JP2004279579A - 電子写真装置用ブレードの製法およびそれによって得られた電子写真装置用ブレード - Google Patents
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Abstract
【課題】ブレード弾性体のエッジ部において、残留応力の作用による両端の変形が小さくなり全体が直線状になる電子写真用ブレードの製法およびそれによって得られた電子写真用ブレードを提供する。
【解決手段】ホルダー金具Hの長手方向に沿う一側縁部に、型成形によりブレード部材1を一体的に取り付け、脱型後、そのブレード部材1が幅方向に塑性変形し始める引張応力の50%以上100%以下の引張応力を、そのブレード部材1に加えた状態で、そのブレード部材1を切断し、ブレード弾性体1aのエッジ部Eを形成する。
【選択図】図1
【解決手段】ホルダー金具Hの長手方向に沿う一側縁部に、型成形によりブレード部材1を一体的に取り付け、脱型後、そのブレード部材1が幅方向に塑性変形し始める引張応力の50%以上100%以下の引張応力を、そのブレード部材1に加えた状態で、そのブレード部材1を切断し、ブレード弾性体1aのエッジ部Eを形成する。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機,プリンター等の電子写真装置に用いられるクリーニングブレード,層形成ブレード,転写ブレード等の電子写真装置用ブレードの製法およびそれによって得られた電子写真装置用ブレードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、複写機,プリンター等の電子写真装置には、クリーニングブレード等のブレードが用いられている。このようなブレードは、通常、板状のホルダー金具の長手方向に沿う一側縁部に、板状のブレード弾性体が一体的に取り付けられ構成されている。このようなブレードの製法には、ブレードを1個ずつ作製する方法と、同時に2個作製する方法とがある。
【0003】
ブレードを1個ずつ作製する方法は、図4(a)に示すように、規定値(上記ブレード弾性体1aの幅)よりも少し幅広のブレード部材1を、型成形により、ホルダー金具Hの長手方向に沿う一側縁部に一体化し、脱型後、規定値になるよう、余分な部分(切断線Cよりも先端側)1bを切除(切断線Cで切断)する方法である。このブレード部材1の切断により、ばり等が取り除かれ、ブレード弾性体1aのエッジ部Eが形成される。
【0004】
ブレードを同時に2個作製する方法は、図5(a)に示すように、2個のホルダー金具Hの長手方向に沿う一側縁部を対向させた状態で、型成形し、規定値(上記ブレード弾性体2aの幅)の2倍の幅のブレード部材2で両者を一体化し、脱型後、そのブレード部材2の中心(切断線C)を切断し、2個のブレードに分離する方法である(例えば、特許文献1参照)。このブレード部材2の切断により、ブレード弾性体2aのエッジ部Eが形成される。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−51565号公報(図2)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ブレードを1個ずつ作製する方法では、図4(a)に示すように、ブレード部材1の余分な部分1bを切除すると、図4(b)に示すように、長手方向の両端部ではブレード弾性体1aの幅が収縮し、その間の中間部が両端部よりも突出した形状(アーチ状)になる(エッジ部Eの真直度が大となる)。これは、長手方向の中間部はその両端部から幅方向が拘束されているが、その両端部は自由端となっているため、上記切除を行うと、脱型後の残留応力(収縮応力)の作用により、その自由端が幅方向に収縮するからである。ただし、図4(b)では、変形量を誇張して表示している。
【0007】
また、ブレードを同時に2個作製する方法では、図5(a)に示すように、ブレード部材2の中心(切断線C)を切断すると、図5(b)に示すように、その切断部(ブレード弾性体2aのエッジ部E)では長手方向の拘束がなくなり、脱型後の残留応力(収縮応力)の作用により、切断部(エッジ部E)の長手方向の長さが収縮し、ブレード弾性体2aの両端部が中間部よりも突出した形状(逆アーチ状)になる(エッジ部Eの真直度が大となる)。図5(b)でも、変形量を誇張して表示している。
【0008】
上記両製法とも、ブレード弾性体1a,2aのエッジ部Eにおいて、感光ドラム等の被接触体との接触度合は、長手方向の中間部と両端部とで差ができ、不均一になる。このため、例えば、そのブレードがクリーニングブレードであれば、感光ドラム表面におけるトナーの掻き取り性能が充分に発揮されず、複写機等の電子写真装置の高機能化に対応できなくなる。
【0009】
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、ブレード弾性体のエッジ部において、残留応力の作用による両端の変形が小さくなり全体が直線状になる電子写真装置用ブレードの製法およびそれによって得られた電子写真装置用ブレードの提供をその目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明は、板状のホルダー金具の長手方向に沿う一側縁部に、型成形により板状のブレード部材を一体的に取り付け、脱型後、ブレード部材を切断することによりエッジ部を形成する電子写真装置用ブレードの製法であって、上記ブレード部材の切断が、そのブレード部材が幅方向に塑性変形し始める引張応力の50%以上100%以下の引張応力を、そのブレード部材に加えた状態で行われる電子写真装置用ブレードの製法を第1の要旨とし、それによって得られた電子写真装置用ブレードを第2の要旨とする。
【0011】
本発明者は、ブレード弾性体のエッジ部において、残留応力の影響を解消すべく、電子写真装置用ブレードの製法について鋭意研究を重ねた。その研究の過程で、ホルダー金具に型成形によりブレード部材を一体的に取り付け、脱型後、そのブレード部材を、幅方向に引っ張った状態で切断すると、残留応力(収縮応力)による収縮が緩和されることを突き止めた。しかも、引っ張りによる変形が、弾性変形領域内では、引張応力が大きいほど、上記収縮が緩和されることも突き止めた。そして、さらに研究を重ねた結果、ブレード部材が幅方向に塑性変形し始める引張応力の50%以上100%以下の引張応力が加わるように、ブレード部材を幅方向に引っ張った状態で上記ブレード部材を切断すると、電子写真装置の高機能化に対応できる程度に、良好な結果が得られることを突き止め、本発明に到達した。
【0012】
【発明の実施の形態】
つぎに、本発明の実施の形態を図面にもとづいて詳しく説明する。
【0013】
図1および図2に示すように、本発明の電子写真装置用ブレードの製法は、板状のホルダー金具Hの長手方向に沿う一側縁部に、型成形により板状のブレード部材1,2を一体的に取り付け、脱型後、そのブレード部材1,2が幅方向に塑性変形し始める引張応力の50%以上100%以下の引張応力が、そのブレード部材1,2に加わるように、ブレード部材1,2を幅方向(矢印F方向)に引っ張った状態で上記ブレード部材1,2を切断する製法である。
【0014】
始めに、ブレードを1個ずつ作製する方法について説明する。この方法では、まず、従来と同様にして、図1に示すように、規定値(ブレード弾性体1aの幅)よりも少し幅広のブレード部材1を、型成形により、ホルダー金具Hの長手方向に沿う一側縁部に一体化する。ついで、脱型した後、規定値にするために切除される余分な部分1bを一方のクランプ(図示せず)で掴持するとともに、ホルダー金具Hを他方のクランプ(図示せず)で掴持する。上記各クランプの長さは、ブレード部材1の余分な部分1bやホルダー金具Hの長さ以上となっており、上記各掴持は、その余分な部分1bやホルダー金具Hの全長にわたってなされている。つぎに、上記ブレード部材1を幅方向(矢印F方向)に引っ張る。このとき、ブレード部材1が幅方向に塑性変形し始める引張応力の50%以上100%以下(弾性変形領域内)の引張応力が、そのブレード部材1全体に加わるように設定する。そして、その引っ張った状態で、カッターナイフ等により、ブレード部材1の余分な部分1bを切除(切断線Cで切断)する。このようにして、ホルダー金具Hにブレード弾性体1aが一体的に取り付けられたブレードを1個得ることができる。
【0015】
この製法によれば、ブレード部材1を幅方向に引っ張ることにより、そのブレード部材1内の残留応力(収縮応力)が緩和され、上記切断により形成されるブレード弾性体1aの長手方向の両端部では、ブレード弾性体1aの幅の収縮が緩和される。その結果、ブレード弾性体1aのエッジ部Eでは、変形が小さくなりエッジ部E全体にわたって直線状になる(真直度が小となる)。このようなブレードは、電子写真装置の高機能化に対応できるようになる。
【0016】
つぎに、ブレードを同時に2個作製する方法について説明する。この方法でも、まず、従来と同様にして、図2に示すように、2個のホルダー金具Hの長手方向に沿う一側縁部が対向するよう、型成形により、規定値(ブレード弾性体2aの幅)の2倍の幅のブレード部材2で一体化する。ついで、脱型した後、一方のホルダー金具Hを一方のクランプ(図示せず)で掴持するとともに、他方のホルダー金具Hを他方のクランプ(図示せず)で掴持し、上記と同様にして、ブレード部材2を幅方向(矢印F方向)に引っ張る。このときも、ブレード部材2が幅方向に塑性変形し始める引張応力の50%以上100%以下(弾性変形領域内)の引張応力が、そのブレード部材2全体に加わるように設定する。そして、その引っ張った状態で、カッターナイフ等により、ブレード部材2の中心(切断線C)を切断し、2個のブレードに分離する。このようにして、ホルダー金具Hにブレード弾性体2aが一体的に取り付けられたブレードを2個得ることができる。
【0017】
このような製法によっても、ブレード部材2を幅方向に引っ張ることにより、そのブレード部材2内の残留応力(収縮応力)が緩和され、上記切断により形成されるブレード弾性体2aの切断部(エッジ部E)では、ブレード弾性体2aの長手方向の収縮が緩和される。その結果、ブレード弾性体2aのエッジ部Eでは、変形が小さくなりエッジ部E全体にわたって直線状になる(真直度が小となる)。このようなブレードも、電子写真装置の高機能化に対応できるようになる。
【0018】
より詳しく説明すると、上記製法において、ブレード部材1,2を幅方向に引っ張ったときの引張応力が、塑性変形し始める応力の50%を下回ると、電子写真装置の高機能化に対応できる程度には、エッジ部Eにおける長手方向の真直度が小さくならず、100%を上回る(塑性変形領域になる)と、ブレード弾性体1a,2aが塑性変形し、ブレード弾性体1a,2aの強度が低下する。
【0019】
また、塑性変形し始める引張応力は、ブレード弾性体1a,2a(ブレード部材1,2)の形成材料によって決まる。例えば、クリーニングブレードではブレード弾性体1a,2aの形成材料として、通常、ウレタン樹脂材料が用いられ、その材料における塑性変形し始める引張応力は、主剤および配合剤の種類や配合割合等にもよるが、2〜50MPa範囲内にある(測定方法は、JIS K 6251に準ずる)。
【0020】
そして、上記製法では、ブレード部材1,2を幅方向に引っ張ったときの引張応力を、ブレード部材1,2が幅方向に塑性変形し始める引張応力の50%以上100%以下の引張応力が加わるように設定しているが、その引張応力を加える制御は、特に限定されないが、例えば、引っ張る際にはブレード部材1,2の形成材料および寸法がわかっているため、引張荷重の大きさで上記引張応力を制御してもよいし、応力センサをブレード部材1,2の適宜の位置に取り付け、その応力センサからの信号により上記引張応力を制御してもよいし、これら両者を併用してもよいし、他でもよい。
【0021】
つぎに、実施例について比較例と併せて説明する。
【0022】
まず、図1に示すように、型成形により、規定値(ブレード弾性体1aの幅)よりも少し幅広のブレード部材1をホルダー金具Hの長手方向に沿う一側縁部に一体化した成形品を作製した。ブレード部材1の形成材料は、ウレタン樹脂材料とし、その材料における塑性変形し始める引張応力は12MPaであった。また、ホルダー金具HはL字型とし、ブレード部材1が一体化されている側の板部の大きさは、長さ240mm、幅20mm、厚み1.5mmであり、その長手方向に沿う一側縁部の3mm幅にブレード部材1を一体化した。ブレード部材1の大きさは、長さ250mm、幅40mm、厚み2mmとした。ブレード弾性体1aの幅の規定値を30mm、切除される余分な部分1bの幅を10mmとし、切断線Cを印した。
【0023】
【実施例1】
上記切除される余分な部分1bの側端縁から8mm幅を一方のクランプで掴持し、ホルダー金具Hを他方のクランプで掴持し、引張試験機(島津製作所社製、オートグラフ)を用いて、ブレード部材1を幅方向に引っ張った。このとき、ブレード部材1に加わる引張応力を、6MPa(ブレード部材1が幅方向に塑性変形し始める引張応力の50%)とした。そして、その状態でブレード部材1を上記切断線Cで切断し、ブレードを得た。なお、上記引張応力の値は、上記引張試験機で設定した引張荷重から求めた。
【0024】
【実施例2】
ブレード部材1に加わる引張応力を、9MPa(ブレード部材1が幅方向に塑性変形し始める引張応力の75%)とした。それ以外は、上記実施例1と同様にした。
【0025】
【実施例3】
ブレード部材1に加わる引張応力を、12MPa(ブレード部材1が幅方向に塑性変形し始める引張応力の100%)とした。それ以外は、上記実施例1と同様にした。
【0026】
【比較例1】
ブレード部材1を引っ張ることなく(ブレード部材1が幅方向に塑性変形し始める引張応力の0%)、ブレード部材1を切断線Cで切断した。それ以外は、上記実施例1と同様にした。
【0027】
【比較例2】
ブレード部材1に加わる引張応力を、3MPa(ブレード部材1が幅方向に塑性変形し始める引張応力の25%)とした。それ以外は、上記実施例1と同様にした。
【0028】
【比較例3】
ブレード部材1に加わる引張応力を、15MPa(ブレード部材1が幅方向に塑性変形し始める引張応力の125%)とした。それ以外は、上記実施例1と同様にした。
【0029】
このようにして得られた実施例1〜3および比較例1〜3のブレードについて、ブレード弾性体1aのエッジ部(切断部)Eの位置を、ブレード弾性体1aの長手方向の両端縁の2箇所と、その間の等間隔な5箇所の計7箇所で測定し、規定値とのずれを図3に示した。この図3において、縦軸がずれを示しており、プラス側が規定値よりも大きいことを示し、マイナス側が規定値よりも小さいことを示している。また、横軸が測定箇所を示している。
【0030】
図3に示す結果より、引っ張りによる変形が弾性変形領域内では、引張応力が大きいほど、ブレード弾性体1aのエッジ部Eにおける長手方向の真直度が小さくなっていることがわかる。特に、実施例1〜3のブレードは、比較例1,2のブレードと比較して、上記真直度が小さくなっている。また、比較例1,2のブレードでは、結果は殆ど変わらなかった。そして、比較例3のブレードは、ブレード弾性体1aが塑性変形し、全測定箇所で規定値を超えており、ブレード弾性体1aとしての弾性が不充分であった。
【0031】
【発明の効果】
以上のように、本発明の電子写真装置用ブレードの製法によれば、ブレード弾性体のエッジ部を形成するための切断が、そのブレード部材が幅方向に塑性変形し始める引張応力の50%以上100%以下の引張応力を、そのブレード部材に加えた状態で行われるため、残留応力(収縮応力)によるブレード部材の収縮を緩和することができ、ブレード弾性体のエッジ部における長手方向の真直度を小さくすることができる。
【0032】
そして、本発明の電子写真装置用ブレードの製法によって得られた電子写真装置用ブレードは、ブレード弾性体のエッジ部において、長手方向の真直度が小さくなっているため、複写機等の電子写真装置の高機能化に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子写真装置用ブレードの製法の一実施の形態を示す説明図である。
【図2】本発明の電子写真装置用ブレードの製法の他の実施の形態を示す説明図である。
【図3】実施例および比較例におけるブレード部材のエッジ部の位置を示すグラフ図である。
【図4】(a)は従来の製法、(b)はその製法によって得られたブレードを示す説明図である。
【図5】(a)は従来の製法、(b)はその製法によって得られたブレードを示す説明図である。
【符号の説明】
1 ブレード部材
1a ブレード弾性体
E エッジ部
H ホルダー金具
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機,プリンター等の電子写真装置に用いられるクリーニングブレード,層形成ブレード,転写ブレード等の電子写真装置用ブレードの製法およびそれによって得られた電子写真装置用ブレードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、複写機,プリンター等の電子写真装置には、クリーニングブレード等のブレードが用いられている。このようなブレードは、通常、板状のホルダー金具の長手方向に沿う一側縁部に、板状のブレード弾性体が一体的に取り付けられ構成されている。このようなブレードの製法には、ブレードを1個ずつ作製する方法と、同時に2個作製する方法とがある。
【0003】
ブレードを1個ずつ作製する方法は、図4(a)に示すように、規定値(上記ブレード弾性体1aの幅)よりも少し幅広のブレード部材1を、型成形により、ホルダー金具Hの長手方向に沿う一側縁部に一体化し、脱型後、規定値になるよう、余分な部分(切断線Cよりも先端側)1bを切除(切断線Cで切断)する方法である。このブレード部材1の切断により、ばり等が取り除かれ、ブレード弾性体1aのエッジ部Eが形成される。
【0004】
ブレードを同時に2個作製する方法は、図5(a)に示すように、2個のホルダー金具Hの長手方向に沿う一側縁部を対向させた状態で、型成形し、規定値(上記ブレード弾性体2aの幅)の2倍の幅のブレード部材2で両者を一体化し、脱型後、そのブレード部材2の中心(切断線C)を切断し、2個のブレードに分離する方法である(例えば、特許文献1参照)。このブレード部材2の切断により、ブレード弾性体2aのエッジ部Eが形成される。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−51565号公報(図2)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ブレードを1個ずつ作製する方法では、図4(a)に示すように、ブレード部材1の余分な部分1bを切除すると、図4(b)に示すように、長手方向の両端部ではブレード弾性体1aの幅が収縮し、その間の中間部が両端部よりも突出した形状(アーチ状)になる(エッジ部Eの真直度が大となる)。これは、長手方向の中間部はその両端部から幅方向が拘束されているが、その両端部は自由端となっているため、上記切除を行うと、脱型後の残留応力(収縮応力)の作用により、その自由端が幅方向に収縮するからである。ただし、図4(b)では、変形量を誇張して表示している。
【0007】
また、ブレードを同時に2個作製する方法では、図5(a)に示すように、ブレード部材2の中心(切断線C)を切断すると、図5(b)に示すように、その切断部(ブレード弾性体2aのエッジ部E)では長手方向の拘束がなくなり、脱型後の残留応力(収縮応力)の作用により、切断部(エッジ部E)の長手方向の長さが収縮し、ブレード弾性体2aの両端部が中間部よりも突出した形状(逆アーチ状)になる(エッジ部Eの真直度が大となる)。図5(b)でも、変形量を誇張して表示している。
【0008】
上記両製法とも、ブレード弾性体1a,2aのエッジ部Eにおいて、感光ドラム等の被接触体との接触度合は、長手方向の中間部と両端部とで差ができ、不均一になる。このため、例えば、そのブレードがクリーニングブレードであれば、感光ドラム表面におけるトナーの掻き取り性能が充分に発揮されず、複写機等の電子写真装置の高機能化に対応できなくなる。
【0009】
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、ブレード弾性体のエッジ部において、残留応力の作用による両端の変形が小さくなり全体が直線状になる電子写真装置用ブレードの製法およびそれによって得られた電子写真装置用ブレードの提供をその目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明は、板状のホルダー金具の長手方向に沿う一側縁部に、型成形により板状のブレード部材を一体的に取り付け、脱型後、ブレード部材を切断することによりエッジ部を形成する電子写真装置用ブレードの製法であって、上記ブレード部材の切断が、そのブレード部材が幅方向に塑性変形し始める引張応力の50%以上100%以下の引張応力を、そのブレード部材に加えた状態で行われる電子写真装置用ブレードの製法を第1の要旨とし、それによって得られた電子写真装置用ブレードを第2の要旨とする。
【0011】
本発明者は、ブレード弾性体のエッジ部において、残留応力の影響を解消すべく、電子写真装置用ブレードの製法について鋭意研究を重ねた。その研究の過程で、ホルダー金具に型成形によりブレード部材を一体的に取り付け、脱型後、そのブレード部材を、幅方向に引っ張った状態で切断すると、残留応力(収縮応力)による収縮が緩和されることを突き止めた。しかも、引っ張りによる変形が、弾性変形領域内では、引張応力が大きいほど、上記収縮が緩和されることも突き止めた。そして、さらに研究を重ねた結果、ブレード部材が幅方向に塑性変形し始める引張応力の50%以上100%以下の引張応力が加わるように、ブレード部材を幅方向に引っ張った状態で上記ブレード部材を切断すると、電子写真装置の高機能化に対応できる程度に、良好な結果が得られることを突き止め、本発明に到達した。
【0012】
【発明の実施の形態】
つぎに、本発明の実施の形態を図面にもとづいて詳しく説明する。
【0013】
図1および図2に示すように、本発明の電子写真装置用ブレードの製法は、板状のホルダー金具Hの長手方向に沿う一側縁部に、型成形により板状のブレード部材1,2を一体的に取り付け、脱型後、そのブレード部材1,2が幅方向に塑性変形し始める引張応力の50%以上100%以下の引張応力が、そのブレード部材1,2に加わるように、ブレード部材1,2を幅方向(矢印F方向)に引っ張った状態で上記ブレード部材1,2を切断する製法である。
【0014】
始めに、ブレードを1個ずつ作製する方法について説明する。この方法では、まず、従来と同様にして、図1に示すように、規定値(ブレード弾性体1aの幅)よりも少し幅広のブレード部材1を、型成形により、ホルダー金具Hの長手方向に沿う一側縁部に一体化する。ついで、脱型した後、規定値にするために切除される余分な部分1bを一方のクランプ(図示せず)で掴持するとともに、ホルダー金具Hを他方のクランプ(図示せず)で掴持する。上記各クランプの長さは、ブレード部材1の余分な部分1bやホルダー金具Hの長さ以上となっており、上記各掴持は、その余分な部分1bやホルダー金具Hの全長にわたってなされている。つぎに、上記ブレード部材1を幅方向(矢印F方向)に引っ張る。このとき、ブレード部材1が幅方向に塑性変形し始める引張応力の50%以上100%以下(弾性変形領域内)の引張応力が、そのブレード部材1全体に加わるように設定する。そして、その引っ張った状態で、カッターナイフ等により、ブレード部材1の余分な部分1bを切除(切断線Cで切断)する。このようにして、ホルダー金具Hにブレード弾性体1aが一体的に取り付けられたブレードを1個得ることができる。
【0015】
この製法によれば、ブレード部材1を幅方向に引っ張ることにより、そのブレード部材1内の残留応力(収縮応力)が緩和され、上記切断により形成されるブレード弾性体1aの長手方向の両端部では、ブレード弾性体1aの幅の収縮が緩和される。その結果、ブレード弾性体1aのエッジ部Eでは、変形が小さくなりエッジ部E全体にわたって直線状になる(真直度が小となる)。このようなブレードは、電子写真装置の高機能化に対応できるようになる。
【0016】
つぎに、ブレードを同時に2個作製する方法について説明する。この方法でも、まず、従来と同様にして、図2に示すように、2個のホルダー金具Hの長手方向に沿う一側縁部が対向するよう、型成形により、規定値(ブレード弾性体2aの幅)の2倍の幅のブレード部材2で一体化する。ついで、脱型した後、一方のホルダー金具Hを一方のクランプ(図示せず)で掴持するとともに、他方のホルダー金具Hを他方のクランプ(図示せず)で掴持し、上記と同様にして、ブレード部材2を幅方向(矢印F方向)に引っ張る。このときも、ブレード部材2が幅方向に塑性変形し始める引張応力の50%以上100%以下(弾性変形領域内)の引張応力が、そのブレード部材2全体に加わるように設定する。そして、その引っ張った状態で、カッターナイフ等により、ブレード部材2の中心(切断線C)を切断し、2個のブレードに分離する。このようにして、ホルダー金具Hにブレード弾性体2aが一体的に取り付けられたブレードを2個得ることができる。
【0017】
このような製法によっても、ブレード部材2を幅方向に引っ張ることにより、そのブレード部材2内の残留応力(収縮応力)が緩和され、上記切断により形成されるブレード弾性体2aの切断部(エッジ部E)では、ブレード弾性体2aの長手方向の収縮が緩和される。その結果、ブレード弾性体2aのエッジ部Eでは、変形が小さくなりエッジ部E全体にわたって直線状になる(真直度が小となる)。このようなブレードも、電子写真装置の高機能化に対応できるようになる。
【0018】
より詳しく説明すると、上記製法において、ブレード部材1,2を幅方向に引っ張ったときの引張応力が、塑性変形し始める応力の50%を下回ると、電子写真装置の高機能化に対応できる程度には、エッジ部Eにおける長手方向の真直度が小さくならず、100%を上回る(塑性変形領域になる)と、ブレード弾性体1a,2aが塑性変形し、ブレード弾性体1a,2aの強度が低下する。
【0019】
また、塑性変形し始める引張応力は、ブレード弾性体1a,2a(ブレード部材1,2)の形成材料によって決まる。例えば、クリーニングブレードではブレード弾性体1a,2aの形成材料として、通常、ウレタン樹脂材料が用いられ、その材料における塑性変形し始める引張応力は、主剤および配合剤の種類や配合割合等にもよるが、2〜50MPa範囲内にある(測定方法は、JIS K 6251に準ずる)。
【0020】
そして、上記製法では、ブレード部材1,2を幅方向に引っ張ったときの引張応力を、ブレード部材1,2が幅方向に塑性変形し始める引張応力の50%以上100%以下の引張応力が加わるように設定しているが、その引張応力を加える制御は、特に限定されないが、例えば、引っ張る際にはブレード部材1,2の形成材料および寸法がわかっているため、引張荷重の大きさで上記引張応力を制御してもよいし、応力センサをブレード部材1,2の適宜の位置に取り付け、その応力センサからの信号により上記引張応力を制御してもよいし、これら両者を併用してもよいし、他でもよい。
【0021】
つぎに、実施例について比較例と併せて説明する。
【0022】
まず、図1に示すように、型成形により、規定値(ブレード弾性体1aの幅)よりも少し幅広のブレード部材1をホルダー金具Hの長手方向に沿う一側縁部に一体化した成形品を作製した。ブレード部材1の形成材料は、ウレタン樹脂材料とし、その材料における塑性変形し始める引張応力は12MPaであった。また、ホルダー金具HはL字型とし、ブレード部材1が一体化されている側の板部の大きさは、長さ240mm、幅20mm、厚み1.5mmであり、その長手方向に沿う一側縁部の3mm幅にブレード部材1を一体化した。ブレード部材1の大きさは、長さ250mm、幅40mm、厚み2mmとした。ブレード弾性体1aの幅の規定値を30mm、切除される余分な部分1bの幅を10mmとし、切断線Cを印した。
【0023】
【実施例1】
上記切除される余分な部分1bの側端縁から8mm幅を一方のクランプで掴持し、ホルダー金具Hを他方のクランプで掴持し、引張試験機(島津製作所社製、オートグラフ)を用いて、ブレード部材1を幅方向に引っ張った。このとき、ブレード部材1に加わる引張応力を、6MPa(ブレード部材1が幅方向に塑性変形し始める引張応力の50%)とした。そして、その状態でブレード部材1を上記切断線Cで切断し、ブレードを得た。なお、上記引張応力の値は、上記引張試験機で設定した引張荷重から求めた。
【0024】
【実施例2】
ブレード部材1に加わる引張応力を、9MPa(ブレード部材1が幅方向に塑性変形し始める引張応力の75%)とした。それ以外は、上記実施例1と同様にした。
【0025】
【実施例3】
ブレード部材1に加わる引張応力を、12MPa(ブレード部材1が幅方向に塑性変形し始める引張応力の100%)とした。それ以外は、上記実施例1と同様にした。
【0026】
【比較例1】
ブレード部材1を引っ張ることなく(ブレード部材1が幅方向に塑性変形し始める引張応力の0%)、ブレード部材1を切断線Cで切断した。それ以外は、上記実施例1と同様にした。
【0027】
【比較例2】
ブレード部材1に加わる引張応力を、3MPa(ブレード部材1が幅方向に塑性変形し始める引張応力の25%)とした。それ以外は、上記実施例1と同様にした。
【0028】
【比較例3】
ブレード部材1に加わる引張応力を、15MPa(ブレード部材1が幅方向に塑性変形し始める引張応力の125%)とした。それ以外は、上記実施例1と同様にした。
【0029】
このようにして得られた実施例1〜3および比較例1〜3のブレードについて、ブレード弾性体1aのエッジ部(切断部)Eの位置を、ブレード弾性体1aの長手方向の両端縁の2箇所と、その間の等間隔な5箇所の計7箇所で測定し、規定値とのずれを図3に示した。この図3において、縦軸がずれを示しており、プラス側が規定値よりも大きいことを示し、マイナス側が規定値よりも小さいことを示している。また、横軸が測定箇所を示している。
【0030】
図3に示す結果より、引っ張りによる変形が弾性変形領域内では、引張応力が大きいほど、ブレード弾性体1aのエッジ部Eにおける長手方向の真直度が小さくなっていることがわかる。特に、実施例1〜3のブレードは、比較例1,2のブレードと比較して、上記真直度が小さくなっている。また、比較例1,2のブレードでは、結果は殆ど変わらなかった。そして、比較例3のブレードは、ブレード弾性体1aが塑性変形し、全測定箇所で規定値を超えており、ブレード弾性体1aとしての弾性が不充分であった。
【0031】
【発明の効果】
以上のように、本発明の電子写真装置用ブレードの製法によれば、ブレード弾性体のエッジ部を形成するための切断が、そのブレード部材が幅方向に塑性変形し始める引張応力の50%以上100%以下の引張応力を、そのブレード部材に加えた状態で行われるため、残留応力(収縮応力)によるブレード部材の収縮を緩和することができ、ブレード弾性体のエッジ部における長手方向の真直度を小さくすることができる。
【0032】
そして、本発明の電子写真装置用ブレードの製法によって得られた電子写真装置用ブレードは、ブレード弾性体のエッジ部において、長手方向の真直度が小さくなっているため、複写機等の電子写真装置の高機能化に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子写真装置用ブレードの製法の一実施の形態を示す説明図である。
【図2】本発明の電子写真装置用ブレードの製法の他の実施の形態を示す説明図である。
【図3】実施例および比較例におけるブレード部材のエッジ部の位置を示すグラフ図である。
【図4】(a)は従来の製法、(b)はその製法によって得られたブレードを示す説明図である。
【図5】(a)は従来の製法、(b)はその製法によって得られたブレードを示す説明図である。
【符号の説明】
1 ブレード部材
1a ブレード弾性体
E エッジ部
H ホルダー金具
Claims (2)
- 板状のホルダー金具の長手方向に沿う一側縁部に、型成形により板状のブレード部材を一体的に取り付け、脱型後、ブレード部材を切断することによりエッジ部を形成する電子写真装置用ブレードの製法であって、上記ブレード部材の切断が、そのブレード部材が幅方向に塑性変形し始める引張応力の50%以上100%以下の引張応力を、そのブレード部材に加えた状態で行われることを特徴とする電子写真装置用ブレードの製法。
- 請求項1記載の電子写真装置用ブレードの製法によって得られたことを特徴とする電子写真装置用ブレード。
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2003
- 2003-03-13 JP JP2003068492A patent/JP2004279579A/ja active Pending
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