JP2004276268A - 剥離装置及び液体噴射装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】略直方体形状をなす支持体23aと、その支持体23aの中央部に突設された突部23bとから構成されたT字型の形状を成した剥離部材23を第1の搬送ローラ22a,22bと巻き取り用ローラ18との間に設けた。そして、その剥離部材23によって押圧されながら前記巻き取り用ローラ18が回転することで記録物Fから耐熱性基材S1を剥離するようにした。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、剥離装置及び液体噴射装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
インクジェット記録方式は、記録ヘッドの微小なノズルからインクの液滴を吐出させ、紙等の印刷記録媒体に付着させて画像を形成する印刷方式である。近年、インクジェット記録用の印刷記録媒体として、紙やフィルム等の記録媒体上に、シリカやアルミナ等の多孔性微粒子を主成分とするインク受容層を設けた構成のインクジェット記録用コート紙が開発され、銀塩写真に匹敵する高画質のインクジェット画像が得られるようになっている。
【0003】
しかしながら、上記のようなインクジェット記録用コート紙を用いることにより、画質の点では十分なインクジェット画像が得られるようになっているものの、耐光性、耐ガス性及び耐擦性等の保存性の点では銀塩写真技術に及ばない。インクジェット画像の保存性は、インクジェット記録技術のデジタル写真サービスや商業印刷等への用途拡大に伴い、ますます重要視されるようになってきており、長期保存可能なインクジェット画像の提供は重要課題となっている。
【0004】
インクジェット画像の保存性や光沢感を向上させる技術としては、記録物のインクジェット画像が形成された面(インクジェット画像面)上に透明フィルム等を貼り合わせることにより、該インクジェット画像を被覆する保護層を形成するオーバーコート法が知られている。このオーバーコート法には、常温で接着するフィルムの裏紙(セパレータ)を剥がしながら該フィルムを画像面に貼り合わせていくコールドラミネート法がある。更に、裏紙のない熱可塑性樹脂フィルムを加熱しながら画像面に貼り合わせていくヒート(ホット)ラミネート法、支持体に透明フィルム(転写性保護層)が設けられた構成の画像保護用フィルムを用い、該透明フィルムを画像面に熱転写させる熱転写法等がある。なかでも、熱転写法は、他のオーバーコート法に比して、薄膜の保護層の形成が可能であるため、画像面に過剰な光沢感を付与することがないという利点を有しており、記録物本来の風合いや質感を損なわずに保存性や光沢感を向上させるオーバーコート法として注目されている。
【0005】
即ち、インクジェット式印刷装置によって印刷実行した後、図11に示すように、記録物P上にその印刷面50より大きい、支持体51と転写層52とで構成された画像保護用フィルム53を一対のローラ54a,54bによって加熱下で加圧させながら前記記録物Pに前記画像保護用フィルム53を貼着させる。その後、前記支持体51をロール状の案内部材55に当接させて同支持体51を前記記録物Pに対して離間する方向に搬送させるようにして、前記転写層52を残して不要な前記支持体51を剥離する。このようにすることで、前記印刷面50上の画像の保存性や光沢感等の向上を図るようになっている(例えば、特許文献1)。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−121609号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記のような案内部材55によって前記記録物P上から不要な支持体51を剥離するとき、その不要な支持体51が前記記録物P上から正確に剥離されない場合がある。
【0008】
例えば、図12(a)に示すように、前記記録物P上に、その印刷面50より大きい前記画像保護用フィルム53を重ね合わせる。すると、前記印刷面50上に貼着された支持体51に加えて記録物Pの側端部Qの外側に不要な転写層52が形成される。そして、案内部材55によって、図12(b)に示すように、記録物P上に貼着された前記支持体51とともに前記側端部Qの外側の不要な転写層52を同時に剥離する。すると、前記側端部Qの不要な前記転写層52aが支持体51から剥離され記録物Pの側端部Qの外側に残ってしまう場合がある。この結果、印刷物の品質が劣化したものとなってしまう。また、記録物Pの前後端に正確な剥離を得るためには特許文献1のような複雑な機構を要する。
【0009】
本発明は上記問題点を解消するためになされたものであって、その目的は、記録物から不要なフィルムを正確に剥離することができる剥離装置及び液体噴射装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の剥離装置は、支持体と転写層とで構成された画像保護用フィルムが貼着された記録物から前記転写層を残して前記支持体を剥離するために、前記支持体を案内部材に当接させて同支持体を前記画像保護用フィルムに対して離間する方向に搬送させるようにした剥離装置において、前記案内部材は、前記支持体の一部を他の部分より下流側で当接する当接部を備え、前記支持体が、前記記録物の側端部側から前記当接部に向かって剥離されるようにした。
【0011】
これによれば、支持体の一部を他の部位より先行して剥離させることができるので、記録物から前記転写層を残して前記支持体を剥離するとき、一度に剥離されないようにすることができる。従って、記録物から不要な前記支持体を正確に剥離することができる剥離装置を提供することができる。
【0012】
この剥離装置において、前記当接部は、前記支持体の中央を当接する位置であって、前記下流側に向かって備えられていてもよい。
これによれば、記録物に同記録物より大きな画像保護用フィルムを貼着した場合、記録物の中央部に貼着した転写層を残して、同記録物の両側部に貼着した画像保護用フィルムより先行して剥離することができる。従って、記録物から前記転写層を残して前記画像保護用フィルムの両側部に貼着した支持体を正確に剥離することができる。
【0013】
この剥離装置において、前記当接部は、前記支持体の中央を当接する位置であって、前記支持体に向かって備えられていもよい。
これによれば、例えば、記録物の中央に対応する案内部材の厚さを記録物の中央以外に対応する案内部材の厚さより厚くすることによって、前記画像保護用フィルムを案内部材で当接するとき、記録物の両側部に貼着した画像保護用フィルムより先行して剥離することができる。つまり、案内部材の厚さを調節することによって記録物から不要な画像保護用フィルムに貼着した支持体を正確に剥離することができる。
【0014】
本発明の剥離装置は、支持体と転写層とで構成された画像保護用フィルムが貼着された記録物から、前記転写層を残して前記支持体を剥離するために、前記支持体を案内部材に当接させて同支持体を、前記記録物に対して離間する方向に搬送させるようにした剥離装置において、前前記支持体を前記記録物に対して離間する方向に搬送させるとき、前記記録物の搬送方向を変えて搬送させる搬送手段を備えた。
【0015】
これによれば、転写層を残して記録物から支持体を剥離するとき、その記録物の搬送方向を変えて搬送することで支持体の一部を他の部位より後方で剥離させることができる。従って、記録物から画像保護用フィルムを一度に剥離されないようにすることができる。この結果、記録物から前記画像保護用フィルムを正確に剥離することができる剥離装置を提供することができる。
【0016】
この剥離装置において、前記搬送手段は前記記録物を搬送する搬送ローラであってもよい。
これによれば、前記案内部材は搬送手段を兼ねることができる。
【0017】
本発明の液体噴射装置は、上記剥離装置を備えた。
これによれば、記録物から不要な前記支持体を正確に剥離することができる液体噴射装置を提供することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
以下、本発明を具体化した実施形態を図1〜図6に従って説明する。図1は、液体噴射装置としてのインクジェット印刷装置の概略構成図である。
【0019】
図1に示すように、インクジェット印刷装置10は、インクジェット印刷部11と、剥離装置としての熱転写部12とを備えている。インクジェット印刷部11は、印刷工程を行う部材であって、給紙ローラ13、ガイドローラ14a,14b、印刷手段15、プラテン16等を備えており、前記印刷手段15の下方に前記プラテン16が配置されている。
【0020】
給紙ローラ13には、印刷記録媒体としての記録媒体Pがロール状に巻き付けられている。前記記録媒体Pは給紙ローラ13が回転することで送り出されるとともに、一対のガイドローラ14a,14bによって案内されながら矢印方向へ搬送される。尚、本実施形態においては、記録媒体Pは、所謂、連続紙(ロール紙)である。
【0021】
印刷手段15は、インクが充填されるインクカートリッジ15aと、インクカートリッジ15aを収納するキャリッジ15bと、キャリッジ15bに接続され、前記インクカートリッジ15aに充填されたインクを吐出する記録ヘッド15cとを備えている。キャリッジ15bは、記録媒体Pの幅方向(主査方向)と同方向に配置されたガイド部材に沿って往復運可能に取り付けられている。
【0022】
図2は、記録媒体Pの断面模式図である。記録媒体Pは、図2に示すように支持体P1とインク受容層P2とが積層された構造を成している。支持体P1は、紙、プラスチック等で構成された支持体である。インク受容層P2は、シリカ系顔料等からなる多孔質無機粒子で構成された層であって、その表面や内部に無数の微細な空隙を有している。そして、記録媒体Pは、そのインク受容層P2でインク滴を受容することによって画像が形成される。
【0023】
そして、図1に示すように、記録媒体Pは前記給紙ローラ13から前記一対のガイドローラ14a,14bを介して搬送されて前記印刷手段15に案内される。そして、記録媒体Pは、印刷手段15の記録ヘッド15cとプラテン16との間に挿入される。そして、前記キャリッジ15bが記録媒体Pの幅方向(主査方向)に移動しながら、記録ヘッド15cからインク滴が吐出されて、記録媒体P上に画像が印刷される。そして、この画像が印刷された記録媒体Pが記録物Fとして後段の熱転写部12に搬送される。このようにして、インクジェット印刷部11にて印刷工程が行なわれる。
【0024】
熱転写部12は、熱転写工程を行う部材であって、シート送り用ローラ17、巻き取り用ローラ18、積層用ガイドローラ19a,19b、加熱用ローラ20及び加圧用ローラ21を備えている。また、熱転写部12は、第1の搬送ローラ22a,22b、剥離部材23等を備えている。
【0025】
シート送り用ローラ17には、画像保護用フィルムSがロール状に巻き付けられている。画像保護用フィルムSは、前記記録物Fに重ね合わされた後、加熱圧着されることで、同記録物F上の画像を保護するシートである。
【0026】
図3は、画像保護用フィルムSの断面模式図である。画像保護用フィルムSは、図3に示すように、支持体としての耐熱性基材S1と転写層S2とが積層された構造を成している。耐熱性基材S1は、前記記録物Fに加熱圧着された後に転写層S2から剥離される層であって、たとえば、ポリエチレンテレフタレート(PET)やポリプロピレンで構成されている。転写層S2は、前記記録物F上に貼着されることで前記記録媒体P上に印刷された画像の保存性や光沢感を向上させるためのフィルムであって、前記画像を保護する保護層Mとして機能する層である。また、転写層S2は熱可塑性樹脂で構成されている。そして、前記のように構成された画像保護用フィルムSは、その転写層S2が外側になるように、前記シート送り用ローラ17にロール状に巻き付けられている。
【0027】
また、画像保護用フィルムSは、その幅Hsが前記記録媒体Pの幅Hpより大きくなるように構成されている(図4参照)。従って、画像保護用フィルムSを前記記録物Fに重ね合わせるとき、その重ね合わせの位置決めの精度を厳格に制御する必要がない。
【0028】
積層用ガイドローラ19a,19bは、図1に示すように、前記シート送り用ローラ17から搬送された画像保護用フィルムSと前記記録物Fとを重ね合わせることで積層させるためのローラである。詳しくは、一対の積層用ガイドローラ19a,19bは、図1に示すように、それぞれ矢印方向に回転しながら、前記インクジェット印刷部11にて画像が印刷された記録媒体Pのインク受容層P2上に、前記画像保護用フィルムSの転写層S2が接するように、記録物Fと画像保護用フィルムSとを重ね合わせる。
【0029】
図4は、記録物Fの断面模式図である。図4に示すように、画像保護用フィルムSの幅Hsは記録媒体Pの幅Hpより長いので、記録媒体P上に印刷された画像全体が画像保護用フィルムSに覆われた状態になる。このとき、画像保護用フィルムSの両側部には記録媒体Pに重ね合わされない非貼着部NSが形成される。その後、前記記録物Fは、積層用ガイドローラ19a,19bに案内されながら、加熱用ローラ20と加圧用ローラ21との間に挿入される。
【0030】
前記加熱用ローラ20は、図1に示すように、前記画像保護用フィルムSに当接する側に配置され、加圧用ローラ21は前記記録物Fに当接する側に配置される。加熱用ローラ20は、例えば、表面が平滑な中空円筒状のアルミニウム材の内部にヒータを内蔵させたものが使用される。そして、前記記録物Fは、加熱用ローラ20により加熱されつつ、加圧用ローラ21に押圧されて熱転写される。この結果、前記転写層S2は、前記加熱用ローラ20によって溶融されるととも加圧用ローラ21によって記録媒体Pのインク受容層P2に貼着される。
【0031】
続いて、前記記録物Fは、第1の搬送ローラ22a,22bによって剥離部材23に案内される。
図5は、記録物Fに貼着された不要な画像保護用フィルムSを剥離する剥離方法を説明するための図である。
【0032】
剥離部材23は、その長手方向の長さDが記録物Fを構成する前記画像保護用フィルムSの幅Hsより長くなるように形成された略直方体形状をなす支持体23aと、その支持体23aの中央部に突設された当接部としての突部23bとから構成されたT字型の形状を成した部材である。そして、突部23bは前記支持体23aの、前記記録物Fが搬送される下流側に向いて突設されている。つまり、突部23bは、前記耐熱性基材S1の一部を他の部分より遅れて下流側で当接することができる。
【0033】
また、本実施形態における剥離部材23は、その全体の厚さを均一にすることで記録物Fを上から均一に押圧するように設けられている。
また、剥離部材23は、前記第1の搬送ローラ22a,22bと巻き取り用ローラ18との間に設けられている。巻き取り用ローラ18は回転することで画像保護用フィルムSを構成する前記耐熱性基材S1を記録物Fから剥離することで巻き取るローラであって、前記剥離部材23に対して図中上方に配置されている。そして、剥離部材23によって押圧されながら前記巻き取り用ローラ18が回転することで、その突部23b側から耐熱性基材S1が剥離される。
【0034】
すると、前記突部23bに対応した領域の画像保護用フィルムSは同突部23bによって記録物Fを確実に押圧された状態になっている。一方、前記両側端部に形成された非貼着部NSの画像保護用フィルムSは、記録物Fに確実に押圧された状態ではない。つまり、前記突部23bは、前記記録物Fの搬送方向に対して、同記録物Fの中央部をその突部23bの両側端部に形成された非貼着部NSより先行して押圧された状態になる。
【0035】
従って、前記のように剥離部材23を構成することによって、前記巻き取り用ローラ18が回転すると、前記突部23bに対応した領域の耐熱性基材S1が剥離される。この前記突部23bに対応した領域の耐熱性基材S1が剥離されるとき、この突部23bの両側方に形成された非貼着部NSの耐熱性基材S1は先行して剥離されている。続いて、前記巻き取り用ローラ18が回転すると、前記突部23bの両側方に形成された前記非貼着部NSの耐熱性基材S1が、それぞれ、前記突部23bの方向に向かって徐々にめくり上げられる。つまり、前記耐熱性基材S1は、前記記録物Fの側端部側から前記突部23bに向かって徐々にめくり上げられる。その結果、図6に示すように、前記非貼着部NSにおける転写層S2は記録物F上に貼着された転写層S2から分離される。そして、この非貼着部NSにおける転写層S2を含む耐熱性基材S1が不要な画像保護用フィルムSとして記録物Fから剥離される。
【0036】
図6は、不要な画像保護用フィルムSが剥離されることで得られた記録物Fの断面模式図である。前記したように、前記突部23bの両側方に形成された前記非貼着部NSの耐熱性基材S1が、それぞれ、前記突部23bの方向に向かって徐々にめくり上げられることで、前記非貼着部NSの転写層S2は記録物Fの記録媒体P上に貼着された転写層S2から確実に分離され、前記耐熱性基材S1とともに剥離される。この結果、熱転写工程時において、記録物Fに貼着された不要な非貼着部NSを正確に取り除くことができる。
【0037】
これに対して、従来の熱転写部においては、本発明の剥離部材23が設けられてはいなく、その長手方向が記録物Fの幅方向に対して直角となるように設けられた前記第1の搬送ローラ22a,22bを耐熱性基材S1に当接させる。そして、前記耐熱性基材S1を前記記録物Fに対して離間する方向に搬送させることで転写層S2を記録媒体Pから剥離して所望の記録物Fを得るようにしている。従って、記録物Fから耐熱性基材S1を剥離するとき、本発明のように、前記非貼着部NSの画像保護用フィルムSは、前記突部23bに向かって徐々にめくり上げられることはない。この結果、従来の熱転写部においては、図12に示しように、前記非貼着部NSの転写層S2は記録物F上に貼着された転写層S2から正確に分離されない場合があり、記録物Fが巻き取り用ローラ18に巻き取られてしまう。また、分離された場合でも支持体P1が搬送方向に平行に搬送される。従って、前記記録媒体Pから耐熱性基材S1を剥離するとき、記録物Fに貼着された不要な非貼着部NSが記録物Fの両側部に貼着されたままとなってしまう。しかしながら、本発明のように前記剥離部材23を第1の搬送ローラ22a,22bと巻き取り用ローラ18との間に設ける。このことによって、前記非貼着部NSの転写層S2は記録物F上に貼着された転写層S2から確実に分離できるので、記録物Fに貼着された不要な非貼着部NSの画像保護用フィルムSを確実に取り除くことができる。
【0038】
続いて、前記のようにして耐熱性基材S1が剥離された記録物Fはカッター24に案内され、同カッター24によって所望の長さに切断され、図1に示す所望の記録物Fが得られる。つまり、記録物Fの最上層には、インク受容層P2に貼着された転写層S2が画像を保護する保護層Mとして形成される。このようにして、熱転写部12によって熱転写工程が行なわれる。
【0039】
以上のように、剥離部材23を前記第1の搬送ローラ22a,22bと巻き取り用ローラ18との間に設けることによって、印刷面から不要な画像保護用フィルムSを正確に剥離することができる熱転写部12及びその熱転写部12を備えたインクジェット印刷装置10を提供することができる。
【0040】
前記実施形態の熱転写装置及びインクジェット印刷装置によれば、以下のような特徴を得ることができる。
(1)前記実施形態では、略直方体形状をなす支持体23aと、その支持体23aの中央部に突設された突部23bとから構成されたT字型の形状を成した剥離部材23を第1の搬送ローラ22a,22bと巻き取り用ローラ18との間に設けた。そして、その剥離部材23で記録物Fを押圧しながら前記巻き取り用ローラ18が回転することで、前記記録物Fから非貼着部NSの画像保護用フィルムSを剥離するようにした。
【0041】
このようにすることで、前記巻き取り用ローラ18を回転させると、前記突部23bの両側方に形成された前記非貼着部NSの耐熱性基材S1が、それぞれ、前記突部23bの方向に向かって徐々にめくり上げられる。そして、前記非貼着部NSの転写層S2は記録物F上に貼着された転写層S2から確実に分離され、前記非貼着部NSの転写層S2が前記耐熱性基材S1とともに剥離されることとなる。この結果、熱転写工程時において、記録物Fに貼着された不要な非貼着部NSを正確に取り除くことができる。従って、印刷面から不要な画像保護用フィルムSを正確に剥離することができる熱転写部12及びその熱転写部12を備えたインクジェット印刷装置10を提供することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明を具体化した第2実施形態を図7及び図8に従って説明する。尚、本実施形態において、前記第1実施形態と同じ構成部材については符号を等しくし、その詳細な説明を省略する。
【0042】
本実施形態においては、記録媒体Pは第1実施形態における、所謂、連続紙(ロール紙)ではなく、所定の長さに予め切断されている記録媒体である。従って、本実施形態におけるインクジェット印刷装置には、記録媒体Pを所定の長さで切断するカッター24が設けられていないインクジェット印刷装置であってもよい。
【0043】
図7は、本実施形態の搬送手段としての第2の搬送ローラ30a,30bによって画像保護用フィルムを剥離する剥離方法を説明するための図である。また、図8(a),(b)は、それぞれ画像保護用フィルムSを記録物Fから剥離するときの第2の搬送ローラ30a,30bの上面図である。
【0044】
本実施形態のインクジェット印刷装置には、図7及び図8に示すように、前記第1実施形態における剥離部材23の下流側に、第2の搬送ローラ30a,30bが設けられている。この第2の搬送ローラ30a,30bは、前記剥離部材23にて前記記録媒体Pから非貼着部NSの画像保護用フィルムSを剥離された後の記録物Fのみを下流側に搬送する。また、第2の搬送ローラ30a,30bはその長手方向が記録物Fの幅方向と直角ではなく、その各回転軸Rと記録物Fの幅方向とが所定の角度θをもった状態で設けられている。従って、前記第2の搬送ローラ30a,30bが回転することで、図8に示すように、前記記録物の搬送方向を変えて記録物Fの搬送方向が角度θの分だけずれて搬送される。この結果、前記剥離部材23にて耐熱性基材S1を記録物Fから剥離されるとき、前記記録物Fの終端部Eが前記剥離部材23の支持体23aの後側部Nに前記角度θの分だけずれながら剥離される。
【0045】
この結果、前記記録物Fの終端部Eにて前記耐熱性基材S1が一度に剥離されることはなく、前記記録物Fの終端部Eにおいて耐熱性基材S1を記録物Fの端部から徐々に剥離させることができる。この結果、前記記録物Fの終端部Eにて前記耐熱性基材S1が前記記録物Fから確実に剥離される。
【0046】
これに対して、従来の熱転写部においては、搬送ローラは、その回転軸が記録媒体Pの幅方向に直角になるように設けられている。従って、従来の熱転写部においては、耐熱性基材S1を剥離するとき、その記録物Fの終端部Eにて、耐熱性基材S1が記録物Fから一度に剥離される。そのため、場合によっては、耐熱性基材S1が記録物Fの終端部Eにて耐熱性基材S1が貼着されてしまい、正確に剥離されない。しかしながら、本発明のように、前記第2の搬送ローラ30a,30bを、前記記録物Fの幅方向と所定の角度θをもった状態で設けることで、前記記録物Fの終端部Eにおいて耐熱性基材S1を記録物Fの端部から徐々に剥離させることができる。
【0047】
以上のように、第2の搬送ローラ30a,30bを記録物Fの幅方向に対して角度θをもった状態で設けることによって記録物Fから不要な画像保護用フィルムSを正確に剥離することができる熱転写部12及びインクジェット印刷装置10を提供することができる。
【0048】
前記実施形態の熱転写装置及びインクジェット印刷装置によれば、以下のような特徴を得ることができる。
(1)前記実施形態では、第2の搬送ローラ30a,30bを、その長手方向が記録物Fの幅方向に対して直角とならない所定の角度θをもった状態で設けた。従って、記録物Fの終端部Eにおいても貼着された耐熱性基材S1を記録物Fの端部から徐々に剥離させることができる。この結果、耐熱性基材S1を記録物Fから確実に剥離することができる。
【0049】
尚、発明の実施形態は、上記実施形態に限定されるものではなく、以下のように実施してもよい。
○上記第1実施形態では、剥離部材23を、略直方体である支持体23aと、その支持体23aの中央部に突設された突部23bとで構成されたT字型の形状を成した部材とした。これを、図9に示すように、前記支持体23aと前記突部23bとが連続的に連結された略台形構造を成した剥離部材25を設けてもよい。図9は、剥離部材25を上からみた図である。要は、前記突部23bに対応する領域の耐熱性基材S1が記録物Fの両側端部に形成された前記非貼着部NSの耐熱性基材S1より先行して剥離されればよい。このようにすることによって前記第1実施形態と同様な効果を得ることができる。
【0050】
○上記第1実施形態では、T字型の形状を成した剥離部材23を設けた。これを、図10に示すように、支持体23aの記録媒体Pが搬送される側が、記録物Fの幅方向に対して所定の角度θをもった略台形構造を成した剥離部材26であってもよい。記録物Fの両側部に設けられた非貼着部NS1,NS2のうち一方の非貼着部(図10においては非貼着部NS1)側から耐熱性基材S1が剥離されることとなる。このようにすることによって前記第1実施形態と同様な効果を得ることができる。
【0051】
○上記第1実施形態では、剥離部材23を、略直方体である支持体23aと、その支持体23aの中央部に突設された突部23bとで構成されたT字型の形状を成した部材とした。そして、前記剥離部材23全体の厚さを均一にすることで記録物Fを上から均一に押圧するようにした。これを、前記案内部材の前記基材の中央を当接する位置に前記基材に向かって突設されるように、前記案内部材の中央部の厚さを端部の厚さより厚くなるように剥離部材を形成してもよい。そして、そのような剥離部材にて記録物Fを上から押圧する。このようにすることで、記録物Fをその中央部が端部より強く押圧することができるので、前記端部に貼着された耐熱性基材S1が前記中央部より先行して剥離される。従って、前記第1実施形態と同様な効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクジェット印刷装置の概略構成図である。
【図2】記録媒体の断面模式図である。
【図3】画像保護用フィルムの断面模式図である。
【図4】記録物の断面模式図である。
【図5】剥離方法を説明するための図である。
【図6】記録物の断面模式図である。
【図7】剥離方法を説明するための図である。
【図8】(a),(b)は、それぞれ画像保護用フィルムを記録物から剥離するときの第2の搬送ローラの上面図である。
【図9】別例の剥離部材を説明するための図である。
【図10】別例の剥離部材を説明するための図である。
【図11】従来の剥離方法を説明するための図である。
【図12】(a),(b)は、それぞれ従来の剥離部材を説明するための図である。
【符号の説明】
E…終端部、F…記録物、P…記録媒体、S…画像保護用フィルム、S1…基材、S2…転写層、10…液体噴射装置としてのインクジェット印刷装置、11…インクジェット印刷部、12…剥離装置としての熱転写部、15c…記録ヘッド、23…剥離部材、23b…当接部としての突部、30a,30b…搬送手段としての第2の搬送ローラ30a,30b
Claims (6)
- 支持体と転写層とで構成された画像保護用フィルムが貼着された記録物から前記転写層を残して前記支持体を剥離するために、前記支持体を案内部材に当接させて同支持体を前記画像保護用フィルムに対して離間する方向に搬送させるようにした剥離装置において、
前記案内部材は、前記支持体の一部を他の部分より下流側で当接する当接部を備え、
前記支持体が、前記記録物の側端部側から前記当接部に向かって剥離されるようにしたことを特徴とする剥離装置。 - 請求項1に記載の剥離装置において、
前記当接部は、前記支持体の中央を当接する位置であって、前記下流側に向かって備えられていることを特徴とする剥離装置。 - 請求項1に記載の剥離装置において、
前記当接部は、前記支持体の中央を当接する位置であって、前記支持体に向かって備えられていることを特徴とする剥離装置。 - 支持体と転写層とで構成された画像保護用フィルムが貼着された記録物から、前記転写層を残して前記支持体を剥離するために、前記支持体を案内部材に当接させて同支持体を、前記記録物に対して離間する方向に搬送させるようにした剥離装置において、
前記支持体を前記記録物に対して離間する方向に搬送させるとき、前記記録物の搬送方向を変えて搬送させる搬送手段を備えたことを特徴とする剥離装置。 - 請求項4に記載の剥離装置において、
前記搬送手段は前記記録物を搬送する搬送ローラであることを特徴とする剥離装置。 - 請求項1乃至5のいずれか一つに記載の剥離装置を備えた液体噴射装置。
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