JP2004278266A - Atc信号線支持金具 - Google Patents

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Hiroshi Chino
博 千野
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Abstract

【課題】ATC信号線をレール腹部近傍に支持する支持金具は弾性体ワイヤー成形品でできており、レール底部の巾が一定であることを前提にレールに固定する構造となっているため、底部の巾が激しく変化する分岐や交叉のポイント部が多い車両基地等では使用することができなかった。
【解決手段】コの字型の開口部を有するクランプ金具によりレール底部の張出部を咥えてボルトで締め付けて固定し、クランプ金具に信号線支持部を接合してATC信号線を支持する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動列車制御装置(以下、ATCと略)の地上設備に関し、特に軌道のレールにATC信号線を沿わせて敷設配置するために用いる信号線支持金具に関する。
【0002】
【従来の技術】
ATCシステムは地上より移動する車両に信号を伝達して、車両の運転を制御するものである。制御の内容にはいろいろのレベルがあるが、最も基本的には信号機と連動しており、仮に運転者が信号機の表示が赤であるのを見落として進行を継続すると、レールに沿ったATC信号線から電磁誘導で受信した停止指令により、ブレーキが強制作動して列車を停止させる機能を有する。本発明はATC信号線をレールに沿わせて固定支持する金具の構造に関する。
【0003】
ATCシステムはかなり以前から普及しており、その信号線支持金具に関してもかつては権利が有効であったにしろ、現時点で有効である特許、実用新案は極めて少ない。通常の軌道を走行する車両を対象とする本発明とは適用分野が異なる跨座式モノレール用軌道桁に設置するATC管体の支持金具等が数件見られるだけである(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−200302号公報(要約、図1)
【0005】
レールは車両の車輪が踏む頭部と、それを支える垂直に立った腹部と、それらを支持して枕木に接する底部よりなる。図3にATC信号線が配置される様態を示す。ATC信号線4は1.5mから2mの間隔で支持金具5により支持され、レール腹部2に沿って図3に示すような位置関係で配置されている。図4は図3の上面図であり、支持金具5が弾性体ワイヤー(ピヤノ線と呼ばれる)を成形した簡単な一体構造体であることが読み取れよう。取り付けに当っては、図4の右側の2本のワイヤーを中央に寄せて一旦レール底部を潜らせてからレール底部の肩に引っ掛けて離すと、スプリングアクションによりワイヤーは八の字に開こうとして図4のような位置で支持金具全体が安定に固定する構造になっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
通常の軌道では直線部が多く、レール底部の巾は一定しているので前述の簡単な構造の支持金具でATC信号線を敷設することができる。しかしながら、最近、安全性向上の観点から、車両基地にもATCシステムを適用することとなった。
【0007】
車両基地内は一般軌道と異なって、軌道が分岐し交差する個所が多数存在する。これらのポイント部と呼ばれる箇所のレールは特殊品であって、複数本のレールが一体に構成されている。このため、ポイント部においては、レール底部の巾が大巾に変化する。前述の簡単な構造の支持金具はレール底部の巾が一定であることが前提になっており、ポイント部では適用できない。
【0008】
通常の軌道でもポイント部は時々存在するが、ここではATC信号線をポイント部の特殊レールの下を潜らせるなど敷設の容易さを優先してATC信号の発信が暫時途絶えるのは無視した施工が行なわれてきた。これは商用運転では車両が当該個所を通過する速度が相対的に早く、従ってATC信号が途切れる時間が相対的に短いので、実用上問題がなかったのである。
【0009】
しかしながら、車両基地内では車両の進行速度が極めて遅く、かつ、ポイント部は多数ある。このため、一般軌道のようなATC信号線の敷設方式では無視できないほどATC信号が途切れる時間が長く、途切れる回数が多くなる。このため、かねてより、ポイント部でもATC信号線を正規の位置に敷設できる支持金具の出現が望まれていた。
【0010】
【課題を解決するための手段】
ポイント部で2本のレールが接近し、一体に構成されている場合でも、その特殊レールの底部の巾は場所により激しく変化するが、複数のレールの外側の縁部とレール腹部との位置関係は殆ど変化しない。この関係に着目して、ポイント部の2本のレールの外側の底部の縁に固定する支持金具によりこの課題を解決することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明になるATC信号線支持金具はコの字型をした開口部を有するクランパー部と、それに接合された信号線支持部よりなる。以下、本発明になる支持金具の実施例を図面に示し、詳細に説明する。
【0012】
【実施例】
図1は本発明の第1の実施例であり、本発明になるATC信号線支持金具がレールに取り付けられた様態をレール断面方向から見た側面図である。また、図2はその正面図である。クランパー部6はコの字型の剛体構造物であり、下方に左右に広がる2枚の板よりなるレール受け10を有する。このレール受け10をレール底部3の底に当て、締め金具11のめねじと嵌合する締付ボルト8をねじ込んでレール底部の上面を締め上げることによりレールに対しクランパー部6を固定する。締付ボルトの先端には軸対称にウェッジが形成されており、ねじ込み時にレール底部上面に食い込んで、締結をより確実にする。締結後に弛み止めナットを締め上げてレールの振動・衝撃による締結の緩和を防止する。
【0013】
信号線支持部7は弾性体ワイヤーでできており、信号線を支持する部分付近は図3、図4に見た支持金具と同じ形状・寸法であり、その下方は図2に見るように締付ボルト8および補助ボルト12の左右に振り分けられて締め金具11とクランパー部6の上辺内部の間にあって締め付けられて固定されている。なお、実施例1ではクランパー部6の締付ボルト8と補助ボルト12が通る穴は貫通穴であり、これらのボルトの締結力は締め金具11に設けられためねじとボルトのおねじとの間に加えられる締付トルクによって得られる。
【0014】
図5は本発明による第2の実施例の側面図、図6はその正面図である。実施例1に対する変化箇所は信号線支持部13の取り付け方法にある。実施例2では信号線支持部13はクランパー部6の上辺表面に乗り、締付ボルト8と補助ボルト12の左右に振り分けて置かれ、かぶせ金具14がその上に置かれる。クランパー部6の上辺にはバーリング加工後にタップ加工して得られためねじが2箇所ある。締付ボルト8を図5の左側に位置するめねじに挿入してねじ込むと、レール底部3の上面を圧迫してレールとクランパー部を締結する。しかる後、弛み止めナット9を旋回することによりかぶせ金具14が信号線支持部13を固定する。なお、補助ボルト12は出荷時に図5の右側に位置するめねじに対して締付られており、また、信号線支持部端部15は弾性体ワイヤーが折り曲げられてクランパー部6に引っ掛けられた構造であるため輸送中及び敷設に当って接合状態が劣化することはない。
【0015】
図7は本発明による第3の実施例の側面図、図8はその正面図である。実施例1及び実施例2では、信号線支持部は弾性体ワイヤーを成形して使用していた。実施例3では信号線支持部を板金のプレス加工により製造する。実施例2と類似点が多いが、支持部自体が板状であるため、直接弛み止めナット9及び補助ボルト12で固定する。
【0016】
図9は本発明による第4の実施例の側面図、図10はその正面図である。これは実施例3の信号線支持部の形状が変化したものである。信号線支持部17はゴム等の弾性体絶縁物でできた中空穴を有するパイプ状の信号線クランプ部18を有する。この中空穴に信号線を通し、信号線クランプ部締めボルト19と信号線クランプ部締めナットを締めることにより信号線クランプ部18が信号線を圧迫して把握力を発生する構造になっている。ATC信号線を敷設する区間の両端には、このような信号線を横方向に移動するのを防止するために固定する機能を持つ支持金具が必要である。
【0017】
なお、以上説明した実施例1から実施例3まででは信号線支持部は横向きにATC信号線を支持している。これは上向きに開口部を設けてATC信号線を落とし込んで支持することもできる。この支持方向は本発明の範囲を制限するものではない。
【0018】
【発明の効果】
この発明になるATC信号線支持金具は従来用いられてきたワイヤー成形品による支持金具ではなし得なかったポイント部にも安定にATC信号線を敷設することを可能にし、車両基地でのATCシステム導入を促進することができる。
【0019】
また、この発明になるATC信号線金具を使用すれば、レールの下の砂利を取り除く作業が極めて容易になり、敷設作業の効率化に貢献することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる実施例1に相当するATC信号線支持金具をレールに取り付けた様態を示す側面図である。
【図2】図1の支持金具の正面図である。
【図3】現在標準的に使用されているATC信号線支持金具をレールに取り付けた様態を示す側面図である。
【図4】図3の上面図である。
【図5】本発明になる実施例2に相当するATC信号線支持金具の側面図である。
【図6】図5の支持金具の正面図である。
【図7】本発明になる実施例3に相当するATC信号線支持金具の側面図である。
【図8】図7の支持金具の正面図である。
【図9】本発明になる実施例4に相当するATC信号線支持金具の側面図である。
【図10】図9の支持金具の正面図である。
【符号の説明】
1 レール頭部
2 レール腹部
3 レール底部
4 ATC信号線
5 支持金具
6 クランパー部
7 信号線支持部
8 締付ボルト
9 弛み止めナット
10 レール受け
11 締め金具
12 補助ボルト
13 信号線支持部
14 かぶせ締金具
15 信号線支持部端部
16 信号線支持部
17 信号線支持部
18 信号線クランプ部
19 信号線クランプ部締めボルト
20 信号線クランプ部締めナット

Claims (5)

  1. 横向きにコの字型の開口部を有する剛体の板金構造体であって、
    前述構造体の開口部の下辺はレール底部を下方より抑え、
    前述構造体の上辺自体或いは構造体内部に置かれた金属部品にめねじが設けられてあり、
    前述めねじに嵌合する長い締付ボルトが旋回下降して前述レール底部の上面を圧迫して前述板金構造体をレールに固定し、
    前述上辺に何らかの方法でATC信号線を保持する支持部を接合してなるATC信号線支持金具。
  2. 弾性体ワイヤーを成形した信号線支持部を有し、
    前述長い締付ボルトは前述板金構造体の上辺に設けた貫通穴を通ってその下方に置いた締め金具に設けためねじに嵌合して締付操作によりレール底部の上面を圧迫して前述板金構造体をレールに固定し、
    前述信号線支持部は前述上辺下部と前述締め金具上部の間にあって圧縮固定されるようにしてなる請求項1に記載されたATC信号線支持金具。
  3. 弾性体ワイヤーを成形した信号線支持部を有し、
    前述長い締付ボルトは前述板金構造体の上辺に設けためねじに嵌合して締付操作によりレール底部の上面を圧迫して前述板金構造体をレールに固定し、
    前述信号線支持部は前述上辺の上面とかぶせ金具の下方に位置し、
    前述かぶせ金具を前述締付ボルトに設けた弛み止めナットで締め付けることにより前述信号線支持金具は固定されるようにしてなる請求項1に記載されたATC信号線支持金具。
  4. 細長い金属片を成形した信号線支持部を有し、
    前述長い締付ボルトは前述板金構造体の上辺に設けためねじに嵌合して締付操作によりレール底部の上面を圧迫して前述板金構造体をレールに固定し、
    前述信号線支持部は前述上辺の上面に置かれて前述締付ボルトに設けた弛み止めナットで締め付けることにより固定されるようにしてなる請求項1に記載されたATC信号線支持金具。
  5. ATC信号線に被せて把握する弾性体絶縁物と、
    前述弾性体絶縁物を取り巻いて緊迫する機構を有する信号線支持部を有し、
    前述長い締付ボルトは前述板金構造体の上辺に設けためねじに嵌合して締付操作によりレール底部の上面を圧迫して前述板金構造体をレールに固定し、
    前述信号線支持部は前述上辺の上面に置かれて前述締付ボルトに設けた弛み止めナットで締め付けることにより固定されるようにしてなる請求項1に記載されたATC信号線支持金具。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006316616A (ja) * 2005-05-10 2006-11-24 Gmundner Fertigteile Gmbh & Co Kg 軌道
JP2010018955A (ja) * 2008-07-08 2010-01-28 East Japan Railway Co コイル取付金具
JP2016056636A (ja) * 2014-09-11 2016-04-21 古河電工パワーシステムズ株式会社 固定金具
KR102433171B1 (ko) * 2022-06-15 2022-08-18 주식회사 서현기술단 무도상 철도교량의 침목 고정장치

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