JP2004280482A - データ収集方法及びプログラム並びにシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】多数の回答者から信憑性の高い回答を収集する。
【解決手段】コンピュータを利用してユーザから入力されたデータを収集するデータ収集方法において、ユーザがデータ入力に要した時間を測定し、測定された時間と予め定められているデータ入力時間の許容範囲とを比較し、測定された時間がデータ入力時間の許容範囲内の場合に、入力されたデータを妥当であると判定する。
【選択図】 図1
【解決手段】コンピュータを利用してユーザから入力されたデータを収集するデータ収集方法において、ユーザがデータ入力に要した時間を測定し、測定された時間と予め定められているデータ入力時間の許容範囲とを比較し、測定された時間がデータ入力時間の許容範囲内の場合に、入力されたデータを妥当であると判定する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンピュータの画面上においてアンケート又は試験を実施し、ラジオボタン、選択ボタン、入力フィールドなどを利用して入力されたデータを収集するデータ収集方法及びプログラム並びにシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
WWW(World Wide Web)上でアンケートを実施することにより、多数の回答者から回答データを収集可能である。また、電子データにより回答を収集することにより迅速かつ容易な集計を実行することができる。
【0003】
一般的に、アンケートの回答者に懸賞を与えることで回答データの数を増加させることができる。
【0004】
WWW上のアンケートでは、コンピュータの画面上のラジオボタン、選択ボタン、入力フィールドなどが利用されて回答作業が行われ、回答データが入力される。そして、入力された回答データはサーバに収集され、収集された回答データの内容に基づいて集計処理が実行される。
【0005】
なお、WWW上でアンケートを行う場合のみに限らず、WWW上で試験を実施する場合も同様である。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−92291号公報
【0007】
【特許文献2】
特開2001−350877号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
WWW上で懸賞付きのアンケートを実施すると、懸賞目当ての回答者により質問に対する回答として妥当でないデータ、すなわち信憑性のないデータが入力されることがある。
【0009】
例えば、質問の内容を考慮することなく連続して同一の選択肢の番号が入力される場合がある。
【0010】
このように、回答として妥当でないデータに基づいて集計処理を実行した場合に、有効な集計結果を得ることは困難である。
【0011】
本発明は、以上のような実情に鑑みてなされたもので、回答者の入力状況を監視し、その監視結果を用いて回答データの妥当性を判定することで、有効なデータを収集するデータ収集方法、データ収集プログラム、データ収集システムを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明を実現するにあたって講じた具体的手段について以下に説明する。
【0013】
第1から第5までの発明は、コンピュータを利用してユーザから入力されたデータを収集するデータ収集方法に関する。
【0014】
第1の発明のデータ収集方法では、ユーザのデータ入力に要した時間を測定し、この測定された時間と予め定められているデータ入力時間の許容範囲とを比較し、測定された時間がデータ入力時間の許容範囲内の場合に、ユーザによって入力されたデータを妥当であると判定する。
【0015】
これにより、例えば質問の内容を把握するまでに必要とされる時間が経過するよりも前に入力されたデータを排除し、質問の内容を把握してから入力された妥当なデータのみを収集でき、高精度な分析結果、集計結果を得ることができる。
【0016】
第2の発明のデータ収集方法では、ユーザのデータ入力に要した時間を測定するコンピュータから測定データを受け付け、測定データの示す時間と予め定められているデータ入力時間の許容範囲とを比較し、測定データの示す時間がデータ入力時間の許容範囲内の場合に、ユーザによって入力されたデータを妥当であると判定する。
【0017】
また、第3の発明では、ユーザのデータ入力に要した時間を測定し、この測定された時間が予め定められているデータ入力時間の許容範囲内か否かを判定するコンピュータに、測定された時間を示す測定データを提供する。
【0018】
この第2及び第3の発明では、例えば、ユーザ端末に時間測定プログラムが送信され、データの入力時間の測定がユーザ端末側で実行され、測定データがデータ収集側に通知されるとすることができる。WWW上におけるアンケートなどのデータ収集では、多数のユーザから入力が行われる。各ユーザの入力時間の測定をデータ収集側のマシンで行うとすると、このデータ収集側のマシンの負荷が大きくなる。しかしながら、この第2及び第3の発明においては、ユーザ端末側で例えば時間測定プログラムによって測定データが作成され、この測定データがデータ収集側に提供されるため、データ収集を行うマシンの負荷を軽減できる。
【0019】
第4の発明では、ユーザ端末に対して、予め定められているデータ入力のスケジュールにしたがってユーザにデータ入力を促す入力制御プログラムを送信し、スケジュールにしたがってユーザによって入力されたデータを受信する。
【0020】
このように、ユーザ端末側で入力制御プログラムを実行することで、所定のスケジュールにしたがって入力されたデータを、データ収集側のマシンの負荷を抑制しつつ得ることができる。
【0021】
第5の発明のデータ収集方法では、ユーザ端末に対して、予め特定されている不正入力の規則に基づいてユーザによるデータの入力が妥当か否かを判定する不正入力検出プログラムを送信し、不正入力検出プログラムによって妥当であると判定された入力データを受信する。
【0022】
なお、不正入力検出プログラムは、同じ回答番号が所定回数繰り返し入力された場合に入力されたデータが妥当でないと判定してもよい。これにより、例えば「1,1,1,1,1」のような連続した番号のデータ入力を妥当でないと判定でき、高精度な分析、集計を実施できる。
【0023】
また、不正入力検出プログラムは、所定の規則性にしたがってデータが入力された場合に入力されたデータが妥当でないと判定してもよい。これにより、例えば「1,2,3,4,5」のような連続したパターンのデータ入力を妥当でないと判定でき、高精度な分析、集計を実施できる。
【0024】
また、不正入力検出プログラムは、過去の入力内容と整合しない入力を検出した場合に入力されたデータが妥当でないと判定してもよい。これにより、例えば同一の質問について全く異なる回答がされた場合にデータの入力が妥当でないと判定でき、高精度な分析、集計を実施できる。
【0025】
また、ユーザ端末側で不正入力検出プログラムを実行することで、データ収集側のマシンの負荷増加を防止できる。
【0026】
上記第1から第5までの発明は、コンピュータにプログラムを読み込んで実現可能である。この場合、データ収集を行うためのプログラムは、記録媒体に記録してコンピュータに適用してもよい。このデータ収集プログラム又はこのプログラムを記録した記録媒体をコンピュータに適用することにより、上記データ収集方法を実施する機能を容易にコンピュータに実現させることができる。
【0027】
また、上記第1から第5までの発明を実施するための具体的手段を備えたデータ収集システムを発明の対象としてもよい。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
【0029】
(第1の実施の形態)
本実施の形態においては、データの入力に要した時間を用いて入力されたデータの信憑性を判定するデータ収集方法について説明する。
【0030】
図1は、本実施の形態に係るデータ収集方法を実施するアンケートシステムの構成を例示するブロック図である。
【0031】
このアンケートシステムAS1は、回答者(ユーザ)によって操作されるユーザ端末A〜Cとサーバマシン3とがネットワーク4を介して接続されて構成される。各ユーザ端末A〜Cはネットワーク4経由でサーバマシン3と通信可能である。
【0032】
サーバマシン3は、アンケートを実施し、集計するコンピュータである。
【0033】
サーバマシン3上では、WWWサーバ6が動作している。このWWWサーバ6は、プログラム送信機能6a、受信機能6bを具備する。
【0034】
記録媒体9に記録されているデータ収集プログラム9aがサーバマシン3に読み込まれることにより、WWWサーバ6におけるプログラム送信機能6a、受信機能6bが実現され、また集計機能6dが実現される。
【0035】
プログラム送信機能6aは、所定のアンケートを実施するための時間測定アンケートプログラム7aをユーザ端末2に送信する。
【0036】
記録手段7に記録されている時間測定アンケートプログラム7aは、時間測定機能11、入力画面生成機能12、アンケート回答・測定データ送信機能13、処理機能14をコンピュータにより実現するプログラムを含み、図1では時間測定アンケートプログラム7aが実行されると各機能が実現されることを表している。
【0037】
時間測定機能11は、例えば、複数の質問についてそれぞれの回答に要した時間、全ての質問に対して回答するまでに要した時間などを測定する。
【0038】
入力画面生成機能12は、回答データを入力するためのアンケート用Webページである入力画面を生成する。回答者は、この入力画面から入力機能8を利用して回答の入力を行う。
【0039】
処理機能14は、回答データと入力時間の測定データとに基づいて各種処理を実行する。具体的には、処理機能14は、例えば、入力時間の測定データと予め定められているデータ入力時間の許容範囲を示すデータとを比較し、回答データの入力に要した時間がデータ入力時間の許容範囲内の場合に回答データが妥当であると判定し、許容範囲内にない場合に回答データが妥当でないと判定し、その妥当でないと判定された回答データをサーバマシン3へ送信するデータから削除する。
【0040】
アンケート回答・測定データ送信機能13は、処理機能14によって削除されなかったアンケート回答、測定データをサーバマシン3へ送信する。
【0041】
受信機能6bは、時間測定アンケートプログラム7aのアンケート回答・測定データ送信機能13から送信されたアンケート回答、測定データを受信し、アンケート・データベース6fに登録する。
【0042】
集計機能6dは、アンケート・データベース6fをアクセスし、登録されている回答データと入力時間の測定データとに基づいて各種処理を実行する。
【0043】
上記図1では、処理機能14がユーザ端末A側にある場合について説明したが、処理機能14がサーバマシン3側にある場合について図2を用いて説明する。
【0044】
図2は、本実施の形態に係る処理機能14がサーバマシン3側にある場合のデータ収集方法を実施するアンケートシステムの構成を例示するブロック図である。
【0045】
このアンケートシステムAS2では、回答者(ユーザ)によって操作されるユーザ端末A〜Cとサーバマシン3とがネットワーク204を介して接続されて構成される。
【0046】
ユーザ端末Aには、WWWブラウザ205が搭載されている。
【0047】
アンケートを実施し、集計するコンピュータであるサーバマシン3上では、WWWサーバ206が動作している。このWWWサーバ206は、プログラム送信機能206a、受信機能206bを具備する。
【0048】
記録媒体209に記録されているデータ収集プログラム209aがサーバマシン3に読み込まれることにより、WWWサーバ206におけるプログラム送信機能206a、受信機能206bが実現され、また処理機能2014、集計機能2019が実現される。
【0049】
プログラム送信機能206aは、所定のアンケートを実施するための記録手段207に記録された時間測定アンケートプログラム207aをユーザ端末Aに送信する。
【0050】
時間測定アンケートプログラム207aは、時間測定機能2011、入力画面生成機能2012、アンケート回答・測定データ送信機能2013をコンピュータにより実現するプログラムを含む。図2では、時間測定アンケートプログラム207aが実行され、各機能が実現されている。
【0051】
入力画面生成機能2012は、回答データを入力するためのアンケート用Webページである入力画面となるアンケートフォームを生成・表示する。そして、回答者は入力機能208によりアンケート回答を入力する。
【0052】
時間測定機能2011は、例えば、複数の質問についてそれぞれの回答に要した時間、全ての質問に対して回答するまでに要した時間などを測定する。
【0053】
アンケート回答・測定データ送信機能2013は、アンケート回答、測定データをサーバマシン3の受信機能206bへ送信する。そして、サーバマシン3は、受信したアンケート回答、測定データを受信機能206bによりアンケート・データベース2017に登録する。
【0054】
処理機能2014は、アンケート・データベース2017から回答データと入力時間の測定データを取り込み、回答データと入力時間の測定データに基づいて各種処理を実行する。
【0055】
具体的には、処理機能2014は、例えば、入力時間の測定データと予め定められているデータ入力時間の許容範囲を示すデータとを比較する。そして、処理機能2014は、回答データの入力に要した時間がデータ入力時間の許容範囲内の場合に回答データが妥当であると判定し、アンケート・データベース2017におけるこの回答データの登録を維持する。一方、処理機能2014は、許容範囲内にない場合に回答データが妥当でないと判定し、この回答データをアンケート・データベース2017の登録データから外す。
【0056】
集計機能2019は、アンケート・データベース2017をアクセスし、登録されている回答データと入力時間の測定データとに基づいて各種処理を実行する。
【0057】
なお、データ入力時間の許容範囲は、例えば回答者が質問の内容を理解するために必要な時間から定められるとしてもよい。
【0058】
その他にも、処理機能2014は、全回答者の入力に要した時間が所定の時間より短い質問を選択し、この質問の変更又は削除を支援する処理を実行する。入力に要した時間の短い質問は、質問を読まずに回答されている可能性がある。したがって、質問の変更又は削除を支援することで、アンケート実施者は、この質問を改善可能である。
【0059】
また、処理機能2014は、全回答者の入力に要した時間が所定の時間より長い質問を選択し、この質問の変更又は削除を支援する処理を実行する。さらに、処理機能2014は、回答作業を中断した回答者の数が所定の数よりも多い質問を選択し、この質問の変更又は削除を支援する処理を実行する。
【0060】
入力に要した時間の長い質問、又は回答作業を中断した回答者の多い質問は、回答者に負担のかかる質問と推定される。したがって、このような質問の変更又は削除を支援することで、アンケート実施者は、質問を改善可能となる。
【0061】
そして、処理機能2014は、変更・削除後の質問の内容をアンケート・データベース2017に格納する。
【0062】
集計機能2019は、アンケート・データベース2017をアクセスし、登録されている回答データとその妥当性の判定結果とに基づいて、集計処理を実行する。
【0063】
例えば、集計機能2019は、妥当であると判断された回答データのみに基づいて、アンケートの集計を行い、その集計結果をアンケート・データベース2017に登録する。
【0064】
アンケート・データベース2017は、アンケートの集計データ、回答データ、入力時間の測定データ、処理機能2014により処理されたデータなどの各種データを格納する。
【0065】
図3は、アンケートフォームの具体例を示す図である。選択肢の選択、自由記載欄への入力が可能である。「終了/送信」ボタン10が設けられている。
【0066】
上記のようなサーバマシン3によるデータ収集動作について説明する。
【0067】
図4は、上記図2のサーバマシン3の動作の具体例を示すフローチャートである。
【0068】
回答者がユーザ端末AのWWWブラウザ205に対し、アンケートフォームを表示するWebページのURLを入力すると、サーバマシン3のWWWサーバ206がアクセスされる。
【0069】
すると、WWWサーバ206のプログラム送信機能206aにより、時間測定アンケートプログラム207aがユーザ端末Aに送信される(S1)。
【0070】
これにより、WWWブラウザ205上にアンケートフォームが表示され、またWWWブラウザ205による時間測定機能2011の実行が可能な状態になる。
【0071】
回答者は、表示されたアンケートフォームにしたがって回答作業を行う。すると、回答データが入力され、時間測定機能2011によって入力に要した時間が測定され、入力時間の測定データが求められる。具体的には、複数の質問に対する入力に要した時間の間隔、全ての質問に対する入力に要した時間が測定され、その測定結果が入力時間の測定データとされる。
【0072】
回答者は回答作業が終了すると「終了/送信」ボタン10をマウスでクリックする。この「終了/送信」ボタン10の押下により、アンケート回答データ、測定データがアンケート回答・測定データ送信機能2013により受信機能206bに送信される。
【0073】
回答データと入力時間の測定データは、この場合、サーバマシン203上のWWWサーバ206の受信機能206bによって受信され(S2)、アンケート・データベース2017に格納される。
【0074】
そして、アンケート・データベース2017に格納された回答データと入力時間の測定データは、処理機能2014によってアクセスされ、処理機能2014によって回答データの妥当性が判定される。すなわち、ある回答データの入力時間がデータ入力時間の許容範囲内か否かが判定され(S3)、許容範囲内であればこの回答データは妥当であると判定され(S4)、許容範囲内でなければこの回答データは妥当でないと判定される(S5)。この判定結果は回答データ毎にアンケート・データベース2017に格納される。
【0075】
なお、アンケート実施者は、判定結果を参考にして、処理機能2014によるアンケート内容の変更支援処理を利用し、アンケートの内容を更新してもよい。
【0076】
そして、集計機能2019によってアンケート・データベース2017に格納された回答データとその判定結果とがアクセスされ、集計処理が実行される。
【0077】
例えば、収集された回答データのうち妥当であると判断された回答データのみを利用した集計が行われる。集計結果は、アンケート・データベース2017に格納される(S6)。
【0078】
なお、アンケート実施者は、この集計機能2019による集計結果を参考にして、処理機能2014によるアンケート内容の変更支援処理を利用し、アンケートの内容を更新してもよい。
【0079】
上記図4では、上記図2についての動作を説明している。ここで、上記図1についての動作についても簡単に説明する。まず上記図1では、時間測定アンケートプログラム7aがサーバマシン3からユーザ端末Aに送信される、次に、ユーザの入力にしたがって回答データと入力時間の測定データとが作成される。次に、ユーザ端末A側において処理機能14による処理が実行された後、アンケート回答・測定データ送信機能13により回答データと測定データがサーバマシン3側に送信される。次に、回答データと測定データはサーバマシン3側に受信される。このため、上記ステップS3〜S5の動作についてはサーバマシン3上では行われない。次に、アンケート・データベース6fに格納された回答データと入力時間の測定データは、集計機能6dによってアクセスされ、上記図2の集計機能2019と同様の処理が行われる。なお、上記図1についての動作において、測定データに基づく回答データの正当性の判断は、ユーザ端末A側で行われるため、ユーザ端末Aからサーバマシン3に、正当と判断された回答データが送信され、測定データは送信されないとしてもよい。
【0080】
以上説明したように、本実施の形態に係るデータ収集方法を実施することにより、信憑性の高い回答データを収集することができる。
【0081】
例えば回答者が質問の内容を把握するために必要な時間が経過するよりも早く入力された回答データを排除し、回答者が質問の内容を理解してから入力されたと判定された回答データのみを収集することができる。
【0082】
これにより、WWW上で懸賞付きのアンケートを実施した場合であっても信憑性の高い回答を収集できる。また、高精度な分析結果、集計結果を得ることができる。
【0083】
(第2の実施の形態)
本実施の形態においては、データの入力作業を実行可能な時間を制御し、所定のスケジュールにしたがって回答者が回答することにより信憑性の高いデータを収集するデータ収集方法について説明する。
【0084】
図5は、本実施の形態に係るデータ収集方法を実施するアンケートシステムの構成を例示するブロック図である。複数のユーザ端末A〜Cがネットワーク4を介してサーバマシン3に接続されているのは、上記第1の実施の形態と同様である。
【0085】
また、記録媒体309に記録されたデータ収集プログラム309aを読み込むことにより、サーバマシン3上のWWWサーバ6によってプログラム送信機能306a、受信機能306bが実現され、集計機能3019が実現される。
【0086】
プログラム送信機能306aは、このWWWサーバ306にアクセスしたユーザ端末A等に記録手段307に記録された入力制御アンケートプログラム307aを送信する。図5は入力制御アンケートプログラム307aがコンピュータに読み込まれて実行されると、入力画面生成機能3012、入力制御機能3013、アンケート回答送信機能3014の各機能を実現することを表している。
【0087】
入力画面生成機能3012は、回答データを入力するためのアンケート用Webページである入力画面を生成する。そして、回答者は入力機能308を利用してアンケート回答を入力する。
【0088】
入力制御機能3013は、所定のスケジュールにしたがって回答者が回答を入力するための時間制御を行う。
【0089】
このスケジュールは、質問の内容を把握するのに必要な時間の経過後でなければユーザによるデータ入力を許可しないように定められている。
【0090】
WWWブラウザ305のアンケート回答送信機能3014は、入力制御機能3013によるスケジュールにしたがって入力機能308に入力された回答データをサーバマシン3に送信する。
【0091】
アンケート回答受信機能306bは、所定のスケジュールにしたがって入力された回答データを受信し、アンケート・データベース3017に格納する。
【0092】
集計機能3019は、所定のスケジュールにしたがって入力された回答データをアンケート・データベース3017から読み出して集計処理を実行する。
【0093】
上記のようなサーバマシン3によるデータ収集動作について説明する。
【0094】
図6は、本実施の形態に係るサーバマシン3の動作の具体例を示すフローチャートである。
【0095】
回答者がWWWブラウザ305に対してアンケートフォームを表示するWebページのURLを入力すると、WWWサーバ306がアクセスされる。
【0096】
すると、WWWサーバ306のプログラム送信機能306によって入力制御アンケートプログラム307aがユーザ端末Aに送信される(T1)。
【0097】
これにより、WWWブラウザ305上にアンケートフォームが表示され、またWWWブラウザ305によって入力制御アンケートプログラム307aが実行される。
【0098】
回答者は、表示されたアンケートフォームにしたがって入力機能308を利用して回答作業を行う。この場合、入力制御アンケートプログラム307aによって回答者の入力可能な時間が制御される。例えば、上記図3に示すアンケートが実施される場合、質問「Q1」に回答するための入力が実施された後30秒間は他の質問への回答の入力が制限される。そして、質問「Q1」の回答が入力されてから30秒以上経過すると、次の質問に対する回答の入力が可能となる。これにより、質問を読むことなく回答が入力されることを防止可能である。
【0099】
回答の入力が終了すると、回答者は、「終了/送信」ボタン10をマウスでクリックする。これにより、WWWブラウザ305の送信機能5cによって回答データがサーバマシン306に送信される。
【0100】
回答データは、WWWサーバ306の受信機能306bによって受信され(T2)、アンケート・データベース3017に格納される。
【0101】
アンケート・データベース3017に格納された回答データは、集計機能3019によってアクセスされ、集計処理が実行される。集計結果は、アンケート・データベース3017に格納される(T3)。
【0102】
以上説明したように、本実施の形態に係るデータ収集方法を実施することにより、信憑性の高い回答データを収集することができる。
【0103】
すなわち、所定のスケジュールにしたがって回答者による入力可能時間を制限することにより、回答者が質問の内容を理解した後に入力した回答データを収集することができる。
【0104】
これにより、高精度な分析結果、集計結果を得ることができる。
【0105】
(第3の実施の形態)
本実施の形態では、信頼性の高いユーザであらかじめアンケートを実施し、データの入力作業を実行可能な時間を決定する形態を説明する。
【0106】
図7は、本実施の形態に係るデータ収集方法を実施するアンケートシステムの構成を例示するブロック図である。
【0107】
記録媒体409に記録されたデータ収集プログラム409aをサーバマシン3が読み込むことにより、サーバマシン3上のWWWサーバ406によってプログラム送信機能406a、受信機能406bが実現され、また集計機能4019、入力制御条件設定機能4020が実現される。
【0108】
プログラム送信機能406aは時間測定アンケートプログラム407a、入力制御アンケートプログラム407bをユーザ端末に送信する。
【0109】
受信機能406bは、時間測定アンケートプログラム407aのアンケート回答・測定データ送信機能4013aから送信されたアンケート回答、測定データ、入力制御アンケートプログラム407bから送信されたアンケート回答、測定データを受信し、アンケート・データベース4017に格納する。
【0110】
ここで、時間測定アンケートプログラム407aは上記図2の時間測定アンケートプログラム207aと、時間測定機能4011aは上記図2の時間測定機能2011と、入力画面生成機能4012aは上記図2の入力画面生成機能2012と、アンケート回答・測定データ送信機能4013aは上記図2のアンケート回答・測定データ送信機能2013と同様の機能を有する。
【0111】
また、入力制御アンケートプログラム407bは上記図5の入力制御アンケートプログラム307aと、入力画面生成機能4012bは上記図5の入力画面生成機能3012と、入力制御機能4013bは上記図5の入力制御機能3013と、アンケート回答送信機能4014bは上記図5のアンケート回答送信機能3014と同様の機能を有する。
【0112】
集計機能4019は、集計機能3019と同様の機能を有する。
【0113】
入力制御条件設定機能4020は、受信機能406bによって受信された測定データやアンケート回答をアンケート・データベース4017から取り出し、設問の回答に要した時間を統計処理し、入力条件を決定し、設定ファイルfを作成する。そして、設定ファイルfに書き込まれた入力条件を入力制御アンケートプログラム407bに設定する。
【0114】
次に、本実施の形態の処理の動作を説明する。
【0115】
まず、プログラム送信機能406aは、ユーザ端末Aに時間測定アンケートプログラム407aを送信する。ここで、ユーザ端末Aのユーザは会員ユーザなどの信頼性の高いユーザであり、プログラム送信機能406aは信頼性の高いユーザの情報を記録する記録手段からそのユーザの宛先情報を読み出し、送信する。
【0116】
時間測定アンケートプログラム407aを受信したユーザ端末Aでは、時間測定機能4011a、入力画面生成機能4012aによって上記図2の時間測定機能2011、入力画面生成機能2012と同様の処理が行われ、入力されたアンケート回答、測定データがアンケート回答・測定データ送信機能4013aから受信機能406bに送信される。
【0117】
受信機能406bは、アンケート回答、測定データを受信するとアンケート・データベース4017に格納する。本実施の形態では、これらのアンケート回答等は信頼性の高いユーザからのものであるため、上記図2の処理機能2014のような処理は行わない。
【0118】
次に、入力制御条件設定機能4020は、アンケート・データベース4017のアンケート回答、測定データを取り出し、設問毎に回答に要した時間を統計処理し、データの入力作業を実行することができる時間を設定ファイルfとして作成する。例えば、設問毎の回答に要した時間について正規分布の90%信頼区間の値をデータの入力作業ができる時間(入力時間)として設定する。例えば、問1についての回答に要した時間を統計的に処理した結果、正規分布の90%信頼区間の値が10秒から70秒だった場合は、回答開始を0秒とすると回答終了時間が10秒から70秒までしか入力できないように、入力時間を10秒から70秒と設定する。
【0119】
設定ファイルfとしては、図8のように、設問毎に入力時間(入力可能時間)が設定される。この場合は、例えばQ1では回答開始から70秒までの間に回答が可能である。
【0120】
また、この設定の場合では、入力時間として10秒〜70秒と設定され、回答開始から回答終了時間までの時間が10秒から70秒まで入力可能である。
【0121】
そして、入力制御条件設定機能4020は、設定された入力時間を入力制御アンケートプログラム407bに設定する。
【0122】
次に、プログラム送信機能406aは、設問毎の入力時間制限を含む入力制御アンケートプログラム407bを会員ユーザではない一般ユーザのユーザ端末Bに送信する。
【0123】
ユーザ端末Bでは、入力画面生成機能4012、入力制御機能4013bによって設問毎の入力時間が制限されたアンケートが行われ、その入力されたアンケート回答はアンケート回答送信機能4014bによって受信機能406bに送信される。
【0124】
そして、受信機能406bは、受信したアンケート回答をアンケート・データベース4017に格納し、集計機能4019は、そのアンケート回答を取り出して上記図1の集計機能6dのような集計処理を行う。
【0125】
このように、本実施の形態では、信頼性の高いユーザであらかじめアンケートを実施し、そのアンケート回答、測定データを利用して一般回答者によるデータの入力作業の実行可能時間を決定することによって、設問毎に一層正確な入力可能時間を設定でき、より正確なアンケートへの回答を促すことができる。
【0126】
つまり、例えば、アンケートにおいて、回答者が設問に対してよく考えずに回答を入力するようないいかげんな回答を排除でき、また、考える時間が長すぎて真実ではなく、体裁を考えて行う回答などを排除でき、より正確なアンケートへの回答を促すことができる。
【0127】
(第4の実施の形態)
本実施の形態においては、同一の質問を繰り返すことにより不正な入力を検出するデータ収集方法について説明する。
【0128】
図9は、本実施の形態に係るデータ収集方法を実施するアンケートシステムの構成を例示するブロック図である。
【0129】
記録手段509に記録されたデータ収集プログラム509aを読み込むことにより、サーバマシン3上のWWWサーバ506によってプログラム送信機能506a、受信機能506b及び集計機能5019が実現される。
【0130】
プログラム送信機能506aは、このWWWサーバ506にアクセスしてきたユーザ端末Aに記録手段507に記録されている不正入力検出プログラム507aを送信する。
【0131】
不正入力検出プログラム507aは、入力画面データによるアンケートの質問構成を制御する。例えば、同じ質問を回答者に気づかれないように複数回提示し、回答させ、同一の質問に対する回答の整合性を判定する。これにより、質問の内容を理解することなく回答している回答者を検出することができる。
【0132】
WWWブラウザ505の送信機能5014は、回答データをサーバマシン3に送信する。
【0133】
受信機能506bは、回答データを受信し、アンケート・データベース5017に格納する。
【0134】
集計機能5019は、回答データをアンケート・データベース5017から読み出して集計処理を実行する。
【0135】
上記のようなサーバマシン3によるデータ収集動作について説明する。
【0136】
図10は、サーバマシン3の動作の具体例を示すフローチャートである。
【0137】
回答者がWWWブラウザ505aに対してアンケートフォームを表示するWebページのURLを入力すると、WWWサーバ6がアクセスされる。
【0138】
すると、WWWサーバ6のプログラム送信機能506aによって不正入力検出プログラム507aがユーザ端末Aに送信される(U1)。
【0139】
これにより、WWWブラウザ505上にアンケートフォームが表示され、またWWWブラウザ505によって不正入力検出機能5013が実行される。
【0140】
回答者は、表示されたアンケートフォームにしたがって回答作業を行う。この場合、不正入力検出機能5013により、アンケートの質問構成が制御され、同じ質問が回答者に気づかれない状態で複数回提示される。そして、不正入力検出機能5013により、同じ質問に対する複数の回答の整合性がチェックされ、整合性がない場合にかかる入力は不正な入力であると判定される。
【0141】
回答の入力が終了すると、回答者は、「終了/送信」ボタン10をマウスでクリックする。
【0142】
すると、不正入力検出機能5013によって不正な入力か否かどうか判定された結果の回答データがWWWブラウザ505の送信機能5014によってサーバマシン6に送信される。
【0143】
WWWブラウザ505の送信機能5014によって送信された回答データは、WWWサーバ506の受信機能506bによって受信され(U2)、アンケート・データベース5017に格納される。
【0144】
アンケート・データベース5017に格納された回答データは、集計機能5019によってアクセスされ、集計処理が実行される。その時、不正入力検出機能5013の結果より、不正入力であると判定された回答データを除いて集計を行うこともできる。集計結果は、アンケート・データベース5017に格納される(U3)。
【0145】
以上説明したように、本実施の形態に係るデータ収集方法を実施することにより、信憑性の高い回答データを集計することができる。
【0146】
すなわち、アンケートの質問構成を制御し、同一の質問を繰り返すことで、回答者が質問の内容を理解して入力した回答データを集計することができる。
【0147】
これにより、高精度な分析結果、集計結果を得ることができる。
【0148】
なお、不正入力検出機能5013は、選択肢の回答として同一の番号が所定回数以上繰り返して選択された場合に不正な入力がなされたと判定してもよい。また、例えば周期性があるなどのように、ある人為的な規則にそって選択肢の番号が選択されている場合に不正な入力がなされたと判定してもよい。
【0149】
ここで、上記各実施の形態の説明では、時間測定アンケートプログラム7a、207a、407a、入力制御アンケートプログラム307a、407b、不正入力検出プログラム507aは、WWWブラウザにある場合を説明しているが、WWWブラウザ上で実行されるプログラム以外のものでもよく、ユーザ端末上にある場合(ユーザ端末上で実行される場合)のものでもよい。
【0150】
また、時間測定アンケートプログラム7a、207a、407a、入力制御アンケートプログラム307a、407b、不正入力検出プログラム507aは、java scriptなどを用いて実現されてもよく、アンケート入力に要した時間データを収集する方法は、java scriptのDateクラスなどを用いて実現することもできる。
【0151】
なお、上記各実施の形態に係るアンケートシステムAS1〜AS5の各構成要素は、同様の動作を実現可能であれば配置を変更させてもよく、また各構成要素を自由に組み合わせてもよく、各構成要素を自由に分割してもよい。
【0152】
また、上記各実施の形態において、サーバマシン3は複数の計算機により構成され、データ収集プログラム9a、209a、309a、409a、509aは複数の計算機に分散して配置され、互いに連携を取りつつ処理を実行するとしてもよい。
【0153】
上記各実施の形態に係るデータ収集プログラム9a、209a、309a、409a、509aは、例えば磁気ディスク(フレキシブルディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリなどの記録媒体9、209、309、409、509に書き込んでコンピュータに適用可能である。またデータ収集プログラム9a、209a、309a、409a、509aは、通信媒体により伝送してコンピュータに適用することも可能である。コンピュータは、データ収集プログラム9a、209a、309a、409a、509aを読み込み、データ収集プログラム9a、209a、309a、409a、509aによって動作が制御されることにより、上記の機能を実現する。
【0154】
【発明の効果】
以上詳記したように本発明においては、回答者の入力状況が監視され、その監視結果に基づいて妥当な入力であると判定されたデータのみが収集される。
【0155】
これにより、収集したデータに基づく集計、分析の精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るデータ収集方法を実施するアンケートシステムの構成の第1例を示すブロック図。
【図2】同実施の形態に係るデータ収集方法を実施するアンケートシステムの構成の第2例を示すブロック図。
【図3】アンケートフォームの具体例を示す図。
【図4】同実施の形態におけるサーバマシンの動作の具体例を示すフローチャート。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係るデータ収集方法を実施するアンケートシステムの構成を例示するブロック図。
【図6】同実施の形態におけるサーバマシンの動作の具体例を示すフローチャート。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係るデータ収集方法を実施するアンケートシステムの構成を例示するブロック図。
【図8】設定ファイルの例を示す図。
【図9】本発明の第4の実施の形態に係るデータ収集方法を実施するアンケートシステムの構成を例示するブロック図。
【図10】同実施の形態におけるサーバマシンの動作の具体例を示すフローチャート。
【符号の説明】
AS1〜AS5…アンケートシステム、A〜D…ユーザ端末、3…サーバマシン、4…ネットワーク、5…WWWブラウザ、6f…アンケート・データベース、6…WWWサーバ、6a…プログラム送信機能、受信機能6b、6d…集計機能、7a…時間測定アンケートプログラム、8…入力機能、9a…データ収集プログラム、11…時間測定機能11、12…入力画面生成機能、13…アンケート回答・測定データ送信機能、14…処理機能、307a…入力制御アンケートプログラム、507a…不正入力検出プログラム
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンピュータの画面上においてアンケート又は試験を実施し、ラジオボタン、選択ボタン、入力フィールドなどを利用して入力されたデータを収集するデータ収集方法及びプログラム並びにシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
WWW(World Wide Web)上でアンケートを実施することにより、多数の回答者から回答データを収集可能である。また、電子データにより回答を収集することにより迅速かつ容易な集計を実行することができる。
【0003】
一般的に、アンケートの回答者に懸賞を与えることで回答データの数を増加させることができる。
【0004】
WWW上のアンケートでは、コンピュータの画面上のラジオボタン、選択ボタン、入力フィールドなどが利用されて回答作業が行われ、回答データが入力される。そして、入力された回答データはサーバに収集され、収集された回答データの内容に基づいて集計処理が実行される。
【0005】
なお、WWW上でアンケートを行う場合のみに限らず、WWW上で試験を実施する場合も同様である。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−92291号公報
【0007】
【特許文献2】
特開2001−350877号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
WWW上で懸賞付きのアンケートを実施すると、懸賞目当ての回答者により質問に対する回答として妥当でないデータ、すなわち信憑性のないデータが入力されることがある。
【0009】
例えば、質問の内容を考慮することなく連続して同一の選択肢の番号が入力される場合がある。
【0010】
このように、回答として妥当でないデータに基づいて集計処理を実行した場合に、有効な集計結果を得ることは困難である。
【0011】
本発明は、以上のような実情に鑑みてなされたもので、回答者の入力状況を監視し、その監視結果を用いて回答データの妥当性を判定することで、有効なデータを収集するデータ収集方法、データ収集プログラム、データ収集システムを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明を実現するにあたって講じた具体的手段について以下に説明する。
【0013】
第1から第5までの発明は、コンピュータを利用してユーザから入力されたデータを収集するデータ収集方法に関する。
【0014】
第1の発明のデータ収集方法では、ユーザのデータ入力に要した時間を測定し、この測定された時間と予め定められているデータ入力時間の許容範囲とを比較し、測定された時間がデータ入力時間の許容範囲内の場合に、ユーザによって入力されたデータを妥当であると判定する。
【0015】
これにより、例えば質問の内容を把握するまでに必要とされる時間が経過するよりも前に入力されたデータを排除し、質問の内容を把握してから入力された妥当なデータのみを収集でき、高精度な分析結果、集計結果を得ることができる。
【0016】
第2の発明のデータ収集方法では、ユーザのデータ入力に要した時間を測定するコンピュータから測定データを受け付け、測定データの示す時間と予め定められているデータ入力時間の許容範囲とを比較し、測定データの示す時間がデータ入力時間の許容範囲内の場合に、ユーザによって入力されたデータを妥当であると判定する。
【0017】
また、第3の発明では、ユーザのデータ入力に要した時間を測定し、この測定された時間が予め定められているデータ入力時間の許容範囲内か否かを判定するコンピュータに、測定された時間を示す測定データを提供する。
【0018】
この第2及び第3の発明では、例えば、ユーザ端末に時間測定プログラムが送信され、データの入力時間の測定がユーザ端末側で実行され、測定データがデータ収集側に通知されるとすることができる。WWW上におけるアンケートなどのデータ収集では、多数のユーザから入力が行われる。各ユーザの入力時間の測定をデータ収集側のマシンで行うとすると、このデータ収集側のマシンの負荷が大きくなる。しかしながら、この第2及び第3の発明においては、ユーザ端末側で例えば時間測定プログラムによって測定データが作成され、この測定データがデータ収集側に提供されるため、データ収集を行うマシンの負荷を軽減できる。
【0019】
第4の発明では、ユーザ端末に対して、予め定められているデータ入力のスケジュールにしたがってユーザにデータ入力を促す入力制御プログラムを送信し、スケジュールにしたがってユーザによって入力されたデータを受信する。
【0020】
このように、ユーザ端末側で入力制御プログラムを実行することで、所定のスケジュールにしたがって入力されたデータを、データ収集側のマシンの負荷を抑制しつつ得ることができる。
【0021】
第5の発明のデータ収集方法では、ユーザ端末に対して、予め特定されている不正入力の規則に基づいてユーザによるデータの入力が妥当か否かを判定する不正入力検出プログラムを送信し、不正入力検出プログラムによって妥当であると判定された入力データを受信する。
【0022】
なお、不正入力検出プログラムは、同じ回答番号が所定回数繰り返し入力された場合に入力されたデータが妥当でないと判定してもよい。これにより、例えば「1,1,1,1,1」のような連続した番号のデータ入力を妥当でないと判定でき、高精度な分析、集計を実施できる。
【0023】
また、不正入力検出プログラムは、所定の規則性にしたがってデータが入力された場合に入力されたデータが妥当でないと判定してもよい。これにより、例えば「1,2,3,4,5」のような連続したパターンのデータ入力を妥当でないと判定でき、高精度な分析、集計を実施できる。
【0024】
また、不正入力検出プログラムは、過去の入力内容と整合しない入力を検出した場合に入力されたデータが妥当でないと判定してもよい。これにより、例えば同一の質問について全く異なる回答がされた場合にデータの入力が妥当でないと判定でき、高精度な分析、集計を実施できる。
【0025】
また、ユーザ端末側で不正入力検出プログラムを実行することで、データ収集側のマシンの負荷増加を防止できる。
【0026】
上記第1から第5までの発明は、コンピュータにプログラムを読み込んで実現可能である。この場合、データ収集を行うためのプログラムは、記録媒体に記録してコンピュータに適用してもよい。このデータ収集プログラム又はこのプログラムを記録した記録媒体をコンピュータに適用することにより、上記データ収集方法を実施する機能を容易にコンピュータに実現させることができる。
【0027】
また、上記第1から第5までの発明を実施するための具体的手段を備えたデータ収集システムを発明の対象としてもよい。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
【0029】
(第1の実施の形態)
本実施の形態においては、データの入力に要した時間を用いて入力されたデータの信憑性を判定するデータ収集方法について説明する。
【0030】
図1は、本実施の形態に係るデータ収集方法を実施するアンケートシステムの構成を例示するブロック図である。
【0031】
このアンケートシステムAS1は、回答者(ユーザ)によって操作されるユーザ端末A〜Cとサーバマシン3とがネットワーク4を介して接続されて構成される。各ユーザ端末A〜Cはネットワーク4経由でサーバマシン3と通信可能である。
【0032】
サーバマシン3は、アンケートを実施し、集計するコンピュータである。
【0033】
サーバマシン3上では、WWWサーバ6が動作している。このWWWサーバ6は、プログラム送信機能6a、受信機能6bを具備する。
【0034】
記録媒体9に記録されているデータ収集プログラム9aがサーバマシン3に読み込まれることにより、WWWサーバ6におけるプログラム送信機能6a、受信機能6bが実現され、また集計機能6dが実現される。
【0035】
プログラム送信機能6aは、所定のアンケートを実施するための時間測定アンケートプログラム7aをユーザ端末2に送信する。
【0036】
記録手段7に記録されている時間測定アンケートプログラム7aは、時間測定機能11、入力画面生成機能12、アンケート回答・測定データ送信機能13、処理機能14をコンピュータにより実現するプログラムを含み、図1では時間測定アンケートプログラム7aが実行されると各機能が実現されることを表している。
【0037】
時間測定機能11は、例えば、複数の質問についてそれぞれの回答に要した時間、全ての質問に対して回答するまでに要した時間などを測定する。
【0038】
入力画面生成機能12は、回答データを入力するためのアンケート用Webページである入力画面を生成する。回答者は、この入力画面から入力機能8を利用して回答の入力を行う。
【0039】
処理機能14は、回答データと入力時間の測定データとに基づいて各種処理を実行する。具体的には、処理機能14は、例えば、入力時間の測定データと予め定められているデータ入力時間の許容範囲を示すデータとを比較し、回答データの入力に要した時間がデータ入力時間の許容範囲内の場合に回答データが妥当であると判定し、許容範囲内にない場合に回答データが妥当でないと判定し、その妥当でないと判定された回答データをサーバマシン3へ送信するデータから削除する。
【0040】
アンケート回答・測定データ送信機能13は、処理機能14によって削除されなかったアンケート回答、測定データをサーバマシン3へ送信する。
【0041】
受信機能6bは、時間測定アンケートプログラム7aのアンケート回答・測定データ送信機能13から送信されたアンケート回答、測定データを受信し、アンケート・データベース6fに登録する。
【0042】
集計機能6dは、アンケート・データベース6fをアクセスし、登録されている回答データと入力時間の測定データとに基づいて各種処理を実行する。
【0043】
上記図1では、処理機能14がユーザ端末A側にある場合について説明したが、処理機能14がサーバマシン3側にある場合について図2を用いて説明する。
【0044】
図2は、本実施の形態に係る処理機能14がサーバマシン3側にある場合のデータ収集方法を実施するアンケートシステムの構成を例示するブロック図である。
【0045】
このアンケートシステムAS2では、回答者(ユーザ)によって操作されるユーザ端末A〜Cとサーバマシン3とがネットワーク204を介して接続されて構成される。
【0046】
ユーザ端末Aには、WWWブラウザ205が搭載されている。
【0047】
アンケートを実施し、集計するコンピュータであるサーバマシン3上では、WWWサーバ206が動作している。このWWWサーバ206は、プログラム送信機能206a、受信機能206bを具備する。
【0048】
記録媒体209に記録されているデータ収集プログラム209aがサーバマシン3に読み込まれることにより、WWWサーバ206におけるプログラム送信機能206a、受信機能206bが実現され、また処理機能2014、集計機能2019が実現される。
【0049】
プログラム送信機能206aは、所定のアンケートを実施するための記録手段207に記録された時間測定アンケートプログラム207aをユーザ端末Aに送信する。
【0050】
時間測定アンケートプログラム207aは、時間測定機能2011、入力画面生成機能2012、アンケート回答・測定データ送信機能2013をコンピュータにより実現するプログラムを含む。図2では、時間測定アンケートプログラム207aが実行され、各機能が実現されている。
【0051】
入力画面生成機能2012は、回答データを入力するためのアンケート用Webページである入力画面となるアンケートフォームを生成・表示する。そして、回答者は入力機能208によりアンケート回答を入力する。
【0052】
時間測定機能2011は、例えば、複数の質問についてそれぞれの回答に要した時間、全ての質問に対して回答するまでに要した時間などを測定する。
【0053】
アンケート回答・測定データ送信機能2013は、アンケート回答、測定データをサーバマシン3の受信機能206bへ送信する。そして、サーバマシン3は、受信したアンケート回答、測定データを受信機能206bによりアンケート・データベース2017に登録する。
【0054】
処理機能2014は、アンケート・データベース2017から回答データと入力時間の測定データを取り込み、回答データと入力時間の測定データに基づいて各種処理を実行する。
【0055】
具体的には、処理機能2014は、例えば、入力時間の測定データと予め定められているデータ入力時間の許容範囲を示すデータとを比較する。そして、処理機能2014は、回答データの入力に要した時間がデータ入力時間の許容範囲内の場合に回答データが妥当であると判定し、アンケート・データベース2017におけるこの回答データの登録を維持する。一方、処理機能2014は、許容範囲内にない場合に回答データが妥当でないと判定し、この回答データをアンケート・データベース2017の登録データから外す。
【0056】
集計機能2019は、アンケート・データベース2017をアクセスし、登録されている回答データと入力時間の測定データとに基づいて各種処理を実行する。
【0057】
なお、データ入力時間の許容範囲は、例えば回答者が質問の内容を理解するために必要な時間から定められるとしてもよい。
【0058】
その他にも、処理機能2014は、全回答者の入力に要した時間が所定の時間より短い質問を選択し、この質問の変更又は削除を支援する処理を実行する。入力に要した時間の短い質問は、質問を読まずに回答されている可能性がある。したがって、質問の変更又は削除を支援することで、アンケート実施者は、この質問を改善可能である。
【0059】
また、処理機能2014は、全回答者の入力に要した時間が所定の時間より長い質問を選択し、この質問の変更又は削除を支援する処理を実行する。さらに、処理機能2014は、回答作業を中断した回答者の数が所定の数よりも多い質問を選択し、この質問の変更又は削除を支援する処理を実行する。
【0060】
入力に要した時間の長い質問、又は回答作業を中断した回答者の多い質問は、回答者に負担のかかる質問と推定される。したがって、このような質問の変更又は削除を支援することで、アンケート実施者は、質問を改善可能となる。
【0061】
そして、処理機能2014は、変更・削除後の質問の内容をアンケート・データベース2017に格納する。
【0062】
集計機能2019は、アンケート・データベース2017をアクセスし、登録されている回答データとその妥当性の判定結果とに基づいて、集計処理を実行する。
【0063】
例えば、集計機能2019は、妥当であると判断された回答データのみに基づいて、アンケートの集計を行い、その集計結果をアンケート・データベース2017に登録する。
【0064】
アンケート・データベース2017は、アンケートの集計データ、回答データ、入力時間の測定データ、処理機能2014により処理されたデータなどの各種データを格納する。
【0065】
図3は、アンケートフォームの具体例を示す図である。選択肢の選択、自由記載欄への入力が可能である。「終了/送信」ボタン10が設けられている。
【0066】
上記のようなサーバマシン3によるデータ収集動作について説明する。
【0067】
図4は、上記図2のサーバマシン3の動作の具体例を示すフローチャートである。
【0068】
回答者がユーザ端末AのWWWブラウザ205に対し、アンケートフォームを表示するWebページのURLを入力すると、サーバマシン3のWWWサーバ206がアクセスされる。
【0069】
すると、WWWサーバ206のプログラム送信機能206aにより、時間測定アンケートプログラム207aがユーザ端末Aに送信される(S1)。
【0070】
これにより、WWWブラウザ205上にアンケートフォームが表示され、またWWWブラウザ205による時間測定機能2011の実行が可能な状態になる。
【0071】
回答者は、表示されたアンケートフォームにしたがって回答作業を行う。すると、回答データが入力され、時間測定機能2011によって入力に要した時間が測定され、入力時間の測定データが求められる。具体的には、複数の質問に対する入力に要した時間の間隔、全ての質問に対する入力に要した時間が測定され、その測定結果が入力時間の測定データとされる。
【0072】
回答者は回答作業が終了すると「終了/送信」ボタン10をマウスでクリックする。この「終了/送信」ボタン10の押下により、アンケート回答データ、測定データがアンケート回答・測定データ送信機能2013により受信機能206bに送信される。
【0073】
回答データと入力時間の測定データは、この場合、サーバマシン203上のWWWサーバ206の受信機能206bによって受信され(S2)、アンケート・データベース2017に格納される。
【0074】
そして、アンケート・データベース2017に格納された回答データと入力時間の測定データは、処理機能2014によってアクセスされ、処理機能2014によって回答データの妥当性が判定される。すなわち、ある回答データの入力時間がデータ入力時間の許容範囲内か否かが判定され(S3)、許容範囲内であればこの回答データは妥当であると判定され(S4)、許容範囲内でなければこの回答データは妥当でないと判定される(S5)。この判定結果は回答データ毎にアンケート・データベース2017に格納される。
【0075】
なお、アンケート実施者は、判定結果を参考にして、処理機能2014によるアンケート内容の変更支援処理を利用し、アンケートの内容を更新してもよい。
【0076】
そして、集計機能2019によってアンケート・データベース2017に格納された回答データとその判定結果とがアクセスされ、集計処理が実行される。
【0077】
例えば、収集された回答データのうち妥当であると判断された回答データのみを利用した集計が行われる。集計結果は、アンケート・データベース2017に格納される(S6)。
【0078】
なお、アンケート実施者は、この集計機能2019による集計結果を参考にして、処理機能2014によるアンケート内容の変更支援処理を利用し、アンケートの内容を更新してもよい。
【0079】
上記図4では、上記図2についての動作を説明している。ここで、上記図1についての動作についても簡単に説明する。まず上記図1では、時間測定アンケートプログラム7aがサーバマシン3からユーザ端末Aに送信される、次に、ユーザの入力にしたがって回答データと入力時間の測定データとが作成される。次に、ユーザ端末A側において処理機能14による処理が実行された後、アンケート回答・測定データ送信機能13により回答データと測定データがサーバマシン3側に送信される。次に、回答データと測定データはサーバマシン3側に受信される。このため、上記ステップS3〜S5の動作についてはサーバマシン3上では行われない。次に、アンケート・データベース6fに格納された回答データと入力時間の測定データは、集計機能6dによってアクセスされ、上記図2の集計機能2019と同様の処理が行われる。なお、上記図1についての動作において、測定データに基づく回答データの正当性の判断は、ユーザ端末A側で行われるため、ユーザ端末Aからサーバマシン3に、正当と判断された回答データが送信され、測定データは送信されないとしてもよい。
【0080】
以上説明したように、本実施の形態に係るデータ収集方法を実施することにより、信憑性の高い回答データを収集することができる。
【0081】
例えば回答者が質問の内容を把握するために必要な時間が経過するよりも早く入力された回答データを排除し、回答者が質問の内容を理解してから入力されたと判定された回答データのみを収集することができる。
【0082】
これにより、WWW上で懸賞付きのアンケートを実施した場合であっても信憑性の高い回答を収集できる。また、高精度な分析結果、集計結果を得ることができる。
【0083】
(第2の実施の形態)
本実施の形態においては、データの入力作業を実行可能な時間を制御し、所定のスケジュールにしたがって回答者が回答することにより信憑性の高いデータを収集するデータ収集方法について説明する。
【0084】
図5は、本実施の形態に係るデータ収集方法を実施するアンケートシステムの構成を例示するブロック図である。複数のユーザ端末A〜Cがネットワーク4を介してサーバマシン3に接続されているのは、上記第1の実施の形態と同様である。
【0085】
また、記録媒体309に記録されたデータ収集プログラム309aを読み込むことにより、サーバマシン3上のWWWサーバ6によってプログラム送信機能306a、受信機能306bが実現され、集計機能3019が実現される。
【0086】
プログラム送信機能306aは、このWWWサーバ306にアクセスしたユーザ端末A等に記録手段307に記録された入力制御アンケートプログラム307aを送信する。図5は入力制御アンケートプログラム307aがコンピュータに読み込まれて実行されると、入力画面生成機能3012、入力制御機能3013、アンケート回答送信機能3014の各機能を実現することを表している。
【0087】
入力画面生成機能3012は、回答データを入力するためのアンケート用Webページである入力画面を生成する。そして、回答者は入力機能308を利用してアンケート回答を入力する。
【0088】
入力制御機能3013は、所定のスケジュールにしたがって回答者が回答を入力するための時間制御を行う。
【0089】
このスケジュールは、質問の内容を把握するのに必要な時間の経過後でなければユーザによるデータ入力を許可しないように定められている。
【0090】
WWWブラウザ305のアンケート回答送信機能3014は、入力制御機能3013によるスケジュールにしたがって入力機能308に入力された回答データをサーバマシン3に送信する。
【0091】
アンケート回答受信機能306bは、所定のスケジュールにしたがって入力された回答データを受信し、アンケート・データベース3017に格納する。
【0092】
集計機能3019は、所定のスケジュールにしたがって入力された回答データをアンケート・データベース3017から読み出して集計処理を実行する。
【0093】
上記のようなサーバマシン3によるデータ収集動作について説明する。
【0094】
図6は、本実施の形態に係るサーバマシン3の動作の具体例を示すフローチャートである。
【0095】
回答者がWWWブラウザ305に対してアンケートフォームを表示するWebページのURLを入力すると、WWWサーバ306がアクセスされる。
【0096】
すると、WWWサーバ306のプログラム送信機能306によって入力制御アンケートプログラム307aがユーザ端末Aに送信される(T1)。
【0097】
これにより、WWWブラウザ305上にアンケートフォームが表示され、またWWWブラウザ305によって入力制御アンケートプログラム307aが実行される。
【0098】
回答者は、表示されたアンケートフォームにしたがって入力機能308を利用して回答作業を行う。この場合、入力制御アンケートプログラム307aによって回答者の入力可能な時間が制御される。例えば、上記図3に示すアンケートが実施される場合、質問「Q1」に回答するための入力が実施された後30秒間は他の質問への回答の入力が制限される。そして、質問「Q1」の回答が入力されてから30秒以上経過すると、次の質問に対する回答の入力が可能となる。これにより、質問を読むことなく回答が入力されることを防止可能である。
【0099】
回答の入力が終了すると、回答者は、「終了/送信」ボタン10をマウスでクリックする。これにより、WWWブラウザ305の送信機能5cによって回答データがサーバマシン306に送信される。
【0100】
回答データは、WWWサーバ306の受信機能306bによって受信され(T2)、アンケート・データベース3017に格納される。
【0101】
アンケート・データベース3017に格納された回答データは、集計機能3019によってアクセスされ、集計処理が実行される。集計結果は、アンケート・データベース3017に格納される(T3)。
【0102】
以上説明したように、本実施の形態に係るデータ収集方法を実施することにより、信憑性の高い回答データを収集することができる。
【0103】
すなわち、所定のスケジュールにしたがって回答者による入力可能時間を制限することにより、回答者が質問の内容を理解した後に入力した回答データを収集することができる。
【0104】
これにより、高精度な分析結果、集計結果を得ることができる。
【0105】
(第3の実施の形態)
本実施の形態では、信頼性の高いユーザであらかじめアンケートを実施し、データの入力作業を実行可能な時間を決定する形態を説明する。
【0106】
図7は、本実施の形態に係るデータ収集方法を実施するアンケートシステムの構成を例示するブロック図である。
【0107】
記録媒体409に記録されたデータ収集プログラム409aをサーバマシン3が読み込むことにより、サーバマシン3上のWWWサーバ406によってプログラム送信機能406a、受信機能406bが実現され、また集計機能4019、入力制御条件設定機能4020が実現される。
【0108】
プログラム送信機能406aは時間測定アンケートプログラム407a、入力制御アンケートプログラム407bをユーザ端末に送信する。
【0109】
受信機能406bは、時間測定アンケートプログラム407aのアンケート回答・測定データ送信機能4013aから送信されたアンケート回答、測定データ、入力制御アンケートプログラム407bから送信されたアンケート回答、測定データを受信し、アンケート・データベース4017に格納する。
【0110】
ここで、時間測定アンケートプログラム407aは上記図2の時間測定アンケートプログラム207aと、時間測定機能4011aは上記図2の時間測定機能2011と、入力画面生成機能4012aは上記図2の入力画面生成機能2012と、アンケート回答・測定データ送信機能4013aは上記図2のアンケート回答・測定データ送信機能2013と同様の機能を有する。
【0111】
また、入力制御アンケートプログラム407bは上記図5の入力制御アンケートプログラム307aと、入力画面生成機能4012bは上記図5の入力画面生成機能3012と、入力制御機能4013bは上記図5の入力制御機能3013と、アンケート回答送信機能4014bは上記図5のアンケート回答送信機能3014と同様の機能を有する。
【0112】
集計機能4019は、集計機能3019と同様の機能を有する。
【0113】
入力制御条件設定機能4020は、受信機能406bによって受信された測定データやアンケート回答をアンケート・データベース4017から取り出し、設問の回答に要した時間を統計処理し、入力条件を決定し、設定ファイルfを作成する。そして、設定ファイルfに書き込まれた入力条件を入力制御アンケートプログラム407bに設定する。
【0114】
次に、本実施の形態の処理の動作を説明する。
【0115】
まず、プログラム送信機能406aは、ユーザ端末Aに時間測定アンケートプログラム407aを送信する。ここで、ユーザ端末Aのユーザは会員ユーザなどの信頼性の高いユーザであり、プログラム送信機能406aは信頼性の高いユーザの情報を記録する記録手段からそのユーザの宛先情報を読み出し、送信する。
【0116】
時間測定アンケートプログラム407aを受信したユーザ端末Aでは、時間測定機能4011a、入力画面生成機能4012aによって上記図2の時間測定機能2011、入力画面生成機能2012と同様の処理が行われ、入力されたアンケート回答、測定データがアンケート回答・測定データ送信機能4013aから受信機能406bに送信される。
【0117】
受信機能406bは、アンケート回答、測定データを受信するとアンケート・データベース4017に格納する。本実施の形態では、これらのアンケート回答等は信頼性の高いユーザからのものであるため、上記図2の処理機能2014のような処理は行わない。
【0118】
次に、入力制御条件設定機能4020は、アンケート・データベース4017のアンケート回答、測定データを取り出し、設問毎に回答に要した時間を統計処理し、データの入力作業を実行することができる時間を設定ファイルfとして作成する。例えば、設問毎の回答に要した時間について正規分布の90%信頼区間の値をデータの入力作業ができる時間(入力時間)として設定する。例えば、問1についての回答に要した時間を統計的に処理した結果、正規分布の90%信頼区間の値が10秒から70秒だった場合は、回答開始を0秒とすると回答終了時間が10秒から70秒までしか入力できないように、入力時間を10秒から70秒と設定する。
【0119】
設定ファイルfとしては、図8のように、設問毎に入力時間(入力可能時間)が設定される。この場合は、例えばQ1では回答開始から70秒までの間に回答が可能である。
【0120】
また、この設定の場合では、入力時間として10秒〜70秒と設定され、回答開始から回答終了時間までの時間が10秒から70秒まで入力可能である。
【0121】
そして、入力制御条件設定機能4020は、設定された入力時間を入力制御アンケートプログラム407bに設定する。
【0122】
次に、プログラム送信機能406aは、設問毎の入力時間制限を含む入力制御アンケートプログラム407bを会員ユーザではない一般ユーザのユーザ端末Bに送信する。
【0123】
ユーザ端末Bでは、入力画面生成機能4012、入力制御機能4013bによって設問毎の入力時間が制限されたアンケートが行われ、その入力されたアンケート回答はアンケート回答送信機能4014bによって受信機能406bに送信される。
【0124】
そして、受信機能406bは、受信したアンケート回答をアンケート・データベース4017に格納し、集計機能4019は、そのアンケート回答を取り出して上記図1の集計機能6dのような集計処理を行う。
【0125】
このように、本実施の形態では、信頼性の高いユーザであらかじめアンケートを実施し、そのアンケート回答、測定データを利用して一般回答者によるデータの入力作業の実行可能時間を決定することによって、設問毎に一層正確な入力可能時間を設定でき、より正確なアンケートへの回答を促すことができる。
【0126】
つまり、例えば、アンケートにおいて、回答者が設問に対してよく考えずに回答を入力するようないいかげんな回答を排除でき、また、考える時間が長すぎて真実ではなく、体裁を考えて行う回答などを排除でき、より正確なアンケートへの回答を促すことができる。
【0127】
(第4の実施の形態)
本実施の形態においては、同一の質問を繰り返すことにより不正な入力を検出するデータ収集方法について説明する。
【0128】
図9は、本実施の形態に係るデータ収集方法を実施するアンケートシステムの構成を例示するブロック図である。
【0129】
記録手段509に記録されたデータ収集プログラム509aを読み込むことにより、サーバマシン3上のWWWサーバ506によってプログラム送信機能506a、受信機能506b及び集計機能5019が実現される。
【0130】
プログラム送信機能506aは、このWWWサーバ506にアクセスしてきたユーザ端末Aに記録手段507に記録されている不正入力検出プログラム507aを送信する。
【0131】
不正入力検出プログラム507aは、入力画面データによるアンケートの質問構成を制御する。例えば、同じ質問を回答者に気づかれないように複数回提示し、回答させ、同一の質問に対する回答の整合性を判定する。これにより、質問の内容を理解することなく回答している回答者を検出することができる。
【0132】
WWWブラウザ505の送信機能5014は、回答データをサーバマシン3に送信する。
【0133】
受信機能506bは、回答データを受信し、アンケート・データベース5017に格納する。
【0134】
集計機能5019は、回答データをアンケート・データベース5017から読み出して集計処理を実行する。
【0135】
上記のようなサーバマシン3によるデータ収集動作について説明する。
【0136】
図10は、サーバマシン3の動作の具体例を示すフローチャートである。
【0137】
回答者がWWWブラウザ505aに対してアンケートフォームを表示するWebページのURLを入力すると、WWWサーバ6がアクセスされる。
【0138】
すると、WWWサーバ6のプログラム送信機能506aによって不正入力検出プログラム507aがユーザ端末Aに送信される(U1)。
【0139】
これにより、WWWブラウザ505上にアンケートフォームが表示され、またWWWブラウザ505によって不正入力検出機能5013が実行される。
【0140】
回答者は、表示されたアンケートフォームにしたがって回答作業を行う。この場合、不正入力検出機能5013により、アンケートの質問構成が制御され、同じ質問が回答者に気づかれない状態で複数回提示される。そして、不正入力検出機能5013により、同じ質問に対する複数の回答の整合性がチェックされ、整合性がない場合にかかる入力は不正な入力であると判定される。
【0141】
回答の入力が終了すると、回答者は、「終了/送信」ボタン10をマウスでクリックする。
【0142】
すると、不正入力検出機能5013によって不正な入力か否かどうか判定された結果の回答データがWWWブラウザ505の送信機能5014によってサーバマシン6に送信される。
【0143】
WWWブラウザ505の送信機能5014によって送信された回答データは、WWWサーバ506の受信機能506bによって受信され(U2)、アンケート・データベース5017に格納される。
【0144】
アンケート・データベース5017に格納された回答データは、集計機能5019によってアクセスされ、集計処理が実行される。その時、不正入力検出機能5013の結果より、不正入力であると判定された回答データを除いて集計を行うこともできる。集計結果は、アンケート・データベース5017に格納される(U3)。
【0145】
以上説明したように、本実施の形態に係るデータ収集方法を実施することにより、信憑性の高い回答データを集計することができる。
【0146】
すなわち、アンケートの質問構成を制御し、同一の質問を繰り返すことで、回答者が質問の内容を理解して入力した回答データを集計することができる。
【0147】
これにより、高精度な分析結果、集計結果を得ることができる。
【0148】
なお、不正入力検出機能5013は、選択肢の回答として同一の番号が所定回数以上繰り返して選択された場合に不正な入力がなされたと判定してもよい。また、例えば周期性があるなどのように、ある人為的な規則にそって選択肢の番号が選択されている場合に不正な入力がなされたと判定してもよい。
【0149】
ここで、上記各実施の形態の説明では、時間測定アンケートプログラム7a、207a、407a、入力制御アンケートプログラム307a、407b、不正入力検出プログラム507aは、WWWブラウザにある場合を説明しているが、WWWブラウザ上で実行されるプログラム以外のものでもよく、ユーザ端末上にある場合(ユーザ端末上で実行される場合)のものでもよい。
【0150】
また、時間測定アンケートプログラム7a、207a、407a、入力制御アンケートプログラム307a、407b、不正入力検出プログラム507aは、java scriptなどを用いて実現されてもよく、アンケート入力に要した時間データを収集する方法は、java scriptのDateクラスなどを用いて実現することもできる。
【0151】
なお、上記各実施の形態に係るアンケートシステムAS1〜AS5の各構成要素は、同様の動作を実現可能であれば配置を変更させてもよく、また各構成要素を自由に組み合わせてもよく、各構成要素を自由に分割してもよい。
【0152】
また、上記各実施の形態において、サーバマシン3は複数の計算機により構成され、データ収集プログラム9a、209a、309a、409a、509aは複数の計算機に分散して配置され、互いに連携を取りつつ処理を実行するとしてもよい。
【0153】
上記各実施の形態に係るデータ収集プログラム9a、209a、309a、409a、509aは、例えば磁気ディスク(フレキシブルディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリなどの記録媒体9、209、309、409、509に書き込んでコンピュータに適用可能である。またデータ収集プログラム9a、209a、309a、409a、509aは、通信媒体により伝送してコンピュータに適用することも可能である。コンピュータは、データ収集プログラム9a、209a、309a、409a、509aを読み込み、データ収集プログラム9a、209a、309a、409a、509aによって動作が制御されることにより、上記の機能を実現する。
【0154】
【発明の効果】
以上詳記したように本発明においては、回答者の入力状況が監視され、その監視結果に基づいて妥当な入力であると判定されたデータのみが収集される。
【0155】
これにより、収集したデータに基づく集計、分析の精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るデータ収集方法を実施するアンケートシステムの構成の第1例を示すブロック図。
【図2】同実施の形態に係るデータ収集方法を実施するアンケートシステムの構成の第2例を示すブロック図。
【図3】アンケートフォームの具体例を示す図。
【図4】同実施の形態におけるサーバマシンの動作の具体例を示すフローチャート。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係るデータ収集方法を実施するアンケートシステムの構成を例示するブロック図。
【図6】同実施の形態におけるサーバマシンの動作の具体例を示すフローチャート。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係るデータ収集方法を実施するアンケートシステムの構成を例示するブロック図。
【図8】設定ファイルの例を示す図。
【図9】本発明の第4の実施の形態に係るデータ収集方法を実施するアンケートシステムの構成を例示するブロック図。
【図10】同実施の形態におけるサーバマシンの動作の具体例を示すフローチャート。
【符号の説明】
AS1〜AS5…アンケートシステム、A〜D…ユーザ端末、3…サーバマシン、4…ネットワーク、5…WWWブラウザ、6f…アンケート・データベース、6…WWWサーバ、6a…プログラム送信機能、受信機能6b、6d…集計機能、7a…時間測定アンケートプログラム、8…入力機能、9a…データ収集プログラム、11…時間測定機能11、12…入力画面生成機能、13…アンケート回答・測定データ送信機能、14…処理機能、307a…入力制御アンケートプログラム、507a…不正入力検出プログラム
Claims (14)
- コンピュータによるデータ収集方法において、
ユーザのデータ入力に要した時間を測定し、
この測定された時間と予め定められているデータ入力時間の許容範囲とを比較し、前記測定された時間が前記データ入力時間の許容範囲内の場合に、前記ユーザによって入力されたデータを妥当であると判定する
ことを特徴とするデータ収集方法。 - コンピュータによるデータ収集方法において、
ユーザのデータ入力に要した時間を測定するコンピュータから測定データを受け付け、
前記測定データの示す時間と予め定められているデータ入力時間の許容範囲とを比較し、前記測定データの示す時間が前記データ入力時間の許容範囲内の場合に、前記ユーザによって入力されたデータを妥当であると判定する
ことを特徴とするデータ収集方法。 - コンピュータによるデータ収集方法において、
ユーザのデータ入力に要した時間を測定し、
この測定された時間が予め定められているデータ入力時間の許容範囲内か否かを判定するコンピュータに、前記測定された時間を示す測定データを提供する
ことを特徴とするデータ収集方法。 - コンピュータを利用してユーザから入力されたデータを収集するデータ収集方法において、
ユーザ端末に対して、予め定められているデータ入力のスケジュールにしたがってユーザにデータ入力を促す入力制御プログラムを送信し、
前記スケジュールにしたがってユーザによって入力されたデータを受信する
ことを特徴とするデータ収集方法。 - コンピュータを利用してユーザから入力されたデータを収集するデータ収集方法において、
ユーザ端末に対して、予め特定されている不正入力の規則に基づいてユーザによるデータの入力が妥当か否かを判定する不正入力検出プログラムを送信し、
前記不正入力検出プログラムによって妥当であると判定された入力データを受信する
ことを特徴とするデータ収集方法。 - 請求項5記載のデータ収集方法において、
前記不正入力検出プログラムは、同じ回答番号の繰り返し入力、規則性を持つデータの入力、過去の入力内容と整合しない入力のうち、少なくとも一つを検出した場合に、入力されたデータが妥当でないと判定することを特徴とするデータ収集方法。 - ユーザから入力されたデータを収集するデータ収集プログラムであって、
コンピュータに、
ユーザがデータ入力に要した時間を測定する時間測定機能と、
測定された時間と予め定められているデータ入力時間の許容範囲とを比較し、測定された時間がデータ入力時間の許容範囲内の場合に、入力されたデータを妥当であると判定する処理機能と
を実現させるためのデータ収集プログラム。 - ユーザから入力されたデータを収集するデータ収集プログラムであって、
コンピュータに、
ユーザ端末に対して、ユーザがデータ入力に要した時間を測定する時間測定プログラムを送信するプログラム送信機能と、
ユーザによって入力されたデータと前記時間測定プログラムによって測定されたそのデータの入力時間の測定データとを受信する受信機能と、
受信された入力時間の測定データと予め定められているデータ入力時間の許容範囲を示すデータとを比較し、測定された入力時間がデータ入力時間の許容範囲内の場合に、入力されたデータを妥当であると判定する処理機能と
を実現させるためのデータ収集プログラム。 - ユーザから入力されたデータを収集するデータ収集プログラムであって、
コンピュータに、
ユーザ端末に対して、予め定められているデータ入力のスケジュールにしたがってユーザにデータ入力を促す入力制御プログラムを送信するプログラム送信機能と、
前記スケジュールにしたがってユーザによって入力されたデータを受信する受信機能と
を実現させるためのデータ収集プログラム。 - ユーザから入力されたデータを収集するデータ収集プログラムであって、
コンピュータに、
ユーザ端末に対して、予め特定されている不正入力の規則に基づいてユーザによるデータの入力が妥当か否かを判定する不正入力検出プログラムを送信するプログラム送信機能と、
前記不正入力検出プログラムによって妥当であると判定された入力データを受信する受信機能と
を実現させるためのデータ収集プログラム。 - ユーザから入力されたデータを収集するデータ収集システムにおいて、
ユーザがデータ入力に要した時間を測定する時間測定手段と、
測定された時間と予め定められているデータ入力時間の許容範囲とを比較し、測定された時間がデータ入力時間の許容範囲内の場合に、入力されたデータを妥当であると判定する処理手段と
を具備するデータ収集システム。 - ユーザから入力されたデータを収集するデータ収集システムにおいて、
ユーザ端末に対して、ユーザがデータ入力に要した時間を測定する時間測定プログラムを送信するプログラム送信手段と、
ユーザによって入力されたデータと前記時間測定プログラムによって測定されたそのデータの入力時間の測定データとを受信する受信手段と、
受信された入力時間の測定データと予め定められているデータ入力時間の許容範囲を示すデータとを比較し、測定された入力時間がデータ入力時間の許容範囲内の場合に、入力されたデータを妥当であると判定する処理手段と
を具備するデータ収集システム。 - ユーザから入力されたデータを収集するデータ収集システムにおいて、
ユーザ端末に対して、予め定められているデータ入力のスケジュールにしたがってユーザにデータ入力を促す入力制御プログラムを送信するプログラム送信手段と、
前記スケジュールにしたがってユーザによって入力されたデータを受信する受信手段と
を具備するデータ収集システム。 - ユーザから入力されたデータを収集するデータ収集システムにおいて、
ユーザ端末に対して、予め特定されている不正入力の規則に基づいてユーザによるデータの入力が妥当か否かを判定する不正入力検出プログラムを送信するプログラム送信手段と、
前記不正入力検出プログラムによって妥当であると判定された入力データを受信する受信手段と
を具備するデータ収集システム。
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A02 | Decision of refusal |
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