JP2004283354A - 遊技用システム - Google Patents

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Abstract

【課題】特典付与状況に基づいた対応を簡便に実施できるようにすること。
【解決手段】遊技者関連情報記憶手段125と、催事関連情報設定手段126と、催事情報記憶手段125と、を有する管理装置120と、遊技機2に対応して設けられ、記録媒体の記録情報の読み出しを行う読み出し手段327と、該読み出された情報を前記管理装置120に送信する送信手段334とを備える遊技用装置3と、から成り、前記管理装置120は、前記集計された参加回数と特典付与回数とに基づいて、該集計された参加回数に対する集計された特典付与回数の割合である特典付与率を、各遊技者毎に算出する付与率算出手段122と、該算出した特典付与率が抽出条件を満たす遊技者を抽出する抽出手段122と、該抽出された各遊技者に対する案内状を作成する案内状作成手段122と、を備える。
【選択図】 図20

Description

【0001】
【発明の属する技術の分野】
本発明は、遊技場において実施された催事(イベント)に関する情報を簡便に把握することのできる遊技用システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の遊技場にあっては、遊技客へのサービス向上や集客率の向上等を目的として、各種のイベント(催事)が実施されており、これらイベントに対応する遊技用システムとしては、遊技において特定の遊技状態、例えば大当り当選となった場合に、これら所定の遊技状態となった遊技機において遊技を実施している遊技者を対象としたイベント抽選を実施し、該抽選に当選すると、イベントにおける特典を受けることができるようにしたものがあった(特許文献−1)。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−122347号公報 (第4〜5頁、第4図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記特許文献1に示される台間玉貸機等を含むシステムにおいては、どの遊技者が抽選によってどの程度の特典付与を受けているのかを把握することが判らないことから、例えば抽選による特典の付与をほとんど受けることができなかった会員に対して何らの対策を講じること等ができず、遊技者のこれらイベントへの参加意欲が希薄なものになってしまい、ひいては客離れの要因となってしまう場合があるという問題があった。
【0005】
よって、本発明は上記した問題点に着目してなされたもので、特典の付与状況に基づいた各遊技者の対応を簡便に実施することのできる遊技用システムを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記した問題を解決するために、本発明の遊技用システムは、遊技者を個々に特定可能な遊技者特定情報に対応付けて該遊技者に関する遊技者関連情報が記憶された遊技者関連情報記憶手段と、催事対象者となる条件を含む催事関連情報を設定するための催事関連情報設定手段と、少なくとも該催事関連情報設定手段にて設定された催事関連情報を各催事毎に記憶する催事情報記憶手段と、を備える管理装置と、
遊技機に対応して設けられ、前記遊技者特定情報が記録された記録媒体を受付けて該記録情報の読み出しを行う読み出し手段と、該読み出し手段により読み出された前記遊技者特定情報を前記管理装置に送信する送信手段とを備える遊技用装置と、から成る遊技用システムにおいて、
前記管理装置は、
前記催事に参加した回数を各遊技者毎に集計する催事参加回数集計手段と、
前記催事への参加において特典が付与された回数を各遊技者毎に集計する特典付与回数集計手段と、
前記催事参加回数集計手段にて集計された参加回数と、特典付与回数集計手段にて集計された特典付与回数とに基づいて、該集計された参加回数に対する集計された特典付与回数の割合である特典付与率を、各遊技者毎に算出する特典付与率算出手段と、
該特典付与率算出手段にて算出した特典付与率が、予め定められた特典付与率の範囲である抽出条件を満たす遊技者を抽出する抽出手段と、
該抽出手段により抽出された各遊技者に対する案内状を作成する案内状作成手段と、を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、前記催事参加回数集計手段にて集計された参加回数と特典付与回数集計手段にて集計された特典付与回数との割合である特典付与率が、抽出条件として定められた予め定められた特典付与率の範囲を満たす遊技者が抽出され、該抽出した各遊技者に対する案内状が前記案内状作成手段により作成されるようになるため、特典の付与状況である特典付与率に基づいて、各遊技者への対応として案内状を作成するという対応を簡便に実施することができる。
【0007】
本発明の遊技用システムの前記管理装置は、前記案内状において案内を行う案内情報を記憶する案内情報記憶手段を備え、前記案内状作成手段は該案内情報記憶手段に記憶されている案内情報に基づいて案内状を作成することが好ましい。このようにすれば、案内情報記憶手段に予め案内状において案内を行う案内情報を記憶しておくことで、より一層簡便かつ迅速に案内状を作成することができる。
【0008】
本発明の遊技用システムは、遊技者を個々に特定可能な遊技者特定情報に対応付けて該遊技者に関する遊技者関連情報が記憶された遊技者関連情報記憶手段と、催事対象者となる条件を含む催事関連情報を設定するための催事関連情報設定手段と、少なくとも該催事関連情報設定手段にて設定された催事関連情報を各催事毎に記憶する催事情報記憶手段と、を備える管理装置と、
遊技機に対応して設けられ、前記遊技者特定情報が記録された記録媒体を受付けて該記録情報の読み出しを行う読み出し手段と、該読み出し手段により読み出された前記遊技者特定情報を前記管理装置に送信する送信手段とを備える遊技用装置と、から成る遊技用システムにおいて、
前記管理装置は、
前記催事に参加した回数を各遊技者毎に集計する催事参加回数集計手段と、
前記催事への参加において特典が付与された回数を各遊技者毎に集計する特典付与回数集計手段と、
前記催事参加回数集計手段にて集計された参加回数と、特典付与回数集計手段にて集計された特典付与回数とに基づいて、該集計された参加回数に対する集計された特典付与回数の割合である特典付与率を、各遊技者毎に算出する特典付与率算出手段と、
該特典付与率算出手段にて算出した各遊技者毎の特典付与率に基づいて、各遊技者を複数のグループに分類する分類手段と、
各グループ毎に対応付けて、当該グループに分類された各遊技者に対して案内状にて案内する案内情報を記憶するためのグループ別案内情報記憶手段と、
前記グループ別案内情報記憶手段において当該遊技者が該当するグループに対応して記憶されている案内情報に基づいて、前記分類手段にて分類した各遊技者に対する案内状を作成する案内状作成手段と、を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、前記催事参加回数集計手段にて集計された参加回数と特典付与回数集計手段にて集計された特典付与回数との割合である特典付与率に基づいて、前記分類手段により各遊技者が複数のグループに分類され、該分類された各グループに対応する案内情報に基づく各遊技者に対する案内状が、前記案内状作成手段により作成されるようになるため、特典の付与状況である特典付与率に基づいて、各遊技者への対応として案内状を作成するという対応を簡便に実施することができる。
【0009】
本発明の遊技用システムの前記遊技者関連情報記憶手段には、各遊技者の電子メールアドレスが記憶されており、前記案内状作成手段が作成する案内状は、前記遊技者関連情報記憶手段に記憶されている各遊技者の電子メールアドレスへの電子メールであり、
前記管理装置は、前記案内状作成手段により作成された電子メールを送信するための電子メール送信手段を備えることが好ましい。
このようにすれば、案内状を電子メールとすることで、迅速且つ確実に該案内状を各遊技者に届けることができるばかりか、これら案内状の作成や送付に伴う労力も削減できる。
【0010】
本発明の遊技用システムの前記管理装置は、
前記案内状作成手段により案内状を作成した遊技者を記憶する案内状作成遊技者記憶手段と、
前記送信手段から送信されてきた前記遊技者特定情報に基づいて、該遊技者特定情報から来店したと特定される遊技者が前記案内状作成遊技者記憶手段に記憶されている案内状を作成した遊技者であるか否かを判定し、該判定に基づいて前記案内状を作成した遊技者の来店状況を集計する案内状作成遊技者来店状況集計手段と、
該案内状作成遊技者来店状況集計手段にて集計された前記案内状を作成した遊技者の来店状況を出力する案内状作成遊技者来店状況出力手段と、を備えることが好ましい。
このようにすれば、前記案内状作成手段によって案内状が作成された遊技者の来店状況が、前記案内状作成遊技者来店状況集計手段にて集計され、前記案内状作成遊技者来店状況出力手段にて出力されるようになるため、前記案内状作成手段によって案内状が作成された遊技者の来店状況を簡便に把握でき、これら案内状の送付による効果を容易に確認できる。
【0011】
本発明の遊技用システムの前記管理装置は、前記催事に参加した遊技者が、当該参加した催事に対して予め設定されている特典付与条件が成立したか否かを判定する付与条件成立判定手段を備え、
前記特典付与回数集計手段は、前記付与条件成立判定手段にて特典付与条件が成立したと判定したことに基づいて、特典付与回数を集計することが好ましい。
このようにすれば、前記特典付与回数集計手段による特典付与の集計が、付与条件成立判定手段による特典付与条件の成立判断に基づいて実施されるようになるので、これら特典付与の実施を人為的に入力するのに比較して、簡便かつ正確な特典付与回数の集計を実施できるようになる。
【0012】
本発明の遊技用システムの前記管理装置は、前記特典付与条件を設定変更するための特典付与条件設定手段を備えることが好ましい。
このようにすれば、特典付与条件を適宜に変更できるようになるため、遊技場の要望に沿った特典付与条件を設定できる。
【0013】
本発明の遊技用システムの前記管理装置は、前記送信手段から送信されてきた前記遊技者特定情報に基づいて、該遊技者特定情報から特定される遊技者が来店したことを特定する来店特定手段と、該来店特定手段により来店したことが特定されたことに基づいて、各遊技者毎の来店回数を集計する来店回数集計手段と、該来店回数集計手段にて集計された来店回数が予め定められた所定回数を満たす遊技者を抽出する来店回数対象者抽出手段と、該来店回数対象者抽出手段にて抽出した遊技者の前記遊技者特定情報を出力する来店回数対象者出力手段と、を備えることが好ましい。
このようにすれば、来店回数が予め定められた所定回数を満たす遊技者を簡便に把握することができる。
【0014】
本発明の遊技用システムの前記管理装置は、前記催事参加回数集計手段にて集計された参加回数が、予め定められた所定回数を満たす遊技者を抽出する参加回数対象者抽出手段と、該参加回数対象者抽出手段にて抽出した遊技者の前記遊技者特定情報を出力する参加回数対象者出力手段と、を備えることが好ましい。
このようにすれば、催事への参加回数が予め定められた所定回数を満たす遊技者を簡便に把握することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。尚、以下の実施例においては、遊技機として遊技媒体であるパチンコ玉が払い出される通常のパチンコ機を用いた例を示すが、本発明はこれに限定されるものではなく、その他の遊技機、例えばパチンコ玉が指触不能に封入された封入式パチンコ機や、遊技媒体としてコインやパチンコ玉を使用するスロットマシンやパチロット、更には完全クレジット式のスロットマシン等の遊技機においても適用可能である。
【0016】
(実施例)
図1は、本発明が適用された本実施例の遊技用システムの構成を示す図であり、遊技場において複数配置された遊技島に並設される遊技機であるカードリーダ式パチンコ機(以下パチンコ機)2と、該パチンコ機2に対して1対1に対応設置されるカードユニット3と、前記カードユニット3にて使用される後述の会員カード並びにビジターカードの管理等を行う管理コンピュータ100と、前記パチンコ機2の遊技情報等を管理するホールコンピュータ140と、前記会員カードを所持する会員遊技者に関する情報並びにイベント(催事)に関する情報を管理する会員管理コンピュータ120と、から主に構成されており、前記管理コンピュータ100、会員管理コンピュータ120、ホールコンピュータ140、カードユニット3とはハブ(HUB)7並びに中継器6並びに通信ケーブル8を介して双方向のデータ通信可能に接続されていて、各接続機器にはそれぞれローカルIPアドレスが付与されてローカルエリアネットワーク(LAN)が形成されており、各ローカルIPアドレスを送信データに付与して送受信することにより、互いにデータの送受を実施できるようになっている。
【0017】
また、前記ローカルエリアネットワーク(LAN)上の中継器6には、インターネット網への接続サービスを行うインターネットプロバイダ(ISP)に接続されたルータ5が接続されており、前記会員管理コンピュータ120は、中継器6並びにルータ5を介してインターネットプロバイダ(ISP)に設けられている電子メール送信用のSMTPサーバに電子メールを送信することで、該電子メールが送信先の各電子メールアドレス先に送信されるようになっている。
【0018】
また、前記管理コンピュータ100は、通信回線11を介してカード管理会社に設置された管理サーバ12と双方向のデータ通信を実施できるように接続されていて、カード管理会社は、該管理サーバ12にて各遊技場の会員カード並びにビジターカードによる売上や、管理コンピュータ100並びにカードユニット3のエラー状況等を把握できるようになっている。
【0019】
初めに、本実施例に用いた遊技機であるパチンコ機2について説明すると、図2に示すように、額縁状に形成されたガラス扉枠202を有し、該ガラス扉枠202の下部表面には打球供給皿203がある。打球供給皿203の上面所定箇所には、操作部14が設けられているとともに、打球供給皿203の下部には、打球供給皿203から溢れた景品玉を貯留する余剰玉受皿204と打球を発射する打球操作ハンドル(以下操作ノブ)205とが設けられている。
【0020】
また、前記操作部14の上面には、前記カードユニット3において会員カード並びにビジターカードより読み出された度数が表示される度数表示部17(図3参照)と、遊技の開始または前記打球供給皿203に持玉が少なくなったか或いは無くなった際に押圧操作されることで、前記度数表示部17に度数が存在する場合に所定数量のパチンコ玉の貸出がパチンコ機2より実施される貸出ボタンスイッチ16(図3参照)と、遊技の終了時にて前記カードユニット3に受付中の会員カード並びにビジターカードを返却させるための返却ボタンスイッチ15(図3参照)と、が設けられており、これら各部は操作部14内部に設けられている操作基板18(図3参照)上に実装されている。
【0021】
前記ガラス扉枠202の後方には、図2に示すように、遊技盤206が着脱可能に取付けられている。また、遊技盤206の前面には遊技領域207が設けられている。この遊技領域207の中央付近には、「特別図柄」と呼ばれる複数種類の識別情報が変動表示される特別変動表示部209と、「普通図柄」と呼ばれる複数種類の識別情報が変動表示される普通変動表示部210とが設けられている。また遊技盤206には、複数の入賞口224や通過ゲート211、可変入賞口214と可動片215から構成された可変始動入賞球装置213、大当り状態において開成する開閉板220を備える可変入賞球装置216が設けられているとともに、遊技領域207の下部には、入賞しなかった打込玉を回収するアウト口226が形成されている。
【0022】
前記打球操作ノブ205の操作によって揺動されるハンマー(図示略)によって発射された打玉は、打球レールを通って遊技領域207に入り、その後、遊技領域207を流下していく。この際、発射勢いが弱すぎて前記遊技領域207に達しなかったパチンコ玉は、環流経路(図示略)を通じて前記余剰玉受皿204に環流されるようになっている。
【0023】
また、前記遊技領域207に打ち込まれた打込玉が通過ゲート211を通過すると、普通変動表示部210に停止表示されている普通図柄が変動開始する。
【0024】
普通変動表示部210の変動表示動作後の表示結果が予め定められた特定の表示結果(たとえば7)となった場合に、前記可変始動入賞球装置213に設けられた可動片215が遊技者にとって不利な第2の状態から所定時間(本実施例では0.5秒間)開成して遊技者にとって有利な第1の状態となる。
【0025】
また、可変入賞口214にパチンコ玉が入賞すると、特別変動表示部209において全特別図柄が変動表示を開始する。そして、その後、左、中、右の特別図柄が停止し、その停止表示結果が予め定められた特定の表示態様(たとえば777や444)となった場合に、特定遊技状態(大当り状態)が発生する。このように大当り状態が発生した場合には、可変入賞球装置216に設けられた開閉板220が開成して遊技者にとって有利な第1の状態となる。この第1の状態は、所定期間(たとえば30秒間)の経過または打玉の所定個数(たとえば10個)の入賞のうちいずれか早い方の条件が成立することにより終了し、その後、遊技者にとって不利な第2の状態となる。第1の状態となっている可変入賞球装置216の大入賞口内に進入した打玉が特定入賞領域(Vポケット)に入賞して図示しないVカウントスイッチにより検出されれば、その回の第1の状態の終了を待って前記第2の状態から前記第1の状態に制御する繰返し継続制御が行なわれる。この繰返し継続制御の上限回数は例えば15回と定められている。
【0026】
また、前記特別変動表示部209で変動表示された左、中、右の特別図柄が所定の確率変動図柄に一致した大当り図柄の組合せ(たとえば777や333)で停止表示される特別の表示態様となったときには、前記繰返し継続制御による「大当り」の終了後に、再度大当りとなる確率が通常の確率状態よりも高い確率状態となる確率変動状態となるようになっており、これら確率変動図柄での大当りを、前記確率変動図柄以外(たとえば444や888)の「通常の大当り」と区別して「確変大当り」と呼称し、これら確変大当りの発生に伴って、後述する大当り信号並びに非通常状態信号が外部に出力される。
【0027】
これら確率変動状態においては、確率変動状態であることが遊技効果ランプ等の点灯態様が確率変動状態に対応した態様に変更されることで報知されるとともに、次の大当りが発生するまでの間において、前記可変始動入賞球装置213に設けられた可動片215が遊技者にとって有利な第1の状態となる頻度が、前記変動表示装置210の普通図柄の変動表示開始から停止表示までの時間が通常の遊技状態よりも短縮(本実施例では前記変動表示から停止表示までの時間が通常遊技状態において30秒から3秒へ短縮)されることで向上されるとともに、前記可動片215が開成している期間が通常遊技状態よりも延長(通常遊技状態では0.5秒が3秒に延長)されることで、前記特別変動表示部209での変動表示が開始される始動入賞がし易い状態が保持されるとともに、該始動入賞に伴う賞球が払い出されることで、これら確率変動状態中において、遊技者の持ち玉が大きく減少しないようになっている。
【0028】
これら確率変動状態中において発生した大当りが、再度、確率変動図柄による「確変大当り」である場合には、該大当り状態の終了後に再度確率変動状態となり、これら確率変動状態が該確率変動状態中において発生した大当りが「確変大当り」である場合に継続されることで大当り状態が連続して発生する連荘状態となる。
【0029】
また、確率変動状態中において発生した大当りが、前記確率変動図柄以外の「通常の大当り」であった場合には、該大当り状態の終了後には、前記確率変動状態とならずに、前記変動表示部209が変動表示動作を所定回数(例えば100回)行うまでの間、前記可変入賞口214に設けられた可動片215が、遊技者にとって有利な第1の状態に変化する頻度が向上する時短状態(普通有利状態)が発生する。
【0030】
これら時短状態における遊技者にとって有利な第1の状態である可動片215が開成状態となる頻度の向上は、前記確率変動中における可動片215の開成頻度の向上とほぼ同様に、前記変動表示装置210の普通図柄の変動表示から停止表示までの時間が通常の遊技状態よりも短縮(本実施例では前記変動表示から停止表示までの時間が通常遊技状態において30秒から3秒へ短縮)されることで向上されるとともに、前記可動片215が開成している期間が通常遊技状態よりも延長(通常遊技状態では0.5秒が3秒に延長)されることで、前記特別変動表示部209での変動表示が開始される始動入賞がし易い状態が保持されるとともに、該始動入賞に伴う賞球が払い出されることで、これら時短状態中において、遊技者の持ち玉が大きく減少しないようになっている。
【0031】
尚、本実施例では、これら時短状態中における遊技者にとって有利な第1の状態である可動片215が開成状態となる頻度の向上を、前確率変動状態の場合と同一としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらの頻度の向上の形態を、時短状態中と確率変動中において個別の形態としても良い。
【0032】
更に、本実施例のパチンコ機2においては、前記時短状態が、確率変動状態中以外において発生した「通常の大当り」の終了後においても、前記した時短状態が、前記変動表示部209が変動表示動作を所定回数(例えば100回)行うまでの間において付与される。つまり、本実施例のパチンコ機2においては、全ての「通常の大当り」の終了後において前記時短状態が付与されるようになっている。尚、本実施例に用いたパチンコ機2では、これら確率変動状態中以外において発生した「通常の大当り」の終了後に付与される時短状態の変動表示動作回数(例えば100回)を、前記確率変動状態中において発生した「通常の大当り」の終了後に付与される時短状態の変動表示動作回数(例えば100回)と同様としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、前記確率変動状態中以外において発生した「通常の大当り」の終了後に付与される時短状態の変動表示動作回数を、前記確率変動状態中において発生した「通常の大当り」の終了後に付与される時短状態の変動表示動作回数よりも少ない変動表示動作回数(例えば30回)とするようにしても良い。
【0033】
また、本実施例のパチンコ機2においては、前記時短状態中において「通常の大当り」が発生した場合にも、該「通常の大当り」の終了後に新たな時短状態が付与されるようになっている。
【0034】
また、前記実施例でのパチンコ機2は全ての「通常の大当り」の終了後において前記時短状態(普通有利状態)が付与されるようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、通常遊技状態中に前記確率変動図柄以外の「通常の大当り」であった場合には、時短状態(普通有利状態)を付与しないパチンコ機を用いても良い。
【0035】
これら本実施例に用いたパチンコ機2の構成を図3に基づいて説明すると、該パチンコ機2には、前記変動表示部209の表示制御を行う表示制御基板280と、前記打球操作ハンドル205の操作に基づき打球供給皿203に払い出されたパチンコ玉を遊技領域207に発射する打球発射装置の制御を行う発射制御基板291と、図示しない玉タンクに供給されたパチンコ玉の払出を実施する玉払出装置297に接続され、後述の遊技制御基板231から出力される賞球信号並びにカードユニット3より入出力される各種信号に基づきパチンコ玉の払出制御を行うとともに、前記玉払出装置297から払い出された賞球数の情報を出力する賞球制御基板237と、遊技効果ランプ等の制御を実施するランプ制御基板235と、スピーカから出力される音声の制御を行う音声制御基板270と、前記大当り状態や前記時短状態や前記大当り状態或いは確率変動状態或いは時短状態のいずれかである非通常遊技状態を示す情報と、前記変動表示部209における変動表示回数を特定可能な情報や、打玉が前記可変始動入賞球装置213に入賞したことを示す特別始動領域通過情報、並びに各入賞口への入賞情報を、所定の信号形態にて出力する情報出力基板298と、これら各部の制御を実施する遊技制御基板231と、が設けられており、これらは図3に示すように接続されている。
【0036】
また、前記賞球制御基板237は、信号ケーブル10の一部を通じて前記カードユニット3に接続されていて、前記玉払出装置297から払い出された賞球数の所定球数(例えば10球)毎に所定時間幅のパルスとして賞球信号を該カードユニット3に出力するとともに、該カードユニット3内に設けられている制御ユニット328に信号ケーブル9を介して接続されていて、台端末貸出完了信号(EXS)や台READY信号(PRDY)を前記カードユニット3の制御ユニット328に出力するようになっているとともに、該制御ユニット328より出力されるカードユニットREADY信号(BRDY)や台端末貸出要求完了確認信号(BRQ)が入力されるようになっていて、これらの信号の授受に基づいて、該賞球制御基板237が前記玉払出装置297からのパチンコ玉の払い出しを実施することで、該カードユニット3に挿入された会員カード並びにビジターカードに記録されている度数を使用したパチンコ玉の貸出が、パチンコ機2において実施されるようになっている。
【0037】
また、前記情報出力基板298は、図3に示すように、信号ケーブル10を介してカードユニット3に接続されており、該情報出力基板298からは、図4に示すように大当り発生中において継続して出力される大当り信号や、前記時短状態中において継続して出力される時短信号や、前記大当り状態中或いは前記時短状態中或いは確率変動状態中のいずれかの状態中において継続して出力される非通常遊技状態信号に加えて、前記特別変動表示部209における特別図柄の停止表示時に所定時間幅のパルスとして出力されるスタート信号や、前記遊技領域207に設けられた各入賞口224へ打玉が入賞した際に所定時間幅のパルスとして出力される入賞球信号1、入賞球信号2,入賞球信号3が、信号ケーブル10を介してカードユニット3に出力される。
【0038】
尚、前記信号ケーブル10の一部は、パチンコ機2の下方に、該パチンコ機2において遊技に使用されたパチンコ玉を計数するために設けられているアウト球計数器26に接続されており、該アウト球計数器26において所定球数のアウト玉(打込玉)数が計数される毎に所定時間幅のパルスとして出力されるアウト玉計数信号が、前記カードユニット3に出力されるようになっている。
【0039】
このようにして、出力された各パチンコ機2の情報出力基板298並びに賞球制御基板237からの各出力信号と、各パチンコ機2に対応して設けられているアウト球計数器26からの出力信号とが、カードユニット3に出力されることで、図5に示すように、該カードユニット3において、前記大当り信号と非通常遊技状態信号と時短信号の有無に基づく状態データが生成されるとともに、前記した賞球信号、アウト玉計数信号、スタート信号、入賞球信号1、入賞球信号2、入賞球信号3の各パルス信号の出力があった場合には、該信号出力に基づいて、信号数が累積加算されることで、会員管理コンピュータ120並びにホールコンピュータ140からのデータ要求に基づいて、所定のデータヘッダに続いて、該カードユニット3を識別可能に付与されたユニットIDと各信号の出力元であるパチンコ機2の台番号とともに、前記生成された遊技状態データ、並びに前記賞球信号の累積加算値である賞球データ、前記アウト玉計数信号の累積加算値である打込データ、前記スタート信号の累積加算値であるスタート回数データ、前記入賞球信号1の累積加算値である入賞球数データ1、前記入賞球信号2の累積加算値である入賞球数データ2、前記入賞球信号3の累積加算値である入賞球数データ3と、送信データのエラー修正に使用されるECCデータが配列された送信データが送信される。
【0040】
尚、前記したカードユニット3は、所定時間間隔(約10秒)毎に、接続されているパチンコ機2から収集したデータを、前記会員管理コンピュータ120並びにホールコンピュータ140に送信するようになっているが、これらは通常状態においてのみであり、パチンコ機2において大当り状態や確変状態並びに時短状態が発生或いは移行した場合には、緊急状態として該パチンコ機2の送信データが、割込の送信データとして、通常の送信とは個別とされて迅速に会員管理コンピュータ120並びにホールコンピュータ140に送信されることにより、会員管理コンピュータ120並びにホールコンピュータ140がこれらパチンコ機2にて大当り状態や確変状態並びに時短状態の発生或いは移行を、遅滞なく把握できるようになっている。
【0041】
また、前記操作基板18は、前述の賞球制御基板237並びに信号ケーブル9を介してカードユニット3に接続されており、前記貸出ボタンスイッチ16が操作されて遊技者による玉貸し操作がなされた場合に出力される貸出入力信号や、返却ボタンスイッチ15が操作された場合に出力される返却入力信号が、前記カードユニット3の制御ユニット328に出力されるようになっているとともに、該制御ユニット328より出力される前記度数表示部17の度数表示信号が入力されることで該度数表示部17に該度数表示信号に基づく度数が表示されるようになっている。
【0042】
次に、本実施例の遊技用表示装置としてのカードユニット3について説明すると、本実施例に用いたカードユニット3は、通常のカードユニットと同様に、ビジターカード並びに会員カードに記憶された遊技用価値であるプリペイド度数を使用してパチンコ球を借り受けて遊技を実施できるとともに、遊技用価値であるプリペイド度数が少なくなるか或いは無くなった際に、紙幣を投入して追加入金をでき、更に、一度遊技にて獲得した獲得玉数である貯蓄玉数を再度遊技に使用できるようになっている。
【0043】
この本実施例のカードユニット3の前面には、図2に示すように、その最上部位置にはカードユニット3の動作や管理コンピュータ100との通信状態を報知する動作ランプ301が設けられており、遊技場の係員等がカードユニット3稼働状況やホールコンピュータとの通信状態の不具合の発生を知覚できるようになっている。
【0044】
この動作ランプ301の下方位置には、紙幣を挿入可能とされた紙幣挿入口302が設けられていて、遊技者は貨幣として紙幣を投入できるようになっている。
【0045】
また、カードユニット3の前面略中央下部位置には、後述する貸与処理における貸出単位(1回の貸出操作で使用される度数の大きさ)の変更が可能である場合に点灯される変更可能ランプ305と、該変更可能ランプ305が点灯中に操作されることで前記貸出単位を変更する貸出単位変更ボタンスイッチ306と、前記貸出単位等が表示される貸出単位表示部307と、前記会員カードやビジターカードから読み出された度数等が表示される度数表示部309と、対応する遊技機の連結方向を示す方向指示ランプ311と、後述するICカードリーダライタ327にカードが挿入中である旨を示す挿入中ランプ312と、を有する操作パネル320が設けられており、遊技者が各種操作を実施可能とされている。
【0046】
また、操作パネル320の下方位置には、会員カード並びにビジターカードを挿入可能なカード挿入口319が設けられている。
【0047】
そこで、本実施例にて前記会員カード並びにビジターカードに用いた記録媒体について簡潔に説明すると、本実施例では予め会員登録をした会員遊技者に対して発行される会員カードと、会員ではないビジター遊技者が使用するビジターカードと、の2種類のICカードを用いている。
【0048】
この本実施例に用いたICカードは、その内部に種々のデータを記憶可能な不揮発性のメモリと、非接触にて該不揮発性メモリの記憶データや書き込みデータを送受信可能とするとともに、外部から動作電力を供給するためのコイルアンテナを有する非接触ICカードとされており、本実施例では、これら非接触ICカードを会員カードとビジターカードとして使用するために、会員カードの裏面には、会員ID等の会員情報を記録するための磁気ストライプが設けられていて、該磁気ストライプの有無で会員カードとビジターカードが識別できるようにしている。
【0049】
また、これら磁気ストライプの記録情報である会員ID等のデータが、該会員カードの挿入時に前記カードユニット3のICカードリーダライタ327にて読み取られて前記会員管理コンピュータ120へ送信されることで、会員管理コンピュータ120が各カードユニット3に受付け中の会員カードの会員IDを把握できるようになっているとともに、該会員カードを所持する会員遊技者が、後述する貯玉の使用処理(再プレイ)を受けられるようになっている。
【0050】
また、これら会員カード並びにビジターカードに搭載されているICチップの内部メモリには、各カードを個別に識別可能とするとともに、該カードが使用を許諾された遊技場(本実施例ではカード会社から会員カード並びにビジターカードを購入した遊技場)を特定可能な遊技場コードを含むカードIDや、該カードに残存する遊技用価値である度数の大きさである度数データや、各機器との相互認証を実施する際に使用される機器認証用暗号データや実際の記録データの送受信においてデータの暗号化に使用される暗号鍵データ、並びに書き換え回数データ等が記録されている。
【0051】
また、本実施例の前記表示操作部取付け口375に装着される表示操作ユニット321は、図23に示すように、表示操作ユニット321の一面に、対応するパチンコ機2の遊技情報並びに受付中の会員カードから特定される貯蓄玉数に基づく再プレイ可能回数や暗証番号入力用のテンキー等が表示されるカラー液晶パネル303と、該カラー液晶パネル303の上面に配置された透明タッチパネル314と、貯蓄玉数の内の所定の玉数払戻を実施するための再プレイキースイッチ315と、挿入されたカードが会員カードである場合において、度数を使用しての遊技と該会員カードの会員IDにより特定される貯蓄玉数を用いて遊技との切替を実施する場合に操作されるプレイ選択キースイッチ316と、前記カラー液晶パネル303に図23に示すメインメニューを表示させるためのメニューキースイッチ317と、が設けられている。
【0052】
この本実施例に用いたカードユニット3の構成を図3に基づいてより詳細に説明すると、該カードユニット3には、最上部前面位置に設けられている前記動作ランプ301が接続されるとともに、前記変更可能ランプ305や貸出単位変更ボタンスイッチ306、貸出単位表示部307、度数表示部309、方向指示ランプ311、挿入中ランプ312、前記貸出単位表示部307や度数表示部309の表示ドライバ(図示略)等が実装され、これら各部と後述する制御ユニット328との制御信号の入出力等が行われる操作基板320が設けられており、これら操作基板320は、カードユニット3の前面パネルに沿って配置されている。
【0053】
また、カードユニット3内の上部位置には、前記紙幣挿入口302に連設され、該紙幣挿入口302に投入された紙幣を取り込んでその真贋や紙幣種別の識別を実施し、その識別結果を装置中央部に設けられている後述の制御ユニット328に出力する紙幣識別ユニット322が設けられており、該紙幣識別ユニット322にて各種紙幣(1万円、5千円、2千円、千円の各紙幣)の受付が可能とされている。
【0054】
この紙幣識別ユニット322の下方位置には、前記表示操作部取付け口375に対応して並ぶように中継基板(図示略)が配置され、該中継基板に実装されているボードコネクタ(図示略)に表示操作ユニット321が接続されるとともに、中継基板(図示略)の下方位置に実装されている接続コネクタ(図示略)が、該中継基板(図示略)の下方に設けられて、カードユニット3の動作制御を行う制御ユニット328に図示しない接続ケーブルにより接続されることで、該中継基板(図示略)を介して表示操作ユニット321が制御ユニット328と接続され、各種の信号の授受を実施できるようになっている。
【0055】
また、本実施例の中継基板(図示略)には、ケーブルテレビ局からのテレビ電波が伝送される同軸ケーブルが装着可能な同軸ケーブル接続部(図示略)が設けられており、表示操作ユニット321を装着することで、表示操作ユニット321に内装されているユニット基板350上のテレビチューナーユニット344にテレビ電波が伝送されるようになっている。
【0056】
また、カードユニット3の下方位置には、前記カード挿入口319に連設するように配置され、これらカード挿入口319に挿入されて受付けた会員カード並びにビジターカードの前記ICチップに記録されている記録情報の読み出し並びに書き込み等を行うとともに、挿入されたカードが会員カードである場合において、該会員カードの裏面に設けられている前記磁気ストライプの記録データの読み出しのみを行うICカードリーダライタ327が設けられている。
【0057】
この本実施例に用いたICカードリーダライタ327の内部には、挿入された会員カード並びにビジターカードとのデータ送受の制御を行う通信基板と、前記カード挿入口319からの会員カード並びにビジターカードの搬送機構や、会員カード並びにビジターカードへの給電やデータ通信を行う通信ヘッドや、前記会員カードの磁気ストライプに記録されている記録データを読み取るための読み取りヘッドや、該ICカードリーダライタ327の制御を行うコントローラ等が実装された制御基板(図示略)と、が設けられており、挿入されている会員カード並びにビジターカードへのデータの読み取り及び書き込みが非接触状態にて可能とされているとともに、前記制御基板は、後述する制御ユニット328に接続されており、該制御ユニット328に対して会員カード並びにビジターカードから読み出したデータや会員カード並びにビジターカードに記録する各種データの送受が実施可能とされている。
【0058】
また、カードユニット3の略中央部位置には、前記紙幣識別ユニット322や中継基板(図示略)、ICカードリーダライタ327に接続され、該紙幣識別ユニット322との各種信号の入出力を行うI/Oポート332a、前記中継基板(図示略)を介して表示操作ユニット321との各種信号の入出力を行う接続ポート332eや、前記ICカードリーダライタ327に接続され、該ICカードリーダライタ327との各種データの送受を行うためのI/Oポート332d、前記操作基板320に接続されて各種信号の入出力を行うI/Oポート332b、前記パチンコ機2の賞球制御基板237や操作基板18との各種信号の入出力を行うI/Oポート332c、前記情報出力基板298、賞球制御基板237並びにアウト球計数器26から出力される各種信号が入力されるI/Oポート332f、前記ハブ7並びに通信ケーブル8を介して会員管理コンピュータ120等とのデータ通信を行うための通信部334、現在の時刻情報を出力するリアルタイムクロック(RTC)333、これらカードユニット3を構成する各部の制御や前記操作基板18に実装された度数表示部17の制御等を実施するMPU329、各種レジスタやワークメモリ等として使用されるRAM330、前記MPU329が実行する制御内容が記述された制御プログラムやカードユニット3の装置ID等の情報等が記憶されたROM331、後述する遊技情報テーブルが記憶される不揮発性メモリであるフラッシュメモリ336等が設けられた制御ユニット328を内蔵しており、これら各部は図3に示すように接続されていて、前記MPU329が実行する制御プログラムにより、カードユニット3を構成する各部の動作が制御される。
【0059】
ここで、カードユニット3にて前記表示操作部取付け口375に装着される表示操作ユニット321の構成について図3に基づき説明すると、該表示操作ユニット321に内装されているユニット基板350には、図3に示すように、前述した再プレイキースイッチ315やプレイ選択キースイッチスイッチ316、メニュー選択キースイッチ317、並びにカラー液晶パネル303並びに透明タッチパネル314に加えて、該カラー液晶パネル303並びに透明タッチパネル314とともにテレビチューナーユニット344に接続されて、前記カラー液晶パネル303へのテレビ映像や各種画像の表示制御を実施するとともに、前記透明タッチパネル314における操作位置情報を後述するマイクロプロセッサ(MPU)343に出力する画像表示制御部を構成する透明タッチパネルドライバ345や、カードユニット3の中継基板(図示略)から入力されるテレビ電波によりテレビ映像を再生するテレビチューナーユニット344や、該テレビチューナーユニット344から出力されるテレビ音声を出力するスピーカ337や、比較的処理能力に優れ、表示操作ユニット321の動作制御を行うとともに、前記透明タッチパネルドライバ345から出力されてくる操作位置情報とカラー液晶パネル303上に表示させている操作部画像とから、該操作位置に該当する操作内容を特定し、該特定した操作内容に対応した所定信号を前記中継基板(図示略)を介して制御ユニット328へ出力する画像表示制御部を構成するマイクロプロセッサ(MPU)343と、該MPU343が抽選画像の生成処理等の各種処理等に使用するRAM342と、該MPU343が実施する前記操作位置に該当する操作内容の特定処理や入出力制御等の各種処理が記述された制御プログラムとともに、後述する抽選の実施の際にカラー液晶パネル303に表示する抽選演出の各種画像データが記憶されたROM341が設けられており、MPU343が前記中継基板(図示略)を介して制御ユニット328の接続ポート332eに接続されていることで、該制御ユニット328から遊技情報等の各種情報の出力を受けられるようになっている。
【0060】
尚、本実施例においては、表示操作ユニット321に透明タッチパネル314を設けており、このようにすることは、操作キー群をカラー液晶パネル303と個別に設ける必要がなく、カラー液晶パネル303の大きさを大きなものにできるばかりか、各種操作において対話型の操作受付けを実施できることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら透明タッチパネル314を用いずに、個別の操作キー群を設けて操作部を形成しても良い。
【0061】
また、本実施例においては、遊技情報表示手段としてカラー液晶パネル303を用いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら遊技情報表示手段として、近年実用化されてきている有機ELディスプレイやプラズマディスプレイ等の他の平面パネルを好適に使用することができるとともに、薄型のブラウン管を使用しても良い。
【0062】
また、透明タッチパネル314としては透明なポリエステルフィルム等に透明導電膜として酸化インジウム薄膜(ITO)を形成し、該薄膜の抵抗や誘電率等により、押圧位置を検出するものを好適に使用することができる。
【0063】
次いで、管理装置である会員管理コンピュータ120について説明すると、該会員管理コンピュータ120は、図6に示すように、コンピュータ内部にてデータの送受を行うデータバス121に、会員の個人情報を受付けて会員IDに対応付けて該個人情報並びに該会員に付与されたポイント数や貯蓄玉数、暗証番号等並びに会員の遊技履歴等の情報を管理するとともに、これら会員カードの使用に基づく来店判断処理や、その時点において実施されているイベント(催事)への参加判定処理や、参加判定処理における参加判定に基づく参加回数の集計処理、特典付与の判定処理、特典付与判定に基づく特典付与回数の集計処理、特典付与率の算出処理、特典付与率の値に基づいて各会員遊技者を各グループに分類する分類処理、来店回数が所定の設定回数を満たす会員遊技者を抽出する来店回数対象者抽出処理、イベントへの参加回数が所定の設定回数を満たす会員遊技者を抽出する参加回数対象者抽出処理、案内メールの作成処理、案内メールの送信処理、案内メールを送信した会員遊技者の来店状況の集計処理、後述の会員管理データベース(DB)の更新処理並びに前記カードユニット3や管理コンピュータ100からの売上情報に基づく後述するユニット管理テーブルの更新処理、後述するカードユニット3からの送信データに基づく遊技情報テーブルの内容や抽選対象用テーブルの内容を更新、集計する更新集計処理等を実施するCPU122、該CPU122が実施する各種処理におけるワークメモリ等として使用されるRAM123、時刻情報やカレンダ情報を出力するRTC124、磁気ディスクや光磁気ディスクから成る記憶装置125、新規会員に関する個人情報等の各種情報を受付けや、イベント抽選設定における抽選時間や当選数等の設定内容や付与特典等を受付けるためのキーボードやマウス等の入力装置126、機能選択を実施することで、新規会員の登録画面や売上情報並びに未発行の会員カードの会員IDや枚数等の情報画面、並びに抽出会員のリストやイベント抽選設定画面等の各種表示を出力するための表示装置127や、前記表示装置127に表示される各表示データや、抽出会員リストやダイレクトメール等を印刷出力するためのプリンタ128、前記管理コンピュータ100や前記カードユニット3(制御ユニット328)とのデータ通信を行う通信部129、が接続された通常のコンピュータである。
【0064】
また、前記記憶装置125には、該会員管理コンピュータ120が処理を実施するための処理プログラムに加えて、後述する抽選処理を実施するための抽選プログラムや、電子メールを送受信するための電子メールプレグラムや、図7(a)に示すように、各会員ID毎に、会員カードに記憶された会員カードID並びに会員カードIDと、その時点の貯蓄玉数と、本人確認のための暗証番号と、来店ポイント、並びに当該会員カードを所持する会員遊技者の氏名(名字並びに名前)、性別、年齢、誕生日、職業、郵便番号、住所、電話番号、携帯電話番号等の個人情報や、交通手段、趣味、記念日、電子メールアドレス並びにダイレクトメールの送付の可否等からなる会員遊技者の帰属情報と、来店回数と、当該会員がイベント(催事)に参加したイベント参加回数と、該イベントへの参加において特典が付与された特典付与回数と、イベント参加回数に対する特典付与回数の比率である特典付与率(%)と、該特典付与率(%)の値に基づくグループの種別と、特別に指定された案内メールの作成、送信の有無(案内メールを作成、送信した会員遊技者には「1」が登録される)と、来店状況の対象日とが登録される会員管理データベースを構成する会員情報テーブルが記憶されている。
【0065】
また、本実施例の前記記憶装置125には、前記会員情報テーブルに加えて図7(b)に示すように、後述するイベント抽選設定画面(図14参照)により登録された複数のイベントが登録されており、各イベントには、各イベントに固有に付与されたイベントIDが付与されていて、該イベントIDに対応付けて、その実施日と実施時間を示す実施日時(抽選対象時間)、遊技状態と遊技回数から構成される抽選対象条件、当選数、付与特典、あおり演出の有無、並びに既に抽選が実施されたものにおいては、その抽選結果として当選した遊技機の台番号と、当選した会員の会員IDと、が登録されるイベント抽選テーブルが記憶されている。
【0066】
更に、前記記憶装置125には、図7(c)に示すように、各会員遊技者の遊技履歴として、遊技(来店)日、遊技した台番号、遊技開始時間並びに終了時間と特賞回数と遊技時間、会員遊技者が遊技に消費した金額である売上金額、会員遊技者が遊技にて獲得することで遊技場が該会員遊技者に対して提供する景品と等価な金額である支出金額(最小数は100円単位)、これら売上金額から支出金額を差し引いた収支金額と遊技場の勝敗、等の遊技関連情報が各会員遊技者毎に登録されている会員来店履歴データベース(DB)が記憶されており、これら各会員遊技者毎の遊技内容を会員管理コンピュータ120が把握できるようになっている。
【0067】
また、前記記憶装置125には、図8に示すように、遊技場内に設置されているカードユニット3に固有に付与された装置IDに対応付けて、そのカードユニット3が設置されている遊技島の島番号と、会員カードの受け付け状況と、対応するパチンコ機2の機種名である対応機種と、受け付けている会員カードの会員IDと、後述の貸出処理に使用された度数の累計である総使用度数と、該総使用度数のうちビジターカードから使用された度数であるVカード使用度数と、当該カードユニット3にてビジターカードに入金された入金総額であるVカード入金金額と、会員カード37から使用された度数である会員カード使用度数と、当該カードユニット3にて会員カードに入金された入金総額である会員カード入金金額、並びに該入金のために受付けた現金の各金種毎(10000円、5000円、2000円、1000円、500円、100円)の数量とが登録されるユニット管理テーブルが記憶されている。
【0068】
また、前記記憶装置125には、図9に示すように、遊技機であるパチンコ機2に固有に付与された台番号に対応付けて、該パチンコ機2の機種と、本日、前日、前々日の3日間の遊技情報が記憶しておけるようになっているとともに、記憶される遊技情報としては、前記賞球制御基板237から出力される賞球信号に基づく賞球数と、前記アウト球計数器26からの出力信号であるアウト玉計数信号に基づく打込玉数と、該打込玉数と賞球数との差である差玉数と、前記特別変動表示部209の変動表示の終了時に出力されるスタート信号に基づく総スタート回数と、前記大当り状態中に出力される大当り信号に基づく大当り回数と、前記非通常状態において出力される非通常状態信号と該大当り信号に基づく確変回数と、前記普通有利状態である時短中において出力される時短信号に基づく時短回数と、総スタート回数に対する大当り回数の割合である大当り確率と、各大当り間のスタート回数とが記憶されるようになっているとともに、本日データについては、その時点の対応するパチンコ機2の稼働/非稼働と、遊技状態を示す遊技状態データと、前回の遊技状態を示す遊技データと、が記憶される遊技情報テーブルが記憶されており、該遊技情報テーブルの各項目は前記カードユニット3から送信される前記送信データ(図5参照)の各データに基づき更新される。
【0069】
ここで、該カードユニット3から送信される前記送信データ(図5参照)から、各カードユニットに接続されているパチンコ機2の遊技状態を会員管理コンピュータ120が識別し、前記遊技情報テーブルの遊技状態を更新する処理を具体的に説明する。
【0070】
該送信された送信データ中の遊技状態データに装置IDを示すユニットID「CU−0001」と特賞状態(大当り状態)を示す状態データ「110」が含まれている場合、まず会員管理コンピュータ120はユニット管理テーブル(図7参照)から該送信データ中のユニットID「CU−0001」から対応する対応台番号「101台番号」を判定する。
【0071】
つづいて、前記遊技情報テーブルから該判定された「101台番号」に対応付けられた前回遊技データに登録された通常遊技状態(低確率通常状態)を示す状態データ「000」と前記状態データ「110」を比較し、両データに相違があることから、会員管理コンピュータ120は前記パチンコ機2の遊技状態が通常遊技状態から新たに大当り状態が発生したと判断し、該遊技情報テーブルの前回遊技データを「000」から「110」に更新するとともに遊技状態を「通常」から「大当り」に更新登録するので、該パチンコ機2の最新の遊技状態を常に把握し管理することができるようになっている。
【0072】
同様に、送信された送信データ中の遊技状態データに時短状態(普通有利状態)を示す状態データ「011」が含まれている場合においても、前記遊技状態を更新する処理に基づき、前回遊技データに登録された「110」と比較し、両データに相違があることから、新たに時短状態が発生したと判断し、該遊技情報テーブルの前回遊技データを「011」に更新するとともに遊技状態を「大当り」から「時短」に更新登録する。
【0073】
つまり、送信された送信データ中の遊技状態データと、前回遊技データの項目に登録されたデータに相違があった場合は遊技状態が変更されたと判断し、前記遊技情報テーブルの前回遊技データと遊技状態を更新登録する。
【0074】
尚、該送信された送信データ中の遊技状態データに通常状態(低確率通常状態)を示す状態データ「000」が含まれている場合には、会員管理コンピュータ120は前回遊技データに登録された「000」と該状態データ「000」を比較し、両データが同一あることから、会員管理コンピュータ120は前記パチンコ機2の遊技状態が継続中と判断し、前記遊技情報テーブルの前回遊技データと遊技状態とを変更しないようになっている。
【0075】
つまり、送信された送信データ中の遊技状態データと前回遊技データの項目に登録されたデータが同一の場合は遊技状態が継続中と判断し、前記遊技情報テーブルの前回遊技データと遊技状態を変更しないことで、遊技情報テーブルにおける遊技状態に各パチンコ機2の遊技状態が反映されることで、会員管理コンピュータ120にて各パチンコ機2の遊技状態を把握、管理できるようになっている。
【0076】
また、前記記憶装置125には、図10に示すように、後述において詳述する抽選処理(図22参照)を行うために利用される抽選対象用テーブルが記憶されており、遊技機であるパチンコ機2に固有に付与された台番号に対応付けて、装置IDと、抽選対象条件と、抽選対象フラグの項目が設けられている。装置IDの項目には各台番号のパチンコ機2に1対1に対応して設置されたカードユニット3に固有に付与された装置IDが登録され、抽選対象条件の項目には「通常大当り」「確変大当り」「時短」等の遊技状態を示す項目が複数設けられ、イベント開始時刻から終了時刻までの間において発生した遊技状態に基づいて発生回数が「通常大当り」「確変大当り」「時短」…に加算登録されるとともに、抽選対象フラグの項目には台番号に対応付けられた装置IDが抽選対象に該当する場合に該当を示す「1」が登録される。
【0077】
具体的には、抽選対象条件の項目は、イベント開始時刻において全て0にリセットされ、前記遊技情報テーブルにおける遊技状態が抽選対象条件に設けられている遊技状態となった場合に、当該遊技状態の項目の数値が「1」ずつ加算更新されるようになっている。そして、これら遊技状態の項目の数値がイベント抽選設定画面において当該イベントの対象条件に設定されている設定条件を満たした場足に、その台番号の抽選対象フラグが初期設定値の「0」から、抽選対象であることを示す「1」に更新される。
【0078】
また、前記記憶装置125には、図11に示すように、後述する案内メールである電子メールの作成時において使用される案内文章のメール文章ファイルが、各メール文章ファイルの送信対象となる各グループの種別に対応するA、B、C、Dや「全体」或いは個別1、個別2…等のメール種別に対応付けて登録されている案内情報記憶手段としての案内メールテーブルが記憶されていて、該案内メールテーブルのメール種別のうち、送信対象となる会員遊技者に関連するメール種別が、図20や図28に示すDM作成・送信画面における送信メール文リストに選択可能に表示されるようになっている。尚、本実施例では前記メール種別の「全体」には、各グループの種別や特典付与率に関係しない全会員を対象とするメール文章が予め作成されて登録されているとともに、個別1には、特典付与率が50%以下の会員遊技者に送信するメール文章が予め作成されて登録され、個別2には特典付与率が50%より大きい会員遊技者に送信するメール文章が予め作成されて登録されている。
【0079】
また、本実施例の会員管理コンピュータ120の表示装置127には、図13に示すように、その上部位置に帯状とされ、処理プログラムのバージョンや表示内容のタイトル並びに現在の日付と時間や「営業中」や「営業前」或いは「営業後」といった状態が表示されるタイトル域501や、その下部位置において種々の表示内容が表示される表示領域502や、該表示領域502の右位置に形成され、前記表示領域502に表示される内容を選択するためのサブメニュー表示域503と、前記表示領域の下部位置に形成され、「削除」や「登録」、「印刷」、「変更」、「検索」等といった各種機能ボタンが表示される機能ボタン域505とを有する表示形態による表示が実施されるようになっており、前記サブメニュー表示域503の表示領域502側の辺には、「入力」、「報告」、「分析」、「イベント」、「抽出」、「検索」、「出力」、「設定」、「保守」、「戻る」の各種メニュー分類に対応する10種類のメニュータブ504が設けられており、これら各メニュータブ504を画面上にて選択することにより、該選択されたメニュー分類に該当するサブメニューが前記サブメニュー表示域503に表示され、該サブメニュー表示域503に表示されたサブメニューから所望の項目を選択することで、選択内容に該当する内容の表示が前記表示領域502に表示され、必要に応じて前記機能ボタン域505に表示される「印刷」の機能ボタンを選択することで、該表示内容を前記プリンタ108にて印刷することができるようになっている。
【0080】
この本実施例の会員管理コンピュータ120においては、前記「イベント」のメニュータブ504を選択することで、前記表示領域502には、図14に示すように、その上部領域には、図7(b)に示したイベント抽選テーブルの登録内容が表示されるイベント抽選テーブル表示部が設けられているとともに、該イベント抽選テーブル表示部の下部位置には、各イベントの実施日や、実施時間、遊技状態と遊技回数からなる抽選対象条件、当選数、当選した会員に付与する付与特典、並びにあおり演出の実施/非実施を設定または変更するための抽選設定部が設けられている。
【0081】
この抽選設定部において新たなイベントを設定する場合には、前記実施日や、実施時間、抽選対象条件、当選数、当選した会員に付与する付与特典、並びにあおり演出の実施/非実施の内容を設定した後に、機能ボタン域505に表示されている「新規作成」のメニュー項目を選択操作すると、イベントIDの欄に新規のイベントIDが生成、表示されて登録の準備が完了し、該イベントIDが表示された後に機能ボタン域505に表示されている「登録」のメニュー項目を選択操作することで、該抽選設定部において設定した内容が、イベント抽選テーブルに登録されて、前記イベント抽選テーブル表示部の表示が更新されるようになっている。
【0082】
また、既に登録済みで未実施のイベントの設定内容を変更したい場合には、前記イベント抽選テーブル表示部から変更したい未実施のイベントを選択して、表示を白黒反転させた後、機能ボタン域505に表示されている「変更」のメニュー項目を選択操作することで、該選択されたイベントの内容が、前記抽選設定部に表示され、該抽選設定部にて変更内容を変更した後、機能ボタン域505の「登録」のメニュー項目を選択操作することで、変更した設定内容がイベント抽選テーブルに登録されるとともに、イベント抽選テーブル表示部の表示が更新される。
【0083】
尚、前記「変更」のメニュー項目を選択操作に代えて「削除」の項目を選択すると、「削除しても良いですか?」の確認ウインドウが表示され、該確認ウインドウにて「はい」を選択することで、選択したイベントが削除される。
【0084】
尚、本実施例のイベント抽選テーブル表示部では、表示画面の大きさ等を考慮して、抽選結果の項目に当選した遊技機の台番号のみを表示しているが、サブメニュー表示域503に表示されている「抽選結果詳細」のメニュー項目を選択することで、当選した会員の会員カードIDや当該会員の来店回数、イベント参加回数、特典付与回数、特典付与率、グループ種別を含む詳細表示が表示装置127に表示されるようになっている。
【0085】
また、本実施例の会員管理コンピュータ120においては、前記「出力」のメニュータブ504を選択することで、図示しない出力メニュー画面が表示され、該出力メニュー画面において、図示しない「会員情報出力」を選択することで、前記会員情報テーブルに登録されている各会員に関する情報が表示装置127に一覧表示されるようになっており、該一覧表示において、各会員の帰属情報や来店回数、イベント参加回数、特典付与回数、特典付与率、グループ種別、特別メールに指定された案内メールの作成・送信の有無を確認できるようになっている。
【0086】
また、本実施例の会員管理コンピュータ120においては、前記「抽出」のメニュータブ504を選択することで、前記表示領域502には、図15に示すように、抽出条件指定画面が表示されるようになっており、該抽出条件指定画面において、来店回数による会員抽出を実施したい場合には「来店回数抽出」に対応するチェックボックスをチェックし、イベント参加回数による会員抽出を実施したい場合には「イベント参加回数抽出」に対応するチェックボックスをチェックし、特典付与率に基づいて所定範囲の特典付与率に該当する会員抽出を実施したい場合には「特典付与率抽出」に対応するチェックボックスをチェックし、特典付与率によって分類された各分類グループの会員抽出を実施したい場合には「グループ抽出」に対応するチェックボックスをチェックする。尚、各チェックボックスは排他選択とされており、いずれか1つのチェックボックスのみを選択できるようになっている。
【0087】
これら「来店抽出」、「イベント参加回数抽出」、「グループ抽出」の中から所望する抽出項目に対応するチェックボックスをチェックして選択し、該選択した抽出項目に対応する抽出対象とする来店回数または参加回数、或いはグループ種別をポップアップメニューから選択した後、抽出条件指定画面の下部位置に設けられている「抽出実行」の選択入力部を選択することで、「来店回数抽出」の抽出項目を選択した場合には、図16に示す抽出結果画面(来店回数)が表示装置127に表示され、「イベント参加回数抽出」の抽出項目を選択した場合には、図17に示す抽出結果画面(参加回数)が表示装置127に表示され、「特典付与率抽出」抽出項目を選択した場合には図18に示す抽出結果画面(特典付与率)が表示装置127に表示され、「グループ抽出」の抽出項目を選択した場合には、図19に示す抽出結果画面(グループ)が表示装置127に表示される。
【0088】
具体的にこれら抽出処理の内容を説明すると、例えば抽出項目として「来店回数抽出」を選択し、抽出対象とする来店回数として50回を選択設定した場合には、図7(a)に示す前記会員情報テーブルの来店回数において、来店回数が抽出対象とする来店回数である50回を満たす50回以上の全会員遊技者の会員IDと、来店回数、イベント参加回数、特典付与回数、特典付与率並びにグループ種別が抽出されて、図16の抽出結果(来店回数)に示すように一覧表示される。
【0089】
また、例えば抽出項目として「イベント参加回数抽出」を選択し、抽出対象とする参加回数として10回を選択設定した場合には、図7(a)に示す前記会員情報テーブルのイベント参加回数において、イベント参加回数が抽出対象とするイベント参加回数である10回を満たす10回以上の全会員遊技者の会員IDと、来店回数、イベント参加回数、特典付与回数、特典付与率並びにグループ種別が抽出されて、図17の抽出結果(参加回数)に示すように一覧表示される。
【0090】
また、例えば抽出項目として「特典付与率抽出」を選択し、抽出対象とする特典付与率0%〜50%の範囲を選択設定した場合には、図7(a)に示す前記会員情報テーブルの特典付与率において、該特典付与率の数値が抽出対象とする0%〜50%の範囲に該当する全会員遊技者の会員IDと、来店回数、イベント参加回数、特典付与回数、特典付与率並びにグループ種別が抽出されて、図18の抽出結果(特典付与率)に示すように一覧表示される。
【0091】
また、例えば抽出項目として「グループ抽出」を選択し、抽出対象とするグループ種別としてBグループ(本実施例では後述するようにグループA〜グループDまでの4種類のグループを設けている)を選択設定した場合には、図7(a)に示す前記会員情報テーブルのグループに、抽出対象とするBグループを示す「B」が登録された全会員遊技者の会員IDと、来店回数、イベント参加回数、特典付与回数、特典付与率並びにグループ種別が抽出されて、図19の抽出結果(グループ)に示すように一覧表示される。
【0092】
尚、本実施例では、図18に示す抽出結果(特典付与率)の表示画面と、図19に示す抽出結果(グループ)の表示画面の下方位置には、これら抽出した会員に対する案内状である電子メールを作成するための「DM作成」の選択操作部が設けられており、これら抽出した会員に対して案内状である電子メールを作成して送信したい場合には、図18の抽出結果(特典付与率)の表示画面に設けられている「DM作成」を選択操作することで、図28に示すDM作成・送信画面が表示装置127に表示され、図19の抽出結果(グループ)の表示画面に設けられている「DM作成」を選択操作することで、図20に示すDM作成・送信画面が表示装置127に表示されて、これら抽出した会員遊技者に対して案内状である電子メールを作成して送信することができるようになっている。
【0093】
これら図20並びに図28に示すDM作成・送信画面について説明すると、該DM作成・送信画面の上部位置には、送信対象となる会員遊技者に関する情報である前記にて抽出された抽出条件と、該抽出された会員遊技者の数が送信対象者数として表示されるとともに、DM作成・送信画面の左側部位置には、前記案内メールテーブル(図11参照)に登録されているメール種別の内、送信対象に関連するメール種別が選択可能に表示される送信メール文リストウインドウが表示されている。
【0094】
この送信メール文リストウインドウに選択可能に表示されるメール種別としては、前記図19に示す抽出結果(グループ)の表示画面における「DM作成」を選択操作した場合には、図20に示すように、送信対象となるグループDに関連するメール種別がDのメール文がデフォルトにて選択されているとともに、全体を送信対象とするメール文がグループDに関連するメール種別として選択可能に表示されるようになっている。
【0095】
尚、この際、該送信する案内文である電子メールを、該電子メールの送信後に該電子メールを送信した会員遊技者の来店状況を把握したい場合には、送信メール文リストウインドウの下部位置に表示されている「特別メールに設定」のチェックボックスをチェックしておくとともに、来店状況を把握する対象日(具体的には案内状である電子メールにて案内する催事の日付)を設定する。
【0096】
この段階において、送信する電子メールに使用するメール文の内容が、メール種別Dの内容で良い場合には、該送信メール文リストウインドウの右側位置の上部に表示されている「メール文決定」の選択入力部を選択することで、送信する電子メールに使用するメール文がメール種別Dに特定されることに基づいて、「内容確認・編集」の選択入力部の表示が反転表示される。
【0097】
該反転表示された段階において、送信する電子メールの内容の確認或いは編集を実施したい場合には、前記反転表示された「内容確認・編集」の選択入力部を選択入力することで、図21に示すメール内容確認・編集画面が表示装置127に表示され、該表示されたメール内容で良い場合には「戻る」の選択入力部を選択入力して前記図20のDM作成・送信画面に戻り、送信する案内状である電子メールの内容を変更して編集したい場合には、編集を実施した後に「決定」の選択入力部を選択入力して前記図20のDM作成・送信画面に戻り、「送信」の選択入力部を選択入力することで、前記確認した内容の電子メール或いは編集後の内容の電子メールが、抽出した会員遊技者である特典付与率が0〜25%の範囲のグループDに該当する全ての会員遊技者の前記会員情報テーブル(図7(a)参照)に登録されているメールアドレス宛てに送信されるとともに、該送信された電子メールが、前記「特別メールに設定」のチェックボックスがチェックされて特別メールに設定されている場合には、該電子メールが送信された会員遊技者の図7(a)に示す会員情報テーブルにおける「特別メール」の項目に、送信を示す「1」が登録されるとともに、「対象日」の項目に前記DM作成・送信画面において「特別メールに設定」とともに設定された来店状況対象日の日付が登録されるようになっている。
【0098】
これら電子メールが送信された会員遊技者の来店状況を、来店状況対象日である例えば10月06日になった際に確認する場合には、前記メニュータブ504の中から「分析」のメニュータブを選択して表示される図示しない「特別メール送信会員来店状況」の項目を選択入力することで、図27に示す特別メール送信会員来店状況画面が表示される。
【0099】
この本実施例の特別メール送信会員来店状況画面には、図27に示すように、図7(a)に示す前記会員情報テーブルにおける「特別メール」の項目に送信を示す「1」が登録された会員の会員IDがCPU122により抽出されるとともに、該抽出された会員数がCPU122により集計されて、該集計数が「案内メール送信対象者数;XXX名」として表示される。
【0100】
更に、これら抽出した各会員IDの前記会員来店履歴に来店状況対象日に設定された当該営業日である10月06日の来店履歴の有無が、図7(c)の前記会員来店履歴により特定され、来店履歴が存在する会員数が集計され、該集計された会員数が「案内メール送信後の来店者数;YYY名」として表示されるとともに、前記案内メール送信対象者数であるXXX名に対する案内メール送信後の来店者数であるYYYとの比率ZZ(%)がCPU122により算出されて、「案内メール送信による来店率;ZZ(%)」が表示される。
【0101】
また、前記図18に示す抽出結果(特典付与率)の表示画面における「DM作成」を選択操作した場合には、図28に示すように、送信対象となる特典付与率に関連するメール種別である前記グループの種別に対応されていないメール種別である「全体」、「個別1」、「個別2」…が、送信メール文リストウインドウに選択可能に表示されるようになっており、操作者は、予め特典付与率が0〜50%である会員遊技者を対象に予め作成しておいた「個別1」の表示を選択することで、送信対象となる会員遊技者向けの送信メールを容易に作成できるようになっている。
【0102】
尚、この際、該送信する案内文である電子メールを、該電子メールの送信後に該電子メールを送信した会員遊技者の来店状況を把握したい場合には、送信メール文リストウインドウの下部位置に表示されている「特別メールに設定」のチェックボックスをチェックしておくとともに、来店状況を把握する対象日(具体的には案内状である電子メールにて案内する催事の日付)を設定する。
【0103】
この送信メール文リストウインドウにおいて「個別1」の表示を選択した段階において、該送信メール文リストウインドウの右側位置の上部に表示されている「メール文決定」の選択入力部を選択することで、送信する電子メールに使用するメール文が「個別1」に特定されることに基づいて、「内容確認・編集」の選択入力部の表示が反転表示される。
【0104】
該反転表示された段階において、送信する電子メールの内容の確認或いは編集を実施したい場合には、前記グループDを対象とする案内状である電子メールの送信の場合と同様に、前記反転表示された「内容確認・編集」の選択入力部を選択入力することで、図21に示すメール内容確認・編集画面と同様のメール内容確認・編集画面が表示装置127に表示され、該表示されたメール内容で良い場合には「戻る」の選択入力部を選択入力して前記図28のDM作成・送信画面に戻り、送信する案内状である電子メールの内容を変更して編集したい場合には、編集を実施した後に「決定」の選択入力部を選択入力して前記図28のDM作成・送信画面に戻り、「送信」の選択入力部を選択入力することで、前記確認した内容の電子メール或いは編集後の内容の電子メールが、抽出した会員遊技者である特典付与率が0〜50%の範囲に該当する全ての会員遊技者の前記会員情報テーブル(図7(a)参照)に登録されているメールアドレス宛てに送信されるとともに、該送信された電子メールが、前記「特別メールに設定」のチェックボックスがチェックされて特別メールに設定されている場合には、該電子メールが送信された会員遊技者の図7(a)に示す会員情報テーブルにおける「特別メール」の項目に、送信を示す「1」が登録されるとともに、「対象日」の項目に前記DM作成・送信画面において「特別メールに設定」とともに設定された来店状況対象日の日付が登録されるようになっている。
【0105】
これら電子メールが送信された会員遊技者の来店状況を、来店状況対象日である例えば10月06日になった際に確認する場合には、前記グループDを対象とした案内状である電子メールの送信に基づく来店状況の場合と同様に、前記メニュータブ504の中から「分析」のメニュータブを選択して表示される図示しない「特別メール送信会員来店状況」の項目を選択入力することで、図27に示す特別メール送信会員来店状況画面と同様の特別メール送信会員来店状況画面が、前記した会員情報テーブルにおける「特別メール」の項目の登録内容と、前記会員来店履歴に来店状況対象日に設定された日の来店履歴の有無とに基づいて集計、算出されることで、表示装置127に表示される。
【0106】
以下、本実施例の遊技用システムにおける玉貸処理、入金処理、再プレイ処理について以下に説明する。
【0107】
まず、カードユニット3は電源投入に基づく起動処理において、各部の接続状況や動作状況を確認するとともに、前記管理コンピュータ100との通信が可能状態であるかを確認して、前記動作状態並びに管理コンピュータ100との通信状態が報知され、前記カード挿入口319への会員カードまたはビジターカードの挿入待ち状態となる。尚、この状態において、前記カラー液晶パネル303に所定のデフォルト画面として、対応するパチンコ機2の遊技情報(台データ;図24参照)が表示される。
【0108】
この状態において前記カード挿入口319への会員カードまたはビジターカードが挿入された場合には、前記表示操作ユニット321に対してカード挿入中信号が出力されることで、図23に示すメニュー画面が前記カラー液晶パネル303に表示されて、テレビ機能を利用できるようになる。
【0109】
次いで、該挿入された会員カードまたはビジターカードからカードID並びに度数を読み出して、該読み出したデータを前記RAM330の読み出しデータ記憶領域に一時記憶するとともに、ビジターカードの場合はカードIDと残度数データを、挿入されたカードが会員カードである場合にはカードIDと残度数データ並びに会員IDとを、使用許諾要求とともに前記管理コンピュータ100へ送信する。
【0110】
管理コンピュータ100は、このカードIDと残度数データと使用許諾要求との受信に基づき、まず、カードID中の前記使用可能店舗コードが当該遊技場の店舗コードに一致するか否かの判定によって、受付けたカードが当該遊技場にて使用できるカードであるか、つまりはハウスカードであるかを判定するとともに、使用可能店舗コードが当該遊技場の店舗コードに一致する場合においては、該使用可能店舗コードの下位のシリアル番号に合致するカードIDが登録されている(存在する)か否かを判定する。
【0111】
該カードIDの判定において登録されている(存在する)と判定した場合においては、該カードIDに対応付けてカード管理データベースに記憶されている残度数データを抽出して前記受信した残度数データとの比較を実施し、前記受信した残度数データが抽出した残度数データよりも大きくない場合において、該カードを正規であると判定し、該カードの使用許諾を前記制御ユニット328へ送信する。尚、受信した残度数データが抽出した残度数データよりも小さい場合においては、オフライン時に使用された度数が存在したと判断し、該受信した残度数データに前記カード管理データベースの残度数データを更新し、受信した残度数データが抽出した残度数データよりも大きい場合には、度数エラーを前記制御ユニット328へ送信する。
【0112】
これら返信内容が使用許諾である場合は、前記度数データ記憶領域に記憶されている残度数を前記度数表示部309並びに度数表示部17に表示した後、貸出ボタンスイッチ16の押圧操作待ちとなる。
【0113】
この段階において、遊技者が前記貸出ボタンスイッチ16の押圧操作した場合においては、残度数が「0」かの判定を実施した後、前記制御ユニット328は、前記パチンコ機2より出力されるPRDYのHIGH/LOWを判定し、PRDYがHIGHである場合には、所定のエラー処理を実施し、貸与処理を終了する。
【0114】
また、前記PRDYがLOWである場合には、BRDYをLOWに切替えた後、BRQをLOWとして、パチンコ機2からのEXSのHIGHの検出待ちの状態となり、該EXSのLOWの検出に基づきBRQをHIGHに切替え、EXSのHIGHの検出待ちの状態となる。
【0115】
次いで、パチンコ機2における1度分の払出が完了され、EXSのHIGHを検出すると、MPU329は前記度数データ記憶領域に記憶されている度数を1度減算更新し、度数表示部17,309の度数を減算した度数に表示更新し、BRQの回数をカウントし、該カウントしたBRQの回数と貸出単位変更ボタンスイッチ306にて設定されている貸出単位回数(本実施例ではデフォルトでは1回の貸与処理で5度分の貸与処理が実施されるので、デフォルトであれば5回)とを比較する。
【0116】
この比較において前記カウントしたBRQの回数と貸出単位回数とが一致しない場合には、再び前述の1度分の払出処理を実施するようになっており、前記貸出単位回数との比較において前記カウントしたBRQの回数と貸出単位回数とが一致した場合には、BRDYをHIGHとし、前記にて減算した度数(使用度数)とカードIDと前記リアルタイムクロック(RTC)333より出力されるその時点の時刻とから成る使用履歴を前記カード使用履歴記憶領域に登録することで、前記遊技機から度数に対応する数の遊技球の貸出が実施され、遊技者はパチンコ機2において遊技を実施できる。
【0117】
これら遊技によって前記残度数が10度数以下になった場合には、前記紙幣挿入口302より紙幣の投入を実施して、追加入金を実施できるようになっており、これら入金処理について説明すると、まず前記紙幣挿入口302により受付けた紙幣を識別し、該識別結果において識別結果が正常ではない場合には、受付けた紙幣を返却し、入金処理を終了する。
【0118】
また、前記識別結果が正常である場合には、前記度数データ記憶領域に記憶されている残度数が入金可能な所定度数以下であるかの判定を実施して、該判定において10度数以下である場合においてのみ、入金処理を継続し、前記識別した紙幣の金額に相当する度数を加算度数としてセットし、該セットした加算度数を前記度数表示部17,309に表示する。
【0119】
次いで、制御ユニット328はこれらセットした加算度数を前記度数データ記憶領域の残度数に加算更新するとともに、該加算した加算度数(入金度数)を前記入金データ記憶領域に記憶されている入金度数に加算更新し、更に、前記カード使用履歴記憶領域に、前記にて加算した加算度数(入金度数)とカードIDと前記リアルタイムクロック(RTC)333より出力されるその時点の時刻とから成る入金履歴を登録し、前記加算更新された度数データ記憶領域の新たな度数を前記度数表示部17,309に更新表示することで、これら新たな度数を遊技に使用できるようになる。
【0120】
次いで、前記カード挿入口319に挿入されたカードが会員カードである場合に実施可能となる再プレイ処理について、図12に基づいて説明する。
【0121】
この場合、使用する会員カードの挿入時において、前記磁気ストライプより読み出されて前記会員ID記憶領域に記憶されている会員IDデータと装置IDとを含む会員カード受付通知が、既に前記会員管理コンピュータ120へ送信されていることで、該会員管理コンピュータ120により、受信した会員IDに該当する登録が会員情報テーブルに存在するかが判定され(正否判定)、存在する場合に正規の会員カードと判定されるとともに、図7(c)に示す前記会員来店履歴データベース(DB)の該会員の来店履歴に遊技開始時刻並びに受信した装置IDに対応する遊技機の台番号が登録されるとともに、受信した会員IDに対応して登録されている来店日の日付が本日の日付であるかが判別され、来店日が本日の日付でない場合には、該会員が来店したものと判定されて、来店日の項目が本日の日付に更新され、前記会員情報テーブルの当該会員の来店回数に1が加算されている。
【0122】
更に、会員管理コンピュータ120により、図8に示すユニット管理テーブルにおいて、受信した装置IDに対応する「状況」の登録内容が、「待機中」から「受付中」に更新されるとともに、前記受信した会員IDが「受付会員カードID」の項目に登録されている。
【0123】
この状態で、前記プレイ選択キースイッチ316の操作があった場合には、前記カラー液晶パネル303上にテンキーが表示されて、暗証番号の入力受付けが実施され、該受け付けた暗証番号と会員IDと装置IDとを含む貯玉使用許諾要求が会員管理コンピュータ120に送信される。
【0124】
該貯玉使用許諾要求の受信に基づいて会員管理コンピュータ120は、受信した会員IDに対応付けて前記会員情報テーブルに登録されている貯蓄玉数と暗証番号とを抽出し、受信した暗証番号との照合により本人確認を実施して、双方の暗証番号が一致した場合において、抽出した貯蓄玉数を含む再プレイ許諾を送信元のカードユニット3に返信する。
【0125】
該返信に基づいてカードユニット3の前記制御ユニット328は、返信されてきた貯蓄玉数を一時記憶するとともに、該貯蓄玉数に該当する再プレイ回数、具体的には、本実施例では1回の再プレイ操作において500円分に相当する125球の返却を実施するのに、貯玉の使用手数料13球を含めて138球の貯玉が必要としていることから、例えば940球の貯玉があれば、該940球を138にて除した値の整数値、すなわち6回を再プレイ回数として算出し、該再プレイ回数を表示操作ユニット321に対して出力することで、図23や図24に示すように、受付カードの種別である会員カードと、該再プレイ回数とが、カラー液晶パネル303の表示画面下部にバー状に表示されるようになっている。
【0126】
この段階にて前記再プレイキースイッチ315を操作すると、再プレイ回数が「0」であるかの判定を実施した後、再プレイ回数が存在する場合に前記貸出処理の場合と同様にパチンコ球の払戻を実施する。
【0127】
該払戻の実施後において、払戻を実施した1回の再プレイ回数に相当する払戻玉数(本実施例では138球)と、会員IDと、装置IDとを含む払戻完了情報が会員管理コンピュータ120に送信されることで、該会員管理コンピュータ120において、前記会員情報テーブルにおける貯蓄玉数が更新される。
【0128】
また、これらの遊技が終了して前記返却ボタンスイッチ15の操作がなされた場合には、その時点の残度数と使用度数、入金度数、並びに該カードの度数使用と入金の履歴データとを、カードIDと装置IDとともに前記管理コンピュータ100へ更新情報として送信し、該管理コンピュータ100から更新完了の返信に基づき、前記度数データ記憶領域に記憶されている残度数を受付けているカードに更新記録する。尚、前記更新情報を受信した管理コンピュータ100は、受信した更新情報のカードIDに該当する登録データを前記更新情報に基づいて更新する。
【0129】
次いで、返却するカードが会員カードであるかの判定を実施して、会員カードである場合には、前記カード使用履歴記憶領域に登録されている使用履歴から、該返却しようとしているカードIDに該当する使用履歴を集計し、該カードの使用度数と入金度数とを含む度数使用情報と、前記遊技者データ記憶領域に記憶されている該会員遊技者の遊技開始時の対応するパチンコ機2のIN/OUT数や該遊技者の遊技中の特賞回数、並びに前記台データ記憶領域に記憶されている該返却時点の対応するパチンコ機2の総IN/OUT数とを含む遊技情報とを、前記会員ID記憶領域に記憶されている会員IDと装置IDとともに前記会員管理コンピュータ120へ送信し、前記遊技者データ記憶領域の登録情報を消去した後に該会員カードを返却し、前記度数データ記憶領域、使用度数記憶領域並びに入金データ記憶領域の各記憶データを初期化(リセット)するとともに、前記表示操作ユニット321に対してカード未挿入の信号を出力する。
【0130】
このようにして会員IDと装置IDとともに送信されてくる遊技情報等を含む各種情報に基づき、会員管理コンピュータ120は、会員情報テーブル並びに会員来店履歴DB等の登録情報を更新するとともに、前記ユニット管理テーブルにおいて、受信した装置IDに対応する「状況」の登録内容を、「受付中」から「待機中」に更新するとともに、前記受信した会員IDが「受付会員カードID」の項目から削除される。
【0131】
また、返却しようとしているカードがビジターカードである場合には残度数が「0」かの判定を実施し、残度数が残存する場合には返却を実施するが、残度数が残存しない場合には前記度数データ記憶領域、使用度数記憶領域並びに入金データ記憶領域の各記憶データを初期化(リセット)してカード排出を実施しないことにより、残度数が「0」のビジターカードがICカードリーダライタ327内に残存することとなり、自身または他の遊技者が該残存しているビジターカードに入金を実施して遊技を実施できるようになっている。尚、これら残度数が「0」のビジターカードがICカードリーダライタ327内に残存している場合には、前記表示操作ユニット321対してカード未挿入の信号が出力されることで、テレビ機能が使用不可とされる。
【0132】
次いで、これらカード挿入中(度数「0」のビジターカードの挿入中を除く)において、カードユニット3にて利用可能となるテレビ機能について説明すると、前述のように、ICカードリーダライタ327に受付中のカードが会員カード或いは残度数が存在するビジターカードである場合において、遊技者が前記メニュー選択キースイッチ317を選択することにより、前記カラー液晶パネル303には、図23に示すように、メニュー画面が表示される。
【0133】
尚、このメニュー画面は、前記カード挿入口319に会員カード或いは残度数が存在するビジターカードを挿入した場合には、前記制御ユニット328から表示操作ユニット321へカード受付信号が出力されることで、前記メニュー選択キースイッチ317を操作することなく自動的に表示される。
【0134】
このメニュー画面上には、図23に示すように、カードの挿入以前に表示されていた台データを表示させる場合に選択する「台データ」の選択項目と、テレビ画像を表示させるための「テレビ」の選択項目とが設けられており、遊技者は所望する項目を選択できるようになっている。
【0135】
まず、「台データ」の選択項目を選択した場合には、該選択を前記MPU343が検知して、前記制御ユニット328に対し、前記台データ記憶領域に記憶されている台データの出力依頼を出力して台データを入手して、図24に示すように表示するようになっている。
【0136】
次いで、本実施例の遊技用システムにおいて実施されるイベント抽選処理について、図22に基づいて説明すると、まず、前記図7(b)のイベント抽選テーブルの登録内容から次に実施するイベントの開始時刻と、抽選対象条件の遊技状態及び遊技回数を特定し、前記RTC124からの時刻情報に基づく現在時刻がイベントの開始時刻になった時、イベントを開始するとともに、前記図10の抽選対象用テーブルの抽選対象項目の各遊技状態と抽選対象フラグを「0」にリセットし、前記抽選対象条件の遊技状態の特定に基づいて、該特定した遊技状態が該当する項目への新たな数値の加算更新を開始する。
【0137】
そこで、前記抽選対象用テーブルの加算処理について簡単に説明すると、イベント期間中に図9に示す遊技情報テーブルの前記遊技状態の項目を新たな遊技状態に変更した際に、該変更した新たな遊技状態が前記抽選対象用テーブルの抽選対象条件の遊技状態に該当するかを判定し、該当する場合には該変更した遊技状態に対応する台番号を特定し、該特定した台番号に合致する前記抽選対象用テーブルの該当する遊技状態に「1」を加算更新する。
【0138】
そして、イベントの終了時刻になった時、これら抽選対象用テーブルの遊技状態への加算更新処理を終了し、該遊技状態に加算した数値が前記抽選対象条件に該当するか、例えば図14に示すイベント抽選設定画面の抽選対象条件を例とすれば、確率変動大当り回数が2回以上であるかを判定し、抽選対象条件に該当する場合には抽選対象フラグに「1」をセットする。
【0139】
つづいて、「1」に設定した抽選対象フラグの項目に対応する装置IDを全て抽出し、その時点において、抽出した装置IDが付与されたカードユニット3に会員カードが挿入中(受付中)であるかを、図8に示すユニット管理テーブルの「状況」の項目から判定する。そして、該項目が「受付中」である装置IDのみを該装置IDに対応付けられた会員カードIDとともに抽出し、一時記憶するとともに、その装置ID数をカウントして抽選の対象となる会員遊技者の人数を特定する。
【0140】
次いで、抽出して一時記憶した各装置IDが付与されたカードユニット3に、装置IDの若い順に順次抽選番号を付与、登録していくことで、これら抽出したカードユニット3を抽選対象に設定するとともに、該抽選対象に設定した装置IDに受付け中の会員カードの会員IDを特定し、前記会員情報テーブル(図7(a))の当該特定した会員IDに対応するイベント参加回数に1を加算する。
【0141】
これら抽選設定が終了した段階において、会員管理コンピュータ120は、抽選対象に設定した装置IDの各カードユニット3に対し、抽選開始とともに、遊技者に抽選対象者になったことを知らせる報知情報と、該抽選にて付与される特典の内容を含む特典情報、並びにあおり演出の有無とを送信して抽選開始の通知を行う。
【0142】
この抽選開始の通知の受信に基づき、カードユニット3の制御ユニット328は、会員管理コンピュータ120から送信されてきた報知情報と特典内容とあおり演出の有無とともに抽選画像の表示開始指示とをMPU343に指示することで、該MPU343は、前記ROM341から抽選演出の各種画像データを読み出して抽選画像を生成し、該生成した抽選画像の前記カラー液晶パネル303への表示を開始する。
【0143】
この段階において、前記カラー液晶パネル303には、図26(a)に示すように、画面上部には、前記報知情報が表示されることで、会員遊技者に抽選対象者になったことが報知され、パチンコ機2の変動表示器における大当り抽選と同様に、並列表示された3つの数字が、個別に回転するようにスクロール表示が開始されることで、抽選が開始されたことを会員遊技者に報知するとともに、該抽選開始時の画面下部には、前記特典内容が表示されることで、該抽選により付与される特典が会員遊技者に報知される。
【0144】
一方、会員管理コンピュータ120は、前記抽選開始を通知した後に、前記にてカウントした台数を乱数生成のカウンタにセットし、該カウンタ内からイベント抽選テーブルに登録されている当選数分の抽選を実施して当選番号を選出し、前記一時記憶にて抽選対象に設定された記憶内容において、該当選番号に対応する装置IDのカードユニット3を特定するとともに、該イベント抽選テーブルの抽選結果に該カードユニット3に対応付けられた台番号と、該カードユニット3に挿入された会員カードの会員IDと会員カードIDを登録する。そして、前記会員情報テーブル(図7(a))の当該当選により特典が付与される会員の会員IDに対応する特典付与回数に1を加算し、該加算後の特典付与回数の値を当該会員のイベント参加回数の値で除して新たな特典付与率を算出して特典付与率の値を更新し、これら更新後の特典付与率が、予め定められた4つのグループであるグループA〜グループDのどれに該当するかを判定して分類し、該当するグループの種別をグループに更新登録する。
【0145】
尚、本実施例においては、特典付与率が75%以上であればグループA、特典付与率が50%以上75%未満でグループB、特典付与率が25%以上50%未満でグループC、特典付与率が25%未満であればグループDに分類するようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら分類の方法や分類する数等は適宜に選択すれば良い。
【0146】
このように、本実施例では抽選の方法として、前記抽選対象に設定された各装置IDのカードユニット3に、順次抽選番号を付与するとともに該前記にてカウントした台数を乱数生成のカウンタにセットして該カウント数から乱数生成された数を当選とすることで抽選を実施しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら抽選の方法は適宜に選択すれば良く、例えば、予め前記カウント数内における当選の乱数値を選出しておき、前記抽選対象に設定された各装置IDのカードユニット3毎にカウント数内における乱数値を割り当てていき、予め当選に定められた乱数値に一致する乱数値が割り当てられた装置IDのカードユニット3を当選とするようにしても良い。
【0147】
そして、これら当選番号に対応する装置IDのカードユニット3に対して当選を通知するとともに、他の装置IDのカードユニット3に対して非当選を通知する。
【0148】
これら当選/非当選の抽選結果の通知を受けたカードユニット3の制御ユニット328は、前記MPU343に対して当選/非当選の抽選結果を出力することで、該MPU343は、前記抽選開始時にあおり演出有りが出力されている場合には、図26(b)に示すリーチ状態の画像を表示してあおり演出の表示を行う。
【0149】
この際、抽選結果の通知内容が当選である場合には、図26(c)に示すように、中央の数字が拡大された状態でスクロール表示されることで、当たりへの期待度を高める演出を行うとともに、図26(d)並びに図25に示すように、特定の当たり図柄である「777」と「当たり」が表示されて、会員遊技者に当選したことを報知する。
【0150】
一方、抽選結果の通知内容が非当選である場合には、図26(e)に示すように、中央の数字が「6」である「ハズレ図柄」が表示されて、会員遊技者に非当選であることを報知する。
【0151】
また、前記制御ユニット328は、会員管理コンピュータ120からの抽選結果を前記MPU343に対して出力した後、前記当たり図柄或いはハズレ図柄が表示される所定時間後に、前記動作ランプ301の点灯色を、受信した抽選結果に対応する点灯状態に変更することで、係員等が当選した会員のパチンコ台を、容易に把握できるようになっている。
【0152】
以上、本実施例の遊技用システムによれば、前記催事参加回数集計手段並びに特典付与回数集計手段である会員情報テーブルにて集計されたイベント参加回数と特典付与回数との割合である特典付与率が、抽出条件として定められた予め定められた特典付与率、例えば0〜50%の範囲を満たした特典付与率が低い遊技者が抽出され、該抽出した特典付与率の低い各会員遊技者に対する案内状である電子メールが、前記会員管理コンピュータ120のCPU122が前記案内状作成手段として機能することで作成されて、該作成された電子メールが各会員遊技者に対して送信されるようになるため、これら特典付与率が低い会員遊技者が低い各会員遊技者に対する手当(ホロー)を実施することで、特典付与率が高い遊技者との差別化を実施でき、結果としてこれら特典付与率が低い会員遊技者の客離れを防止できるようになる。
【0153】
また、本実施例の遊技用システムによれば、前記催事参加回数集計手段並びに特典付与回数集計手段である会員情報テーブルにて集計されたイベント参加回数と特典付与回数との割合である特典付与率に基づいて、前記会員管理コンピュータ120のCPU122が前記分類手段として機能することで各会員遊技者が複数のグループであるA〜Dの4つのグループに分類され、例えば特典付与率が低いグループDに対応する案内情報であるメール種別Dに基づく案内状としての電子メールが、CPU122が前記案内状作成手段として機能することで作成され、該作成された電子メールが各会員遊技者に対して送信されるようになるため、これら特典付与率が低い会員遊技者が低い各会員遊技者に対する手当(ホロー)を実施することで、特典付与率が高い遊技者との差別化を実施でき、結果としてこれら特典付与率が低い会員遊技者の客離れを防止できるようになる。
【0154】
前記実施例における各要素は、本発明に対して以下のように対応している。
本発明の請求項1は、遊技者を個々に特定可能な遊技者特定情報(会員ID)に対応付けて該遊技者に関する遊技者関連情報が記憶された遊技者関連情報記憶手段(記憶装置125;会員情報テーブル)と、催事対象者となる条件を含む催事関連情報を設定するための催事関連情報設定手段(入力装置126、イベント抽選設定画面)と、少なくとも該催事関連情報設定手段(入力装置126、イベント抽選設定画面)にて設定された催事関連情報を各催事毎に記憶する催事情報記憶手段(記憶装置;イベント抽選テーブル)と、を有する管理装置(会員管理コンピュータ120)と、遊技機(パチンコ機2)に対応して設けられ、前記遊技者特定情報(会員ID)が記録された記録媒体(会員カード)を受付けて該記録情報の読み出しを行う読み出し手段(ICカードリーダライタ327)と、該読み出し手段(ICカードリーダライタ327)により読み出された前記遊技者特定情報(会員ID)を前記管理装置(会員管理コンピュータ120)に送信する送信手段(通信部334)とを備える遊技用装置(カードユニット3)と、から成る遊技用システムにおいて、前記管理装置(会員管理コンピュータ120)は、前記催事に参加した回数を各遊技者毎に集計する催事参加回数集計手段(記憶装置125;会員情報テーブル)と、前記催事への参加において特典が付与された回数を各遊技者毎に集計する特典付与回数集計手段(記憶装置125;会員情報テーブル)と、前記催事参加回数集計手段(記憶装置125;会員情報テーブル)にて集計された参加回数と、特典付与回数集計手段(記憶装置125;会員情報テーブル)にて集計された特典付与回数とに基づいて、該集計された参加回数に対する集計された特典付与回数の割合である特典付与率を、各遊技者毎に算出する付与率算出手段(CPU122)と、該付与率算出手段(CPU122)にて算出した特典付与率が、予め定められた特典付与率の範囲である抽出条件を満たす遊技者を抽出する抽出手段(CPU122)と、該抽出手段(CPU122)により抽出された各遊技者に対する案内状を作成する案内状作成手段(CPU122)と、を備える。
【0155】
本発明の請求項2は、前記管理装置(会員管理コンピュータ120)は、前記案内状において案内を行う案内情報を記憶する案内情報記憶手段(記憶装置125;案内メールテーブル)を備え、前記案内状作成手段(CPU122)は該案内情報記憶手段(記憶装置125;案内メールテーブル)に記憶されている案内情報に基づいて案内状を作成する。
【0156】
本発明の請求項3は、遊技者を個々に特定可能な遊技者特定情報(会員ID)に対応付けて該遊技者に関する遊技者関連情報が記憶された遊技者関連情報記憶手段(記憶装置125;会員情報テーブル)と、催事対象者となる条件を含む催事関連情報を設定するための催事関連情報設定手段(入力装置126、イベント抽選設定画面)と、少なくとも該催事関連情報設定手段(入力装置126、イベント抽選設定画面)にて設定された催事関連情報を各催事毎に記憶する催事情報記憶手段(記憶装置;イベント抽選テーブル)と、を有する管理装置(会員管理コンピュータ120)と、遊技機(パチンコ機2)に対応して設けられ、前記遊技者特定情報(会員ID)が記録された記録媒体(会員カード)を受付けて該記録情報の読み出しを行う読み出し手段(ICカードリーダライタ327)と、該読み出し手段(ICカードリーダライタ327)により読み出された前記遊技者特定情報(会員ID)を前記管理装置(会員管理コンピュータ120)に送信する送信手段(通信部334)とを備える遊技用装置(カードユニット3)と、から成る遊技用システムにおいて、前記管理装置(会員管理コンピュータ120)は、前記催事に参加した回数を各遊技者毎に集計する催事参加回数集計手段(記憶装置125;会員情報テーブル)と、前記催事への参加において特典が付与された回数を各遊技者毎に集計する特典付与回数集計手段(記憶装置125;会員情報テーブル)と、前記催事参加回数集計手段(記憶装置125;会員情報テーブル)にて集計された参加回数と、特典付与回数集計手段(記憶装置125;会員情報テーブル)にて集計された特典付与回数とに基づいて、該集計された参加回数に対する集計された特典付与回数の割合である特典付与率を、各遊技者毎に算出する付与率算出手段(CPU122)と、該特典付与率算出手段(CPU122)にて算出した各遊技者毎の特典付与率に基づいて、各遊技者を複数のグループに分類する分類手段(CPU122)と、各グループ毎に対応付けて、当該グループに分類された各遊技者に対して案内状にて案内する案内情報を記憶するためのグループ別案内情報記憶手段(記憶装置125;案内メールテーブル)と、前記グループ別案内情報記憶手段(記憶装置125;案内メールテーブル)において当該遊技者が該当するグループに対応して記憶されている案内情報に基づいて、前記分類手段(CPU122)にて分類した各遊技者に対する案内状を作成する案内状作成手段(CPU122)と、を備える。
【0157】
本発明の請求項4は、前記遊技者関連情報記憶手段(記憶装置125;会員情報テーブル)には、各遊技者の電子メールアドレスが記憶されており、前記案内状作成手段(CPU122)が作成する案内状は、前記遊技者関連情報記憶手段(記憶装置125;会員情報テーブル)に記憶されている各遊技者の電子メールアドレスへの電子メールであり、前記管理装置(会員管理コンピュータ120)は、前記案内状作成手段(CPU122)により作成された電子メールを送信するための電子メール送信手段(通信部129)を備える。
【0158】
本発明の請求項5は、前記管理装置(会員管理コンピュータ120)は、前記案内状作成手段(CPU122)により案内状を作成した遊技者を記憶する案内状作成遊技者記憶手段(記憶装置125;会員情報テーブル)と、前記送信手段(通信部334)から送信されてきた前記遊技者特定情報(会員ID)に基づいて、該遊技者特定情報(会員ID)から来店したと特定される遊技者が前記案内状作成遊技者記憶手段(記憶装置125;会員情報テーブル)に記憶されている案内状を作成した遊技者であるか否かを判定し、該判定に基づいて前記案内状を作成した遊技者の来店状況を集計する案内状作成遊技者来店状況集計手段(CPU122)と、該案内状作成遊技者来店状況集計手段(CPU122)にて集計された前記案内状を作成した遊技者の来店状況を出力する案内状作成遊技者来店状況出力手段(表示装置127)と、を備える。
【0159】
本発明の請求項6は、前記管理装置(会員管理コンピュータ120)は、前記催事に参加した遊技者が、当該参加した催事に対して予め設定されている特典付与条件が成立したか否かを判定する付与条件成立判定手段(CPU122)を備え、前記特典付与回数集計手段(記憶装置125;会員情報テーブル)は、前記付与条件成立判定手段(CPU122)にて特典付与条件が成立したと判断したことに基づいて、特典付与回数を集計する。
【0160】
本発明の請求項7は、前記管理装置(会員管理コンピュータ120)は、前記特典付与条件を設定変更するための特典付与条件設定手段(入力装置126、イベント抽選設定画面)を備える。
【0161】
本発明の請求項8は、前記管理装置(会員管理コンピュータ120)は、前記送信手段(通信部334)から送信されてきた前記遊技者特定情報(会員ID)に基づいて、該遊技者特定情報(会員ID)から特定される遊技者が来店したことを特定する来店特定手段(CPU122)と、該来店特定手段(CPU122)による来店した加との判定に基づいて、各遊技者毎の来店回数を集計する来店回数集計手段(記憶装置125;会員情報テーブル)と、該来店回数集計手段(記憶装置125;会員情報テーブル)にて集計された来店回数が予め定められた所定回数以上である遊技者を抽出する来店回数対象者抽出手段(CPU122)と、該来店回数対象者抽出手段(CPU122)にて抽出した遊技者の前記遊技者特定情報(会員ID)を出力する来店回数対象者出力手段(表示装置127、プリンタ128)と、を備える。
【0162】
本発明の請求項9は、前記管理装置(会員管理コンピュータ120)は、前記催事参加回数集計手段(記憶装置125;会員情報テーブル)にて集計された参加回数が、予め定められた所定回数以上である遊技者を抽出する参加回数対象者抽出手段(CPU122)と、該参加回数対象者抽出手段(CPU122)にて抽出した遊技者の前記遊技者特定情報(会員ID)を出力する参加回数対象者出力手段(表示装置127、プリンタ128)と、を備える。
【0163】
以上、本発明の実施形態を図面により前記実施例にて説明してきたが、本発明はこれら実施例に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれることは言うまでもない。
【0164】
例えば、前記実施例では、案内状を電子メールとしており、このようにすることは、迅速且つ確実に該案内状を各遊技者に届けることができるばかりか、これら案内状の作成や送付に伴う労力も削減できることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら案内状を通常の葉書等のダイレクトメールとして、該葉書等のダイレクトメールを前記会員管理コンピュータ120が前記プリンタ128にて印刷して作製するようにしても良い。
【0165】
また、この際、予め葉書等のダイレクトメールの内容が印刷されたものである場合には、該ダイレクトメールを送付する会員の宛名や住所等の表書きのみを、会員管理コンピュータ120が前記プリンタ128にて印刷してダイレクトメールを作製するようにしても良い。
【0166】
また、前記実施例では、案内状である電子メールにおいて案内を行う内容(案内情報)であるメール文を記憶するための案内情報記憶手段である案内メールテーブルを備え、該案内メールテーブルに記憶されている「個別1」等のメール文に記述された内容(案内情報)が使用された電子メールが作成されるようになっており、このようにすることは、これら案内情報記憶手段である案内メールテーブルに予め案内状である電子メールにおいて案内を行う内容(案内情報)を記憶しておくことで、より一層簡便かつ迅速に案内状である電子メールを作成することができることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら案内を行う内容(案内情報)を、電子メールの作成時において入力するようにしても良い。
【0167】
また、前記実施例では、各会員遊技者毎に算出した特典付与率に基づいて、会員遊技者をグループA〜グループDの4つのグループに分類するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら分類するグループの数や分類の手法は適宜に選択すれば良い。
【0168】
また、前記実施例では、管理装置である会員管理コンピュータ120が、作成した案内状である電子メールを、直接送信するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらの送信を他の電子メールを送信するためのコンピュータが実施するようにしても良い。
【0169】
また、前記実施例では、送信メールを特別メールに設定することで、図27に示す特別メール送信会員来店状況画面にて、該特別メールが作成、送信された会員遊技者数と、該特別メールが作成、送信された会員遊技者の内、実際に遊技場に来店した会員遊技者数や、来店状況を示す来店率が集計並びに算出されて表示されるようになっており、このようにすることは、前記案内状である電子メールが作成されて送信された遊技者の来店状況を簡便に把握でき、これら案内状である電子メールの送付による効果を容易に確認できることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら案内状である電子メールが作成されて送信された遊技者の来店状況の集計並びに算出、表示を実施しない構成としても良い。
【0170】
また、前記実施例においては、管理装置である前記会員管理コンピュータ120が、特典付与条件である抽選における当選が成立したか否かを判定する付与条件成立判定手段としての抽選処理機能を有しており、該抽選における当選を特典付与条件の成立と判定して、特典付与回数の集計を実施するようにしており、このようにすることは、これら特典付与の実施状況を人為的に入力するのに比較して、簡便かつ正確な特典付与回数の集計を実施できるようになることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらの抽選を遊技場内の所定場所に抽選対象者を集合させて実施し、抽選結果を前記入力装置126にて会員管理コンピュータ120に入力するようにしても良い。
【0171】
また、前記実施例では、前記特典付与条件である抽選内容を特典付与条件設定手段としての前記イベント抽選設定画面において適宜に設定変更できるようになっており、このようにすることは、遊技場の要望に沿った特典付与条件である抽選内容を設定できることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらの特典付与条件である抽選内容を設定変更不可としても良い。
【0172】
また、前記実施例では、前記会員情報テーブルにおいて、各会員の来店回数を集計し、図16に示す抽出結果画面(来店回数)に示すように、該集計した来店回数に基づき、抽出対象となる来店回数以上の来店回数の会員遊技者を抽出し、表示するようにしており、このようにすることは、来店回数が予め定められた所定回数以上である遊技者を簡便に把握することができることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら来店回数に基づく抽出、表示を実施しない構成としても良い。
【0173】
また、前記実施例では、前記会員情報テーブルにおいて、各会員のイベント参加回数を集計し、図17に示す抽出結果画面(参加回数)に示すように、該集計したイベント参加回数に基づき、抽出対象となる参加回数以上のイベント参加回数の会員遊技者を抽出し、表示するようにしており、このようにすることは、イベント(催事)への参加回数が予め定められた所定回数以上である遊技者を簡便に把握することができることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらイベント参加回数に基づく抽出、表示を実施しない構成としても良い。
【0174】
また、前記実施例では、特典付与条件として抽選による当選を用いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら特典付与条件として抽選ではなく、イベント対象条件を満たした先着10名に特典付与等のように、その条件を設定するようにしても良い。
【0175】
また前記実施例では、遊技用装置であるカードユニット3に画像表示手段であるカラー液晶パネル303を設けて抽選用画像並びに抽選結果画像を表示して抽選演出並びに抽選結果演出を行なうようにしており、このようにすることは、前記カラー液晶パネル303に抽選用画像が表示されて抽選演出がなされるようになるため、遊技者に抽選中であることともに、抽選結果を画像にて判りやすく報知できることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらカラー液晶パネル303を設けずに、例えば抽選開始や抽選結果である当たりを抽選LEDや抽選ランプ、当選LEDや当選ランプの点灯にて報知するようにしても良い。
【0176】
また、前記実施例では、前記管理コンピュータ120のイベント抽選設定画面において、抽選によって付与される付与特典を設定するとともに、該設定された付与特典がカードユニット3に送信されてカラー液晶パネル303に表示されることで、会員遊技者に報知されるようになっており、このようにすることは、会員遊技者は、当選により付与される特典が予め画像表示手段であるカラー液晶パネル303に表示されるようになるため、抽選に対する期待感を高めることができることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら付与特典の設定や、報知を実施しない構成としても良い。
【0177】
また、前記実施例では、前記画像表示手段であるカラー液晶パネル303は、抽選結果画像を表示させる際に、該抽選結果画像の表示に到るまでに、所定の演出画像であるリーチ画像を表示するようになっており、このようにすることは、抽選中の表示に、所定の演出画像が表示されることで変化が与えられ、抽選における興趣が向上することから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら所定の演出画像の表示を行わない構成としても良い。
【0178】
また、前記実施例では、抽選実施装置である会員管理コンピュータ120は、記憶装置125に抽選の結果が登録されるイベント抽選テーブルを記憶するようになっており、このようにすることは、抽選結果を抽選実施装置である会員管理コンピュータ120にて確認できるため、特典の付与間違い等を極力回避できることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら抽選結果を記憶するための抽選結果記憶手段を有しない構成としても良い。
【0179】
また、前記実施例のカードユニット3では、テレビチューナーユニット344を設けることで、テレビ映像を前記カラー液晶パネル303に表示するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらテレビ映像の表示機能を有しない構成としても良い。
【0180】
また、前記実施例のカードユニット3では、前記カラー液晶パネル303には、対応するパチンコ機2に関する遊技情報である台データを表示するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらパチンコ機2に関する情報として、該パチンコ機2の遊技方法等の説明等を表示するようにしても良いし、更には、これら台データ等のパチンコ機2に関する情報を表示しない構成としても良い。
【0181】
また、前記実施例では実施していないが、前記LAN上にインターネット網への接続ゲート機器を設けるとともに、前記表示操作ユニット321にインターネット接続機能を付与して、該表示操作ユニット321を前記LANに接続することで、該表示操作ユニット321にてインターネット網上の各種コンテンツを表示できるようにすること等は任意とされる。
【0182】
また、前記実施例のカードユニット3では、テレビ映像の聴取を会員カードの挿入中或いは残度数が存在するビジターカードの挿入中においてのみ利用できるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらの機能を常時利用できる形態としても良い。
【0183】
また、前記実施例の遊技用システムでは、管理コンピュータ100並びに会員管理コンピュータ120と各カードユニット3とを有線のLANにて接続しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらの通信形態は無線でも赤外線であっても電源ケーブルを用いたものであっても良く、双方向のデータ通信が可能なものであれば適用可能なことは言うまでもない。
【0184】
また、前記実施例では、遊技用装置として、挿入された会員カードやビジターカードの度数、並びに会員カードの貯玉を使用してカードリーダ式パチンコ機2にパチンコ玉の払出(払戻)を実施させるカードユニット3を用いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら遊技用装置としては、これら貯玉の再プレイ機能を有しないもの、例えば会員カードを挿入可能とされた呼び出しランプ等や、各種遊技情報を表示可能な表示部を備える情報表示装置等であっても良い。
【0185】
また、前記実施例では、カードユニット3が遊技用価値を用いた前記貸出処理を実施するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら貸出処理の機能を有しないものとしても良い。
【0186】
また、前記実施例のカードユニット3では、会員カードにより特定される貯蓄玉数を再プレイに使用する際に、暗証番号の入力を受付けて本人確認を実施するようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、暗証番号を受付けずに貯蓄玉数を再プレイに使用できるようにしても良い。
【0187】
また、前記実施例のカードユニット3では、1000円紙幣、2000円紙幣、5000円紙幣、10000円紙幣、を受付け、会員カード並びにビジターカードへの追加入金処理が実施できるが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、100円硬貨、500円硬貨を受け付けてこれら追加入金処理や発行貸与処理ができるようになっていても良いし、1回の追加入金処理において複数の貨幣を受付けて追加入金できるようにしてもよいし、単一金種の硬貨または紙幣を受付けて追加入金処理や発行貸与処理ができるようになっていても良い。更には、これら追加入金機能を有しない構成としても良い。
【0188】
また、前記実施例では実施していないが、前記カードユニット3に新規のビジターカードの発行機能を付与すること等は任意とされる。
【0189】
また、前記実施例のカードユニット3では、会員カード並びにビジターカードを受付けた際に、これらカードの度数等の各記録情報を前記RAM330の読み出しデータ記憶領域に一時記憶し、対応する読み出しデータをカードID記憶領域や度数データ記憶領域等に記憶した情報を前記貸出処理や入金処理に基づき更新しておき、カード返却或いは残度数「0」において前記ICカードリーダライタ327に受付中のカードに記録するようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら前記度数データ等の記憶内容に変更が生じた都度毎に、該変更データを前記ICカードリーダライタ327に受付中のカードに記録するようにしても良い。
【0190】
また、前記実施例では、記録媒体(会員カード、ビジターカード)として非接触型のICカードを用いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これを磁気カードや接触型のICカードとしても良いし、バーコード等の所定の情報記録シンボル等が読み取り可能にプリントされた記録媒体等であっても良い。
【0191】
また、前記実施例に用いた記録媒体(会員カード、ビジターカード)の形状はカード状とされているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばコイン形状、円盤形状や球状、チップ状等その他の形状とされていても良い。
【0192】
また、前記実施例に用いた会員カードおよびビジターカードは、所定の遊技場内においてのみ使用可能とされているが、本発明はこれに限定されるものではなく、複数の遊技場において使用可能とされた共通プリペイドカードとして使用するようにしても良い。
【0193】
また前記実施例では、遊技機であるパチンコ機2において使用される遊技用価値の形態として度数や該度数に相当する金額を用いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら遊技用価値を所定のポイントや相当するパチンコ玉数やコイン数としても良く、その形態は任意に選択すれば良い。
【0194】
また前記実施例では、遊技機であるパチンコ機2に使用される遊技媒体としてパチンコ玉を用いているが、これら遊技媒体をコインや点数、更には後述する画像式のパチンコ機やスロットマシン等における画像にて形成されたパチンコ玉やコイン等としても良く、これら遊技媒体は遊技において使用される媒体であれば、本発明の遊技媒体に含まれるものであり、その形態が限定されるものではない。
【0195】
また前記実施例においては、前記カードユニット3のRAM330に再プレイ回数記憶領域を設け、貯蓄価値の大きさとして再プレイ回数を記憶するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら貯蓄価値の大きさの形態を貯蓄玉数とし、該貯蓄玉数を前記RAM330の所定領域に記憶するようにして、該貯蓄玉数から減算するようにしても良い。
【0196】
また、前記実施例では、貯蓄価値の形態としては遊技媒体として遊技球を用いているために貯蓄玉数としているが、使用される遊技機がスロットマシン等でコインを用いている場合には貯コインとしたり、さらには、これら遊技媒体にかかわらずポイント形態としても良い。
【0197】
また、前記実施例でのパチンコ機2は全ての「通常の大当り」の終了後において前記時短状態(普通有利状態)が付与されるようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、時短状態(普通有利状態)を付与しないパチンコ機を用いても良い。
【0198】
また、前記実施例では、イベントの終了後に、会員遊技者に対し抽選対象者になったことが報知されるようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、前記図10の抽選対象用テーブルの遊技状態に加算した数値が前記抽選対象条件の遊技回数の特定に基づく所定数に達した時点において、該当する遊技状態に対応する抽選対象フラグに「1」をセットするとともに、当該セットした抽選対象フラグに対応付けて登録されている装置IDに基づき、該装置IDの各カードユニット3に、前記報知情報を送信することで、会員遊技者に対して抽選対象者になったことをイベント期間中に報知しても良く、このようにすることでイベント終了時刻後に抽選が行われるまでの間、該抽選対象者の継続遊技を促進するようにしても良い。
【0199】
【発明の効果】
本発明は次の効果を奏する。
(a)請求項1の発明によれば、前記催事参加回数集計手段にて集計された参加回数と特典付与回数集計手段にて集計された特典付与回数との割合である特典付与率が、抽出条件として定められた予め定められた特典付与率の範囲を満たす遊技者が抽出され、該抽出した各遊技者に対する案内状が前記案内状作成手段により作成されるようになるため、特典の付与状況である特典付与率に基づいて、各遊技者への対応として案内状を作成するという対応を簡便に実施することができる。
【0200】
(b)請求項2の発明によれば、案内情報記憶手段に予め案内状において案内を行う案内情報を記憶しておくことで、より一層簡便かつ迅速に案内状を作成することができる。
【0201】
(c)請求項3の発明によれば、前記催事参加回数集計手段にて集計された参加回数と特典付与回数集計手段にて集計された特典付与回数との割合である特典付与率に基づいて、前記分類手段により各遊技者が複数のグループに分類され、該分類された各グループに対応する案内情報に基づく各遊技者に対する案内状が、前記案内状作成手段により作成されるようになるため、特典の付与状況である特典付与率に基づいて、各遊技者への対応として案内状を作成するという対応を簡便に実施することができる。
【0202】
(d)請求項4の発明によれば、案内状を電子メールとすることで、迅速且つ確実に該案内状を各遊技者に届けることができるばかりか、これら案内状の作成や送付に伴う労力も削減できる。
【0203】
(e)請求項5の発明によれば、前記案内状作成手段によって案内状が作成された遊技者の来店状況が、前記案内状作成遊技者来店状況集計手段にて集計され、前記案内状作成遊技者来店状況出力手段にて出力されるようになるため、前記案内状作成手段によって案内状が作成された遊技者の来店状況を簡便に把握でき、これら案内状の送付による効果を容易に確認できる。
【0204】
(f)請求項6の発明によれば、前記特典付与回数集計手段による特典付与の集計が、付与条件成立判定手段による特典付与条件の成立判断に基づいて実施されるようになるので、これら特典付与の実施を人為的に入力するのに比較して、簡便かつ正確な特典付与回数の集計を実施できるようになる。
【0205】
(g)請求項7の発明によれば、特典付与条件を適宜に変更できるようになるため、遊技場の要望に沿った特典付与条件を設定できる。
【0206】
(h)請求項8の発明によれば、来店回数が予め定められた所定回数を満たす遊技者を簡便に把握することができる。
【0207】
(j)請求項9の発明によれば、催事への参加回数が予め定められた所定回数を満たす遊技者を簡便に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における遊技用システムの構成を示す図である。
【図2】本発明の実施例において用いたパチンコ機並びにカードユニットの正面図である。
【図3】本発明の実施例におけるカードユニット並びにパチンコ機の構成を示すブロック図と会員管理コンピュータとの接続状態を示すブロック図である。
【図4】本実施例に用いたパチンコ機から出力される各信号の出力形態を示す図である。
【図5】本実施例に用いた会員管理コンピュータにおける入力信号と遊技状態データ、並びに送信データとの相関を示す図である。
【図6】本発明の実施例における会員管理コンピュータの構成を示すブロック図である。
【図7】(a)は、本発明の実施例における会員情報テーブルの構成を示す図であり、(b)は、本発明の実施例におけるイベント抽選テーブルの構成を示す図であり、(c)は、本発明の実施例における会員来店履歴データベースの構成を示す図である。
【図8】本発明の実施例におけるユニット管理テーブルの構成を示す図である。
【図9】本発明の実施例の会員管理コンピュータに記憶されている遊技情報テーブルの構成を示す図である。
【図10】本発明の実施例の会員管理コンピュータに記憶されている抽選対象用テーブルの構成を示す図である。
【図11】本発明の実施例の会員管理コンピュータに記憶されている案内メール用テーブルの構成を示す図である。
【図12】本発明の実施例に用いた遊技用システムを構成する各機器の処理状況(会員カード受付け時)を示す図である。
【図13】本発明の実施例に用いた会員管理コンピュータに表示される表示画面の構成を示す図である。
【図14】本発明の実施例に用いた会員管理コンピュータに表示されるイベント抽選設定画面を示す図である。
【図15】本発明の実施例に用いた会員管理コンピュータに表示される抽出条件指定画面を示す図である。
【図16】本発明の実施例に用いた会員管理コンピュータに表示される抽出結果画面(来店回数)を示す図である。
【図17】本発明の実施例に用いた会員管理コンピュータに表示される抽出結果画面(参加回数)を示す図である。
【図18】本発明の実施例に用いた会員管理コンピュータに表示される抽出結果画面(特典付与率)を示す図である。
【図19】本発明の実施例に用いた会員管理コンピュータに表示される抽出結果画面(グループ)を示す図である。
【図20】本発明の実施例に用いた会員管理コンピュータに表示されるDM作成・送信画面を示す図である。
【図21】本発明の実施例に用いた会員管理コンピュータに表示されるメール内容確認・編集画面を示す図である。
【図22】本発明の実施例に用いた遊技用システムにおける抽選処理の流れを説明する図である。
【図23】本発明の実施例のカードユニットのカラー液晶パネルに表示されるメニュー画面を示す図である。
【図24】本発明の実施例のカードユニットのカラー液晶パネルに表示される台データ画面を示す図である。
【図25】本発明の実施例のカードユニットのカラー液晶パネルに表示される抽選結果画面を示す図である。
【図26】(a)〜(e)は、本発明の実施例のカードユニットのカラー液晶パネルに表示される抽選中の表示推移を示す図である。
【図27】本発明の実施例に用いた会員管理コンピュータに表示される特別メール送信会員来店状況画面を示す図である。
【図28】本発明の実施例に用いた会員管理コンピュータに表示されるDM作成・送信画面を示す図である。
【符号の説明】
2 パチンコ機
3 カードユニット
120 会員管理コンピュータ
125 記憶装置
126 入力装置
127 表示装置
128 プリンタ
129 通信部
327 ICカードリーダライタ
334 通信部

Claims (9)

  1. 遊技者を個々に特定可能な遊技者特定情報に対応付けて該遊技者に関する遊技者関連情報が記憶された遊技者関連情報記憶手段と、催事対象者となる条件を含む催事関連情報を設定するための催事関連情報設定手段と、少なくとも該催事関連情報設定手段にて設定された催事関連情報を各催事毎に記憶する催事情報記憶手段と、を備える管理装置と、
    遊技機に対応して設けられ、前記遊技者特定情報が記録された記録媒体を受付けて該記録情報の読み出しを行う読み出し手段と、該読み出し手段により読み出された前記遊技者特定情報を前記管理装置に送信する送信手段とを備える遊技用装置と、から成る遊技用システムにおいて、
    前記管理装置は、
    前記催事に参加した回数を各遊技者毎に集計する催事参加回数集計手段と、
    前記催事への参加において特典が付与された回数を各遊技者毎に集計する特典付与回数集計手段と、
    前記催事参加回数集計手段にて集計された参加回数と、特典付与回数集計手段にて集計された特典付与回数とに基づいて、該集計された参加回数に対する集計された特典付与回数の割合である特典付与率を、各遊技者毎に算出する特典付与率算出手段と、
    該特典付与率算出手段にて算出した特典付与率が、予め定められた特典付与率の範囲である抽出条件を満たす遊技者を抽出する抽出手段と、
    該抽出手段により抽出された各遊技者に対する案内状を作成する案内状作成手段と、を備えることを特徴とする遊技用システム。
  2. 前記管理装置は、前記案内状において案内を行う案内情報を記憶する案内情報記憶手段を備え、前記案内状作成手段は該案内情報記憶手段に記憶されている案内情報に基づいて案内状を作成する請求項1に記載の遊技用システム。
  3. 遊技者を個々に特定可能な遊技者特定情報に対応付けて該遊技者に関する遊技者関連情報が記憶された遊技者関連情報記憶手段と、催事対象者となる条件を含む催事関連情報を設定するための催事関連情報設定手段と、少なくとも該催事関連情報設定手段にて設定された催事関連情報を各催事毎に記憶する催事情報記憶手段と、を備える管理装置と、
    遊技機に対応して設けられ、前記遊技者特定情報が記録された記録媒体を受付けて該記録情報の読み出しを行う読み出し手段と、該読み出し手段により読み出された前記遊技者特定情報を前記管理装置に送信する送信手段とを備える遊技用装置と、から成る遊技用システムにおいて、
    前記管理装置は、
    前記催事に参加した回数を各遊技者毎に集計する催事参加回数集計手段と、
    前記催事への参加において特典が付与された回数を各遊技者毎に集計する特典付与回数集計手段と、
    前記催事参加回数集計手段にて集計された参加回数と、特典付与回数集計手段にて集計された特典付与回数とに基づいて、該集計された参加回数に対する集計された特典付与回数の割合である特典付与率を、各遊技者毎に算出する特典付与率算出手段と、
    該特典付与率算出手段にて算出した各遊技者毎の特典付与率に基づいて、各遊技者を複数のグループに分類する分類手段と、
    各グループ毎に対応付けて、当該グループに分類された各遊技者に対して案内状にて案内する案内情報を記憶するためのグループ別案内情報記憶手段と、
    前記グループ別案内情報記憶手段において当該遊技者が該当するグループに対応して記憶されている案内情報に基づいて、前記分類手段にて分類した各遊技者に対する案内状を作成する案内状作成手段と、を備えることを特徴とする遊技用システム。
  4. 前記遊技者関連情報記憶手段には、各遊技者の電子メールアドレスが記憶されており、前記案内状作成手段が作成する案内状は、前記遊技者関連情報記憶手段に記憶されている各遊技者の電子メールアドレスへの電子メールであり、
    前記管理装置は、前記案内状作成手段により作成された電子メールを送信するための電子メール送信手段を備える請求項1〜3のいずれかに記載の遊技用システム。
  5. 前記管理装置は、
    前記案内状作成手段により案内状を作成した遊技者を記憶する案内状作成遊技者記憶手段と、
    前記送信手段から送信されてきた前記遊技者特定情報に基づいて、該遊技者特定情報から来店したと特定される遊技者が前記案内状作成遊技者記憶手段に記憶されている案内状を作成した遊技者であるか否かを判定し、該判定に基づいて前記案内状を作成した遊技者の来店状況を集計する案内状作成遊技者来店状況集計手段と、
    該案内状作成遊技者来店状況集計手段にて集計された前記案内状を作成した遊技者の来店状況を出力する案内状作成遊技者来店状況出力手段と、を備える請求項1〜4のいずれかに記載の遊技用システム。
  6. 前記管理装置は、前記催事に参加した遊技者が、当該参加した催事に対して予め設定されている特典付与条件が成立したか否かを判定する付与条件成立判定手段を備え、
    前記特典付与回数集計手段は、前記付与条件成立判定手段にて特典付与条件が成立したと判定したことに基づいて、特典付与回数を集計する請求項1〜5のいずれかに記載の遊技用システム。
  7. 前記管理装置は、前記特典付与条件を設定変更するための特典付与条件設定手段を備える請求項6に記載の遊技用システム。
  8. 前記管理装置は、前記送信手段から送信されてきた前記遊技者特定情報に基づいて、該遊技者特定情報から特定される遊技者が来店したことを特定する来店特定手段と、該来店特定手段により来店したことが特定されたことに基づいて、各遊技者毎の来店回数を集計する来店回数集計手段と、該来店回数集計手段にて集計された来店回数が予め定められた所定回数を満たす遊技者を抽出する来店回数対象者抽出手段と、該来店回数対象者抽出手段にて抽出した遊技者の前記遊技者特定情報を出力する来店回数対象者出力手段と、を備える請求項1〜7のいずれかに記載の遊技用システム。
  9. 前記管理装置は、前記催事参加回数集計手段にて集計された参加回数が、予め定められた所定回数を満たす遊技者を抽出する参加回数対象者抽出手段と、該参加回数対象者抽出手段にて抽出した遊技者の前記遊技者特定情報を出力する参加回数対象者出力手段と、を備える請求項1〜8のいずれかに記載の遊技用システム。
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