JP2017142714A - 検査結果管理装置、検査結果管理方法及び検査結果管理用プログラム - Google Patents

検査結果管理装置、検査結果管理方法及び検査結果管理用プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】健康に関する情報を提供することによる効果を高める。【解決手段】検査結果管理装置1は、被検査者(ユーザ)に対して、検査結果の改善に関連する案内情報を送信する送信部134と、案内情報の識別情報と案内情報を送信した被検査者の検査結果とを関連付けて記憶する記憶部12と、案内情報に対応する行為を被検査者が実行したか否かを示す実行情報を受信すると、案内情報の識別情報に関連付けて実行情報を記憶部12に記憶させる受信部131と、案内情報と、検査結果と、実行情報との関連を示す情報を出力する出力部135と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、身体の検査結果を管理するための検査結果管理装置、検査結果管理方法及び検査結果管理用プログラムに関する。
従来、健康に関する情報を発信するシステムが知られている。特許文献1においては、サービスの利用者に適した生活習慣改善のための情報を提供するシステムが開示されている。
特開2001−22837号公報
従来のシステムにより提供される情報をサービスの利用者が参照することにより、サービスの利用者の生活習慣が改善する可能性はある。しかし、従来のシステムでは、情報を提供したことにより、どのような効果があったかを把握することが困難であったため、効果が高い情報を提供できない場合があるという問題があった。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、健康に関する情報を提供することによる効果を高めることができる検査結果管理装置、検査結果管理方法及び検査結果管理用プログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様においては、被検査者の検査結果を管理する検査結果管理装置であって、前記被検査者に対して、前記検査結果の改善に関連する案内情報を送信する送信部と、前記案内情報の識別情報と前記案内情報を送信した前記被検査者の前記検査結果とを関連付けて記憶する記憶部と、前記案内情報に対応する行為を前記被検査者が実行したか否かを示す実行情報を受信すると、前記案内情報の識別情報に関連付けて前記実行情報を前記記憶部に記憶させる受信部と、前記案内情報と、前記検査結果と、前記実行情報との関連を示す情報を出力する出力部と、を有する検査結果管理装置を提供する。
例えば、出力部は、前記受信部が前記実行情報を受信する前に前記記憶部に記憶された第1検査結果と、前記受信部が前記実行情報を受信した後に前記記憶部に記憶された第2検査結果と、前記実行情報との関連を示す情報を出力する。
上記の検査結果管理装置は、前記第1検査結果と前記第2検査結果との差に基づいて、前記実行情報が示す行為の効果を示す効果情報を生成する管理部をさらに有し、前記出力部は、前記管理部が生成した前記効果情報を、前記実行情報が示す行為の内容に関連付けて出力してもよい。
前記管理部は、複数の前記被検査者に対応する複数の前記効果情報に基づく統計データを生成し、前記出力部は、前記実行情報と関連付けて前記統計データを出力してもよい。
また、前記送信部は、前記検査結果に関連するイベントに関する情報を含む前記案内情報を送信し、前記記憶部は、前記被検査者が前記イベントに参加したか否かを示すイベント参加情報を、前記案内情報の識別情報に関連付けて記憶し、前記出力部は、前記検査結果と前記イベント参加情報とを関連付けて出力してもよい。
また、前記送信部は、過去の前記検査結果に基づいて複数のイベントから選択した前記イベントに関する情報を含む前記案内情報を送信してもよい。前記送信部は、過去の複数の前記検査結果の変化履歴に基づいて複数のイベントから選択した前記イベントに関する情報を含む前記案内情報を送信してもよい。
また、前記送信部は、複数の前記被検査者の過去の前記検査結果と、過去に実施された複数のイベントに前記複数の被検査者が参加したか否かを示す前記イベント参加情報とに基づいて前記複数のイベントから選択した前記イベントに関する情報を含む前記案内情報を送信してもよい。
また、前記送信部は、複数の前記被検査者の過去の前記検査結果と、過去に実施された複数のイベントに前記複数の被検査者が参加した場合の効果度を示す効果度情報とに基づいて前記複数のイベントから選択した前記イベントに関する情報を含む前記案内情報を送信してもよい。
本発明の第2の態様においては、コンピュータが実行する、被検査者の検査結果を管理する検査結果管理方法であって、前記被検査者に対して、前記検査結果の改善に関連する案内情報を送信するステップと、前記案内情報に対応する行為を前記被検査者が実行したか否かを示す実行情報を受信するステップと、前記案内情報の識別情報、及び前記案内情報を送信した前記被検査者の前記検査結果に関連付けて、前記実行情報を記憶部に記憶させるステップと、前記案内情報と、前記検査結果と、前記実行情報との関連を示す情報を出力するステップと、を有する検査結果管理方法を提供する。
本発明の第3の態様においては、コンピュータに、被検査者に対して、前記検査結果の改善に関連する案内情報を送信するステップと、前記案内情報に対応する行為を前記被検査者が実行したか否かを示す実行情報を受信するステップと、前記案内情報の識別情報、及び前記案内情報を送信した前記被検査者の前記検査結果に関連付けて、前記実行情報を記憶部に記憶させるステップと、前記案内情報と、前記検査結果と、前記実行情報との関連を示す情報を出力するステップと、を実行させるための検査結果管理用プログラムを提供する。
本発明によれば、健康に関する情報を提供することによる効果を高めることができるという効果を奏する。
第1の実施形態に係る検査結果管理システムの構成を示す図である。 ユーザが検査を申し込んでから検査結果を確認できるようになるまでの流れを示す図である。 検査結果管理装置及びユーザ端末の構成を示す図である。 記憶部に記憶された検査結果データベースの一例を示す図である。 記憶部に記憶された検査結果データベースの一例を示す図である。 記憶部に記憶された検査結果データベースの一例を示す図である。 検査結果の一覧画面である。 検査結果の概要を表示している画面である。 検査結果の詳細画面である。 案内情報を配信してから案内情報の効果を示すデータを出力するまでの処理の流れを示すフローチャートである。 ユーザ端末に表示される案内情報の例を示す図である。 実行管理データベースの一例を示す図である。 出力部が出力する情報の一例を示す図である。
[検査結果管理システムSの概要]
図1は、第1の実施形態に係る検査結果管理システムSの構成を示す図である。検査結果管理システムSは、被検査者(以下、「ユーザ」という)が採取した検体を検査する検査センターに設けられた検査結果管理装置1と、ユーザが用いる通信端末であるユーザ端末3とを含んで構成されている。ユーザ端末3は、例えばスマートフォン又はPCである。検体は、例えば血液、唾液、尿又は便のように、ユーザから採取された物質である。検査結果管理システムSを利用するユーザは、自らが採取した検体が入った検査キット(検査対象物)を検査センターに郵送することにより、ユーザ端末3において検査結果を確認することができる。なお、図1には1台のユーザ端末3が示されているが、検査結果管理装置1は、複数のユーザの複数のユーザ端末3に対して、夫々のユーザの検査結果を提供することができる。
検査結果管理装置1は、ユーザが郵送した検体の検査結果を含む検査結果データベースを格納しているサーバである。検査センターの職員は、LAN(Local Area Network)を介して検査結果管理装置1に接続されたコンピュータ2を用いて、ユーザの氏名及びユーザID等のユーザを識別するための情報、及び検体の検査結果を検査結果管理装置1に登録することができる。
ユーザは、自らが検査を申し込むことによって検査を受けることができる。この際、ユーザは、申込み画面に表示される「個人申込み」、「団体申込み」のいずれかの選択ボタンを選択することにより、ユーザ自身が費用を負担する検査を行うか、自治体等の団体が費用を負担する検査を行うかを選ぶことができる。なお、ユーザは、ユーザが属する団体が申し込むことによっても検査を受けることができる。例えば、図1に示すように、ユーザが住む自治体の職員が、自治体端末4を用いてユーザの検査を申し込むことができる。この場合、検査結果管理装置1は、自治体端末4を用いて申し込んだ検査の結果を、自治体端末4に提供する。以下の説明においては、団体申込みをする際に、自治体の職員がユーザの検査を申し込んだ場合について説明する。
検査結果管理装置1は、自治体端末4から送信された要求に応じて、ユーザの検査結果を改善するために有益な案内情報をユーザ端末3に送信する。例えば、検査結果管理装置1は、良好でない検査結果に関連する身体の部位や病気に関連する内容のセミナーの案内、良好でない検査結果に関連する身体を鍛えるためのイベントの案内等の情報をユーザ端末3に送信する。また、検査結果管理装置1は、案内情報を受けたユーザが、イベントに参加したかどうかという状況を示す実行情報を取得し、実行情報を自治体端末4に送信する。イベントとは、健康に関連するセミナー、講習、活動等であり、団体で行うものであっても個人で行うものであってもよい。検査結果管理装置1は、実行情報に関連付けて、案内情報で案内したイベントの前後の検査結果を自治体端末4に送信する。このようにすることで、自治体の職員が、どのような案内情報をユーザに提供することが効果的であるかを把握できるようになる。
図2は、ユーザが検査を申し込んでから検査結果を確認できるようになるまでの流れを示す図である。以下、図1及び図2を参照して、検査結果管理システムSの概要を説明する。
まず、ユーザは、自身のユーザ端末3を用いて検査を申し込む(S1a)。具体的には、ユーザは、検査センターが提供する検査サービスサイトにアクセスし、予めユーザに付与されたユーザID等の識別情報を入力することにより、検査を申し込むことができる。この際、ユーザ端末3には、問診データを入力する画面が表示され、ユーザは生活習慣や現在の体調等に関する情報を入力することができる(S2)。なお、ここで検査サービスサイトは検査センターが提供するものとして説明したが、それに限られず検査センターと協業する管理事業者が提供するサービスサイトでも良い。
画面には、検査料の支払い方法を選択する画面が表示される。ユーザが、振込、クレジットカード等での検査料支払いを選択した場合、ユーザは、上記の画面においてクレジット番号を入力することにより、検査料を支払うことができる。ユーザが検査料を支払う処理をすると、検査センターから検査キットが郵送される(S3)。検査料の支払いは、当該事例に限らず、口座振替又は請求書払い等によって行われてもよい。支払い処理の完了後に必要情報が入力されたことにより検査キットを郵送してもよく、検査キットと同時に請求書等を郵送して支払い可能にしてもよい。
検査キットには、例えば、検体を採取するための検体採取具、及び採取した検体を格納する検体格納容器が含まれている。検査キットには、検査キットごとに異なるキット番号が印刷されたシールが付されている。ユーザは、ユーザ端末3を用いて検査サービスサイトにアクセスし、シールに印刷されたキット番号を入力する。入力されたキット番号データは、ユーザ端末3から検査結果管理装置1へと送信される(S4)。検査結果管理装置1が送信されたキット番号データを受信すると、検査結果管理装置1は、検査結果データベースに、ユーザIDとキット番号データとを関連付けて登録する(S5)。
続いて、ユーザは、検査キットを用いて自身の検体を採取し、採取した検体を格納した検体格納容器を含む検査キットを検査センターに返送する(S6)。なお、ユーザは、検査キットを返送した後に、検査サービスサイトにおいてキット番号を入力してもよい。すなわち、ステップS4からステップS6が行われる順序は任意である。
検査センターに検査キットが届くと、検査センターでは検体格納容器に格納された検体を検査する(S7)。検査が終了すると、検査センターの職員は、コンピュータ2において、検査結果と、検体が格納されていた検査キットのキット番号とを関連付けて入力する。入力された検査結果及びキット番号は、検査結果管理装置1に送信され、検査結果データベースに登録される(S8)。検査結果管理装置1は、コンピュータ2から検査結果を受信すると、ユーザID、キット番号及び検査結果を関連付けて記憶する。
その後、ユーザが、ユーザ端末3において検査サービスサイトにアクセスすると、検査結果管理装置1は、検査結果に対応するユーザIDのユーザのユーザ端末3に検査結果を送信する(S9a)。このようにして、ユーザは、ユーザ端末3において検査結果を閲覧することができる。また、ユーザ端末3には、検査結果が送信された後に、自治体端末4からの要求に応じて、案内情報が送信される(S10)。
なお、ユーザ端末3には、検査に関するアンケートも送信され、ユーザがアンケートに回答した結果は、検査結果管理装置1において管理される。また、問診データの入力は、ステップS2で受け付けるだけとは限らず、ステップS9aまでのどのタイミングで入力を受け付けてもよい。
続いて、ユーザが住む自治体が費用を負担する検査を、自治体の職員がユーザの代理で検査を申込む場合の例を用いて説明する。この場合、自治体の職員が、自治体端末4を用いて検査を申し込む(S1b)。具体的には、自治体の職員は、検査センターが提供する検査サービスサイトにアクセスし、予め自治体に付与された自治体ID等の識別情報、及び検査を受ける対象となるユーザのIDを入力することにより、ユーザの検査を申し込むことができる。この際、ユーザ端末3には、問診データを入力する画面が表示され、ユーザは生活習慣や現在の体調等に関する情報を入力することができる(S2)。ステップS2からステップS8までの処理は、ユーザが検査を申し込んだ場合と概ね同等である。
ただし、自治体が検査を申し込んだ場合、自治体が検査料を支払い、ステップS3において、検査キットが自治体を介してユーザに郵送されるものとしてもよい。また、ステップS6において、ユーザは、採取した検体を格納した検査キットを、自治体を経由して検査センターに返送してもよい。
その後、自治体の職員が、自治体端末4において検査サービスサイトにアクセスすると、検査結果管理装置1は、自治体端末4に検査結果を送信する(S9b)。その後、自治体端末4は、検査結果管理装置1に対して、案内情報の配信を要求するメッセージを送信することにより、ユーザに対してイベント等の情報を送信することができる(S10)。
[ユーザ端末3の構成]
図3は、検査結果管理装置1及びユーザ端末3の構成を示す図である。
まず、ユーザ端末3の構成について説明する。自治体端末4の構成は、ユーザ端末3の構成と同等であるので説明を割愛する。ユーザ端末3は、通信部31と、操作部32と、表示部33と、記憶部34と、制御部35とを有する。
通信部31は、検査結果管理装置1との間でデータを送受信するネットワークに接続するためのインターフェイスであり、例えばLANコントローラを含んで構成されている。
操作部32は、キーボード及びマウス等により構成され、ユーザが操作するデバイスである。
表示部33は、例えば液晶ディスプレイである。表示部33には、検査サービスサイトのコンテンツ及び検査結果が表示される。
記憶部34は、ROM、RAM及びハードディスク等の記憶媒体である。記憶部34は、制御部35が実行するプログラムを記憶している。
制御部35は、例えばCPUである。制御部35は、記憶部34に記憶されたプログラムを実行することにより、受付部351、送信部352、受信部353及び表示制御部354として機能する。
受付部351は、操作部32を介してユーザにより入力された操作を受け付ける。受付部351は、例えば、検査サービスサイトにアクセスするための操作を受け付け、表示部33に検査サービスサイトへのログイン画面が表示されると、ログイン画面を介して入力されたユーザIDを受け付ける。また、受付部351は、ログイン後に表示されるキット番号入力画面を介して入力されたキット番号を受け付ける。受付部351は、受け付けたユーザID及びキット番号を送信部352に通知する。
送信部352は、通信部31を介して、各種のデータを検査結果管理装置1に送信する。送信部352は、例えば、検査サービスサイトにアクセスするための要求メッセージを送信したり、受付部351から通知されたユーザID及びキット番号を検査結果管理装置1に送信したりする。
受信部353は、検査サービスサイトのコンテンツ及び検査結果を、検査結果管理装置1から受信する。受信部353は、受信した検査サービスサイトのコンテンツ及び検査結果を記憶部34に記憶させる。
表示制御部354は、各種のコンテンツを表示部33に表示させる。例えば、表示制御部354は、受信部353が受信して記憶部34に記憶させた検査サービスサイトのコンテンツ及び検査結果を表示部33に表示させる。
[検査結果管理装置1の構成]
続いて、検査結果管理装置1の構成について説明する。
検査結果管理装置1は、通信部11と、記憶部12と、制御部13とを有する。通信部11は、ユーザ端末3との間でデータを送受信するネットワークに接続するためのインターフェイスであり、例えばLANコントローラを含んで構成されている。
記憶部12は、ROM、RAM及びハードディスク等の記憶媒体である。記憶部12は、制御部13が実行するプログラムを記憶している。また、記憶部12は、ユーザ端末3がアクセス可能な検査サービスサイトのコンテンツ、並びに各ユーザの検査結果及びユーザの属性等のレコードを含む検査結果データベースを記憶している。また、記憶部12は、検査を受けたユーザが、自治体から受けた案内情報に基づく行動を実行したか否かを示すレコードを含む実行管理データベースを記憶している。検査サービスサイトのコンテンツ、検査結果データベース及び実行管理データベースの詳細については後述する。
制御部13は、例えばCPUである。制御部13は、記憶部12に記憶されたプログラムを実行することにより、受信部131、取得部132、管理部133、送信部134及び出力部135として機能する。
(受信部131の機能)
受信部131は、ユーザIDが入力されたユーザ端末3、及び自治体IDが入力された自治体端末4から、各種のデータを受信する。受信部131は、例えば、検査サービスサイトにログインするためのログイン要求メッセージをユーザ端末3及び自治体端末4から受信する。また、受信部131は、検査結果の提供の許可を要求するためのアクセス要求メッセージをユーザ端末3及び自治体端末4から受信する。
受信部131は、ユーザ端末3が検査サービスサイトにログインした後に、ユーザ端末3において入力されたキット番号データ及び検査日を受信する。さらに、受信部131は、ユーザがユーザ端末3において入力した問診データを受信する。受信部131は、受信した問診データをユーザIDに関連付けて記憶部12に記憶させる。
受信部131は、複数のユーザ端末3から受信したキット番号データ及び検査日を、夫々のユーザ端末3のユーザのユーザIDに関連付けて、記憶部12内の検査結果データベースに記憶させる。本実施形態においては、ユーザ端末3に表示される検査日入力欄にユーザが入力した日付を検査日とするが、検査日は、ユーザにより入力された日付に限らない。検査日として、ユーザが検査サービスサイトにおいてキット番号を入力した日、検査キットに貼られたシールにユーザが記入した日付、又は検査キットが検査センターに到着した日等、検査が行われた日に関連する任意の日付を用いることができる。
(取得部132の機能)
取得部132は、ユーザから送付された検査キットに付されたキット番号と、当該キット番号が付された検査キットに含まれている検体に基づく検査結果を取得する。取得部132は、ユーザの氏名を示す氏名情報をさらに取得してもよい。具体的には、検査センターの職員が、検査キットに付されたシールに印刷されているキット番号、氏名及び検査結果をコンピュータ2に入力すると、LANを介してコンピュータ2から検査結果管理装置1にキット番号、氏名情報及び検査結果が送信され、取得部132は、通信部11を介してキット番号及び氏名情報を取得する。
(管理部133の基本機能)
管理部133は、検査結果データベースを管理し、コンピュータ2から受信した検査結果を検査結果データベースに登録したり、検査結果データベースに登録されている各種のデータをコンピュータ2に送信したりする。管理部133は、検査結果を検査結果データベースに登録する際、まず、受信部131が複数のユーザ端末3から受信して記憶部12に記憶された複数のキット番号のうち、取得部132が取得したキット番号と一致するキット番号を特定する。そして、管理部133は、特定したキット番号に対応するユーザIDに関連付けて、取得部132が取得した検査結果を記憶部12に記憶させる。
図4は、記憶部12に記憶された検査結果データベースの一例を示す図である。検査結果データベースにおいては、ユーザIDと、検査番号と、キット番号と、申込情報と、許諾レベルと、検査日と、検査結果とが関連付けられている。図4Aにおいては、ユーザID「20150001」に関連付けて、受信部131がユーザ端末3から受信したキット番号「C2014332」と、ユーザ端末3において入力された検査日「2014/8/25」とが登録されているが、2014年8月25日の検査結果は、まだ登録されていない状態を示している。
検査番号は、ユーザが受けた検査結果を特定するための番号である。検査番号は、ユーザ個人が申し込んだ検査の結果であるか、ユーザが属する団体が申し込んだ検査の結果であるかによらず、検査の申し込みごとに割り当てられる固有の番号である。
申込情報は、ユーザが個人で申し込んだ健診のデータであるか、ユーザが属する団体が申し込んだ健診のデータであるかを示す情報である。申込情報は、検査番号に関連付けて記憶部12に記憶されている。管理部133は、申込情報を参照することにより、検査結果が、ユーザが個人で申し込んだ健診により得られた検査結果であるか、ユーザが属する団体が申し込んだ健診により得られた検査結果かを識別することができる。
許諾レベルは、検査結果にアクセスできる条件を示す許諾情報であり、ユーザ端末3を介してユーザにより設定されている。許諾レベルが2の場合、ユーザ、及びユーザが属する団体の職員が、検査結果を閲覧することができる。許諾レベルが1の場合、ユーザは検査結果を閲覧することができるが、ユーザが属する団体の職員は検査結果を閲覧できず、検査結果を統計データの作成に用いる場合のように、特定の用途でのみ、ユーザが属する団体が検査結果を取得できる。許諾レベルが「0」の場合、ユーザが属する団体は、用途によらず検査結果を一切取得できない。
図4Bは、図4Aに示した状態の後に、検査結果が登録された状態を示している。管理部133は、キット番号「C2014332」に対応する検査結果を取得部132が取得したことに応じて、図4Aに示す検査結果データベースにおけるキット番号「C2014332」が関連付けられているレコードを特定する。そして、管理部133は、特定したレコードに、取得部132が取得した検査結果を登録することにより、図4Bに示すように、検査結果データベースを更新する。
また、本実施形態の検査結果データベースにおいては、検査番号に関連付けて、検査結果の評価ランクが登録されている。図4Cは、評価ランクが登録された検査結果データベースを示す図である。管理部133は、図4Bに示した検査結果の数値に基づいて、検査結果を「A 基準値内」、「B 軽度異常値」、「C 高度異常値」、「D 医師の診断が必要な値」の4段階の評価ランクに分類し、検査番号に関連付けて記憶部12に記憶させる。この評価ランクは、管理部133が案内情報を配信する対象となるユーザを選択する際に用いられる。
なお、検査結果データベースは、ユーザIDに関連付けられたユーザの属性情報、及びユーザの氏名を含んでいてもよい。ユーザの属性情報は、ユーザ端末3から送信された問診データに含まれるユーザの年齢、性別、身長、体重、血液型、既往歴及び生活習慣等のように、ユーザの健康に関連する特性を示す情報、又はユーザが回答したアンケート結果のように、検査に対するユーザの嗜好を示す情報である。
また、検査結果データベースは、ユーザIDに関連付けられた、自治体等の公的機関により提供される健康診断費用の補助の利用実績を示す情報を含んでいてもよい。検査結果管理装置1は、検査サービスサイトにおいて、ユーザが検査費用を支払う処理をする際に、自治体により提供される健康診断費用の補助金を用いるかどうかを入力する画面を表示する。受信部131は、検査サービスサイトにおいて入力された、補助金を用いるか否かを示す情報を取得し、取得した情報を利用実績情報として検査結果データベースに登録する。
管理部133は、取得部132が取得したキット番号と一致するキット番号が検査結果データベースに登録されていないと判定した場合、取得部132が取得した氏名情報が示す氏名に対応するユーザIDに関連付けて、検査結果を検査結果データベースに登録してもよい。このようにすることで、管理部133は、通常は、誤記の可能性が比較的少ないキット番号を用いて、検査キットに付されていたキット番号が検査結果データベースのレコードに含まれているか否かを判定し、検査キットに付されていたキット番号が検査結果データベースのレコードに含まれていない場合に、補助的に氏名を用いることができる。
(送信部134の基本機能)
送信部134は、受信部131がユーザ端末3又は自治体端末4から受信したアクセス要求メッセージに応じて、ユーザの検査結果を、検査結果が関連付けられたユーザIDに対応するユーザが使用するユーザ端末3、又はユーザが属する自治体(すなわち、ユーザIDに関連付けられた自治体IDに対応する自治体)の自治体職員が使用する自治体端末4に送信する。
ここで、送信部134は、受信部131が受信したアクセス要求メッセージの送信者の属性と、記憶部12に記憶された検査結果に関連付けられた申込情報とに基づいて選択した検査結果を、アクセス要求メッセージが送信された端末(ユーザ端末3又は自治体端末4)に送信する。送信者の属性は、アクセス要求メッセージにおいてアクセスが要求されている検査結果に対応するユーザ自身を示す第1属性、又はユーザが属する団体を示す第2属性のいずれかである。送信部134は、送信者の属性と、アクセス要求メッセージにおいて要求されている検査の検査結果番号に対応する申込情報と、に基づいて、ユーザが個人で申し込んだ健診により得られた個人検査結果及びユーザが属する団体が申し込んだ健診により得られた団体検査結果から選択した検査結果を送信する。
具体的には、送信者の属性がユーザ自身であることを示している場合、すなわち、受信部131がユーザ端末3からアクセス要求メッセージを受信した場合、送信部134は、申込情報の内容によらず、全ての検査結果(個人検査結果及び団体検査結果)をユーザ端末3に送信する。これに対して、送信者の属性がユーザの属する団体であることを示している場合、すなわち、受信部131が自治体端末4からアクセス要求メッセージを受信した場合、送信部134は、個人検査結果を送信せず団体検査結果を送信する。
ただし、送信部134は、アクセス要求メッセージの送信者の属性が、送信者が団体であることを示している場合であっても、ユーザの許可を得た場合には、団体の端末である自治体端末4に個人検査結果を送信してもよい。送信部134は、例えば、個人検査結果の提供の許可を要求するメッセージをユーザ端末3に送信し、ユーザ端末3を介してユーザから許可を得たことを条件に、個人検査結果を自治体端末4に送信する。
また、送信部134は、アクセス要求メッセージの送信者の属性が、送信者が団体であることを示している場合、団体検査結果が示す診断結果が所定の範囲であることを条件に、個人検査結果を自治体端末4に送信してもよい。例えば、送信部134は、団体検査結果の内容を解析して、団体検査結果が、ユーザが治療を必要としていることを示している場合に、個人検査結果を自治体端末4に送信してもよい。このようにすることで、自治体の職員が、個人検査結果を参照した上で、病院に行くことを勧めるメッセージ等の適切なメッセージを送信できるようになる。
また、受信部131が、検査結果の用途を示す用途情報を含むアクセス要求メッセージを受信した場合、送信部134は、アクセス要求メッセージに含まれる用途情報と、検査結果データベース内の、検査結果に関連付けられた許諾レベルを示す許諾情報とに基づいて個人検査結果及び団体検査結果から選択した検査結果を送信してもよい。例えば、アクセス要求メッセージに含まれる用途情報が、検査結果を閲覧することを示している場合、送信部134は、検査結果のうち、許諾レベルが「2」を示している検査結果を選択して、自治体端末4に送信する。
これに対して、アクセス要求メッセージに含まれる用途情報が、検査結果を統計データの作成に用いることを示している場合、送信部134は、検査結果のうち、許諾レベルが「1」又は「2」を示している検査結果を選択して、自治体端末4に送信する。このようにすることで、ユーザは、プライバシーを守りつつ、統計データの作成等に協力することが可能になる。
[ユーザ端末3における検査結果の表示画面]
図5から図7は、ユーザ端末3の表示部33に表示される検査結果の表示画面の例を示す図である。自治体が申し込んだ検査結果、又は許諾レベルが「2」の検査結果については、自治体端末4の表示部33にも同様の画面が表示される。
図5は、検査結果の一覧画面である。領域21には、検査日と、夫々の検査日に行われた検査の結果に対する総合評価が表示されている。ユーザが、「2014年8月25日の結果」という操作画像にタッチすると、図6の表示画面に遷移する。
図6は、2014年8月25日の検査結果の概要を表示している画面である。領域22には、2014年8月25日の検査結果の総合評価が表示されている。ユーザが「病院検索」と表示された操作画像にタッチすると、送信部134が検査結果に基づいて選択した病院の名前が表示される。ユーザが、領域23の「改善アドバイス」という操作画像にタッチすると、送信部134が検査結果に基づいて選択したアドバイス情報が表示される。ユーザが、領域24の各操作画像にタッチすると、タッチされた操作画像に対応する検査結果の詳細を表示する図7に示す画面に遷移する。
図7は、図6の画面において「D 肝機能 詳細」の操作画像にタッチされた後に表示される検査結果の詳細画面である。領域25には、図7に検査結果が表示されている検査項目と、その他の検査項目とが、異なる表示態様で表示されている。ユーザは、その他の検査項目の操作画像にタッチすることで、その他の検査項目の詳細な検査結果を表示させることができる。領域26には、図6において選択された検査項目である肝機能の検査結果の詳細データが表示されている。
[案内情報配信の処理]
続いて、本発明の特徴的機能である、案内情報の配信処理について詳細に説明する。
図8は、検査結果管理装置1の制御部13において実行される、案内情報を配信してから案内情報の効果を示すデータを出力するまでの処理の流れを示すフローチャートである。
まず、受信部131は、例えば自治体端末4から、ユーザに案内情報を配信することを要求する配信要求メッセージを受信する(S11)。受信部131は、受信した配信要求メッセージを記憶部12に記憶させる。この配信要求メッセージには、配信する対象となる案内情報と、案内情報の配信先を特定するための配信先特定情報とが含まれており、管理部133が、案内情報の配信先を決定する際に用いられる。
配信先特定情報は、検査結果に基づいて、多数のユーザから、案内情報を配信することが効果的であると考えられるユーザを選択するための情報である。配信先特定情報には、例えば、案内情報が関連する検査内容、案内情報を配信する対象とする検査結果の数値範囲又は評価ランク、及びユーザの選択に用いる検査結果が取得された期間等の情報が含まれている。
受信部131がイベント情報を受信すると、管理部133は、イベントの案内をするための案内情報を送信する対象となるユーザを抽出する(S12)。管理部133は、記憶部12に記憶されている配信先特定情報、及び検査結果データベース内の各ユーザの検査結果の評価ランクを参照することにより、ユーザを抽出する。具体的には、管理部133は、配信先特定情報が示している検査内容の検査結果が、配信先特定情報が示している数値範囲又は評価ランクに入っているユーザを抽出する。
例えば、管理部133は、配信先特定情報が、血糖値の検査結果がCランク又はDランクのユーザを抽出することを示している場合、図4Cに示した検査結果データベースを参照して、ユーザIDが20150001のユーザを抽出する。配信先特定情報において、「2014年5月から8月の間に、胃カメラの検査結果がDランクだった人」という条件を示している場合、管理部133は、配信先特定情報が示している対象期間、検査内容及び評価ランクに基づいて、ユーザIDが20142202のユーザを抽出する。
管理部133は、このようにして案内情報を配信する対象となるユーザを抽出すると、送信部134に指示して、抽出したユーザが有するユーザ端末3に対して、検査結果に関連するイベントに関する情報を含む案内情報を送信させる(S13)。
図9は、ユーザ端末3に表示される案内情報の例を示す図である。図9(a)は、案内情報により案内されるイベントのスケジュールの概要を把握するためのイベントスケジュール画面である。図9(a)に示すイベントスケジュール画面においては、ユーザ端末3が受信した案内情報により案内されたイベントの日を示すカレンダーと、イベントの概要を示すイベント一覧表が表示されている。カレンダーにおいて斜線で示された日は、イベントが開催される日を示している。ユーザは、カレンダーの斜線で示された日、又はイベント一覧表にタッチすると、図9(b)に示すイベント詳細情報が表示される。なお、スケジュール画面にイベントを表示する態様は、カレンダー形式に限らず、一覧表のような形式であってもよい。
イベント詳細情報には、イベントの対象者、内容、会場、日時、申込み方法等が含まれている。ユーザが、申込欄にタッチすると、ユーザ端末3は、参加することを通知する参加メッセージを検査結果管理装置1に送信する。
図8に戻って、検査結果管理装置1におけるステップS14以降の動作について説明する。ステップS14において、管理部133は、受信部131が参加メッセージを受信したか否かを判定する。管理部133は、受信部131が参加メッセージを受信した場合、記憶部12に記憶された実行管理データベース内の参加申込有無を示すレコードに、参加申込があったことを記録する。
図10は、実行管理データベースの一例を示す図である。実行管理データベースにおいては、ユーザに配信した各案内情報に関連付けて、イベント前検査結果、イベント後検査結果、イベントへの参加申込の有無、イベントへの参加の有無、イベントからの経過日数、及び効果度が関連付けられたレコードを含んでいる。図10に示す実行管理データベースは、特定の検査項目を対象としており、例えば、糖尿病の評価結果が悪かったユーザに案内情報を案内したことにより、ユーザがイベントに参加したか否かを示す実行情報を含んでいる。実行管理データベースの各レコードは、ユーザIDに関連付けられていないので、プライバシーを気にするユーザからもデータを収集することができる。
「案内情報ID」は、ユーザに送信した案内情報の識別情報であり、ユーザに送信した案内情報のそれぞれに関連付けられている。ただし、案内情報IDとユーザIDとの相関関係はなく、案内情報IDからユーザを特定することはできないようにされている。「イベント前検査結果」は、イベントが開催される前、すなわち案内情報が配信される前のユーザの検査結果を示している。「イベント後検査結果」は、イベントが開催された後の検査結果を示している。「申込フラグ」は、ユーザから参加申込があったかどうかを示している。申込フラグが1の場合、ユーザがイベントへの申し込みをしたことを示しており、申込フラグが0の場合、案内情報を配信したユーザがイベントへの申し込みをしていないことを示している。
「参加フラグ」は、ユーザがイベントに参加したかどうかを示している。参加フラグが1の場合、ユーザがイベントに参加したことを示しており、参加フラグが0の場合、案内情報を配信したユーザがイベントに参加していないことを示している。「経過日数」は、イベントが開催されてから何日後にユーザが検査を受けたかを示している。
「効果度」は、イベントへの参加によって、検査結果がどの程度改善したかを示している。効果度は、例えば、イベント後検査結果とイベント前検査結果との差分として表される。図10(a)においては、「イベント前検査結果」及び「イベント後検査結果」の血糖値(mg/dl)が示されており、効果度がプラスの場合に、イベントに参加したことによる効果が生じている。効果度は、検査結果の数値自体に基づかないで、図10(b)に示すように評価ランクが用いられもよい。この場合、効果度は、評価ランクが1段階改善することにより1が加算され、評価ランクが1段階悪化することにより1が減算される。
図8のステップS14において、管理部133が、ユーザが参加申し込みをしたと判定した場合(S14においてYes)、管理部133は、実行管理データベース内の申込フラグを1にセットする(S15)。その後、受信部131が、ユーザの参加実績の報告を受信した場合(S16においてYes)、管理部133は、実行管理データベース内の参加フラグを1にセットする(S17)。受信部131は、ユーザ端末3から参加実績の報告を受けてもよく、イベントの主催者から参加実績の報告を受けてもよい。参加実績の報告には、案内情報IDが含まれており、管理部133は、参加実績の報告に含まれる案内情報IDに対応するレコードにおける参加フラグを1にセットする。
なお、参加実績の報告が送信される確率を高めるために、ユーザ端末3においては、イベントの予定日が経過した時点で、イベントに参加したか否かを確認するメッセージを表示してもよい。この場合、ユーザ端末3は、「参加した」ことを示す操作を受け付けたことにより、案内情報に含まれていた案内情報IDを抽出し、案内情報IDを含む参加実績報告メッセージを検査結果管理装置1に送信する。
管理部133は、イベントが行われた日から所定の期間が経過した時点で、受信部131が参加実績の報告を受信していない場合(S16においてNo)、実行管理データベース内の参加フラグを0にセットする(S18)。また、管理部133は、イベントが行われた日を経過した時点で、ユーザが参加申し込みをしていないと判定した場合(S14においてNo)、参加フラグ及び申込フラグを0にセットする(S19)。
その後、管理部133は、取得部132が検査結果を取得したかどうかを監視し(S20)、取得部132が検査結果を取得するたびに効果度を算出する(S21)。管理部133は、効果度を算出するために、まず案内情報の送信履歴を参照し、取得部132が取得した検査結果に含まれる検査内容が、過去に送信した案内情報に関連する内容であるかどうかを確認する。続いて、管理部133は、取得部132が取得した検査結果の内容が、過去に送信した案内情報に関連する検査内容に一致している場合、実行管理データベースの「イベント後検査結果」欄に検査結果を記録する。管理部133は、受信部131が実行情報を受信すると、受信部131が実行情報を受信する前に記憶部に記憶されたイベント前検査結果(第1検査結果)と、受信部131が実行情報を受信した後に記憶部に記憶されたイベント後検査結果(第2検査結果)との差に基づいて、実行情報が示す行為をユーザが実行したことによる効果度を示す効果情報を生成する。
管理部133は、所定の期間ごとに、複数のユーザに対応する複数の効果度に基づく統計データを作成する(S22)。管理部133は、例えば、受信部131が受信する大量の実行情報を、実行前検査結果が示す数値範囲、及び実行後検査結果が示す数値範囲に基づいて分類し、実行前検査結果がどのような傾向にあったユーザが、案内情報で案内したイベントへの参加を実行することにより、どのように改善する傾向があったかを示す統計データを作成する。
管理部133は、自治体の職員が、どのような案内情報を送信することが効果的であるかを把握するために用いることができるように、作成した統計データを出力する(S23)。管理部133は、出力部135を介して、案内情報と効果情報とを関連付けた情報を、自治体端末4に送信したり、表示又は印刷したりする。
なお、管理部133は、ステップS20において、取得部132が検査結果を取得したかどうかを監視し始めてから所定の期間が経過しても取得部132が検査結果を取得しない場合(S24においてYes)、処理を終了する。このようにすることで、イベントが開催されてから長い期間が経過し、イベントとの関連性が薄いと考えられる検査結果が使用されることを防止できる。
図11は、出力部135が出力する情報の一例を示す図である。図11に示す情報においては、案内情報IDと、イベントの内容と、イベントの講師・主催者と、参加率と、効果度とが関連付けられている。参加率(イベント参加情報)及び効果度(効果情報)は、イベントの開催日よりも前に行われた検査の結果により分けられている。このように、出力部135は、検査結果、参加率及び効果度を関連付けて出力する。案内情報を発行する自治体等の団体は、参加率や効果度を参照することにより、そのイベントへの関心が高かったのか、及びどのイベントが健康の改善に効果的であったかを確認することができる。
[変形例1]
上記の説明において、送信部134が、自治体等の団体からイベント情報を受信したことに応じて、受信したイベント情報が示すイベントに関する案内情報を配信する例について説明したが、ユーザ端末3に配信するイベントを決定する方法は、これに限らない。送信部134は、予め複数のイベントに関する情報を取得しておき、ユーザの過去の検査結果に基づいて複数のイベントから選択したイベントに関する情報を含む案内情報をユーザ端末3に送信してもよい。この際、送信部134は、ユーザの過去の複数の検査結果の変化履歴に基づいてイベントを選択してもよい。
また、送信部134は、管理部133が生成した統計データに基づいて、案内情報を配信する対象とするイベントを選択してもよい。送信部134は、例えば、複数のユーザの過去の検査結果と、これらの複数のユーザが過去に実施された複数のイベントに参加したか否かを示すイベント参加情報(例えば、参加率)とに基づいて、複数のイベントから選択したイベントに関する情報を含む案内情報を送信してもよい。このようにすることで、検査結果管理装置1は、例えば、過去の検査結果が所定の条件を満たす人の参加率が高かったイベントと同様のイベントに関する案内情報を配信できるので、案内情報の配信効果を高めることができる。
さらに、送信部134は、複数のユーザの過去の検査結果と、過去に実施された複数のイベントにこれらのユーザが参加した場合の効果度を示す効果度情報とに基づいて、複数のイベントから選択したイベントに関する情報を含む案内情報を送信してもよい。このようにすることで、検査結果管理装置1は、例えば、過去の検査結果が所定の条件を満たす人に対する効果が大きかったイベントと同様のイベントに関する案内情報を配信できるので、案内情報の配信効果を高めることができる。
[変形例2]
上記の説明において、管理部133は、配信先特定情報が示している検査内容の検査結果が、配信先特定情報が示している数値範囲又は評価ランクに入っているユーザを抽出するものとしたが、配信先となるユーザを抽出する方法は、これに限らない。
管理部133は、例えば、ユーザが検査を行った複数の検査日に対応する複数の検査結果における変化の傾向に基づいて、ユーザを抽出してもよい。この場合、管理部133は、案内情報に関連するイベントが、変化の傾向が示す疾患に有効であると考えられるユーザを抽出する。
[変形例3]
上記の説明において、検査結果管理装置1は、自治体端末4から受信したイベント情報を含む案内情報を送信するものとしたが、検査結果管理装置1は、他の情報を含む案内情報を送信してもよい。例えば、管理部133は、記憶部12がユーザIDに関連付けて記憶している検査日及び検査結果に基づいて、次回の検査として推奨する日(以下、「次回検査推奨日」という)を決定し、決定した次回検査推奨日を含む案内情報を、送信部134を介してユーザ端末3に送信してもよい。管理部133は、例えば、検査結果に問題があった検査種別に関連付けて定められている検査間隔の推奨値を、直近の検査日に加算することにより、次回検査推奨日を決定する。管理部133は、検査結果が良好な場合に、次回検査推奨日までの間隔を長くし、検査結果に問題がある場合に、次回検査推奨日までの間隔を短くするようにしてもよい。
管理部133は、記憶部12がユーザIDに関連付けて記憶している過去の複数の検査結果の変化の傾向に基づいて、次回検査推奨日を決定してもよい。例えば、管理部133は、過去の複数の検査結果が悪化する傾向にある場合、検査間隔が前回よりも短くなるように、次回検査推奨日を決定する。管理部133は、過去の複数の検査結果が、健康状態が改善する傾向を示している場合、検査間隔が前回よりも長くなるように、次回検査推奨日を決定する。
管理部133は、直近の検査結果のランク、及び過去の複数の検査結果におけるランクの変動傾向に基づいて、次回の検査までの間隔を決定してもよい。例えば、検査結果が「A 基準値内」、「B 軽度異常値」、「C 高度異常値」、「D 医師の診断が必要な値」の4つのランクに分かれているとする。この場合、管理部133は、直近の検査結果が「A 基準値内」であったときは、次回の検査までの間隔を標準的な間隔に決定し、直近の検査結果が「C 高度異常値」であったときは、次回の検査までの間隔を標準的な間隔よりも短い間隔に決定する。管理部133は、異常値を示すランクが所定数以上継続するとともに、ランクが改善する傾向にない場合に、次回の検査までの間隔を短い間隔に決定してもよい。
管理部133は、記憶部12が記憶しているユーザの属性にさらに基づいて、次回検査推奨日を決定してもよい。例えば、管理部133は、検査結果に異常があった検査項目に関連する既往歴がユーザにある場合、既往歴がない場合よりも次回検査推奨日までの間隔を短くする。また、管理部133は、ユーザが、検査結果に異常があった検査項目に関連する病気になりやすい体質又は生活習慣を持っている場合に、次回検査推奨日までの間隔を短くしてもよい。
管理部133は、検査結果の変動の傾向と、ユーザの属性とを組み合わせることにより、次回検査推奨日を決定してもよい。例えば、管理部133は、ユーザの属性に基づいて、発病しやすい病気を特定し、特定した病気に関連する検査結果の変動の傾向が、発症の可能性を示している場合に、次回検査推奨日までの間隔を短くすることができる。このようにすることで、ユーザに通院を促すなどして、ユーザの病気を早期に発見することが可能になる。
また、管理部133は、記憶部12が記憶している、公的機関の健康診断費用の補助の利用実績にさらに基づいて、次回検査推奨日を決定してもよい。例えば、管理部133は、ユーザが、所定の期間以内に使用することができる健康診断費用の補助を利用していない場合、補助を利用できる期間内に次回検査推奨日を決定する。この場合、管理部133は、補助を利用できる期間の末日までの間隔が所定の間隔よりも短いときは、補助を利用しないものとして、次回検査推奨日を、補助を利用できる期間の後の日に決定してもよい。
さらに、管理部133は、案内情報として、病院名をユーザ端末3に送信してもよい。具体的には、記憶部12が、検査結果の変化の傾向と、検査結果の変化の傾向により想定される病気の診断及び治療を行うことができる病院の名前とを関連付けて記憶しておき、管理部133は、ユーザの検査結果の変化の傾向に対応する病院を選択し、選択した病院の名前をユーザ端末3に送信する。記憶部12に、管理部133が選択可能な病院が複数記憶されている場合、管理部133は、病院のサーバにアクセスして病院の空き状況を示す情報を取得し、次回検査推奨日と病院の空き状況とに基づいて、一以上の病院を選択してもよい。
管理部133は、次回検査推奨日として決定した日から所定の日数以内の期間内に空きがあり、かつ、検査結果の変化の傾向に関連付けられた病院を選択してもよい。このようにすることで、ユーザは、直近の検査日から適度な期間が経過した時期に、自らの健康改善のための治療をしてもらえる可能性が高い病院で、精密な検査を受けることができる。
[変形例4]
上記の説明において、検査結果管理装置1は、ユーザがイベントに参加したか否かを示す実行情報をユーザ端末3から受信し、案内情報ID及びユーザの検査結果と関連付けて実行情報を出力したり、実行情報に基づいて統計データを作成したりする例について説明した。本変形例においては、検査結果管理装置1の受信部131が、案内情報に対応する行為以外にユーザが実行した行為を示す任意実行情報をさらに受信する。任意実行情報が示す行為は、案内情報が示すイベントとの直接の関係がないユーザの自発的な行為であり、例えば、ジョギング、ヨガ、ゴルフ等のスポーツを行う行為、飲食をする行為、薬剤を摂取する行為、旅行に行く行為である。任意実行情報には、行為を実行した日付を示す情報が含まれている。受信部131は、任意実行情報が示す行為が行われた日付に関連付けて、任意実行情報を記憶部12に記憶させる。
管理部133は、記憶部12に記憶された任意実行情報に基づいて、任意実行情報が示す行為が、案内情報に対応する検査結果の改善に対する効果を示す第2効果情報を生成する。この際、管理部133は、記憶部12に記憶された任意実行情報のうち、ユーザに送信した案内情報に対応する検査結果に関連付けて予め定められた種類の情報を抽出してもよい。例えば、管理部133は、ユーザの肝機能の検査結果が悪かった場合、検査結果の改善には食事の影響が大きいと考えられるので、管理部133は、任意実行情報のうち食事に関連する情報を抽出し、抽出した情報に基づいて第2効果情報を生成する。
ここで、実行情報が示すイベントへの参加の有無と、任意実行情報が示すユーザの自発的な行為とは、完全に独立した関係にはなく、相乗効果が発生する場合があると考えられる。そこで、管理部133は、実行情報が示す行為と任意実行情報が示す行為との組み合わせに対応する効果を示す第2効果情報を生成してもよい。例えば、組み合わせとして、スポーツイベントへの参加と食事の内容との組み合わせ、スポーツイベントへの参加とその他に参加したスポーツとの組み合わせ等が考えられる。
この際、管理部133は、実行情報に関連付けられたイベントが開催された日付と、任意実行情報が示す行為が行われた日付との関係に基づいて決定した組み合わせに対応する効果を示す第2効果情報を生成してもよい。管理部133は、例えば、任意実行情報が示す複数の行為のうち、実行情報に関連付けられたイベントが開催された日付を基準として所定の範囲の期間に行われた行為を抽出し、抽出した行為と案内情報に関連付けられたイベントとの組み合わせに対応する効果を示す第2効果情報を生成する。このようにすることで、検査結果管理装置1は、例えば、スポーツイベントとスポーツイベントの直前直後の1週間だけ厳しい食事制限を実施した行為との組み合わせ、及びスポーツイベントとスポーツイベントの前後の1ヶ月間にわたって緩い食事制限を実施した行為との組み合わせのそれぞれに対する第2効果情報を出力することができる。したがって、検査結果管理装置1を用いたサービスの利用者が、どのようなイベントを実行し、どのような自発的な行為をすることが有効であるかを把握することが可能になる。
管理部133は、さらに、第2効果情報を算出する根拠とする実行情報に関連付けられたイベントが開催された後に行われた検査日と当該イベントの開催日との差、及び検査日と任意実行情報が示す行為が行われた日付との差の少なくともいずれかに応じた重み付けをすることにより、第2効果情報を生成してもよい。このようにすることで、実際には検査結果への影響がない行為が、健康増進のために効果があるという誤った結果が出されてしまうことを防ぐことができる。
検査結果管理装置1が任意実行情報を収集する場合、任意実行情報の効果に関する統計データを生成することも有効である。そこで、管理部133は、複数のユーザに対応する複数の第2効果情報に基づく第2統計データを生成してもよい。そして、出力部135は、実行情報及び任意実行情報の少なくとも一部の情報と関連付けて第2統計データを出力する。このようにすることで、検査結果管理装置1は、ユーザに対して、イベントへの参加とともに実行すると好ましいことを示す案内情報を送信することができるので、ユーザの健康増進に役立つ情報を提供できるようになる。
[本実施形態における効果]
以上説明したように、本実施形態に係る検査結果管理システムSにおいては、検査結果管理装置1が、自治体等の団体から配信を依頼された案内情報をユーザに送信する。そして、検査結果管理装置1は、案内情報を受けたユーザが案内情報に対応する行為を実行したか否かを示す実行情報を受信すると、案内情報IDと、ユーザの検査結果と、実行情報との関連を示す情報を出力する。このようにすることで、住民の健康の向上に取り組む自治体が、どのようなイベントの案内をすれば、ユーザが健康増進のための行動を起こしてくれるかを把握しやすくなる。
また、検査結果管理装置1は、ユーザが、案内情報で案内された行為を実行(例えば、イベントに参加)する前の検査結果と、案内された行為を実行した後の検査結果と、実行情報との関連を示す情報を出力する。検査結果管理装置1は、さらに、これらの検査結果の間の差に基づいて、実行情報が示す行為の効果を示す効果情報や効果に関する統計データを、実行情報が示す行為の内容に関連付けて出力してもよい。このようにすることで、案内情報を配信する自治体等の団体が、案内情報で案内された行為を実行することが、検査結果にどのように影響するかを把握できるので、健康増進に役立つイベント等の案内をできるようになる。
また、検査結果管理装置1は、過去の検査結果に基づいて複数のイベントから選択したイベントに関する情報を含む案内情報をユーザ端末3に送信してもよい。この際、検査結果管理装置1は、過去の複数の検査結果の変化履歴に基づいてイベントを選択したり、過去の参加実績や効果の大きさに基づいてイベントを選択したりしてもよい。このようにすることで、検査結果管理装置1は、ユーザの検査結果の改善に役立つイベントに関する情報をユーザ端末3に送信できる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。特に、装置の分散・統合の具体的な実施形態は以上に図示するものに限られず、その全部又は一部について、種々の付加等に応じて、又は、機能負荷に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
1 検査結果管理装置
2 コンピュータ
3 ユーザ端末
11 通信部
12 記憶部
13 制御部
131 受信部
132 取得部
133 管理部
134 送信部
135 出力部
31 通信部
32 操作部
33 表示部
34 記憶部
35 制御部
351 受付部
352 送信部
353 受信部
354 表示制御部
S 検査結果管理システム

Claims (15)

  1. 被検査者の検査結果を管理する検査結果管理装置であって、
    前記被検査者に対して、前記検査結果の改善に関連する案内情報を送信する送信部と、
    前記案内情報の識別情報と前記案内情報を送信した前記被検査者の前記検査結果とを関連付けて記憶する記憶部と、
    前記案内情報に対応する行為を前記被検査者が実行したか否かを示す実行情報を受信すると、前記案内情報の識別情報に関連付けて前記実行情報を前記記憶部に記憶させる受信部と、
    前記案内情報と、前記検査結果と、前記実行情報との関連を示す情報を出力する出力部と、
    を有する検査結果管理装置。
  2. 前記出力部は、前記受信部が前記実行情報を受信する前に前記記憶部に記憶された第1検査結果と、前記受信部が前記実行情報を受信した後に前記記憶部に記憶された第2検査結果と、前記実行情報との関連を示す情報を出力する、
    請求項1に記載の検査結果管理装置。
  3. 前記第1検査結果と前記第2検査結果との差に基づいて、前記実行情報が示す行為の効果を示す効果情報を生成する管理部をさらに有し、
    前記出力部は、前記管理部が生成した前記効果情報を、前記実行情報が示す行為の内容に関連付けて出力する、
    請求項2に記載の検査結果管理装置。
  4. 前記管理部は、複数の前記被検査者に対応する複数の前記効果情報に基づく統計データを生成し、
    前記出力部は、前記実行情報と関連付けて前記統計データを出力する、
    請求項3に記載の検査結果管理装置。
  5. 前記受信部は、前記案内情報に対応する行為以外に前記被検査者が実行した行為の内容及び当該行為が行われた日付を示す任意実行情報をさらに受信し、
    前記管理部は、前記受信部が受信した前記任意実行情報が示す行為の効果を示す第2効果情報を生成する、
    請求項3又は4に記載の検査結果管理装置。
  6. 前記管理部は、前記実行情報が示す行為と前記任意実行情報が示す行為との組み合わせに対応する効果を示す前記第2効果情報を生成する、
    請求項5に記載の検査結果管理装置。
  7. 前記管理部は、前記実行情報が示す行為が行われた日付と前記任意実行情報が示す行為が行われた日付との関係に基づいて決定した前記組み合わせに対応する効果を示す前記第2効果情報を生成する、
    請求項6に記載の検査結果管理装置。
  8. 前記管理部は、複数の前記被検査者に対応する複数の前記第2効果情報に基づく第2統計データを生成し、
    前記出力部は、前記実行情報及び前記任意実行情報の少なくとも一部の情報と関連付けて前記第2統計データを出力する、
    請求項5から7のいずれか1項に記載の検査結果管理装置。
  9. 前記送信部は、前記検査結果に関連するイベントに関する情報を含む前記案内情報を送信し、
    前記記憶部は、前記被検査者が前記イベントに参加したか否かを示すイベント参加情報を、前記案内情報の識別情報に関連付けて記憶し、
    前記出力部は、前記検査結果と前記イベント参加情報とを関連付けて出力する、
    請求項1から8のいずれか1項に記載の検査結果管理装置。
  10. 前記送信部は、過去の前記検査結果に基づいて複数のイベントから選択した前記イベントに関する情報を含む前記案内情報を送信する、
    請求項9に記載の検査結果管理装置。
  11. 前記送信部は、過去の複数の前記検査結果の変化履歴に基づいて複数のイベントから選択した前記イベントに関する情報を含む前記案内情報を送信する、
    請求項10に記載の検査結果管理装置。
  12. 前記送信部は、複数の前記被検査者の過去の前記検査結果と、過去に実施された複数のイベントに前記複数の被検査者が参加したか否かを示す前記イベント参加情報とに基づいて前記複数のイベントから選択した前記イベントに関する情報を含む前記案内情報を送信する、
    請求項10又は11に記載の検査結果管理装置。
  13. 前記送信部は、複数の前記被検査者の過去の前記検査結果と、過去に実施された複数のイベントに前記複数の被検査者が参加した場合の効果度を示す効果度情報とに基づいて前記複数のイベントから選択した前記イベントに関する情報を含む前記案内情報を送信する、
    請求項10又は11に記載の検査結果管理装置。
  14. コンピュータが実行する、被検査者の検査結果を管理する検査結果管理方法であって、
    前記被検査者に対して、前記検査結果の改善に関連する案内情報を送信するステップと、
    前記案内情報に対応する行為を前記被検査者が実行したか否かを示す実行情報を受信するステップと、
    前記案内情報の識別情報、及び前記案内情報を送信した前記被検査者の前記検査結果に関連付けて、前記実行情報を記憶部に記憶させるステップと、
    前記案内情報と、前記検査結果と、前記実行情報との関連を示す情報を出力するステップと、
    を有する検査結果管理方法。
  15. コンピュータに、
    被検査者に対して、検査結果の改善に関連する案内情報を送信するステップと、
    前記案内情報に対応する行為を前記被検査者が実行したか否かを示す実行情報を受信するステップと、
    前記案内情報の識別情報、及び前記案内情報を送信した前記被検査者の前記検査結果に関連付けて、前記実行情報を記憶部に記憶させるステップと、
    前記案内情報と、前記検査結果と、前記実行情報との関連を示す情報を出力するステップと、
    を実行させるための検査結果管理用プログラム。
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