JP2004283108A - 簡易式薬剤揮散器 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者が薬剤の有効期間を認識することができず、薬剤の有効性が全く無くなっても使用を続けてしまうといった問題を解消し、使用者が薬剤の有効期間を認識することのできる簡易式薬剤揮散器を提供する。
【解決手段】二つ折り可能な台紙板1を備え、この台紙板1の内側に収納されて折り畳み自在となり、台紙板1を開いたとき立体状構造体に形成される薬剤を含有した薬剤含有体5を備えた簡易式薬剤揮散器において、前記台紙板1に薬剤含有体5に含有した薬剤の有効期間を表示するインジケーター6を設けた簡易式薬剤揮散器である。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、居間や玄関等の屋内あるいは屋外、さらには車内等において使用する簡易式薬剤揮散器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、簡易式薬剤揮散器としては、折り畳み自在な紙製の穴を多数有した薬剤含有体である筒状体に揮散性の薬剤を保持させて、これを立体状構造体である扇状に開いたとき、保持させた薬剤を自然に揮散させるものが知られていた(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−308421号公報(図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
かかる従来の簡易式薬剤揮散器にあっては、紙製の薬剤含有体である筒状体に薬剤を保持しているため、使用者が保持された薬剤の有無を判断することがなかなかできず、すなわち薬剤の有効期間を認識することができず、薬剤の有効性が全く無くなっても使用を続けてしまうといった問題が生じるおそれがあった。
【0005】
本発明は、前述した問題を解消し、使用者が薬剤の有効期間を認識することのできる簡易式薬剤揮散器を提供することを、その課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
第一の発明は、二つ折り可能な台紙板を備え、この台紙板の内側に収納されて折り畳み自在となり、台紙板を開いたとき立体状構造体に形成される薬剤を含有した薬剤含有体を備えた簡易式薬剤揮散器において、前記台紙板に薬剤含有体に含有した薬剤の有効期間を表示するインジケーターを設けた簡易式薬剤揮散器である。
【0007】
第二の発明は、第一の発明において、前記台紙板に当該台紙板を二つ折りしたとき嵌合する一対のスナップを備え、このスナップに前記インジケーターを設けた簡易式薬剤揮散器である。
【0008】
【作 用】
第一の発明によれば、台紙板に薬剤の有効期間を表示するインジケーターを設けたことで、薬剤含有体に含有する薬剤の量、すなわち薬剤の有効期間をインジケーターによって認識することができ、当該簡易式薬剤揮散器の交換時期を常に把握することができる。
【0009】
第二の発明によれば、台紙板を二つ折りしたとき嵌合する一対のスナップにインジケーターを設けたことで、薬剤含有体に含有する薬剤とインジケーターとにおいて密閉及び開放する時間を同じにして、薬剤の消費とインジケーターの消費とを合致させることができ、薬剤の有効期間を極めて正確かつ的確に認識することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明による簡易式薬剤揮散器の一実施形態について説明する。
図1、図2、図3に示すように、二つ折り可能な台紙板1を備え、この台紙板1は略半楕円形状で下部に舌状の突出部2を有する同形となる紙製の第一台紙板3と第二台紙板4とからなり、この第一台紙板3と第二台紙板4とを折り曲がり自在に連結したもので、これにより、台紙板1を二つ折り可能にしている(図3参照)。
【0011】
そして、この台紙板1の内側に収納されて折り畳み自在となる薬剤含有体5を備え、この薬剤含有体5には薬剤を含有する。この薬剤含有体5は薄い紙製でできており、図1に示すように、前記台紙板1を360度開いたときに立体状構造体であるハニカム状の構造体に形成される。
【0012】
なお、この薬剤含有体5に含有する薬剤としては、例えば、ユスリカ、チョウバエ、ブヨ等、様々な害虫を効果的に駆除するピレスロイド系殺虫剤の薬剤が良く、そのピレスロイド系殺虫剤の薬剤の中でもメトフルトリンが良い。この薬剤は火も電気も使わずに自然に揮散する常温揮散性に優れており、人体に対する安全性も高い。
【0013】
また、薬剤含有体5に含有する薬剤には、例えば、ハーブの一種であるラベンダー等の香りがする香料を混ぜて、やすらぎを生むような製品にしても良い。
【0014】
そして、第一台紙板3と第二台紙板4とからなる台紙板1にあっては、その突出部2に、インジケーター6を設けて、このインジケーター6は薬剤含有体5に含有した薬剤の有効期間を表示する。
【0015】
なお、このインジケーター6にあっては、容器内部に収容され錠剤型で徐々に小さくなり最後は消滅するタイプや文字や記号が現れるタイプ、あるいは色が変色するタイプ等があり、これらの詳細については後述する。
【0016】
今回のインジケーター6は錠剤型で徐々に小さくなり最後は消滅するタイプであり、このインジケーター6にあっては、台紙板1を二つ折りしたとき一対のスナップ7が嵌合するようになるが、このスナップ7に当該インジケーター6を設けるようにしている。
【0017】
これは、第一台紙板3にスナップ7の一方である円形状の突出容器8を備え、第二台紙板4に突出容器8の外周に嵌合するスナップ7の他方である円筒状の筒キャップ9を備え、この突出容器8の内部にインジケーター6を収容するようにしている。
【0018】
これにより、前記台紙板1を開いたときはスナップ7における突出容器8と筒キャップ9とが離れて、突出容器8の密閉状態が開放されインジケーター6が揮散していくことで徐々に小さく減っていくようになるが、前記台紙板1を二つ折りに閉じたときはスナップ7における突出容器8と筒キャップ9とが嵌合して、突出容器8を密閉することで、揮散が中止しインジケーター6が減らないようになっている。よって、薬剤含有体5に含有する薬剤とインジケーター6とにおいて密閉及び開放する時間を同じにして、薬剤の消費とインジケーター6の消費とを合致させる、すなわち薬剤含有体5に含有した薬剤の有効成分が無くなったら、円形の錠剤型のインジケーター6も無くなるようにしている。
【0019】
このようにスナップ7における突出容器8の内部に設けたインジケーター6により、薬剤含有体5に含有した薬剤の有効期間を表示するようにして、使用者に薬剤の有無を認識させるようにしている。
【0020】
次に、このようになる簡易式薬剤揮散器の使用例について説明すると、まず、使用前の状態では、台紙板1が二つ折りに閉じられている(図2、図3参照)。そして、実際に使用する場合は、スナップ7における突出容器8と筒キャップ9とを外して、二つ折りに閉じられた台紙板1を360度開く(図1参照)。これにより、薬剤含有体5が立体状構造体であるハニカム状の構造体に形成され、薬剤含有体5より含有した薬剤が自然に揮散する。そして、使用を中断する場合は、台紙板1を二つ折りに閉じて、スナップ7における突出容器8と筒キャップ9とを嵌合する(図2、図3参照)。これにより、薬剤含有体5も二つ折りに閉じた台紙板1の内側に収納されて、含有した薬剤の揮散が停止する。
【0021】
このように構成した簡易式薬剤揮散器にあっては、薬剤の有効期間を表示するインジケーター6を設けたことで、薬剤含有体5に含有する薬剤の量、すなわち薬剤の有効期間をインジケーター6によって認識することができ、当該簡易式薬剤揮散器の交換時期を常に把握することができる。
【0022】
しかも、第一台紙板3と第二台紙板4とからなる台紙板1を二つ折りしたとき嵌合する一対のスナップ7の内部にインジケーター6を設けたことで、薬剤含有体5に含有する薬剤とインジケーター6とにおいて密閉及び開放する時間を同じにして、薬剤の消費とインジケーター6の消費とを合致させることができ、薬剤の有効期間を極めて正確かつ的確に認識することができる。
【0023】
なお、前述した一実施形態の変形例として、図4、図5に示すように第一台紙板3と第二台紙板4とである台紙板1における突出部2の形状を下部が広がる山形状にして、台紙板1を開いたときに安定して載置できるようにしても良い。この場合、第一台紙板3と第二台紙板4とわたってはネジ棒10を挿入することで、安定して載置できるような角度(図5参照)に台紙板1を開いて保持させることができる。
【0024】
次に、前述したように、インジケーター6の詳細について述べる。
前述したインジケーター6にあっては、錠剤型で徐々に小さくなり最後は消滅するタイプであった。このインジケーター6は、それ自体が昇華し経時的に消失する昇華性物質を使用する。昇華性物質としては、アダマンタン、シクロドデカン、ノルボルナン、トリメチルノルボルナン、樟脳、メントール、などが例示でき、これを微粒剤、顆粒、錠剤、等形状に成形したものを、通気孔を有する空間とした装着部に収容して使用する。
【0025】
また別の例としては、水、アルコールなど液体をゲル化し、経時的に含有液体が揮散し縮小するゲル化物をインジケーターとして使用する。ゲル化物質としては、カラギーナン、デンプン、ゼラチン、アルギン酸、等が例示でき、これらのゲル化物質で得たゲル化物を、通気孔を有する空間とした装着部に収容して使用する。
【0026】
次に別タイプとして色が変色するタイプのインジケーター6は、その一つとして、電子供与性呈色化合物、顕色剤、減感剤からなる可変色色素を担持体に含有したものは、減感剤、又は顕色剤に用いた揮散性薬剤が揮散し残存率が減少することで電子供与性呈色化合物と顕色剤との反応が開始し呈色を生起し、担持体の色調が変化する。例えば、電子供与呈色化合物が発色して得られる色調として、赤、黒、青、緑、紫、橙、黄、茶、など多くの色が可能であり、前記3成分の選定、組合せ等によって希望する色調、色濃度、色変時期を得ることができる。
【0027】
電子供与性呈色化合物は、トリフェニルメタンフタリド類、フルオラン類、フェノチアジン類、インドリルフタリド類、スピロピラン類など、顕色剤は、2,2−ビス(4’−ヒドロキシアニソール)プロパン、3,3−チオジプロピオン酸ジミリスチル、2,2’−メチレンビス(4−クロールフェノール)、サリチル酸フェニル、サリチル酸アニリド、p−ヒドロキシ安息香酸プロピル、没食子酸メチル、2−t−ブチル−6−メチルフェノール、t−ブチルハイドロキノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノンなど、減感剤は、アセトン、メチルエチルケトン、ジエチレングリコールジメチルエーテル、酢酸エチル、酢酸n−ブチル、酢酸n−オクチル、フマル酸ジメチル、n−カプロン酸メチル、アジピン酸ジオクチル、ミリスチン酸エチル、n−カプリン酸n−イソアミル、ブチルカルビトール、n−デカン、トリエチルアミン、n−オクチルアルコール、モルホリン、ジメチレングリコール、等のケトン類、エーテル類、アルコール類、アミン類、炭化水素類などが例示できる。又、揮散性減感剤として、本発明に使用する揮散性の害虫防除剤、芳香剤、消臭剤、防黴剤などを用いることができ、又、前記減感剤との混合剤として用いることもできる。
【0028】
また、油溶性の色素や染料の採用により、例えば、色素等を揮散性薬剤に溶解させ、色素等と親和性のない担持体に保持することにより揮散に伴い色彩の減色を確認する。色素として、アリルアミノアントラキノン、1,4−ジイソプロピルアミノアントラキノン、1,4−ジアミノアントラキノン、1,4−ジブチルアミノアントラキノン、1−アミノ−4−アニリノアントラキノン、など、染料として、C.I.Disp.Red54,C.I.Disp.Yellow51,C.I.Disp.Blue56などの分散染料、C.I.Solvent.Red26,C.I.Soivent.Yellow7,C.I.Solvent.Blue37などの油溶染料などが例示できる。
【0029】
前記担持体として、紙、不織布、布、パルプマット、パルプシート、スポンジ体、多孔質粒子の無機多孔質体や親水性高分子多孔質体などが例示でき、これら色変物質を保有した担持体の形状は装着部の形態に応じて加工される。プレート、ワッペン、シート、など形状にして、装着部の空間に設置、又はそのまま接着固定する。
【0030】
また、その他のタイプのインジケーター6として、水筆法の原理を用いることもできる。
【0031】
この水筆法とは、例えば、着色した紙材などの担持体に揮散性薬剤を含浸すると共に表面に酸化チタンの微粒子を付着させ、該薬剤の消失に伴い着色した元の色から酸化チタンの白色に変色させる方法である。着色した紙材として、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫、白、黒、グレーなど彩色が挙げられ、色変化、文字や模様などの表示で確認できる。
【0032】
前記担持体の着色は、顔料や染料が用いられ、内添法、サイズプレス法、コーティング法などの方法で行われる。又、前記揮散性薬剤は、自由であり、揮散期間等で選択すれば良い。
【0033】
以上のように、インジケーター6については多種多様なものが考えられる。
【0034】
次に、インジケーター6とスナップ7との変形例について述べる。
図6に示すように、スナップ7としては、台紙板1の一方に円形の凸体11を備えると共に、台紙板1の他方に筒状の凹体12を備え、凹体12の内側に凸体11が嵌合する。そして、このようになるスナップ7の凸体11の下部に円形のインジケーター6を設ける。
【0035】
図7に示すように、スナップ7としては、台紙板1の一方に円形の凸体11を備えると共に、台紙板1の他方に筒状の凹体12を備え、凹体12の内側に凸体11が嵌合する。そして、このようになるスナップ7の凹体12の内側に円形のインジケーター6を設ける。
【0036】
図8(a),(b)や図9(a),(b)に示すように、スナップ7としては、台紙板1の一方に円形の凸体11を備えると共に、台紙板1の他方に筒状の凹体12を備え、凹体12の内側に凸体11が嵌合する。そして、このようになるスナップ7の凸体11の外側にリング状のインジケーター6を設ける。
【0037】
図10(a),(b)に示すように、スナップ7としては、台紙板1の一方に円形の凸体11を備えると共に、台紙板1の他方に筒状の凹体12を備え、凹体12の内側に凸体11が嵌合する。そして、このようになるスナップの凹体12の外側にリング状のインジケーター6を設ける。
【0038】
また、インジケーター6とスナップ7とを別々に設けた例もある。これは、図11(a),(b)に示すように、台紙板1の一方に筒状の凹体12を、台紙板1の他方に円形の凸体11をそれぞれ備え、凹体12と凸体11が嵌合するスナップ7を備えると共に、凹体12の横に凹体12とは別に円形のインジケーター6を設ける。
【0039】
図12(a),(b)に示すように、台紙板1の一方に筒状の凹体12を、台紙板1の他方に円形の凸体11をそれぞれ備え、凹体12と凸体11が嵌合するスナップ7を備えると共に、凸体11の横の両側二箇所に円形のインジケーター6を設ける。また、図13(a),(b)に示すように、台紙板1の一方に筒状の凹体12を、台紙板1の他方に円形の凸体11をそれぞれ備え、凹体12と凸体11が嵌合するスナップ7を備えると共に、凹体12の横の前後左右四箇所に円形のインジケーター6を設ける。
【0040】
このように複数のインジケーター6を設ける機会としては、例えば、有効期間が長期の場合、それに適合するインジケーター材がなかったり、あるいはインジケーター材自体が大型になることがあり、こういった問題を解消するために複数のインジケーター6を設けることで、継続して使用するといったことが可能となる。また、環境温度、例えば、夏場と冬場で揮散量が異なり、正確な有効期間を示すことができない場合等、夏場用と冬場用のインジケーター6を用意することができ、各季節毎に使い分けすることも可能となる。なお、インジケーター6とスナップ7とを別にはするものの、インジケーター6を設ける箇所とスナップ7と一体成型することで、製作時、これらを容易に製作、組み立てすることができるようにする。
【0041】
図14(a),(b)に示すように、台紙板1の一方に円形の凸体11を、台紙板1の他方に筒状の凹体12をそれぞれ備え、凸体11と凹体12が嵌合するスナップ7を備えると共に、凸体11より僅かに離れた位置に凸体11とは別に円形のインジケーター6を設ける。また、図15(a),(b)に示すように、円形のインジケーター6を二箇所設けるようにしても良い。
【0042】
図16に示すように、台紙板1の一方に円形の凸体11を2箇所備え、台紙板1の他方に筒状の凹体12を2箇所備え、2箇所の凸体11と凹体12がそれぞれ嵌合するスナップ7を備えると共に、2箇所の凸体11の中間に凸体11とは別に円形のインジケーター6を設ける。
【0043】
また、紙製の第一台紙板3と第二台紙板4とからなる台紙板1あるいは薬剤含有体5にあっても、前述のものに限定されるものではなく、以下のようなものでも良い。
【0044】
図17、図18に示すように、第一台紙板3と第二台紙板4とを平行に配置して、アコーデオンのように左右方向に伸縮するようにしても良い。この場合、上部にスナップ7及びインジケーター6を設けると共に、下部にも連結する連結手段13を備える。
【0045】
図19に示すように、二つに折れる第一台紙板3と第二台紙板4の内側に収納される薬剤含有体5を180度に開いたとき、形成される立体状構造体が横向直線状となるハニカム状の構造体としたものである。
【0046】
図20に示すように、二つに折れる第一台紙板3と第二台紙板4の内側に収納される薬剤含有体5を180度に開いたとき、形成される立体状構造体が扇状の構造体としたものである。
【0047】
なお、第一台紙板3と第二台紙板4とからなる台紙板1あるいは薬剤含有体5、スナップ7やインジケーター6といった個々のものについては、前述したもののみに限定されるものではなく、同様の機能、作用を有するものならば、どのようなものでも良い。
【0048】
【発明の効果】
本発明は、台紙板に薬剤の有効期間を表示するインジケーターを設けたことで、薬剤含有体に含有する薬剤の量、すなわち薬剤の有効期間をインジケーターによって認識することができ、当該簡易式薬剤揮散器の交換時期を常に把握することができる。
【0049】
また、本発明は、台紙板を二つ折りしたとき嵌合する一対のスナップにインジケーターを設けたことで、薬剤含有体に含有する薬剤とインジケーターとにおいて密閉及び開放する時間を同じにして、薬剤の消費とインジケーターの消費とを合致させることができ、薬剤の有効期間を極めて正確かつ的確に認識することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による簡易式薬剤揮散器の正面図である。
【図2】本発明による簡易式薬剤揮散器の正面図である。
【図3】本発明による簡易式薬剤揮散器の側面図である。
【図4】本発明による簡易式薬剤揮散器の変形例の正面図である。
【図5】本発明による簡易式薬剤揮散器の変形例の側面図である。
【図6】インジケーターとスナップとの変形例を示す説明図である。
【図7】インジケーターとスナップとの変形例を示す説明図である。
【図8】(a)インジケーターとスナップとの変形例を示す説明図である。
(b)A−A矢視図である。
【図9】(a)インジケーターとスナップとの変形例を示す説明図である。
(b)A−A矢視図である。
【図10】(a)インジケーターとスナップとの変形例を示す説明図である。
(b)A−A矢視図である。
【図11】(a)インジケーターとスナップとの変形例を示す説明図である。
(b)A−A矢視図である。
【図12】(a)インジケーターとスナップとの変形例を示す説明図である。
(b)A−A矢視図である。
【図13】(a)インジケーターとスナップとの変形例を示す説明図である。
(b)A−A矢視図である。
【図14】(a)インジケーターとスナップとの変形例を示す説明図である。
(b)A−A矢視図である。
【図15】(a)インジケーターとスナップとの変形例を示す説明図である。
(b)A−A矢視図である。
【図16】インジケーターとスナップとの変形例を示す説明図である。
【図17】台紙板あるいは薬剤含有体の変形例を示す説明図である。
【図18】台紙板あるいは薬剤含有体の変形例を示す説明図である。
【図19】台紙板あるいは薬剤含有体の変形例を示す説明図である。
【図20】台紙板あるいは薬剤含有体の変形例を示す説明図である。
【符号の説明】
1…台紙板、2…突出部、3…第一台紙板、4…第二台紙板、5…薬剤含有体、6…インジケーター、7…スナップ、8…突出容器、9…筒キャップ、10…ネジ棒、11…凸体、12…凹体、13…連結手段。

Claims (2)

  1. 二つ折り可能な台紙板1を備え、この台紙板1の内側に収納されて折り畳み自在となり、台紙板1を開いたとき立体状構造体に形成される薬剤を含有した薬剤含有体5を備えた簡易式薬剤揮散器において、
    前記台紙板1に薬剤含有体5に含有した薬剤の有効期間を表示するインジケーター6を設けたことを特徴とする簡易式薬剤揮散器。
  2. 前記台紙板1に当該台紙板1を二つ折りしたとき嵌合する一対のスナップ7を備え、このスナップ7に前記インジケーター6を設けたことを特徴とする請求項1記載の簡易式薬剤揮散器。
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