けたガイダンスコンフィギュレーションJ8に適合するガイダンスデータを決定するとよい。またこの際、予め用意されている基本説明データや副次的な説明データでは不足する個々のデバイスに特有の部分は、そのデバイスから補充データとして提供を受け、最終的には、全体として、デバイス組合せに適合するガイダンスデータを構築する。
【0088】
ユーザインタフェース部14に備えられている表示デバイス(画像情報通知手段の一例)やスピーカ(音声情報通知手段の一例)などが、ガイダンス情報をユーザに提示(伝達)するための出力手段(情報伝達部)として利用される。これらには汎用品を使用することができる。
【0089】
これらの画像情報通知手段や音声情報通知手段は、任意選択的に使用される。少なくともどちらか一方が設けられていればよい。たとえば、モニタやスピーカは、使用するユーザの要求(たとえばバリアフリー対応など)や、カラー複写装置1のオプションとして、その使用の有無とバリエーション(種類)を選択可能とすることができる。また、モニタを利用して動画をより高速に表示させるためのアクセラレータボードを備える(たとえばコントローラ部100に接続する)構成としてもよい。
【0090】
ユーザ指示受付制御部348は、ユーザインタフェース部14の表示デバイスに提示された表示メニュー上のソフトキーやハードウェア(機構的な)によるインフォメーション提示要求を、ユーザ指示受付制御部304を介して受け付け、ガイダンス提示制御部346に通知する。ガイダンス提示制御部346は、その指示に応じたガイダンスデータをガイダンス提示情報格納部344から読み出して、ユーザインタフェース部14の表示デバイス上に可視画像として表示する、あるいはスピーカなどで音声情報として通知する。
【0091】
つまり、ガイダンス提示処理部340は、各接続デバイスからデバイスの属性を示すデバイスコンフィギュレーションJ0を取得し、このデバイスコンフィギュレーションJ0に含まれているガイダンスコンフィギュレーションJ8を参照して、装置を構成する各デバイス接続状態に応じたガイダンス内容(操作方法や機能説明、あるいはエラーメッセージなど)を決定して予めガイダンス提示情報格納部344に保持しておき、ユーザから提示が求められたときに、適応するインフォメーションを提示する。これにより、複数デバイスが任意に組み合わされる構成においても、実際のデバイス接続状態に適合するガイダンス提示機能を効率よく実現する。
【0092】
<<接続デバイスの構成(主要部)>
図3は、各接続デバイスに設けられる電源回路系およびデバイスコンフィギュレーションJ0の本体側への通知に着目した機能ブロック図である。図示するように、各接続デバイスには、コントローラ部100の制御の元で接続デバイスのデバイスコンフィギュレーションJ0をコントローラ部100(の処理フロー制御部300)に通知する機構が設けられる。
【0093】
たとえば、電源回路400は、カラー複写装置1のメイン電源が投入されることでシステム電源部(図示しない)から所定電圧の電源(UNSW)の供給を受けて、システムのメイン電源がオンされている限り常に稼働する機能部分である常時稼働部402と、システム電源部から所定電圧の電源(UNSW)の供給を受けて安定化した2次電圧を生成するスイッチング電源404と、スイッチング電源404から電力供給を受けて稼働する機能部分であるスイッチ稼働部406とを備える。
【0094】
図示する例では、スイッチ稼働部406は、スイッチング電源404の電源出力であるSW系統PW1〜PW5のうち、PW1〜PW3の供給を受けて動作する機能部分の他に、PW4,PW5というパワーセーブ系統からの供給を受けて動作するパワーセーブ部407を有する。常時稼働部402には、たとえば、その接続デバイス内の各部を制御するデバイスシステム制御部やPCI−EXを利用した接続インタフェース部をなす送受信回路などが設けられる。
【0095】
また、本体側の処理フロー制御部300からの要求を受け、電源コンフィギュレーションJ1や画像処理機能情報J6あるいはガイダンスコンフィギュレーションJ8を含むデバイスコンフィギュレーションJ0を保持する情報格納部や各情報を通知するデバイス情報通知部の機能も設けられる。たとえば、デバイスシステム制御部には不揮発性のメモリが情報格納部403として設けられ、このメモリの所定の格納領域(コンフィグレーションレジスタ)には、各接続デバイスの属性を示す情報であって接続デバイスの動作仕様に関するデバイスコンフィギュレーション(接続デバイスに固有のシステム情報)J0が記録される。
【0096】
たとえば、接続デバイスがスキャナ(画像取込部210)である場合、読取解像度や有効画像サイズあるいは各種原稿検知機能の判定結果算出時間、プロセス速度、スキャン開始命令から実際にデータが送出されるまでの時間などの機種ごとの画質パラメータ設定方法や詳細動作仕様が画像処理機能情報J6として記録される。また、デバイスコンフィギュレーション(システム情報)J0の中には、接続デバイスの消費電力(定格値や最大値の何れでもよい)に関する情報である電源コンフィギュレーションJ1も記録される。接続デバイスの消費電力が、その接続デバイスの動作状態によって異なる場合には、動作状態ごとのデバイスコンフィギュレーションJ0が記録される。さらに、デバイスコンフィギュレーションJ0の中には、ガイダンスコンフィギュレーションJ8が記録される。
【0097】
また、各デバイスの機能情報や、各デバイスに最適な各ガイダンス(使用方法など)も情報格納部403に格納しておき、本体側に通知する仕組みとしてもよい。この場合、本体側にてガイダンスコンフィギュレーションJ8に基づいてガイダンス情報を生成する必要がなくなるとともに、個々のデバイスに応じた、本体側で生成するよりも適切なガイダンスを提供可能となると考えられる。
【0098】
なお、図2(B)の表(図中左側)に示すように、スイッチング電源404は、処理フロー制御部300からのSW系統制御信号CT1がオフを示しているときには、パワーセーブ制御信号CT2の状態に拘わらず、SW系統の電源出力(図ではPW1〜PW5)の全てをオフすることで、スイッチ稼働部406への電力供給を停止する。一方、処理フロー制御部300からのSW系統制御信号CT1がオンで、かつパワーセーブ制御信号CT2がオフを示しているときには、SW系統の電源出力(図ではPW1〜PW5)の全てをオンすることで、スイッチ稼働部406に電力を供給する。また、処理フロー制御部300からのSW系統制御信号CT1がオンで、かつパワーセーブ制御信号CT2がオンを示しているときには、SW系統の電源出力(図ではPW1〜PW5)のうち、パワーセーブ系統PW4,PW5のみをオンすることで、スイッチ稼働部406内のパワーセーブ部407にのみ電力を供給する。
【0099】
<ガイダンス情報提示処理手順>
図4は、ガイダンス提示処理部340におけるガイダンス情報提示制御処理手順の一例を示すフローチャートである。たとえば、コントローラ部100に画像取込部210、画像処理部220、画像記録部230などの各デバイスが接続された状態でメインスイッチがオンされると(S100−YES)、装置全体が先ずパワーオンリセットされる。この後、システム電源部(図示せず)がカラー複写装置1の各部(コントローラ部100や各デバイス)に所定電圧の電源(UNSW)を共通に供給する(S102)。これを受けて、先ずコントローラ部100のパワーマネージメント機能部はSW系統制御信号CT1およびパワーセーブ制御信号CT2をオフに設定する(S104)。よって、各接続デバイスは、常時稼働部402のみが動作するようになる。
【0100】
次に、コントローラ部100のCPU110(処理フロー制御部300)は、各接続デバイスのコンフィグレーションレジスタの値を読み込む(S108,S110)。なお、パワーオン時に限らず、メイン電源が入れられたままでデバイス接続が変更されても(ホットアンドプラグ)、各デバイスのコンフィギュレーションレジスタの値を再取得する(S109−YES)。また、ダウンロード用パソコンなどの外部機器から要求を受けたときにも、各デバイスのコンフィギュレーションレジスタの値を再取得するようにしてもよい。
【0101】
これにより、コントローラ部100には、各デバイスのドライバおよびユーティリティが用意(登録)される。たとえば、スキャナからのコンフィグレーションレジスタの値を読み込むと、スキャナのユーティリティとして、プロセススピードによる消費電力(スタンバイ時の値や動作最大値など)に関する電源コンフィギュレーションJ1や、ガイダンスコンフィギュレーションJ8が取得され登録される。さらには、読取解像度や有効画像サイズなど、ユーザ指示に従った動作が効率的になされるように画像データのパスルートや動作シーケンスなどを決めるための処理時間FCOTに関わるFCOT関連情報J5や画像処理機能情報J6が取得され登録される。
【0102】
なお、一旦取り込んだデバイスコンフィギュレーションJ0は、コントローラ部100に設けられた不揮発性メモリ132やハードディスク装置54に保持しておくとよい。ステップS111にてデバイスコンフィギュレーションJ0を接続デバイスから読み込む前にデバイス認証をした際、既に不揮発性メモリ132に登録済みデバイスであれば、デバイスコンフィギュレーションJ0を再度読み込む必要がなくなる。
【0103】
CPU110は、各デバイスのユーティリティ情報の中から、FCOT関連情報J5や画像処理機能情報J6を抽出し、処理フロー制御部300に通知する。またガイダンスコンフィギュレーションJ8を抽出してガイダンス提示処理部340に通知する(S112)。これにより、ガイダンス提示処理部340は、各デバイスに関連したガイダンス情報やエラーメッセージなどを準備可能となる。
【0104】
たとえば、ガイダンス提示処理部340は、ガイダンスコンフィギュレーションJ8の通知を受けて、その時点のデバイスの組合せにおける、装置全体として適切なガイダンス内容(画面構成やメッセージ内容)を決定する(S114)。また、決定したガイダンス内容をガイダンス提示情報格納部344に記憶する。
【0105】
そして、装置の最大消費電力が最大定格の範囲内にある限り、コントローラ部100は、通常のように、全ての接続デバイスについて、SW系統制御信号CT1をオンに設定するとともに、パワーセーブ制御信号CT2をオフに設定することで全接続デバイスのSW系統の電源をオンさせる(S116)。
【0106】
なお、図では示さないが、全体の最大消費電力が最大定格を超える場合は、コントローラ部100のパワーマネージメント機能部は、全接続デバイスのSW系統の電源をオンさせるが、先ず、全ての接続デバイスを消費電力が小さいスタンバイ状態に維持し、その後、最大定格を超えないように、各接続デバイスの動作モードを切り替える、あるいは動作のシーケンスを制御する。
【0107】
このようにして、所用の接続デバイスにUNSW系統の電源を供給し各接続デバイス側にて個々の電源回路400(詳しくはスイッチング電源404)を制御コマンドCT1,CT2で制御し、デバイスの組合せや動作モードに応じた適切な表示メニューを所定の表示デバイスに表示させ、また操作キーを機能付けた後に、表示面上のソフトキーあるいはハードキーである操作キーを介したユーザ指示を受け付ける(S118)。
【0108】
たとえば、表示デバイスにはタッチパネルが設けられており、表示面上のソフトキー部分にユーザが接触したこと(ソフトキーへのユーザのアクセス)をユーザ指示受付制御部304が受け付ける。また、操作キーの所定のボタンが押下されたこと(ハードキーへのユーザのアクセス)を検知する。ユーザ指示受付制御部304は、受け付けたユーザ指示が、ガイダンス提示を求めるためのインフォメーションボタンの押下であったときには、ユーザ指示受付制御部348を介してガイダンス提示制御部346にその情報を通知する(S120−YES)。また、その他の指示であったときには、受け付けたユーザ指示をタイミング制御部306に通知し、通常の処理に移行する(S120−NO)。
【0109】
ガイダンス提示が求められると、ガイダンス提示処理部340のガイダンス提示制御部346は、基本メニューをインフォメーション画面としてユーザインタフェース部14の表示デバイス上に提示する(S122)。この基本メニューにおいて、“デバイス接続確認”が指示されると(S124)、ガイダンス提示制御部346は、ガイダンスコンフィギュレーションJ8を参照して、その時点のデバイス接続構成に対応するガイダンス提示を行なう(S128)。たとえば、ガイダンス提示制御部346は、その時点のカラー複写装置1を構成する各デバイスの接続状態を示す画面を表示デバイス上に提示する。さらに、この画面にてユーザがデバイスを選択すると、ガイダンス提示制御部346は、ガイダンスコンフィギュレーションJ8を参照して、そのデバイスの基本情報あるいはカラー複写装置1の操作補助情報を表示デバイス上に提示する。
【0110】
また、ユーザがカラー複写装置1の使用方法に対するガイダンスを要求した場合は(S126)、ガイダンス提示制御部346は、ガイダンスコンフィギュレーションJ8を参照して、その時点のデバイス接続構成に対応するガイダンス提示を行なう(S128)。たとえば、ガイダンス提示制御部346は、対応するガイダンスデータをガイダンス提示情報格納部344から読み出して、たとえば静止画としてユーザインタフェース部14の表示デバイスに提示する。あるいは、より効果的・分かり易くするために、動画像や音声をガイダンス情報の提示に使用する。
【0111】
一方、通常の処理に移行すると(S130)、処理フロー制御部300は、たとえば電源コンフィギュレーションJ1を参照した電源管理(パワーマネージメント)を行なう。また、ユーティリティの情報に基づいて、デバイスの組合せに応じた装置全体として適切なユーザインタフェースを決定し、ソフトキーを具備する表示メニューを生成し、あるいはハードキーの機能割り付けをする。
【0112】
また、タイミング制御部306は、各デバイスに対して、その時点のデバイス組合せにて最適化された複写装置の画質パラメータ設定方法や動作情報などを提供する。たとえば、ユーザ指示受付制御部304が受け付けたユーザ指示に従い、FCOT関連情報J5や画像処理機能情報J6を参照して、装置全体として適切な(好ましくはベストな/処理時間FCOTが最短となる)動作シーケンスの設定処理などを開始する。
【0113】
たとえば、タイミング制御部306は、スタートボタンが押された後の転送終了後に、それぞれが持つ処理能力で処理待機状態(S134)にある各接続デバイスに対して、所定のタイミングで、一斉にスタートを知らせる制御コマンド(スタートコード;動作開始指示)を送出する(S136)。各デバイスは、タイミング制御部306から受け取ったスタートコードをトリガとして、各機能部を動作させる(S138)。
【0114】
また、処理フロー制御部300は、全デバイスに一斉にスタートを知らせる制御コマンドを送出した後(S136)の装置動作実行中には、各デバイス間のデータや通信状態をモニタし、動作状態に異常がある場合、その状態に合わせた対応(フィードバック制御)を行なう。
【0115】
たとえば、紙詰まりなどのエラーが発生した場合には(S140−YES)、コントローラ部がガイダンス提示制御部346は、ガイダンス機能情報取得部342を介して、エラー発生箇所や内容などを示す情報を、接続されているデバイス(当然にエラー発生のデバイス)から取得する。そして、そのエラーに対応するガイダンス情報を、スピーカやモニタから、音声、静止画像、動画像を使用して出力する(S142)。たとえば、エラー内容を示すコード(エラーコード)やエラー内容を示すメッセージ、あるいは発生箇所(たとえば紙詰まり位置)を示す画面を提示する。また、エラーの発生原因やエラーに対する処理方法を示すメッセージを提示する。
【0116】
また、異常がない場合には、動作条件が変更される、パワーセーブモード(待機状態/スリープモードなども含む)に設定される、あるいはメイン電源がオフされるまで、動作フロー制御処理手順を待機状態にする(S150)。また、メイン電源がオフされると、システム電源部は、常時オン系統を除いて、全ての電源供給(UNSW)を停止し、メイン電源が再投入されるのを待つ(S150−メインSW)。
【0117】
なお、処理フロー制御部300は、待機状態から通常モードへ復旧する際も、ユーティリティの情報に基づいて、装置全体として適切な処理シーケンスとなるよう各部を制御する(S150−復帰,S118〜S138)。
【0118】
これらの通常の処理に移行した後のエラー処理(S140,S142)を除く処理手順の詳細については本願と直接的な関わりがないので、詳細な説明を割愛する(本願出願人に係る特願2002−273958号、同2002−275085号、同2002−275086号などを参照)。
【0119】
<ガイダンス情報提示機能の第1の具体例>
図5は、デバイス組合せに適合した、ガイダンス情報の提示機能の第1の具体例を説明する図である。この第1の具体例は、ガイダンス提示が求められ、基本メニュー(後述する図6(A)参照)を提示したときに、“デバイス接続確認”(図6(A)のボタン351の押下による)が指示された場合(図4のS124)の一事例を示している。なお、デバイスの組合せは、ここで示したものに限定されない。
【0120】
ここで、図5(A)は、デバイスが組み合わされた状態におけるカラー複写装置1の外観を重視して、各デバイスの接続状態を示す画面例を表している。ここでは、(A1),(A2),(A3)という3つのデバイス接続例を示しているが、他の組合せであっても、同様のように、装置の外観と、装置を構成する主要デバイスの種類が直感的に分かるように、デバイス接続状態を表示する。
【0121】
一方、図5(A)は、デバイスが組み合わされた状態における、I/Oブリッジ部140と各デバイスとの間の接続パスを重視して、各デバイスの接続状態を示す画面例を表している。ここでは、(B1),(B2)という2つのデバイス接続例を示しているが、他の組合せであっても、同様のように、装置の外観と、装置を構成する主要デバイスとI/Oブリッジ部140との間の接続パスが直感的に分かるように、デバイス接続状態を表示する。
【0122】
図5(A)および図5(B)の何れの表示態様においても、何れかのデバイスがユーザによって選択されると、そのデバイスの性能や機種名などの基本情報、あるいは、そのデバイスと関わりの持つカラー複写装置1の操作補助情報をユーザに提示する。この操作補助情報は、通常時に、カラー複写装置1の使用方法に対するガイダンスが要求され、詳細説明が求められた場合に提示される機能詳細画面とほぼ同様でよい。
【0123】
異なる点は、本事例ではデバイス個々の機能と関わりのあるデバイス機能情報やそのデバイスの操作案内を提示するが、通常時の使用方法や詳細説明は、デバイス単体に限らず、複数デバイスの組合せにて実行される機能情報や操作案内を提示することにある。
【0124】
図5(A)および図5(B)の何れの例も、ガイダンス提示処理部340は、各デバイスから取得したガイダンスコンフィギュレーションJ8を参照し、その時点にカラー複写装置1を構成しているデバイス組合せに応じた、適切な接続構成がユーザに提示されるようにする。よって、この仕組みによれば、ユーザが必要とする、複写装置システムの最適な接続構成説明を提示することができる。
【0125】
<ガイダンス情報提示機能の第2の具体例>
図6は、デバイス組合せに適合した、ガイダンス情報の提示機能の第2具体例を説明する図である。この第2の具体例は、ガイダンス提示が求められ、基本メニューを提示したときに、“使用方法ガイダンス提示”が指示された場合(図4のS126)の一事例を示している。なお、操作メニューや機能はデバイスの組合せに応じて適宜変更可能であり、ここで示したものに限定されない。
【0126】
図6(A)はインフォメーションボタンが押下された直後にユーザに提示される基本メニュー画面の一例である。インフォメーションボタン(図示せず)が押下されると、通常の操作メニュー画面(図示せず)から、この基本メニュー画面に切り替る。ここで、操作方法を参照する場合には、この基本メニュー画面にて、予めメニューとして用意されている参照項目ボタン354のうちの何れかを選択する。すると、図6(B)に示す操作方法の詳細を説明するメッセージ画面に切り替る。このとき、自動的にもしくはユーザからの指示に基づき、そのメッセージ内容を音声情報にて提示するようにしてもよい。“閉じる”のボタン358が選択されると、通常の操作メニュー画面(図示せず)に切り替る。
【0127】
また、機能詳細を参照する場合には、図6(A)に示す基本メニュー画面にて、“機能一覧(詳細説明)”のボタン356を押下(選択)する。すると、図6(C)のように、参照項目のボタン357が多数配された画面に切り替る。そしてこの画面にて所定のボタンが選択されると、図6(D)に示す機能の詳細を説明するメッセージ画面に切り替る。このとき、自動的にもしくはユーザからの指示に基づき、そのメッセージ内容を音声情報にて提示するようにしてもよい。
【0128】
図6(B)〜図6(D)の何れにおいても、ユーザに提示されるボタン類は、その時点にカラー複写装置1を構成しているデバイス接続(デバイスの組合せ)に応じた適切なものが提示されるようにする。ガイダンス提示制御部346は、機能情報取得部342が取得したガイダンスを参照して、デバイス接続に応じて、表示の有効/無効を切り替える。たとえば、その時点のデバイス接続では関係のない(非対応な)部分をインアクティブ(無効)にする。
【0129】
たとえば、この図6に示すように、表示を利用したソフトキーの場合には、表示をマスクする(非表示にする)。あるいは、アクティブなキーよりも薄い色で表示するか禁止を促す色で表示するなどして、そのソフトキーが無効なものであることをユーザに告知できればよい。
【0130】
より具体的には、両面処理部を持たない構成であれば、図6(A),(C)に示す画面では、“両面コピー”に関係するボタン354a,357aを無効化する。モノクロ機であれば、図6(C)に示す画面では、“カラーバランス”のボタン357bを無効化する。その他についても同様に、その時点の装置構成として有効な機能についてユーザ指示を受け付ける構成とする。
【0131】
このインアクティブにされた後のソフトキーの配列情報が、ユーザ指示受付制御部348に通知される。ユーザ指示受付制御部348は、このインアクティブにされた部分を除くソフトキーを介したユーザ指示を受け付ける。ユーザのソフトキーへのアクセスは、表示デバイスに設けられたタッチパネルへの接触を利用するものでもよいし、マウスや十字シフトキーなどのポインティングデバイスを利用するものでもよい。
【0132】
図6(B)〜図6(D)の何れの例でも、ガイダンス提示処理部340は、各デバイスから取得したガイダンスコンフィギュレーションJ8を参照して、その時点にカラー複写装置1を構成しているデバイスの機能に応じた、適切な操作案内や機能説明がユーザに提示されるようにする。よって、この仕組みによれば、ユーザが必要とする、複写装置システムの最適な操作案内や機能説明を提示することが可能となる。
【0133】
<ガイダンス情報提示機能の第3の具体例>
図7は、デバイス組合せに適合した、ガイダンス情報の提示機能の第3具体例を説明する図である。この第3の具体例は、エラー発生時のユーザに提示されるエラー状態表示画面(図4のS142)の一事例を示している。ここで、図7は、用紙が詰まった場合の事例を示す。なお、エラーの事象は紙詰まりに限定されない。
【0134】
紙詰まりが発生すると、タイミング制御部306は装置動作を停止する。また、ガイダンス提示制御部346は、表示デバイスにエラーメッセージを自動的に表示する。また、紙詰まりの箇所と処置手順を表示する。このとき、図7(A)に示す例では、図5(A)と同様にデバイスが組み合わされた状態におけるカラー複写装置1の外観を示しつつ、紙詰まりの箇所を示すようにしている。
【0135】
また、図7(B)に示す例では、図5(B)と同様にI/Oブリッジ部140と各デバイスとの間の接続パスを示しつつ、紙詰まりの箇所を示すようにしている。このとき、自動的にもしくはユーザからの指示に基づき、その処置方法を音声情報にて提示するようにしてもよい。さらに、アニメーション表示にて、その処置方法を示すと、より好ましい。これにより、ユーザは、その表示を参照して、詰まっている箇所を容易に特定することができ、また用紙を取り除くことができる。
【0136】
図7(A)および図7(B)の何れの例も、ガイダンス提示処理部340は、各デバイスから取得したガイダンスコンフィギュレーションJ8を参照し、その時点にカラー複写装置1を構成しているデバイス組合せに応じた、適切なエラー情報がユーザに提示されるようにする。この仕組みによれば、ユーザが必要とする、複写装置システムの最適なエラーガイダンスを提示することが可能となる。
【0137】
以上、本発明を実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。発明の要旨を逸脱しない範囲で上記実施形態に多様な変更または改良を加えることができ、そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
【0138】
また、上記の実施形態は、クレーム(請求項)にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組合せの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。前述した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜の組合せにより種々の発明を抽出できる。実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、効果が得られる限りにおいて、この幾つかの構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【0139】
たとえば、上記実施形態では、コントローラ部と画像形成機能部の間の接続インタフェースとして、PCI−EXなどの標準インタフェースを用いたが、これに限らず、設計者またはユーザの要求事項を満足する、他のあらゆる“ピアツーピア”の接続態様を採る接続インタフェース部を適用してもかまわない。たとえばIEEE1394やUSB1.1やUSB2.0の規格に基づく接続仕様を適用可能である。
【0140】
また、上記実施形態では、PCI−EXなどの標準インタフェースを用いたI/Oブリッジ部140との接続を、画像取込部210や画像処理部220など、比較的大きな機能ブロックで分け機能モジュールとして取り扱っていたが、たとえば画像処理部220については、色変換部や下色除去部など、より小さな機能ブロックに分けて取り扱ってもよい。
【0141】
また、上記実施形態では、可視画像を所定の記録媒体上に形成する画像形成装置におけるデバイス整合について説明したが、上記実施形態のデバイス整合の手法やそのためのシステム構成は、画像形成装置に限らず、パソコンをはじめとする他の情報処理装置(電子機器)にも同様に適用可能である。
【0142】
つまり、交換可能な複数のデバイスが組み合わされて構成されているシステムや装置については、上記実施形態で示したバージョン管理方法を同様に適用可能であり、かつ、同様の効果を享受可能である。各機能部分(デバイス)がスター状に接続されたシステム構成であることは必須ではない。たとえば、特許文献1(特開2000−151878号公報)に記載のように、パラレルPCIインタフェースを用いた装置やシステムであっても、上記実施形態のガイダンス提示方法を利用してデバイス組合せに適合するガイダンスをユーザに提示する技術を適用可能である。
【0143】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、システムや装置を構成する実際のデバイスからデバイスの種別と関わりのあるデバイス情報を取得し、このデバイス情報を参照して、実際のデバイスの接続状態に即した、提示すべきガイダンス情報を決定する。そして、この決定したガイダンス情報をユーザに、たとえば画像や音声で提示する。
【0144】
これにより、実際のデバイス組合せに応じた、適切な接続構成や機能情報あるいは操作情報などをユーザに的確に提示することができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報処理システムを適用した、カラー複写装置のシステムアーキテクチャの一例を示す図である。
【図2】処理フロー制御部とガイダンス提示処理部の詳細例を説明する図である。
【図3】各接続デバイスに設けられる電源回路系およびデバイスコンフィギュレーションの本体側への通知に着目した機能ブロック図である。
【図4】ガイダンス提示処理部におけるガイダンス情報提示制御処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図5】ガイダンス提示処理部における、デバイス組合せに適合したガイダンス情報の提示機能における第1の具体例を説明する図である。
【図6】ガイダンス提示処理部における、デバイス組合せに適合したガイダンス情報の提示機能における第2の具体例を説明する図である。
【図7】ガイダンス提示処理部における、デバイス組合せに適合したガイダンス情報の提示機能における第3の具体例を説明する図である。
【符号の説明】
1…カラー複写装置、3…ガイダンス提示装置、100…コントローラ部、110…CPU、120…メモリブリッジ部、130…メインメモリ、132…不揮発性メモリ、140…I/Oブリッジ部、150…スイッチ部、160…グラフィックスドライバ部、210…画像取込部、220…画像処理部、222…画像蓄積処理部、230…画像形成部(画像記録部)、240…拡張ユニット、250…アドオンボード、252…LANボード、254…1394ボード、256…USBボード、300…処理フロー制御部、302…デバイス情報取得部、304…ユーザ指示受付制御部(動作条件取得部)、306…タイミング制御部、308…データパス制御部、340…ガイダンス提示処理部、342…ガイダンス機能情報取得部、344…ガイダンス提示情報格納部、346…ガイダンス提示制御部、348…ユーザ指示受付制御部

Claims (22)

  1. 交換可能なデバイスが組み合わされて構成されているシステムや装置における、デバイスの種別と関わりのあるガイダンス情報を提示するガイダンス提示方法であって、
    前記デバイスの種別と関わりのあるデバイス情報を取得し、
    この取得した前記デバイス情報に基づいて、前記デバイスの接続状態に適応したガイダンス情報を決定し、この決定したガイダンス情報を提示する
    ことを特徴とするガイダンス提示方法。
  2. 交換可能なデバイスが組み合わされて構成されているシステムや装置における、前記デバイスの種別と関わりのあるガイダンス情報を提示するガイダンス提示装置であって、
    前記デバイスの種別と関わりのあるデバイス情報を取得するデバイス情報取得部と、
    前記デバイス情報取得部が取得した前記デバイス情報に基づいて、前記デバイスの接続状態に適応したガイダンス情報を決定し、この決定したガイダンス情報を所定の情報伝達部を介して提示するガイダンス提示制御部と
    を備えたことを特徴とするガイダンス提示装置。
  3. 前記デバイス情報取得部は、複数の前記デバイスのそれぞれから前記デバイス情報を取得する
    ことを特徴とする請求項2に記載のガイダンス提示装置。
  4. 前記デバイス情報取得部が取得した前記デバイス情報と対応する、前記ガイダンス情報を示す画像もしくは音声のデータを記憶するガイダンス提示情報格納部
    を備えたことを特徴とする請求項2または3に記載のガイダンス提示装置。
  5. 前記ガイダンス提示制御部は、前記デバイス情報取得部が取得した前記デバイス情報と対応する、前記ガイダンス情報を示す画像もしくは音声のデータを生成し、この生成したデータを前記ガイダンス提示情報格納部に格納する
    ことを特徴とする請求項4に記載のガイダンス提示装置。
  6. 前記ガイダンス提示情報格納部は、前記システムや装置に設けられている
    ことを特徴とする請求項4または5に記載のガイダンス提示装置。
  7. 前記ガイダンス提示情報格納部は、前記デバイスに設けられている
    ことを特徴とする請求項4または5に記載のガイダンス提示装置。
  8. 前記ガイダンス提示制御部が提示すると決定した前記ガイダンス情報を出力するための前記情報伝達部
    を備えていることを特徴とする請求項2から7のうちの何れか1項に記載のガイダンス提示装置。
  9. 前記情報伝達部は、画像もしくは音声の情報として前記ガイダンス情報を出力する
    ことを特徴とする請求項8に記載のガイダンス提示装置。
  10. 前記情報伝達部は、動画像の情報として前記ガイダンス情報を出力する
    ことを特徴とする請求項8に記載のガイダンス提示装置。
  11. 前記ガイダンス提示制御部は、前記デバイスの機能と関わりのあるデバイス機能情報を前記ガイダンス情報として提示する
    ことを特徴とする請求項2から10のうちの何れか1項に記載のガイダンス提示装置。
  12. 前記ガイダンス提示制御部は、複数の前記デバイスの組合せにて実行される機能と関わりのある情報を前記ガイダンス情報として提示することを特徴とする請求項2から10のうちの何れか1項に記載のガイダンス提示装置。
  13. 前記ガイダンス提示制御部は、前記デバイスが備える機能に応じた前記デバイス、もしくは前記システムまたは前記装置の操作に関する案内を前記ガイダンス情報として提示する
    ことを特徴とする請求項2から10のうちの何れか1項に記載のガイダンス提示装置。
  14. 前記ガイダンス提示制御部は、前記デバイスと、前記システムまたは前記装置との接続関係を前記ガイダンス情報として提示する
    ことを特徴とする請求項2から10のうちの何れか1項に記載のガイダンス提示装置。
  15. 前記ガイダンス提示制御部は、複数の前記デバイスについての前記接続関係を前記ガイダンス情報として提示する
    ことを特徴とする請求項14に記載のガイダンス提示装置。
  16. 前記ガイダンス提示制御部が提示した前記ガイダンス情報に呼応して、前記接続関係で示されている前記デバイスに関連する追加情報の提示要求をユーザより受け付けるユーザ指示受付制御部を備え、
    前記ガイダンス提示制御部は、前記ユーザ指示受付制御部が受け付けた提示要求に対応する前記追加情報を前記ガイダンス情報として提示する
    ことを特徴とする請求項14または15に記載のガイダンス提示装置。
  17. 前記追加情報は、前記接続関係で示されている前記デバイスについての種別情報、または前記デバイスが備える機能、または当該機能に応じた当該デバイスもしくは前記システムまたは前記装置の操作に関する案内を示す情報
    であることを特徴とする請求項16に記載のガイダンス提示装置。
  18. クライアントより指示された情報処理をする機能部分であって装置本体に対して交換可能なデバイスである情報処理機能部と、
    前記装置本体に装着されている前記情報処理機能部の動作を制御する動作制御部と、
    前記情報処理機能部に入出力される処理対象データおよび前記動作制御部が前記情報処理機能部の動作を制御するための制御コマンドデータとのインタフェースを採る接続インタフェース部と、
    前記デバイスの種別と関わりのあるガイダンス情報を提示するための、請求項2から17のうちの何れか1項に記載のガイダンス提示装置と
    を備えたことを特徴とする情報処理システム。
  19. 前記接続インタフェース部は、前記処理対象データと制御コマンドデータとを共通の伝送ライン上に乗せるとともに、前記処理対象データおよび前記制御コマンドデータの伝送を1対1(Peer to Peer)の接続形態で採るものである
    ことを特徴とする請求項18に記載の情報処理システム。
  20. 前記接続インタフェース部は、前記処理対象データと前記制御コマンドデータの伝送を双方向かつシリアル通信方式の接続形態で採るものである
    ことを特徴とする請求項19に記載の情報処理システム。
  21. 前記接続インタフェース部は、ある一定の規格を満足する標準インタフェースであることを特徴とする請求項19また20に記載の情報処理システム。
  22. 前記標準インタフェースは、ピーシーアイエクスプレスであることを特徴とする請求項21に記載の情報処理システム。
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