JP2004285987A - Lpgの熱交換器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】エンジン冷却水により加熱気化する主熱交換器21を経由するLPG流路とPTCヒータ24c,24dにより加熱気化する副熱交換器22を経由するLPG流路とを並列に配置するとともに、副熱交換器22を主熱交換器21内に収装させ、両熱交換器21,22に流入するLPG流路をその流入側に設けた切換器6によりエンジン冷却水が低温のとき副熱交換器22経由となるように切り換え可能とし、且つ、副熱交換器22のLPG流入口22aに流入量制限手段であるオリフィス22hを設けて副熱交換器22の加熱気化能力を超えるLPGを流入させないようにした。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、液体のLPG(液化石油ガス)を加熱気化するとともに所定圧力に調整して吸気管路に送出することによりエンジンに供給するLPG供給装置に用いられるLPGの熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】
LPGを火花点火エンジンの燃料に使用することは広く知られており、ベーパライザ(レギュレータ)とミキサとを使用して大気圧程度に減圧した気化ガスを吸気管路に吸引させてエンジンに供給する、という方式が従前から行われている。一方、この周知の方式に代えて、実開昭59−43659号公報などに記載されているように、液体のまま吸気管路に噴射させる方式も提案されているが、液体のLPGは温度の影響を受けやすく容易に気化して噴射量が不安定になるという問題があり、実用化が極めて困難である。
【0003】
これに対し、特開平6−17709号公報などに記載されているようにLPGを所定正圧の気化ガスに調整して吸気管路に噴射させる方式は、噴射量を不安定にしないという利点をもっているため実用化に有利である。そして、液体のLPGを加熱気化させる手段として、エンジン冷却水を利用した熱交換器をレギュレータに内蔵させるか或いはその入口側に配置し、エンジン冷却水によりLPGを加熱気化させることが慣用されている。
【0004】
しかし、このようなエンジン冷却水を使用する加熱気化手段は、冷機時において冷却水が低温であるために液体LPGを充分に気化できない、という不都合がある。
そこで、例えば特開平5−223014号公報や特開平11−324813号公報に記載されているように、LPGを気化して大気圧程度に減圧するベーパライザについて、エンジン冷却水の熱を利用することに加えて、LPG経路中に電気ヒータ(PTCヒータ)を配置し、冷却水が低温の場合においてもLPGを気化できるようにすることが提案されている。
【0005】
ところが、自動車エンジンの場合、蓄電池や発電機で得られる電力を利用する電気ヒータの加熱能力は冷却水の加熱能力に比べて著しく低い。従って、エンジン冷却水で加熱気化されるLPGの同一経路中に電気ヒータを設置した前記手段では、低温始動直後のエンジン運転状態によっては、電気ヒータの気化能力を超えた流量のLPGが液体のまま吸気管路に送出される場合がある。即ち、エンジン冷却水が低温の場合に、電気ヒータの気化能力を超えるLPG流量になると、液体のLPGが吸気管路に送出されて混合気過剰となり、エンジンが停止して再始動が不能になるという問題を生じる。その対策として、電気ヒータの大型化或いは多数化が考えられるが、レギュレータや熱交換器の高価格化、さらには、これに伴う電力消費量の大幅な増加を招いたり、或いは電源から得られる電力によっては加熱能力不足が解消されない、という不都合を伴う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記のような問題点を解決しようとするものであり、液体のLPGを加熱気化するとともに所定圧力に調整して吸気管路に供給するLPG供給装置に用いられるエンジン冷却水と電気ヒータとを併用したLPGの熱交換器について、低温時などのLPGの気化が不可能または不十分となりやすい場合に、少ない電力消費量で確実に気化させて吸気管路に送出し、低温始動性を高めることを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明は、液体LPGを加熱気化するとともに所定圧力に調整してエンジンの吸気管路に送出するLPG供給装置における圧力調整器の入口側に配置されるLPGの熱交換器であって、並列に配置されて液体LPGをエンジン冷却水により加熱気化する主熱交換器および電気ヒータにより加熱気化する副熱交換器と、ボンベから送出された液体LPGを前記二つの熱交換器に選択的に流入させる流路切換手段と、前記副熱交換器の流入側に設けた流入量制限手段とを具え、前記流路切換手段はエンジン冷却水温度が所定温度よりも高いとき液体LPGを前記主熱交換器に流入させ、所定温度よりも低いとき液体LPGを前記副熱交換器に流入させるように作動し、前記流入量制限手段は液体LPGの流入量を前記副熱交換器の気化能力内に制限するものとした。
【0008】
これにより、主熱交換器に流入するエンジン冷却水の温度が低くLPGの気化に不十分な場合でも、流路切換手段を用いて液体LPGを副熱交換器に流入させることにより電気ヒータを用いて気化可能な温度にまで加熱することができる。また、始動時のエンジン要求燃料流量は比較的少量であるので、副熱交換器のLPG流入側に流入量制限手段を設けて、気化能力を超えるLPGを流入させないようにしたことにより、小形或いは少数の電気ヒータで、しかも少ない消費電力量で完全に気化させ、良好に始動させることができる。
【0009】
また、前述の熱交換器において、副熱交換器を主熱交換器内に収装すれば、熱交換器全体がコンパクトなものとなり、加えて副熱交換器の余熱を主熱交換器における加熱に利用することができるため、エネルギ効率が高いものとなる。
【0010】
さらに、前述の熱交換器において、副熱交換器をその全外周に主熱交換室を形成する空間を有して主熱交換器のハウジングに収装されるようにして、電気ヒータをその全外周に副熱交換室を形成する空間を有して副熱交換器のハウジングに収装されるようにすれば、電気ヒータの全外周から副熱交換室のLPGに伝熱されるとともに、副熱交換器のハウジングの全外周から主熱交換室のLPGに伝熱されるようになって発生した熱の大気中への放散を少なくして最大限に利用することができるため、さらにエネルギ効率を高めることができる。
【0011】
さらに、前述の熱交換器における流路切換手段を、ボンベから延びる液体LPG流路が分岐して主熱交換器に液体LPGを流入させる主流入路に設けた主開閉弁、および副熱交換器に液体LPGを流入させる副流入路に設けた副開閉弁を具えたものとして、前記二つの開閉弁は一方が開弁しているときもう一方が閉弁していることに加えて、ともに開弁することができるものとした。
【0012】
このことにより、例えばエンジン始動後に副熱交換器による加熱から主熱交換器による加熱に切り換える際に、双方を並列的に同時に経由させるオーバラップ時間を設けることが可能となり、流路切換時に発生する燃料供給の途切れを防止することができる。また、高負荷運転時に主熱交換器だけでは燃料供給量が不足するような場合を生じても、副熱交換器を併用させることにより容易に対応できるようになる。
【0013】
さらにまた、LPGはその組成によって気化温度が異なるが、このLPG組成はLPGの温度および圧力をもとに所定の計算方法を用いて推定することができる。そこで、前述の流路切換手段について、ボンベの温度および圧力に基づいてLPGの組成を推定し前記推定結果に基づいて算出したLPGを気化可能なエンジン冷却水温度を基準に、主熱交換器および副熱交換器のいずれかに液体LPGを流入させるように作動するものとした。このことにより、LPGの組成に応じて加熱気化に使用する熱交換器を選択して切り換えることが可能となるため、より確実なLPGの気化を実現することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について、以下に図面を用いながら詳細に説明すると、図1に概略の配置を示した燃料供給装置において、本実施の形態では、流路切換手段を切換器6、流入量制限手段をオリフィス22hとしている。そして、ボンベ5に貯留されたLPGは液体LPG流路9A,気体LPG流路9Bを通ってエンジン4の吸気管路4bに設置した燃料噴射弁7に供給され、その経路中に切換器6、熱交換器2、圧力調整器3が配置されている。
【0015】
ボンベ5に液体の状態で貯留されているLPGは、液体LPG流路9Aを通って切換器6に送られる。ボンベ5には、温度センサ11aと圧力センサ12とが配置され、これが検出したボンベ5内の液体LPGの温度と圧力とは電子式制御装置10に入力されるようになっている。
【0016】
切換器6は、液体LPG流路9Aが2つに分岐されてなる主流入路9aおよび副流入路9bにそれぞれ電磁駆動式の主開閉弁6aと副開閉弁6bとを設けたものであり、主流入路9aは後述する熱交換器2の主熱交換器21の底部に設けた流入口21aに接続され、副流入路9bは後述する熱交換器2の副熱交換器22の底部に設けた流入口22aに接続されている。また、これらの開閉弁6a,6bは電子式制御装置10により開閉制御されるようになっている。
【0017】
熱交換器2は主熱交換器21と副熱交換器22とからなり、主熱交換器21の内部に副熱交換器22を収装した二重構造とされている。主熱交換器21はその周囲を囲んでジャケット状に配置されエンジン冷却水が通過する冷却水室23を具えているとともに、液体LPGの流入口21aと内部で気化した気体LPGを圧力調整器3に送出する流出口21bとを対角線上の反対端部に備えている。
【0018】
エンジン4に設けられた冷却水ジャケット4a内のエンジン冷却水は、冷却水送出路8aを経由して前述の熱交換器2の冷却水室23に送出されるようになっている。そして、熱交換器2における主熱交換器21を加熱したエンジン冷却水は、冷却水戻し路8bを経由して冷却水ジャケット4aに戻され循環するようになっている。
【0019】
図2,図3を参照して、主熱交換器21は方形のハウジング21Bを有し、副熱交換器22は主熱交換器21のハウジング21Bとほぼ相似形状の方形のハウジング22Bを有し、副熱交換器22がその全外周に空間を有して主熱交換器21に収装されて、この空間が主熱交換室21Aを形成している。主熱交換器21内に収装された副熱交換器22は、主熱交換器21の流入口21aにほぼ隣接させて設けた流入口22aと、主熱交換器21の流出口21b内に開口させた流出口22bとを具え、二つの熱交換器21,22で生成した気体LPGは一つの出口から圧力調整器3の流入口3aに送られるようになっている。
【0020】
また、流入口22aにはLPG流入量制限手段であるオリフィス22hが配置され、副熱交換器22の気化能力を超える液体LPGが流入しないようになっている。そして、副熱交換器22の内部には電気ヒータである2枚のPTCヒータ24c,24dがそれぞれ前後面を伝熱壁24e,24fの各内壁面に密着して具えられた気・液密構造の電熱器24が収装されている。伝熱壁24e,24dは電極を兼ねておりPTCヒータ24c,24dに通電するものである。電熱器24はその全外周に空間を有して収装されており、この空間が副熱交換室22Bを形成する。
【0021】
熱交換器2は以上のようなコンパクトで簡易な構成であり、流入口21a,22aと流出口21b,22bとがそれぞれ対角線上に配置されているため、LPGが長い経路を流れてその間に充分な熱交換を行って完全に気化することができる。殊に、副熱交換器22においては電熱器24の伝熱壁24e,24fおよび周壁24gの全表面で熱交換を行うため高効率であり、このため、PTCヒータ24c,24dは小形或いは少数で済むことから、消費電力量が少ないという利点がある。尚、流入口21a,22aが各熱交換器21,22の底部に配置され、流出口21b,22bが頂部に配置されていることにより、比重の重い液体LPGが液体のまま流出口21b,22bから送出されにくくなっている。
【0022】
そして、熱交換器2の出口に接続して配置されている圧力調整器3は、ダイヤフラム3eにより区画された調圧室3cおよび背室3dを有し、調圧室3cの圧力が設定圧力よりも低くなるとダイヤフラム3eが入口弁3fを開いて流出口21b,22bを接続した流入口3aから熱交換器2で生成した気体LPGを調圧室3cに流入させ、設定圧力よりも高くなると入口弁3fを閉じて調圧室3cへの流入を停止させることにより、調圧室3cに一定の正圧に減圧された気体LPGを保有させる、という従来のものと同様の装置である。圧力調整器3の流出口3bから送出された気体LPGは気体LPG流路9Bを経て、吸気管路4bに設置した燃料噴射弁7から噴射されるようになっている。
【0023】
次に、本実施の形態ではボンベ5内の液体LPGの温度および圧力を温度センサ11a,圧力センサ12により検出して、これらの値を基に電子式制御装置10が所定の計算方法でLPGの組成を算出できるようになっている。即ち、LPGを構成するプロパンとブタンはそれぞれ気化温度が異なることから、LPG性状(プロパンとブタンの比率)によってその気化温度が変化するため、所定の方法で燃料性状を推定することにより流路切り換えのためのエンジン冷却水の基準温度を算出できるようにした。
【0024】
例えば、エンジン始動時において、100%プロパンの場合はエンジン冷却水温度が−10℃でも主熱交換器21を用いてこれを気化することが可能である。一方、20%プロパンの場合は、エンジン冷却水温度が−10℃のときに主熱交換器21では気化できないため電気ヒータで加熱する必要があり、この場合は副熱交換器22を使用して始動させ、その後エンジン冷却水温度が10〜30℃に上昇したときから主熱交換器21を使用するように切り換える。
【0025】
本実施の形態においては、電気式制御装置10でボンベ5内の液体LPGの温度と圧力を基にして所定温度・圧力におけるプロパンとブタンの比率を求め、その比率を基に基準温度を決定するようにしている。即ち、電子式制御装置10は、ボンベ5に設けた温度センサ11aと圧力センサ12により検出されたLPGの温度および圧力から切り換え基準温度を算出し、冷却水ジャケット4aに設けた温度センサ11bで検出したエンジン冷却水温度と比較して、切り換えの要否を判断する。
【0026】
そして、エンジン冷却水がLPGの気化に不可能または不十分な温度の場合、液体LPGを副熱交換器22に流入させPTCヒータ24c,24dで加熱気化して、圧力調整器3に向けてLPGを送出させる。このとき、副熱交換器22の流入口22aには、流入量制限手段としてのオリフィス22hが設けられているため、副熱交換器22の気化能力を超える量のLPGは流入しない。従って、エンジンの低温始動直後に通常高負荷運転を行うことはできないが、熱交換器2への必要以上のLPGの流入を制限して吸気管路4bに液状のLPGが送出されて混合気過濃を招くという不都合を防止することができる。
【0027】
そして、冷却水ジャケット4aの温度センサ11bで検出したエンジン冷却水の温度が気化に適した温度に達したら、電子式制御装置10の指令により副開閉弁6bを閉弁し主開閉弁6aを開弁させる。その際、副開閉弁6bを閉弁する前に主開閉弁6aを開弁して、液体LPGが両熱交換器を同時に経由するオーバラップ時間が設けられるようになっている。
【0028】
即ち、切換器6は1個の方向切換弁による完全切り換え方式でも本発明の目的を達成することができるが、主熱交換器21および副熱交換器22の流入口側に主開閉弁6a,副開閉弁6bをそれぞれ具えたものとした本実施の形態によると、切り換え時にオーバラップ時間を設けることにより、燃料の供給途切れを防止できるという利点がある。さらに、高負荷運転時に主熱交換器21による熱交換では燃料供給が不足する事態を生じた場合、主熱交換器21に加えて副熱交換器22による熱交換を行って要求燃料流量を確保することも可能となる。
【0029】
そして、エンジン始動後にエンジン冷却水が所定温度まで上昇したとき、LPG流路は主熱交換器21経由に切り換えられるが、副熱交換器22の余熱が大気中に放出されずに主熱交換器21内部を加熱するので、エンジン冷却水が所定温度に達しているが比較的低温度の段階であっても完全に気化させることができ、エンジン運転を不調にすることなくエンジン冷却水温度が充分に上昇して安定した気化をおこなわせる状態に移行することができる。尚、主熱交換器21の外部に副熱交換器22を並列設置してもよいが、本実施の形態のように収装させた場合は、LPG流路を主熱交換器21におけるLPGの気化を完全なものとすることができる点で有利である。
【0030】
尚、本発明の熱交換器は気体LPGを所定正圧に調整して燃料噴射弁に送るシステムにおけるレギュレータの入口側に配置されるものに限らず、大気圧程度に調整してミキサに送り吸気管路に吸引させるシステムについても、レギュレータの設定圧力を変更することによりそのまま適用することができる。
【0031】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によると、液体LPGを加熱気化するとともに所定圧力に調整して吸気管路に供給するLPG供給装置に用いられるエンジン冷却水と電気ヒータとを併用したLPGの熱交換器において、低温時などのLPGの気化が不可能または不十分となりやすい場合に少ない電力消費量で確実に気化させて吸気管路に送出し低温始動性を高めたものとすることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のLPGの熱交換器が配置された燃料供給装置の配置図。
【図2】図1におけるLPGの熱交換器の拡大縦断面図。
【図3】図2のX−X線に沿う断面図
【符号の説明】
2 熱交換器、3 圧力調整器、3a,21a,22a 流入口、3b,21b,22b 流出口、3c 調圧室、3d 背室、3e ダイヤフラム、3f 入口弁、4 エンジン、4a 冷却水ジャケット、4b 吸気管路、5 ボンベ、6 切換器、6a 主開閉弁、6b 副開閉弁、7 燃料噴射弁、8a 冷却水送出路、8b 冷却水戻し路、9A 液体LPG流路、9B 気体LPG流路、9a 主流入路、9b 副流入路、10 電子式制御装置、11a,11b 温度センサ、12 圧力センサ、21 主熱交換器、21A 主熱交換室、21B,22B ハウジング、22 副熱交換器、22A 副熱交換室、22h オリフィス、23 冷却水室、24 電熱器、24c,24d PTCヒータ、24e,24f 伝熱壁、24g 周壁
Claims (6)
- 液体LPGを加熱気化するとともに所定圧力に調整してエンジンの吸気管路に送出するLPG供給装置における圧力調整器の入口側に配置されるLPGの熱交換器であって、
並列に配置されて液体LPGをエンジン冷却水により加熱気化する主熱交換器および電気ヒータにより加熱気化する副熱交換器と、ボンベから送出された液体LPGを前記二つの熱交換器に選択的に流入させる流路切換手段と、前記副熱交換器の流入側に設けた流入量制限手段とを具え、
前記流路切換手段はエンジン冷却水温度が所定温度よりも高いとき液体LPGを前記主熱交換器に流入させ、所定温度よりも低いとき液体LPGを前記副熱交換器に流入させるように作動し、前記流入量制限手段は液体LPGの流入量を前記副熱交換器の気化能力内に制限するものとされている、
ことを特徴とするLPGの熱交換器。 - 前記副熱交換器は前記主熱交換器内に収装されている請求項1に記載したLPGの熱交換器。
- 前記副熱交換器はその全外周に主熱交換室を形成する空間を有して前記主熱交換器のハウジングに収装され、前記電気ヒータはその全外周に副熱交換室を形成する空間を有して前記副熱交換器のハウジングに収装されている請求項2に記載したLPGの熱交換器。
- 前記副熱交換器の電気ヒータはPTCヒータである、請求項1,2または3に記載したLPGの熱交換器。
- 前記流路切換手段は前記ボンベから延びる液体LPG流路が分岐して前記主熱交換器に液体LPGを流入させる主流入路に設けた主開閉弁、および前記副熱交換器に液体LPGを流入させる副流入路に設けた副開閉弁を具えたものであり、前記二つの開閉弁は一方が開弁しているときもう一方が閉弁していることに加えて、ともに開弁することができるものとされている請求項1,2,3または4に記載したLPGの熱交換器。
- 前記流路切換手段は前記ボンベの温度および圧力に基づいてLPGの組成を推定し、前記推定結果に基づいて算出したLPGを気化可能なエンジン冷却水温度を基準に前記主熱交換器および副熱交換器のいずれかに液体LPGを流入させるように作動するものとされている、請求項5に記載したLPGの熱交換器。
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JP4284591B2 (ja) | 2009-06-24 |
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