JP2004276440A - インクジェットプリンタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】オプションカセットにも廃インク吸収体を増設することで、廃インク許容量を大きくし、印字可能枚数をアップする。
【解決手段】インクジェットヘッドによって記録画像を形成する際に用いられる液体であって、記録画像の形成に利用されなかった廃液を回収する廃液回収部を備えたインクジェット記録装置本体と、前記インクジェット記録装置本体と任意に着脱可能な廃液回収部を備えた1つまたは複数のオプションカセット部を有するインクジェット記録装置において、前記インクジェット記録装置本体付属の廃液回収部と、前記オプションカセット付属の廃液回収部とを選択し、前記廃液を回収させることを特徴とする。
【選択図】 図9

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は廃液容器、廃液回収ユニットを切り替えるインクジェットプリント装置に関し、排出インク等の処理に関する廃液容器、廃液回収ユニットを切り替えるインクジェットプリント装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、紙、OHP用シートなどの記録媒体に対して記録を行う画像形成装置としては、種々の記録方式による記録ヘッドを搭載した形態で提案されている。この記録ヘッドには、ワイヤードット方式、感熱方式、熱転写方式、インクジェット方式によるものなどがあり、特に、インクジェット方式には、記録用紙に直接インクを噴射するものであるので、ランニングコストが安く、静粛性に優れた記録動作が可能な方式として注目されている。
【0003】
インクジェットプリント装置では、インクジェットヘッドのインク吐出性能を維持するための吐出回復処理が行われることが一般的に知られている。この吐出回復処理としては、その回復の程度や回復処理の直接的な目的に応じて種々の構成が取られている。
【0004】
例えば、インクジェットプリント装置が使用されない状態で長時間経過した後プリントを行う場合に、吸引または加圧回復処理することでインクジェットヘッドの吐出口内からインクを排出する処理を行い、長期間の放置によって吐出口内のインク路等で生成した気泡や増粘インクを排出する処理が行われる。また、プリント中に特定の吐出口でインク吐出が行われない場合や一定の時間吐出が行われないような場合に、主に増粘したインクの除去を目的として、いわゆる予備吐出が行われる。この予備吐出は、ヘッドにキャッピングを行うキャップあるいは予備吐出用の吐出受けに対して所定回数のインク吐出を行うものである。さらに、インクジェットヘッドの吐出口面をゴムブレード等によってワイピングする処理も行われることが知られている。このワイピング処理は、吐出口面に付着したインク滴、水滴、ゴミ等を除去する目的で行われるものであり、これにより、インクの吐出方向の偏向等を防止することができる。そして、このワイピング処理が行われた後には、インクジェットヘッドからのインク吐出を確保するため、あるいはそれぞれ異なる種類のインクを吐出する複数のヘッド間にわたってワイピングを行う場合には混色を防止するために予備吐出と同様の処理が行われる。
【0005】
さらには、インクジェットヘッドとインクタンクとをそれぞれ個別に交換するタイプのインクジェットプリント装置では、ヘッドまたはタンクが交換されたときにはヘッド内にインクを充填しヘッドとタンクとの間をインクにより連通させるために上述の吸引または加圧回復処理等が行われることがある。
【0006】
インクジェットプリント装置では、以上のように吐出回復処理が行われそれによって廃インクが生じるが、この廃インクを収容する構成が設けられる。
【0007】
また、廃インクを収容、保持するための構成として、プリント装置の所定個所に固定的に吸収体を設け、この部分に廃インクを導き、吸収体で廃インクを吸収して保持するものがある。この吸収体を用いた廃インク保持のため構成は、メインテナンスの容易性等の点からインクジェットプリント装置で広く用いられるものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、廃インク吸収体の大きさは有限であり、廃インクの保持可能な量にも限りがあるため、一定の廃インク量に達した場合、プリンタが使用できない状態となり、プリンタ本体自体の交換、もしくは吸収体の交換を行う必要がある。
【0009】
また、廃インク量が吸収体の許容量を超えて用いられた場合には、インクを回収する吸収体側では保持しきれない廃インクが吸収体から漏れ出ることが考えられ、これによって装置内が廃インクにより汚染されるおそれもある。
【0010】
特に、プリンタの想定する印刷枚数が多い場合、例えば、1万枚の印刷を想定したプリンタであれば、吸収体の大きさも小さくすむが、10万枚の印刷を想定したプリンタであれば、一定の印刷枚数及び一定時間毎に吐出回復処理を行う必要があるため、単純に比較して10倍の容量の吸収体をプリンタ本体に備える必要がある。
【0011】
本発明は、上記問題点に着目してなされたものであり、その目的とするところは廃インクおよび廃処理液を吸収して保持する構成に関して廃液回収ユニットを切り替えるインクジェットプリント装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために以下の構成を備える。
【0013】
インクジェットヘッドによって記録画像を形成する際に用いられる液体であって、記録画像の形成に利用されなかった廃液を回収する廃液回収部を備えたインクジェット記録装置本体と、前記インクジェット記録装置本体と任意に着脱可能な廃液回収部を備えた1つまたは複数のオプションカセット部を有するインクジェット記録装置において、前記インクジェット記録装置本体付属の廃液回収部と、前記オプションカセット付属の廃液回収部とを選択し、前記廃液を回収させることを特徴とする。
【0014】
また、前記廃液の回収を前記インクジェット記録装置本体付属の廃液回収部における回収量と、前記オプションカセット付属の廃液回収部における廃液回収量に応じて、任意に廃液回収先を切り替えることを特徴とする。
【0015】
また、回復装置が行う吸引動作の回数または、予備吐出数及び吸引回数をカウントする手段を有する前記インクジェット記録装置において、前記カウント手段から得られるカウント値がある閾値を超えた段階で、廃液回収先を切り替えることを特徴とする。
【0016】
上記構成を、改めて以下(1)〜(7)に整理して示す。
【0017】
(1)インクジェットヘッドによって記録画像を形成する際に用いられる液体であって、記録画像の形成に利用されなかった廃液を回収する廃液回収部を備えたインクジェット記録装置本体と、前記インクジェット記録装置本体と任意に着脱可能な廃液回収部を備えた1つまたは複数のオプションカセット部を有するインクジェット記録装置において、前記インクジェット記録装置本体付属の廃液回収部と、前記オプションカセット付属の廃液回収部とを任意に選択し、前記廃液を回収させるようにした。
【0018】
(2)上記(1)において、前記インクジェット記録装置本体付属の廃液回収部において、回収可能な最大の廃液を回収した段階で、前記オプションカセット付属の廃液回収部に廃液回収を切り替えるようにした。
【0019】
(3)上記(1)において、前記オプションカセット付属の廃液回収部において、回収可能な最大の廃液を回収した段階で、前記インクジェット記録装置本体付属の廃液回収部に廃液回収を切り替えるようにした。
【0020】
(4)上記(1)において、前記廃液の回収を前記インクジェット記録装置本体付属の廃液回収部における回収量と、前記オプションカセット付属の廃液回収部における廃液回収量に応じて、任意に廃液回収先を切り替えるようにした。
【0021】
(5)上記(1)又は(4)において、前記廃液回収を一定の廃液回収毎に交互に廃液回収先を切り替えるようにした。
【0022】
(6)上記(1)において、回復装置が行う吸引動作の回数に応じて、廃液回収先を切り替えるようにした。
【0023】
(7)上記(1)において、予備吐出数及び吸引回数をカウントする手段を有する前記インクジェット記録装置において、前記カウント手段から得られるカウント値がある閾値を超えた段階で、廃液回収先を切り替えるようにした。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0025】
<記録装置概要>
まず、本発明の各実施形態に適用する記録装置の概要を説明する。この実施形態における記録装置は、インクジェット方式を採るカラー記録装置であって、その要部は、図1に示すような構造の記録手段200aを有している。図1は、本発明の各実施形態における記録装置の要部機構を示す概略斜視図である。図1において、1は紙またはプラスチックシート等からなる記録シートであって、カセット等に複数枚積層された状態で収納されており,その積層されたシート束の最上位または最下位記録シート1の一面に接する給紙ローラ(不図示)が回転することによってカセットから記録シート1が一枚ずつ供給され、一定間隔を隔ててプラテンに配置される。そして、プラテンに配置された記録シート1は、それぞれ個々のステッピングモータ(図示せず)によって駆動する一対の第1搬送ローラ3,3及び一対の第2搬送ローラ4,4によって矢印A方向(副走査方向)に搬送されるようになっている。
【0026】
6は前記副走査方向Aと直交する主走査方向に保持された水平なガイドシャフト9に沿って直線往復動可能に設けられたキャリッジであり、このキャリッジ6はベルト7及びプーリ8a,8bを介してキャリッジモータ29に連動しており、前記キャリッジモータ29を駆動することにより、前記ガイドシャフト9に沿って往復動を行うようになっている。
【0027】
上記構成を有する記録手段200aにおいて、記録ヘッド5は、主走査方向(矢印B方向)に移動しながら記録信号に応じてインクを記録シート1に吐出し、副走査方向において記録ヘッド5のノズル数の配設幅に対応する1走査記録領域に記録を行う。そして、必要に応じて記録ヘッド5はホームポジショシに戻り、回復装置によってノズルの目詰まりを解消すると共に、一対の搬送ローラ3,4の駆動によって記録シート1を矢印A方向へ前記1走査記録領域分搬送する。また、主走査方向において、記録シート1を挟んで両側には、予備吐出をおこなうための不図示の予備吐口が設置され、各走査スキャンにおいて、往復どちらの方向から記録を行う場合でも予備吐出を行うことができる。この動作を繰リ返すことによって記録シート1には、所定数のラスタからなるインク画像が形成される。
【0028】
図2は、本例の記録装置におけるインク供給系の説明図である。インクは、メインのインクタンク201からチューブ207とジョイント208を経由して、キャリッジ6上のサブのインクタンク202に補給されてから、記録ヘッド5に供給される。インクタンク201において、201Y,201M,201C,201Bは、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、およびブラックのインクの収容部である。記録ヘッド5は、キャリッジ6と共に、シャフト9に沿って主走査方向に移動する。203はバッファー室である。
【0029】
図3に本実施例で使用したワイパーの外観図を、図4には本実施例で使用したヘッドの外観図を、図5に本実施例で使用したヘッドの断面図を示した。図5の断面図は図4に示したヘッドのA−A’、B−B’面での断面図である。図3に示したBkのノズルワイパー20の幅は図4のチップの幅Fよりも狭く作成されている。これは印字メディアとの接触を回避するために、各色のチップが図5に見られるようにTAB面30よりも若干凹んでおり、この凹んだ面にワイパーが入り込み払拭するためである。同様の理由からcolor用のノズルワイパー21はカラー3チップ分の幅以下とした。
【0030】
図3のワイパーは、図示しないワイパーホルダーに、同じく図示しないワイパー固定金具を用いて取り付けられており、ワイパーの位置あわせはワイパー20,21,22に開けられた孔、およびワイパーホルダーに設けられたピンとの勘合によって行われる。ワイパー20,21,22は、図3および図4中に示したC方向に向け、パージモーター113によって駆動され、オリフィスおよびTAB面30を払拭する。ワイピング動作が終了するとキャリッジ6をワイピング領域の外に退避し、ワイパーを逆方向に駆動しワイピングを開始するポジションに戻す。
【0031】
図4に見られるようにBkでは1cmあたり約245nozzleの密度で640ノズルが配列されており、colorヘッドでは各色とも1cmあたり約490nozzleの密度で1280ノズルが配列されている。図5においてインクは供給口23からDの方向に進行・供給され、ヘッド内のフィルター上のインク液室24に導かれる。その後図中の矢印Eの方向に進み、フィルター25によって混入したゴミ等をろ過したうえで、フィルター下のインク液室26に導かれ、オリフィスプレート下面に形成されたインクを吐出するノズルへと導かれる。図6および図7には本発明に用いられた図4に示したヘッドのノズル部分の拡大図を示した。インク液室はオリフィスプレート31と液室形成部材34とヒーターを搭載したヒーターボードにより形成されている。この部分に貯留されたインクはヒーター33の加熱により気泡を生成し気泡の膨張に伴ってオリフィスプレート31から押し出され、空気との界面張力によって球状の液滴となり被記録部材に向かって飛翔する。
【0032】
次に前記記録手段200aを有する記録装置200の制御系について説明する。
【0033】
この制御系は図8に示すように、例えばマイクロプロセッサ等のCPU20aによって実行される制御プログラムや各種データを格納しているROM20c、及びCPU20aのワークエリアとして使用されると共に記録画像データなどの各種データの一時記憶等を行うRAM20b等を有する演算制御部20が設けられ、この演算制御部20にはインターフェース21、操作パネル22、各モータ(キャリッジモータ29、給紙モータ24、第1搬送ローラ駆動モータ25、第2搬送ローラ駆動モータ26)を駆動するためのドライバー27、及び記録ヘッド駆動用のドライバー28が接続されている。
【0034】
上記演算制御部20はインターフェース21を介して後述のホスト201からの各種情報(例えば文字ピッチ、文字種類等)や、外部装置との画信号などの入出力(情報の入出力)を行う。また前記制御部20はインターフェース21を介して各モータ23〜26を駆動させるためのON,OFF信号、及び画信号を出力し、その画信号によって各部の駆動を行う。
【0035】
(第1実施形態)
本発明の第1の実施形態における廃インクの排出方法についての模式図を図9に示す。
【0036】
500がプリンタ本体部、501がプリンタ本体部に接続されたオプションカセットである。オプションカセット501は、プリンタ本体部500と任意に接続、切り離しが可能であり、紙等のメディアを複数枚セットするスペースを有し、随時必要に応じてプリンタ本体へメディアを搬送する機能を備える。
【0037】
プリンタ本体部500内には、回復装置502が構成され、ここで記録ヘッドの回復動作が行われ、廃インクが発生する。廃インクは廃インクチューブ506を通って本体付属吸収体504、オプションカセット付属吸収体505に排出される
図10は切り換え弁503を説明するための図である。廃インクは切り換え弁503によって、任意に本体付属吸収体504方向への排出とオプションカセット付属吸収体505方向への排出とを切り替えられる。
【0038】
廃インクの排出順序としては、まず本体付属吸収体504に廃インクを排出し、吸収体の廃インク保持量に廃インク量が達した場合、切り換え弁503でオプションカセット付属吸収体505へ廃インクが排出されるように切り替える。
【0039】
吸収体に廃インクがどの程度排出されているかは、回復装置でキャップに予備吐出が何ドット行われたか、及び、吸引動作を何回行ったかをカウントすることで知ることができる。
【0040】
また、本実施例においては、オプションカセットの数は1つであるが、数が2つ以上の場合においても同様に吸収体を持たせ、切り換え弁によって廃インクをそれぞれの吸収体に排出すればよい。
【0041】
(第2実施形態)
本発明の第2の実施形態における廃インクの排出方法についての模式図を図11に示す。プリンタ本体及びオプションカセットの構成は第1実施形態と同様である。本実施形態では、廃インクの排出先を本体付属吸収体504及びオプションカセット付属吸収体505の廃インク回収量に応じて変更する。
【0042】
図11(a)のように、吸収体に保持できる最大の廃インク量を保持している状態の吸収体を100%と表すと、初期状態において、本体付属吸収体504及びオプションカセット付属吸収体505それぞれ0%の場合は、本体付属吸収体504に廃インクを排出する。図11(b)のように、本体付属吸収体504が50%、オプションカセット付属吸収体50が0%の場合は、オプションカセット付属吸収体505に廃インクを排出する。図11(c)のように、本体付属吸収体504が50%、オプションカセット付属吸収体505が50%の場合は、本体付属吸収体504に廃インクを排出する。図11(d)のように、本体付属吸収体504が100%、オプションカセット付属吸収体505が50%の場合は、オプションカセット付属吸収体505に廃インクを排出する。
【0043】
廃インクに含まれる成分、主に水分は、時間経過に伴い蒸発していく。その分、吸収体に保持できるインク量にも余裕ができる。廃インクの排出先を保持量に応じて変更することで、吸収体に対して、蒸発する時間を与えることになるため、効率的に吸収させることができる。
【0044】
本実施例では、50%毎に、廃インクの排出先を変更したが、20%毎等任意に変更してもよいし、一定時間毎に変更してもよい。
【0045】
また、本実施例においては、オプションカセットの数は1つであるが、数が2つ以上の場合においても同様に排出先の数に応じて、排出先を変更すればよい。
【0046】
(第3実施形態)
本発明の第3の実施形態における廃インクの排出方法についての模式図を図12に示す。プリンタ本体及びオプションカセットの構成は第1実施形態と同様である。
【0047】
本実施形態では、廃インクの排出先を吸引によって、もしくは予備吐出数及び吸引回数のカウント結果に応じて変更する。
【0048】
図12(a)のように、本体において吸引を行った場合、吸引が1回目の場合には、本体付属吸収体504に廃インクを排出する。次に、図12(b)のように、本体において2回目の吸引を行った場合には、オプションカセット付属吸収体505に廃インクを排出する。
【0049】
廃インクを吸収体に排出した場合、吸収体上において、廃インクチューブ506から排出された地点から除々に周囲の吸収体に拡散していく。しかし、連続して吸引が行われ、一度に大量の廃インクが吸収体に排出されると、十分に拡散する時間がないため、吸収体の一部の領域に廃インクが集中してしまうため、排出された地点の周囲にインクが溢れてしまう状態が発生する場合がある。
【0050】
本実施形態では、吸引毎に廃インクの排出先を変更することで、一度に大量の廃インクを排出する場合には、インクの溢れを発生させることなく効率的に吸収させることができる。
【0051】
また、吸引毎の廃インク排出先の切り替えは、2回の吸引毎に切り替える等、任意に設定してもよい。
【0052】
また、単位時間当たりにある閾値以上の廃インクが排出されると、インクが溢れてしまう場合、予備吐出数及び吸引回数のカウント結果によってどの程度の廃インクが排出されたかを知ることができるため、カウントの結果、ある閾値以上廃インクが排出されると、廃インクの排出先を変更するように設定してもよい。
【0053】
また、インクの物性、吸収体の素材によって単位時間当たりの廃インク吸収量は変化するため、条件に応じて閾値を設定すればよい。
【0054】
また、本実施例においては、オプションカセットの数は1つであるが、数が2つ以上の場合においても同様に排出先の数に応じて、排出先を変更すればよい。
【0055】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、オプションカセットにも備えることで、回収可能な廃インク量自体を増加させることが可能であり、廃インクの排出先を諸条件で変更することで、インクの溢れを発生させることなく効率的に吸収させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の各実施形態における記録装置の要部機構を示す概略斜視図
【図2】図1の記録装置におけるインクの供給系の構成図
【図3】実施例で用いたワイパーの構成例を示す図
【図4】実施例で用いたヘッドの外観図
【図5】実施例で用いたヘッドの断面図
【図6】ノズル部拡大図
【図7】オリフィス部拡大図
【図8】図1に示した記録装置の制御系の構成を示すブロック図
【図9】本発明の第1実施形態における廃インクの排出方法についての模式図
【図10】本発明の第1実施形態における切り換え弁503を説明するための図
【図11】本発明の第2の実施形態における廃インクの排出方法についての模式図
【図12】本発明の第3の実施形態における廃インクの排出方法についての模式図
【符号の説明】
1 記録シート(記録媒体)
3 第1搬送ローラ
4 第2搬送ローラ
5 記録ヘッド
6 キャリッジ
7 べルト
8a,8b プーリ
9 ガイドシャフト
11 Cyanオリフィスプレート
12 Magentaオリフィスプレート
13 Yellowオリフィスプレート
15 Black吐出口
16 Cyan吐出口
17 Magenta吐出口
18 Yellow吐出口
20 Bk用のノズルワイパー
21 Color用のノズルワイパー
22 ワイパー
23 インク供給口
29 キャリッジモータ
24 フィルター上インク液室
25 フィルター
26 フィルター下インク液室
30 TAB面
31 オリフィスプレート
32 ノズル
33 ヒーター
34 液室形成材料
100 予備吐出口
101 記録領域
200 記録装置
200a 記録手段
201 メインのインクタンク
202 サブのインクタンク
203 バッファー室
207 供給側チューブ
208 供給ジョイント
301 ホスト
302 CPU
303 外部記録装置
304 メモリ
305 入力部
306 インターフェース
500 プリンタ本体部
501 オプションカセット部
502 回復装置
503 切り換え弁
504 本体付属吸収体
505 オプションカセット付属吸収体
506 廃インクチューブ

Claims (7)

  1. インクジェットヘッドによって記録画像を形成する際に用いられる液体であって、記録画像の形成に利用されなかった廃液を回収する廃液回収部を備えたインクジェット記録装置本体と、前記インクジェット記録装置本体と任意に着脱可能な廃液回収部を備えた1つまたは複数のオプションカセット部を有するインクジェット記録装置において、前記インクジェット記録装置本体付属の廃液回収部と、前記オプションカセット付属の廃液回収部とを任意に選択し、前記廃液を回収させることを特徴とするインクジェットプリンタ装置。
  2. 前記インクジェット記録装置本体付属の廃液回収部において、回収可能な最大の廃液を回収した段階で、前記オプションカセット付属の廃液回収部に廃液回収を切り替えることを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリンタ装置。
  3. 前記オプションカセット付属の廃液回収部において、回収可能な最大の廃液を回収した段階で、前記インクジェット記録装置本体付属の廃液回収部に廃液回収を切り替えることを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリンタ装置。
  4. 前記廃液の回収を前記インクジェット記録装置本体付属の廃液回収部における回収量と、前記オプションカセット付属の廃液回収部における廃液回収量に応じて、任意に廃液回収先を切り替えることを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリンタ装置。
  5. 前記廃液回収を一定の廃液回収毎に交互に廃液回収先を切り替えることを特徴とする請求項1又は4に記載のインクジェットプリンタ装置。
  6. 回復装置が行う吸引動作の回数に応じて、廃液回収先を切り替えることを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリンタ装置。
  7. 予備吐出数及び吸引回数をカウントする手段を有する前記インクジェット記録装置において、前記カウント手段から得られるカウント値がある閾値を超えた段階で、廃液回収先を切り替えることを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリンタ装置。
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