JP2004278604A - 取水管 - Google Patents

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Toshimasa Kurosaka
敏正 黒坂
Taku Kurimoto
卓 栗本
Hiroshi Kawada
宏 川和田
Yasuhiro Kamiyama
泰大 神山
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Obayashi Corp
Denka Co Ltd
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Obayashi Corp
Denki Kagaku Kogyo KK
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Abstract

【課題】コルゲート管で取水可能にすること。
【解決手段】取水管10は、コルゲート管12と、コルゲート管12の外周に捲回されるフィルター材14とを備えている。コルゲート管12は、山部12aと、山部12a間に設けられた谷部12bとを備え、内部が中空な円筒状に形成されている。山部12aには、空気抜き孔12cの貫通形成と、充填物12dの充填とが交合に設けられている。谷部12bには、これを貫通する取水孔12eが設けられている。フィルター材14は、メッシュ間隔の比較的小さいポリエチレン製のネットで構成され、これをコルゲート管12の外面に巻き付けて、山部12aに散在的に熱融着することで取付けている。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、水底地盤中に埋設され、水,海水を取水する際に用いられる取水管に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
海水淡水化施設などでは、海底中の地盤に取水管を埋設して、取水管を介して海水を施設内に取り入れている。このような取水管は、例えば、特許文献1の従来技術の欄に記載されているように、塩ビ管など合成樹脂製の管体に、多数の貫通孔を設け、外周にフィルター材を巻き付けたものが用いられている。
【0003】
このような管体を用いた取水管は、継手部を介して、所定長さの親管を形成し、親管の両側面に、長手方向と直交するように、複数の枝管を突設した形状に形成され、枝管と親管の接続にも継手部が介装される。
【0004】
しかしながら、このような従来の水底地盤中に埋設される取水管には、以下に説明する課題があった。
【0005】
【特許文献1】
特許第3279227号
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
すなわち、従来の塩ビ管などを用いる取水管は、重量が重く、敷設の際の施工性も悪いので、その改良が望まれていた。このような欠点を改良する手段として、例えば、農地などの暗渠排水管として用いられている軽量なコルゲート管を、水底地盤中に埋設する取水管として用いることが考えられる。
【0007】
ところが、コルゲート管は、中空形状の山部を有しているので、水底地盤中に埋設する際には、浮力が作用して、水中での設置に浮力対策が必要になる。また、取水のためにコルゲート管に貫通孔を設けることになるが、この貫通孔から小径の砕石などの異物が侵入するという問題があった。
【0008】
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、異物の侵入を防止しつつ、コルゲート管を水底地盤中に埋設して取水管として使用できるようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、水,海水を取水するために、水海中の水底地盤に埋設される取水管において、前記取水管は、コルゲート管と、前記コルゲート管の外周に捲回されるフィルター材とを備え、前記コルゲート管は、交互に形成される中空山部と谷部とを有し、前記中空山部のそれぞれに空気抜き孔を貫通形成するか、または、前記中空山部内に水よりも比重の大きな充填物を充填し、前記谷部に取水孔を設けた。
【0010】
このように構成した取水管によれば、中空山部のそれぞれに空気抜き孔を貫通形成するか、または、前記中空山部内に水よりも比重の大きな充填物を充填する。
【0011】
このため、山部に空気抜き孔を貫通形成すると、取水管を埋設する際に、この空気抜き孔から水や海水が山部に入り込んで、浮力が大幅に低減され、また、中空山部内に水よりも比重の大きな充填物を充填する場合にも、浮力が大幅に低減する。
【0012】
浮力が大幅に低減すると、埋設作業が容易になり、コルゲート管を埋設する際の作業性が大きく向上する。
【0013】
また、本発明では、コルゲート管の外周に捲回されるフィルター材を備えているので、小径砕石などが谷部に設けた取水孔から内部に侵入することも防止される。
【0014】
前記フィルター材は、メッシュ間隔の比較的小さいポリエチレン製ネットで構成され、これを前記コルゲート管の外周に捲回して、前記山部に熱融着により固着することができる。
【0015】
前記充填物は、充填後に固化させるモルタルで構成することができる。
前記空気抜き孔の貫通形成と前記充填物の充填とを前記山部に併用することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について、添付図面に基づいて詳細に説明する。図1から図4は、本発明にかかる取水管の一実施例を示している。これらの図に示した取水管10は、例えば、水海中の水底地盤に埋設され、淡水化施設などに水や海水を取水するために用いられる。
【0017】
本実施例の取水管10は、図1にその全体図を示すように、コルゲート管12と、コルゲート管12の外周に捲回されるフィルター材14とを備えている。コルゲート管12の詳細を図2に示している。
【0018】
同図に示したコルゲート管12は、ポリエチレンなどの合成樹脂により一体成形されたものであって、中空台形上の山部12aと、山部12a間に設けられた谷部12bとを備え、内部が中空な円筒状に形成されている。
【0019】
山部12aは、本実施例の場合、独立形式に形成されていて、各山部12aは、外周を1周するように形成され、長手軸方向に沿って所定の間隔を隔てて配置されている。山部12aには、図4に示すように、空気抜き孔12cが貫通形成されるとともに、充填物12dが注入充填されている。
【0020】
本実施例の場合、山部12aには、空気抜き孔12cの貫通形成と、充填物12dの充填とが交合に設けられている。充填物12dは、空気抜き孔12cを利用して注入充填することもできるし、空気抜き孔12cと別の孔を設けて注入充填することもできる。
【0021】
なお、山部12に対する空気抜き孔12cの貫通形成と、充填物12dの充填とは、これらを併用して、図示したように交互に設けること以外に、全てに空気抜き孔12cを貫通形成することや、全てに充填物12dを充填することも可能である。
【0022】
本実施例の場合、空気抜き孔12cは、山部12aの上面に設けているが、山部12aの側面に設けることもできる。充填物12dは、水よりも比重が重いものであれば、何でもよいが、コルゲート管12を水中に設置するので、錆びが発生しない無機物、例えば、砂や小石などが好ましく、さらに好ましいのは、注入充填後に固化するモルタルである。
【0023】
一方、谷部12bには、これを貫通する取水孔12eが設けられている。本実施例の場合、取水孔12eは、コルゲート管12の中心に対して、45度の等角度間隔になるように、周方向に所定の間隔を隔てて複数設けられている。
【0024】
また、フィルター材14は、例えば、メッシュ間隔の比較的小さいポリエチレン製のネットで構成され、これをコルゲート管12の外面に巻き付けて、山部12aに散在的に熱融着することで取付けている。
【0025】
さて、以上のように構成した取水管10によれば、コルゲート管12の中空山部12aのそれぞれに空気抜き孔12cを貫通形成するか、または、中空山部12a内に水よりも比重の大きな充填物12dを充填している。
【0026】
このため、山部12aに空気抜き孔12cを貫通形成すると、取水管10を埋設する際に、この空気抜き孔12cから水や海水が山部12aに入り込んで、浮力が大幅に低減され、また、中空山部12a内に水よりも比重の大きな充填物12dを充填する場合にも、浮力が大幅に低減する。
【0027】
浮力が大幅に低減すると、埋設作業が容易になり、コルゲート管12を埋設する際の作業性が大きく向上する。
【0028】
また、本実施例では、コルゲート管12の外周に捲回されるフィルター材14を備えているので、小径砕石などが谷部に設けた取水孔12eから内部に侵入することも防止される。
【0029】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明にかかる取水管によれば、異物の侵入を防止しつつ、コルゲート管を水底地盤中に埋設して取水管として使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる取水管の一実施例を示す側面斜視図である。
【図2】図1のコルゲート管の一部断面図である。
【図3】図1の縦断面図である。
【図4】図2に示したコルゲート管の要部拡大図である。
【符号の説明】
10 取水管
12 コルゲート管
12a 山部
12b 谷部
12c 空気抜き孔
12d 充填物
14 フィルター材

Claims (4)

  1. 水,海水を取水するために、水海中の水底地盤に埋設される取水管において、
    前記取水管は、コルゲート管と、前記コルゲート管の外周に捲回されるフィルター材とを備え、
    前記コルゲート管は、交互に形成される中空山部と谷部とを有し、
    前記中空山部のそれぞれに空気抜き孔を貫通形成するか、または、前記中空山部内に水よりも比重の大きな充填物を充填し、
    前記谷部に取水孔を設けたことを特徴とする取水管。
  2. 前記フィルター材は、メッシュ間隔の比較的小さいポリエチレン製ネットで構成され、
    これを前記コルゲート管の外周に捲回して、前記山部に熱融着により固着することを特徴とする請求項1記載の取水管。
  3. 前記充填物は、充填後に固化させるモルタルで構成することを特徴とする請求項1または2記載の取水管。
  4. 前記空気抜き孔の貫通形成と前記充填物の充填とを前記山部に併用することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の取水管。
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