JP2004278475A - オイルレスリニア圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】オイルレスリニア圧縮機に関し、ピストンとシリンダー間の摺動損失、漏れ損失を低減し、かつ耐摩耗性の向上を図る。
【解決手段】密閉容器101内にリニアモータ102と、シリンダー104と、ピストン105と、スプリング106a、106bとを備え、シリンダー104とピストン105はガスベアリング109を構成するとともに、シリンダー104およびピストン105の摺動面少なくとも一方に二硫化モリブデン(MoS)を固着させた混合層105aを形成したものであり、固体接触が生じても二硫化モリブデンが低い摩擦係数でへき開することで固体潤滑作用を発揮し、摺動部の摩擦係数が低くなると共に、前記作用によってシリンダー104とピストン105との多少の接触が許容されるため、ガスベアリング109に供給する高圧冷媒ガスの圧力を低くすることができ、その結果、漏れ損失を低下させることができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は冷凍冷蔵装置や空調機等に用いられるリニア圧縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、冷凍機器分野において、高効率、高信頼性の一環として、摺動部に潤滑油を用いる代わりにガスベアリングを設けたオイルレスリニア圧縮機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
以下、図面を参照しながら上記従来のオイルレスリニア圧縮機について説明する。
【0004】
図5は、従来のオイルレスリニア圧縮機の縦断面図である。図5において圧縮機構1は、巻き線2aを挿入した固定子2bおよびマグネット2cを備えた可動子3からなるリニアモータ2と、固定子2bに固定されたシリンダー4と、シリンダー4内に往復自在に嵌装されるとともに可動子3に連結されたピストン5と、可動子3と固定子2bを連結し可動子3が軸方向に可動可能なように支持するスプリング6とを備え、サスペションスプリング等(図示せず)により、密閉容器7内に弾性支持されている。またシリンダー4はガスベアリング8を構成しており、潤滑油は用いないオイルレスの仕様となっている。
【0005】
以上のような構成において交流電源から巻き線2aに電流が通電されると、固定子2bが発生する磁界がマグネット2c作る磁界に作用することで、マグネット2c、可動子3に軸方向の往復運動する力が発生する。その力により、可動子3は、スプリング6を変形させるとともに、そのスプリング6の反発力を利用しながら共振し、可動子3と連結されたピストン5はシリンダー4内で軸方向の往復運動を繰り返す。
【0006】
その結果、冷凍システム(図示せず)からの冷媒ガスは、吸入管(図示せず)を介してシリンダー4とピストン5から形成された圧縮室9に吸入され、圧縮された冷媒ガスは、一旦シリンダーヘッド10内に吐出された後、吐出管(図示せず)を介して冷凍システムに吐出される。
【0007】
また、圧縮されたガスをガスベアリング8のガス流路8aを介してピストン5とシリンダー4の摺動部に導き、複数の給気孔8bから高い圧力の冷媒ガスを噴出させることで、噴出した冷媒のガス膜の剛性が、ピストン5とシリンダ−4間に生じる荷重に対抗してピストン5を支持するため、摺動部の非接触化を図るものとなっている。
【0008】
また、別の従来の技術としては、圧縮機用の摺動材料として摺動部表面に固体潤滑剤である二硫化モリブデン(MoS)を塗布したものの記載がある(例えば特許文献2参照)。
【0009】
【特許文献1】
特開2002−122071号公報
【特許文献2】
特開2000−2181号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載の内容では、ピストンとシリンダーの摺動部にガスベアリングにより摺動部の非接触化を図っていることから、摺動部における冷媒ガスの膜の剛性を高くする為に、十分な高圧冷媒ガスを供給しなければならないので、ピストンとシリンダーの隙間からの冷媒ガスの漏れ損失が多くなり、効率が低くなることがあった。
【0011】
一方、特許文献2に記載の内容では、使用される二硫化モリブデン(MoS2)は摺動面に塗布するためにバインダーを含んでいるが、一般的に二硫化モリブデン(MoS)のバインダーとしてはポリアミドイミド樹脂(PAI)が用いられる。しかしながらポリアミドイミド樹脂(PAI)は、二硫化モリブデン(MoS)単体と比較して摩擦係数が高く、その結果、摺動損失が増加するといった問題があった。
【0012】
また、摺動部の母材が鉄やアルミニウム等の金属材料であった場合、バインダーとして用いるポリアミドイミド樹脂(PAI)との結合力が通常の金属結合に比較して弱いことから、二硫化モリブデン(MoS)を塗布した摺動部において母材とバインダーとの界面ではく離が生じ、その結果二硫化モリブデンの耐摩耗性向上の効果が得られず、特にガスベアリングを用いた場合には、ガスベアリングの絞り部に詰まり、摩耗量が増加することがあった。
【0013】
本発明は、上記従来の問題を解決するもので、摺動損失の低下が図れるとともに、漏れ損失が小さく、耐摩耗性の高いオイルレスリニア圧縮機を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に記載の発明は、密閉容器内に固定子および可動子からなるリニアモータと、圧縮室を形成するシリンダーと、前記可動子と連結され前記シリンダー内を往復動するピストンと、前記可動子と前記固定子とを伸縮自在に連結するスプリングとを備え、前記シリンダーと前記ピストンはガスベアリングを構成するとともに、前記シリンダーおよび前記ピストンの摺動面少なくとも一方に二硫化モリブデン(MoS)を固着させた混合層を形成したものであり、固体接触が生じても二硫化モリブデン(MoS)が低い摩擦係数でへき開することで固体潤滑作用を発揮し、摺動部の摩擦係数が低くなるという作用と、前記作用によってシリンダーとピストンとの多少の接触が許容されるため、ガスベアリングに供給する高圧冷媒ガスの圧力を低くすることができ、その結果、漏れ損失を低下させることができるという作用を有する。
【0015】
本発明の請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において二硫化モリブデン(MoS)の純度を98%以上としたものであり、通常、二硫化モリブデンより高い摩擦係数を持つ不純物が極めて微量となることで、摺動損失を低く抑えるという作用を有する。
【0016】
本発明の請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明にさらに二硫化モリブデン(MoS)を固着させた混合層の摺摺動部表面に微細くぼみをほぼ均一に形成したものであり、摺動時に摺動部間の隙間が微小に変化することにより摺動部表面のくぼみで摺動部間に動圧が発生して、ラビリンスシール効果を発揮し、漏れ損失を低減させる共に、金属接触の頻度も少なくし耐摩耗性を向上させる作用を有する。
【0017】
本発明の請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、微細くぼみの表面形状を球形で、かつ直径を2μm〜20μm、深さを0.2μm〜1.0μmの大きさにしたものであり、表面が適切な大きさの球形であることから、摺動時に発生する動圧が均一化され、摺動部間の隙間が一定になり、さらに漏れ損失を低減させると共に、金属接触の頻度も少なくし耐摩耗性を向上させる作用を有する。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明によるオイルレスリニア圧縮機の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0019】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1によるオイルレスリニア圧縮機の縦断面図。図2は、図1のA部拡大図である。図3は、同実施の形態における摺動時のくぼみまわりのガス流れを示した図である。図4は、鉄(Fe)系材料に二硫化モリブデン(MoS)を固着させて形成した混合層の有り無しでの摩擦係数を示した特性図である。
【0020】
図1において密閉容器101に収納された圧縮機構101aは、巻き線102aを挿入した固定子102bおよびマグネット102cを備えた可動子103からなるリニアモータ102と、固定子102bに固定されたシリンダー104と、シリンダー104内に往復自在に嵌装され、可動子103に連結されたピストン105と、可動子103と固定子102bを連結し可動子103が軸方向に可動可能なように支持する略円盤状のスプリング106aおよび106bとを備えている。
【0021】
圧縮機構101aは密閉容器101内にサスペンションスプリング107を介して支持されている。
【0022】
またシリンダー104とピストン105は圧縮室108を形成するとともにガスベアリング109を構成している。ガスベアリング109は一端が吐出室110に連通し、他端が複数の給気孔109aに連通する連通路109bと、連通路109bの途中に設けた絞り手段109cから形成されている。
【0023】
そしてピストン105の摺動部表面は、母材である鉄系材料の表面に二硫化モリブデン(MoS)を固着させた混合層105aを形成している。より好ましくは、二硫化モリブデン(MoS)の純度を98%以上とし、表面に微細くぼみ105bをほぼ均一に形成し、さらに微細くぼみ105bは表面形状が球形で、かつ直径を2μm〜20μm、深さを0.2μm〜1.0μmの大きさとすることである。
【0024】
一般に、二硫化モリブデン(MoS)を摺動部表面に形成する方法としてはイミド基等の熱硬化性の機能をもつ樹脂をバインダーとして用い、ジメチルアセトアミド等の溶剤に上記バインダー溶け込ませた溶液に二硫化モリブデン(MoS)の粒子いれた溶液を摺動部表面に塗布した後、数百度で焼き付ける方法等がある。本実施の形態においては、二硫化モリブデン(MoS)を固着させた混合層を表面に形成する方法として、二硫化モリブデン(MoS)の粒をある速度以上で摺動部品の母材である鉄(Fe)系ならびにアルミニウム系(Al)等の金属の摺動面に衝突させる方法を用い、衝突の際に生じる熱エネルギーにより二硫化モリブデン(MoS)の一部が母材に溶け込み金属結合することにより固着させた混合層ならびに衝突の際に衝撃力により微細くぼみを同時に形成している。
【0025】
以上のような構成において交流電源から電流が巻き線102aに通電すると、固定子102bが発生する磁界がマグネット102c作る磁界に作用することで、マグネット102c、可動子103に軸方向の往復運動する力が発生する。その力により、可動子103と連結されたピストン105は、スプリング106aおよび106bの反発力を利用しながら共振し、効率よく軸方向に往復運動を繰り返す。
【0026】
冷凍システム(図示せず)からの冷媒ガスは、吸入管(図示せず)を介してシリンダー104とピストン105から形成された圧縮室108に吸入され、圧縮された冷媒ガスは、一旦シリンダヘッド111内の吐出室110に吐出された後、吐出管(図示せず)を介して冷凍システムに吐出される。
【0027】
また、圧縮された冷媒ガスは吐出室110から連通路109bを通り、連通路109bの途中に設けた絞り手段109cによって減圧し、給気孔109aからピストン105とシリンダー104との間に噴出させることで噴出した冷媒のガス膜の剛性がピストン105を支持しガスベアリング109を形成する。このため、ピストン105とシリンダー104の摺動部は相互に接触することが無く、よってオイルは不要でありまた摺動損失もほとんど発生しない。
【0028】
一方、吐出室110内にガスベアリング109へ圧縮ガスを供給できない場合に、例えば、起動初期など、ガスベアリングの機能を発揮できず、ピストン105とシリンダー104の摺動部は相互に接触しても、二硫化モリブデン(MoS)が低い摩擦係数でへき開することで固体潤滑作用を発揮し、摺動部の摩擦係数が低くなる。
【0029】
さらに、ガスベアリング109のピストン105を支持する機能を発揮する際に、吐出室110からピストン105とシリンダー104との間に噴出された冷媒のガスの一部はピストン105とシリンダー104の隙間を経て密閉容器内に漏出し、他の一部は吸入期などに圧縮室108内の圧力がピストン105とシリンダー104の隙間内より低い時に、圧縮室108内に漏出し、体積効率を下げることになる。しかしながら、摩擦係数が低い二硫化モリブデン(MoS)の固体潤滑作用によってシリンダー104とピストン105との多少の接触が許容されるため、ガスベアリング109に供給する高圧冷媒ガスの圧力を低くすることができ、その結果、漏れ損失を低下させることができる。
【0030】
なお、ガスベアリング109に供給する高圧冷媒ガスの圧力を低くする手段としては、絞り手段109cがオリフィスの場合に絞り口径を小さくし、絞り溝とキャピラーリチュブの場合に溝の長さを長くするが有効である。例えば、絞り手段109cをオリフィスにする場合に、絞り口径を半分にすると、ピストン105がシリンダー104の中にある時に供給する高圧冷媒ガスの圧力は50kPa低減し、その結果、漏れ損失を30%以上低減することができる。
【0031】
更に図2と図3に示すように、ピストン105の摺動部表面の混合層105aにほぼ均一に形成した微細くぼみ105bを設けることにより、ピストン105とシリンダー104の隙間の前記漏出ガスが微細くぼみ105bに達すると、微細くぼみ105bにおいてピストン105とシリンダー104の隙間の体積が増加することからラビリンスシールと同様の効果が生じ、漏出した冷媒ガスの流速は急速に低下する。従って、冷媒ガスの漏れ量が減少する。その結果、冷媒圧縮機の体積効率が向上するため、冷媒圧縮機の圧縮効率は向上する。
【0032】
さらに、図2と図3に示すように、くぼみ105bの形状が球面であれば、摺動部が摺動する際に生じるガス膜を発生させるガスの流れがくぼみの中でうず流を形成し易くなり、その結果ガス圧が発生することで金属接触を防止し、耐摩耗性が向上する。
【0033】
また、くぼみ105bの形状が球面であることから、摺動方向に関わらず、摺動にともなう摺動部間の隙間の変化量が一定となり、摺動部全体に均一なガス膜が形成され、ピストン105とシリンダー104の隙間の偏りが小さくなり、ピストン105の側面から冷媒ガスの漏れる量が少なくなると考える。
【0034】
次に、図4を用いて鉄(Fe)系材料に二硫化モリブデン(MoS)を固着させた混合層の有り無しならびに微細くぼみ有り無しでの摩擦係数を測定した結果について説明する。この測定は、HC600a冷媒の雰囲気圧力0.4MPaのもと、摺動速度を1.0m/s、面圧:0.5MPaにおいて試験した結果である。
【0035】
この結果からは鉄(Fe)系材料に二硫化モリブデン(MoS)を固着させた混合層はバインダーとしてはポリアミドイミド樹脂(PAI)を用いた二硫化モリブデン(MoS)表面処理に比べ摩擦係数が低下していることがわかる。これは、混合層を形成している二硫化モリブデン(MoS)の分子の大きさが約6×10−4μmであることから、鉄(Fe)系材料、アルミニウム(Al)等の相手材に接触した場合、低い摩擦係数でへき開することにより、金属接触が生じている摺動部の摩擦係数が低下するものであると考えられる。また、バインダーとして用いられるポリアミドイミド樹脂(PAI)等の不純物の摩擦係数が二硫化モリブデン(MoS)に比較して高いことにより、二硫化モリブデン(MoS)の純度を98%以上にすることが望ましい。
【0036】
さらに鉄(Fe)系材料に二硫化モリブデン(MoS)を固着させた混合層に球形でかつ直径を2μm〜20μm、深さを0.2μm〜1.0μmの大きさの微細くぼみを設けることにより摩擦係数は低下することがわかる。これは微細くぼみにより、形成されるくさび形ガス膜のガス圧が増加することで、金属接触部にかかる荷重が低減され摩擦係数が低下したことによると考えられる。
【0037】
尚、本実施の形態においては、ピストン表面に二硫化モリブデン(MoS)を固着させた混合層を配設した例にて説明したが、シリンダー内面にか、ピストン表面とシリンダー内面の両方かに配設したりすることも同様に実施可能であり、同様の効果が得られることは言うまでもない。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1記載の発明は、固体接触が生じても二硫化モリブデン(MoS)が低い摩擦係数でへき開することで固体潤滑作用を発揮し、摺動部の摩擦係数が低くなると共に、固体潤滑作用によってシリンダーとピストンとの多少の接触が許容されるため、ガスベアリングに供給する高圧冷媒ガスの圧力を低くすることができ、その結果、漏れ損失を低下させることができる。
【0039】
また、請求項2に記載の発明は、通常、二硫化モリブデンより高い摩擦係数を持つ不純物が極めて微量となることで、摺動損失を低く抑えられる。
【0040】
また、請求項3に記載の発明は、摺動時に摺動部間の隙間が微小に変化することにより摺動部表面のくぼみで摺動部間に動圧が発生して、ラビリンスシール効果を発揮し、漏れ損失を低減させる共に、金属接触の頻度も少なくし耐摩耗性を向上させられる。
【0041】
また、請求項4に記載の発明は、請求項3記載の発明の作用に加え、摺動時に発生する動圧が均一化され、摺動部間の隙間が一定になり、さらに漏れ損失を低減させると共に、金属接触の頻度も少なくし耐摩耗性を向上させられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施の形態1のオイルレスリニア圧縮機の縦断面図
【図2】図1におけるA部拡大図
【図3】本発明による実施の形態1におけるガスの流れを示す拡大図
【図4】本発明による実施の形態1における摩擦係数を示す特性図
【図5】従来のオイルレスリニア圧縮機の縦断面図
【符号の説明】
101 密閉容器
102 リニアモータ
102b 固定子
103 可動子
104 シリンダー
105 ピストン
105a 混合層
105b くぼみ
106a,106b スプリング
108 圧縮室
109 ガスベアリング

Claims (4)

  1. 密閉容器内に固定子および可動子からなるリニアモータと、圧縮室を形成するシリンダーと、前記可動子と連結され前記シリンダー内を往復動するピストンと、前記可動子と前記固定子とを伸縮自在に連結するスプリングとを備え、前記シリンダーと前記ピストンはガスベアリングを構成するとともに、前記シリンダーおよび前記ピストンの摺動面の少なくとも一方に二硫化モリブデン(MoS)を固着させた混合層を形成したオイルレスリニア圧縮機。
  2. 混合層の二硫化モリブデン(MoS)の純度が98%以上である請求項1に記載のオイルレスリニア圧縮機。
  3. 混合層の摺動部表面に微細くぼみをほぼ均一に形成した請求項1または請求項2に記載のオイルレスリニア圧縮機。
  4. 微細くぼみは表面形状が球形で、かつ直径を2μm〜20μm、深さを0.2μm〜1.0μmの大きさにした請求項3に記載のオイルレスリニア圧縮機。
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