JP2004284497A - 配索構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】断線による不具合を防止することができる配索構造を提供する。
【解決手段】シート1下部の装置本体11からカールコード15を延出し、カールコード15先端にコントローラ16を設ける。シートバック21の背面22にクリップでバックボードを固定し、バックボードとシートバック21間に係止部材を設ける。係止部材両端の上ループ部及下ループ部を、クリップでバックボードと共にシートバック21に固定する。両ループ部の中途部にカールコード15に結ばれた係止部41を設け、係止部41の基端をバックシート21とバックボード間に挟んだ状態で位置決めしてシートバック21にカールコード15の係止部41を設ける。係止部41でのカールコード15の高さ位置をシートクッション51より高位置に設定する。
【選択図】 図1
【解決手段】シート1下部の装置本体11からカールコード15を延出し、カールコード15先端にコントローラ16を設ける。シートバック21の背面22にクリップでバックボードを固定し、バックボードとシートバック21間に係止部材を設ける。係止部材両端の上ループ部及下ループ部を、クリップでバックボードと共にシートバック21に固定する。両ループ部の中途部にカールコード15に結ばれた係止部41を設け、係止部41の基端をバックシート21とバックボード間に挟んだ状態で位置決めしてシートバック21にカールコード15の係止部41を設ける。係止部41でのカールコード15の高さ位置をシートクッション51より高位置に設定する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コントローラに接続されたケーブルの配索構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両のシートの下部には、図4に示すように、シート101をスライド又は回転する為の制御装置が設けられている。この制御装置からは、ケーブルであるカールコード102が延出しており、該カールコード102の先端には、前記制御装置を作動するコントローラ103が設けられている。
【0003】
該コントローラ103は、シートクッション111側部のホルダー112に脱着自在に保持されており、このコントローラ103を着座者が手にして操作することにより、当該シート101をスライド又は回転できるように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような配索構造にあっては、余裕を持たせる為にカールコード102が長めに設定されており、シート101作動時に、カールコード102をスライド機構や回転機構に挟み込むことがあった。
【0005】
この場合、断線が生じることがあり、コントローラ103による操作が不能となる恐れがあった。
【0006】
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、断線による不具合を防止することができる配索構造を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために本発明の請求項1の配索構造にあっては、シートへの着座者が操作するコントローラと装置本体間に設けられたケーブルの配索構造において、前記シートのシートバックに、前記ケーブルの中途部を係止する係止部を設け、該係止部での前記ケーブルの高さ位置を、前記シートのシートクッションより高位置に設定した。
【0008】
すなわち、装置本体からコントローラへの延びるケーブルは、その中途部がシートバックに設けられた係止部で係止されており、この係止部における前記ケーブルの高さ位置がシートクッションより高位置に設定されている。
【0009】
このため、シートクッション上の着座者が操作するコントローラと前記係止部間に位置するケーブルの高さ位置は、前記シートクッションより高位置に維持される。
【0010】
また、請求項2の配索構造においては、前記シートバックと該シートバックに複数のクリップで固定されたバックボードとの間に紐状の係止部材を設け、該係止部材に、異なる箇所のクリップで係止される少なくとも一対の被係止部を設けるとともに、両被係止部間に、前記バックシートと前記バックボードとに挟まれて位置決めされ、該バックボードの外周部に延出する前記係止部を設定した。
【0011】
すなわち、シートバックとバックボード間に設けられた係止部材は、一対の被係止部が異なる箇所のクリップで係止されるとともに、両被係止部間が前記バックシートと前記バックボードとに挟まれた状態で位置決めされる。
【0012】
そして、この係止部材には、前記バックボードの外周部に延出する部位に前記係止部が設定されており、この係止部によって前記ケーブルはシートバックに固定される。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図に従って説明する。図1は、本実施の形態にかかる配索構造を示す図であり、車両の運転席のシート1に応用した例が示されている。
【0014】
このシート1は、装置本体11を介してフロア12に固定されており、前記装置本体11には、前記シート1を電動で回転する回転機構13と、電動で前後にスライドさせるスライド機構14とが設けられている。この装置本体11の車両後方R側の背面からは、ケーブルとしてのカールコード15が延出しており、該カールコード15の先端には、コントローラ16が設けられている。これにより、前記シート1への着座者が、前記コントローラ16を手にして各ボタン17,・・・を操作することで、前記シート1を回転したりスライドできるように構成されている。
【0015】
前記シート1の背凭れを形成するシートバック21の背面22には、図2に示すように、複数のクリップ23,・・・によってバックボード24が取り外し可能の固定されており、該バックボード24と前記シートバック21との間には、長尺状の係止部材25が配設されている。
【0016】
該係止部材25は、図3に示すように、紐状に形成されており、その両端部には、端末部が環状に結ばれてなる被係止部としての上ループ部31及下ループ部32が形成されている。両ループ部31,32は、前記クリップ23を挿通できる大きさに形成されており、図2に示したように、前記バックボード24を前記シートバック21に固定する上下のクリップ23,23を挿通した状態で、前記バックボード24と共に前記シートバック21に固定されるように構成されている。
【0017】
前記両ループ部31,32の中途部には、図3に示したように、前記カールコード15に結ばれてなる係止部41が設定されており、該係止部41から上部のクリップ23に係止される上ループ部31までの長さ寸法42より、前記係止部41から下部のクリップ23に係止される下ループ部32までの長さ寸法43が長くなるように設定されている。これにより、図2に示したように、上下ループ部31,32を上下のクリップ23,23に係止した状態で、前記係止部41がシートバック21の上方寄りに配置されるように構成されている。
【0018】
この係止部41は、その基端部が前記バックシート21と前記バックボード24とに挟まれた状態で位置決めされており、この状態において、当該係止部41が前記バックボード24の外周部に延出するように当該係止部材25の長さ寸法が設定されている。これにより、前記シートバック21の背面22には、図2に示したように、前記カールコード15の中途部を係止する前記係止部41が設けられており、該係止部41に係止された部位での前記カールコード15の高さ位置が、図1に示したように、前記シート1のシートクッション51より高位置に設定されている。
【0019】
そして、前記シート1のシートクッション51の側部には、前記コントローラ16を着脱自在に保持するホルダー52が設けられており、このホルダー52に保持されたコントローラ16から前記係止部41までの間には、当該カールコード15のシートクッション51より下方への垂れ下がり防止する垂下防止領域61が設定されている。また、前記係止部41から前記装置本体11までの間には、シートスライド時のカールコード15の伸び縮みを許容する余裕代が設けられた伸縮領域62が設定されている。
【0020】
以上の構成にかかる本実施の形態において、装置本体11からコントローラ16への延びるカールコード15は、その中途部がシートバック21に設けられた係止部41に係止されており、この係止部41におけるカールコード15の高さ位置がシートクッション51より高位置に設定されている。
【0021】
このため、シートクッション51上の着座者が操作するコントローラ16と前記係止部41間に位置するカールコード15の高さ位置を、前記シートクッション51より高位置に維持することができる。これにより、シート1下方へのカールコード15の垂れ下がりを防止することができる。
【0022】
したがって、カールコード15がシート1下方に垂れ下がり、シート1下部に設けられた装置本体11の回転機構13やスライド機構14に挟み込まれる恐れのあった従来と比較して、挟み込みに起因したカールコード15の断線等の不具合を防止することができる。これにより、コントローラ16による操作が不能となるといった不具合を未然に防止することができる。
【0023】
そして、前記カールコード15の余裕代を、前記係止部41と前記装置本体11間の伸縮領域62に設定することで、シート1の作動に応じてカールコード15に加わる張力等の負荷を防止することができる。
【0024】
また、シート1のシートバック21とバックボード24間に設けられた係止部材25を、異なる箇所のクリップ23,23と、バックシート21とバックボード24間の挟持部との三箇所で位置決め固定することができる。
【0025】
これにより、シートバック21にカールコード15係止用の係止穴を開設したり、ブラケットを固定する等の後加工を施すことなく、カールコード15の係止部41を設けることができ、現状復帰が可能となる。
【0026】
なお、本実施の形態にあっては、係止部材25の中途部がカールコード15に結び付けられてなる係止部41を例に挙げて説明したが、これに限定されるものでは無く、前記係止部材25が折り返されてなる折返し部の一部をバックボード24から延出して前記係止部41を構成したり、係止部材25の中途部にカールコード15に着脱自在に係合するクリップを設けて前記係止部41を構成しても良い。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の請求項1の配索構造にあっては、装置本体からコントローラへ延びるケーブルの中途部を、シートバックに設けられた係止部で係止することにより、シートクッション上の着座者が操作するコントローラから係止部間に位置するケーブルの高さ位置を、シートクッションより高位置に維持することができる。これにより、シート下方へのケーブルの垂れ下がりを防止することができる。
【0028】
したがって、ケーブルがシート下方へ垂れ下がり、シート下部のスライド機構や回転機構等に挟み込まれる恐れのあった従来と比較して、挟み込みに起因した断線等の不具合を防止することができる。
【0029】
そして、ケーブルの余裕代を、前記係止部と前記装置本体間に設定することで、シートの作動に応じてケーブルに加わる張力等の負荷を防止することができる。
【0030】
また、請求項2の配索構造においては、シートバックとバックボード間に設けられた係止部材を、異なる箇所のクリップと、バックシートとバックボード間の挟持部との三箇所で位置決め固定することができる。
【0031】
これにより、シートバックに係止穴を開設したり、ブラケットを固定する等の後加工を施すことなく、ケーブルの係止部を設けることができ、現状復帰が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す側面図である。
【図2】同実施の形態の要部を示す背面図である。
【図3】同実施の形態の係止部材を示す説明図である。
【図4】従来の配索構造を示す側面図である。
【符号の説明】
1 シート
11 装置本体
15 カールコード(ケーブル)
16 コントローラ
21 シートバック
24 バックボード
25 係止部材
31 上ループ(被係止部)
32 下ループ(被係止部)
51 シートクッション
【発明の属する技術分野】
本発明は、コントローラに接続されたケーブルの配索構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両のシートの下部には、図4に示すように、シート101をスライド又は回転する為の制御装置が設けられている。この制御装置からは、ケーブルであるカールコード102が延出しており、該カールコード102の先端には、前記制御装置を作動するコントローラ103が設けられている。
【0003】
該コントローラ103は、シートクッション111側部のホルダー112に脱着自在に保持されており、このコントローラ103を着座者が手にして操作することにより、当該シート101をスライド又は回転できるように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような配索構造にあっては、余裕を持たせる為にカールコード102が長めに設定されており、シート101作動時に、カールコード102をスライド機構や回転機構に挟み込むことがあった。
【0005】
この場合、断線が生じることがあり、コントローラ103による操作が不能となる恐れがあった。
【0006】
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、断線による不具合を防止することができる配索構造を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために本発明の請求項1の配索構造にあっては、シートへの着座者が操作するコントローラと装置本体間に設けられたケーブルの配索構造において、前記シートのシートバックに、前記ケーブルの中途部を係止する係止部を設け、該係止部での前記ケーブルの高さ位置を、前記シートのシートクッションより高位置に設定した。
【0008】
すなわち、装置本体からコントローラへの延びるケーブルは、その中途部がシートバックに設けられた係止部で係止されており、この係止部における前記ケーブルの高さ位置がシートクッションより高位置に設定されている。
【0009】
このため、シートクッション上の着座者が操作するコントローラと前記係止部間に位置するケーブルの高さ位置は、前記シートクッションより高位置に維持される。
【0010】
また、請求項2の配索構造においては、前記シートバックと該シートバックに複数のクリップで固定されたバックボードとの間に紐状の係止部材を設け、該係止部材に、異なる箇所のクリップで係止される少なくとも一対の被係止部を設けるとともに、両被係止部間に、前記バックシートと前記バックボードとに挟まれて位置決めされ、該バックボードの外周部に延出する前記係止部を設定した。
【0011】
すなわち、シートバックとバックボード間に設けられた係止部材は、一対の被係止部が異なる箇所のクリップで係止されるとともに、両被係止部間が前記バックシートと前記バックボードとに挟まれた状態で位置決めされる。
【0012】
そして、この係止部材には、前記バックボードの外周部に延出する部位に前記係止部が設定されており、この係止部によって前記ケーブルはシートバックに固定される。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図に従って説明する。図1は、本実施の形態にかかる配索構造を示す図であり、車両の運転席のシート1に応用した例が示されている。
【0014】
このシート1は、装置本体11を介してフロア12に固定されており、前記装置本体11には、前記シート1を電動で回転する回転機構13と、電動で前後にスライドさせるスライド機構14とが設けられている。この装置本体11の車両後方R側の背面からは、ケーブルとしてのカールコード15が延出しており、該カールコード15の先端には、コントローラ16が設けられている。これにより、前記シート1への着座者が、前記コントローラ16を手にして各ボタン17,・・・を操作することで、前記シート1を回転したりスライドできるように構成されている。
【0015】
前記シート1の背凭れを形成するシートバック21の背面22には、図2に示すように、複数のクリップ23,・・・によってバックボード24が取り外し可能の固定されており、該バックボード24と前記シートバック21との間には、長尺状の係止部材25が配設されている。
【0016】
該係止部材25は、図3に示すように、紐状に形成されており、その両端部には、端末部が環状に結ばれてなる被係止部としての上ループ部31及下ループ部32が形成されている。両ループ部31,32は、前記クリップ23を挿通できる大きさに形成されており、図2に示したように、前記バックボード24を前記シートバック21に固定する上下のクリップ23,23を挿通した状態で、前記バックボード24と共に前記シートバック21に固定されるように構成されている。
【0017】
前記両ループ部31,32の中途部には、図3に示したように、前記カールコード15に結ばれてなる係止部41が設定されており、該係止部41から上部のクリップ23に係止される上ループ部31までの長さ寸法42より、前記係止部41から下部のクリップ23に係止される下ループ部32までの長さ寸法43が長くなるように設定されている。これにより、図2に示したように、上下ループ部31,32を上下のクリップ23,23に係止した状態で、前記係止部41がシートバック21の上方寄りに配置されるように構成されている。
【0018】
この係止部41は、その基端部が前記バックシート21と前記バックボード24とに挟まれた状態で位置決めされており、この状態において、当該係止部41が前記バックボード24の外周部に延出するように当該係止部材25の長さ寸法が設定されている。これにより、前記シートバック21の背面22には、図2に示したように、前記カールコード15の中途部を係止する前記係止部41が設けられており、該係止部41に係止された部位での前記カールコード15の高さ位置が、図1に示したように、前記シート1のシートクッション51より高位置に設定されている。
【0019】
そして、前記シート1のシートクッション51の側部には、前記コントローラ16を着脱自在に保持するホルダー52が設けられており、このホルダー52に保持されたコントローラ16から前記係止部41までの間には、当該カールコード15のシートクッション51より下方への垂れ下がり防止する垂下防止領域61が設定されている。また、前記係止部41から前記装置本体11までの間には、シートスライド時のカールコード15の伸び縮みを許容する余裕代が設けられた伸縮領域62が設定されている。
【0020】
以上の構成にかかる本実施の形態において、装置本体11からコントローラ16への延びるカールコード15は、その中途部がシートバック21に設けられた係止部41に係止されており、この係止部41におけるカールコード15の高さ位置がシートクッション51より高位置に設定されている。
【0021】
このため、シートクッション51上の着座者が操作するコントローラ16と前記係止部41間に位置するカールコード15の高さ位置を、前記シートクッション51より高位置に維持することができる。これにより、シート1下方へのカールコード15の垂れ下がりを防止することができる。
【0022】
したがって、カールコード15がシート1下方に垂れ下がり、シート1下部に設けられた装置本体11の回転機構13やスライド機構14に挟み込まれる恐れのあった従来と比較して、挟み込みに起因したカールコード15の断線等の不具合を防止することができる。これにより、コントローラ16による操作が不能となるといった不具合を未然に防止することができる。
【0023】
そして、前記カールコード15の余裕代を、前記係止部41と前記装置本体11間の伸縮領域62に設定することで、シート1の作動に応じてカールコード15に加わる張力等の負荷を防止することができる。
【0024】
また、シート1のシートバック21とバックボード24間に設けられた係止部材25を、異なる箇所のクリップ23,23と、バックシート21とバックボード24間の挟持部との三箇所で位置決め固定することができる。
【0025】
これにより、シートバック21にカールコード15係止用の係止穴を開設したり、ブラケットを固定する等の後加工を施すことなく、カールコード15の係止部41を設けることができ、現状復帰が可能となる。
【0026】
なお、本実施の形態にあっては、係止部材25の中途部がカールコード15に結び付けられてなる係止部41を例に挙げて説明したが、これに限定されるものでは無く、前記係止部材25が折り返されてなる折返し部の一部をバックボード24から延出して前記係止部41を構成したり、係止部材25の中途部にカールコード15に着脱自在に係合するクリップを設けて前記係止部41を構成しても良い。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の請求項1の配索構造にあっては、装置本体からコントローラへ延びるケーブルの中途部を、シートバックに設けられた係止部で係止することにより、シートクッション上の着座者が操作するコントローラから係止部間に位置するケーブルの高さ位置を、シートクッションより高位置に維持することができる。これにより、シート下方へのケーブルの垂れ下がりを防止することができる。
【0028】
したがって、ケーブルがシート下方へ垂れ下がり、シート下部のスライド機構や回転機構等に挟み込まれる恐れのあった従来と比較して、挟み込みに起因した断線等の不具合を防止することができる。
【0029】
そして、ケーブルの余裕代を、前記係止部と前記装置本体間に設定することで、シートの作動に応じてケーブルに加わる張力等の負荷を防止することができる。
【0030】
また、請求項2の配索構造においては、シートバックとバックボード間に設けられた係止部材を、異なる箇所のクリップと、バックシートとバックボード間の挟持部との三箇所で位置決め固定することができる。
【0031】
これにより、シートバックに係止穴を開設したり、ブラケットを固定する等の後加工を施すことなく、ケーブルの係止部を設けることができ、現状復帰が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す側面図である。
【図2】同実施の形態の要部を示す背面図である。
【図3】同実施の形態の係止部材を示す説明図である。
【図4】従来の配索構造を示す側面図である。
【符号の説明】
1 シート
11 装置本体
15 カールコード(ケーブル)
16 コントローラ
21 シートバック
24 バックボード
25 係止部材
31 上ループ(被係止部)
32 下ループ(被係止部)
51 シートクッション
Claims (2)
- シートへの着座者が操作するコントローラと装置本体間に設けられたケーブルの配索構造において、
前記シートのシートバックに、前記ケーブルの中途部を係止する係止部を設け、該係止部での前記ケーブルの高さ位置を、前記シートのシートクッションより高位置に設定したことを特徴する配索構造。 - 前記シートバックと該シートバックに複数のクリップで固定されたバックボードとの間に紐状の係止部材を設け、
該係止部材に、異なる箇所のクリップで係止される少なくとも一対の被係止部を設けるとともに、両被係止部間に、前記バックシートと前記バックボードとに挟まれて位置決めされ、該バックボードの外周部に延出する前記係止部を設定したことを特徴する請求項1記載の配索構造。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003079664A JP2004284497A (ja) | 2003-03-24 | 2003-03-24 | 配索構造 |
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003079664A JP2004284497A (ja) | 2003-03-24 | 2003-03-24 | 配索構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004284497A true JP2004284497A (ja) | 2004-10-14 |
Family
ID=32984902
Family Applications (1)
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