JP3247057B2 - マンホ−ル継手 - Google Patents
マンホ−ル継手Info
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L5/00—Devices for use where pipes, cables or protective tubing pass through walls or partitions
- F16L5/02—Sealing
- F16L5/10—Sealing by using sealing rings or sleeves only
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Joints With Sleeves (AREA)
- Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
Description
管との接続に使用されるマンホ−ル継手に関するもので
ある。
容易化のために、所定間隔ごとにマンホ−ルを配設して
いる。周知の通り、マンホ−ルの打設またはプレハブマ
ンホ−ルの据付けにおいては、厳重な基礎工が施される
ので、マンホ−ルの沈下の畏れは殆どないが、下水管側
においては、軟弱地盤の場合、沈下の可能性があり、下
水管のマンホ−ルに対する相対的沈下が生じても、下水
管に過大な反力(剪断応力や曲げ応力)を発生させない
こと、すなわち、マンホ−ルに対する下水管の相対的沈
下を吸収して下水管路の破壊を防止することが必要であ
る。
が作用するので、マンホ−ルと下水管との間に過大な管
軸方向反力(引張り力または圧縮力)を発生させないこ
と、すなわち、マンホ−ルに対する下水管の管軸方向震
動力を吸収して下水管路の破壊を防止することが必要で
ある。従来、マンホ−ルに下水管を接続する構造とし
て、図3に示すように、受口付き継手1’をマンホ−ル
壁2’に固定し、この継手1’の受口30’に下水管
7’をゴムリング31’を介して可撓接続するもの、ま
た、図4に示すように、短管3’の一端部をマンホ−ル
壁2’に固定し、同短管3’の他端にカラ−30’を固
着し、このカラ−30’にゴムリング31’を介して下
水管7’を可撓接続するもの等が公知である。
示すマンホ−ル継手では、地震対策上、下水管7’の限
界引き抜け移動量(x方向限界移動量)を大きくするた
めに、継手1’を長くして下水管7’の継手1’内長さ
を長くすると、下水管7’の継手1’に対する最大回動
角が小となり〔最大回動角をθ、下水管の継手内長さを
a、継手内径(半径)と下水管外径(半径)との差をb
とすると、tanθ=b/aとなり、aが長いほど、θが
小となる〕、マンホ−ルに対する下水管の相対的沈下を
吸収する能力の低下が避けられず、他方、マンホ−ルに
対する下水管の相対的沈下を吸収する能力を高くするた
めに、下水管の継手内長さaを短くすると、下水管の限
界引き抜け移動量が小となって下水管の管軸方向震動力
を吸収する能力の低下が余儀なくされる。
り、下水管の先端がマンホ−ル内に突出して下水管先端
が破損されたり、マンホ−ル内インバ−トが破損された
りする畏れもある。上記図4に示すマンホ−ル継手にお
いても、下水管の管軸方向震動力を吸収する能力を高く
するためにカラ−30’への下水管7’の挿入長さを長
くすると、下水管7’のカラ−30’に対する最大回動
角が小になって、下水管の相対的沈下を吸収する能力が
低下し、他方、下水管の相対的沈下を吸収する能力を高
めるために、カラ−への下水管挿入長さを短くすると、
下水管の管軸方向震動力を吸収する能力の低下が余儀な
くされ、図3に示すマンホ−ル継手と同様の不具合があ
る。
吸収する能力及び地震時の管軸方向震動力を吸収する能
力の何れにも優れ、しかも、下水管の突込み移動による
インバ−トの破損を確実に防止できるマンホ−ル継手を
提供することにある。
継手は、マンホ−ル壁に貫通固定されるカラ−に、一端
に下水管が可撓接続される短管の他端部がゴムリングを
介して摺動可能に挿入され、該短管他端部の先端がカラ
−内に位置され、該短管他端部先端にクッション材、例
えば発泡体が設けられていることを特徴とする構成であ
る。
実施の形態について説明する。図1は本発明に係るマン
ホ−ル継手を、マンホ−ル壁に固定した状態で示す図面
である。図1において、Xは下水の流れ方向を示してい
る。図1において、1はカラ−であり、マンホ−ル壁2
の貫通孔21にモルタル等の接合剤で固定され、補強コ
ンクリ−ト22内に埋め込まれている。このカラ−1の
奥端11は、マンホ−ル内面に合わせて予めア−ル加工
され、また、外面12はモルタル接合剤との接着性を良
くするために砂付け加工されている。
めのゴムリング31付の受口30が一端に設けられ(受
口管の接着により設けられている)、他端部32がカラ
−1内にシ−ル用ゴムリング4を介して摺動自在に挿入
されている。このシ−ル用ゴムリング4はカラ−内面ま
たは短管外面に接着剤で固着されている。また、短管3
の他端部先端331は、カラ−1内に位置されている。
クッション材であり、カラ−1内に納められている。6
はマンホ−ル内底部に打設されたコンクリ−トインバ−
トであり、インバ−トの溝底面61と短管3内の底面と
は実質上段差なく連続されている。上記のクッション材
5は、短管3の突込み移動時(マンホ−ル内に向かって
の移動時)、短管他端部33の先端331がインバ−ト
6に衝突するのを防止するために設けられており、図示
の実施例では、内径が短管内径にほぼ等しく、厚みtが
カラ−1と短管3との間の間隙厚みt’の1.3〜1.
5倍とされた発泡ゴム筒が使用されている(間隙厚み
t’は通常20〜30mmとされ、発泡ゴム筒の厚みは
通常30〜40mmとされる)。この発泡ゴム筒5はカ
ラ−1の奥端11に接着剤で固着することができ、この
接着に加え、発泡ゴム筒5と短管他端部先端331の端
面との間も接着剤で接着することができる。また、発泡
ゴム筒5の全外面をカラ−1の内面に接着剤で固定する
こともできる。
れた下水管である。図1において、短管3に突込み移動
力が作用すると、短管他端部先端331でクッション材
5が圧縮され、その圧縮応力が小であるために、短管3
はクッション材5の小なる反力のもとで突込み移動され
る。このクッション材の弾性率が著しく小さいために、
クッション材の圧縮率が100%近くになっても、すな
わち、短管他端部の先端331がカラ−奥端11近くに
まで達しても、その圧縮反力が小でるために、短管先端
331が破損されようなことはない。従って、通常時で
の短管他端部先端331の位置からカラ−奥端11まで
の距離を限界突込み移動量(A)として取り扱うことが
できる。
は、その移動量のもとでも、カラ−との水密性を保持し
得、かつ、再突込み移動をスム−ズに行なわせ得るよう
に、短管先端部を所定の余裕長さ(C)にてカラ−内に
残すように定められる。而して、図1において、ゴムリ
ング4がカラ−1の内面に固着されている場合は、短管
他端部の先端331がゴムリング4に達するまでの引き
抜け移動距離を、或いは、ゴムリング4が短管3の外面
に固着されている場合は、ゴムリング4がカラ−外端1
3に達するまでの引き抜け移動距離を限界引き抜け移動
量(B)として取り扱うことができる。
+Cで表わすことができる。本発明に係るマンホ−ル継
手を用いて施工されたマンホ−ル及び下水管路におい
て、下水管に作用する管軸方向震動力は、カラ−内での
短管の引き抜け移動または突込み移動で吸収され、下水
管の管軸方向力による破損や管接続部の抜脱、更に、マ
ンホ−ル内への短管突出によるインバ−トの破損等を防
止できる。
された下水管7側に作用する地盤沈下の土圧荷重につい
ては、受口30での可撓接続の屈曲変形で吸収される。
この可撓接続部とマンホ−ル壁との間の地盤沈下に基づ
く土圧荷重に対しては、マンホ−ル継手が曲げモ−メン
トを受けると共に剪断力を受け、最大モ−メント及び最
大剪断力はつけ根eに作用し、可撓接続部の中心からつ
け根までの距離をL、短管3の単位長さ当たりに作用す
る土圧をwとすれば、最大モ−メントはL2w/2、最
大剪断力はLwで与えられる。
いては、上記限界突込み移動量(A)や限界引き抜け移
動量(B)を内存するカラ−1を補強コンクリ−ト22
及びマンホ−ル壁2内に埋設固定することにより、上記
の距離Lを補強コンクリ−ト22から突出するマンホ−
ル継手部分の長さ、すなわち、カラ−1からの短管突出
長さとすることができ、従って、最大モ−メントL2w
/2及び最大剪断力Lwを限界突込み移動量(a)や限
界引き抜け移動量(b)に関係無く設定できるから、管
軸方向の震動力吸収能力に影響を及ぼすことなく、Lを
充分に短くしてマンホ−ル継手を安全に保持できる。
使用され、繊維強化樹脂管、塩化ビニル管等を使用でき
る。上記カラ−1についても、繊維強化樹脂管、塩化ビ
ニル管等を使用できる。上記突込み移動または引き抜け
移動に伴う短管3のカラ−1内摺動をスム−ズに行わ
せ、かつ、カラ−1と短管3との間の水密性を確保する
ためには、上記突込み移動または引き抜け移動前に(例
えば、本マンホ−ル継手の製造後から現場に運搬するま
での間、施工後から突込み移動または引き抜け移動が生
じるまでの間)カラ−1内に砂等の異物が侵入するのを
防止することが有効である。
はクッション材5により行われる。カラ−一端からの砂
等の侵入防止のために、図2に示すように、カラ−1の
一端内面に短管3の外面に接触するゴムリングまたは植
毛テ−プ等41を接着固定したり、短管3の外面側にカ
ラ−1の一端内面に接触するゴムリングまたは植毛テ−
プ等41を接着固定することができる。
製造段階から下水管の突込み移動または引き抜け移動時
までの間にカラ−内に砂等の異物が侵入するのを防止で
き、下水管の突込み移動または引き抜け移動時に伴い短
管をカラ−内にスム−ズに摺動させ得、過大な応力の発
生を防止できる。図2において、4は前記したシ−ル用
ゴムリングを示している。
管7の熱膨張収縮、或いは輪圧振動等によりカラ−1内
で短管3が微小量で伸縮しても、カラ−1内への砂等の
侵入がなく、従って、シ−ル用ゴムリング4への砂の噛
み込みを排除できるから、安定なシ−ル性を保証でき、
下水漏れを良好に防止できる。本発明に係るマンホ−ル
継手は、通常、マンホ−ルと下水管との接続に使用され
るが、桝と下水管との接続にも使用できる。
地盤沈下時の土圧荷重や地震時の下水管の管軸方向震動
力を共に充分な能力で吸収でき、また、マンホ−ル継手
に地盤沈下時に作用する最大剪断力や最大曲げモ−メン
トを前記の吸収能力に影響を及ぼすことなく充分に小さ
くでき、さらに、下水管の突込み移動からインバ−トや
下水管先端をクッション材により安全に保持できるか
ら、下水管路を地震や地盤沈下に対しよく保護でき、地
震後でも下水設備を良好に機能させ得る。
る。
み防止構造を示す図面である。
Claims (2)
- 【請求項1】マンホ−ル壁に貫通固定されるカラ−に、
一端に下水管が可撓接続される短管の他端部がゴムリン
グを介して摺動可能に挿入され、該短管他端部の先端が
カラ−内に位置され、該短管他端部先端にクッション材
が設けられていることを特徴とするマンホ−ル継手。 - 【請求項2】クッション材が発泡体である請求項1記載
のマンホ−ル継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32408996A JP3247057B2 (ja) | 1996-12-04 | 1996-12-04 | マンホ−ル継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32408996A JP3247057B2 (ja) | 1996-12-04 | 1996-12-04 | マンホ−ル継手 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH10169851A JPH10169851A (ja) | 1998-06-26 |
JP3247057B2 true JP3247057B2 (ja) | 2002-01-15 |
Family
ID=18162040
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32408996A Expired - Fee Related JP3247057B2 (ja) | 1996-12-04 | 1996-12-04 | マンホ−ル継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3247057B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4673511B2 (ja) * | 2001-07-10 | 2011-04-20 | 東京都下水道サービス株式会社 | 耐震型マンホール構造及び耐震部材 |
-
1996
- 1996-12-04 JP JP32408996A patent/JP3247057B2/ja not_active Expired - Fee Related
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