JP2004278302A5 - - Google Patents

Claims (8)

1. 注入器本体に装着して用いられ、
   仕上げ材を貫通し且つ躯体を所定の深さまで穿孔して形成された挿填穴に対し、接着系の樹脂を注入する注入ノズルにおいて、
   前記注入器本体に装着され、軸心に樹脂流路を形成した本体ジョイント部と、
   前記本体ジョイント部から延在し先端部に前記挿填穴に挿入される吐出口を有するノズル本体と、を備え、
   前記ノズル本体は、内部に前記樹脂流路に連なる流路を形成した外筒と、
   基部側で前記外筒に入れ子式でスライド自在に係合し、先端部に前記吐出口を形成した内筒と、を有していることを特徴とする注入ノズル。
2. 前記内筒は、金属製であって前記吐出口が斜めに切断された注射針様に形成されていることを特徴とする請求項１に記載の注入ノズル。
3. 前記内筒の尾端部には、ロート状に拡開形成した誘込み部が形成されていることを特徴とする請求項１または２に記載の注入ノズル。
4. 前記外筒の基部側外周面に嵌装され、前記挿填穴を封止する調整シールを、更に備えたことを特徴とする請求項１ないし３のいずれかに記載の注入ノズル。
5. 前記内筒は前記外筒に対し、樹脂の注入力を受けて前進することを特徴とする請求項１ないし４のいずれかに記載の注入ノズル。
6. 前記外筒の内部には、前記内筒を前記外筒に対し突出させる方向に付勢するスプリングが設けられていることを特徴とする請求項１ないし４のいずれかに記載の注入ノズル。
7. 請求項１ないし６のいずれかに記載の注入ノズルと、前記注入ノズルが着脱自在に装着される注入器本体とを備えたことを特徴とする樹脂注入器。
8. 請求項７に記載の樹脂注入器を使用して、躯体および仕上げ材からなる外壁を補修するピンニング工法において、
   前記仕上げ材を貫通し、且つ前記躯体を所定の深さまで穿孔して挿填穴を形成する穿孔工程と、
   前記樹脂注入器により前記挿填穴を封止した状態で前記挿填穴の奥底部から樹脂を注入する樹脂注入工程と、
   前記樹脂が注入された前記挿填穴に、前記仕上げ材を前記躯体にアンカリングするための前記アンカーピンを挿填するピン挿填工程とからなることを特徴とするピンニング工法。