JP2004286058A - 埋設配管の施工構造 - Google Patents

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Kaoru Imai
薫 今井
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Sekisui Chemical Co Ltd
Sekisui Kanzai Technics KK
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Sekisui Chemical Co Ltd
Sekisui Kanzai Technics KK
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Abstract

【課題】固結力の強い固結性基礎材を用いて基礎を構築しても、埋設配管の軸方向への自由度を確保できる埋設配管の施工構造を提供することを目的としている。
【解決手段】管本体の管端にカラーを外嵌して形成された一方の強化プラスチック複合管の受口に他方の強化プラスチック複合管の管端を挿入して連接されて、固結性基礎材中に埋設された埋設配管の施工構造において、前記カラー、および、連接される2つの強化プラスチック複合管のカラーの両端縁から管の許容抜け寸法以上の区間を、埋設部の周囲からかかる荷重によって変形して強化プラスチック複合管の周壁に完全に密着しない程度の強度を有し、筒状に形成された保護材で囲繞された状態で、強化プラスチック複合管の連接部が固結性基礎材中に埋設されていることを特徴としている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、埋設配管の施工構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
その柔構造から埋設地盤の不同沈下等によって管体が破損しにくいため、ガラス繊維等の補強繊維で強化された繊維強化樹脂層と、樹脂モルタル層とが管の肉厚方向に積層されてなる強化プラスチック複合管(FRPM管)が、地下埋設管として好適に用いられている(特許文献1)。
また、図3に示すように、上記のような強化プラスチック複合管1は、管本体11の一方の管端にカラー12を外嵌して形成された受口13に他の強化プラスチック複合管1の管本体11の他端を挿入して連接され、基礎2中に埋設されるようになっている。
【0003】
ところで、このような強化プラスチック複合管の埋設において、(1)深埋設、(2)重活荷重時等においては、一般的な素案、砕石基礎では、破損するので、基礎材としてソイルセメントやHMS(高炉スラグ)等の固結力の大きい固結性基礎材を用いている。
【0004】
しかしながら、図3に示すように、カラー12の部分が管本体11の径より大きくなっているため、強化プラスチック複合管1と強化プラスチック複合管1との接合部においてカラー12と管本体11との間に段差が生じるため、上記のような固結性基礎材を用いた場合、基礎材が固化すると、カラー12の軸方向の動きが基礎2によって規制されてしまう。
したがって、地盤挙動に対して埋設配管の軸方向の動かず、強化プラスチック複合管が破損したり、基礎に亀裂が生じたりする事故が起きる恐れがある。
なお、図3中、14はゴム輪である。
【0005】
【特許文献1】
特開平5−322069号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記事情に鑑みて、固結力の強い固結性基礎材を用いて基礎を構築しても、埋設配管の軸方向への自由度を確保できる埋設配管の施工構造を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の埋設配管の施工構造(以下、「請求項1の施工構造」と記す)は、管本体の管端にカラーを外嵌して形成された一方の強化プラスチック複合管の受口に他方の強化プラスチック複合管の管端を挿入して連接されて、固結性基礎材中に埋設された埋設配管の施工構造において、前記カラー、および、連接される2つの強化プラスチック複合管のカラーの両端縁から管の許容抜け寸法以上の区間を、埋設部の周囲からかかる荷重によって変形して強化プラスチック複合管の周壁に完全に密着しない程度の強度を有し、筒状に形成された保護材で囲繞された状態で、強化プラスチック複合管の連接部が固結性基礎材中に埋設されていることを特徴としている。
【0008】
本発明の請求項2に記載の埋設配管の施工構造(以下、「請求項2の施工構造」と記す)は、管本体の管端にカラーを外嵌して形成された一方の強化プラスチック複合管の受口に他方の強化プラスチック複合管の管端を挿入して連接されて、固結性基礎材中に埋設された埋設配管の施工構造において、連接される2つの強化プラスチック複合管のカラーの両端縁から管の許容抜け寸法以上の区間が、強化プラスチック複合管より座屈しやすい材質からなり、カラーの外周と略同じ外径が大径のリング状に形成された緩衝材で囲繞された状態で、強化プラスチック複合管の連接部が固結性基礎材中に埋設されていることを特徴としている。
【0009】
本発明において、固結性基礎材とは、特に限定されないが、ソイルセメントやHMSが挙げられる。
【0010】
請求項1の施工構造において、保護材は、施工時にシート状部材を筒状にして巻き付けて形成するようにしても構わないし、予め筒状に成形されたものをカラー部分に被せた状態にしておいても構わない。
保護材の材質は、埋設部の周囲からかかる荷重によって変形して強化プラスチック複合管の周壁に完全に密着しない程度の強度を有していれば、特に限定されないが、たとえば、1.0mm程度の厚みの塩化ビニルシート等が挙げられる。
【0011】
請求項2の施工構造において、緩衝材としては、強化プラスチック複合管より座屈しやすい材質のものであるば、特に限定されないが、たとえば、発泡ポリスチレン、発泡ポリエチレン、発泡ポリウレタン等の樹脂発泡体が挙げられる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明を、その実施の形態をあらわす図面を参照しつつ詳しく説明する。
図1は、請求項1の施工構造に1つの実施の形態をあらわしている。
【0013】
図1に示すように、この施工構造は、強化プラスチック複合管1が、一方の強化プラスチック複合管1の受口13に他の強化プラスチック複合管1の管本体11の管端を挿入して連接され、カラー12の部分および2つの強化プラスチック複合管1のカラー12の両端縁から管の許容抜け寸法以上の区間である15cmの部分が、1.0mmのポリ塩化ビニルシートを巻き付けることによって形成された筒状の保護材3によって上方から覆われた状態にしたのち、埋設配管5の周りにソイルセメントやHMS等の固結性基礎材によって基礎2を形成している。
【0014】
この施工構造によると、埋設配管5の強化プラスチック複合管1と強化プラスチック複合管1との連接部において、カラー12の部分および2つの強化プラスチック複合管1のカラー12の両端縁から管の許容抜け寸法以上の区間である15cmの部分が、1.0mmのポリ塩化ビニルシートを巻き付けることによって形成された筒状の保護材3によって上方から覆われた状態になっているので、カラー12の軸方向の両側に15cm程度の移動自由空間が形成される。
したがって、基礎2が固結力の強い固結性基礎材によって形成されていても、埋設配管5の軸方向の動きが基礎2によって規制されず、自然的地盤沈下や地盤の変動が発生しても埋設配管5が破損したり、基礎2に亀裂等が発生したりする事故を防止できる。
【0015】
図2は、請求項2の施工構造に1つの実施の形態をあらわしている。
図2に示すように、この施工構造は、強化プラスチック複合管1が、一方の強化プラスチック複合管1の受口13に他の強化プラスチック複合管1の管本体11の管端を挿入して連接され、2つの強化プラスチック複合管1のカラー12の両端縁から管の許容抜け寸法以上の区間である15cmの管本体部分が、カラー12と略同じ外径をした30mm程度の肉厚をしていて、カラー12より座屈しやすい発泡ポリスチレン製のリング状をした緩衝材4によって覆われた状態にしたのち、埋設配管5の周りにソイルセメントやHMS等の固結性基礎材によって基礎2を形成している。
【0016】
この施工構造によると、埋設配管5の強化プラスチック複合管1と強化プラスチック複合管1との連接部において、2つの強化プラスチック複合管1のカラー12の両端縁から管の許容抜け寸法以上の区間である15cmの部分が、カラー12より座屈しやすい発泡ポリスチレン製のリング状をした緩衝材4によって覆われた状態になっているので、基礎2が固結力の強い固結性基礎材によって形成されていても、埋設配管5の軸方向の動きが基礎2によって規制されない。すなわち、埋設配管5が軸方向に動こうとすると、緩衝材4がカラー12によって軸方向に押され、その圧力によって座屈する。したがって、カラー12の軸方向の両側に15cm程度の移動自由空間が形成され、基礎2が固結力の強い固結性基礎材によって形成されていても、埋設配管5の軸方向の動きが基礎2によって規制されず、自然的地盤沈下や地盤の変動が発生しても埋設配管5が破損したり、基礎2に亀裂等が発生したりする事故を防止できる。
【0017】
【発明の効果】
本発明にかかる埋設配管の施工構造は、以上のように構成されているので、固結力の強い固結性基礎材を用いて基礎を構築しても、埋設配管の軸方向への自由度を確保できる。したがって、自然的地盤沈下や地盤の変動が発生しても埋設配管が破損したり、基礎に亀裂等が発生したりする事故を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の施工構造の1つの実施の形態をあらわす半断面図である。
【図2】請求項2の施工構造の1つの実施の形態をあらわす半断面図である。
【図3】従来の施工構造をあらわす半断面図である。
【符号の説明】
1 強化プラスチイク複合管
11 管本体
12 カラー
13 受口
2 基礎
3 保護材
4 緩衝材
5 埋設配管

Claims (2)

  1. 管本体の管端にカラーを外嵌して形成された一方の強化プラスチック複合管の受口に他方の強化プラスチック複合管の管端を挿入して連接されて、固結性基礎材中に埋設された埋設配管の施工構造において、前記カラー、および、連接される2つの強化プラスチック複合管のカラーの両端縁から管の許容抜け寸法以上の区間を、埋設部の周囲からかかる荷重によって変形して強化プラスチック複合管の周壁に完全に密着しない程度の強度を有し、筒状に形成された保護材で囲繞された状態で、強化プラスチック複合管の連接部が固結性基礎材中に埋設されていることを特徴とする埋設配管の施工構造。
  2. 管本体の管端にカラーを外嵌して形成された一方の強化プラスチック複合管の受口に他方の強化プラスチック複合管の管端を挿入して連接されて、固結性基礎材中に埋設された埋設配管の施工構造において、連接される2つの強化プラスチック複合管のカラーの両端縁から管の許容抜け寸法以上の区間が、強化プラスチック複合管より座屈しやすい材質からなり、カラーの外周と略同じ外径が大径のリング状に形成された緩衝材で囲繞された状態で、強化プラスチック複合管の連接部が固結性基礎材中に埋設されていることを特徴とする埋設配管の施工構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009293765A (ja) * 2008-06-09 2009-12-17 Kurimoto Kasei Kogyo Kk 管路更生方法

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