JP2004282011A - リソグラフィ露光中にレチクルを冷却するための方法及び装置 - Google Patents

リソグラフィ露光中にレチクルを冷却するための方法及び装置 Download PDF

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Abstract

【課題】短行程ステージ内を流過する冷媒流体によって生ぜしめられる振動を排除し、レチクルに入射する化学線熱負荷に拘わらず短行程ステージ内の温度及び温度分布を一定の保つことにより短行程ステージの、熱により生ぜしめられる歪みの変化を回避する。
【解決手段】このことは、(1)熱をレチクル及び短行程ステージ部材を介して伝導させ、(2)熱を短行程ステージから長行程ステージへ放射式に伝達し、(3)熱を長行程ステージから散逸させるために対流及び冷却システムを使用することによって行われる。短行程ステージは長行程ステージから磁気的に浮揚させられることができる。従って物理的な接触が存在しないが、長行程ステージの運動は短行程ステージの運動を依然として制御することができる。長行程ステージに物理的に接触しないことにより、短行程ステージは、流れる流倍によって短行程ステージに生ぜしめられる振動によって影響されない。
【選択図】図2

Description

本発明は、極紫外リソグラフィツールにおけるレチクルからの熱放散に関する。
先進的な光学リソグラフィにおいて、レチクルと呼ばれる基板上のマスタパターンは、レチクルに遠紫外(DUV)光を通過させるか、又はレチクルから極紫外(EUV)光を反射させ、次いでこの光を画像形成光学系を介してウェハへ通過させることによって、ウェハ上に複製される。ウェハ上にサブミクロンのフィーチャを複製するためには、ウェハ及びレチクルが画像形成光学系に対して正確に保持されることが必要とされる。DUVステップ及び走査リソグラフィツールの場合、レチクルは通常真空によってレチクルステージに保持されるが、真空がEUV透過のために必要とされるEUVツールにおいて、真空の代わりに静電力が使用される。レチクルとレチクルステージとの間の機械的境界面はチャックと呼ばれる。
一般的に、レチクルは露光照明によって加熱され、その結果レチクルは歪められる。ほとんどのDUVツールの場合、レチクル基板は低膨張溶融シリカであり、レチクルの温度上昇は、雰囲気によって高められた熱伝導機構によって制限されており、これにより、生じる歪みは許容できる水準に保たれる。しかしながら、EUVツールの場合、30nmよりも小さなフィーチャがイメージされ、レチクルに対する熱負荷がより高く、熱による歪みはより大きな問題である。EUVレチクルは通常超低膨張(ULE)ガラス等の近ゼロ膨張材料である。この利点を有するとしても、真空環境及びレチクルの低い赤外線放射率だとすると、熱的歪みは冷却に対する注意をより要求する。
典型的なEUVチャック設計では、レチクルは静電クランプの突起付き表面に対して静電力によって保持される。レチクルからレチクルステージへの良好な熱伝導を促進するためにレチクルとクランプとの間にガスが噴射されてよい。さらに、温度上昇及びその結果としての歪みを制限するために、静電クランプの背後においてチャックにおける通路に冷却流体が循環させられてよい。静電クランプは、剛性の、近ゼロ膨張構造に取り付けられており、この近ゼロ膨張構造は、レチクルステージ位置決めシステムのための測定学基準(metrology reference)をも保持する。
所要の精度を達成するために、レチクルステージは、レチクル位置決めの超正確な制御を可能にするために磁気浮揚を用いてよい。レチクルステージの磁気的に浮揚させられた部分は短行程ステージと呼ばれ、低膨張剛性構造と、力アクチュエータと、測定学基準と、レチクルチャックとから成っている。短行程モジュールは、走査軸線に沿って移動する長行程ステージに対して反応する。短行程ステージは、一体的なチャック、又は短行程構造から取り外されることができる別個のチャックモジュールを備えていることができる。何れの場合も、短行程に液体を流さないことが極めて望ましい。なぜならば、流体流によって生ぜしめられる振動と、接続ホースの動的特性とが、パターン位置決め精度を低下させるからである。冷却流体はアクチュエータコイルを冷却するために長行程ステージへ流れ、磁気浮揚によって提供される高程度の絶縁により、大きな問題は生じない。
図1は、短行程ステージ部分102を含む慣用のシステム100を示している。短行程ステージ部分102は、レチクル104と、チャックの薄い前側プレート108(エレメント108と112との組み合わせ)とを含んでおり、両者はガスギャップ106によって分離されている。前側プレート108の“下方”に配置された熱除去区分110を水が流過する。熱除去区分110の下方にはチャックの剛性構造112が設けられている。
レチクル104はレチクルステージ上に配置されており、このレチクルステージは、精密な位置決めのための短行程ステージ(交換可能に短行程ステージ又はSSスルーアウトと呼ばれる)と、粗い位置決めのための長行程ステージ(この図には示されていない)(交換可能に長行程ステージ又はLSスルーアウトと呼ばれる)とを含んでいる。一般的に、これらのステージは結合されており、少なくとも一方が、流れる流体を使用して冷却される。ほとんどの場合、露光の前にパターンを減じるために、及びパターンのあらゆる歪みを補償するために、レチクルとウェハとの間に光学系が使用される。ウェハ上に電気的デバイスを形成するために使用される様々な層を製造するために、露光は一連のパターンのために行われる。製造されたデバイスが適切に動作するように、パターンは、理想からの僅かな変動のみで重ね合わされなければならない。このことは極紫外(EUV)システムにおいてより一層重要である。なぜならば、製造されているデバイスの特性寸法は、50ナノメートル(nm)未満のスケールで表されることができるからである。パターンの各層の所望の位置から実際の位置への10nm未満のシフトでさえ、ウェハ上の全てのデバイスを使用不能にするおそれがある。
リソグラフィシステムにおいて、露光のために使用される光は、光学エレメント及び周囲ガスによって吸収されることができる。EUVにおける吸収効果を減じるために、露光プロセスは真空中で行われ、反射レチクルが使用される。EUVレチクルは通常、入射光の約60%未満を反射する。レチクルとの光の相互作用(化学線熱負荷とも呼ばれる)がレチクルの温度を上昇させ、このことが、レチクル上のパターン、ひいてはウェハ上の複写パターンを歪めるおそれがある。この歪みはEUVシステムにおいてより不都合である。なぜならば、前記のように、パターンの複写中に公差がほとんど許容されないからである。また、EUVよりも長い波長で動作する他のシステムは、歪みに対してより敏感でない透過性レチクルを使用するが、これらのレチクルは、完全な吸収によりEUV光と共に使用することはできない。
光への曝露によって生ぜしめられるレチクル温度の上昇を補償するために、冷却システムが発展された。典型的な冷却システムは、ステージを低温に保持するために長行程及び/又は短行程ステージに設けられたチャネルに液体を流通させ、この液体は短行程ステージにおけるレチクルをも冷却する。あいにく、冷却システムは液体の一定の流れのためにステージを振動させる。振動は、ウェハ上に露光されるパターンをぼやけさせる。冷却システムが長行程ステージに移動させられたとしても、振動は、長行程ステージと短行程ステージとの物理的結合により依然として伝達される。
したがって、必要とされているものは、液体冷却式レチクルチャックを使用することなくEUVツールにおけるレチクルの熱歪みを制御するシステム及び方法である。
したがって、必要とされているものは、レチクルからの及び短行程ステージを通過する効果的な放射熱伝導を可能にするために、短行程ステージの放射性カップリングデバイス上に十分な表面積を提供するためのシステム及び方法でもある。また、必要とされているものは、短行程ステージを通るいかなる流体流をも必要とせず、また望ましくない振動を低減するために、短行程ステージが長行程ステージに接続されることを必要としない、レチクルを保持する短行程ステージのための冷却システム及び冷却方法である。
発明の概要
本発明の実施形態は、放射式カップラ及び冷却部分を含む第1ステージと、第1ステージに放射式に連結された第2ステージとを含むシステムを提供する。第2ステージは、基板収容装置と、基板収容装置に結合された均一熱除去部分と、均一熱除去部分に結合された放射式カップラとを含んでいる。
本発明の別の実施形態は、基板から熱放散する方法を提供する。この方法は、基板から基板収容装置へ熱を伝導する。この方法は、基板収容装置から均一熱除去装置へも熱を伝導する。この方法は、均一熱除去装置から第1の放射式カップラへも熱を伝導する。この方法は、第1の放射式カップラから第2の放射式カップラへも熱を伝導する。次いでこの方法は、放射式に伝導された熱を、冷却システムを用いて散逸させる。
本発明のさらに別の実施形態は、基板を収容し、保持し、基板の温度を制御するためのシステムを提供する。システムは、基板を含む、実質的にゼロの熱膨張係数(CTE)を有する剛性構造を含んでいる。システムは、基板から余分な熱を除去する、剛性構造よりも大きなCTE及び熱伝導率を有する熱除去部分をも含んでいる。システムは、基板を熱除去部分に熱的に連結するための手段をも含んでいる。システムは、剛性構造から熱除去部分を断熱するための手段をも含んでいる。システムは、熱除去部分を剛性構造に機械的に結合するための手段をも含んでいる。システムは、熱除去部分から余分な熱を除去するための放射式手段をも含んでいる。
前記実施形態の利点は、基板によって吸収される実質的に全ての電力(例えば約12W)が除去されるということである。
前記実施形態の別の利点は、基板が所望の平均温度(例えば約22℃)に維持されるということである。
前記実施形態のさらに別の利点は、基板がレチクルである場合にレチクルの、ひいてはレチクルパターンの面内歪みが、所望の公差(例えば2nm未満(1nm=1/1000mm=1×10−9m))に制限されるということである。
前記実施形態のさらに別の利点は、基板がレチクルである場合にレチクルの、ひいてはレチクルパターンの面外歪みが、所望の公差(例えば50nm未満)に制限されるということである。
前記実施形態のさらに別の利点は、基板の初期湾曲が平坦化されるということである(例えば1.5mmの湾曲から約50nmの湾曲へ)。
前記実施形態のさらに別の利点は、システム及び方法が高真空環境と両立可能であるということである。
前記実施形態のさらに別の利点は、システム及び方法が、基板ホルダ(例えばチャック)が取り付けられた短行程ステージ(例えば正確又は精密ステージ)と、短行程ステージを浮揚及び推進させる長行程ステージ(例えば粗い又はサブステージ)との相対移動を許容するということである。
前記実施形態のさらに別の利点は、システム及び方法が、短行程ステージと長行程ステージとの相対移動(作業ギャップ、ギャップ等)をリソグラフィツール設計のための所望の距離(例えば約1.5.mm)にすることができるということである。
本発明の別の実施形態、特徴及び利点と、本発明の様々な実施形態の構造及び動作とは添付の図面を参照に以下に詳細に説明される。
本明細書に組み込まれかつ明細書の一部を構成した添付の図面は、本発明を示しており、詳細な説明と共に、本発明の原理を説明するために及び当業者が本発明を使用することができるようにするために働く。
以下に本発明を添付の図面を参照に説明する。図面では、同一の参照符号は同一の又は機能的に類似のエレメントを示している。付加的に、参照符号の最も左側の数字は、その参照符号が最初に示された図面を表している。
概略
明細書を通じて、レチクルは、本発明の実施形態によるシステム及び方法によって冷却されるエレメントとして説明される。システム及び方法は、ウェハが露光されている間短行程ウェハステージに保持されたウェハを冷却するために機能することができることが認められるであろう。このことは、システム及び方法が、露光のために使用されている短行程レチクルステージに保持されたレチクルを冷却するのと同じ形式で行われる。つまり、明細書を通じて、レチクルという用語は、本発明から逸脱することなくウェハ又は基板という用語に置換されることができる。便宜上、本発明のシステム及び方法のほとんどの説明はレチクルに関するものである。
様々な実施形態のシステム及び方法は、短行程ステージ内に冷媒を循環させることを不要にする。このことは、短行程ステージを通る冷媒流体流れによって生ぜしめられる振動を排除する。振動は、ウェハへのパターンの重ね合わせ中におけるリソグラフィツールのリソグラフィ性能を損なう。さらに、実施形態のシステム及び方法は、レチクル、ウェハ又は基板に入射する化学線熱負荷にも拘わらず短行程ステージ内の温度及び温度分布を一定に維持することによって、短行程ステージの熱誘発歪みの変化を防止する。つまり、本発明の実施形態は、レチクルからかなり大きな化学線熱負荷を除去しながら、短行程ステージのより正確な位置制御による改良されたリソグラフィ性能を提供する。このことは:(1)レチクル、ウェハ、又は基板及び短行程ステージコンポーネントに熱を伝導させる(2)短行程ステージから長行程ステージへ放射式に熱を伝達する(3)長行程ステージから熱を放散させるために対流及び冷却システムを使用する、ことによって行われる。短行程ステージは、長行程ステージから磁気的に浮揚させられることができる。これにより、物理的接触が存在しないが、長行程ステージの移動は依然として短行程ステージの移動を制御することができる。長行程ステージに物理的に接触しないことによって、短行程ステージは、流れる冷媒によって生ぜしめられる長行程ステージにおける振動によって影響されない。
明細書を通じて、“上方”、“下方”、“前方”、“後方”又はあらゆるその他の方向を示す用語のあらゆる使用は、説明されている図面にのみ関するものであり、システムのあらゆる態様の位置決めを制限するものではない。
明細書を通じて、図6B及び図10Cに最も詳細に示されているように、短行程ステージ(又はSS)は露光中にウェハ又はレチクルの精密位置決めを行うステージと呼ばれる。やはり図6B及び図10Cに最も詳細に示されているように、SSは長行程ステージ(又はLS)に対して浮揚し、長行程ステージによって“制御”される。LSは、本発明の様々な実施形態に関連した様々なデバイスを介して長行程ステージに熱が伝達された後、ほとんどの冷却を行う。LSは、露光中のウェハ又はレチクルの粗い位置決めの役割をも担う。
A.全体的なシステム及び方法
図2は本発明の実施形態によるリソグラフィシステムの部分200を示している。部分200は、基板(例えばレチクル又はウェハ)202と、基板保持(又は束縛)装置又は部分(例えばチャック、静電チャック、剛性構造、又は同様のもの)204と、均一熱除去装置又は部分(例えば熱拡散装置又は熱拡散プレート)206、放射式連結装置又は部分(例えば放射式カップラ)208とを有している。幾つかの実施形態では、基板202とチャック204との間には熱連結手段(例えば流体が充填されたギャップ)210が設けられている。幾つかの実施形態では、熱拡散装置206は、短行程構造(この図面には示されていない)を貫通して形成された開口214(例えば細長い開口)に配置された延長部(例えば熱分岐部又は分岐部)212を有することができる。つまり、レチクル202から反射する光の吸収によって生ぜしめられたほとんどの熱は、熱拡散装置206によって均一に分散され、細長い開口214における分岐部212へ送られ、短行程構造に進入することなく、放射式カップラ208によって長行程ステージ(この図には示されていない)へ放射式に伝達される。
明細書中に説明される様々な実施形態において、基板保持装置は、実質的にゼロの熱膨張係数(CTE)を有することができ、熱除去装置は、基板保持装置よりも著しく大きなCTEとより高い熱伝導率とを有することができる。
明細書中の様々な実施形態において、基板保持装置204は、低膨張ガラス又はセラミック、例えばコーニング社(CORNING)の超低膨張ガラス、SCHOTTのZerodur、又は京セラのCordurite低膨張セラミックから製造されることができる。明細書を通じた様々な実施形態では、熱除去装置206は、窒化アルミニウム、炭化珪素、アルミニウム、銅、銀、又は同様の特性を有する材料から形成されることができる。
明細書中の様々な実施形態において、熱連結手段210は、リソグラフィシステムを取り囲んだガスの周囲圧力よりも高い圧力に加圧されることができる流体、例えばガスであることができる。
図3及び図4は本発明の実施形態によるチャック204のそれぞれの部分300及び400を示している。使用中、レチクル202は、短行程構造における支持装置(例えばリブ)304又は404の交点に配置された突起(例えばピン、ピンプル、節等)302又は402に当接しながら、チャック204上に静電的に保持されることができる。節302は、高さ約5μmで直径1mmの“切り株状円筒体”であることができる。節302は、レチクル202とチャック204との間に捕捉される粒子に対して、レチクル平坦度をより敏感でなくするために使用される。節302の間の凹んだ領域は、レチクル202とチャック204との間にギャップを形成し、このギャップは比較的大きな粒子、例えばサイズが5μmまでの粒子の存在を許容することができる。図3における部分300と図4における部分400との相違点は格子の設計であり、部分300は正方形の格子設計を形成しており、部分400は三角形の格子設計を形成したリブ404を有している。
節302のピッチは、所望の最大面内歪みに基づいて決定される。ピッチは、隣接し合う節302又は402の間の距離である。リソグラフィシステムを走査するために、レチクル202はY方向(例えば図2における紙面に対して垂直)に6Gまで加速され、これにより高いスループットを得る。レチクル202は、Z方向(例えば図1における紙面で見て垂直方向)の力によってチャック204に静電的に締め付けられる。摩擦はレチクル202を保持するためにY方向で力を提供することができるが、高い摩擦が必要とされるので、高い締付力(例えば約10Kパスカルの締付け圧力)が必要とされる。この高い締付け圧力によりレチクル202は節302の間で垂下しかつ歪む。なぜならば、節の間に支持が存在しないからである。この垂下により、レチクル202、及びひいてはレチクル202上のパターンは、許容できる歪み限界を超えてしまう。つまり、これらの条件が節302の配置を決定する。幾つかの実施形態では、節302は、図3の正方形格子の場合に8.5mm、図4の三角形格子の場合に12.5mmの間隔を置いて配置されることができる。
レチクル202が束縛されていない(すなわち加熱されているが締め付けられていない)場合、レチクル202の熱膨張は、許容される公差の3倍以上、最大設計仕様を越えてしまう。理想的には、レチクル202は、膨張しない完全に剛性のチャック204に無限大の摩擦を用いて締め付けられ、これにより、熱膨張及び歪みは、許容される公差のほぼ4分の1になる。あいにく、理想的な状況は理論上のものでしかない。したがって、以下に、低い熱膨張率を備えた剛性のチャック204を含む複数の実施形態を説明するが、これらの実施形態は、可能な限り理想的な状況に近くなるようにモデル化しようと試みている。
図5は、本発明の実施形態によるリソグラフィシステムの部分を通る熱の流れ500を示している。本明細書中、以下ではリソグラフィシステムの環境としてEUV光に関して説明される。EUV光という用語は、157ナノメートル(nm)以下の波長を有する放射を意味し、この放射は、70〜100nmの放射を含むがこれに限定されない。様々な実施形態のシステム及び方法を、リソグラフィシステムにおけるあらゆる光源のタイプ(157nmよりも長い波長を有する光を含む)によって生ぜしめられた熱を散逸させるために使用することができることが認められるであろう。
502に示したように、レチクル202から反射されるEUV光は、レチクル202によって吸収される熱を生ぜしめる。熱は、レチクル202から、ガスギャップ210を介して、チャック204の一部であることができるチャック前側プレート504へ伝達され、さらに熱伝導ネットワーク506を通って伝達される。熱伝導ネットワーク506は、チャック前側プレート504から熱を除去するあらゆる公知の装置又は構造、例えば延長部(例えば図6Aに示されたエレメント610及び図6Bに示されたエレメント650)又は同様のものであることができる。熱伝導ネットワーク506は通常、熱拡散装置206の一部であるか、熱拡散装置206に結合されている。熱伝導ネットワーク506を通過した後、熱は508において、長行程ステージ(LS)(図示されていないが、以下にさらに詳細に示されかつ説明される)に結合された放射式カップラ510(以下に詳細に説明する)へ放射式に伝達される。放射式カップラ510は512において対流を使用して熱を長行程ステージを通って伝達する。伝達された熱は、514において、循環する冷却物質(例えば冷媒)を介して冷却され、この冷却物質は長行程ステージ内を循環する。
実際には、放射による熱伝達率は概して低いので、これを補償するために放射表面積を増大させることができる。放射式カップラ208を介してEUV光露光中にレチクル202によって生ぜしめられるチャック204からの熱を除去するために必要とされる表面積は、放射式カップラ208の“フォールディングファクタ”に基づく。フォールディングファクタは:
フォールディングファクタ=カップリング装置において必要とされる放射面積/レチクルの面積
として定義される。
ほとんどの実施形態において、必要なフォールディングファクタのための範囲は約12〜17である。熱負荷はフォールディングファクタを決定する。この大きさのフォールディングファクタを使用することにより、長行程ステージの放射式カップラ510を冷却するためにシステム内を流通する極めて低温の液体を有する必要性が減じられる。
複数のタイプの放射式カップラ510を使用することができる。第1のタイプの放射式カップラ510は、嵌合式フラットフィンカップラシステムであり、このシステムは、X方向においてのみカップラ208と510との間のギャップ増大に対して敏感であり、Y方向及びZ方向(すなわちフラットフィン、例えば図6Aにおけるエレメント610の深さ及び長さに対して平行な方向)での相対移動に対しては極めて鈍感である。したがって、嵌合式フラット・フィン・カップラ・システムは、かなり大きなギャップ(例えば1mmよりも大きなギャップ)を用いてさえも大きな放射表面積を容易に形成することができる。別のタイプの放射式カップラ510は、ピン フィン・イン・ホールカップラシステムであり、このシステムは、X方向及びY方向においてカップラ208と510との間のギャップ増大に対して等しくかつ非常に敏感である。ピン フィット・イン・ホール放射式カップラシステムを用いて長行程ステージと短行程ステージとの相対移動を許容するために必要とされる大きなギャップを備えた大きな表面積を製造することはより困難である。しかしながら、ピン フィット・イン・ホールド放射式カップラ510は、よりコンパクトで軽量に形成されることができ、嵌合式フラット・フィン・カップラ・システムよりも容易に製造される。以下に説明される様々な実施形態は、これらのタイプのカップラ510のいずれかを使用する。実際には、特定の用途にどの実施形態を選択するかは、ほとんど熱負荷と、熱により生ぜしめられる許容できる歪みと、冷媒温度のための許容できる下限とに依存する。以下の実施形態は、熱により生ぜしめられる歪みの抑制性能、熱負荷能力、及び効率を増大する順序で掲載されており、これらは概して複雑さ、重量、及びコストを増大することと一致する。
B.別個の短行程ステージカップラを通って熱を伝導するためにハニカムリブを使用するレチクル保持システム
図6Aは、本発明の実施形態によるリソグラフィツールにおける短行程ステージ(SS)と長行程ステージ(LS)との部分600の横断面図を示している。部分600は、節604及びリブ606に結合された前側プレート602を有している。幾つかの実施形態では、リブ606はハニカム構造に形成されていることができる。部分600は、短行程ステージの放射式カップラのフラットフィン610をも有している。
図6Bは、本発明の実施形態による部分600を含む部分620の側面図を示している。レチクル202の裏側622は短行程ステージ626の前側624に一時的に取り付けられている。レチクル202は、短行程ステージ626に組み込まれた静電クランプ(図示せず)を使用することによって一時的に結合されることができる。レチクル202と静電クランプとの間の物理的境界面の熱伝導率を高めるためにこれらの間に低圧でガスが導入されることができる。ガスの1つの例はアルゴンであることができる。幾つかの実施形態では、熱は、化学線熱負荷とは反対に変化する速度で短行程ステージ626に加えられる。このことは、化学線熱負荷と付加された熱負荷との合計として定義される合計熱負荷が常に全てのレチクル202及び照明条件において実質的に等しくなるように行われる。合計熱負荷は、短行程ステージ626の厚さ方向に伝導され、放射式カップリングシステム632を使用して短行程ステージ626の裏側628から長行程ステージ630へ伝達される。633において対流によって長行程ステージ630を通って伝達される合計熱負荷を除去することは、長行程ステージ630における通路(例えばダクト、チューブ、チャネル又は同様のもの)に冷媒流体634を循環させることによって行われる。
本発明の複数の実施形態のために以下に説明するように、リソグラフィシステムのある部分に熱を提供することが必要であろう。動作中、定常状態は達せられず、システムのチャック/レチクル部分の動作を制御することが重要である。これは、移行中の歪みを最小限にする。これを行うために、チャック/レチクル部分の温度は、吸収された化学線熱に対して反比例した電気熱を加えることによって、一定の熱負荷又は温度に維持される。このことは、作動温度までの迅速な加熱を可能にし、このことは、極めて望ましく、化学線熱負荷が存在しない場合(例えばレチクルが交換されている間)における短行程の過剰な温度低下をも回避する。
加えられた熱を含む実施形態において、短行程ステージ626に結合された加熱装置(例えば電気ヒータ)638は熱を発生することができる。幾つかの実施形態において、電気ヒータ638はフィルムヒータ若しくは薄膜状ヒータであることができ、実質的にレチクル202の面積と同じ寸法を有しており、この電気ヒータは、レチクル202の裏側622の近傍の短行程ステージ626の前面624の近くに配置されている。幾つかの実施形態では、ヒータ638への電気的入力は、センサ642に結合された制御装置640によって制御されることができる。制御装置640は、フィードフォワード法を使用することができ、このフィードフォワード法は:(1)EUV光強度を検出するためにセンサ642を使用してレチクル202に入射する化学線電力を測定する;(2)記憶装置644に記憶されたデータからレチクル202の平均吸収率を測定する又は読み取る;(3)化学線電力に平均吸収度を乗じることによって化学線熱負荷を計算する;(4)計算された化学線熱負荷に基づきヒータ電流を調節する;ことを含む。別の実施形態では、ヒータ638への電気的入力は、フィードバック法を使用して制御装置640によって制御されることができ、このフィードバック法は、短行程ステージ626に取り付けられた少なくとも1つの温度センサ642を使用することを含む。さらに別の実施形態では、ミンコ・プロダクツ(Minco Products)によって製造されたHEATERSTATタイプの制御装置640であることができ、このHEATERSTATは、著作権保護されたミンコ05/2000の、“Bulletin CT198”に記載されており、これは引用により全体を本明細書に記載したものとする。ヒータ638への電気的入力は、HEATERSTATタイプの制御装置640によって制御されることができ、ヒータ638(例えばフォイルヒータ)を、加熱及び温度検出のために使用することができる。さらに別の実施形態において、フィードフォワード法とフィードバック法との組み合わせを使用する制御装置640は、ヒータ638への電気的入力を制御することができる。さらに別の実施形態では、短行程ステージ626に熱は加えられず、これにより、短行程ステージ626の温度は化学線熱入力と共に変化させられる。
引き続き図6Bを参照すると、放射式カップラ632は第1のフィン付きプレート646を有しており、この第1のフィン付きプレートは、ベースプレート648と、このベースプレート648に垂直に配置された複数のフィン650とを有している。フィン付きプレート646は、短行程ステージ626の裏側628に結合されている。放射式カップラ632は第2のフィン付きプレート652をも有しており、この第2のフィン付きプレートは、第1のフィン付きプレート646と実質的に同じ幾何学的配置を有しておりかつ、長行程ステージ630の前側654に結合されている。構造物620の構成は、長行程ステージ630が短行程ステージ626に整合されるように維持し、この場合、第1及び第2のフィン付きプレート646及び652から延びたフィンが互いに接触することなく互い違いに嵌合させられる。
図6Cは、本発明の実施形態によるフィン付きプレート646及び/又は652を示している。フィン付きプレート646/652はそれぞれ、放熱区分662と、熱拡散区分664と、フィン区分665とを有している。1つの実施例では、放熱区分662はピン668を有している。放熱区分662はSS構造626又はLS構造668に結合されていることができる。放熱区分662は、材料不整合による熱歪を減じるのを助ける。例えば、放熱区分662は、熱膨張係数(CTE)の低い短行程構造626が、CTEのより高いカップラ646に、材料不整合と、熱拡散区分664と、フィン区分665とによる過剰な熱歪を回避するのに十分に柔軟に取り付けられることを許容する。各ピン662の先端部668は個々のステージ626及び/又は630に結合されることができ、これは熱エポキシを使用して行われることができる。幾つかの実施形態において、フィン付きプレート646及び/又は652は、コンプライアントな材料、例えば軟質ポリマを用いて個々のステージ626及び/又は630に結合されることができる。その他の実施形態において、フィン付きプレート646及び/又は652は変形可能な軟ろうコラムを介して個々のステージ626及び/又は630に取り付けられることができる。幾つかの実施形態では、フィン付きプレート646及び/又は652はアルミニウムから形成されており、高い赤外線放射率を有する材料でコーティングされていることができる。その他の実施形態では、フィン付きプレート646及び/又は652は炭素から形成されることができる。幾つかの実施形態では、フィン付きプレート646及び652の面積はほぼ同じ(例えば約200mm×200mm)である。フィン665の寸法は、長さ約200mm×高さ25mm×厚さ1mmであることができる。隣り合う嵌合したフィン665の間のギャップは0.1mm〜2mmであることができる。ステージ626と630との整合を維持するために、一般的なステージ位置決め及び案内のために使用されるモータ、軸受及び位置センサを使用することができる。したがって、構造物620に特定の付加的な又は特別な整合装置が加えられる必要はない。
図6Dは、本発明の実施形態による部分600及び620を含むシステムを通る熱の流れ670を示している。EUV光は、672においてレチクル202によって吸収される熱を生ぜしめる。熱は、伝導によって、レチクル202と、ガス210と、チャック前側プレート602と、チャックハニカム606と、境界面674とを通って伝達され、境界面はピン662とフィン付きプレート646とを含んでいる(例えばSS IRカップラ)。次いで、676における放射によって、熱はフィン付きプレート646から長行程ステージ(LS)の放射式カップラ(例えばIRカップラ)652へ伝達される。最後に、633における対流によって熱は長行程ステージ652から冷媒634によって除去される。
C.熱を長行程ステージのカップラへ直接に放射するためにハニカムリブを使用するレチクル保持システム
図7Aは、本発明の実施形態によるリソグラフィツールにおける短行程ステージ(下側の斜線で示された部分)と長行程ステージ(上側の斜線のない部分)との部分700の横断面図を示している。部分700は、放射式カップラ又はピン・フィン・イン・ホール放射式カップラであることができる。部分700は、突出部(例えば節)704及び延長部(例えばリブ)706を有する前側プレート702を含んでいる。幾つかの実施形態において、リブ706はハニカム状に形成されていることができる。部分700は、延長部710(例えば長行程ステージ(LS)のピンフィン)及び通路(すなわちダクト、チューブ又はチャネル)712を有する長行程ステージ放射式カップラ708をも含んでいる。冷却物質(例えば冷媒)714は通路712内を流過する。ピンフィン710は、リブ706の間に形成された正方形の孔716内に配置されることができる。
図7Bは、本発明の実施形態による部分700を含むシステムを通る熱の流れ720を示している。EUV光は、722においてレチクル202によって吸収される熱を生ぜしめる。熱は、伝導によって、レチクル202と、ガス210と、チャック前側プレート702と、リブ706(例えばチャックハニカム)とを通って伝達される。次いで、724における放射によって、熱はリブ706から長行程ステージ(LS)放射式カップラ(例えばIRカップラ)708へ伝達される。最後に、726における対流によって、熱は長行程ステージから冷媒714によって除去される。
図7A及び図7Bに示された実施形態の幾つかの欠点は、ハニカムリブ706の不十分な伝導率によりフィン効率が低いということである。一般的に、短行程ステージ等の熱的に安定した構造物を製造するのに適した、低いCTEを有することが分かった材料は、極めて低い熱伝導率をも有することが分かっている。熱伝導率が低いことにより、放射式フィンを用いる場合のように、熱を伝達するために使用される場合の効率が低くなる。フィン効率が低いと、十分な放射面積を得るために高いフォールディングファクタが必要とされ、このことは重い構造を生ぜしめる。さらに、ピンフィン710を使用するため、短行程ステージと長行程ステージとの間のギャップ716(図7A)に対する感度が高い。つまり、全体的な効率が不十分であるため、これらの実施形態は、レチクル202から反射するEUV光に基づきレチクル202によって吸収される可能な最大の電力である12Wを散逸させるために、極めて低温の冷媒温度を必要とする。さらに、熱は短行程ステージを通過するので、温度勾配(すなわちレチクルの近傍で温度はより高く、カップラの近傍で温度はより低い)が生ぜしめられ、このことは、不均一な歪み、湾曲、及び反りを生ぜしめる。したがって、熱により生ぜしめられるレチクルの歪みは、レチクル保持装置の歪みにより、許容できる限界を超過する。
D.熱を長行程ステージカップラへ直接に放射するために中空の熱分岐部を使用するレチクル保持システム
図8Aは、本発明の実施形態によるリソグラフィツールにおける短行程ステージと長行程ステージとの部分800の横断面図である。部分800は、突出部(例えば節)804及び延長部(例えばリブ)806を有する前側プレート802を含んでいる。幾つかの実施形態において、リブ806はハニカム状であることができる。部分800は、前側プレート802に結合された熱拡散プレート810に結合された熱分岐部808をも含んでいる。部分800はさらに、延長部(例えばLS IRカップラ・ピンフィン)814及び通路816を有する長行程ステージ(LS)カップラ(例えばIRカップラ)812を有しており、前記通路816内を冷却物質818が流過する。
図8Bは、本発明の実施形態による部分800を含むシステムを通る熱の流れ830を示している。EUV光は、832においてレチクル202によって吸収される熱を生ぜしめる。熱は、伝導によって、レチクル202と、ガス210と、チャック前側プレート802と、熱拡散装置810と、熱分岐部808とを通って伝達される。次いで、834における放射によって、熱は、分岐部808から長行程ステージ(LS)放射式カップラ(例えばIRカップラ)812へ伝達される。最後に、836における対流によって、熱は、前記のように長行程ステージから冷媒818によって除去される。
部分800は、前記及び下記の他の実施形態と比較してかなりコンパクトかつ軽量であるが、良好な熱的性能を達成することが困難である。熱拡散装置810は、分岐部808と前側プレート802との間の優れた接触を提供し、前側プレート802の熱的安定性をも高める。この構成は、ピンフィンの二重の使用により、短行程ステージと長行程ステージとの間のギャップ820(図8A)に対する極めて高い感度を生ぜしめる。1.5mm未満の作業ギャップの場合、反射されたEUV光に基づきレチクル202によって吸収された12Wの電力は、かなり冷温の冷媒温度を必要とする可能性がある。
この実施形態は、図7A及び図7Bに示された実施形態において、導電性リブを、短行程の厚さを横切る熱伝導のためのより効率的な分岐部と交換することによって向上する。この実施形態は、ほとんどの熱流れをハニカムから逸らせ、このことは、温度勾配、ひいては熱により生ぜしめられる歪みを著しく低減する。
E.前側プレートに独立して取り付けられた熱分岐部を使用するレチクル保持システム
図9Aは、本発明の実施形態によるリソグラフィツールにおける短行程ステージの部分900の横断面図である。部分900は、突出部(例えば節)904及び延長部(例えばリブ)906を有する前側プレート902を含んでいる。幾つかの実施形態において、リブ906はハニカム状であることができる。部分900はさらに、前側プレート902に結合された熱分岐部908を有している。部分900はさらに、延長部(例えばフラットフィン)912を備えた短行程ステージ(SS)カップラ(例えばIRカップラ)を有している。これらの実施形態は、上及び下に説明及び図示されているように、放射式カップラ及び冷却システムを備えた長行程ステージをも有することができるが、便宜的にこの図には示されていない。
図9Bは、本発明の様々な実施形態において使用することができるフィン922のための構成920を示している。フィン922が、少なくとも図9A及び図10A〜Gに示された実施形態のために、及び場合によってはその他の実施形態において、短行程ステージと長行程ステージとの間の所要のギャップに応じて使用される場合、直線的な平らなフィンのための結果的な共振周波数(例えば約1kHz)は低すぎる。剛性及び共振周波数を高めるために(例えば3kHzよりも高く)、フィン922はジグザグ状920に形成されることができ、フィン922の自由端部924は装置926によって“箱状化”されることができる。
図9Cは、本発明の実施形態による部分900を備えたシステムを通る熱の流れ930を示している。EUV光は、932においてレチクル202によって吸収される熱を生ぜしめる。熱は、伝導によって、レチクル202と、ガス210と、チャック前側プレート902と、熱分岐部908と、カップラ(例えばSS IRカップラ)910とを通って伝達される。次いで、934における放射によって、熱はカップラ910から長行程ステージ(LS)放射式カップラ(例えばLS IRカップラ)936へ伝達される。最後に、938における対流によって、熱は、前記のように、長行程ステージから冷媒940によって除去される。
部分900の1つの欠点は、個々の分岐部908と前側プレート902との間の制限された接触面積が、過剰な熱抵抗と、不十分な面内温度不均一(すなわち分岐部が前側プレートに結合している低温箇所)を生ぜしめる、ということである。しかしながら、この欠点は、前側プレート902の裏側には凹面状フィーチャを、分岐部908の端部には対応する凸状のフィーチャを形成することにより軽減することができる。
図9Dは、本発明の実施形態によるカップラ910における加熱装置(例えば電気ヒータ)952を有する修正された部分900を備えたシステムを通る熱の流れ950を示している。加熱装置952は、図6A〜図6Dに関して上に説明したように全ての制御方法を用いて加熱エレメント638と同様に機能することができる。EUV光は、932においてレチクル202によって吸収される熱を生ぜしめる。熱は、伝導によって、レチクル202と、ガス210と、チャック前側プレート902と、熱分岐部908と、カップラ(例えばSS IRカップラ)910とを通って伝達される。一定の熱負荷を維持するために、電気ヒータ952がカップラ910の近傍又はカップラ910に配置されている。前記のように、熱は、吸収された化学線熱に反比例して加えられる。次いで、956における一定の放射により、熱はカップラ910から長行程ステージ(LS)放射式カップラ(例えばLS IRカップラ)936に伝達される。最後に、958における一定の対流により、前記のように、熱は長行程ステージから冷媒940によって除去される。
F.前側プレートと熱分岐部との間の熱拡散装置を使用するレチクル保持システム
図10A及び図10Bはそれぞれ、本発明の有利な実施形態によるリソグラフィツールにおける短行程ステージの部分100の横断面図と分解断面図とを示している。部分1000は、第1の突出部(例えば節)1004と第2の突出部(例えばレチクル対チャックシールプラトー)1006とを有する前側プレート1002を含んでいる。部分1000は、孔1010を有する均一な熱拡散装置(例えば熱拡散プレート又は熱拡散装置)1008をも含んでいる。分岐部1012は熱拡散プレート1008に結合されている。部分1000はさらにハニカム構造体1014を有しており、このハニカム構造体は、孔1010に配置された第1の延長部(例えばボス)1016と、第2の延長部(例えばハニカム対前側プレートシールプラトー)1018とを有している。ハニカム構造体1014は、シーリング装置(例えばエラストマシール)1022を収容する溝(例えばエラストマシール溝)1020をも有している。分岐部1012上に弾性的装置(例えば圧縮ばね)1026を保持するためにハニカム構造体1014に保持装置(例えばキャップ)1024が結合されている。熱拡散装置1008を前側プレート1002の近傍に保持するための圧縮ばね1026は、ばね1026がキャップ1024によって保持されている場合、分岐部1012から延びた延長部1028に対して押圧される。溝1020にシーリング装置1022を保持するためにカップラベースプレート1030が配置されている。カップラベースプレート1030は延長部1032(例えばSS IRカップラフィン)を有しており、これらの延長部は、短行程ステージから長行程ステージへ熱を放射するために使用される。
図10C及び図10Dはそれぞれ、本発明の有利な実施形態によるリソグラフィツールにおける短行程及び長行程ステージシステムの部分1000及び部分1040の分解図及び拡大分解図を示している。部分1040は、カップラ(例えばLS IRカップラ)1042とチャネル(例えば冷媒フィッティング)1044とを有している。これらのエレメントは、放射された熱を吸収し、熱を長行程から対流によって、チャネル1044内を循環させられる流体へ除去する。ハニカム区分1014は、分岐部1012と、ばね1026と、キャップ1024とを収容する孔1046を有している。また、図10Dは、どのようにボス1016が開口1010によって収容されるか、及びキャップ1024のためのカウンタボア1048を示している。
図10Eに示したように、結合される材料の等しくない材料特性(例えばCTE)によって生ぜしめられる歪み及びその他の制限を考慮しながら、結合されなければならない5つの主な境界面A〜Eが設けられている。これらの境界面の幾つか又は全て、及びその結合形式は、上下に記載された実施形態の他のものにも当てはまる。便宜上エレメントには符号が設けられていない。第1の境界面Aは熱拡散装置1008と分岐部1012との間である。幾つかの実施形態において、後のボンディングステップにおいて加えられる温度に対して耐えられる安定した結合を達成するようにこれらのエレメントを結合するために、高温のろう付け又はろう接を使用することができる。第2の境界面Bは前側プレート1002とハニカム区分1014との間である。幾つかの実施形態において、既存の境界面Aに影響することなくこれらのエレメントを結合するために、中温ろう接を使用することができる。第3の境界面Cはハニカム区分1014とキャップ1024との間である。やはり、幾つかの実施形態において、可能には境界面Bを形成する同じ方法ステップにおいてこれらのエレメントを結合するために、中温ろう接を使用することができる。第4の境界面はハニカム装置1014とカップラベースプレート1030との間である。幾つかの実施形態において、前もって形成された境界面A,B及びCに影響することなくこれらのエレメントを結合するために、低温ろう接又はエポキシを使用することができる。
図10Fから図10Hまでを参照し、引き続き図10Eを参照すると、第5の境界面Eが前側プレート1002と熱拡散装置1008との間に設けられている。全ての前記の境界面は、同じ材料を結合させているが(例えば低いCTE対低いCTE又は高いCTE対高いCTE)、境界面Eは、異なる材料を結合させている(例えば低いCTEチャック前側プレート対高いCTE熱拡散装置)。この境界面のために、結合材料は、種々異なる速度での膨張を許容しながら、高い熱伝導率を有していなければならない。
図10Fは、前側プレート1002と熱拡散装置1008との間において使用されるガスを示している。ガスを使用することができるが、複数の制限を有する:(1)ガスは良好な熱性能のために極めて平坦な係合面(例えば理想的には5μm以内の平坦度)を要求する;(2)ガスは静的条件下で潤滑を提供せず、表面が膨張する際にこれらの表面が付着して互いに引きずりあい、歪みを生ぜしめる;(3)ガスが真空へ漏出しないようにするためにエラストマシール1022を省略することはできない;(4)ガス圧力は温度に対して敏感であり、ガス圧力の変動はチャック1002を歪ませる。
図10Gは、前側プレート1002と熱拡散装置1008との間において使用されている粘性材料(例えば液体又はペースト)を示している。液体又はペーストは僅かにガスよりも優れている。なぜならば、(1)液体又はペーストは、良好な熱性能のために、適度にのみ平坦な係合面(例えば理想的には約50μm以内の平坦度)を要求する;(2)液体又はペーストは、十分に粘性/濃密であるならば静的条件下で潤滑を提供する(例えばマイクロ付着を生じない);(3)部分圧力の十分に低い液体/ペーストが見られるならば(例えば高真空グレードグリース)、エラストマシール1022を排除することができる;(4)チャック内部圧力の変化により無視できるチャック歪みが生じる。
図10Hは、前側プレート1002と熱拡散装置1008との間において使用されている柔軟な弾性的シートを示している。シートはガス、液体、又はペーストよりも僅かに優れている。なぜならば、(1)シートは、良好な熱性能のために適度にのみ平坦な係合面を要求する(例えば理想的には約50mm以内の平坦度);(2)他の部材に大きな横方向引きずり力を加えることなくシートは容易に変形するのでマイクロ付着は問題ではない;(3)エラストマシール1022を排除することができる;(4)チャック内部圧力の変化による歪みはほとんど又は全く生じない;(5)シートが前側プレート1002及び熱拡散装置1008に接着されていてこれらを結合させているならば、ばね及びキャップを排除することができる。
図10Iは、本発明の有利な実施形態による部分1000及び1040を備えたシステムを通る熱の流れ1060を示している。EUV光は、1062においてレチクル202によって吸収される熱を生ぜしめる。熱は、伝導によって、レチクル202、ガス210、チャック前側プレート1002、熱拡散装置1008、熱分岐部1012、及びカップラ(例えばSS IRカップラ)1064を通って伝達され、カップラはカップラベースプレート1030及びフィン1032を有している。次いで、1066における放射によって熱はカップラ1064から長行程ステージ(LS)放射カップラ(例えばLS IRカップラ)1042に伝達される。最後に、1068における対流によって、前記のように、熱は長行程ステージから冷媒1070によって除去される。
図10Jは、修正された部分1000及び1040を備えたシステムを通る熱の流れ1080を示している。修正された部分1000は、熱拡散装置1008に結合された又は熱拡散装置1008内に設けられた加熱装置1082を有しており、この場合、加熱装置1082は、図6B及び9Dに関して上述したものと同様である。また、加熱は、図6B及び9Dに関する説明と同様である。EUV光は、1062においてレチクル202によって吸収される熱を生ぜしめる。熱は、伝導によって、レチクル202、ガス210、チャック前側プレート1002、熱拡散装置1008、熱分岐部1012、カップラ(例えばSS IRカップラ)1064とを通って伝達され、カップラはカップラベースプレート1030及びフィン1032を有している。熱拡散装置を一定温度に保つために1084においてヒータ1082を使用して、補償する熱が加えられる。次いで、1086における一定の放射によって、熱はカップラ1064から長行程ステージ(LS)放射カップラ(例えばLS IRカップラ)1042に伝達される。最後に、1088における一定の対流によって、前記のように、熱は長行程ステージから冷媒1070によって除去される。
G.前側プレートを有しておらず、レチクルを直接保持する熱拡散装置を使用するレチクル保持システム
図11A及び11Bは、本発明の実施形態によるリソグラフィツールにおける短行程ステージの部分1100の横断面図及び分解横断面図を示している。部分1100は、延長部(例えば分岐部)1104及び孔(例えば節収容孔)1106を有する熱拡散装置プレート1102を有している。部分1100は、ハニカム構造1108をも有しており、このハニカム構造は、端部(例えば節)1112及び延長部(例えばレチクル対チャックシールプラトー)1114を備えた細長い部材1110を有している。ハニカム構造1108は、シール装置(例えばエラストマシール)1118を収容する溝(例えばシール収容溝)1116と、ブレードフレクシャ1122に結合された延長部(例えばブレードカップリング装置)1120とを有している。さらに、ブレードフレクシャ1122は延長部(例えばブレード結合装置)1124にも結合されており、この延長部1124は、ベースプレート(例えばSS IRカップラベースプレート)1126と、ベースプレート1126から延びた延長部(例えばカップラフィン1128)とに結合されている。
図11Cは、本発明の実施形態による部分1100を備えたシステムを通る熱の流れ1140を示している。EUV光は、1142においてレチクル202によって吸収される熱を生ぜしめる。熱は、伝導によって、レチクル202、ガス210、熱拡散装置1102、熱分岐部1104、及びカップラ(例えばSS IRカップラ)1144を通って伝達され、カップラはカップラベースプレート1126及びフィン1128を有している。次いで、1146における放射によって、熱はカップラ1044から長行程ステージ(LS)放射式カップラ(例えばLS IRカップラ)1148へ伝達される。最後に、1150における対流によって、前記のように、熱は長行程ステージから冷媒1152によって除去される。
結論
本発明の様々な実施形態を上に説明したが、これらの実施形態は例として説明されたものであり、限定するものではないと理解されるべきである。本発明の思想及び範囲から逸脱することなく形式及び細部に様々な変更を加えることができることは当業者に明らかとなるであろう。つまり、本発明の広さ及び範囲は、上記典型的な実施形態によって限定されるべきではなく、請求項及びその均等物にのみ基づき定義されるべきである。
慣用のレチクル保持システムを示している。
本発明の実施形態によるレチクル保持システムを示している。
本発明の実施形態による、レチクルに接触するレチクル保持システムからの突出部(例えば節)のための格子パターンを示している。
本発明の実施形態による、レチクルに接触するレチクル保持システムからの突出部(例えば節)のための格子パターンを示している。
レチクルにおける光吸収から生ぜしめられた熱の、レチクル及び、本発明の実施形態によるリソグラフィシステムの一部分を通る熱流れ図である。
本発明の実施形態によるレチクル保持システムの一部の断面図である。
本発明の実施形態によるレチクル保持システムの一部の断面図である。
本発明の実施形態によるレチクル保持システムの一部の断面図である。
レチクルと、図6Aから図6Cまでに示したリソグラフィシステムの一部とを通る、レチクルにおける光吸収により生ぜしめられた熱の熱流れ図である。
本発明の実施形態によるレチクル保持システムの一部の断面図である。
レチクルと、図7Aに示したリソグラフィシステムの一部とを通る、レチクルにおける光吸収により生ぜしめられた熱の熱流れ図である。
本発明の実施形態によるレチクル保持システムの一部の断面図である。
レチクルと、図8Aに示されたリソグラフィシステムの一部とを通る、レチクルにおける光吸収から生ぜしめられた熱の熱流れ図である。
本発明の実施形態によるレチクル保持システムの断面図である。
本発明の実施形態によるレチクル保持システムの一部における放射性カップラ構造を示している。
レチクルと、図9Aに示されたリソグラフィシステムの一部とを通る、レチクルにおける光吸収により生ぜしめられた熱の熱流れ図である。
レチクルと、図9Aに示されたリソグラフィシステムの一部とを通る、レチクルにおける光吸収により生ぜしめられた熱の熱流れ図である。
本発明の実施形態によるレチクル保持システムの部分の断面図である。
本発明の実施形態によるレチクル保持システムの部分の分解断面図である。
本発明の実施形態によるレチクル保持システムの部分の分解斜視図である。
本発明の実施形態によるレチクル保持システムの部分の分解斜視図である。
本発明の実施形態によるレチクル保持システムの部分の分解断面図である。
本発明の実施形態によるレチクル保持システムの部分の分解断面図である。
本発明の実施形態によるレチクル保持システムの部分の分解断面図である。
本発明の実施形態によるレチクル保持システムの部分の分解断面図である。
レチクルにおける光吸収により生ぜしめられた熱の、レチクル及び、図10A〜10Hのうちの1つ又は2つ以上の図におけるリソグラフィシステムの部分を通る熱流れ図である。
レチクルにおける光吸収により生ぜしめられた熱の、レチクル及び、図10A〜10Hのうちの1つ又は2つ以上の図におけるリソグラフィシステムの部分を通る熱流れ図である。
本発明の実施形態によるレチクル保持システムの部分の断面図である。
本発明の実施形態によるレチクル保持システムの部分の分解断面図である。
レチクルにおける光吸収により生ぜしめられた熱の、レチクル及び、図11A及び11Bのうちの1つ又は2つ以上の図におけるリソグラフィシステムの部分を通る熱流れ図である。
符号の説明
100 慣用のシステム、 102 短行程ステージ部分、 104 レチクル、 106 前側プレート、 110 熱除去区分、 112 剛性構造、 200 リソグラフィシステム、 202 基板、 204 基板保持装置若しくはチャック、 206 均一熱除去装置、 208 放射式カップラ、 210 熱連結手段若しくはガスギャップ、 212 延長部、 214 開口、 302,402 節、 504 前側プレート、 506 熱伝導ネットワーク、 510 放射式カップラ、 602,702,802,902,1002 前側プレート、 604,804,904,1004 節、 606,706,806,906,1006 リブ若しくはチャックハニカム、 610 フラットフィン、 620 構造物、 622 裏側、 624 前側、 626 短行程ステージ、 630 長行程ステージ、 632 放射式カップリングシステム若しくはカップラ、 634 冷媒、 638 加熱装置、 640 制御装置、 642 センサ、 644 記憶装置、 646 第1のフィン付きプレート、 648 ベースプレート、 650 フィン、 652 フィン付きプレート、 62 放熱区分、 664 熱拡散区分、 665 フィン区分、 668 ピン、 710 延長部若しくはピンフィン、 712 通路、 716 孔、 808,908 熱分岐部、 810 熱分散プレート、 814 延長部、 816 通路、 818 冷却物質、 908 分岐部、 910 カップラ、 920 構成、 922 フィン、 924 自由端部、 926 装置、 936 放射式カップラ、 940 冷媒、 952 加熱装置若しくは電気ヒータ、 1008 熱分散装置、 1010 孔、 1012 分岐部、 1014 ハニカム構造体、 1016 第1の延長部、 1018 第2の延長部、 1020 溝、 1022 シーリング装置、 1024 キャップ、 1026 弾性的装置、 1028 延長部、 1030 ベースプレート、 1032 延長部若しくはフィン、 1042 カップラ、 1044 チャネル、 1046 孔、 1048 カウンタボア、 1064 カップラ、 1070 カップラ、 1082 加熱装置若しくはヒータ、 1104 延長部、 1106 孔、 1108 ハニカム構造、 1110 細長い部材、 1114 延長部、 1116 溝、 1120 延長部、 1122 ブレードフレクシャ、 1124 延長部、 1126 ベースプレート、 1128 延長部

Claims (48)

  1. システムにおいて、
    放射式カップラと冷却部分とを含む長行程ステージが設けられており、前記冷却部分が熱を前記長行程ステージから除去するようになっており、
    前記長行程ステージに放射式に結合された短行程ステージが設けられており、該短行程ステージが、基板収容装置と、該基板収容装置に結合された均一熱除去部分と、該均一熱除去部分に結合された放射式カップラとを含んでおり、
    前記基板収容装置が、露光プロセス中に基板を保持しかつ熱を前記基板から除去するようになっており、
    前記均一熱除去部分が、前記基板収容装置から伝達された熱を除去するようになっており、
    前記放射式カップラが、前記均一熱除去部分から前記長行程ステージへ熱を放射式に伝達するようになっていることを特徴とする、システム。
  2. 前記短行程ステージがさらに、該短行程ステージを一定の温度に維持する加熱部分を含んでいる、請求項1記載のシステム。
  3. 前記加熱部分に結合された熱制御装置が設けられている、請求項1記載のシステム。
  4. 前記熱制御装置がフィードフォワード式熱制御装置である、請求項3記載のシステム。
  5. 前記熱制御装置がフィードバック式熱制御装置である、請求項3記載のシステム。
  6. 前記短行程ステージが前記長行程ステージから間隔を置かれている、請求項1記載のシステム。
  7. 前記短行程ステージが前記長行程ステージに関して磁気的に浮揚させられている、請求項1記載のシステム。
  8. 前記長行程ステージの前記冷却部分が、流体循環システムの少なくとも部分を含んでいる、請求項1記載のシステム。
  9. 前記基板収容装置が前側プレート区分を含んでいる、請求項1記載のシステム。
  10. 前記基板収容装置が、前記基板の表面に接触するための突出部の配列を含んでいる、請求項1記載のシステム。
  11. 前記突出部の配列が、正方形格子パターンに形成されている、請求項10記載のシステム。
  12. 前記突出部の配列が三角形格子パターンに形成されている、請求項10記載のシステム。
  13. 前記基板収容装置が、前記基板の表面に接触するための突出部の配列に結合された前側プレート区分を含んでいる、請求項1記載のシステム。
  14. 前記均一熱除去部分が、前記基板収容装置に結合されたリブを含んでいる、請求項1記載のシステム。
  15. 前記長行程ステージの前記放射式カップラがフィンを含んでいる、請求項1記載のシステム。
  16. 前記均一熱除去部分が熱拡散装置を含んでいる、請求項1記載のシステム。
  17. 前記均一熱除去部分が熱拡散装置を含んでいる、請求項1記載のシステム。
  18. 前記均一熱除去部分が、熱分散装置及び熱分岐装置を含んでいる、請求項1記載のシステム。
  19. 前記短行程ステージの前記放射式カップラがフィンを含んでいる、請求項1記載のシステム。
  20. 前記基板収容装置が前側プレートを含んでおり、
    前記均一熱除去部分が熱拡散装置を含んでおり、
    前記前側プレートが、液体材料を用いて前記熱拡散装置に結合されている、請求項1記載のシステム。
  21. 前記基板収容装置が前側プレートを含んでおり、
    前記均一熱除去部分が熱拡散装置を含んでおり、
    前記前側プレートが、ペースト材料を用いて前記熱拡散装置に結合されている、請求項1記載のシステム。
  22. 前記基板収容装置が前側プレートを含んでおり、
    前記均一熱除去部分が熱拡散装置を含んでおり、
    前記前側プレートが弾性材料を用いて前記熱拡散装置に結合されている、請求項1記載のシステム。
  23. 前記基板が、極紫外リソグラフィシステムにおける反射性基板である、請求項1記載のシステム。
  24. 熱を基板から散逸させる方法において、
    熱を基板から基板収容装置へ伝達し、
    別の基板収容装置から均一熱除去装置へ伝達し、
    熱を均一熱除去装置から第1の放射式カップラへ伝達し、
    熱を第1の放射式カップラから第2の放射式カップラへ放射式に伝達し、
    前記放射式に伝達された熱を冷却システムを用いて除去する
    ステップを含むことを特徴とする、熱を基板から散逸させる方法。
  25. さらに、基板を一定温度に維持するために基板収容装置を加熱するステップを含む、請求項24記載の方法。
  26. さらに、フィードフォワード式制御に基づき前記加熱するステップを制御するステップを含む、請求項25記載の方法。
  27. さらに、フィードバック式制御に基づき前記加熱するステップを制御するステップを含む、請求項25記載の方法。
  28. さらに、フィードフォワード式及びフィードバック式制御に基づき前記加熱するステップを制御するステップを含む、請求項25記載の方法。
  29. システムにおいて、
    放射式カップラ及び冷却部分を含む第1のステージが設けられており、
    該第1のステージに放射式に結合された第2のステージが設けられており、該第2のステージが、基板収容装置と、該基板収容装置に結合された均一熱除去部分と、該均一熱除去部分に結合された放射式カップラとを含むことを特徴とする、システム。
  30. 基板を収容し、保持し、基板の温度を制御するためのシステムにおいて、
    基板を束縛する、実質的にゼロの熱膨張係数(CTE)を有する剛性構造物が設けられており、
    余分な熱を基板から除去する前記剛性構造物よりも大きなCTE及び熱伝導率を有する熱除去部分が設けられており、
    基板を前記熱除去部分に熱的に結合するための手段が設けられており、
    前記熱除去部分を前記剛性構造物から熱的に絶縁するための手段が設けられており、
    前記熱除去部分を前記剛性構造物に機械的に結合するための手段が設けられており、
    余分な熱を前記熱除去部分から除去するための放射式手段が設けられていることを特徴とする、基板を収容し、保持し、基板の温度を制御するためのシステム。
  31. 前記剛性構造物が、超低膨張ガラスから形成されている、請求項30記載のシステム。
  32. 前記剛性構造物が、低膨張セラミックから形成されている、請求項30記載のシステム。
  33. 前記熱除去部分が、窒化アルミニウム、炭化珪素、アルミニウム、銅及び銀から成るグループからの少なくとも1つの材料から形成されている、請求項30記載のシステム。
  34. 前記熱的に結合するための手段が、基板と前記熱除去部分との間の狭い空間に閉じこめられた流体を含んでいる、請求項30記載のシステム。
  35. 前記流体がガスである、請求項34記載のシステム。
  36. 前記ガスが、システムを取り囲むガスの周囲圧力よりも高い圧力に加圧されている、請求項35記載のシステム。
  37. 前記熱的に隔離するための手段が、前記剛性構造物に設けられた少なくとも1つの孔に貫通させられた前記熱除去部分の少なくとも一部を含んでいる、請求項30記載のシステム。
  38. 前記機械的結合手段が少なくとも2つのフレクシャを含んでいる、請求項30記載のシステム。
  39. 前記放射式手段が、第1のステージに結合された第1の部分及び第2のステージに結合された第2の部分を備えた放射式カップラを含んでいる、請求項30記載のシステム。
  40. 前記第1及び第2の部分が、実質的に平坦な、嵌合したフィンを含んでいる、請求項39記載のシステム。
  41. 前記第1の部分が少なくとも1つのピンフィンを含んでおり、前記第2の部分が、前記ピンフィンの位置に対応した孔を備えたブロックを含んでいる、請求項39記載のシステム。
  42. 前記熱除去部分が、
    基板の表面に対して実質的に平行な平面的な熱拡散装置と、
    前記平面的な熱拡散装置に対して実質的に垂直な少なくとも1つの熱分岐部とを含んでいる、請求項30記載のシステム。
  43. 前記剛性構造物が、所定の箇所において基板に接触するための少なくとも3つの突出部を有している、請求項30記載のシステム。
  44. 前記熱拡散装置が、前記突出部の位置に対応した孔を含んでいる、請求項42記載のシステム。
  45. 前記熱拡散装置が静電チャックに結合されており、該静電チャックが、前記突出部の前記位置に対応した孔を含んでおり、前記静電チャックが、基板を前記突出部に対して引き付けるようになっている、請求項44記載のシステム。
  46. 前記静電チャックが、基板に面した前記熱拡散装置の表面上に製造された薄膜状構造物である、請求項45記載のシステム。
  47. 前記熱拡散装置が、該熱拡散装置の一定温度を維持するために電気ヒータに結合されている、請求項44記載のシステム。
  48. 前記電気ヒータが、前記熱拡散装置の表面上に製造された薄膜抵抗器である、請求項47記載のシステム。
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