JP2004276202A - エンドモジュールの組付治具及び組付方法 - Google Patents

エンドモジュールの組付治具及び組付方法 Download PDF

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Shinya Watanabe
紳也 渡辺
Akitoshi Kitsukai
昭稔 吉開
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Abstract

【課題】車体前部又は車体後部にエンドモジュールを容易にかつ精度良く位置決めすることができるエンドモジュールの組付治具及び組付方法を得る。
【解決手段】フロントエンドモジュール用組付治具10は、車体前部のセンタ基準位置を特定するためのメインボディー側セット治具12と、フロントエンドモジュール34のセンタ基準位置を特定するためのフロントエンドモジュール側セット治具14とから成る。前者は固定治具16及び可動治具18から成り、第1係止ピン20、第1指標部26、第2係止ピン28、第2指標部32が設けられている。また、後者には第3係止ピン44、第3指標部50が設けられている。実際の車体前部に対して前者をセットしたときの第1指標部26と第2指標部32との交点Pが実際のセンタ位置であり、ここに第3指標部50を合わせれば精度良く位置決めできる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車体前部又は車体後部にバンパを含む周辺部品をモジュール化したエンドモジュールを組付けるためのエンドモジュールの組付治具及び組付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、車体本体の前部(以下、「車体前部」と称す)に配設されるラジエータ、コンデンサ、ファンシュラウド、ヘッドライト、ラジエータグリル、フロントバンパ等は、自動車の組立ラインにおいて、個別に個々の工程で車体前部へ組付けられるが、元々部品種類が多いため、ライン編成が長くなるという欠点があった。これに加え、ライン効率を高める目的で、同じラインで複数の車種を組み立てる車種混成ラインにすることがあるが、車種混成ラインにすると、ライン編成が更に長くなると共に、作業者が車種ごとに異なる部品を車体前部に組付けていくことになるため作業性が低下するという問題も生じてくる。
【0003】
近年、このような問題を解決するために、上記部品を予めユニット化(モジュール化)してから、当該フロントエンドモジュールを車体前部へ組付ける組立方法が提案されている。なお、この種の技術を開示した先行技術文献としては、下記特許文献1、特許文献2等がある。
【0004】
【特許文献1】
特開平3−227781号公報
【特許文献2】
特開平7−69244号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記組立方法による場合、車体前部の両サイドには閉断面構造の左右側壁部(フロントサイドメンバ等)が配設されているものの、車体前部全体としては剛性が低く変形し易い構造になっているため、簡単な操作で、車体前部に対してフロントエンドモジュールを精度良く位置決めすることが困難であった。
【0006】
本発明は上記事実を考慮し、車体前部又は車体後部にエンドモジュールを容易にかつ精度良く位置決めすることができるエンドモジュールの組付治具及び組付方法を得ることが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明に係るエンドモジュールの組付治具は、車体前部又は車体後部における車幅方向の一端側に設けた第1基準点に係止される第1係止部と車体前部又は車体後部のセンタ基準位置を指標する第1指標部とを備えた長尺状の固定治具と、この固定治具に対して伸縮可能に設けられると共に車体前部又は車体後部における車幅方向の他端側に設けた第2基準点に係止される第2係止部と車体前部又は車体後部のセンタ基準位置を指標する第2指標部とを備えた長尺状の可動治具と、を含んで構成されたボディー側セット治具と、このボディー側セット治具とで対を成し、バンパを含む周辺部品をモジュール化したエンドモジュールの所定位置に設けられた第3基準点に係止される第3係止部とエンドモジュールのセンタ基準位置を指標する第3指標部とを備えたモジュール側セット治具と、を有することを特徴としている。
【0008】
請求項2記載の本発明に係るエンドモジュールの組付方法は、ボディー側セット治具の一方を構成しかつ車体前部又は車体後部のセンタ基準位置を指標する第1指標部を備えた長尺状の固定治具を用いて、車体前部又は車体後部における車幅方向の一端側に設けた第1基準点に第1係止部を係止させると共に、ボディー側セット治具の他方を構成しかつ前記固定治具に対して伸縮可能に設けられると共に車体前部又は車体後部のセンタ基準位置を指標する第2指標部を備えた長尺状の可動治具を用いて、車体前部又は車体後部における車幅方向の他端側に設けた第2基準点に第2係止部を係止させ、一方、上記ボディー側セット治具とで対を成しかつバンパを含む周辺部品をモジュール化したエンドモジュールのセンタ基準位置を指標する第3指標部を備えたモジュール側セット治具を用いて、エンドモジュールの所定位置に設けられた第3基準点に第3係止部を係止させ、次に、前記第3指標部の指標位置を前記第1指標部の指標位置と前記第2指標部の指標位置との中点に位置させることにより、車体前部又は車体後部に対するエンドモジュールの位置決めを行う、ことを特徴としている。
【0009】
請求項1記載の本発明に係るエンドモジュールの組付治具並びに請求項2記載の本発明に係るエンドモジュールの組付方法の作用は、以下の通りである。
【0010】
エンドモジュールの組付治具は、ボディー側セット治具とモジュール側セット治具とによって構成される。さらに、ボディー側セット治具は、長尺状の固定治具とこれに対して伸縮可能に設けられた可動治具とを含んで構成される。本発明では、これらの治具を用いて、以下の如くして、車体前部又は車体後部に対するエンドモジュールの位置決めがなされる。
【0011】
まず、ボディー側セット治具の固定治具が備える第1係止部を、車体前部又は車体後部における車幅方向の一端側に設けた第1基準点に係止させる。この状態で、固定治具が備える第1指標部が指標する位置が、車体前部又は車体後部の標準的なセンタ基準位置である。
【0012】
次に、ボディー側セット治具の可動治具を固定治具に対して伸縮させて、当該可動治具が備える第2係止部を、車体前部又は車体後部における車幅方向の他端側に設けた第2基準点に係止させる。この可動治具にも、車体前部又は車体後部のセンタ基準位置を指標する第2指標部が設けられているため、仮に車体前部又は車体後部の車幅方向寸法にボディーパネルの変形や組付誤差等が現れていない(累積されていない)場合には、固定治具の第1指標部が指標する位置と可動治具の第2指標部が指標する位置とは同じ位置(即ち、センタ基準位置)を指標する筈である。
【0013】
しかし、車体前部又は車体後部の車幅方向寸法にボディーパネルの変形や組付誤差等が現れている(累積されている)場合には、固定治具の第1指標部が指標する位置と可動治具の第2指標部が指標する位置とが車幅方向に若干ずれることになる。この場合、第1指標部による指標位置と第2指標部による指標位置との中点がその車体前部又は車体後部の車幅方向の中心位置(実際のセンタ位置)になる。
【0014】
一方、上記作業と並行して、モジュール側セット治具が備える第3係止部を、バンパを含む周辺部品をモジュール化したエンドモジュールの所定位置に設けられた第3基準点に係止させる。モジュール側セット治具にはエンドモジュールのセンタ基準位置を指標する第3指標部が設けられているため、当該第3指標部をボディー側セット治具を使って求めた実際のセンタ位置に合わせれば、実際の車体前部又は車体後部の車幅方向の中心位置にエンドモジュールの車幅方向の中心位置が位置される。
【0015】
上記より、本発明によれば、実際の車体前部又は車体後部に対するエンドモジュールの位置決めが精度良くなされる。
【0016】
しかも、本発明によれば、幾つかの係止作業と車体前部又は車体後部に対するエンドモジュールの位置合わせ作業とを行うだけでよいので、極めて容易に位置決め作業を行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図6を用いて、本発明に係るエンドモジュールの組付治具及び組付方法の一実施形態について説明する。
【0018】
図1には、本実施形態に係るフロントエンドモジュール用組付治具10の全体正面図が示されている。この図に示されるように、フロントエンドモジュール用組付治具10は、メインボディー側セット治具12とフロントモジュール側セット治具14とによって構成されている。
【0019】
図5に示されるように、メインボディー側セット治具12は全体として長尺状(箱尺状)に形成されており、固定治具16と可動(摺動)治具18とによって構成されている。可動治具18は、固定治具16に対して進退可能、つまり伸縮可能に設けられている。
【0020】
メインボディー側セット治具12の一方を構成する固定治具16は、中空の長尺状に形成されており、下面にはスリット19(図3参照)が形成されている。この固定治具16の外端側の下面には、「第1係止部」としての第1係止ピン20が下向きに立設されている。これに対応して、車体前部22の左側部22Aの上端側には、第1係止ピン20が挿入可能な「第1基準点」としての第1係止孔24が形成されている。さらに、固定治具16の内端側の下面には、逆正三角形状の第1指標部26が下向きに立設されている。
【0021】
メインボディー側セット治具12の他方を構成する可動治具18の外端側の下面には、「第2係止部」としての第2係止ピン28が下向きに立設されている。これに対応して、車体前部22の右側部の上端側には、第2係止ピン28が挿入可能な「第2基準点」としての第2係止孔30が形成されている。さらに、可動治具18の内端側の下面には、第1指標部26と同一の位置に逆正三角形状の第2指標部32が下向きに立設されている。第2指標部32は、前述した固定治具16のスリット19を通るようになっており、かつ第1指標部26と干渉しないように前後にずれた位置に配置されている(図3参照)。また、第2指標部32の大きさは、第1指標部26の大きさと同一に設定されている(図3参照)。
【0022】
第1指標部26と第2指標部32とが重なり合ったときの第1係止ピン20と第2係止ピン28との取付ピッチが基準ピッチAとなるように設定されている。また、第1指標部26及び第2指標部32は、前記基準ピッチAの中点に設定されている。
【0023】
一方、図4に示されるように、フロントモジュール側セット治具14は、全体として略矩形枠状に形成されており、上部14A、下部14B、右側部14C、左側部14Dによって構成されている。フロントモジュール側セット治具14の枠の内寸は、フロントエンドモジュール34が挿入可能な寸法に設定されている。
【0024】
なお、フロントエンドモジュール34は、車幅方向を長手方向として形成されたフロンドバンパ36と、このフロンドバンパ36の両側部に配設されるヘッドライト38と、フロンドバンパ36の裏面側に配置されてフロンドバンパ36を支持する長尺状のバンパリインフォースメント40と、フロンドバンパ36の裏面側に配置されてエンジンの冷却装置を構成するラジエータ42等をユニット化(モジュール化)したものである。
【0025】
また、上記フロントモジュール側セット治具14の上部14Aの下面両サイドには、一対の第3係止ピン44が下向きに立設されている。これに対応して、フロントエンドモジュール34の対応する上部には、「第3基準点」としての一対の第3係止孔46が形成されている。一対の第3係止ピン44の基準ピッチBは、一対の第3係止孔46の取付ピッチB’と同一に設定されている(B=B’)。なお、この取付ピッチB’は、標準的な車種のフロントエンドモジュール34の取付ピッチである。
【0026】
補足すると、フロントモジュール側セット治具14の一対の第3係止ピン44は不動、つまり長さ調節ができない構成になっているが、これは、フロントエンドモジュール34側では、フロンドバンパ36が一部品で車幅方向の左端から右端まで存在しているため、前述した車体前部22側の車幅方向寸法とは異なり、ボディーパネルの変形や組付誤差の影響を受けないことから、精度保証されているからである。
【0027】
また、フロントモジュール側セット治具14の下部14Bの上面中央寄りの部分には、一対の係止ピン48が上向きに立設されている。これに対応して、フロントエンドモジュール34の対応する下部には、図示しない一対の係止孔が形成されている。
【0028】
さらに、上記フロントモジュール側セット治具14の上部14Aの上面中央部には、正三角形状の第3指標部50が立設されている。この第3指標部50は、一対の第3係止ピン44の基準ピッチBの中点に設置されている。なお、第3指標部50は、前述したメインボディー側セット治具12の第1指標部26と重合可能なように、フロントモジュール側セット治具14の上部14Aの上面中央部の後端縁側に配置されている(図3も参照)。
【0029】
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
【0030】
本実施形態に係るフロントエンドモジュール用組付治具10を用いて、以下の如くして、車体前部22に対するフロントエンドモジュール34の位置決めがなされる。
【0031】
まず、図5(B)に示されるように、メインボディー側セット治具12の固定治具16が備える第1係止ピン20を、車体前部22の左側部22Aの上端側に穿設した第1係止孔24へ係止させる。この状態で、固定治具16が備える第1指標部26が指標する位置が、車体前部22の標準的なセンタ基準位置CL(図1、図6参照)である。
【0032】
次に、メインボディー側セット治具12の可動治具18を固定治具16に対して伸縮(摺動)させて、当該可動治具18が備える第2係止ピン28を、車体前部22の右側部22Bの上端側に穿設した第2係止孔30へ係止させる。この可動治具18にも、車体前部22のセンタ基準位置を指標する第2指標部32が設けられているため、仮に車体前部22の取付ピッチA’にボディーパネルの変形や組付誤差等がが現れていない(累積されていない)場合には、固定治具16の第1指標部26が指標する位置と可動治具18の第2指標部32が指標する位置とは同じ位置(即ち、図1、図6のセンタ基準位置CL)を指標する筈である。
【0033】
しかし、車体前部22の取付ピッチA’にボディーパネルの変形や組付誤差等が現れている(累積されている)場合には、固定治具16の第1指標部26が指標する位置に対して可動治具18の第2指標部32が指標する位置が車幅方向に若干ずれることになる。すなわち、第2指標部32が図6の一点鎖線図示位置を指標する場合には、実際(実車)の車体前部22の取付ピッチA’は基準ピッチAに対して−δのバラツキが生じていることを意味し、第2指標部32が図6の二点鎖線図示位置を指標する場合には、実際(実車)の車体前部22の取付ピッチA’は基準ピッチAに対して+δのバラツキが生じていることを意味する。この場合、図1及び図2に示されるように、第1指標部26による指標位置と第2指標部32による指標位置との中点P(=δ×1/2)がその車体前部22の車幅方向の中心位置(実際のセンタ位置CL’)になる。
【0034】
一方、上記作業と並行して、図4(B)に示されるように、フロントモジュール側セット治具14が備える第3係止ピン44を、フロンドバンパ36を含む周辺部品をモジュール化したフロントエンドモジュール34の所定位置に設けられた第3係止孔46へ係止させる。フロントモジュール側セット治具14にはフロントエンドモジュール34のセンタ基準位置を指標する第3指標部50が設けられているため、当該第3指標部50をメインボディー側セット治具12を使って求めた実際のセンタ位置CL’に合わせれば(即ち、図1及び図2に示されるように、第3指標部50の正三角形の頂点を第1指標部26の逆正三角形と第2指標部32の逆正三角形との交点Pに一致させれば)、実際の車体前部22の車幅方向の中心位置CL’にフロントエンドモジュール34の車幅方向の中心位置が位置される。
【0035】
なお、バラツキδの値によって第1指標部26と第2指標部32との交点Pの位置が若干上下動するが、かかる上下方向への変位は組付上問題にはならない。換言すれば、車体前部22に対するフロントエンドモジュール34の組付けに際して支障となるのは、専ら車幅方向のセンタ位置のずれによるものである。
【0036】
上記より、本実施形態に係るフロントエンドモジュール用組付治具10及びこれを用いたフロントエンドモジュール34の組付方法によれば、実際の車体前部22に対するフロントエンドモジュール34の位置決めが精度良くなされる。その結果、フロントエンドモジュール34の車体前部22へのセット性及び建付(組付)性の向上を図ることができる。
【0037】
しかも、本実施形態に係るフロントエンドモジュール用組付治具10及びこれを用いたフロントエンドモジュール34の組付方法によれば、第1係止ピン20乃至第3係止ピン44を使った幾つかの係止作業と車体前部22に対するフロントエンドモジュール34の位置合わせ作業とを行うだけでよいので、極めて容易に位置決め作業を行うことができる。
【0038】
また、本実施形態に係るフロントエンドモジュール用組付治具10及びこれを用いたフロントエンドモジュール34の組付方法では、第1指標部26及び第2指標部32に逆正三角形状のプレートを用いたので、幾何学的に双方の指標位置の中点を求めることができる。従って、コストをかけずに簡単な構成で位置決め精度を向上させることができる。
【0039】
なお、上述した本実施形態では、車体前部22へのフロントエンドモジュール34の位置決めに対して本発明を適用したが、これに限らず、リヤについてもフロントエンドモジュール34と同様にモジュール化した場合には、車体後部へのリヤエンドモジュールの位置決めに対して本発明を適用することが可能である。
【0040】
また、上述した本実施形態では、第1指標部26、第2指標部32、第3指標部50のいずれも三角形状のプレートで構成したが、第1指標部26の指標位置と第2指標部32の指標位置との中点を求めることができる構成であれば、すべて適用可能である。
【0041】
さらに、上述した本実施形態では、係止構造としてピンと孔の組み合わせを用いたが、これに限らず、フックと孔の組み合わせ等、種々の構成を採ることができる。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の本発明に係るエンドモジュールの組付治具は、車体前部又は車体後部における車幅方向の一端側に設けた第1基準点に係止される第1係止部と車体前部又は車体後部のセンタ基準位置を指標する第1指標部とを備えた長尺状の固定治具と、この固定治具に対して伸縮可能に設けられると共に車体前部又は車体後部における車幅方向の他端側に設けた第2基準点に係止される第2係止部と車体前部又は車体後部のセンタ基準位置を指標する第2指標部とを備えた長尺状の可動治具と、を含んで構成されたボディー側セット治具と、このボディー側セット治具とで対を成し、バンパを含む周辺部品をモジュール化したエンドモジュールの所定位置に設けられた第3基準点に係止される第3係止部とエンドモジュールのセンタ基準位置を指標する第3指標部とを備えたモジュール側セット治具と、を有するので、車体前部又は車体後部にエンドモジュールを容易にかつ精度良く位置決めすることができるという優れた効果を有する。
【0043】
請求項2記載の本発明に係るエンドモジュールの組付方法は、ボディー側セット治具の一方を構成しかつ車体前部又は車体後部のセンタ基準位置を指標する第1指標部を備えた長尺状の固定治具を用いて、車体前部又は車体後部における車幅方向の一端側に設けた第1基準点に第1係止部を係止させると共に、ボディー側セット治具の他方を構成しかつ固定治具に対して伸縮可能に設けられると共に車体前部又は車体後部のセンタ基準位置を指標する第2指標部を備えた長尺状の可動治具を用いて、車体前部又は車体後部における車幅方向の他端側に設けた第2基準点に第2係止部を係止させ、一方、上記ボディー側セット治具とで対を成しかつバンパを含む周辺部品をモジュール化したエンドモジュールのセンタ基準位置を指標する第3指標部を備えたモジュール側セット治具を用いて、エンドモジュールの所定位置に設けられた第3基準点に第3係止部を係止させ、次に、第3指標部の指標位置を第1指標部の指標位置と第2指標部の指標位置との中点に位置させることにより、車体前部又は車体後部に対するエンドモジュールの位置決めを行うこととしたので、車体前部又は車体後部にエンドモジュールを容易にかつ精度良く位置決めすることができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係るフロントエンドモジュール用組付治具を用いた位置決めの仕方を示す正面図である。
【図2】図1に示される第1指標部乃至第3指標部を拡大して示す要部拡大正面図である。
【図3】図2の3−3線に沿う縦断面図である。
【図4】(A)はフロントエンドモジュール側セット治具の単品を示す斜視図、(B)はフロントエンドモジュール側セット治具を実際にフロントエンドモジュールにセットした状態を示す斜視図である。
【図5】(A)はメインボディー側セット治具の単品を示す斜視図、(B)はメインボディー側セット治具を実際に車体前部にセットした状態を示す斜視図である。
【図6】車体前部の車幅方向寸法によって第2指標部が第1指標部に対してずれる様子を示す図1に対応する正面図である。
【符号の説明】
10 フロントエンドモジュール用組付治具
12 メインボディー側セット治具
14 フロントモジュール側セット治具
16 固定治具
18 可動治具
20 第1係止ピン(第1係止部)
22 車体前部
24 第1係止孔(第1基準点)
26 第1指標部
28 第2係止ピン(第2係止部)
30 第2係止孔(第2基準点)
32 第2指標部
34 フロントエンドモジュール
36 フロントバンパ
44 第3係止ピン(第3係止部)
46 第3係止孔(第3基準点)
50 第3指標部

Claims (2)

  1. 車体前部又は車体後部における車幅方向の一端側に設けた第1基準点に係止される第1係止部と車体前部又は車体後部のセンタ基準位置を指標する第1指標部とを備えた長尺状の固定治具と、この固定治具に対して伸縮可能に設けられると共に車体前部又は車体後部における車幅方向の他端側に設けた第2基準点に係止される第2係止部と車体前部又は車体後部のセンタ基準位置を指標する第2指標部とを備えた長尺状の可動治具と、を含んで構成されたボディー側セット治具と、
    このボディー側セット治具とで対を成し、バンパを含む周辺部品をモジュール化したエンドモジュールの所定位置に設けられた第3基準点に係止される第3係止部とエンドモジュールのセンタ基準位置を指標する第3指標部とを備えたモジュール側セット治具と、
    を有することを特徴とするエンドモジュールの組付治具。
  2. ボディー側セット治具の一方を構成しかつ車体前部又は車体後部のセンタ基準位置を指標する第1指標部を備えた長尺状の固定治具を用いて、車体前部又は車体後部における車幅方向の一端側に設けた第1基準点に第1係止部を係止させると共に、
    ボディー側セット治具の他方を構成しかつ前記固定治具に対して伸縮可能に設けられると共に車体前部又は車体後部のセンタ基準位置を指標する第2指標部を備えた長尺状の可動治具を用いて、車体前部又は車体後部における車幅方向の他端側に設けた第2基準点に第2係止部を係止させ、
    一方、上記ボディー側セット治具とで対を成しかつバンパを含む周辺部品をモジュール化したエンドモジュールのセンタ基準位置を指標する第3指標部を備えたモジュール側セット治具を用いて、エンドモジュールの所定位置に設けられた第3基準点に第3係止部を係止させ、
    次に、前記第3指標部の指標位置を前記第1指標部の指標位置と前記第2指標部の指標位置との中点に位置させることにより、車体前部又は車体後部に対するエンドモジュールの位置決めを行う、
    ことを特徴とするエンドモジュールの組付方法。
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