JP2004286070A - 軸受装置、およびこれを備えたピボットアセンブリ - Google Patents

軸受装置、およびこれを備えたピボットアセンブリ Download PDF

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Abstract

【課題】ハードディスク装置のスイングアームの揺動運動を支持する軸受装置において、製造コストの増加を抑制すると共に、回転軸のブレおよびトルク変動を抑制できるようにする。
【解決手段】軸体2にその軸線L1方向に並べて取り付けた2つの転がり軸受3,4と、環状に形成され、これら2つの転がり軸受3,4の外輪8,9の間に挟み込まれるスペーサ5とを備え、該転がり軸受3,4の内輪6,7に予圧が付与される軸受装置1であって、前記スペーサ5が、樹脂から形成されていることを特徴とする軸受装置1を提供する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハードディスク装置のスイングアームの揺動運動や、磁気ディスクの回転運動を支持する軸受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、パーソナルコンピュータ、ノートパソコン等の端末装置に搭載されるハードディスク装置(以下、HDDという)において、ピボットアセンブリに設けられたスイングアームの揺動運動や、磁気ディスクの回転運動を支持する軸受装置としては、深溝玉軸受(以下、玉軸受と略称する)をその軸線方向に2つ並べて構成されているものがある(例えば、特許文献1参照。)。
このような軸受装置では、玉軸受の軸線方向に予圧を付与することにより、スイングアームが揺動している際の、もしくは、磁気ディスクが回転している際の回転軸のブレを抑制すると共に、トルク変動を抑制している。
これにより、スイングアームに設けられた磁気ヘッドによって、磁気ディスクの情報の読み取り、および磁気ディスクへの情報の書き込みを行う際のエラーを減少させている。
【0003】
従来、玉軸受に予圧を付与する方法としては、2つの玉軸受の内輪もしくは外輪のいずれか一方の間にスペーサを挟み込んで、内輪もしくは外輪の他方に予圧を付与するものがある。このスペーサは、鉄、ステンレス等の金属からなり、環状に形成されている。
また、上記のスペーサを設ける代わりに、2つの玉軸受の軌道輪(内輪、外輪)のうち、一方の軌道輪の軸線方向の長さ寸法を他方の軌道輪よりも長く形成した組み合わせ軸受を使用し、一方の軌道輪同士を接触させた状態で、他方の軌道輪に予圧を付与するものがある。
【0004】
【特許文献1】
特許第3054858号公報(第2−3頁、第1図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
近年の端末装置においては、端末装置の設置スペースの削減や携帯性の向上を目的として小型化・薄型化が進められており、端末装置に搭載されるHDDも小型・薄型のものが要求されている。このため、HDDを構成する軸受装置の小型化・薄型化が必要とされ、特に、軸受装置の薄型化を実現するためには玉軸受およびスペーサの軸線方向の薄型化が求められている。
【0006】
しかしながら、従来の軸受装置においては、スペーサを形成する際にバリが発生し、また、このバリの除去を行うとスペーサの寸法精度に影響を与える。このため、スペーサを挟み込む外輪同士もしくは内輪同士の相対的な位置精度が悪くなり、予圧の大きさを精度よく設定できなかった。
【0007】
そして、予圧の大きさを精度よく設定できないため、スペーサを挟み込む2つの外輪もしくは内輪の相対位置が変動し、予圧の大きさが変化してしまう。このため、スイングアームを揺動させたり磁気ディスクを回転させる際には、これらの回転軸のブレやトルク変動が大きくなって、磁気ヘッドによる磁気ディスクの情報の読み取りエラーや、磁気ディスクへの情報の書き込みエラーが増加するという問題があった。
さらに、この金属製のスペーサを内輪もしくは外輪の間に挟み込んだ状態では、スペーサに内部応力が溜まりやすく、スペーサが歪んだり撓んだりするため、外輪もしくは内輪とスペーサとの間に隙間が生じて、玉軸受の潤滑油がこの隙間から外部に滲み漏れし、磁気ディスクに付着する虞があった。
【0008】
上記の問題を解決するために、組み合わせ軸受を使用したものがあるが、用途毎に組み合わせ軸受の設計・製造を行う必要があったため、軸受装置の製造コストが高くなるという問題があった。
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、製造コストの増加を抑制すると共に、回転軸のブレおよびトルク変動を抑制できる軸受装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明の軸受装置は、軸体にその軸線方向に並べて取り付けた2つの転がり軸受と、環状に形成され、これら2つの転がり軸受の内輪もしくは外輪の少なくとも一方の間に挟み込まれるスペーサとを備え、該転がり軸受の内輪もしくは外輪の他方に予圧が付与される軸受装置であって、前記スペーサが、樹脂から形成されていることを特徴とする。
【0010】
この発明に係る軸受装置によれば、樹脂によりスペーサを製造する際には、バリの発生が少なくなる。また、この際にバリが発生しても、バリの除去を容易に行うことができるため、スペーサの寸法精度に影響を与えることがない。したがって、スペーサを薄く形成しても、これを挟み込む外輪同士もしくは内輪同士の間隔を精度よく保持できるため、予圧の大きさを精度よく設定できる。
また、スペーサを利用して予圧の付与が行われるため、外輪の軸線方向の長さ寸法が内輪と等しい所謂規格品の転がり軸受を使用できる。
【0011】
また、軸受装置において、前記樹脂のデュロメータD(ショアD)における硬さをHとして、85≦H≦95(ショアD)、であることを特徴とする。
【0012】
この発明に係る軸受装置において、樹脂のデュロメータDを85(ショアD)以上としたのは、樹脂によりスペーサを製造する際に樹脂の弾性変形を少なくして、スペーサの寸法精度をさらに向上させるためであり、スペーサを挟み込む外輪同士もしくは内輪同士の間隔をさらに精度よく保持し、予圧の大きさをさらに精度よく設定するためである。
また、デュロメータDを95(ショアD)以下としたのは、スペーサを2つの外輪もしくは内輪により挟み込んだ状態で、スペーサを弾性変形させて、スペーサと外輪もしくは内輪との間の隙間を埋めるためである。
【0013】
また、軸受装置において、前記スペーサの表面および裏面の最大表面粗さが、0.1(μm)以下であることを特徴とする。
また、軸受装置において、前記スペーサの表面と裏面との平行度が、1(μm)以下であることを特徴とする。
【0014】
この発明に係る軸受装置によれば、スペーサを2つの外輪もしくは内輪により挟み込んだ状態で、スペーサと外輪もしくは内輪との密着性を向上させることができ、スペーサと外輪もしくは内輪との間に転がり軸受の潤滑油が入り込むことがない。
【0015】
また、本発明に係るピボットアセンブリは、前記軸受装置と、前記2つの転がり軸受の内輪に取り付けられる軸体と、前記外輪に取り付けられる軸体支持部とを備え、軸体または軸体支持部のいずれか一方には、前記軸線の半径方向外方に突出し、先端部に磁気ヘッドを備えたスイングアームが設けられていることを特徴とする。
この発明に係るピボットアセンブリによれば、予圧の大きさを精度よく設定できるため、スイングアームを揺動させる際に、軸体もしくは軸体支持部の回転軸がブレたり、トルクが変動することを抑制できる。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1から図4はこの発明に係る一実施形態を示す図である。この実施の形態に係る軸受装置1は、図1に示すように、軸体2にその軸線L1方向に並べて取り付けた2つの玉軸受(転がり軸受)3,4と、薄板状に形成され、これら2つの玉軸受3,4の外輪8,9の間に挟み込まれるスペーサ5とを備えている。
軸体2は、筒状に形成された軸体本体2aと、軸体本体2aの一端側2cに形成されたフランジ部2bとから構成されている。
【0017】
玉軸受3,4は、それぞれ外周面に内輪軌道6a,7aを有する内輪6,7と、内周面に外輪軌道8a,9aを有する外輪8,9と、これら内輪軌道6a,7aと外輪軌道8a,9aとの間に転動自在に設けた複数の玉10,11とを備えている。各玉10,11は、円環状に形成された保持器12により転動自在に保持されている。
また、各玉軸受3,4の内輪6,7と外輪8,9との間には、各玉10,11と内輪軌道6a,7aおよび外輪軌道8a,9aとの摩擦による摩耗を防ぐための潤滑油が充填されており、この潤滑油が内輪6,7と外輪8,9との間から外部に漏れ出さないように、内輪6,7の端部内周面と外輪8,9の端部内周面との間には、それぞれシールリング13が設けられている。
【0018】
スペーサ5は、図1、2に示すように、樹脂からなり、環状に形成されている。スペーサ5の中央部に形成された孔5aは、玉軸受3,4の内輪6,7の外周面の直径寸法よりも大きく、かつ、外輪8,9の内周面の直径寸法よりも小さい寸法となっている。
【0019】
これら玉軸受4、スペーサ5および玉軸受3は、順次軸体本体2aの他端部2d側から軸体2の軸線L1に沿ってスライド可能に挿入されており、玉軸受4の内輪6の端部がフランジ部2bに当接するようになっている。
そして、玉軸受3の内輪6は、その端部に軸線L1方向(A方向)の予圧を付与した状態で軸体2に接着剤により接着されており、これにより予圧が保持されることになる。
【0020】
ここで、スペーサ5を形成する樹脂のデュロメータDにおける硬さは、85(ショアD)以上とすることが好ましい。スペーサ5を製造する際に樹脂の弾性変形を少なくして、スペーサ5の寸法精度を良好に得るためであり、スペーサを挟み込む外輪8,9の間隔を精度よく保持して、予圧の大きさを精度よく設定するためである。
また、スペーサ5を形成する樹脂の硬さは、95(ショアD)以下とすることが好ましい。スペーサ5を外輪8,9にて挟み込んだ状態で、スペーサ5を弾性変形させて、スペーサ5と外輪8,9との間の隙間を埋めるためである。
【0021】
また、スペーサ5の表面および裏面の最大表面粗さは、0.1(μm)以下であることが好ましく、スペーサ5の表面と裏面との平行度は、1(μm)以下とすることが好ましい。スペーサ5を2つの外輪8,9により挟み込んだ状態で、スペーサ5と外輪8,9との密着性を向上させるためである。
【0022】
以上のように構成された軸受装置1は、例えば、図3,4に示すように、HDD51に搭載され、磁気ディスク53の情報を読み出したり、磁気ディスク53に情報を書き込んだりするためのピボットアセンブリ55に設けられている。このピボットアセンブリ55は、軸受装置1と、玉軸受3,4の外輪8,9に取り付けられたスリーブ(軸体支持部)57と、HDD51の基台61に固定され、軸受装置1を介してスリーブ57を揺動自在に支持する軸体2とから構成されている。
【0023】
スリーブ57には、その軸線L1の半径方向外方に突出するスイングアーム59が設けられている。このスイングアーム59は、軸線L1を中心に揺動するようになっており、その先端部が、磁気ディスク53の孔53aの周縁部と外周側の周縁部との間で移動可能となっている。
スイングアーム59の先端部には磁気ヘッド63が設けられており、この磁気ヘッド63により磁気ディスク53の所定の位置に情報を書き込むと共に、任意の位置から情報を読み出すことができるようになっている。
【0024】
上記のように、軸受装置1によれば、スペーサ5が樹脂からなるため、スペーサ5を製造する際には、金属により製造する場合と比較して、撓み、歪みが発生せず、また、バリの発生が少なくなる。また、このバリは化学研磨のみにより容易に除去できるため、スペーサ5の寸法精度に影響を与えずにスペーサ5を容易に製造できる。
したがって、スペーサ5を薄く形成しても、これを挟み込む外輪8,9同士の間隔を精度よく保持できるため、予圧の大きさを精度よく設定できる。その結果、内輪6,7および外輪8,9を相互に回転させる際の回転軸のブレを抑制すると共に、トルク変動を抑制できる。
また、スペーサ5を利用して予圧の付与が行われるため、外輪8,9の軸線L1方向の長さ寸法が内輪6,7と等しい、所謂規格品の玉軸受3,4を使用でき、軸受装置1の製造コスト増加を抑制できる。
【0025】
さらに、樹脂のデュロメータDを85(ショアD)以上とすることにより、予圧の大きさをさらに精度よく設定できるため、内輪6,7と外輪8,9を相対的に回転させる際の回転軸のブレ、およびトルク変動を確実に抑制できる。
また、デュロメータDを95(ショアD)以下とすることにより、スペーサ5と外輪8,9との隙間が埋められるため、外部に対する密閉性を向上させて、2つの玉軸受3,4の間に潤滑油が滲み出ても、スペーサ5と外輪8,9との間から外部に漏れ出すことを確実に防止できる。
【0026】
さらに、スペーサ5の表面および裏面の最大表面粗さを、0.1(μm)以下としたり、スペーサ5の表面と裏面との平行度を、1(μm)以下とすることにより、スペーサ5と外輪8,9との密着性が向上するため、玉軸受3,4の間に滲み出た潤滑油が、スペーサ5と外輪8,9との間から外部に漏れ出すことを確実に防止できる。
【0027】
また、この軸受装置1が、HDD51に設けられたピボットアセンブリ55に適用された場合には、軸受装置1の予圧の大きさを精度よく設定できるため、軸体2に対してスリーブ57を回転させる際のトルク変動を抑制できると共に、スリーブ57の回転軸のブレを抑制できる。したがって、磁気ヘッド63による磁気ディスク53への情報の書き込みや、磁気ディスク53から情報を読み出す際のエラーを減少させることができる。
また、軸受装置1の潤滑油が外部に漏れることがないため、この潤滑油が磁気ディスク53に付着する不具合を防止できる。
【0028】
なお、上記の実施形態においては、スリーブ5が、2つの外輪8,9の間に挟み込まれるとしたが、これに限ることはなく、2つの内輪6,7の間に挟み込まれるとしてもよい。ただし、この場合には、外輪8の端部にA方向の予圧を付与すると共に、外輪9の端部にA方向とは逆方向の予圧を付与し、この状態で接着剤により外輪8,9をスリーブ57の内周面に接着する。
そして、上記のように構成した場合には、玉軸受3,4の間に潤滑油が滲み出ても、スペーサ5と内輪6,7との間から外部に漏れ出すことを確実に防止できる。
また、ピボットアセンブリ55のスイングアーム59は、スリーブ57に設けられるとしたが、これに限ることはなく、軸体2に設けるとしてもよい。ただし、この場合には、スリーブ57をHDD51の基台61に固定し、このスリーブ57が軸受装置1を介して軸体2を揺動自在に支持するように構成とする。
【0029】
さらに、軸受装置1をピボットアセンブリ55に設けるとしたが、これに限ることはなく、磁気ディスク53を回転させるためのモータに設けるとしてもよい。この場合には、磁気ディスク53を回転させる際のトルク変動を抑制できると共に、磁気ディスク53の回転軸のブレを抑制できる。したがって、磁気ヘッド63による磁気ディスク53への情報の書き込みや、磁気ディスク53から情報を読み出す際のエラーを減少させることができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、スペーサが樹脂から形成されているため、スペーサを薄く形成しても、予圧の大きさを精度よく保持でき、内輪および外輪を相互に回転させる際の回転軸のブレを抑制すると共に、トルク変動を抑制することができる。
また、規格品の転がり軸受を使用できるため、軸受装置の製造コストの増加を抑制することができる。
【0031】
さらに、樹脂のデュロメータDを85(ショアD)以上とすることにより、予圧の大きさをさらに精度よく設定できるため、内輪と外輪とを相対的に回転させる際の回転軸のブレ、およびトルク変動を確実に抑制できる。
また、樹脂のデュロメータDを95(ショアD)以下とすることにより、スペーサと外輪もしくは内輪との間に隙間が埋められるため、外部に対する密封性を向上させて、転がり軸受の潤滑油が外部に滲み漏れることを確実に防止できる。
【0032】
さらに、スペーサの表面および裏面の最大表面粗さを0.1(μm)以下としたり、スペーサの表面と裏面との平行度を1(μm)以下とすることにより、スペーサと外輪もしくは内輪との密着性が向上するため、潤滑油が外部に滲み漏れることを確実に防止できる。
【0033】
また、この軸受装置をピボットアセンブリに設けた場合には、軸体もしくは軸体支持部の回転軸がブレたり、トルクが変動することを抑制できるため、磁気ヘッドによる磁気ディスクの情報の読み取りエラー、および磁気ディスクへの情報の書き込みエラーを減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る軸受装置を示す側断面図である。
【図2】図1の軸受装置において、スペーサを示す平面図である。
【図3】図1の軸受装置を備えたハードディスク装置を示す斜視図である。
【図4】図1の軸受装置を備えたハードディスク装置を示す側断面図である。
【符号の説明】
1 軸受装置
2 軸体
3,4 玉軸受(転がり軸受)
5 スペーサ
6,7 内輪
8,9 外輪
53 磁気ディスク
55 ピボットアセンブリ
57 スリーブ(軸体支持部)
59 スイングアーム
63 磁気ヘッド

Claims (5)

  1. 軸体にその軸線方向に並べて取り付けた2つの転がり軸受と、環状に形成され、これら2つの転がり軸受の内輪もしくは外輪の少なくとも一方の間に挟み込まれるスペーサとを備え、該転がり軸受の内輪もしくは外輪の他方に予圧が付与される軸受装置であって、
    前記スペーサが、樹脂から形成されていることを特徴とする軸受装置。
  2. 前記樹脂のデュロメータD(ショアD)における硬さをHとして、
    85≦H≦95(ショアD)、
    であることを特徴とする請求項1に記載の軸受装置。
  3. 前記スペーサの表面および裏面の最大表面粗さが、0.1(μm)以下であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の軸受装置。
  4. 前記スペーサの表面と裏面との平行度が、1(μm)以下であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の軸受装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の軸受装置と、前記2つの転がり軸受の内輪に取り付けられる軸体と、前記外輪に取り付けられる軸体支持部とを備え、
    軸体または軸体支持部のいずれか一方には、前記軸線の半径方向外方に突出し、先端部に磁気ヘッドを備えたスイングアームが設けられていることを特徴とするピボットアセンブリ。
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