JP2004275527A - ナースコール装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】瞬きセンサ1を備えたナースコール子機2に、瞬きの回数、瞼を閉じている時間、瞬きの間隔から成るナースコール検出条件を設定する設定手段11、瞬きデータを蓄積するデータ蓄積回路12、ナースコールを判断する制御回路15を設け、制御回路15は、設定されたナースコール検出条件に、一定の許容範囲を設けて患者のナースコール動作を検出するようにした。ナースコール子機2には、更にナースコール動作検出条件を変更する子機設定変更スイッチ13、誤報時に許容範囲を変更する子機誤報確認スイッチ14を設けた。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、病院において患者が看護師を呼び出すためのナースコール装置に関し、特に瞬きによる呼び出しを可能としたナースコール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のナースコール装置としては、図4に示す構成のものがあった。図4において、21は呼出操作をするための握りボタン、22はマイクやスピーカを備えて呼出信号を送出するナースコール子機、23は廊下表示灯、24はナースコール装置を制御するナースコール制御機、25はナースコール子機22と通信が可能なナースコール親機であり、押しボタン式の握りボタン21の操作でナースコールする構成であった。また、ナースコールする呼出手段としては、それ以外に呼吸量、音声、筋電、舌の動きを指標にしたもの等の患者の残存機能に応じたものを用いたものがある。
【0003】
それでも、言語障害と、手、足等の運動機能が同時に麻痺している重度の障害を有する患者に対しては、上述する従来の呼出手段の何れを使用しても呼出操作が困難な場合が多かったし、人工呼吸器を使用している患者は、呼吸量を指標にするものが利用できない。
このような問題を解決するために、視線、瞬きによる意志伝達装置として例えば特許文献1に示すようなナースコール装置がある。これは、例えば図5に示すよう視線入力をするためのディスプレイを用いるもので、伝えたい言葉の文字を順に辿り、各文字毎に一定時間の瞬きをするという作業を繰り返すことで外部に意志伝達を可能としている。また、この際に使用可能な瞬き検出手段として、例えば特許文献2に示すような瞬きセンサがある。
【0004】
【特許文献1】
特開昭61−201398号公報
【特許文献2】
特開2002−355238号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献1に示すような視線入力技術は、スムーズな操作をするためには多くの練習を必要とし、ナースコール機能を使用する場合も複数の視線入力作業が必要となるため、交通事故等で一時的に体の自由が奪われた回復の見込みのある患者に用いることは実用的ではない。
また、操作に熟練したとしても、操作手順が面倒であるため、緊急のナースコールのような場合に患者が利用し難いし、意識した瞬きの時間には個人差があるため、検出時間を患者に拘わらず一定にしてしまうと患者によっては通常の瞬きで誤動作が発生してしまう。更に、回復途上の患者にとっては、容態の変化により瞬きの時間は少しずつ変化してゆくことがあり、この場合も誤報の原因となってしまう。
そのため、このような誤報を防止するために、その都度看護師が設定を変更する必要があった。
【0006】
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、瞬きの回数や瞼を閉じている時間を患者に合わせて設定することができ、且つ患者の時間感覚が変化しても対応することが可能で、患者が特別な訓練をしなくとも誤報の発生が少ない瞬きセンサを用いたナースコール装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、病床毎に設けられ、瞬きを検出する瞬きセンサを備えたナースコール子機と、病室毎に設置される廊下表示灯と、病棟内に設けられたナースコール制御機と、ナースステーション内に設けられたナースコール親機とを備え、瞬きセンサにより患者の瞬きによるナースコール動作が検出されたら、ナースコール制御機を介してナースコール親機に呼び出しを通報するナースコール装置であって、ナースコール子機は、ナースコール動作検出条件となる瞬きの回数、瞼を閉じている時間、瞬きの間隔のうち少なくとも一つを設定する設定手段を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、ナースコール子機にて瞬きによるナースコール動作の検出条件を設定するので、夫々の患者の状態或いは癖に合わせて条件設定ができ、瞬きによるナースコールを特別な訓練を行うことなく、然も誤報も少なく実施できる。従って、重度の障害を一時的に有した患者に対しても、無理なく使用できる。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1記載の発明において、ナースコール子機は、設定手段によって設定された値に、一定の許容範囲を持たせてナースコール動作の検出を行う制御回路を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、ナースコール動作の判断は、設定した瞬きの条件に対して一定の許容範囲を有して行われるので、患者は瞼を閉じている時間や開いている時間等に特に意識を集中させることなく、ナースコールすることができる。
【0009】
請求項3の発明は、請求項2記載の発明において、ナースコール子機は、制御回路で設けた許容範囲を変更、或いは設定手段で設定した値を変更する子機設定変更スイッチを備えたことを特徴とする。
この構成によれば、ナースコール動作検出条件の許容範囲、或いはナースコール動作検出条件を簡易に変更することが可能となり、患者に応じたナースコール動作検出条件の設定がし易くなる。
【0010】
請求項4の発明は、請求項2又は3記載の発明において、ナースコール親機は、ナースコール子機に対して、制御回路で設定された許容範囲を変更、或いは設定手段による設定値を変更する親機設定変更スイッチを備えたことを特徴とする。
この構成によれば、ナースコール動作検出条件の許容範囲、或いはナースコール動作検出条件を簡易に変更することが可能となり、患者に応じたナースコール動作検出条件の設定がし易くなる。然も、病床まで行く必要がなくナースステーションにて実施できる。
【0011】
請求項5発明は、請求項2乃至4の何れかに記載の発明において、ナースコール子機は、誤報が発生した際に操作する子機誤報確認スイッチを有し、子機誤報確認スイッチの操作により制御回路は、許容範囲を変更、或いは設定手段による設定値を変更することを特徴とする。
この構成によれば、誤報が生じた際に、スイッチ操作により制御回路が許容範囲を変更して許容値を狭くすれば、簡易な操作で誤報を減少させることができる。また、スイッチ操作により制御回路が設定値を変更して瞼を閉じた時間や瞬きの間隔を誤報となった瞬きデータから離れるようにすれば、患者の時間感覚が変化しても対応させることが可能となるし、簡易な操作で誤報を減少させることができる。
【0012】
請求項6の発明は、請求項2乃至5の何れかに記載の発明において、ナースコール親機は、誤報が発生した際に操作する親機誤報確認スイッチを有し、ナースコール子機の制御装置は、親機誤報確認スイッチの操作により、許容範囲を変更、或いは設定手段による設定値を変更することを特徴とする。
この構成によれば、誤報が生じた際に許容範囲を変更し、許容値を狭くすれば、簡易な操作で誤報を減少させることができる。また、設定値を変更し、瞼を閉じた時間や瞬きの間隔を誤報となった瞬きデータから離れるように変更すれば、患者の時間感覚が変化しても対応させることが可能となるし、簡易な操作で誤報を減少させることができる。然も、この操作を病床まで行かずにナースステーションにて容易に実施できる。
【0013】
請求項7の発明は、請求項5又は6記載の発明において、ナースコール子機は、子機誤報確認スイッチ又は親機誤報確認スイッチの操作が行われた場合に、誤報時の瞬きの回数、瞼を閉じている時間及び瞬きの間隔を記録して蓄積する誤報データ蓄積手段を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、誤報時の瞬きデータが蓄積されるので、そのデータを基にすることで、誤報を生じ難い条件の設定に活用できる。
【0014】
請求項8の発明は、請求項5又は7の何れかに記載の発明において、ナースコール子機は、呼出情報を通報した後、一定時間経過後に子機誤報確認スイッチ又は親機誤報確認スイッチの操作が確認できなかった場合には、呼出時の瞬きの回数及び瞼を閉じている時間を記録し蓄積する真報データ蓄積手段を備えたことを特徴とする。
この構成により、ナースコール時の瞬きデータが蓄積されるので、そのデータを基にすることで、誤報を生じ難い条件の設定に活用できる。
【0015】
請求項9の発明は、請求項8記載の発明において、ナースコール子機の制御回路は、真報データ蓄積手段に蓄積された呼出時の瞬きの回数及び瞼を閉じている時間、更には瞬きの間隔の平均値を計算し、設定手段による設定値を平均値を基に自動変更することを特徴とする。
この構成により、ナースコール時の瞬きデータの平均により設定値が自動変更されるので、瞼を閉じている時間等の設定値をその平均値に近づくよう変更すれば、患者の時間感覚が途中で変化しても自動的に対応することが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係るナースコール装置の一例を示すブロック図であり、1は瞬きを検出する瞬きセンサ、2は瞬きセンサ1からの信号を受けてナースコール動作を判断して呼出信号を発するナースコール子機、3はナースコールした病床を表示する廊下表示灯、4はナースコール装置を制御するナースコール制御機、5はナースコール子機2からの呼出信号を受けて報知動作すると共にナースコール子機2と通信が可能なナースコール親機である。瞬きセンサ1はナースコール子機2に接続されて病床毎に設けられ、廊下表示灯3は病室6毎に設けられている。また、ナースコール制御機4は病棟内に設置され、ナースコール親機5はナースステーション7に設置されている。
病室6毎にナースコール子機2は廊下表示灯3に伝送線9aで接続され、各廊下表示灯3は伝送線9bによりナースコール制御機4に接続されている。そして、ナースコール制御機4は伝送線9cによりナースコール親機5に接続されている。
【0017】
尚、10はナースコール子機2を廊下表示灯3へ接続するための端子装置であり、ここでは、公知の握りボタン(図4に示す)によりナースコールする際に、握りボタンを接続する従来のナースコール子機を端子装置として使用した形態を示し、握りボタン接続部に本発明の一部を成すナースコール子機2を接続した構成となっている。また、瞬きセンサ1は、例えば赤外線の反射を利用した上記特許文献2に示すものが使用される。
【0018】
ナースコール子機2は、図2のブロック図に示すように構成され、ナースコールする瞬きの条件、即ちナースコール動作検出条件を設定する設定手段11、設定された瞬き条件等の瞬きデータを記憶蓄積するデータ蓄積回路12、後述する子機設定変更スイッチ13、子機誤報確認スイッチ14、そしてナースコール子機2の各回路ブロックを制御して瞬きセンサ1の情報から瞬きがナースコール動作であることを判断する制御回路15を有している。
【0019】
子機設定変更スイッチ13は、設定手段11で設定したナースコール検出条件をワンタッチ操作で変更するための1乃至複数のスイッチで、この子機設定変更スイッチ13の操作で瞼を閉じている時間及び瞬きの間隔を所定量長く、或いは所定量短くなるよう制御回路15がプロプラムされている。
また、子機誤報確認スイッチ14は、誤報が発生した場合、即ち、患者が呼び出しをするつもりではない瞬きをナースコール信号と判断してナースコール信号を出力した場合に操作するスイッチであり、この子機誤報確認スイッチ14を操作することで、その時に検知した患者の瞼を閉じている時間、及び瞬きの間隔を検出し、誤報データとして誤報データ蓄積手段としてのデータ蓄積回路12に蓄積されると共に、ナースコール動作検出条件設定時に自動設定された許容範囲を一定量狭める変更をするよう制御回路15はプログラムされている。尚、許容範囲とは、設定値に対して一定の時間幅を持たせて検出するために設けられ、詳しくは後述する。
【0020】
図3はナースコール親機5の正面図を示し、17は親機設定変更スイッチ、18は親機誤報確認スイッチである。この両スイッチは上記子機設定変更スイッチ13及び子機誤報確認スイッチ14と同様のスイッチであり、親機設定変更スイッチ17を操作をすることで、設定手段11で設定したナースコール検出条件をワンタッチ操作で変更できるし、親機誤報確認スイッチ18を操作することで、検知した誤報時の瞬きデータが誤報データ蓄積手段としてのデータ蓄積回路12に蓄積される共に、許容範囲が一定量狭められる。
【0021】
このように、子機設定変更スイッチ或いは親機設定変更スイッチを設けることで、ナースコール動作検出条件を容易に変更することができ、患者に応じた条件設定がし易くなる。特に、ナースコール親機に親機設定変更スイッチを設けることで、病床まで行かずにナースステーションにて設定変更でき便利である。
また、子機誤報確認スイッチ或いは親機誤報確認スイッチを設けて、誤報が生じた際にこのスイッチを操作することで、許容範囲が一定量変更されるので、簡易な操作で誤報を少なくできる。特に、親機誤報確認スイッチを設けることで、誤報を生じた病床まで行くことなくナースステーションにて検出条件の変更操作ができ便利である。
【0022】
尚、子機或いは親機設定変更スイッチ13,17の操作により、設定手段11で設定したナースコール動作検出条件を変更させずに、制御回路15により自動設定された許容範囲を変更するようにしても良く、同様に患者に応じた条件を設定することが可能となる。また、子機或いは親機誤報確認スイッチ14,18の操作により、許容範囲を変更せずに瞼を閉じた時間や瞬きの間隔等の設定したナースコール動作条件を誤報時の瞬きデータの数値から一定量離れる変更操作するようにしても良く、こうすることで患者の時間感覚が変化しても対応させることが可能となり、簡易な操作で誤報を少なくできる。また、ナースコール子機2とナースコール親機5の双方に設定変更スイッチ、及び誤報確認スイッチを設けているが、少なくとも一方に設ければ良いことは言うまでもない。
【0023】
次に、上記構成のナースコール装置の操作及び動作を説明する。まず、ナースコール子機2にてナースコール動作検出条件、即ち瞬きの回数、瞼を閉じている時間、瞬きの間隔等の設定値を設定手段11により入力する。設定は、例えば瞬きの回数3回、瞼を閉じている時間1秒、瞬きの間隔2秒というように設定する。そして、患者の瞬きを検出可能な位置、或いは患者自身に瞬きセンサ1を装着する。
こうして、設定した瞬きの条件に合わせて患者が瞬きをすると、瞬きセンサ1が瞬きを検出し、制御回路15がナースコールと判断してナースコール信号をナースコール親機5に向けて伝送線9aに出力する。そして、ナースコール子機2から出力されたナースコール信号は、廊下表示灯3及びナースコール制御機4を経由してナースコール親機5に送られ、ナースコール親機5にてナースコール情報が表示されると共に呼出音が発報される。
【0024】
但し、制御回路15によるナースコール検出動作は、設定された条件に対して一定の許容範囲が自動設定されて行われるようになっている。例えば、瞼を閉じている時間は1秒の設定に対して0.7秒〜1.3秒と、±0.3秒の許容範囲、瞬きの間隔は2秒の設定に対して1.5秒〜2.5秒と±0.5秒の許容範囲が設定されてナースコール動作が判断される。この許容範囲は、例えば一定値を予め制御回路15内のメモリに記憶させても良いし、設定値に対して一定の割合となるよう演算式を記憶させて、その都度演算により設定しても良い。また、瞬きの回数を多く設定した場合は、瞬きの回数にも許容範囲を設定しても良い。
尚、設定するナースコール動作条件は、必ずしも瞬きの回数、瞼を閉じている時間、瞬きの間隔の3つを患者毎に設定する必要はなく、例えば瞬きの回数のみを設定するようにして、他の条件は固定値としても良い。
【0025】
そして、ナースコール信号がナースコール親機5に送られた後、子機誤報確認スイッチ14、或いは親機誤報確認スイッチ18が一定時間、例えば30秒間操作されなければ、制御回路15は、患者の瞼を閉じている時間及び瞬きの間隔等の瞬きデータを真報データと判断し、真報データ蓄積手段としてのデータ蓄積回路12に蓄え、それまでデータ蓄積回路12に蓄積された過去の真報データと合わせて平均値を演算する。更に、その平均値を基に設定値が自動変更されるよう制御回路15はプログラムされている。この設定値変更動作は、ナースコール動作条件の設定値が求めた平均値に近づくように一定量の変更操作が行われる。
このように、ナースコール時の瞬きデータの平均により設定値が自動変更されるので、患者の時間感覚が変化しても自動的に対応することができ、患者がナースコールをしたにも拘わらずナースコールと判断されない事態を無くすことができる。
【0026】
以上説明したように、ナースコール子機にて瞬きによるナースコール動作の検出条件を設定するので、夫々の患者の状態或いは癖に合わせて条件設定ができ、瞬きによるナースコールを特別な訓練を行うことなく実施でき、然も誤報も少なくできる。従って、重度の障害を一時的に有した患者に対しても、無理なく使用できる。
また、ナースコール動作の判断は、設定した瞬きの条件に対して一定の許容範囲を設けて行われるので、患者は瞼を閉じている時間や開いている時間等に特に意識を集中させることなく、ナースコールすることができるし、誤報時の瞬きデータやナースコール時の真報時の瞬きデータが記憶蓄積されるので、そのデータを基にして誤報を生じ難い条件設定が可能となる。
【0027】
尚、上記実施形態では、左右両目で瞬きすることを前提としているが、瞬きセンサが片方の目に対してのみ検知動作するよう装着されている場合は、対応する片方の目のみ瞬きさせればナースコールできる。
【0028】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、ナースコール子機にて瞬きによるナースコール動作の検出条件を設定するので、夫々の患者の状態或いは癖に合わせて条件設定ができ、瞬きによるナースコールを特別な訓練を行うことなく実施でき、然も誤報も少なくできる。従って、重度の障害を一時的に有した患者に対しても、無理なく使用できる。
また、ナースコール動作の判断は、設定した瞬きの条件に対して一定の許容範囲を設けて行われるので、患者は瞼を閉じている時間や開いている時間等に特に意識を集中させることなく、ナースコールすることができる。
更に、ナースコール動作を検出する検出条件の許容範囲、或いはナースコール動作検出条件を誤報データや真報データを基に容易に変更でき、患者毎にナースコール動作検出条件を細かく設定でき、誤報を更に削減できる。
また、呼出時の瞬きデータにより設定値を自動変更するので、患者の時間感覚が変化しても、自動対応させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るナースコール装置の構成図である。
【図2】ナースコール子機の回路ブロック図である。
【図3】ナースコール親機の説明図である。
【図4】従来のナースコール装置の構成図である。
【図5】従来の他のナースコール装置に用いるディスプレイである。
【符号の説明】
1・・瞬きセンサ、2・・ナースコール子機、3・・廊下表示灯、4・・ナースコール制御機、5・・ナースコール親機、6・・病室、7・・ナースステーション、11・・設定手段、12・・データ蓄積回路(誤報データ蓄積回路及び真報データ蓄積回路)、13・・子機設定変更スイッチ、14・・子機誤報確認スイッチ、15・・制御回路、17・・親機設定変更スイッチ、18・・親機誤報確認スイッチ。
Claims (9)
- 病床毎に設けられ、瞬きを検出する瞬きセンサを備えたナースコール子機と、病室毎に設置される廊下表示灯と、病棟内に設けられたナースコール制御機と、ナースステーション内に設けられたナースコール親機とを備え、前記瞬きセンサにより患者の瞬きによるナースコール動作が検出されたら、前記ナースコール制御機を介して前記ナースコール親機に呼び出しを通報するナースコール装置であって、
前記ナースコール子機は、ナースコール動作検出条件となる瞬きの回数、瞼を閉じている時間、瞬きの間隔のうち少なくとも一つを設定する設定手段を備えたことを特徴とするナースコール装置。 - 前記ナースコール子機は、前記設定手段によって設定された値に、一定の許容範囲を持たせてナースコール動作の検出を行う制御回路を備えたことを特徴とする請求項1記載のナースコール装置。
- 前記ナースコール子機は、前記制御回路で設けた前記許容範囲を変更、或いは前記設定手段で設定した値を変更する子機設定変更スイッチを備えたことを特徴とする請求項2記載のナースコール装置。
- 前記ナースコール親機は、前記ナースコール子機に対して、前記制御回路で設定された前記許容範囲を変更、或いは前記設定手段による設定値を変更する親機設定変更スイッチを備えたことを特徴とする請求項2又は3に記載のナースコール装置。
- 前記ナースコール子機は、誤報が発生した際に操作する子機誤報確認スイッチを有し、前記子機誤報確認スイッチの操作により前記制御回路は、前記許容範囲を変更、或いは前記設定手段による設定値を変更することを特徴とする請求項2乃至4の何れかに記載のナースコール装置。
- 前記ナースコール親機は、誤報が発生した際に操作する親機誤報確認スイッチを有し、前記ナースコール子機の制御装置は、前記親機誤報確認スイッチの操作により、前記許容範囲を変更、或いは前記設定手段による設定値を変更することを特徴とする請求項2乃至5の何れかに記載のナースコール装置。
- 前記ナースコール子機は、前記子機誤報確認スイッチ又は前記親機誤報確認スイッチの操作が行われた場合に、誤報時の瞬きの回数、瞼を閉じている時間及び瞬きの間隔を記録して蓄積する誤報データ蓄積手段を備えたことを特徴とする請求項5又は6記載のナースコール装置。
- 前記ナースコール子機は、前記呼出情報を通報した後、一定時間経過後に前記子機誤報確認スイッチ又は前記親機誤報確認スイッチの操作が確認できなかった場合には、呼出時の瞬きの回数及び瞼を閉じている時間を記録し蓄積する真報データ蓄積手段を備えたことを特徴とする請求項5乃至7の何れかに記載のナースコール装置。
- 前記ナースコール子機の制御回路は、前記真報データ蓄積手段に蓄積された呼出時の瞬きの回数及び瞼を閉じている時間、更には瞬きの間隔の平均値を計算し、前記設定手段による設定値を、前記平均値を基に自動変更することを特徴とする請求項8記載のナースコール装置。
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