JP2004282464A - テレビジョン受信機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】VIF検波器8から出力される映像ベースバンド信号のレベルによるAGC電圧と混合器3の出力レベルによるAGC電圧とを切り替えてRF増幅器2を供給する切替スイッチ回路15を設け、テレビジョン受信時には映像ベースバンド信号によるAGC電圧を使用し、FM放送受信時には混合器出力によるAGC電圧を使用することにより映像信号のないFM放送受信時にもRF増幅器にAGCをかけることができ混合器で発生する相互変調妨害を小さくする。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体集積回路に内蔵され、特に車載用等、移動体受信に最適でFMラジオ放送(以下、単にFM放送と記す)の受信も可能なテレビジョン受信機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、車載用テレビジョン受信機が増加してきており、セットの合理化が進むなかで、テレビジョンの受信系を利用してFM放送受信可能なテレビジョンセットが登場してきている。(たとえば特許文献1参照)。
【0003】
一般のテレビジョン受信機のチューナ部分でFM放送を受信することは、テレビジョン放送の音声部分がFM変調波であるため可能ではあるが、FM放送においてはチャンネル間隔が狭いこと等の理由によって、専用のFM受信機に比べて特性的に劣ることが多い。
【0004】
また、移動体の受信機の場合には受信条件が厳しくなる。すなわち、放送局から遠い地点での弱電界、放送局直下の強電界、移動する際のフェージング・マルチパス等が生じることが多いので、従来のテレビジョンチューナのダイナミックレンジ、妨害特性では不充分になる。
【0005】
また、車載用では、走行中、安全面から運転席でテレビの映像を見ることができないため、テレビジョン受信機を利用してFM多重放送による道路交通情報の入手を行うことがある。そのため、車載用に適したFM放送受信可能なテレビジョン受信機の要望が強くなってきている。
【0006】
以下、従来のテレビジョン受信機について、図10にしたがって説明する。
【0007】
この従来のテレビジョン受信機は、図10に示すように、アンテナ1と、高周波増幅器(以下、RF増幅器と記す)2と、混合器3と、局部発振器4と、中間周波バッファアンプ(以下、IFバッファと記す)5と、第1および第2の帯域通過フィルタである表面弾性波フィルタ(以下、SAWフィルタと記す)6,9と、第1の中間周波増幅器である映像中間周波増幅器(以下、VIF増幅器と記す)7と、AM検波を行う第1の検波器である映像中間周波検波器(以下、VIF検波器と記す)8と、第1のAGC検出回路14と、高周波AGC制御回路16と、周波数変換器10と、第3の帯域通過フィルタであるBPF11と、第2の中間周波増幅器であるリミッタ12と、FM検波を行う第2の検波器である音声中間周波検波器(以下、SIF検波器と記す)13とで構成される。
【0008】
以上のように構成された従来のテレビジョン受信機の動作を説明する。図10において、アンテナ1で受信された高周波信号は、RF増幅器2で増幅・ゲインコントロールされ、混合器3で局部発振器4からの局部発振信号と混合されて第1の中間周波信号に変換される。
【0009】
第1の中間周波信号の周波数は、たとえば日本国内では映像信号については58.75MHz、音声信号については54.25MHzであり、IFバッファ5を通ってSAWフィルタ6,9へ入力される。ここで、SAWフィルタ6は映像帯域を通過帯域に持ち、SAWフィルタ9は音声帯域を通過帯域に持つ。
【0010】
つぎに、SAWフィルタ6を通過した第1の中間周波信号は、VIF増幅器7で増幅・ゲインコントロールされてVIF検波器8へ入力されてAM検波される。このVIF検波器8の出力である映像ベースバンド信号は次段の映像信号処理部へ入力される。この映像信号処理部は図面では省略してある。
【0011】
また、AGC検出回路14では、映像ベースバンド信号のレベルを検出してVIF増幅器7のゲインを制御し、映像信号出力を一定レベルに保つように制御動作をする。
【0012】
また、AGC検出回路14のAGC電圧出力は、高周波AGC制御回路16で動作タイミングをVIF増幅器7への利得制御から遅らせてRF増幅器2の利得制御入力端子へ入力され、RF増幅器2のゲインを制御する。
【0013】
図11はAGC検出回路14、高周波AGC制御回路16の動作の一例を示す特性図である。図11において、記号nはAGC検出回路14の出力電圧を示している。高周波入力レベルが所望のレベル、具体的には図11において記号sで示すレベルを超えると、高周波入力レベルの増加に伴い降下し、VIF増幅器7の利得が制御される。
【0014】
さらに、高周波入力レベルが記号sで示すレベルよりも高い、記号qで示すレベルを超えると、高周波AGC制御回路16が動作し、図11において記号pで示す出力電圧によってRF増幅器2の利得が制御される。この高周波AGC制御回路16の動作電圧、すなわち、図11で記号qで示すレベルは、AGC検出回路14の出力(図11に記号nで示す)をある電圧V1と比較することにより決まる。
【0015】
記号qで示されるレベルは、記号sで示されるレベルよりも高く(遅らせて)設定される。これは、前段のRF増幅器2のゲインが弱入力で低下するとVIF検波器8およびSIF検波器13の出力S/Nが悪化するという現象があり、それを避けるためである。つまり、高周波入力レベルの増加に伴い、VIF増幅器7、RF増幅器2の順にAGCが動作するようにするためである。
【0016】
つぎに、IFバッファ5から出力される第1の中間周波信号は、第2のSAWフィルタ9へ入力され、周波数変換器10で周波数変換されることにより第2の中間周波信号としてBPF11へ入力される。ここで、第2の中間周波信号の周波数としては、たとえば日本国内では4.5MHzあるいは10.7MHz等の周波数が選ばれる。BPF11の出力は、リミッタ12で増幅および振幅制限され、SIF検波器13でFM検波されて音声信号として出力される。
【0017】
つぎに、従来のテレビジョン受信機でFM放送を受信する場合は、受信周波数帯域はテレビジョン高周波信号の周波数に近いVHF帯にあるため、テレビジョン受信機と同じシステムで受信できる。
【0018】
図10において、FM放送信号を受信する場合には、アンテナ1で受信したFM信号は、RF増幅器2で増幅・ゲインコントロールされ、混合器3で局部発振器4からの局部発振信号と混合されて第3の中間周波信号に変換される。第3の中間周波信号の周波数を54.25MHzに選べば、SAWフィルタ9以下の音声信号復調系が利用できる。
【0019】
この第3の中間周波信号は、混合器3を出てIFバッファ5を通ってSAWフィルタ9へ入力され、周波数変換器10で周波数変換され、第4の中間周波信号としてBPF11へ入力される。
【0020】
ここで、第4の中間周波信号の周波数として、日本国内では4.5MHzあるいは10.7MHz等の周波数を選ぶことによって、BPF11の出力はリミッタ12で増幅および振幅制限され、SIF検波器13でFM検波されて音声信号として出力される。
【0021】
この場合には、映像信号がないため、VIF増幅器7およびVIF検波器8は動作せず、AGC検出回路14も動作しない。したがって、AGC検出動作は行われず、RF増幅器2のゲインコントロールが行われないことになる。しかし、FM変調波ではAGC機能が動作しなくても、基本的には周波数変調信号はなくならないため、SAWフィルタ9、周波数変換器10、BPF11、リミッタ12、SIF検波器13は動作し、従来のテレビジョン受信機でFM放送受信が可能となる。
【0022】
【特許文献1】
特開2002−44560号公報
【0023】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図10のように構成される従来のテレビジョン受信機でFM放送を受信する場合、車載向け等の移動体受信では受信機が放送局近くの強電界地域に入ることがある。その場合において、妨害受信局が強電界のときに相互変調妨害IM(InterModulation)を生じ、希望受信局が受信できないという問題がある。
【0024】
この相互変調妨害は、図9において、記号iで示す希望受信局周波数fdから周波数Δfだけ離れた周波数(fd+Δf)に、記号jで示す周波数fud1の第1妨害局があり、さらに希望受信局周波数fdから周波数2Δfだけ離れた周波数(fd+2Δf)に、記号kで示す周波数fud2の第2妨害局がある場合において、周波数fud1およびfud2ともに電界強度が強い場合に、周波数fdに妨害信号が現れる現象である。
【0025】
この相互変調妨害の発生は、特に混合器3の非線形性によるところが大きい。すなわち、混合器3のダイナミックレンジを超えた入力が混合器3に入ると、キャリア信号に奇数次ひずみが発生し、相互変調妨害が生じることが知られている。これを防ぐには、混合器3への入力レベルを入力ダイナミックレンジ以下とすることが必要であるが、従来のテレビジョン受信機のAGC検出回路14では高周波AGC制御回路16による高周波AGCが動作せず、混合器3への入力レベルが入力ダイナミックレンジを超えることによって相互変調妨害が発生する。
【0026】
テレビジョン放送でも原理的に相互変調妨害の発生は同じであるが、放送局の周波数の間隔がFM放送はテレビジョン放送に比べて狭いため、より妨害を受けやすくなっている。
【0027】
本発明は上記従来の問題を解決するもので、移動体用で強入力妨害信号が存在する場合において、安定したFM放送受信が可能なテレビジョン受信機を提供することを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明のテレビジョン受信機は、希望する高周波信号を選択して受信し、受信した高周波信号を増幅する高周波増幅器と、高周波増幅器の出力と局部発振信号とを混合することにより前記高周波信号を第1の中間周波信号に変換する混合器と、前記混合器に局部発振信号を与える局部発振器と、混合器の出力の周波数帯域を制限する第1および第2の帯域通過フィルタと、第1の帯域通過フィルタの出力を増幅する第1の中間周波増幅器と、第1の中間周波増幅器の出力をAM検波する第1の検波器と、第1の検波器の出力レベルを検出し第1の中間周波増幅器の利得を制御する第1のAGC検出回路と、第2の帯域通過フィルタの出力を第2の中間周波周波数に変換する周波数変換器と、周波数変換器の出力の周波数帯域を制限する第3の帯域通過フィルタと、第3の帯域通過フィルタの出力を増幅しかつ振幅制限する第2の中間周波増幅器と、第2の中間周波増幅器の出力をFM検波する第2の検波器と、第1のAGC検出回路の制御信号を受けて動作する高周波AGC制御回路と、混合器の出力レベルを検出する第2のAGC検出回路と、高周波増幅器の利得を制御するために、高周波AGC制御回路と第2のAGC検出回路の出力を切り替えて高周波増幅器の利得制御入力端子へ供給する切替スイッチ回路とを備えている。
【0029】
この構成によれば、FM放送受信をする場合には混合器の出力レベルを検出し高周波増幅器のAGCを動作させることによって混合器での歪の発生を防ぎ、相互変調妨害を押さえることができ、移動体での安定したFM受信が可能である。
【0030】
請求項2記載の発明のテレビジョン受信機は、請求項1記載のテレビジョン受信機において、混合器の出力端子と第1および第2の帯域通過フィルタの入力端子との間にバッファアンプを設け、第2のAGC検出回路はバッファアンプの出力レベルを検出するようにしている。
【0031】
この構成によれば、FM放送受信をする場合にはバッファアンプの出力レベルを検出し高周波増幅器のAGC動作を行わせることによって混合器での歪の発生を防ぎ、相互変調妨害を押さえることができ、移動体での安定したFM放送受信が可能である。
【0032】
請求項3記載の発明のテレビジョン受信機は、請求項1記載のテレビジョン受信機において、切替スイッチ回路は、第2のAGC検出回路の出力を選択するときに高周波AGC制御回路の出力を停止させ、高周波AGC制御回路の出力を選択するときに第2のAGC検出回路の出力を停止させるように構成している。
【0033】
この構成によれば、切替スイッチ回路の働きで、テレビジョン受信時には映像ベースバンド信号出力による高周波AGCにより高周波増幅器にAGCがかかり、FM受信時には混合器出力による高周波AGCがかけられるので、FM放送受信時に混合器の入力レベルが押さえられ相互変調妨害の少ないFM受信が可能である。
【0034】
請求項4記載の発明のテレビジョン受信機は、請求項1記載のテレビジョン受信機において、切替スイッチ回路は、第2のAGC検出回路の出力を選択するときに第1の中間周波増幅器の動作を停止させるように構成している。
【0035】
この構成によれば、FM受信時にVIF増幅器の動作を止めるため、第1の中間周波増幅器で発生するノイズが押さえられ、FMベースバンド信号出力のSN比が悪化することがないFM放送受信が可能である。
【0036】
請求項5記載の発明のテレビジョン受信機は、請求項1記載のテレビジョン受信機において、第1の検波器が擬似同期検波器である。
【0037】
この構成によれば、擬似同期検波器を第1の検波器に使用することによって、移動体受信におけるフェージング、マルチパス等の電界変動に対して映像ノイズの少ないテレビジョン受信機を構成することができる。
【0038】
請求項6記載の発明のテレビジョン受信機は、請求項1記載のテレビジョン受信機において、第2の検波器がクワドラチャ検波器である。
【0039】
この構成によれば、クワドラチャ検波器を第2の検波器に使用することによって、移動体受信におけるフェージング、マルチパス等の電界変動に対して音声ノイズの少ないテレビジョン受信機を構成することができる。
【0040】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態:請求項1に対応)
以下、本発明の第1の実施の形態におけるテレビジョン受信機について図1を用いて説明する。
【0041】
図1は本発明の第1の実施の形態におけるテレビジョン受信機の構成を示すブロック図であり、従来例と同一部分は同一符号を用いている。
【0042】
この実施の形態のテレビジョン受信機は、図1に示すように、アンテナ1と、高周波増幅器(以下、RF増幅器と記す)2と、混合器3と、局部発振器4と、中間周波バッファアンプ(以下、IFバッファと記す)5と、第1および第2の帯域通過フィルタである表面弾性波フィルタ(以下、SAWフィルタと記す)6,9と、第1の中間周波増幅器である映像中間周波増幅器(以下、VIF増幅器と記す)7と、AM検波を行う第1の検波器である映像中間周波検波器(以下、VIF検波器と記す)8と、第1のAGC検出回路14と、高周波AGC制御回路16と、周波数変換器10と、第3の帯域通過フィルタであるBPF11と、第2の中間周波増幅器であるリミッタ12と、FM検波を行う第2の検波器である音声中間周波検波器(以下、SIF検波器と記す)13と、第2のAGC検出回路17と、切替スイッチ回路15とで構成される。
【0043】
以上のように構成された本発明の第1の実施の形態のテレビジョン受信機の動作を説明する。図1において、テレビジョン信号を受信する場合には、アンテナ1で受信したテレビジョン信号は、RF増幅器2で増幅・ゲインコントロールされ、混合器3で局部発振器4からの局部発振信号と混合されて第1の中間周波信号に変換される。
【0044】
第1の中間周波信号の周波数は、たとえば日本国内では映像信号については58.75MHz、音声信号については54.25MHzであり、IFバッファ5を通ってSAWフィルタ6,9へ入力される。ここで、SAWフィルタ6は映像帯域を通過帯域に持ち、SAWフィルタ9は音声帯域を通過帯域に持つ。
【0045】
つぎに、SAWフィルタ6を通過した第1の中間周波信号は、VIF増幅器7で増幅・ゲインコントロールされてVIF検波器8へ入力される。このVIF検波器8の出力である映像ベースバンド信号は次段の映像信号処理部へ入力される。
【0046】
また、AGC検出回路14では、映像ベースバンド信号のレベルを検出してVIF増幅器7のゲインを制御し、映像信号出力を一定レベルに保つように制御動作をする。
【0047】
また、AGC検出回路14のAGC電圧出力は、高周波AGC制御回路16で動作タイミングをVIF増幅器7への利得制御から遅らせて切替スイッチ回路15へ入る。切替スイッチ回路15をテレビ受信時にはb側に切り替えておくことで、高周波AGC制御回路16の出力がRF増幅器2の利得制御端子へ入力され、RF増幅器2のゲインを制御することができる。
【0048】
つぎに、IFバッファ5から出力される第1の中間周波信号は、SAWフィルタ9へ入力され、周波数変換器10で周波数変換されることにより第2の中間周波信号としてBPF11へ入力される。ここで、第2の中間周波信号の周波数としては、たとえば日本国内では4.5MHzあるいは10.7MHz等の周波数が選ばれる。BPF11の出力は、リミッタ12で増幅および振幅制限され、SIF検波器13でFM検波されて音声信号として出力される。
【0049】
つぎに、図1のテレビジョン受信機でFM放送を受信する場合について説明する。
【0050】
図1において、FM放送信号を受信する場合には、アンテナ1で受信したFM信号は、RF増幅器2で増幅・ゲインコントロールされ、混合器3で局部発振器4からの局部発振信号と混合されて第3の中間周波信号に変換される。第3の中間周波信号の周波数を54.25MHzに選べば、SAWフィルタ9以下の音声信号復調系が利用できる。
【0051】
この第3の中間周波信号は、混合器3を出てIFバッファ5を通ってSAWフィルタ9へ入力され、周波数変換器10で周波数変換され、第4の中間周波信号としてBPF11へ入力される。
【0052】
ここで、第4の中間周波信号の周波数として、日本国内では4.5MHzあるいは10.7MHz等の周波数を選ぶことによって、BPF11の出力はリミッタ12で増幅および振幅制限され、SIF検波器13でFM検波されて音声信号として出力される。
【0053】
一方、映像信号はこの場合存在しないため、VIF増幅器7へは信号が入力されず、AGC検出回路14は動作しないので、高周波AGC制御回路16からはAGC信号が出力されない。しかし、第2のAGC検出回路17は、混合器3の出力レベルを検出し、切替スイッチ回路15をa側に切り替えておくことによって、RF増幅器2の利得を制御し、AGC動作を実行させることができる。ここで第2のAGC検出回路17については基本構成は第1のAGC検出回路14と同じであるが、後段に比べて低いレベルの中間周波数帯の信号レベルを検出するため第1のAGC検出回路14に比べ周波数特性をあげ、検出ゲインを高く設定されている。
【0054】
この場合、混合器3の出力周波数帯域(中間周波信号の周波数帯域)は、図9に記号lで示す従来のTV受信機のSAWフィルタで決まるAGC検出帯域(SAWフィルタ通過後の中間周波信号の帯域)に比べて、図9に記号mで示すように、妨害局の周波数が入るほど十分に広いため、妨害信号(図9の記号jおよびkで示す)に対してもAGC動作が可能となり、混合器3の入力レベルを下げて入力ダイナミックレンジ以下にすることができ、相互変調妨害を生じないようにできる。
【0055】
以上のように構成されたテレビジョン受信機において、FM放送を受信する場合には、混合器3の出力レベルを検出し、RF増幅器2のAGC動作を行わせることによって、混合器3での歪の発生を防ぎ、相互変調妨害を押さえることができ、移動体での安定したFM放送受信が可能となる。
【0056】
(第2の実施の形態:請求項2に対応)
以下、本発明の第2の実施の形態におけるテレビジョン受信機について図2を用いて説明する。
【0057】
図2は本発明の第2の実施の形態におけるテレビジョン受信機の構成を示すブロック図であり、従来例と同一部分は同一符号を用いている。図2において、第2のAGC検出回路17は、IFバッファ5の出力電圧を検出してRF増幅器2の利得を制御する。通常、IFバッファ5は10〜20dBのゲインをもっており、これによって混合器3の出力レベルよりも高い電圧を検出することができ、より検出効率を上げることができる。
【0058】
以上のように構成されたテレビジョン受信機において、FM放送を受信する場合には、混合器3の出力レベルを検出してRF増幅器2のAGC動作を行わせることによって、混合器3での歪の発生を防ぎ、相互変調妨害を押さえることができ、移動体での安定したFM放送受信が可能となる。
【0059】
(第3の実施の形態:請求項3に対応)
つぎに、図3は本発明の第3の実施の形態のテレビジョン受信機における、切替スイッチ回路15、高周波AGC制御回路16およびAGC検出回路17の具体的な構成を示すブロック図である。それ以外の構成については、図1に示されたテレビジョン受信機の構成と同様である。なお、図3の構成は第2の実施の形態の構成に対して適用することも可能である。
【0060】
図3において、16は高周波AGC制御回路、17は第2のAGC検出回路を表している。14は図1と同じ第1のAGC検出回路である。また、18および22は比較器、20は増幅器、21はピーク検波器、19,23,24および25はそれぞれNPNトランジスタ、26は中間周波信号入力端子、32は負荷抵抗、31は基準電圧端子、30は接地端子、27はAGC制御電圧出力端子、28および29はスイッチ制御入力端子である。
【0061】
つぎに、図3の切替スイッチ回路15、高周波AGC制御回路16およびAGC検出回路17について、動作を説明する。
【0062】
AGC検出回路14の出力は図11に記号nに示すような出力になっており、比較器18で一定電圧と比較され、比較結果に応じて出力用のNPNトランジスタ19をオンオフさせる。すなわち、図11に記号V1に示すように所望の高周波入力レベル(図11に記号qで示す)でRFAGCがオンするように設定される。NPNトランジスタ19がオンすると、負荷抵抗32に電流が流れ、AGC制御電圧出力端子27にAGC信号が出力される。
【0063】
一方、混合器3の出力の第1の中間周波信号は、中間周波信号入力端子26から入力され、増幅器20で増幅され、ピーク検波器21でピークレベルを検出し、比較器22で一定電圧と比較され、NPNトランジスタ23をオンさせる。この一定電圧は所望の高周波入力レベルでAGCがオンするように設定される。NPNトランジスタ23がオンすると、負荷抵抗32に電流が流れ、AGC制御電圧27にAGC信号が出力される。
【0064】
なお、AGCがオンするといのうは、その入力レベル以上でゲインを落とす動作を開始するという意味である。
【0065】
つぎに、図3において、テレビジョン受信時には、スイッチ制御入力端子29の電圧をハイレベルとし、スイッチ制御入力端子28の電圧をローレベルとし、NPNトランジスタ25をオンさせ、これによってNPNトランジスタ23をオフさせる。その結果、AGC電圧出力は高周波AGC制御回路16から出力される。また、FM放送受信時には、スイッチ制御入力端子28の電圧をハイレベルとし、スイッチ制御入力端子29の電圧をローレベルとし、NPNトランジスタ24をオンさせてNPNトランジスタ19をオフさせる。その結果、AGC検出回路17からの出力がAGC制御電圧出力端子27へ出力される。
【0066】
以上のように、図3のスイッチ回路によれば、テレビジョ受信時には従来からの高周波AGC制御回路16によりAGC動作を行わせ、FM放送受信時には混合器3の出力のレベルを検出してAGC動作を行わせることができ、混合器3の入力レベルを下げることが可能である。その結果、強いFM妨害信号がある場合でも相互変調妨害の少ないFM放送受信可能なテレビジョン受信機を構成できる。
【0067】
(第4の実施の形態:請求項4に対応)
つぎに、本発明の第4の実施の形態のテレビジョン受信機について説明する。このテレビジョン受信機は、図1において、FM放送受信時にVIF増幅器7の動作を止めるようにしたものである。FM放送受信時は、映像信号が存在しないため、VIF増幅器7には、SAWフィルタ6を通してRF増幅器2、混合器3、IFバッファ5から出力されるノイズが入力される。このノイズは、VIF増幅器7で増幅され、VIF検波器8へ入力される。このとき、VIF検波器8からは映像ベースバンド信号出力がないため、AGC検出回路14からのAGC電圧が出力されず、VIF増幅器7は最大利得で動作する。よって、VIF増幅器7の出力ノイズは数百mVpp〜千数百mVppになる。このノイズは、寄生素子等によって、音声復調系に影響を与え、音声ベースバンド信号出力のSN比を悪化させる。このため、FM放送受信時にはVIF増幅器7の動作を止めるか利得を大幅に下げることによって音声ベースバンド信号のSN比の悪化を防ぐことができる。
【0068】
なお、図3の構成は第2の実施の形態の構成に対して適用することも可能である。
【0069】
以上のように、本発明の第4の実施の形態のテレビジョン受信機によれば、FM放送受信時にVIF増幅器7の動作を止めるので、VIF増幅器7の利得を下げてFM受信時に音声ベースバンド信号のSN比がVIF増幅器7のノイズによって悪化することがないFM放送受信可能なテレビジョン受信機を構成できる。
【0070】
(第5の実施の形態:請求項5に対応)
つぎに、図4は本発明の第5の実施の形態のテレビジョン受信機におけるVIF検波回路8の具体構成を示すブロック図である。その他の構成は図1のテレビジョン受信機と同様である。
【0071】
この実施の形態では、VIF検波回路8が擬似同期検波回路で構成されている。図4において、33は第1の中間周波信号(VIF信号)入力端子、35はVIF信号に同調する同調回路、36は掛算器である。37はLPFでVIF信号を遮断し、映像ベースバンド信号を通過させる。34は映像検波出力の出力端子である。図4において、第1の中間周波信号入力端子33から入力されたVIF信号は、掛算器36で同調回路35を通ったVIF信号と掛算される。同調回路35はIF周波数に同調させ、所望のIF帯域外のノイズが検波出力として出力されないよう設定される。そして、掛算器36の出力信号がLPF37に入力されることにより、LPF37を通して映像ベースバンド信号が出力される。
【0072】
なお、同調回路35の出力は同調回路35の入力信号と同位相であり、これを“0°”で示している。
【0073】
一方、通常の映像検波回路には、静特性のよいPLL同期検波回路が採用される。このPLL同期検波回路について説明する。
【0074】
図6はPLL同期検波回路のブロック図で、図4と同じ機能のものには同じ番号をつけている。図6において、38は位相検波器(APC)、39は電圧制御発振器(VCO)、40はループフィルタである。通常、電圧制御発振器39の出力は0°/90°移相器を通して出力されるが、この図では省略している。図6で“0°”および“90°”は入力信号と同位相、入力信号に対して位相が90°ずれていることを示している。図5、図7においても同様である。
【0075】
図6において、第1の中間周波信号入力端子33から入力されたVIF信号は、位相検波器38に入り、電圧制御発振器39の90°移相出力43と位相比較され、ループフィルタ40を通して電圧制御発振器39に帰還され、電圧制御発振器39の90°移相出力43と第1の中間周波信号入力端子33に入力されるVIF信号の位相が90°ずれるようにロックされ、PLL回路として動作する。
【0076】
つぎに、電圧制御発振器39からはVIF信号と同位相の同相出力42が出力され、掛算器36でVIF信号と同相出力42とが掛算されてLPF37を通ることにより、出力端子34から映像ベースバンド信号が出力される。
【0077】
このPLL同期検波器を使用した場合には、車載用等の移動体受信では、以下のような不都合が生じる。図8の(1)は横軸が時間、縦軸が受信電界を示しているが、受信機が移動する際、フェージング、マルチパス等で受信電界が図8の(1)のc,d,eのように時間によって落ち込むようになる。この電界中で図6のPLL同期検波器を使用した場合には、このPLL同期検波器が入力信号に対して位相ロックが動作するようになっているため、図8の(1)のc,d,eでは入力信号がなくなりPLLがロックしなくなるロックはずれが生じ、映像ベースバンド信号は図8の(2)のgのように、電界の落ち込んだときに大きなノイズが出力される。車載用の場合、運転席では走行中は映像が見られないが、後部座席では試聴できるため対策が必要となる。図8の(2)のfはベースバンド信号を示している。
【0078】
一方、図4の擬似同期検波器によれば、PLLのようなロックはずれはなく、図8の(3)のhのように、映像ベースバンド信号は電界落ち込み時に出力が低下するようになり、ノイズを低減できる。
【0079】
以上のように構成された擬似同期検波器を使用することにより、移動体受信におけるフェージング、マルチパス等により電界の落ち込みが発生する場合でもノイズの発生の少ないテレビジョン受信機を構成できる。
【0080】
(第6の実施の形態:請求項6に対応)
つぎに、図5は本発明の第6の実施の形態のテレビジョン受信機におけるSIF検波回路13の具体構成を示すブロック図である。その他の構成は図1のテレビジョン受信機と同様である。
【0081】
この実施の形態では、SIF検波回路13がクワドラチャFM検波器で構成されている。図5において、47は第2の中間周波信号(SIF信号)入力端子、41はSIF信号を第2の中間周波信号入力端子47の入力信号に対して90°位相をシフトする移相器、49は掛算器である。50はLPFで、SIF信号を遮断し、音声ベースバンド信号を通過させる。48は音声検波出力(音声ベースバンド出力)の出力端子である。
【0082】
図5において、第2の中間周波信号入力端子47から入力されたSIF信号は、掛算器49で90°移相器41を通ったSIF信号と掛算される。そして、掛算器49の出力信号がLPF50に入力されることにより、LPF50を通して音声ベースバンド信号が出力される。
【0083】
一方、通常の音声検波回路には、静特性のよいPLLFM検波回路が採用される。このPLLFM検波回路について説明する。
【0084】
図7はPLLFM検波回路のブロック図で、図5と同じ機能のものには同じ番号をつけている。図7において、51は位相検波器(PD)、53は電圧制御発振器(VCO)、52はループフィルタである。
【0085】
図7において、第2の中間周波信号入力端子47から入力されたSIF信号は、位相検波器51に入り、電圧制御発振器53の90°移相出力46と位相比較され、ループフィルタ52を通して電圧制御発振器53に帰還され、電圧制御発振器53の90°移相出力43と第2の中間周波信号入力端子47に入力されるSIF信号の位相が90°ずれてロックするPLL回路として動作する。
【0086】
つぎに、電圧制御発振器53からはSIF信号に対して90°位相のずれた90°移相出力45が出力され、SIF信号と90°移相出力45とが掛算器49で掛算されてLPF50を通ることにより、出力端子48から音声ベースバンド信号が出力される。
【0087】
このPLLFM検波器を使用した場合には、車載用等の移動体受信では、映像側と同様に電界の落ち込み時にPLLのロックはずれを生じ、大きなノイズとして出力される。この場合、映像とは異なり、車載用の場合に走行中にも音声受信をしているため音声ノイズの影響は特に大きい。
【0088】
一方、図5のクワドラチャFM検波器によれば、PLLのようなロックはずれはなく、音声ベースバンド信号は電界落ち込み時に出力が低下するようになり、音声ノイズが押さえられて聞きやすい音声出力となる。
【0089】
以上のように構成されたクワドラチャFM検波器を使用することにより、移動体受信におけるフェージング、マルチパス等によリ電界の落ち込みが発生する場合でもノイズの発生の少ないテレビジョン受信機を構成できる。
【0090】
【発明の効果】
本発明の請求項1記載のテレビジョン受信機によれば、FM放送受信をする場合には混合器の出力レベルを検出し高周波増幅器のAGCを動作させることによって混合器での歪の発生を防ぎ、相互変調妨害を押さえることができ、移動体での安定したFM受信が可能である。
【0091】
また、本発明の請求項2記載のテレビジョン受信機によれば、FM放送受信をする場合にはバッファアンプの出力レベルを検出し高周波増幅器のAGC動作を行わせることによって混合器での歪の発生を防ぎ、相互変調妨害を押さえることができ、移動体での安定したFM放送受信が可能である。
【0092】
また、本発明の請求項3記載のテレビジョン受信機によれば、切替スイッチ回路の働きで、テレビジョン受信時には映像ベースバンド信号出力による高周波AGCにより高周波増幅器にAGCがかかり、FM受信時には混合器出力による高周波AGCがかけられるので、FM放送受信時に混合器の入力レベルが押さえられ相互変調妨害の少ないFM受信が可能である。
【0093】
また、本発明の請求項4記載のテレビジョン受信機によれば、FM受信時に第1の中間周波増幅器の動作を止めるため、第1の中間周波増幅器で発生するノイズが押さえられ、FMベースバンド信号出力のSN比が悪化することがないFM放送受信が可能である。
【0094】
また、本発明の請求項5記載のテレビジョン受信機によれば、擬似同期検波器を第1の検波器に使用することによって、移動体受信におけるフェージング、マルチパス等の電界変動に対して映像ノイズの少ないテレビジョン受信機を構成することができる。
【0095】
また、本発明の請求項6記載のテレビジョン受信機によれば、クワドラチャ検波器を第2の検波器に使用することによって、移動体受信におけるフェージング、マルチパス等の電界変動に対して音声ノイズの少ないテレビジョン受信機を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるテレビジョン受信機の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態におけるテレビジョン受信機の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態におけるテレビジョン受信機に使用される切替スイッチ回路の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第4の実施の形態のテレビジョン受信機に適用される擬似同期検波器の構成を示すブロック図である。
【図5】従来のテレビジョン受信機に適用されるPLL同期検波器の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の第5の実施の形態のテレビジョン受信機に適用されるクワドラチャFM検波器の構成を示すブロック図である。
【図7】従来のテレビジョン受信機に適用されるPLLFM検波器の構成を示すブロック図である。
【図8】(1)は移動体受信時の電界変動を示す波形図、(2)は移動体受信時のPLL同期検波器またはPLLFM検波器による出力ノイズを示す波形図、(3)は移動体受信時の擬似同期検波器またはクワドラチャFM検波器による出力ノイズを示す波形図である。
【図9】妨害局受信時の相互変調妨害を示す模式図である。
【図10】従来のテレビジョン受信機の構成を示すブロック図である。
【図11】AGC検出回路の動作を示す特性図である。
【符号の説明】
1 アンテナ
2 RF増幅器
3 混合器
4 局部発振器
5 IFバッファ
6 SAWフィルタ
7 VIF増幅器
8 VIF検波器
9 SAWフィルタ
10 周波数変換器
11 BPF
12 中間周波増幅器
13 SIF検波器
14 AGC検出回路
15 切替スイッチ回路
16 高周波AGC制御回路
17 AGC検出回路
18,22 比較器
19,23,24,25 NPNトランジスタ
20 増幅器
21 ピーク検波器
26 AGC検出回路の入力端子
27 AGC電圧出力端子
28,29 切替制御信号入力端子
30 接地端子
31 電源電圧端子
32 負荷抵抗
33 VIF入力端子
34 映像ベースバンド信号出力端子
35 同調回路
36,49 掛算器
37,50 LPF
38,51 位相検波器
39,53 VCO(電圧制御発振器)
40,52 ループフィルタ
Claims (6)
- 希望する高周波信号を選択して受信し、受信した高周波信号を増幅する高周波増幅器と
前記高周波増幅器の出力と局部発振信号とを混合することにより前記高周波信号を第1の中間周波信号に変換する混合器と、
前記混合器に前記局部発振信号を与える局部発振器と、
前記混合器の出力の周波数帯域を制限する第1および第2の帯域通過フィルタと、
前記第1の帯域通過フィルタの出力を増幅する第1の中間周波増幅器と、
前記第1の中間周波増幅器の出力をAM検波する第1の検波器と、
前記第1の検波器の出力レベルを検出し前記第1の中間周波増幅器の利得を制御する第1のAGC検出回路と、
前記第2の帯域通過フィルタの出力を第2の中間周波周波数に変換する周波数変換器と、
前記周波数変換器の出力の周波数帯域を制限する第3の帯域通過フィルタと、
前記第3の帯域通過フィルタの出力を増幅しかつ振幅制限する第2の中間周波増幅器と、
前記第2の中間周波増幅器の出力をFM検波する第2の検波器と、
前記第1のAGC検出回路の制御信号を受けて動作する高周波AGC制御回路と、
前記混合器の出力レベルを検出する第2のAGC検出回路と、
前記高周波増幅器の利得を制御するために、前記高周波AGC制御回路と第2のAGC検出回路の出力を切り替えて前記高周波増幅器の利得制御入力端子へ供給する切替スイッチ回路とを備えたテレビジョン受信機。 - 混合器の出力端子と第1および第2の帯域通過フィルタの入力端子との間にバッファアンプを設け、第2のAGC検出回路は前記バッファアンプの出力レベルを検出することを特徴とする請求項1記載のテレビジョン受信機。
- 切替スイッチ回路は、第2のAGC検出回路の出力を選択するときに高周波AGC制御回路の出力を停止させ、前記高周波AGC制御回路の出力を選択するときに前記第2のAGC検出回路の出力を停止させるように構成していることを特徴とする請求項1記載のテレビジョン受信機。
- 切替スイッチ回路は、第2のAGC検出回路の出力を選択するときに第1の中間周波増幅器の動作を停止させるように構成していることを特徴とする請求項1記載のテレビジョン受信機。
- 第1の検波器が擬似同期検波器であることを特徴とする請求項1記載のテレビジョン受信機。
- 第2の検波器がクワドラチャ検波器であることを特徴とする請求項1記載のテレビジョン受信機。
Priority Applications (1)
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JP2003071904A JP2004282464A (ja) | 2003-03-17 | 2003-03-17 | テレビジョン受信機 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2003
- 2003-03-17 JP JP2003071904A patent/JP2004282464A/ja active Pending
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