JP4199702B2 - 液化ガス燃料供給装置の加温システム - Google Patents

液化ガス燃料供給装置の加温システム Download PDF

Info

Publication number
JP4199702B2
JP4199702B2 JP2004179994A JP2004179994A JP4199702B2 JP 4199702 B2 JP4199702 B2 JP 4199702B2 JP 2004179994 A JP2004179994 A JP 2004179994A JP 2004179994 A JP2004179994 A JP 2004179994A JP 4199702 B2 JP4199702 B2 JP 4199702B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circulation
passage
engine
heat medium
heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004179994A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006002670A (ja
Inventor
憲示 林
孝夫 菰田
正則 鳥居
利成 斉木
師至 小坂
俊光 田口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Ten Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Denso Ten Ltd
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Ten Ltd, Toyota Motor Corp filed Critical Denso Ten Ltd
Priority to JP2004179994A priority Critical patent/JP4199702B2/ja
Priority to US11/154,735 priority patent/US7451747B2/en
Publication of JP2006002670A publication Critical patent/JP2006002670A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4199702B2 publication Critical patent/JP4199702B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/30Use of alternative fuels, e.g. biofuels

Landscapes

  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Description

本発明は、液化ガス燃料を気化させる気化器と、その気化器と機関内部との間に熱媒体を循環させる循環通路とを備える液化ガス燃料供給装置の加温システムに関する。
周知のように、液化石油ガス(LPG)や圧縮天然ガス(CNG)等の液化ガス燃料を使用する自動車等の内燃機関では、高圧で貯蔵された燃料を、気化器で気化させて燃焼に供するようにしている。気化器は、燃料の気化潜熱により冷却されるが、それが過度に冷却されると、燃料の気化が不十分となり、燃料噴射制御等に悪影響を与える。
そこで従来、そうした過度の冷却を防止すべく気化器を加温するシステムとして、特許文献1に記載のものが知られている。同文献の加温システムでは、機関冷却水を気化器に循環させて、機関内部で加熱された機関冷却水の熱で気化器を加温するようにしている。
実開平4−034449号公報 特公平5−88386号公報
ところがこうした加温システムでは、内燃機関の冷間始動時には、機関冷却水が十分に暖まっていないため、気化器を十分に加温できず、低温始動性を確保することが困難となっていた。
もっとも、特許文献2に見られるように、PTCヒータのような電熱ヒータを用いて気化器を加温するようにすれば、冷間始動時にも、気化器の加温は可能である。しかしながら、気化器を十分に加温するには、ヒータの容量を大きくせざるを得ず、電力消費量が増大するという問題がある。
本発明は、こうした実状に鑑みてなされたものであって、その解決しようとする課題は、機関冷間始動時であれ、効率的に気化器を加温することのできる液化ガス燃料供給装置の加温システムを提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段、及びその作用効果を記載する。
請求項1に記載の発明は、液化ガス燃料を気化器にて気化させて内燃機関に供給する液化ガス燃料供給装置に適用され、前記気化器と機関内部との間で熱媒体を循環させる循環通路を備える液化ガス燃料供給装置の加温システムにおいて、前記循環通路に、前記熱媒体を貯留する断熱容器を設け、前記循環通路は、前記機関内部を通過することなく前記気化器と前記断熱容器との間で前記熱媒体を循環させる第1循環通路と、前記気化器を通過することなく前記断熱容器と前記機関内部との間を循環する第2循環通路と、前記断熱容器を通過することなく前記気化器と前記機関内部との間で前記熱媒体を循環させる第3循環通路とを備え、前記第1循環通路での前記熱媒体の循環を遮断する第1循環通路遮断弁と、前記第2循環通路での前記熱媒体の循環を遮断する第2循環通路遮断弁とが設けられ、前記第1循環通路に前記熱媒体を循環させてから前記第1循環通路遮断弁を閉じ、その後に前記第2循環通路に前記熱媒体を循環させて前記機関内部の前記熱媒体の温度が前記気化器内の前記熱媒体の温度よりも高い状態となると前記第2循環通路遮断弁を閉じ、更にその後に前記第3循環通路に前記熱媒体を循環させることをその要旨とする。
上記構成では、熱媒体が気化器と機関内部との間で循環されると、内燃機関の熱で加熱された熱媒体の熱が気化器に伝えられるため、内燃機関の熱を利用して気化器を効率的に加温することができる。また加熱された熱媒体は、断熱容器内に貯留され、機関停止中も保温される。この保温された熱媒体を気化器に供給することで、機関冷間始動時にも気化器を加温することが可能となる。従って機関冷間始動時であれ、効率的に気化器を加温することができる。
さらに、上記構成では、断熱容器内に貯留された熱媒体を気化器に送った後に、循環遮断弁にて熱媒体の循環を遮断することで、気化器内部に熱媒体が封じ込められる。従って比較的小さい容量の断熱容器で、機関冷間始動時の気化器の加温を行うことができる。
また、上記構成では、機関内部で暖められ熱媒体を断熱容器に送るための循環通路と、断熱容器から気化器に熱媒体を送るための循環通路とが独立して設けられている。これら2つの循環通路を状況に応じて個別に遮断することで、気化器の加温や断熱容器内への加熱された熱媒体の貯蔵を効率的に行うことができる。
そして、前記第1循環通路での前記熱媒体の循環を遮断する第1循環通路遮断弁を備えれば、気化器への熱媒体の供給を停止したまま、機関内部と断熱容器との間のみで熱媒体を循環させることができる。従って、断熱容器内に貯留された熱媒体を気化器に送った後に、その内部に熱媒体を封じ込めることができ、比較的小さい容量の断熱容器で、機関冷間始動時の気化器の加温を行うことができる。
さらに、前記第2循環通路での前記熱媒体の循環を遮断する第2循環通路遮断弁を備えれば、機関内部への熱媒体の循環を停止したまま、断熱容器と気化器との間のみで熱媒体を循環させることができる。従って、断熱容器内に保温貯留された熱媒体による気化器の加温を効率的に行うことができる。
また、上記構成では、断熱容器への熱媒体の循環を停止したまま、機関内部と気化器との間のみで熱媒体を循環させて、内燃機関の熱による気化器の加温を効率的に行うことができる。
さらに、前記第2循環通路に前記熱媒体を循環させて前記機関内部の前記熱媒体の温度が前記気化器内の前記熱媒体の温度よりも高い状態となると前記第2循環通路遮断弁を閉じ、更にその後に前記第3循環通路に前記熱媒体を循環させるため、熱媒体の熱によって気化器を機関運転中に継続して加温することができる。
請求項2に記載の発明は、液化ガス燃料を気化器にて気化させて内燃機関に供給する液化ガス燃料供給装置に適用され、前記気化器と機関内部との間で熱媒体を循環させる循環通路を備える液化ガス燃料供給装置の加温システムにおいて、前記循環通路に、前記熱媒体を貯留する断熱容器を設け、前記循環通路は、前記機関内部を通過することなく前記気化器と前記断熱容器との間で前記熱媒体を循環させる第1循環通路と、前記気化器を通過することなく前記断熱容器と前記機関内部との間を循環する第2循環通路と、前記断熱容器を通過することなく前記気化器と前記機関内部との間で前記熱媒体を循環させる第3循環通路とを備え、前記第1循環通路での前記熱媒体の循環を遮断する第1循環通路遮断弁と、前記第2循環通路での前記熱媒体の循環を遮断する第2循環通路遮断弁とが設けられ、前記第1循環通路に前記熱媒体を循環させてから前記第1循環通路遮断弁を閉じ、その後に前記第2循環通路に前記熱媒体を循環させて前記機関内部の前記熱媒体の温度が前記気化器内の前記熱媒体の温度よりも高い状態となると、更にその後に前記第2循環通路および前記第3循環通路に前記熱媒体を循環させることをその要旨とする。
上記構成では、前記第2循環通路に前記熱媒体を循環させて前記機関内部の前記熱媒体の温度が前記気化器内の前記熱媒体の温度よりも高い状態となると、更にその後に前記第2循環通路および前記第3循環通路に前記熱媒体を循環させるため、機関停止時点での機関内部において過熱された熱媒体を断熱容器に貯留することが可能となる。
請求項に記載の発明は、液化ガス燃料を気化器にて気化させて内燃機関に供給する液化ガス燃料供給装置に適用され、前記気化器と機関内部との間で熱媒体を循環させる循環通路を備える液化ガス燃料供給装置の加温システムにおいて、前記循環通路に三方弁を設けるとともに、前記機関内部の熱媒体通路の一端と前記三方弁とを繋ぐ第1通路と、前記三方弁と前記気化器とを繋ぐ第2通路と、前記三方弁と前記断熱容器とを繋ぐ第3通路と、前記断熱容器と前記機関内部の熱媒体通路の他端とを繋ぐ第4通路と、前記気化器と前記第4通路とを循環遮断弁を介して繋ぐ第5通路と、を備え、前記三方弁により前記第2,3,5通路に前記熱媒体を循環させてから前記遮断弁を閉じ、その後に前記三方弁により前記第1,3,4通路に前記熱媒体を循環させて前記機関内部の前記熱媒体の温度が前記気化器内の前記熱媒体の温度よりも高い状態となると前記遮断弁を開き、更にその後に前記三方弁により前記第1,2,4,5循環通路に前記熱媒体を循環させることをその要旨とする。
上記構成では、三方弁にて第2通路と第3通路とを接続し、それらから第1通路を遮断することで、機関内部を通過することなく断熱容器と気化器との間を循環する循環通路(第1循環通路)が形成される。また三方弁にて第1通路と第3通路とを接続し、それらから第2通路を遮断することで、前記気化器を通過することなく断熱容器と機関内部との間を循環する循環通路(第2循環通路)が形成される。更に三方弁にて、第1通路と第2通路を接続し、それらから第3通路を遮断することで、断熱容器を通過することなく気化器と機関内部との間を循環する循環通路(第3循環通路)が形成される。加えて遮断弁にて第5通路を遮断すれば、気化器への熱媒体の循環が遮断され、その内部に熱媒体が封じ込められる。
従って上記構成によれば、上記第1〜第3循環通路や第1及び第2循環通路遮断弁を備える加温システムを、比較的簡易な構成で実現することができる。
さらに、前記三方弁により前記第2,3,5通路に前記熱媒体を循環させてから前記遮断弁を閉じ、その後に前記三方弁により前記第1,3,4通路に前記熱媒体を循環させて前記機関内部の前記熱媒体の温度が前記気化器内の前記熱媒体の温度よりも高い状態となると前記遮断弁を開き、更にその後に前記三方弁により前記第1,2,4,5循環通路に前記熱媒体を循環させるため、上記請求項1,2に記載の発明に準じた作用効果を奏することができる。
以下、本発明を車載用内燃機関の液化ガス燃料供給装置における加温システムに具体化した一実施形態を図1〜図6を参照して説明する。なお、本実施形態の液化ガス燃料供給装置においては、燃料として液化石油ガス(LPG)が内燃機関に供給される。
図1に示されるように、液化ガス燃料供給装置11は、燃料タンク12、デリバリパイプ13,及び燃料タンク12内の燃料をデリバリパイプ13に供給する燃料通路14を備えている。デリバリパイプ13には、内燃機関15の各燃焼室(図示なし)内に燃料を噴射供給する複数のインジェクタ16が設けられている。なお、実際にはこれらインジェクタ16は内燃機関15に装着されるものであるが、図においては、便宜上これらインジェクタ16を内燃機関15から離間させて示している。
燃料タンク12には燃料が液相状態で密閉貯留されている。この燃料は燃料タンク12内に設けられた図示しない燃料ポンプによって燃料通路14内をデリバリパイプ13に向けて圧送される。燃料通路14の途中には、デリバリパイプ13に供給される燃料の調圧を行うとともにこれを気化させるためのレギュレータ21が配設されている。燃料タンク12から液相状態のまま圧送された燃料はこのレギュレータ21によって調圧され、その気化が図られる。即ちレギュレータ21は、請求項における「気化器」として機能する。
燃料通路14におけるレギュレータ21の上流側即ち燃料タンク12側には、上記気化の促進を図るべく燃料を加温する(暖める)PTCヒータからなる電熱ヒータ17が2つ設けられている。なお、燃料通路14における同電熱ヒータ17の上流側には燃料の流通を遮断可能な開閉弁18が2つ設けられている。
また、燃料通路14におけるレギュレータ21の下流側即ちデリバリパイプ13側には温水加温器22が配設されている。温水加温器22は、自身に供給される熱媒体の熱を利用して燃料通路14の燃料を加温し、レギュレータ21の下流側における燃料の気化の促進を図るものである。本実施形態では、こうしてレギュレータ21及び温水加温器22の双方によって気化の図られた燃料がデリバリパイプ13に供給されることとなる。
ところで、こうした気化を行うためのレギュレータ21や温水加温器22は気化潜熱によって冷却されることとなるが、これらが過度に冷却されると燃料の気化が不十分となり、燃料噴射制御等に悪影響を与え兼ねない。そこで本実施形態では、そうした過度の冷却を防止すべく、内燃機関15の内部で加熱された機関冷却水を熱媒体としてこれらレギュレータ21及び温水加温器22を加温するようにしている。
即ち、本実施形態においては、レギュレータ21及び温水加温器22と内燃機関15内部との間で機関冷却水を循環させる循環通路30が設けられている。この循環通路30において機関冷却水がレギュレータ21及び温水加温器22と内燃機関15内部との間で循環されると、内燃機関15の熱で加熱された機関冷却水の熱がレギュレータ21及び温水加温器22に伝えられることとなる。これにより、例えば電熱器等を用いて特段に熱を発生させることなく、内燃機関15の熱を利用してレギュレータ21や温水加温器22を効率的に加温することができるようになる。
また、本実施形態においては、こうした効率的な加温を機関冷間始動時であっても可能とすべく、機関冷却水を貯留するための断熱容器31を循環通路30に設けるようにしている。断熱容器31は魔法瓶からなり、内部に貯留した機関冷却水を保温することができるようになっている。即ち、前回の機関運転時に加熱された機関冷却水がこの断熱容器31に貯留され保温されることで、機関冷間始動時であってもこうした機関冷却水の熱を利用して効率的にレギュレータ21及び温水加温器22を加温することができるようになる。
そして循環通路30においては、こうした内燃機関15内部の熱を断熱容器31に蓄えたり、その蓄えられた熱をレギュレータ21や温水加温器22に供給したりといった循環状態の切替を行うための手段として三方弁32が設けられている。即ち、本実施形態の循環通路30は、この三方弁32や断熱容器31、内燃機関15の内部、レギュレータ21、温水加温器22並びにこれらを連通する複数の通路等によって構成されている。
これら複数の通路は、以下のものからなる。先ず、内燃機関15内部に形成された図示しない冷却水通路(熱媒体通路)の一端となるその出口15aと三方弁32との間には、これらを繋ぐ第1通路33が設けられている。そして、三方弁32とレギュレータ21との間にはこれらを繋ぐ第2通路34が、同三方弁32と断熱容器31との間にはこれらを繋ぐ第3通路35がそれぞれ設けられている。断熱容器31と内燃機関15の上記冷却水路の他端であるその入口15bとは第4通路36によって繋がれ、同第4通路36と温水加温器22との間にはこれらを繋ぐ第5通路37が設けられている。なお、レギュレータ21と温水加温器22との間には、これら両者間での機関冷却水の流通を担う連通路38が設けられている。
第4通路36には、循環通路30における循環流を発生させるための電動ポンプからなる循環ポンプ39が設けられている。循環ポンプ39は、その駆動時において、第4通路36を内燃機関15側から断熱容器31側へと流動するように機関冷却水を圧送する。なお、この循環ポンプ39が停止された状態では、当然ながら同ポンプ39による圧送は行われないものの同ポンプ39を介した機関冷却水の流通が第4通路36における両方向について許容されるようになっている。また、第5通路37には、同通路37を開閉可能な電磁弁からなる循環遮断弁40が設けられている。
なお、内燃機関15の上記冷却水通路は、同機関15内に形成されラジエータに連通されるウォータジャケット等を含むものである。そして、内燃機関15に設けられたウォータポンプ15cは、同機関15と上記ラジエータとの間で機関冷却水を循環させるとともに、循環通路30における機関冷却水の循環流をも発生させ得る。ウォータポンプ15cは、内燃機関15が運転される限りこうした機関冷却水の圧送を行う。
本実施形態では、内燃機関15の各種運転制御を司る図示しない電子制御装置からの指令信号に基づいて、三方弁32及び循環遮断弁40の開閉状態や循環ポンプ39の駆動状態が制御されるようになっている。上記電子制御装置は、これら各弁32,40及び循環ポンプ39の上記制御を、例えば、内燃機関15内での機関冷却水温度(以下、これを機関内水温と称する)や温水加温器22内での機関冷却水温度(以下、これを加温器内水温と称する)等に基づいて実行する。
図2〜図5は、こうした電子制御装置による制御を通じて切り替えられる循環通路30での機関冷却水の各循環状態を示している。なおこれらの図では、循環通路30において、機関冷却水の循環が生じている通路を実線で示し、同循環が遮断されている通路を破線で示すものとする。
図2は、内燃機関15内部を通過することなくレギュレータ21及び温水加温器22と断熱容器31との間で機関冷却水が循環する状態を示している。本実施形態では、この循環のなされる通路、即ち循環ポンプ39、断熱容器31、第3通路35、三方弁32、第2通路34、レギュレータ21、連通路38、温水加温器22、第5通路37、及び循環遮断弁40と、第4通路36の一部分とで構成される通路を「第1循環通路」と称することとする。
このとき、三方弁32は、第2通路34と第3通路35とを連通するとともにこれら通路34,35と第1通路33とを遮断する「第1の状態」とされ、且つ循環遮断弁40は開状態とされる。また、循環ポンプ39は駆動されるとともに、ウォータポンプ15cは停止(即ち内燃機関15は停止)される。即ちこの状態では、循環ポンプ39が上記第1循環通路における機関冷却水の循環流を発生させる。
上記電子制御装置は、例えば機関冷間始動時のクランキング開始直前にこの循環状態となるように上記制御を実行する。これにより、前回の機関運転時に機関15内部で加熱された機関冷却水が断熱容器31からレギュレータ21及び温水加温器22に供給されて、その熱による気化の促進が図られるようになる。
図3は、レギュレータ21及び温水加温器22を通過することなく断熱容器31と内燃機関15内部との間で機関冷却水が循環する状態を示している。本実施形態では、この循環のなされる通路、即ち断熱容器31、循環ポンプ39、第4通路36、内燃機関15内部の上記冷却水通路、第1通路33、三方弁32、及び第3通路35によって構成される通路を「第2循環通路」と称することとする。
このとき、三方弁32は、第1通路33と第3通路35とを連通するとともにこれら通路33,35と第2通路34とを遮断する「第2の状態」とされ、且つ循環遮断弁40は閉状態とされる。また、循環ポンプ39は停止されるとともに、ウォータポンプ15cは駆動される(即ち内燃機関15は運転されている)。即ちこの状態では、機関冷却水がウォータポンプ15cによって上記第2循環通路を循環されるとともに、第2通路34、レギュレータ21、連通路38、及び温水加温器22と、第5通路37における循環遮断弁40よりも温水加温器22側の部分とに存在する機関冷却水は、循環が遮断されてその領域内に封じ込められることとなる。
上記電子制御装置は、例えば機関冷間始動時においてクランキングがなされている期間に上記の循環状態となるように上記制御を実行する。こうしたレギュレータ21、温水加温器22等への機関冷却水の封じ込みを行うことで、例えば、断熱容器31に貯留されていた高温な機関冷却水が上記第1循環通路を循環し続ける間にレギュレータ21及び温水加温器22を通過してしまったり同通路内で冷却されてこれらを充分に加温できなくなる、といったことが回避されるようになる。従って、例え断熱容器31が小容量であったとしても、同容器31に貯留されていた機関冷却水の熱を他に逃がすことなくレギュレータ21及び温水加温器22に対して効率的に供給しこれらを加温することができるようになる。
なお、本実施形態において三方弁32は、上記第1の状態とされたとき上記第2循環通路での機関冷却水の循環を遮断する遮断弁即ち請求項における「第2循環通路遮断弁」として機能し、上記第2の状態とされたとき上記第1循環通路での機関冷却水の循環を遮断する遮断弁即ち請求項における「第1循環通路遮断弁」として機能する。
図4は、断熱容器31を通過することなくレギュレータ21及び温水加温器22と内燃機関15内部との間で機関冷却水が循環する状態を示している。本実施形態では、この循環のなされる通路、即ち内燃機関15内部の上記冷却水通路、第1通路33、三方弁32、第2通路34、レギュレータ21、連通路38、温水加温器22、第5通路37、及び循環遮断弁40と、第4通路36の一部分(第1循環通路での一部分以外の部分)とで構成される通路を「第3循環通路」と称することとする。
このとき、三方弁32は、第1通路33と第2通路34とを連通するとともにこれら通路33,34と第3通路35とを遮断する「第3の状態」とされ、且つ循環遮断弁40は開状態とされる。また、循環ポンプ39は停止されるとともに、ウォータポンプ15cは駆動される。即ちこの状態では、ウォータポンプ15cが上記第3循環通路における機関冷却水の循環流を発生させる。
上記電子制御装置は、例えば機関暖機途中など、上記機関内水温が上記加温器内水温よりも高い状態となったときにこの循環状態となるように上記制御を実行する。これにより、内燃機関15内部で機関冷却水を加熱しつつ、同加熱された機関冷却水をそのままレギュレータ21及び温水加温器22に供給し、その熱によってこれらを機関運転中に継続的に加温することができるようになる。
図5に示す循環状態は、上記第2循環通路での循環と上記第3循環通路での循環とが同時に生じた状態に相当するものである。
このとき、三方弁32は、第1通路33と第2通路34と第3通路35との全てを相互に連通する「第4の状態」とされ、且つ循環遮断弁40は開状態とされる。また、循環ポンプ39は停止されるとともに、ウォータポンプ15cは駆動される。即ちこの状態では、ウォータポンプ15cが上述のような循環を生じさせる。
上記電子制御装置は、例えば機関暖機完了後など、上記機関内水温が所定の基準温度よりも高い状態となったときにこの循環状態となるように上記制御を実行する。これにより、上記図4の循環状態と同様に、レギュレータ21及び温水加温器22を機関運転中に継続的に加温することができるとともに、内燃機関15内部で加熱された機関冷却水を断熱容器31に供給して同容器31内の機関冷却水を充分に高温なものに置き換えることができるようになる。
次に、上記電子制御装置による上記各循環状態の切替態様の一例を、図6を参照して説明する。
先ず、運転者によって車両のイグニッションスイッチがON状態に切り替え操作されると(時点t1)、同スイッチのON状態を維持すべく運転者に対してそのスイッチ操作の継続を促すインジケータ表示等が所定期間だけなされる。そして、上記切り替え操作と同時に循環ポンプ39の駆動が開始されるとともに、三方弁32が上記第1の状態とされる。これにより、循環通路30は図2の循環状態となる。即ち、循環ポンプ39は上記第1循環通路における機関冷却水の循環流を発生させ、これにより、前回の機関運転時に加熱された機関冷却水が断熱容器31からレギュレータ21及び温水加温器22に向けて流動する。そしてこの断熱容器31内で保温状態にあった高温な機関冷却水がレギュレータ21や温水加温器22に達すると、その熱によってこれらレギュレータ21、温水加温器22が加温される。この加温によってレギュレータ21や温水加温器22での燃料の気化が促進される(以上、期間A)。
なお、上記イグニッションスイッチのON状態を維持すべき「所定期間」の長さは、時点t1において断熱容器31内に保温貯留されていた機関冷却水を、レギュレータ21及び温水加温器22を通過してしまったり或いはこれらに至らなかったりすることのないよう、充分に行き渡らせることのできるように設定されている。
そして、上記所定期間の経過とともに上記インジケータ表示等の解除を通じてクランキングの開始を促す旨の合図が発せられ、同合図に基づく運転者の操作によりスタータモータが駆動される(スタータ信号がON状態となる)と、内燃機関15が始動される(時点t2)。そしてこれと同時に、三方弁32は上記第2の状態とされ、循環遮断弁40は閉状態とされる。また、循環ポンプ39はその駆動が停止される。
これにより、循環通路30は図3の循環状態となる。即ち、内燃機関15のウォータポンプ15cが上記第2循環通路における機関冷却水の循環流を発生させる一方、レギュレータ21や温水加温器22に行き渡った上記高温な機関冷却水の封じ込みが行われる。こうした封じ込みを行うことで、断熱容器31に貯留されていた上記高温な機関冷却水を、上記第1循環通路を一巡させる前にレギュレータ21や温水加温器22、及びその周辺に留まらせることができる。これにより、レギュレータ21や温水加温器22に効率よく上記機関冷却水の熱を供給することができ、クランキング時や内燃機関15の自立運転開始直後等において燃料を効率よく気化することができるようになる(以上、期間B)。
なお、上記期間Aから上記期間Bへの移行に関しては、上記イグニッションスイッチのON状態が所定期間継続されることを以て行われるようにしたが、これに限らず、例えば、上記加温器内水温が所定温度にまで上昇したことを以て移行されるようにしてもよい。
内燃機関15は、その自立運転が継続されるに従い自身の温度が上昇し(機関暖機中)、その一方で、レギュレータ21や温水加温器22は、燃料の気化潜熱によって冷却される。即ちレギュレータ21及び温水加温器22においては、上記の如く機関冷却水の封じ込みがなされていることから、機関冷却水の温度(例えば上記加温器内水温)は低下傾向を示すこととなる。
そしてその結果、上記加温器内水温が上記機関内水温を下回る、換言すれば上記機関内水温が上記加温器内水温よりも高い状態となると、三方弁32は上記第3の状態とされ、且つ循環遮断弁40は開状態とされる(時点t3)。
これにより、循環通路30の循環状態は図4の状態となる。この状態では、ウォータポンプ15cが上記第3循環通路における機関冷却水の循環流を発生させる。従って、内燃機関15内部で機関冷却水を加熱しつつ、同加熱された機関冷却水がそのままレギュレータ21及び温水加温器22に供給される。この機関冷却水の熱によってレギュレータ21や温水加温器22が機関運転中に継続的に加温される。レギュレータ21や温水加温器22の加温に関して充分な熱容量を有する内燃機関15によりなされるこうした加温によって、上記加温器内水温は上昇するとともに、レギュレータ21や温水加温器22では好適な燃料気化が持続されることとなる(以上、期間C)。
そして、例えば機関暖機完了後など、上記機関内水温が所定の基準温度よりも高い状態になると、三方弁32は上記第4の状態とされる(時点t4)。
これにより、循環通路30の循環状態は図5の状態となる。即ちこの状態では、ウォータポンプ15cによる上記第2循環通路での循環流と上記第3循環通路での循環流とが同時に生じたような循環状態となる。従って、上記のような内燃機関15内部の熱によるレギュレータ21及び温水加温器22の継続的な加温や、同内燃機関15内部で加熱された機関冷却水を断熱容器31に供給して同容器31内の機関冷却水を最も高温なものに置き換えることができるようになる(以上、期間D)。
そして、運転者により上記イグニッションスイッチがOFF状態とされると、内燃機関15の運転が停止される。この状態では、ウォータポンプ15c及び循環ポンプ39の双方がともに停止状態となるため、循環通路30には機関冷却水の循環流が生じなくなり、断熱容器31には高温な機関冷却水が留まることとなってこれが保温貯留される。この保温貯留される高温な機関冷却水は、次回の機関始動に際してのレギュレータ21及び温水加温器22の加温に供されることとなる。
なお、上記では、時点t3即ち上記機関内水温が上記加温器内水温よりも高い状態となったとき、循環通路30の循環状態が図4の状態とされた、即ち上記第3循環通路での循環流のみ生じるように三方弁32が上記第3の状態とされたが、例えばこの第3の状態に代えて上記第4の状態とされるようにしてもよい。即ち、上記機関内水温が上記加温器内水温よりも高い状態となったとき、循環通路30の循環状態を、上記第2循環通路及び第3循環通路の双方での循環流がともに生じる図5の状態となるようにしてもよい。このようにすれば、例えば、上記機関内水温が上記基準温度を上回る前に運転者等によって内燃機関15が停止された場合であれ、その停止時点での内燃機関15内部において加熱された機関冷却水を断熱容器31に貯留することが可能となる。
上記機関内水温が上記基準温度を上回らない限り循環通路30の循環状態を図5の状態としなかった上記態様では、上記機関内水温が上記基準温度を上回る前に内燃機関15が停止した場合、図3に示すように断熱容器31には機関冷間始動時における低温な機関冷却水が貯留されてしまう。従って、上述したように、上記機関内水温が上記加温器内水温よりも高い状態となったとき循環通路30の循環状態を図5の状態とすることで、こうした機関停止時における断熱容器31内の機関冷却水をより高温なものとすることができるようになる。
本実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
(1)循環通路30に、機関冷却水を貯留する断熱容器31を設けた。これによれば、機関冷却水がレギュレータ21及び温水加温器22と内燃機関15内部との間で循環されると、内燃機関15の熱で加熱された機関冷却水の熱がレギュレータ21及び温水加温器22に伝えられる。そのため、内燃機関15の熱を利用してレギュレータ21及び温水加温器22を効率的に加温することができる。
また加熱された機関冷却水は、断熱容器31内に貯留され、機関停止中も保温される。この保温された機関冷却水をレギュレータ21及び温水加温器22に供給することで、機関冷間始動時にもこれらを加温することが可能となる。従って機関冷間始動時であれ、効率的にレギュレータ21及び温水加温器22を加温することができる。
(2)本実施形態では、内燃機関15内部を通過することなくレギュレータ21及び温水加温器22と断熱容器31との間で機関冷却水を循環させる「第1循環通路」と、レギュレータ21や温水加温器22を通過することなく断熱容器31と内燃機関15内部との間を循環する「第2循環通路」とをそれぞれ選択的に形成することができる。即ち、本実施形態においては、内燃機関15内部で暖められ機関冷却水を断熱容器31に送るための循環通路と、断熱容器31からレギュレータ21及び温水加温器22に機関冷却水を送るための循環通路とが独立して設けられるようになる。これら2つの循環通路を状況に応じて個別に遮断することで、レギュレータ21及び温水加温器22の加温や断熱容器31内への加熱された機関冷却水の貯蔵を効率的に行うことができる。
そして本実施形態では、こうした上記第1循環通路における機関冷却水の循環の遮断、及び上記第2循環通路における機関冷却水の循環の遮断を、ともに三方弁32を持ちいて選択的に行うようにした。従って、上記第1循環通路での機関冷却水の循環を遮断した場合、断熱容器31内に貯留された機関冷却水をレギュレータ21や温水加温器22に送った後に、その内部に機関冷却水を封じ込めることができる。その結果、比較的小さい容量の断熱容器31で、機関冷間始動時のレギュレータ21及び温水加温器22の加温を行うことができるようになる。また、上記第2循環通路での機関冷却水の循環を遮断した場合、断熱容器31内に保温貯留された機関冷却水によるレギュレータ21及び温水加温器22の加温を効率的に行うことができる。
本実施形態では、三方弁32を「第1循環通路遮断弁」と「第2循環通路遮断弁」との双方として機能させるようにしたため、こうした複数の循環通路遮断弁を有する加温システムを、比較的簡易な構成で実現することができるようになる。
(3)循環通路30の第5通路37には、レギュレータ21及び温水加温器22への機関冷却水の循環を遮断する循環遮断弁40が設けられている。これによれば、断熱容器31内に貯留された機関冷却水をレギュレータ21や温水加温器22に送った後に、循環遮断弁40にて機関冷却水の循環を遮断することで、レギュレータ21内部や温水加温器22内部に機関冷却水が封じ込められる。
(4)循環通路30は、断熱容器31を通過することなくレギュレータ21及び温水加温器22と内燃機関15内部との間で機関冷却水を循環させる「第3循環通路」を更に備えている。これによれば、断熱容器31への機関冷却水の循環を停止したまま、内燃機関15内部とレギュレータ21及び温水加温器22との間のみで機関冷却水を循環させて、内燃機関15の熱によるレギュレータ21や温水加温器22の加温を効率的に行うことができる。
なお、実施の形態は前記に限定されるものではなく、例えば、以下の様態としてもよい。
・循環遮断弁40に関してはこれを必ずしも設ける必要はなく、例えばこれを省略して三方弁32によってのみレギュレータ21、温水加温器22等への機関冷却水の封じ込みを行うようにしてもよい。
・上記実施形態では、図3に示すようにレギュレータ21や温水加温器22に対して機関冷却水の封じ込みを行うようにしたが、これは必ずしも必要ではなく、例えば上記第1循環通路での機関冷却水の循環流が生じているときにスタータモータを駆動して機関始動するようにしてもよい。
・上記実施形態において、例えば、三方弁32を省略し、第1〜第3通路33,34,35相互間が常時連通されるようにしてもよい。この場合、例えば、循環ポンプ39の駆動時には、断熱容器31から第3通路35側に圧送された機関冷却水のうち第2通路34を介してレギュレータ21や温水加温器22に供給された機関冷却水によってこれらが加温されることとなる。この場合、上記三方弁32と併せて循環遮断弁40を省略するようにしてもよいが、省略しなくてもどちらでもよい。
・上記実施形態では、循環通路30において上記第1循環通路と第2循環通路と第3循環通路とで通路の一部を共用するようにしたが、例えば、こうした共用部分を有さないようにこれら各循環通路を形成してもよい。そして、これら各循環通路での機関冷却水の循環を遮断する循環通路遮断弁を各別に設けてもよい。
・温水加温器22に関してはこれを必ずしも設ける必要はなく、例えばこれを省略してレギュレータ21においてのみ機関冷却水による燃料の加温が行われるようにしてもよい。
・断熱容器31は魔法瓶からなるものに限らず、機関冷却水の保温が可能なものであれば他の構造が採用されてもよい。
・上記実施形態では熱媒体として機関冷却水が用いられたが、他の熱媒体が用いられてもよい。
・上記実施形態では、液化ガス燃料供給装置11において内燃機関15に供給される燃料として液化石油ガス(LPG)を採用したが、これに限らず、圧縮天然ガス(CNG)やジメチルエーテル(DME)等を採用するようにしてもよい。
一実施形態の液化ガス燃料供給装置の加温システムを示す構成図。 循環通路における循環状態を示す図。 循環通路における循環状態を示す図。 循環通路における循環状態を示す図。 循環通路における循環状態を示す図。 各循環状態の切替態様の一例を示すタイムチャート。
符号の説明
11…液化ガス燃料供給装置、15…内燃機関、15c…ウォータポンプ、21…レギュレータ、22…温水加温器、30…循環通路、31…断熱容器、32…三方弁、33…第1通路、34…第2通路、35…第3通路、36…第4通路、37…第5通路、38…連通路、39…循環ポンプ、40…循環遮断弁。

Claims (3)

  1. 液化ガス燃料を気化器にて気化させて内燃機関に供給する液化ガス燃料供給装置に適用され、前記気化器と機関内部との間で熱媒体を循環させる循環通路を備える液化ガス燃料供給装置の加温システムにおいて、
    前記循環通路に、前記熱媒体を貯留する断熱容器を設け
    前記循環通路は、前記機関内部を通過することなく前記気化器と前記断熱容器との間で前記熱媒体を循環させる第1循環通路と、前記気化器を通過することなく前記断熱容器と前記機関内部との間を循環する第2循環通路と、前記断熱容器を通過することなく前記気化器と前記機関内部との間で前記熱媒体を循環させる第3循環通路とを備え、
    前記第1循環通路での前記熱媒体の循環を遮断する第1循環通路遮断弁と、前記第2循環通路での前記熱媒体の循環を遮断する第2循環通路遮断弁とが設けられ、
    前記第1循環通路に前記熱媒体を循環させてから前記第1循環通路遮断弁を閉じ、その後に前記第2循環通路に前記熱媒体を循環させて前記機関内部の前記熱媒体の温度が前記気化器内の前記熱媒体の温度よりも高い状態となると前記第2循環通路遮断弁を閉じ、更にその後に前記第3循環通路に前記熱媒体を循環させる
    ことを特徴とする
    液化ガス燃料供給装置の加温システム。
  2. 液化ガス燃料を気化器にて気化させて内燃機関に供給する液化ガス燃料供給装置に適用され、前記気化器と機関内部との間で熱媒体を循環させる循環通路を備える液化ガス燃料供給装置の加温システムにおいて、
    前記循環通路に、前記熱媒体を貯留する断熱容器を設け、
    前記循環通路は、前記機関内部を通過することなく前記気化器と前記断熱容器との間で前記熱媒体を循環させる第1循環通路と、前記気化器を通過することなく前記断熱容器と前記機関内部との間を循環する第2循環通路と、前記断熱容器を通過することなく前記気化器と前記機関内部との間で前記熱媒体を循環させる第3循環通路とを備え、
    前記第1循環通路での前記熱媒体の循環を遮断する第1循環通路遮断弁と、前記第2循環通路での前記熱媒体の循環を遮断する第2循環通路遮断弁とが設けられ、
    前記第1循環通路に前記熱媒体を循環させてから前記第1循環通路遮断弁を閉じ、その後に前記第2循環通路に前記熱媒体を循環させて前記機関内部の前記熱媒体の温度が前記気化器内の前記熱媒体の温度よりも高い状態となると、更にその後に前記第2循環通路および前記第3循環通路に前記熱媒体を循環させる
    ことを特徴とする
    化ガス燃料供給装置の加温システム。
  3. 液化ガス燃料を気化器にて気化させて内燃機関に供給する液化ガス燃料供給装置に適用され、前記気化器と機関内部との間で熱媒体を循環させる循環通路を備える液化ガス燃料供給装置の加温システムにおいて、
    前記循環通路に、前記熱媒体を貯留する断熱容器を設け、
    前記循環通路に三方弁を設けるとともに、
    前記機関内部の熱媒体通路の一端と前記三方弁とを繋ぐ第1通路と、
    前記三方弁と前記気化器とを繋ぐ第2通路と、
    前記三方弁と前記断熱容器とを繋ぐ第3通路と、
    前記断熱容器と前記機関内部の熱媒体通路の他端とを繋ぐ第4通路と、
    前記気化器と前記第4通路とを遮断弁を介して繋ぐ第5通路と
    を備え、
    前記三方弁により前記第2,3,5通路に前記熱媒体を循環させてから前記遮断弁を閉じ、その後に前記三方弁により前記第1,3,4通路に前記熱媒体を循環させて前記機関内部の前記熱媒体の温度が前記気化器内の前記熱媒体の温度よりも高い状態となると前記遮断弁を開き、更にその後に前記三方弁により前記第1,2,4,5循環通路に前記熱媒体を循環させる
    ことを特徴とする
    化ガス燃料供給装置の加温システム。
JP2004179994A 2004-06-17 2004-06-17 液化ガス燃料供給装置の加温システム Expired - Fee Related JP4199702B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004179994A JP4199702B2 (ja) 2004-06-17 2004-06-17 液化ガス燃料供給装置の加温システム
US11/154,735 US7451747B2 (en) 2004-06-17 2005-06-17 Heating system for liquefied gas fuel supply apparatus and fuel supply appartus for liquefied gas engine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004179994A JP4199702B2 (ja) 2004-06-17 2004-06-17 液化ガス燃料供給装置の加温システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006002670A JP2006002670A (ja) 2006-01-05
JP4199702B2 true JP4199702B2 (ja) 2008-12-17

Family

ID=35771272

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004179994A Expired - Fee Related JP4199702B2 (ja) 2004-06-17 2004-06-17 液化ガス燃料供給装置の加温システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4199702B2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010144657A (ja) * 2008-12-19 2010-07-01 Ud Trucks Corp 液化ガス車用燃料供給システム
JP5585252B2 (ja) * 2010-07-08 2014-09-10 株式会社デンソー 燃料供給システム
DE102010034227A1 (de) * 2010-08-07 2012-02-09 Daimler Ag Verbrennungskraftmaschine, insbesondere für einen Kraftwagen
US8881530B2 (en) * 2010-09-02 2014-11-11 General Electric Company Fuel heating system for startup of a combustion system
JP5744995B2 (ja) * 2013-09-18 2015-07-08 株式会社日本自動車部品総合研究所 燃料供給装置
JP2017116162A (ja) * 2015-12-22 2017-06-29 日工株式会社 加熱処理装置
CN106968838A (zh) * 2017-04-12 2017-07-21 潍柴西港新能源动力有限公司 天然气发动机燃气温度控制系统及方法
IT201700085773A1 (it) * 2017-07-27 2019-01-27 Daniele Toffanelli Sistema a gestione elettronica per l’avviamento di motori a freddo direttamente a Gpl (Gas di Petrolio Liquefatti) o Metano.
DE102019123537A1 (de) * 2019-09-03 2021-03-04 Volkswagen Ag Kraftstoffversorgungssystem zur aktiven Spülung einer Vorkammer einer ottomotorisch betriebenen Brennkraftmaschine mit Kraftstoffdampf oder einem Kraftstoffdampf/Luft-Gemisch mittels eines Kraftstoffverdampfers stromauf der Vorkammer
KR102213227B1 (ko) * 2019-12-03 2021-02-08 주식회사 현대케피코 가스 연료 차량의 온도 제어 장치 및 온도 제어 방법
JP2020101184A (ja) * 2020-02-28 2020-07-02 ヤンマーパワーテクノロジー株式会社 エンジン装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006002670A (ja) 2006-01-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9212643B2 (en) Dual fuel system for an internal combustion engine
US7451747B2 (en) Heating system for liquefied gas fuel supply apparatus and fuel supply appartus for liquefied gas engine
JP3229023B2 (ja) 水素エンジンに対する水素ガス供給装置
JP4137018B2 (ja) 液化ガス燃料供給システムの加熱装置
JP4199702B2 (ja) 液化ガス燃料供給装置の加温システム
JP2004301061A (ja) エンジンの冷却装置
JP2008019848A (ja) 内燃機関システム
JP2006316775A (ja) 潜熱蓄熱装置及び内燃機関
EP3548794B1 (en) A fuel tank arrangement
JP4284591B2 (ja) Lpgの熱交換器
JP4352377B2 (ja) Lpgの熱交換器
JP3767803B2 (ja) 燃料供給装置
JP2008121645A (ja) エンジンのlpg燃料供給装置
JP4478936B2 (ja) エンジンの気化ガス燃料供給装置
JPS58133415A (ja) 原動機の冷却装置
JP2006046211A (ja) エンジンのlpg燃料供給方法および装置
CN205422984U (zh) 带预加热装置的燃气推土机汽化器水循环系统
JP7043143B2 (ja) 内燃機関の冷却水制御装置
JP2005214011A (ja) Lpg用レギュレータ
JP4239368B2 (ja) 蓄熱装置を有する内燃機関
CA2862664C (en) Vaporizer system and control strategy
JP4238543B2 (ja) 蓄熱装置を備えた内燃機関
KR20050109038A (ko) Lpg용 레귤레이터
JP2001098941A (ja) 内燃機関の冷却装置
KR100680390B1 (ko) 엘피아이 연료 시스템

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080603

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080804

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080924

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081003

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111010

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111010

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121010

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121010

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131010

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees