JP2004275387A - 遊技機、遊技機の制御方法、およびプログラム - Google Patents

遊技機、遊技機の制御方法、およびプログラム Download PDF

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JP2004275387A JP2003070243A JP2003070243A JP2004275387A JP 2004275387 A JP2004275387 A JP 2004275387A JP 2003070243 A JP2003070243 A JP 2003070243A JP 2003070243 A JP2003070243 A JP 2003070243A JP 2004275387 A JP2004275387 A JP 2004275387A
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Abstract

【課題】遊技者にとって一層趣向性の高い遊技機を提供する。
【解決手段】このスロットマシンの遊技制御部21は、当選役抽選においてRB遊技が当選してもRB遊技モードへは即時には移行させず、その当選回数を第1特別遊技回数蓄積部27に蓄積する。そして、BB遊技モードの終了後に第1特別遊技回数蓄積部27に蓄積された回数以下の放出回数だけRB遊技モードへの移行を行うための放出条件を放出条件記憶部28に記憶する。さらに、第1特別遊技放出制御部29は、BB遊技モードの終了後、放出条件記憶部28に記憶された放出条件が満たされれば、放出条件に基づいた放出回数だけRB遊技モードへの移行を行うように制御する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技機特にスロットマシン、遊技機の制御方法およびプログラムに関する。
【0002】
【背景技術および発明が解決しようとする課題】
スロットマシンにおいては、遊技者がスタートスイッチを操作したときにスロットマシン内部で乱数による抽選が行われる。その抽選の結果、所定の当選役に当選し、かつ、その当選役に対応する図柄の配列でリールが停止した場合に入賞となる。入賞が発生すれば、クレジットやコインなどの有価媒体、または再遊技(リプレイゲーム)などの有利な遊技価値が遊技者に付与される。
【0003】
また、所定条件の成立により、レギュラーボーナスゲーム(RBゲーム)モードやビッグボーナスゲーム(BBゲーム)モードなどの、遊技者にとって通常の遊技モードよりも有利な特別遊技モードとなり、他の所定条件の成立によりこのような特別遊技モードが終了するものがある。特別遊技モードは遊技者にとって有利なため、一旦このモードに入ると多くの入賞が発生し、遊技者に払い出される有価媒体の量が大きくなる。
【0004】
RB遊技モードへの移行は、通常遊技モードまたはBB遊技モードから行われる。また、BB遊技モードへの移行は通常遊技モードから行われる。BB遊技モードは、通常、複数のRB遊技モードへの移行を内在しており、単独のRB遊技モードより遊技者に大きな利益を与える確率が高い。
【0005】
ところで、従来のスロットマシンでは、通常遊技モードからRB遊技モードへの移行は、RB遊技モードへの入賞が起こるたびに、分散して行われていた。そのため、RB遊技モードは単独で行われることになり、遊技者にとってはそれほど趣向の高いものとはいえなかった。
【0006】
本発明は、上記のような点に鑑みてなされたものであって、その目的は、遊技者にとって一層趣向性の高い、遊技機、遊技機の制御方法およびプログラムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
(1) 本発明の遊技機は、回転により複数の図柄が順次表示できるように形成され、遊技ごとに与えられる回転および停止の指示に基づいて表示する図柄が決定される複数の回転表示部と、通常遊技モードと、前記通常遊技モードより遊技者に大きな利益を与える確率が高い第1特別遊技モードと、複数の前記第1特別遊技モードを含み前記第1特別遊技モードよりさらに遊技者に大きな利益を与える確率が高い第2特別遊技モードとを備え、前記いずれのモードにおいても遊技ごとに当選役抽選を行って複数の当選役およびハズレの中からいずれかを決定し、決定された当選役に対応する前記図柄の配列で前記複数の回転表示部が停止した場合に入賞とし、前記通常遊技モードにおける前記当選役には前記第1特別遊技モードへの移行を可能とする当選役および前記第2特別遊技モードへの移行を可能とする当選役が含まれ、前記第2特別遊技モードにおける前記当選役には前記第1特別遊技モードへの移行が可能とする当選役が含まれる、制御を行う遊技制御部と、を備える遊技機であって、前記遊技制御部は、 前記当選役抽選において前記第1特別遊技モードへの移行を可能とする当選役が当選した回数を蓄積する第1特別遊技回数蓄積部と、前記第2特別遊技モードの終了後に前記第1特別遊技回数蓄積部に蓄積された回数以下の放出回数だけ前記第1特別遊技モードへの移行を行うための放出条件を記憶する放出条件記憶部と、前記第2特別遊技モードの終了後、前記放出条件が満たされれば、前記放出回数だけ前記第1特別遊技モードへの移行を行うように制御する第1特別遊技放出制御部と、を備える、ことを特徴としている。
【0008】
本発明によれば、当選役抽選によって第1特別遊技モードへの移行に当選すると、その当選回数は第1特別遊技回数蓄積部に蓄積され、放出条件記憶部に記憶されている放出条件が満たされると、第1特別遊技が放出される。その放出は、特別遊技回数蓄積部に蓄積されている当選回数を上限として、放出条件記憶部に記憶されている放出条件にしたがって実施される。したがって、RB遊技モードへの移行は、その放出条件にしたがった放出回数だけ、まとめて行われることになる。その結果、本発明の遊技機は、RB遊技モードへの入賞が起こるたびにRB遊技が分散して行われる場合に比べ、遊技者に強い印象を与える趣向の高い遊技が実施できる。また、分散したRB遊技の場合に比べて、一気にメダルを獲得できる可能性が高くなり、遊技者にとって一層趣向が改善される。
【0009】
(2) なお、前記放出条件は、過去の所定回数の前記第2特別遊技モードにおいて、特定の当選役を入賞させることができなかった回数に基づいて定められていてもよい。これによって、過去の所定回数の第2特別遊技において逃した第1特別遊技のチャンスを挽回することが可能となり、遊技者の興味をさらに惹きつけることができる。
【0010】
(3) あるいは、前記放出条件は、過去の所定回数の前記第2特別遊技モードにおける、特定の当選役の入賞回数に基づいて定められていてもよい。これによって、過去の所定回数の前記第2特別遊技モードにおける特定の当選役への入賞が、その入賞の特典を与えるだけでなくなるため、さらに奥の深い、遊技者の興味を惹く遊技機となる。
【0011】
(4) また、前記第1特別遊技モード蓄積部は、過去の所定回数の前記第2特別遊技モードにおいて入賞可能な前記第1特別遊技の回数のうち、入賞させることができなかった回数も加算して蓄積するようにしてもよい。これによって、過去の所定回数の前記第2特別遊技モードにおいて逃した第1特別遊技のチャンスを挽回することが可能となり、遊技者の興味をさらに惹きつけることができる。
【0012】
(5) あるいは、前記放出条件は、過去の所定回数の前記第2特別遊技モードにおいて入賞可能な前記第1特別遊技の回数のうち、入賞させることができなかった回数に基づいて定められていてもよい。これによって、過去の所定回数の前記第2特別遊技モードにおいて逃した第1特別遊技のチャンスを挽回することが可能となり、遊技者の興味をさらに惹きつけることができる。
【0013】
(6) 本発明の遊技機は、前記第1特別遊技回数蓄積部に蓄積された当選回数を報知する報知部をさらに備えていてもよい。このような報知部によって、遊技者はまとめて放出される可能性のある第1特別遊技の回数を的確に知ることができるようになり、期待感を持って遊技できる興味深い遊技機となる。
【0014】
(7) 本発明にかかる遊技機の制御方法は、回転により複数の図柄が順次表示できるように形成され、遊技ごとに与えられる回転および停止の指示に基づいて表示する図柄が決定される複数の回転表示部を備える遊技機の制御方法であって、通常遊技モードのステップと、前記通常遊技モードより遊技者に大きな利益を与える確率が高い第1特別遊技モードのステップと、複数の前記第1特別遊技モードのステップを含み前記第1特別遊技モードのステップよりさらに遊技者に大きな利益を与える確率が高い第2特別遊技モードのステップと、を含み、前記いずれのモードのステップも遊技ごとに当選役抽選を行って複数の当選役およびハズレの中からいずれかを決定し、決定された当選役に対応する前記図柄の配列で前記複数の回転表示部が停止した場合に入賞とするステップを含み、前記通常遊技モードのステップにおける前記当選役抽選における当選役には、前記第1特別遊技モードへの移行を可能とする当選役および前記第2特別遊技モードへの移行を可能とする当選役が含まれ、前記第2特別遊技モードのステップにおける前記当選役には、前記第1特別遊技モードへの移行を可能とする当選役が含まれ、前記通常遊技モードのステップは、前記当選役抽選において前記第1特別遊技モードへの移行を可能とする当選役が当選した回数を第1特別遊技回数蓄積部に蓄積するステップをさらに含み、前記通常遊技モードのステップは、前記第2特別遊技モードのステップの終了後、所定の放出条件が満たされれば、前記第1特別遊技回数蓄積部に蓄積された回数以下の放出回数だけ前記第1特別遊技モードへの移行を行うステップをさらに含むことを特徴としている。
【0015】
本発明によれば、当選役抽選によって第1特別遊技モードへの移行に当選すると、その当選回数は第1特別遊技回数蓄積部に蓄積され、所定の放出条件が満たされると、第1特別遊技が放出される。その放出は、特別遊技回数蓄積部に蓄積されている当選回数を上限として実施される。したがって、RB遊技モードへの移行は、その放出条件にしたがった放出回数だけ、まとめて行われることになる。その結果、本発明の遊技機の制御方法によれば、RB遊技モードへの入賞が起こるたびにRB遊技が分散して行われる場合に比べ、遊技者に強い印象を与える趣向の高い遊技が実現できる。また、分散したRB遊技の場合に比べて、一気にメダルを獲得できる可能性が高くなり、遊技者にとって一層趣向が改善される。
【0016】
(8) なお、前記通常遊技モードのステップにおける前記放出条件は、過去の所定回数の前記第2特別遊技モードのステップにおいて、特定の当選役を入賞させることができなかった回数に基づいて定められていてもよい。これによって、過去の所定回数の第2特別遊技において逃した第1特別遊技のチャンスを挽回することが可能となり、遊技者の興味をさらに惹きつけることができる。
【0017】
(9) あるいは、前記通常遊技モードのステップにおける前記放出条件は、過去の所定回数の前記第2特別遊技モードのステップにおける、特定の当選役の入賞回数に基づいて定められていてもよい。これによって、過去の所定回数の前記第2特別遊技モードにおける特定の当選役への入賞が、その入賞の特典を与えるだけでなくなるため、さらに奥の深い、遊技者の興味を惹く遊技機の制御方法となる。
【0018】
(10) さらに、前記通常遊技モードのステップは、過去の所定回数の前記第2特別遊技モードにおいて入賞可能な前記第1特別遊技の回数のうち、入賞させることができなかった回数を加算して前記第1特別遊技モード蓄積部に蓄積するステップをさらに含んでいてもよい。これによって、過去の所定回数の前記第2特別遊技モードにおいて逃した第1特別遊技のチャンスを挽回することが可能となり、遊技者の興味をさらに惹きつけることができる。
【0019】
(11) あるいは、前記通常遊技モードのステップにおける前記放出条件は、過去の所定回数の前記第2特別遊技モードのステップにおいて入賞可能な前記第1特別遊技の回数のうち、入賞させることができなかった回数に基づいて定められていてもよい。これによって、過去の所定回数の前記第2特別遊技モードにおいて逃した第1特別遊技のチャンスを挽回することが可能となり、遊技者の興味をさらに惹きつけることができる。
【0020】
(12) 前記通常遊技モードのステップは、前記第1特別遊技回数蓄積部に蓄積された当選回数を報知するステップをさらに含んでいてもよい。これによって、遊技者はまとめて放出される可能性のある第1特別遊技の回数を的確に知ることができるようになり、期待感を持って遊技できる遊技機の制御方法となる。
【0021】
(13) 本発明にかかるプログラムは、前記いずれかに記載の遊技機の制御方法を遊技機に実施させることを特徴としている。
【0022】
(14) 本発明にかかる記憶媒体は、前記プログラムが記憶されていることを特徴としている。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しながら、さらに具体的に説明する。
【0024】
1. <スロットマシン>
図1は、本発明に係るスロットマシンの外観を示した正面図である。スロットマシン10は、図1に示すように、直方体状の筐体11を有している。筐体11の中央部および上部には、遊技者を臨む四角窓状の表示窓12a,12bが形成されている。
【0025】
筐体11の上部に位置する表示窓12aには、例えば2つの液晶表示装置(LCD)を備える、報知部としての表示部120が左右対象に設置されている。なお、表示部はこのような配置や数に限らず、例えば、回転リールの脇に1つ配置されていてもよい。表示部120は、当選の報知などの各種報知を行う。具体的には、表示部120は、その報知内容に応じて異なる映像を表示することにより、遊技者の興味を高めるとともに、当選などを遊技者に容易に判断させる役割を有している。なお、報知部はこの例のように表示による報知に限定されず、音による報知を行うためのスピーカを備えた報知部、あるいは表示とスピーカの両方による報知部などであってもよい。
【0026】
また、筐体11には、回転リール40と、図柄表示窓13と、メダル投入口25と、スタートスイッチ30と、ストップスイッチ50と、ベットスイッチ16と、精算スイッチ17と、メダル払い戻し口62とが設けられている。回転リール40は、回転表示部としての、左回転リール43、中回転リール44、および右回転リール45とを含んで構成される。
【0027】
表示窓12bの筐体側内部には、図示しないリールユニットが設けられており、リールユニットは、枠体に固定または支持された3個のモータと、各々のモータの出力軸に固定された3個の回転リール43〜45とを含んで構成されている。各回転リール43〜45は、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープ42とを備えており、このリールテープ42の外周面には、複数個(例えば21個)の図柄61が表示されている。
【0028】
図柄表示窓13は、スロットマシン10正面より、各回転リール43,44,45において前面側に位置する図柄61がそれぞれ3つずつ視認可能な透明な表示窓となっている。図柄表示窓13には、横方向に3ライン67b,67c,67d、斜め方向に2ライン67a,67eを含む少なくとも5本の入賞有効ラインが示されている。この入賞有効ライン上に、スロットマシン10の内部で行われた抽選により当選した役に対応する図柄の配列で各回転リール43,44,45が停止すると、当選が確定して入賞となるように構成されている。
【0029】
メダル投入口25は、表示窓12bの右下に設けられており、このメダル投入口25に遊技メダルが投入されると、メダル投入口25の内部に設置された投入スイッチ15が、投入された遊技メダルを検知し、投入された遊技メダル数をカウントする。
【0030】
ベットスイッチ16は、回転リール40の下方に位置するスイッチであって、このスイッチを押下することにより、貯留されていた遊技メダル数が減じて、メダル投入に代えられる。
【0031】
精算スイッチ17は、回転リール40の斜め下方に位置するスイッチであって、このスイッチを押下することにより、貯留した遊技メダルが払い出される。
【0032】
スタートスイッチ30は、回転リール40の斜め下方に位置するレバー式のスイッチであり、遊技メダルの投入若しくはベットスイッチ16の押下を条件に、または「リプレイ(Replay)」時には前遊技からの所定時間の経過を条件に、回転リール40の駆動を開始させる。
【0033】
ストップスイッチ50は、回転リール43〜45の駆動を停止させるためのスイッチである。ストップスイッチ50は、各回転リール43〜45に対応した3個のスイッチから構成されており、各回転リール43〜45の下方に1個ずつ配置されている。回転リール40に対応したストップスイッチ50を押下することにより、そのストップスイッチ50に対応した回転リール40が回転を停止するように構成されている。
【0034】
また、メダル払い戻し口62は、筐体11の下方に設置されており、遊技結果に基づいて、遊技者に遊技メダルを払い戻す際に、ホッパユニットから排出されたメダルが、このメダル払い戻し口62から遊技メダルの払い戻しが行われる。このメダル払い戻し口62の内部には払い戻される遊技メダルを検出するホッパユニットが設けられている。
【0035】
さらに、筐体11には、スピーカや表示ランプなどの演出装置や、前述した表示部120を含む報知部を備えており、報知部は遊技者に入賞などを報知する。例えば、報知部は、当選時にスピーカから当選音などを発生させ、表示ランプを点灯または点滅させることにより、遊技者に入賞などを報知する。
【0036】
図2は、本実施形態のスロットマシン10の構成を示すブロック図である。この図に示すように、スロットマシン10は、入力部30と,制御部20と,出力部70とを含んで構成されている。
【0037】
入力部30は、前述した、投入スイッチ15、ベットスイッチ16、精算スイッチ17、スタートスイッチ30、ストップスイッチ50とを含んで構成され、各スイッチを介して入力された信号が、制御部20に送られる。なお、入力部30は、これらスイッチ類に限定されるものではなく、他の構成を含んでいてもよい。
【0038】
出力部70は、リールユニット60と、ホッパユニット72、報知部80などで構成されている。報知部80は、前述したように、表示部120、スピーカや、表示ランプなどを含んで構成される。なお、出力部70に接続されるパーツは、これらのパーツに限定されるものではない。
【0039】
制御部20は、スロットマシン10の内部に設置されており、スロットマシン10の全体動作を制御する役割を有している。制御部20は、例えば、中央演算装置(CPU)を中心に構成され、リード・オンリ・メモリ(ROM)、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、入出力(I/O)ポートなどを備えている。そして、CPUがROMに記憶されたプログラムを読み込むことで、制御部20の動作を制御する。
【0040】
制御部20は、遊技制御部21と演出制御部22とを有している。遊技制御部21は、スタートスイッチ30およびストップスイッチ50の操作に基づいて回転リール40の回転および停止などを制御する。演出制御部22は、ランプ、スピーカなどの演出装置および表示装置を制御する。また、スピーカ御を行うCPUの個数は1個に限定されず、これらの装置が2個以上のCPUにより制御されてもよい。
【0041】
遊技制御部21は、通常遊技制御部23と、第1特別遊技制御部26と、第2特別遊技制御部25と、第1特別遊技回数蓄積部27と、放出条件記憶部28と、RB外しカウンタ19と、第1特別遊技放出制御部29と、抽選部24とを備えている。抽選部24は当選役の抽選を行う。なお、遊技制御部21は、上記の制御部のみに限定されるものではなく、他の制御部を含んでいてもよい。
【0042】
通常遊技制御部23は、通常遊技モードにおける制御を行う。すなわち、メダルの投入、ベットスイッチ16の押下、または「再遊技(Replay)」に入賞し前遊技から所定時間の経過を条件に、遊技者がスタートスイッチ30を操作すると、リールユニット60の駆動によって、3個の回転リール40の回転が開始する。
【0043】
スタートスイッチ30が操作された時点で、抽選部24において抽選が行われ、いずれかの当選役またはハズレが決定する。当選役には、遊技者に利益を付与する小役当選(以下、通常小役当選という)と、遊技メダルの払い出しは無いが遊技メダルを新たに投入することなく再度の遊技を行うことができる再遊技当選(Replay、以下リプレイ当選という)とがある。なお、通常遊技モードにおいては、当選役として、前記の他に、小役当選よりもさらに大きな利益を遊技者に付与する第1特別遊技モード(レギュラーボーナス(RB)遊技モード)または第2特別遊技モード(ビッグボーナス(BB)遊技モード)への移行も含まれる。
【0044】
当選した場合には、その当選役に対応した当選フラグが成立する。なお、当選役が第1または第2特別遊技モードへの移行である場合には、第1または第2特別遊技当選フラグが成立する。
【0045】
その後、遊技者により3個のストップスイッチ50のうちの1つが操作されると、このストップスイッチ50に対応する回転リール43〜45の回転が停止する。そして、遊技者によりストップスイッチ50の3個全てが操作されると、3個の回転リール43〜45の回転が全て停止する。このとき、中央部の図柄表示窓13の入賞有効ライン67上に、当選役の図柄61が停止すると(この状態を入賞という)、ホッパユニット72の動作によって所定枚数のメダルが払い出される。
【0046】
なお、第1または第2特別遊技当選フラグの成立中に、リールユニット60の回転リール43〜45の停止図柄の組み合わせが、予め定められた第1または第2特別遊技の当選に対応する図柄(例えば、入賞有効ライン上に「7」が3個揃うもの)と一致したことを条件として入賞し、表示部120などにより、遊技者に対して入賞の報知が行われる。遊技者はこの入賞により第1または第2特別遊技を行うことが可能となる。また、抽選により第1または第2特別遊技当選フラグが成立したが、回転リール40の停止図柄の組み合わせが第1または第2特別遊技の当選に対応する図柄と一致していない場合は、該当当選役の内部フラグは持ち越し可能となるように構成されている。
【0047】
また、いずれかの当選フラグが成立している間に、当選役に対応する図柄を入賞有効ライン上に揃えることができるか否かは、回転リール40の回転速度が一定の場合、ストップスイッチ50を操作するタイミングによって左右される。具体的には、ストップスイッチ50を操作した後、190ms以内に回転リール40が停止するように設定されているため、ストップスイッチ50を操作した後、そのまま停止させるか、または190ms以内に停止可能な回転リール40の円周上の引き込み可能図柄61、例えば停止図柄から連続する4個の引き込み可能図柄61の中に、対応する図柄が含まれているような場合には、停止するまでの時間を遅らせて、回転リール40は入賞有効ライン上にその図柄61を引き込んで停止する。一方、3個の引き込み可能図柄61の中に、対応する図柄が含まれていないような場合には、入賞有効ライン上にその図柄を引き込んで停止することができない。
【0048】
また、ストップスイッチ50を押すタイミングで所定の停止制御テーブルに従って回転リール40の停止位置を決定する方法がある。この場合にも、当選フラグが成立しているときには、その当選フラグに対応する図柄61が入賞有効ライン上に揃うように予めテーブルの上で停止位置が決定されている。これも引き込み設定の一種である。
【0049】
第1特別遊技制御部26は、通常遊技モードにおいてRB遊技モード(第1特別遊技モード)への移行に当選し、回転リール43〜45の停止図柄の組み合わせが、予め定められたRB遊技モード移行の当選に対応する図柄となって、RB遊技モードへ移行した後の遊技の制御を行う。RB遊技モードは、それ単独として、あるいは、BB遊技モード中において行われる。本実施形態では、単独としてのRB遊技は、その入賞が起こるたびに行われるのではなく、複数の入賞が蓄積され、BB遊技モードが終了した後に、所定の条件が満たされると、蓄積されている入賞数を上限として、RB遊技がまとめて放出される。
【0050】
具体的には、RB遊技モードに移行すると、遊技メダルが1枚投入となり、回転リール40の所定の図柄61が図柄表示窓13のセンターライン67c上に揃った場合に入賞となる。そして、RB遊技モードでは、最大12回ゲームを行うことができ、そのうち、最大8回、入賞することが可能である。すなわち、最大8回の入賞するか、或いは最大12回ゲームの終了により、RB遊技モードは終了する。
【0051】
第2特別遊技制御部25は、通常遊技モードにおいてBB遊技モード(第2特別遊技モード)への移行に当選し、回転リール43〜45の停止図柄の組み合わせが、予め定められたBB遊技モード移行の当選に対応する図柄となって、BB遊技モードへ移行した後の遊技の制御を行う。通常遊技モードにおいて、例えば、「7」などの図柄61が入賞有効ライン上に3個揃うと、ホッパユニットを介して所定枚数のメダルが払い出され、BB遊技モードが開始される。
【0052】
具体的には、通常遊技モードからBB遊技モードに移行した場合に、通常遊技モードと同様に最大3枚の遊技メダルの投入によってBBゲームが開始され、ストップスイッチ50により3つの回転リール40の回転が各々停止した際に、入賞有効ライン上に当選役に対応する図柄が揃っているか否かによって、遊技メダルの払い出しを行うように制御する役割を有している。このBBゲーム中では、通常遊技モード時よりも小役確率を高くした遊技が毎回行われる。ただし、このBB遊技モード中にRBゲームに移行するための当選役に対応する図柄が入賞有効ライン上に揃った(RBゲームに入賞)した場合には、その後RBゲームに移行する。本実施形態のスロットマシンにおいては、BB遊技モード中にRBゲームに移行するための入賞役(RBゲーム入賞役)は前述したリプレイとなっている。なお、BB遊技モード中にRBゲームに移行するための契機(RBゲーム入賞役)はリプレイ図柄の入賞に限らず、他のいかなる契機であってもよい。
【0053】
通常、BB遊技モード中はRB遊技モードヘの移行が、所定の最大回数、例えば最大3回行われることとなっており、1回目のRB遊技モードが終了した後は、また前述したような小役確率を高くした遊技が行われる。
【0054】
そして、BB遊技モードは、RB遊技モードへの移行が所定の最大回数、例えば3回か、あるいはBBゲーム中の通常ゲームが所定の最大回数、例えば30回行われることにより、終了する。
【0055】
第1特別遊技回数蓄積部27は、当選役抽選においてRB遊技モード(第1特別遊技モード)への移行に当選した回数を蓄積する。なお、本実施形態の遊技制御部21は、前述した当選役抽選においてRB遊技モード(第1特別遊技モード)への移行が当選しても、その当選役に対応する入賞とはならないようにすることによって、当選直後にRB遊技モードへの移行が起きないように制御する。また、第1特別遊技回数蓄積部27に蓄積された、RB遊技モード(第1特別遊技モード)への移行に当選した回数を、前述した報知部80によって遊技者に報知する。例えば、この当選回数は表示部120に表示されることによって遊技者に報知される。
【0056】
放出条件記憶部28は、第2特別遊技モードの終了後に第1特別遊技回数蓄積部27に蓄積された回数以下の放出回数だけRB遊技モード(第1特別遊技モード)への移行を行うための放出条件を記憶する。
【0057】
第1特別遊技放出制御部29は、BB遊技モード(第2特別遊技モード)の終了後、放出条件記憶部28に記憶された放出条件が満たされれば、放出条件記憶部28に記憶されたテーブルにしたがった放出回数だけRB遊技モード(第1特別遊技モード)への移行を行うように制御する。
【0058】
RB外しカウンタ19は、当選しているRB遊技モード移行の入賞(RB入賞)を防ぐことに成功した場合に、記憶されている回数を1つ増加させるように構成されたカウンタである。放出条件記憶部28に記憶されている放出条件は、BB外しカウンタ19に記憶されている回数と、第1特別遊技回数蓄積部27に蓄積された回数とに基づいて定められている。
【0059】
図3は本実施形態におけるスロットマシン10の基本的な制御方法全般の概要を示すフローチャートである。
【0060】
このスロットマシン10は遊技を開始すると通常遊技モードのステップ(S10)に入るように制御されている。通常遊技モードのステップにおいても、抽選部24において当選役抽選が行われ、いずれかの当選役またはハズレが決定する。通常遊技モードにおける当選役には、小役当選と、リプレイ当選と、小役当選よりもさらに大きな利益を遊技者に付与する第1特別遊技モード(RB遊技モード)または第2特別遊技モード(BB遊技モード)への移行とが含まれる。そして、ハズレでない場合は、決定された当選役に対応する図柄の配列で複数の回転リール(回転表示部)43〜45が停止した場合に入賞となる。
【0061】
図3のフローチャートは、次のステップ(S20)において、BB遊技モードに入賞した例を示している。
【0062】
なお、この例ではBB遊技モード移行に入賞した例を示したが、通常遊技モードにおいては、RB遊技モード移行に当選することもある。このスロットマシン10では、RB遊技モードに当選しても、その当選役に対応する入賞とはならないようにすることによって、RB遊技モードへの移行は即時に行われないようになっている。そして、RB遊技モードに当選した回数を第1特別遊技回数蓄積部27に蓄積する。第1特別遊技回数蓄積部27に蓄積された、RB遊技モード(第1特別遊技モード)への移行に当選した回数は、前述した報知部80によって遊技者に報知する。例えば、この当選回数は表示部120に表示されることによって遊技者に報知される。
【0063】
本実施形態では、BB遊技モードに2つの種類、すなわちスーパーBB遊技モードとノーマルBB遊技モードとがあるスロットマシン10の例を示している。そのため、入賞したBB遊技モードがスーパーBB遊技モードとノーマルBB遊技モードであるかが、次に判断される(S30)。
【0064】
入賞したBB遊技モードがスーパーBB遊技モードである場合は、スーパーBB遊技に移行し実施される(S40)。スーパーBB遊技モードにおいては、RB遊技モード移行に当選(RB当選)した場合にその入賞を防ぐための押し順、すなわちRB外しの押し順となるようにナビ(入力補助)してくれる。本実施形態のスロットマシン10は、後述するように、BB遊技モードにおいてRB遊技モード移行に入賞(RB入賞)しない回数が多いと有利となるような制御方法が採用されている。また、前述したように、スロットマシン10は、BB遊技モードにおけるRB遊技モードへの移行への契機すなわちRB入賞がリプレイの入賞となっている。なお、BB遊技モードにおけるRB遊技モードへの移行の契機すなわちRB入賞は、リプレイ図柄の入賞に限らず他の契機であってもよい。
【0065】
図4は、前述したスーパーBB遊技モードのステップ(S40)をさらに詳細に示すフローチャートである。この図に示すように、スーパーBBに入賞していると前ステップ(S30)において判断されると、スーパーBB遊技モードに移行する(S41)。
【0066】
そして、BB遊技モードにおける通常ゲームにおいてRB遊技モード移行に当選(RB当選)したことがステップS42において判別されると、RB遊技モード移行の入賞(RB入賞)を防ぐように例えば表示部120の表示によってナビゲーション(S43)が行われる。また、ステップS42においてRB当選してないと判別されると、BB遊技モードにおける一般遊技が行われる(S46)。
【0067】
そのナビゲーションにしたがって、当選しているRB遊技モード移行の入賞(RB入賞)を防ぐことに成功した場合には、遊技制御部21に設けられたRB外しカウンタ19に記憶された回数を1つ増加させる(S44)。RB外しカウンタ19には、当該BB遊技におけるRB外しの数だけでなく、過去の所定数BB遊技におけるRB外しの数が記憶されていてもよい。また、RB外しカウンタ19には、単純にRB外しの数を記憶するようにするのではなく、所定の重み付けをするようにしてもよい。例えば、一回のBB遊技におけるRB外しの数が、1〜5回であるときはRB外しカウンタ19の記憶数値の増加(カウントアップ)は行わないようにし、6〜10回であるときはRB外しの数に対応して記憶数値を増加させ、10回以上であるときはRB外しの数よりも多く記憶数値を増加させるようにしてもよい。
【0068】
そして、次のステップS45においてBB遊技が終了したかどうかが判定されて、終了していない場合は、再びBB遊技モードにおける次の遊技が行われ、ステップS42に戻り、それ以降のステップが繰り返される。ステップS45においてBB遊技が終了したと判定されると、図3に示したステップS50に移行する。
【0069】
なお、ステップS30において、入賞したBB遊技モードがノーマルBB遊技モードであることが判明した場合は、前述したスーパーBB遊技の各ステップ(S41〜S46)ではなく、ノーマルBB遊技モードへ移行し、ノーマルBB遊技が実施される(S80)。
【0070】
スーパーBB遊技モードまたはノーマルBB遊技モードが終了すると、後続のステップS50においてRB遊技の放出が行われるか否かの決定と、そのRB遊技の放出において行われるRB遊技の回数の決定とが行われる。RB遊技の放出が行われるか否かの決定と、そのRB遊技の放出において行われるRB遊技の回数の決定は、前述したRB外しカウンタ19に記憶されているRB外しの数、すなわち過去の所定回数のBB遊技におけるRB外しの数と、放出条件記憶部28に記憶されたテーブルに基づいて行われる。
【0071】
例えば、RB遊技の放出において行われるRB遊技の回数は、第1特別遊技回数蓄積部27に蓄積された回数を上限とし、RB外しカウンタ19に記憶されている過去3回のBB遊技におけるRB外しの数が、15回〜20回であれば5回以内とし、20回〜25回であれば10回以内とし、25回〜30回であれば10回以上というように決定することができる。
【0072】
前ステップ(S50)における決定は、次のステップ(S60)において判断され、RB遊技の放出を行うことが決定されていた場合には、第1特別遊技放出制御部29の制御によってRB遊技モードに移行しRB遊技が実施される(S70)。そのRB遊技モードが終了すると、再びステップ60において、RB遊技を放出するか否かが判断される。このようにして、BB遊技モードのステップの終了後は、所定の放出条件が満たされれば、第1特別遊技回数蓄積部27に蓄積された回数を上限とする、ステップS50において決定された所定の放出回数だけRB遊技モードへの移行が連続して行われる。
【0073】
RB遊技の放出を行なわないことがステップ50において決定されていたとステップS60において判定された場合には、通常遊技モードのステップ(S10)に戻る。
【0074】
以上述べた遊技機の制御方法は、中央演算装置(CPU)を中心に構成され、リード・オンリ・メモリ(ROM)、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、入出力(I/O)ポートなどを備えて構成される制御部20を動作させて本スロットマシン10を動作させるプログラムによって実現することができる。そのようなプログラムは、CPUがROMに記憶されたプログラムを読み込むことで、制御部20の動作を制御する。
【0075】
さらには、そのようなプログラムは、ROMをはじめとする記憶媒体に記憶させておくことができる。なお、記憶媒体はROMに限らず、フラッシュメモリ、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスクあるいは他のいかなる記憶媒体であってもよい。
【0076】
本実施形態のスロットマシン10においては、通常遊技モードからRB遊技モードへの移行は、RB遊技モードへの入賞が起こるたびに分散して行われるのではなく、複数の入賞が蓄積される。そして、BB遊技モードが終了した後に、所定の条件が満たされると、蓄積されている入賞数を上限として、RB遊技がまとめて放出される。そのため、分散したRB遊技の場合に比べて、一気にメダルを獲得できる可能性が高くなり、遊技者にとって一層趣向が改善される。
【0077】
2. <変形例>
2.1 前述した実施形態では、スーパーBB遊技モードまたはノーマルBB遊技モードが終了した後における、RB遊技の放出条件は、RB外しカウンタ19に記憶されたRB外しの回数に基づいて決定されていた。しかしながら、RB外しカウンタに換えて他のゲーム履歴を記憶する記憶部を設け、その記憶部に記憶された数値などに基づいてRB遊技の放出条件が決定されるようにしてもよい。また、RB当選したにもかかわらずRB入賞しなかった場合に限らず、特定の当選役を入賞させることができなかった回数に基づいて、RB遊技の放出条件が決定されてもよい。
【0078】
2.2 あるいは、スーパーBB遊技モードまたはノーマルBB遊技モードが終了した後における、RB遊技の放出条件は、過去の所定回数のBB遊技モードのステップにおける、特定の当選役の入賞回数に基づいて定められるようにしてもよい。
【0079】
2.3 また、スーパーBB遊技モードまたはノーマルBB遊技モードが終了した後における、RB遊技の放出条件は、過去の所定回数のBB遊技において入賞可能なRB遊技の回数のうち、入賞させることができなかった回数に基づいて定められるようにしてもよい。
【0080】
2.4 さらには、過去の所定回数のBB遊技モードにおいて入賞可能なRB遊技の回数のうち、入賞させることができなかった回数を加算して、前述した第1特別遊技回数蓄積部に蓄積するようにしてもよい。
【0081】
2.5 本発明は前述した各実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内、または、特許請求の範囲の均など範囲内で、各種の変形実施が可能である。
【0082】
【発明の効果】
第1の発明によれば、RB遊技モードへの入賞が起こるたびにRB遊技が分散して行われる場合に比べ、遊技者に強い印象を与える趣向の高い遊技が実施できる。また、分散したRB遊技の場合に比べて、一気にメダルを獲得できる可能性が高くなり、遊技者にとって一層趣向が改善される。
【0083】
第2の発明によれば、過去の所定回数の第2特別遊技において逃した第1特別遊技のチャンスを挽回することが可能となり、遊技者の興味をさらに惹きつけることができる。
【0084】
第3の発明によれば、過去の所定回数の前記第2特別遊技モードにおける特定の当選役への入賞が、その入賞の特典を与えるだけでなくなるため、さらに奥の深い、遊技者の興味を惹く遊技機となる。
【0085】
第4の発明によれば、過去の所定回数の前記第2特別遊技モードにおいて逃した第1特別遊技のチャンスを挽回することが可能となり、遊技者の興味をさらに惹きつけることができる。
【0086】
第5の発明によれば、過去の所定回数の前記第2特別遊技モードにおいて逃した第1特別遊技のチャンスを挽回することが可能となり、遊技者の興味をさらに惹きつけることができる。
【0087】
第6の発明によれば、遊技者はまとめて放出される可能性のある第1特別遊技の回数を的確に知ることができるようになり、期待感を持って遊技できる興味深い遊技機が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態のスロットマシンを示す全体正面図である。
【図2】図1に示したスロットマシンの構成を示すブロック図である。
【図3】図1に示したスロットマシンの基本的な制御方法全般の概要を示すフローチャートである。
【図4】図3に示したスーパーBB遊技モードのステップをさらに詳細に示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 スロットマシン
13 図柄表示窓
15 投入スイッチ
16 ベットスイッチ
17 精算スイッチ
19 RB外しカウンタ
20 制御部
21 遊技制御部
22 演出制御部
23 通常遊技制御部
24 抽選部
25 第2特別遊技制御部
26 第1特別遊技制御部
27 第1特別遊技回数蓄積部
28 放出条件記憶部
29 第1特別遊技放出制御部
30 入力部
40,43〜45 回転リール(回転表示部)
50 ストップスイッチ
61 図柄
70 出力部
72 ホッパユニット
80 報知部
120 表示部

Claims (14)

  1. 回転により複数の図柄が順次表示できるように形成され、遊技ごとに与えられる回転および停止の指示に基づいて表示する図柄が決定される複数の回転表示部と、
    通常遊技モードと、前記通常遊技モードより遊技者に大きな利益を与える確率が高い第1特別遊技モードと、複数の前記第1特別遊技モードを含み前記第1特別遊技モードよりさらに遊技者に大きな利益を与える確率が高い第2特別遊技モードとを備え、前記いずれのモードにおいても遊技ごとに当選役抽選を行って複数の当選役およびハズレの中からいずれかを決定し、決定された当選役に対応する前記図柄の配列で前記複数の回転表示部が停止した場合に入賞とし、前記通常遊技モードにおける前記当選役には前記第1特別遊技モードへの移行を可能とする当選役および前記第2特別遊技モードへの移行を可能とする当選役が含まれ、前記第2特別遊技モードにおける前記当選役には前記第1特別遊技モードへの移行が可能とする当選役が含まれる、制御を行う遊技制御部と、を備える遊技機であって、
    前記遊技制御部は、
    前記当選役抽選において前記第1特別遊技モードへの移行を可能とする当選役が当選した回数を蓄積する第1特別遊技回数蓄積部と、
    前記第2特別遊技モードの終了後に前記第1特別遊技回数蓄積部に蓄積された回数以下の放出回数だけ前記第1特別遊技モードへの移行を行うための放出条件を記憶する放出条件記憶部と、
    前記第2特別遊技モードの終了後、前記放出条件が満たされれば、前記放出回数だけ前記第1特別遊技モードへの移行を行うように制御する第1特別遊技放出制御部と、を備える、ことを特徴とする遊技機。
  2. 請求項1に記載の遊技機であって、
    前記放出条件は、過去の所定回数の前記第2特別遊技モードにおいて、特定の当選役を入賞させることができなかった回数に基づいて定められている、ことを特徴とする遊技機。
  3. 請求項1に記載の遊技機であって、
    前記放出条件は、過去の所定回数の前記第2特別遊技モードにおける、特定の当選役の入賞回数に基づいて定められている、ことを特徴とする遊技機。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の遊技機であって、
    前記第1特別遊技モード蓄積部は、過去の所定回数の前記第2特別遊技モードにおいて入賞可能な前記第1特別遊技の回数のうち、入賞させることができなかった回数も加算して蓄積することを特徴とする遊技機。
  5. 請求項1に記載の遊技機であって、
    前記放出条件は、過去の所定回数の前記第2特別遊技モードにおいて入賞可能な前記第1特別遊技の回数のうち、入賞させることができなかった回数に基づいて定められている、ことを特徴とする遊技機。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の遊技機であって、
    前記第1特別遊技回数蓄積部に蓄積された当選回数を報知する報知部をさらに備える、ことを特徴とする遊技機。
  7. 回転により複数の図柄が順次表示できるように形成され、遊技ごとに与えられる回転および停止の指示に基づいて表示する図柄が決定される複数の回転表示部を備える遊技機の制御方法であって、
    通常遊技モードのステップと、
    前記通常遊技モードより遊技者に大きな利益を与える確率が高い第1特別遊技モードのステップと、
    複数の前記第1特別遊技モードのステップを含み前記第1特別遊技モードのステップよりさらに遊技者に大きな利益を与える確率が高い第2特別遊技モードのステップと、を含み、
    前記いずれのモードのステップも遊技ごとに当選役抽選を行って複数の当選役およびハズレの中からいずれかを決定し、決定された当選役に対応する前記図柄の配列で前記複数の回転表示部が停止した場合に入賞とするステップを含み、
    前記通常遊技モードのステップにおける前記当選役抽選における当選役には、前記第1特別遊技モードへの移行を可能とする当選役および前記第2特別遊技モードへの移行を可能とする当選役が含まれ、
    前記第2特別遊技モードのステップにおける前記当選役には、前記第1特別遊技モードへの移行を可能とする当選役が含まれ、
    前記通常遊技モードのステップは、前記当選役抽選において前記第1特別遊技モードへの移行を可能とする当選役が当選した回数を第1特別遊技回数蓄積部に蓄積するステップをさらに含み、
    前記通常遊技モードのステップは、前記第2特別遊技モードのステップの終了後、所定の放出条件が満たされれば、前記第1特別遊技回数蓄積部に蓄積された回数以下の放出回数だけ前記第1特別遊技モードへの移行を行うステップをさらに含む、
    ことを特徴とする遊技機の制御方法。
  8. 請求項7に記載の遊技機の制御方法であって、
    前記放出条件は、過去の所定回数の前記第2特別遊技モードのステップにおいて、特定の当選役を入賞させることができなかった回数に基づいて定められている、ことを特徴とする遊技機の制御方法。
  9. 請求項7に記載の遊技機の制御方法であって、
    前記放出条件は、過去の所定回数の前記第2特別遊技モードのステップにおける、特定の当選役の入賞回数に基づいて定められている、ことを特徴とする遊技機の制御方法。
  10. 請求項8または9に記載の遊技機の制御方法であって、
    前記通常遊技モードのステップは、過去の所定回数の前記第2特別遊技モードにおいて入賞可能な前記第1特別遊技の回数のうち、入賞させることができなかった回数を加算して前記第1特別遊技モード蓄積部に蓄積するステップをさらに含むことを特徴とする遊技機の制御方法。
  11. 請求項7に記載の遊技機の制御方法であって、
    前記放出条件は、過去の所定回数の前記第2特別遊技モードのステップにおいて入賞可能な前記第1特別遊技の回数のうち、入賞させることができなかった回数に基づいて定められている、ことを特徴とする遊技機の制御方法。
  12. 請求項7ないし11のいずれかに記載の遊技機の制御方法であって、
    前記通常遊技モードのステップは、前記第1特別遊技回数蓄積部に蓄積された当選回数を報知するステップをさらに含む、ことを特徴とする遊技機。
  13. 請求項7ないし12のいずれかに記載の遊技機の制御方法を遊技機に実施させることを特徴とするプログラム。
  14. 請求項13に記載のプログラムが記憶されていることを特徴とする記憶媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016104176A (ja) * 2015-12-22 2016-06-09 株式会社藤商事 回胴式遊技機
JP2016104177A (ja) * 2015-12-22 2016-06-09 株式会社藤商事 回胴式遊技機

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