JP2004274612A - 多入力cmos複合ゲート回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】高速動作が可能な多入力CMOS複合ゲート回路を実現する。
【解決手段】トランジスタ群11Aとトランジスタ群12Aの対応する対のトランジスタのゲートをそれぞれ入力端子A1〜Axに個々に接続する。トランジスタ群11Bとトランジスタ群12Bの対応する対のトランジスタのゲートをそれぞれ入力端子B1〜Bxに個々に接続する。4つのドレイン節点PDA,NDA,PDB,NDBのレベルに応じて論理動作するドライバ部13を設ける。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、CMOSLSIの基本要素であるAND・ORゲート回路やOR・ANDゲート回路等として使用できる多入力CMOS複合ゲート回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の多入力CMOS複合ゲート回路は、図6に示すように、多入力ANDゲート回路31,32とNORゲート回路33とインバータ34を組み合わせて多入力AND・ORゲート回路を構成したり、図7に示すように、多入力ORゲート回路41,42とNANDゲート回路43とインバータ44を組み合わせて多入力OR・ANDゲート回路を構成するのが、一般的であった。
【0003】
図8は図6の多入力AND・ORゲート回路の具体的な回路構成を示す図で、x個の直列接続のNMOSトランジスタMNA1〜MNAxと、x個の直列接続のNMOSトランジスタMNB1〜MNBxと、x個の並列接続のPMOSトランジスタMPA1〜MPAxと、x個の並列接続のPMOSトランジスタMPB1〜MPBxと、PMOSトランジスタMPOとNMOSトランジスタMNOから成るインバータより構成されている。
【0004】
図9は図7の多入力OR・ANDゲート回路の具体的な回路構成を示す図で、x個の並列接続のNMOSトランジスタMNA1〜MNAxと、x個の並列接続のNMOSトランジスタMNB1〜MNBxと、x個の直列接続のPMOSトランジスタMPA1〜MPAxと、x個の直列接続のPMOSトランジスタMPB1〜MPBxと、PMOSトランジスタMPOとNMOSトランジスタMNOから成るインバータより構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図8の多入力AND・ORゲート回路は、x個のNMOSトランジスタMNA1〜MNAxが直列に多段接続され、x個のNMOSトランジスタMNB1〜MNBxが直列に多段接続される構成であるため、結果的にそのオン抵抗が大きくなり、NMOSトランジスタのターンオン時のスイッチング速度が劣化する欠点があった。同様に、図9の多入力OR・ANDゲート回路は、x個のPMOSトランジスタMPA1〜MPAxが直列に多段接続され、x個のPMOSトランジスタMPB1〜MPBxが直列に多段接続される構成であるため、結果的にそのオン抵抗が大きくなり、NMOSトランジスタのターンオン時のスイッチング速度が劣化する欠点があった。
【0006】
このため、CMOSLSIを従来のCMOS複合ゲート回路で構成する場合、入力信号数(ファンイン数)を、最大3〜5に制限して、1ゲート回路当たりのゲート遅延量の増大を回避する方法が用いられていた。あるいは、特に、配線容量や駆動ゲート回路数(ファンアウト数)など、CMOSゲート回路に接続される負荷容量が大きい場合、「AND・ORゲート回路+ドライバ」、あるいは「OR・ANDゲート回路+ドライバ」のように、負荷駆動のための後段のCMOSドライバと組み合わせることにより、ゲート回路遅延量の増大を回避する方法が用いられていた。
【0007】
このように、ファンイン数が3〜5と制限された条件で、大規模な論理回路を構成する場合、ゲート回路の論理段数が増加し、結果的にCMOSLSIの構成素子数が増大する欠点があった。すなわち、従来の多入力CMOS複合ゲート回路では、ゲート回路遅延が劣化し、CMOSLSI全体の高速化が実現できない問題点があった。
【0008】
本発明の目的は、上記問題点を解消し、高速で、高機能な多入力CMOS複合ゲート回路を実現することである。別の目的は、スタンバイ時のリーク電流を防止し消費電力の低減を図った多入力CMOS複合ゲート回路を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、ゲートが第1の複数の入力端子に個々に接続され、ドレインが第1のドレイン節点に共通接続され、ソースが高電位電源端子に共通接続された複数のPMOSトランジスタからなる第1の並列PMOSトランジスタ群と、ゲートが前記第1の複数の入力端子に個々に接続され、ドレインが第2のドレイン節点に共通接続され、ソースが低電位電源端子に共通接続された複数のNMOSトランジスタからなる第1の並列NMOSトランジスタ群と、ゲートが第2の複数の入力端子に個々に接続され、ドレインが第3のドレイン節点に共通接続され、ソースが高電位電源端子に共通接続された複数のPMOSトランジスタからなる第2の並列PMOSトランジスタ群と、ゲートが前記第2の複数の入力端子に個々に接続され、ドレインが第4のドレイン節点に共通接続され、ソースが低電位電源端子に共通接続された複数のNMOSトランジスタからなる第2の並列NMOSトランジスタ群と、前記第1乃至第4のドレイン節点の「H」レベル、「L」レベル、ハイインピーダンスの組み合わせに応じて出力端子を「H」レベル又は「L」レベルに設定するドライバ部と、を具備することを特徴とする多入力CMOS複合ゲート回路とした。
【0010】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の多入力CMOS複合ゲート回路において、前記ドライバ部は、ゲートが前記第2のドレイン節点に接続され、ドレインが出力端子に接続された第1のNMOSトランジスタと、ゲートが前記第1のドレイン節点に接続され、ソースが前記低電位電源端子に接続され、ドレインが前記第1のNMOSトランジスタのソースに接続された第2のNMOSトランジスタと、ゲートが前記第2のドレイン節点に接続された第1のPMOSトランジスタと、ゲートが前記第4のドレイン節点に接続され、ドレインとソースが前記第1のNMOSトランジスタのドレインとソースにそれぞれ接続された第3のNMOSトランジスタと、ゲートが前記第3のドレイン節点に接続され、ドレインとソースが前記第2のNMOSトランジスタのドレインとソースにそれぞれ接続された第4のNMOSトランジスタと、ゲートが前記第4のドレイン節点に接続された第2のPMOSトランジスタと、前記第1のドレイン節点と前記第2のドレイン節点の間に接続された第1のインピーダンス素子と、前記第3のドレイン節点と前記第4のドレイン節点の間に接続された第2のインピーダンス素子と、を具備し、前記第1および第2のPMOSトランジスタは前記出力端子と前記高電位電源端子との間に直列接続されている、ことを特徴とする多入力CMOS複合ゲート回路とした。
【0011】
請求項3に係る発明は、請求項1に記載の多入力複合CMOS複合ゲート回路において、前記ドライバ部は、ゲートが前記第1のドレイン節点に接続され、ドレインが出力端子に接続された第1のPMOSトランジスタと、ゲートが前記第2のドレイン節点に接続され、ソースが前記高電位電源端子に接続され、ドレインが前記第1のPMOSトランジスタのソースに接続された第2のPMOSトランジスタと、ゲートが前記第1のドレイン節点に接続された第1のNMOSトランジスタと、ゲートが前記第3のドレイン節点に接続され、ドレインとソースが前記第1のPMOSトランジスタのドレインとソースにそれぞれ接続された第3のPMOSトランジスタと、ゲートが前記第4のドレイン節点に接続され、ドレインとソースが前記第2のPMOSトランジスタのドレインとソースにそれぞれ接続された第4のPMOSトランジスタと、ゲートが前記第3のドレイン節点に接続された第2のNMOSトランジスタと、前記第1のドレイン節点と前記第2のドレイン節点の間に接続された第1のインピーダンス素子と、前記第3のドレイン節点と前記第4のドレイン節点の間に接続された第2のインピーダンス素子と、を具備し、前記第1および第2のNMOSトランジスタは前記出力端子と前記低電位電源端子との間に直列接続されている、ことを特徴とする多入力CMOS複合ゲート回路とした。
【0012】
請求項4に係る発明は、請求項2又は3に記載の多入力CMOS複合ゲート回路において、前記第1のインピーダンス素子を、前記第1のインピーダンス素子とスタンバイ時に遮断する第1のMOSトランジスタとの直列回路に置き換え、前記第2のインピーダンス素子を、前記第2のインピーダンス素子とスタンバイ時に遮断する第2のMOSトランジスタとの直列回路に置き換えた、ことを特徴とする多入力CMOS複合ゲート回路とした。
【0013】
【発明の実施の形態】
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態の多入力OR・ANDゲート回路の構成を示す回路図である。MPA1,MPA2,・・・,MPAxは、高電位電源端子VDDと第1のドレイン節点PDAの間に並列に接続されたPMOSトランジスタであり、第1の並列PMOSトランジスタ群11Aを構成する。また、MNA1,MNA2,・・・・,MNAxは、第2のドレイン節点NDAと低電位電源端子GNDとの間に並列に接続されたNMOSトランジスタであり、第1の並列NMOSトランジスタ群12Aを構成する。MPB1,MPB2,・・・,MPBxは、高電位電源端子VDDと第3のドレイン節点PDBの間に並列に接続されたPMOSトランジスタであり、第2の並列PMOSトランジスタ群11Bを構成する。また、MNB1,MNB2,・・・・,MNBxは、第4のドレイン節点NDBと低電位電源端子GNDとの間に並列に接続されたNMOSトランジスタであり、第2の並列NMOSトランジスタ群12Bを構成する。
【0014】
入力端子A1はトランジスタMPA1,MNA1のゲートに、入力端子A2はトランジスタMPA2,MNA2のゲートに、・・・、入力端子AxはトランジスタMPAx、MNAxのゲートに、それぞれ接続されている。また、入力端子B1はトランジスタMPB1,MNB1のゲートに、入力端子B2はトランジスタMPB2,MNB2のゲートに、・・・、入力端子BxはトランジスタMPBx、MNBxのゲートに、それぞれ接続されている。第1、第2のドレイン節点PDA,NDAは互いに分離され、第3、第4のドレイン節点PDB,NDBも互いに分離されている。
【0015】
ドレイン節点NDAはPMOSトランジスタMPAOとNMOSトランジスタMNAO1のゲートに接続され、ドレイン節点PDAはNMOSトランジスタMNAO2のゲートに接続されている。NMOSトランジスタMNAD1はMOSダイオードであり、そのゲートとソースがドレイン節点PDAに接続され、ドレインがドレイン節点NDAに接続されている。さらに、トランジスタMPAOのドレインは出力端子OUTに接続されている。トランジスタMNAO1のドレインは出力端子OUTに接続され、ソースはトランジスタMNAO2のドレインに接続されている。
【0016】
一方、ドレイン節点NDBはPMOSトランジスタMPBOとNMOSトランジスタMNBO1のゲートに接続され、ドレイン節点PDBはNMOSトランジスタMNBO2のゲートに接続されている。NMOSトランジスタMNBD1はMOSダイオードであり、そのゲートとソースがドレイン節点PDBに接続され、ドレインがドレイン節点NDBに接続されている。さらに、トランジスタMPBOはトランジスタMPAOとで出力端子OUTと高電位電源端子VDDの間に直列に接続されている。トランジスタMNBO1はトランジスタMNAO1に並列に、トランジスタMNBO2はトランジスタMNAO2に並列に、それぞれ接続されている。
【0017】
以上のトランジスタMPAO,MNAO1,MNAO2,MNAD1,MPBO,MNBO1,MNBO2,MNBD1によりドライバ部13が構成されている。
【0018】
次に、このOR・ANDゲート回路の動作を説明する。いま、入力端子A1,A2,・・・,Axのいずれもが「L」レベルである場合(条件1)は、並列に接続されたトランジスタMPA1,MPA2,・・・,MPAxは全てオンとなり、そのドレイン節点PDAは高電位電源端子VDDと導通し、「H」レベルとなる。一方、並列に接続されたトランジスタMNA1,MNA2,・・・,MNAxは全てオフとなり、そのドレイン節点NDAは、低電位電源端子GNDと遮断される。
【0019】
これら2つのドレイン節点PDA、NDAの間はダイオードMNDA1で接続されており、ドレイン節点PDAが「H」レベルになると同時に、そのダイオードMNDA1がオンしてドレイン節点NDAも「H」レベルに押し上げられる。この結果、トランジスタMNAO1,MNAO2がオン、MPAOがオフとなる。
【0020】
また、入力端子A1,A2,・・・,Axのいずれもが、「H」レベルである場合(条件2)は、並列に接続されたトランジスタMNA1,MNA2,・・・,MNAxは全てオンとなり、そのドレイン節点NDAは低電位電源端子GNDと導通し、「L」レベルとなる。一方、並列に接続されたトランジスタMPA1,MPA2,・・・,MPAxは全てオフとなり、そのドレイン節点PDAは、高電位電源端子VDDと遮断される。
【0021】
これら2つのドレイン節点PDA、NDAの間はダイオードMNAD1で接続されているが、上記ドレイン節点PDAがハイインピーダンスになる。ドレイン節点NDAは「L」レベルであるので、トランジスタMPAOはオンとなり、NMOSトランジスタMNAO1はオフになり、NMOSトランジスタMNAO2の状態に依存しない。
【0022】
また、入力端子A1,A2,・・・,Axの内、一部が「H」レベルで、残りが「L」レベルである場合(条件3)、上記ドレイン節点PDAは「H」レベルとなり、上記ドレイン節点NDAは「L」レベルとなる。
【0023】
このとき、上記ドレイン節点NDAは、低電位電源端子GNDの電位から、PMOSトランジスタのしきい値電圧Vtnだけ上がった「GND+Vtn」の電位にとどまり、上記ドレイン節点PDAは、電源端子VDDの電圧からPMOSトランジスタのしきい値電圧Vtpだけ下がった「VDD−Vtp」の電位にとどまる。つまり、上記2つのドレイン節点NDA、PDAの間にはダイオードMNAD1を通じて電圧降下が発生するが、ドレイン節点PDAは「H」レベルを、上記ドレイン節点NDAは「L」レベルを維持する。その結果、トランジスタMPAOはオンとなり、NMOSトランジスタMNAO1はオフ、NMOSトランジスタMNAO2はオンになる。
【0024】
同様に、入力端子B1,B2,・・・,Bxのいずれもが「L」レベルである場合(条件4)は、並列に接続されたトランジスタMPB1,MPB2,・・・,MPBxは全てオンとなり、そのドレイン節点PDBは高電位電源端子VDDと導通し、「H」レベルとなる。一方、並列に接続されたトランジスタMNB1,MNB2,・・・,MNBxは全てオフとなり、そのドレイン節点NDBは、低電位電源端子GNDと遮断される。
【0025】
これら2つのドレイン節点PDB、NDBの間はダイオードMNDB1で接続されており、ドレイン節点PDBが「H」レベルになると同時に、そのダイオードMNDB1がオンしてドレイン節点NDBも「H」レベルに押し上げられる。この結果、トランジスタMNBO1,MNBO2がオン、MPBOがオフとなる。
【0026】
また、入力端子B1,B2,・・・,Bxのいずれもが、「H」レベルである場合(条件5)は、並列に接続されたトランジスタMNB1,MNB2,・・・,MNBxは全てオンとなり、そのドレイン節点NDBは低電位電源端子GNDと導通し、「L」レベルとなる。一方、並列に接続されたトランジスタMPB1,MPB2,・・・,MPBxは全てオフとなり、そのドレイン節点PDBは、高電位電源端子VDDと遮断される。
【0027】
これら2つのドレイン節点PDB、NDBの間はダイオードMNBD1で接続されているが、上記ドレイン節点PDBがハイインピーダンスになる。ドレイン節点NDBは「L」レベルであるので、トランジスタMPBOはオンとなり、NMOSトランジスタMNBO1はオフになり、NMOSトランジスタMNBO2の状態に依存しない。
【0028】
また、入力端子B1,B2,・・・,Bxの内、一部が「H」レベルで、残りが「L」レベルである場合(条件6)、上記ドレイン節点PDBは「H」レベルとなり、上記ドレイン節点NDBは「L」レベルとなる。
【0029】
このとき、上記2つのドレイン節点NDB、PDBの間にはダイオードMNBD1を通じて電圧降下が発生し、ドレイン節点PDBは「H」レベルを、上記ドレイン節点NDBは「L」レベルを維持する。その結果、トランジスタMPBOはオンとなり、NMOSトランジスタMNBO1はオフ、NMOSトランジスタMNBO2はオンになる。
【0030】
以上のように、入力端子A1,A2,・・・,AxとB1,B2,・・・,Bxの論理によって、ドレイン節点PDA,NDA,PDB,NDBは、「H」レベル、「L」レベル、ハイインピーダンスの何れかになり、これによりドライバ部13を制御することにより、出力端子OUTからOR・ANDの出力を取り出すことができる。
【0031】
例えば、前記の条件1又は条件4が成立するときは、トランジスタMNAO1,MNAO2が同時にオンし、又はトランジスタMNBO1,MNBO2が同時にオンするので、出力端子OUTは「L」レベルとなる。前記の条件2と条件5、条件2と条件6、条件3と条件5、又は条件3と条件6が成立するときは、トランジスタMPAO,MPBOが同時にオンするので、出力端子OUTは「H」レベルとなる。以上により、図7の論理回路と同様な論理演算が行われる。
【0032】
図1のOR・ANDゲート回路は以上のように動作するので、従来の図9に示したOR・ANDゲート回路のような複数のPMOSトランジスタが多段に直列接続された部分がなく、PMOSトランジスタおよびNMOSトランジスタは全て並列に接続されているので、このOR・ANDゲート回路は高速にスイッチングすることができる。
【0033】
なお、上記の実施形態では、ドレイン節点PDAとNDAを分離するためMOSダイオードMNAD1を使用し、ドレイン節点PDBとNDBを分離するためMOSダイオードMNBD1を使用しているが、これらは抵抗、インダクタンス素子等のように、電圧降下を生じさせ、2つのドレイン節点に異なる電位を発生させるインピーダンス素子であればよい。
【0034】
[第2の実施形態]
図2は、第2の実施形態の多入力AND・ORゲート回路の構成を示す回路図である。第1,第2の並列PMOSトランジスタ群11A,11Bと第1,第2の並列NMOSトランジスタ群12A,12Bは図1の構成と同じである。14はドライバ部である。
【0035】
このドライバ部14において、ドレイン節点PDAはNMOSトランジスタMNAOとPMOSトランジスタMPAO1のゲートに接続され、ドレイン節点NDAはPMOSトランジスタMPAO2のゲートに接続されている。PMOSトランジスタMPAD1はMOSダイオードであり、そのゲートとソースがドレイン節点NDAに接続され、ドレインがドレイン節点PDAに接続されている。さらに、トランジスタMNAOのドレインは出力端子OUTに接続されている。トランジスタMPAO1のドレインは出力端子OUTに接続され、ソースはトランジスタMPAO2のドレインに接続されている。
【0036】
一方、ドレイン節点PDBはNMOSトランジスタMNBOとPMOSトランジスタMPBO1のゲートに接続され、ドレイン節点NDBはPMOSトランジスタMPBO2のゲートに接続されている。PMOSトランジスタMPBD1はMOSダイオードであり、そのゲートとソースがドレイン節点NDBに接続され、ドレインがドレイン節点PDBに接続されている。さらに、トランジスタMNBOはトランジスタMNAOとで出力端子OUTと低電位電源端子GNDの間に直列に接続されている。トランジスタMPBO1はトランジスタMPAO1に並列に、トランジスタMPBO2はトランジスタMPAO2に並列に、それぞれ接続されている。
【0037】
次に、このAND・ORゲート回路の動作を説明する。いま、入力端子A1,A2,・・・,Axのいずれもが「L」レベルである場合(条件1)は、並列に接続されたトランジスタMPA1,MPA2,・・・,MPAxは全てオンとなり、そのドレイン節点PDAは高電位電源端子VDDと導通し、「H」レベルとなる。一方、並列に接続されたトランジスタMNA1,MNA2,・・・,MNAxは全てオフとなり、そのドレイン節点NDAは、低電位電源端子GNDと遮断される。
【0038】
これら2つのドレイン節点PDA、NDAの間はダイオードMNDA1で接続されているが、ドレイン節点NDAがハイインピーダンスになる。ドレイン節点PDAは「H」レベルであるので、トランジスタMPAO1はオフとなり、MNAOはオンとなり、MPAO2の状態に依存しない。
【0039】
また、入力端子A1,A2,・・・,Axのいずれもが、「H」レベルである場合(条件2)は、並列に接続されたトランジスタMNA1,MNA2,・・・,MNAxは全てオンとなり、そのドレイン節点NDAは低電位電源端子GNDと導通し、「L」レベルとなる。一方、並列に接続されたトランジスタMPA1,MPA2,・・・,MPAxは全てオフとなり、そのドレイン節点PDAは、高電位電源端子VDDと遮断される。
【0040】
これら2つのドレイン節点PDA、NDAの間はダイオードMPDA1で接続されており、ドレイン節点NDAが「L」レベルになると同時に、そのダイオードMPDA1がオンしてドレイン節点PDAも「L」レベルに押し下げられる。この結果、トランジスタMPAO1,MPAO2がオン、MNAOがオフとなる。
【0041】
また、入力端子A1,A2,・・・,Axの内、一部が「H」レベルで、残りが「L」レベルである場合(条件3)、上記ドレイン節点PDAは「H」レベルとなり、上記ドレイン節点NDAは「L」レベルとなる。
【0042】
このとき、上記2つのドレイン節点NDA、PDAの間にはダイオードMPDA1を通じて電圧降下が発生し、ドレイン節点PDAは「H」レベルを、上記ドレイン節点NDAは「L」レベルを維持する。その結果、トランジスタMNOAはオンとなり、PMOSトランジスタMPAO1はオフ、MPAO2はオンになる。
【0043】
同様に、入力端子B1,B2,・・・,Bxのいずれもが「L」レベルである場合(条件4)は、並列に接続されたトランジスタMPB1,MPB2,・・・,MPBxは全てオンとなり、そのドレイン節点PDBは高電位電源端子VDDと導通し、「H」レベルとなる。一方、並列に接続されたトランジスタMNB1,MNB2,・・・,MNBxは全てオフとなり、そのドレイン節点NDBは、低電位電源端子GNDと遮断される。
【0044】
これら2つのドレイン節点PDB、NDBの間はダイオードMNDB1で接続されているが、ドレイン節点NDBがハイインピーダンスになる。ドレインPDBは「H」レベルので、トランジスタMPBO1はオフとなり、MNBOはオンとなり、MPBO2の状態に依存しない。
【0045】
また、入力端子B1,B2,・・・,Bxのいずれもが、「H」レベルである場合(条件5)は、並列に接続されたトランジスタMNB1,MNB2,・・・,MNBxは全てオンとなり、そのドレイン節点NDBは低電位電源端子GNDと導通し、「L」レベルとなる。一方、並列に接続されたトランジスタMPB1,MPB2,・・・,MPBxは全てオフとなり、そのドレイン節点PDBは、高電位電源端子VDDと遮断される。
【0046】
これら2つのドレイン節点PDB、NDBの間はダイオードMPDB1で接続されており、ドレイン節点NDBが「L」レベルになると同時に、そのダイオードMPDB1がオンしてドレイン節点PDBも「L」レベルに押し下げられる。この結果、トランジスタMPBO1,MPBO2がオン、MNBOがオフとなる。
【0047】
また、入力端子B1,B2,・・・,Bxの内、一部が「H」レベルで、残りが「L」レベルである場合(条件6)、上記ドレイン節点PDBは「H」レベルとなり、上記ドレイン節点NDBは「L」レベルとなる。
【0048】
このとき、上記ドレインノードNDBは、低電位電源端子GNDの電位から、PMOSトランジスタのしきい値電圧Vtnだけ上がった「GND+Vtn」の電位にとどまり、上記ドレインノードPDBは、電源端子VDDの電圧からPMOSトランジスタのしきい値電圧Vtpだけ下がった「VDD−Vtp」の電位にとどまる。つまり、上記2つのドレイン節点NDB、PDBの間にはダイオードMPDB1を通じて電圧降下が発生するが、ドレイン節点PDBは「H」レベルを、上記ドレイン節点NDBは「L」レベルを維持する。その結果、トランジスタMNOBはオンとなり、PMOSトランジスタMPBO1はオフ、MPBO2はオンになる。
【0049】
以上のように、入力端子A1,A2,・・・,AxとB1,B2,・・・,Bxの論理によって、ドレイン節点PDA,NDA,PDB,NDBは、「H」レベル、「L」レベル、ハイインピーダンスの何れかになり、これによりドライバ部14を制御することにより、出力端子OUTからAND・ORの出力を取り出すことができる。
【0050】
例えば、前記の条件2又は条件5が成立するときは、トランジスタMPAO1,MPAO2が同時にオンし、又はトランジスタMPBO1,MPBO2が同時にオンするので、出力端子OUTは「H」レベルとなる。前記の条件1と条件4、条件1と条件6、条件3と条件4、又は条件3と条件6が成立するときは、トランジスタMNAO,MNBOが同時にオンするので、出力端子OUTは「L」レベルとなる。以上により、図6の論理回路と同様な論理演算が行われる。
【0051】
図2のAND・ORゲート回路は以上のように動作するので、従来の図8に示したAND・ORゲート回路のような複数のNMOSトランジスタが多段に直列接続された部分がなく、PMOSトランジスタおよびNMOSトランジスタは全て並列に接続されているので、このAN・ORゲート回路は高速にスイッチングすることができる。
【0052】
なお、上記の実施形態では、2つのドレイン節点PDAとNDBを分離するためMOSダイオードMPAD1を使用し、2つのドレイン節点PDBとNDBを分離するためMOSダイオードMPBD1を使用しているが、これらは抵抗、インダクタンス素子等のように、電圧降下を生じさせ、2つのドレイン節点に異なる電位を発生させるインピーダンス素子であればよい。
【0053】
[第3の実施形態]
図3は、第3の実施形態の多入力OR・ANDゲート回路の構成を示す回路図であり、図1と同じ構成の第1,第2の並列PMOSトランジスタ群11A,11B、第1、第2の並列NMOSトランジスタ群12A,12Bを有する。15はドライバ部である。このドライバ部15において、図1のドライバ部13と同じものには同じ符号を付けた。ここでは、図1のMOSダイオードMNAD1のドレインとドレイン節点NDAとの間に新たにNMOSトランジスタMNAD2を挿入すると共に、MOSダイオードMNBD1のドレインとドレイン節点NDBとの間に新たにNMOSトランジスタMNBD2を挿入している。MNAD1,MNBD1をダイオード用、MNAD2,MNBD2をスタンバイ時の遮断用としている。
【0054】
図1のOR・ANDゲート回路では、条件3のとき高電位電源端子VDDから、トランジスタMPA1,MPA2,・・・,MPAxのうちのオンしているトランジスタ→ダイオードMNAD1→トランジスタMNA1,MNA2,・・・,MNAxのうちのオンしているトランジスタ→低電位電源端子GNDにリーク電流が流れる。また、条件6のとき高電位電源端子VDDから、トランジスタMPB1,MPB2,・・・,MPBxのうちのオンしているトランジスタ→ダイオードMNBD1→トランジスタMNB1,MNB2,・・・,MNBxのうちのオンしているトランジスタ→低電位電源端子GNDにリーク電流が流れる。これらのリーク電流はスタンバイ時に流れるため、消費電流が増大する。
【0055】
これに対し、第3の実施形態では、動作時にはトランジスタMNAD2,MNBD2のゲートのイネーブル信号ENを「H」レベルに設定し、スタンバイ時には「L」レベルに設定することにより、スタンバイ時にはそのトランジスタMNAD2,MNBD2が遮断するので、上記したリーク電流を皆無にすることができる。
【0056】
[第4の実施形態]
図4は、第4の実施形態の多入力AND・ORゲート回路の構成を示す回路図であり、図2と同じ構成の第1,第2の並列PMOSトランジスタ群11A,11B、第1、第2の並列NMOSトランジスタ群12A,12Bを有する。16はドライバ部である。このドライバ部16において、図2のドライバ部14と同じものには同じ符号を付けた。ここでは、図2のMOSダイオードMPAD1のドレインとドレイン節点PDAとの間に新たにPMOSトランジスタMPAD2を挿入すると共に、MOSダイオードMPBD1のドレインとドレイン節点PDBとの間にも新たにPMOSトランジスタMPBD2を挿入している。MPAD1,MPBD1をダイオード用、MPAD2,MPBD2をスタンバイ時の遮断用としている。
【0057】
図2のAND・ORゲート回路では、条件1のとき高電位電源端子VDDから、トランジスタMPA1,MPA2,・・・,MPAxのうちのオンしているトランジスタ→ダイオードMPAD1→トランジスタMNA1,MNA2,・・・,MNAxのうちのオンしているトランジスタ→低電位電源端子GNDにリーク電流が流れる。また、条件4のとき高電位電源端子VDDから、トランジスタMPB1,MPB2,・・・,MPBxのうちのオンしているトランジスタ→ダイオードMPBD1→トランジスタMNB1,MNB2,・・・,MNBxのうちのオンしているトランジスタ→低電位電源端子GNDにリーク電流が流れる。これらのリーク電流はスタンバイ時に流れるため、消費電流が増大する。
【0058】
これに対し、第4の実施形態では、動作時にはトランジスタMPAD2,MPBD2のゲートのイネーブル信号ENBを「L」レベルに設定し、スタンバイ時には「H」レベルに設定することにより、スタンバイ時にはそのトランジスタMPAD2,MPBD2が遮断するので、上記したリーク電流を皆無にすることができる。
【0059】
[第5の実施形態]
図5は前記した図3および図4のイネーブル付きの多入力OR・ANDゲート回路および多入力AND・ORゲート回路を組み合わせ論理回路22内に使用した論理回路のブロックを示す図である。ここでは、前段の第1レジスタ回路21から組み合わせ論理回路22に取り込まれたデータがそこで演算処理されるが、スタンバイ時はイネーブル信号EN,ENBにより前記したトランジスタMNAD2,MNBD2,MPAD2,MPBD2が遮断状態に設定され、リーク電流が流れないので、その部分での消費電流を削減できる。この組み合わせ論理回路22で演算処理されたデータは後段の第2のレジスタ回路23に取り出される。
【0060】
【発明の効果】
以上のように、請求項1乃至3に係る発明の多入力CMOS複合ゲート回路は、入力信号数(ファンイン数)が大きくなるとゲート回路の動作速度が急激に劣化する、という従来のCMOS複合ゲート回路の欠点を解消して、入力信号数(ファンイン数)が大きくても、高速動作が可能なCMOS複合ゲート回路を実現することができる利点がある。
【0061】
最近のCMOSLSIでは、微細化が一層進み、大規模ゲート回路の搭載が可能になるにつれ、その論理機能が複雑化、大規模化する傾向にあるため、ファンイン数、ファンアウト数が増大しており、一方、チップサイズの増大に伴い、CMOS複合ゲート回路に接続される平均配線長が増大し、その浮遊容量の増大傾向も強まっている。この結果、高負荷の駆動条件で、ファンイン数の大きいCMOS複合ゲート回路を高速動作させる必要性が望まれている。請求項1乃至3に係る発明の多入力CMOS複合ゲート回路は、これらの適用条件を満足し、高速で高機能なCMOSLSIを実現できる利点がある。
【0062】
また、請求項4に係る発明の多入力CMOS複合ゲート回路は、請求項1乃至3に係る発明の多入力CMOS複合ゲート回路の上記した利点に加えて、スタンバイ時のリーク電流を遮断することができ、DC的なスタティック電流を低減させ、CMOS特有の低消費電流の特徴を発揮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の多入力OR・ANDゲート回路の回路図である。
【図2】第2の実施形態の多入力AND・ORゲート回路の回路図である。
【図3】第3の実施形態のイネーブル付き多入力OR・ANDゲート回路の回路図である。
【図4】第4の実施形態のイネーブル付き多入力AND・ORゲート回路の回路図である。
【図5】第5の実施形態を示す図で、図3および図4のイネーブル付きの多入力OR・ANDゲート回路および多入力AND・ORゲート回路で構成した組み合わせ論理回路を使用するブロックの説明図である。
【図6】従来の多入力AND・ORゲート回路のシンボル図である。
【図7】従来の多入力OR・ANDゲート回路のシンボル図である。
【図8】従来の多入力AND・ORゲート回路の回路図である。
【図9】従来の多入力OR・ANDゲート回路の回路図である。
【符号の説明】
11A:第1の並列PMOSトランジスタ群
12A:第1の並列NMOSトランジスタ群
11B:第2の並列PMOSトランジスタ群
12B:第2の並列NMOSトランジスタ群
13〜16:ドライバ部
21,23:レジスタ回路
22:組み合わせ論理回路
31,32:多入力ANDゲート回路
33:NORゲート回路
34:インバータ
41,42:多入力ORゲート回路
43:NANDゲート回路
44:インバータ
A1〜Ax:入力端子
B1〜Bx:入力端子
MPA1〜MPAx:PMOSトランジスタ
MNA1〜MNAx:NMOSトランジスタ
MPB1〜MPBx:PMOSトランジスタ
MNB1〜MNBx:NMOSトランジスタ
MPAD1,MPBD1,MNAD1,MNBD1:MOSダイオード
MPAD2,MPBD2:スタンバイ時遮断用のPMOSトランジスタ
MNAD2,MNBD2:スタンバイ時遮断用のNMOSトランジスタ
MPAO,MPAO1,MPAO2,MPBO,MPBO1,MPBO2:PMOSトランジスタ
MNAO,MNAO1,MNAO2,MNBO,MNBO1,MNBO2:NMOSトランジスタ
VDD:高電位電源端子
GND:低電位電源端子
OUT:出力端子
PDA:第1のドレイン節点
NDA:第2のドレイン節点
PDB:第3のドレイン節点
NDB:第4のドレイン節点

Claims (4)

  1. ゲートが第1の複数の入力端子に個々に接続され、ドレインが第1のドレイン節点に共通接続され、ソースが高電位電源端子に共通接続された複数のPMOSトランジスタからなる第1の並列PMOSトランジスタ群と、
    ゲートが前記第1の複数の入力端子に個々に接続され、ドレインが第2のドレイン節点に共通接続され、ソースが低電位電源端子に共通接続された複数のNMOSトランジスタからなる第1の並列NMOSトランジスタ群と、
    ゲートが第2の複数の入力端子に個々に接続され、ドレインが第3のドレイン節点に共通接続され、ソースが高電位電源端子に共通接続された複数のPMOSトランジスタからなる第2の並列PMOSトランジスタ群と、
    ゲートが前記第2の複数の入力端子に個々に接続され、ドレインが第4のドレイン節点に共通接続され、ソースが低電位電源端子に共通接続された複数のNMOSトランジスタからなる第2の並列NMOSトランジスタ群と、
    前記第1乃至第4のドレイン節点の「H」レベル、「L」レベル、ハイインピーダンスの組み合わせに応じて出力端子を「H」レベル又は「L」レベルに設定するドライバ部と、
    を具備することを特徴とする多入力CMOS複合ゲート回路。
  2. 請求項1に記載の多入力CMOS複合ゲート回路において、
    前記ドライバ部は、
    ゲートが前記第2のドレイン節点に接続され、ドレインが出力端子に接続された第1のNMOSトランジスタと、
    ゲートが前記第1のドレイン節点に接続され、ソースが前記低電位電源端子に接続され、ドレインが前記第1のNMOSトランジスタのソースに接続された第2のNMOSトランジスタと、
    ゲートが前記第2のドレイン節点に接続された第1のPMOSトランジスタと、
    ゲートが前記第4のドレイン節点に接続され、ドレインとソースが前記第1のNMOSトランジスタのドレインとソースにそれぞれ接続された第3のNMOSトランジスタと、
    ゲートが前記第3のドレイン節点に接続され、ドレインとソースが前記第2のNMOSトランジスタのドレインとソースにそれぞれ接続された第4のNMOSトランジスタと、
    ゲートが前記第4のドレイン節点に接続された第2のPMOSトランジスタと、
    前記第1のドレイン節点と前記第2のドレイン節点の間に接続された第1のインピーダンス素子と、
    前記第3のドレイン節点と前記第4のドレイン節点の間に接続された第2のインピーダンス素子と、
    を具備し、
    前記第1および第2のPMOSトランジスタは前記出力端子と前記高電位電源端子との間に直列接続されている、
    ことを特徴とする多入力CMOS複合ゲート回路。
  3. 請求項1に記載の多入力複合CMOS複合ゲート回路において、
    前記ドライバ部は、
    ゲートが前記第1のドレイン節点に接続され、ドレインが出力端子に接続された第1のPMOSトランジスタと、
    ゲートが前記第2のドレイン節点に接続され、ソースが前記高電位電源端子に接続され、ドレインが前記第1のPMOSトランジスタのソースに接続された第2のPMOSトランジスタと、
    ゲートが前記第1のドレイン節点に接続された第1のNMOSトランジスタと、
    ゲートが前記第3のドレイン節点に接続され、ドレインとソースが前記第1のPMOSトランジスタのドレインとソースにそれぞれ接続された第3のPMOSトランジスタと、
    ゲートが前記第4のドレイン節点に接続され、ドレインとソースが前記第2のPMOSトランジスタのドレインとソースにそれぞれ接続された第4のPMOSトランジスタと、
    ゲートが前記第3のドレイン節点に接続された第2のNMOSトランジスタと、
    前記第1のドレイン節点と前記第2のドレイン節点の間に接続された第1のインピーダンス素子と、
    前記第3のドレイン節点と前記第4のドレイン節点の間に接続された第2のインピーダンス素子と、
    を具備し、
    前記第1および第2のNMOSトランジスタは前記出力端子と前記低電位電源端子との間に直列接続されている、
    ことを特徴とする多入力CMOS複合ゲート回路。
  4. 請求項2又は3に記載の多入力CMOS複合ゲート回路において、
    前記第1のインピーダンス素子を、前記第1のインピーダンス素子とスタンバイ時に遮断する第1のMOSトランジスタとの直列回路に置き換え、
    前記第2のインピーダンス素子を、前記第2のインピーダンス素子とスタンバイ時に遮断する第2のMOSトランジスタとの直列回路に置き換えた、
    ことを特徴とする多入力CMOS複合ゲート回路。
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