JP2004274531A - 動画配信システム - Google Patents
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Abstract
【課題】遠隔操作にて映像及び音声をストリーミングサーバからライブ配信し、その直後には録画を配信できるようにした動画配信システムの提供。
【解決方法】遠隔地の管理端末から、ライブ会場に設置したエンコード機器にインターネットプロトコルを利用してアクセスし、ビデオカメラの入力動画をエンコーダでリアルタイムエンコーディングしインターネットプロトコルを利用してエンコーダからストリーミングサーバへ転送すると同時に、別のエンコーダにも録画する。録画終了後、インターネットプロトコルを利用してエンコーダからストリーミングサーバへ転送し、複数クライアントが動画を閲覧できるようにする。
【選択図】図1
【解決方法】遠隔地の管理端末から、ライブ会場に設置したエンコード機器にインターネットプロトコルを利用してアクセスし、ビデオカメラの入力動画をエンコーダでリアルタイムエンコーディングしインターネットプロトコルを利用してエンコーダからストリーミングサーバへ転送すると同時に、別のエンコーダにも録画する。録画終了後、インターネットプロトコルを利用してエンコーダからストリーミングサーバへ転送し、複数クライアントが動画を閲覧できるようにする。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネットストリーミングによる動画配信システム、方法、プログラムおよび記録媒体に関し、詳細には遠隔操作によってライブ配信およびリプレイ配信を操作する動画配信システム等に関する。
【0002】
【従来技術の説明】
高速なインターネット接続の普及とともに、映像や音声からなるマルチメディアのストリーミング配信が発展している。ストリーミング配信は、音声や動画のファイルをユーザーが受け取りながらリアルタイムで再生する技術である。データをダウンロードしながら再生が可能なため、ダウンロードが終わるまで待つ必要がないという特徴を有する。ストリーミング再生では、コンサート、イベント会場などの現場で撮られた映像や音声をローカル上のパソコンからライブで視聴することも可能である。
【0003】
ライブ配信の後にリプレイを視聴したいという要望がある。それに応えるためにすべてのライブ映像をエンコーダPCおよびストリーミングサーバに格納することは、そのデータ量が膨大なために適当でない。ライブ映像の重要な部分のみを録画・編集し、エンコーダPCまたはストリーミングサーバに記憶させる方が実効性に富む。そのためには、従来、現地ライブ会場に録画装置を設置し、さらに現地に派遣されたオペレータがエンコーディング、録画、転送および配信の一連の作業を行う必要があった。
【0004】
【解決しようとする課題】
上記のような方式では、人件費がかさむ上、オペレータの確保や時間管理が難しかった。特に野球、競馬、サッカー中継のようにライブ会場が全国各地に点在して同時期に進行するような場合には、オペレータの確保が極めて難しかった。
【0005】
さらに、録画されたコンテンツをエンコーダから直接配信する場合や、ライブ会場に併設されたサーバに一旦格納した後、サーバから一般公衆へ配信する場合、エンコード機器と一般公衆への配信場所とが同一あるいは極めて近接するためにセキュリティが確保されないという問題もあった。
【0006】
オペレータの派遣をなくし、またセキュリティを確保するために、遠隔地の管理端末とライブ会場との間に映像配信用の専用線を引いて、遠隔地から録画作業を行なうことが考えられる。しかし、これでは、映像配信用専用線の敷設費と維持費が多大なため、リプレイ配信を行う企業、団体などの障害となる。
【0007】
本発明は、ライブ映像終了直後に視聴者端末からの要求に応答してリプレイ配信することを、オペレータを派遣することなくかつセキュリティ上安全に行なう動画配信システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の動画配信システムは、遠隔地管理用端末と、ライブ会場のビデオカメラからの動画を現場で取り込みエンコードする第一および第二のエンコーダと、ストリーミングサーバとを含み、
ストリーミングサーバには視聴者端末がネットワークを通して相互にアクセス可能であり、
第一のエンコーダは、遠隔地管理用端末からのインターネットプロトコルを用いた指令に基づいて動画をリアルタイムエンコーディングするとともに、ストリーミングサーバに転送してライブ配信する手段を備え、および
第二のエンコーダは、遠隔地管理用端末からのインターネットプロトコルを用いた指令に基づいて動画をエンコーディングし、外部記憶装置に記憶させ、記憶後、記憶されたコンテンツをストリーミングサーバに転送してリプレイ配信に供する手段を備えていることを特徴とする。
【0009】
また、本発明の動画配信方法は、ライブ会場のビデオカメラからの動画を現場で取り込みエンコードする第一および第二のエンコーダにおいて、
第一エンコーダが、遠隔地管理用端末からのインターネットプロトコルを用いた指令に基づいて動画をリアルタイムエンコーディングするとともに、ストリーミングサーバに転送してライブ配信し、および
第二エンコーダが、前記管理用端末からの指令に基づいて入力動画をエンコーディングし、外部記憶装置に記憶させ、記憶後、記憶されたコンテンツをストリーミングサーバに転送してリプレイ配信することを特徴とする。
【0010】
また、本発明のプログラムは、第一のエンコーダにて、遠隔地管理用端末からインターネットプロトコルを用いた指令に基づいてライブ会場のビデオカメラからの動画を現場で取り込みリアルタイムエンコーディングするとともに、ストリーミングサーバに転送してライブ配信し、および
第二のエンコーダにて、前記管理用端末からの指令に基づいて動画をエンコーディングし、外部記憶装置に記憶させ、記憶後、記憶されたコンテンツをストリーミングサーバに転送してリプレイ配信するように第一および第二のエンコーダを制御するためのプログラムであることを特徴とする。
【0011】
さらに、本発明のコンピュータ読取可能な記録媒体は、第一のエンコーダにて、遠隔地管理用端末からのインターネットプロトコルを用いた指令に基づいてライブ会場のビデオカメラからの動画を現場で取り込みリアルタイムエンコーディングするとともに、ストリーミングサーバに転送してライブ配信し、および
第二のエンコーダにて、前記管理用端末からの指令に基づいて動画をエンコーディングし、外部記憶装置に記憶させ、記憶後、記憶されたコンテンツをストリーミングサーバに転送してリプレイ配信するように第一および第二のエンコーダを制御するためのプログラムを格納したコンピュータ読取可能な記録媒体であることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の動画配信システムおよび動画配信方法について、添付の図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の動画配信システムの構成を含むブロック図である。図1に示すように、本発明の動画配信システムは、遠隔地管理用端末100と、第一のエンコーダ200および第二のエンコーダ300と、ストリーミングサーバ400とから構成される。これらは、インターネットおよび公衆回線網、移動通信網などの適宜のネットワークを介して相互に接続されている。本発明の動画配信システムでは、遠隔地の管理用端末100とライブ会場のエンコーダ200、300との間の交信を、既存のネットワークを用いて行なうため、両端末間を専用線で直接結ぶことはしない。ストリーミングサーバ400は、インターネットを介して視聴者端末500と相互に通信可能である。
【0013】
遠隔地の管理用端末は、ライブ会場から遠隔地にある。ライブ会場とは、例えばコンサートホ−ル、ライブハウス、イベント会場、競技場、球技場、展示場、会議場、催事場、祭事場であり、そこで、演奏、演劇、競技(オリンピック競技、相撲、野球、サッカー、レース、ボクシング、格闘技など)、博覧会、ニュースの現場中継、会議、記者会見、製品発表会、説明会、お祭りなどが催される。管理用端末100は、ライブ会場に設置されたエンコーダ200、300を操作するためのリモートアクセスソフトウエアを搭載した汎用のパーソナルコンピュータ(以下、パーソナルコンピュータを単に「パソコン」という)である。該パソコンは、中央演算処理装置、主記憶装置、HDなどの外部記憶装置、キーボード、マウス、LANボードなどからなる制御装置本体、ディスプレイ、プリンタ、スピーカ、モデム、DSU、TA、ルータなどで構成される。
【0014】
管理用端末100は、インターネットを利用したリモートアクセスソフトにより、第一および第二のエンコーダを格納したパソコン(以下、特にハードウエアをいうとき「エンコーダPC」と称する)へアクセスする。管理用端末100は、ダイヤルアップ型接続、または光ファイバ、ADSL、Cableなどによる常時接続によってインターネットへ接続する。管理用端末100が、エンコーダPC200、300を特定するために、エンコーダPCにはすでにグローバルIPアドレスが割り当てられているか、またはブロードバンドルータにおいて内部のエンコーダにアクセス可能となるよう設定されている。
【0015】
管理用端末100は、リモートアクセスソフトウエアによりエンコーダPCの電源ONから電源OFFまですべての作業をリモートで実行するので、ライブ配信導入企業・団体側のライブ会場での作業を省力化、無人化する。具体的には、インターネットプロトコルによるリモート操作によって、ライブ会場へのオペレータ派遣などに伴うコストを削減し、オペレータを集め、移動させ、そして管理する手間を削減する。また、本発明では、管理用端末100とライブ会場のパソコンとの間に専用線を敷設する必要がない。
【0016】
また、本発明によるリモートアクセス操作では、一箇所での集中管理が可能なため、ライブ会場が複数になった場合でも効率的に操作・管理できる。例えば、競馬中継、サッカー中継、プロ野球中継などが全国の各競技場で同一時間帯に行なわれた場合に、オペレータが各競技場での進行を見ながら録画の開始と停止を決め、また、複数地域のリプレイ配信をどの順番で配信するかなどを一極集中管理することができる。
【0017】
第一エンコーダ200は、遠隔地管理用端末からのインターネットプロトコルを用いた指令に基づいて動画をリアルタイムエンコーディングするとともに、ストリーミングサーバ400に転送してライブ配信する手段を備えたサーバコンピュータである。
【0018】
第一エンコーダ200は、インターネット接続と遠隔端末からのリモートアクセスが可能となっている。第一エンコーダ200は、好ましくはWake−Up on LANをサポートするLANカード(図示せず)が装着されている。これにより、第一エンコーダ200が電源OFFの状態でも、管理用端末100がエンコーダPCにアクセス可能となり、また使用後にエンコーダPCの電源を切ることもできる。
【0019】
ビデオカメラ201の動画はアナログデータまたはデジタルデータである。動画がアナログ信号の場合、第一エンコーダ200にアナログ信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータ202を取り付けておく。動画がデジタル信号の場合にはA/Dコンバータを取り付ける必要はない。
【0020】
第一エンコーダ200は、直接またはA/D変換して取り込んだデジタルデータをストリーミング配信可能な形式(ストリームデータ)にリアルタイムエンコーディングする。エンコーディングは、パソコンに搭載されたソフトウエア、例えばWindows Media Encoder、Real Producer、QuickTime Player Pro(以上、登録商標または商標)により実行される。本発明では、ハード・ソフトの両面に汎用のものを使用できるため、設備を安価に構築できる上にアップグレードにも容易に対応することができる。
【0021】
図1に示すように複数の第一エンコーダ200を用意して、ライブ映像を複数の異なるビットレートで圧縮すると、視聴者は、視聴者端末500のインターネット環境に応じて最適なビットレートでコンテンツを受信することができる。複数の第一エンコーダ200の用意は、複数台のハードウエアで対応してもよく、あるいは一台のハードウエアで複数のエンコーディングソフトウエアをマルチタスクに実行するようにしてもよい。一台のハードウエアでエンコーディングをマルチタスクに行なうと中央演算処理装置への負荷が大きく、またハードウエアのバックアップの面からも、複数台のハードウエアを用意する方が好ましい。
【0022】
第一エンコーダ200は、リアルタイムエンコーディングされたデータをエンコーダPCに蓄積せずにそのままストリーミングサーバ400に転送し、またはストリーミングサーバがエンコーダPCにデータを取りに行く。データ転送はHTTPによって行われる。大容量のデータをよどみなく送るために、回線環境は、光ファイバ、Cable、ADSLなどのブロードバンドが好ましい。
【0023】
エンコーダ200の転送機能に関して、複数のストリーミングサーバへの時間差転送のような利便性を高めた転送用バッチを組み込むこともできる。
【0024】
第二エンコーダ300は、遠隔地管理用端末からのインターネットプロトコルを用いた指令に基づいて動画をエンコーディングし、HDのような外部記憶装置301に記憶させ、記憶後、記憶されたコンテンツをストリーミングサーバ400に転送してリプレイ配信に供する手段を備えている。
【0025】
第二エンコーダ300の装置構成は、リアルタイムエンコーディングしたデータを記憶する外部記憶装置301が必須である以外は、第一エンコーダ200と同様である。
【0026】
第二エンコーダ300は、遠隔管理端末100からのリモート操作による指令に基づいて、リアルタイムエンコーディングしたデータをHDなどの外部記憶装置301に録画し、録画後にデータをストリーミングサーバ400へFTPで転送する。
【0027】
第二エンコーダ300の録画作業時に、管理端末100からのリモート操作によって映像編集作業を行なってもよい。リモート操作によって高コストな映像編集作業を安価に行なうことができ、また、ライブ配信映像の重要な部分のみを集めるように編集(ダイジェスト版の作成)できるので、外部記憶装置301のみならず、ストリーミングサーバ400の外部記憶装置401を過度に占有することを回避できる。
【0028】
第二エンコーダ300と第一エンコーダ200とは、ハードウエア自体が別であってもよく、また、一台のハードウエアで構築されてマルチタスクに実行されてもよい。通常は、図1に示すように複数のハードウエアを用意する。
【0029】
ストリーミングサーバ400は、映像や音声のストリーミング配信に特化したサーバコンピュータである。サーバコンピュータをストリーミング専用に構築するには、各種ストリーミング技術に対応したサーバ用ソフトウエア、例えばWindows Media Server、Real System Server、QuickTime Streaming Server(以上、登録商標または商標)などをコンピュータに組み込めばよい。
【0030】
ストリーミングサーバ400には、通常、数十〜数千人の視聴者が同時にアクセスできる。サーバにかかる負担を軽減するために、好ましくは複数のストリーミングサーバを配置し、視聴者に最も近いストリーミングサーバにアクセスさせる。
【0031】
本発明におけるストリーミングサーバ400は、第一エンコーダ200から送信されるライブ映像をサーバ内に溜め込まずに配信する。一方、第二エンコーダ300から送信された録画は、参照できるように付されたコード番号とともにHDなどの外部記憶装置401に記憶し、リプレイ用データベースを構築する。
【0032】
本発明の動画配信システムでは、ストリーミングサーバ400のみが一般公衆へのアクセス可能とされ、現場に設置されたエンコーダ200、300は一般に公開されない。エンコーダPCとストリーミングサーバ400とはIPアドレスを共有せず、かつIPアドレスを類推できる範囲にないために、セキュリティを充分に確保することができる。ストリーミングサーバ400には、部外者からの不法な侵入を防止するためにファイアウォール402、DMZ、プロキシなどを設けることが好ましい。
【0033】
視聴者端末500は、ストリーミングサーバ400のウエブページメタファイルをブラウズする機能、およびストリーミングサーバ400からインターネットを介して配信されたストリームデータを再生(デコード)するソフトウエアを搭載し、さらにウエブページおよびストリーミング動画を表示するディスプレイを有する。再生ソフトウエアは、例えばWindows Media Player、Real Player、Shockwave、QuickTime(以上、登録商標または商標)である。
【0034】
視聴者端末500の形態は、固定端末501または移動端末502に大別される。固定端末501は、インターネットに接続可能なデスクトップ型、ノート型またはラップトップ型のパソコン、インターネット対応型のゲーム機またはテレビジョンなどである。これらは、公衆回線網、インターネットネットワークを通してストリーミングサーバにアクセス可能である。固定端末501は、最も一般的には視聴者の保有する各種パソコンである。ライブ会場などに視聴者端末501を設置することもできる。
【0035】
一方、移動端末502は、インターネットに接続可能なPDA、PHS、携帯電話、ポケットPC、パレット型コンピュータなどである。これらの端末は、インターネットへのゲートウエイ(移動通信網)、インターネットネットワークを通してストリーミングサーバ400にアクセスする。
【0036】
以下に、本発明の動画配信システムを用いた動画配信方法を説明する。遠隔地の管理用端末100、第一エンコーダ200、第二エンコーダ300、およびストリーミングサーバ400のそれぞれに、固定IPアドレスを割り当て、ルータに指定の固定IP間のアクセスのみを許容するように事前設定する。
【0037】
図2のフローチャートにおいて、遠隔地にある管理用端末100から、ライブ会場に設置の第一エンコーダ200および第二エンコーダ300のパソコンへwake up on LAN対応ネットワークコントローラを通じて起動用コマンドを送出して、エンコーダ用パソコンの電源を起動する(ステップS101)。
【0038】
次いで、リモートアクセスソフトによってインターネットプロトコルで、ライブ配信用の第一エンコーダPC200にログインし、エンコーダソフトウエアを起動する(ステップS102)。
【0039】
ライブ会場のビデオカメラ201から送られる動画をA/Dコンバータ202がアナログからデジタルデータに変換し、第一エンコーダ200がそのデータを、IEEE1394ボード(図示せず)を通じて取り込む。第一エンコーダ200は、ストリーミング形式にリアルタイムエンコーディングし、そのデータをストリーミングサーバ400に送信する(ステップS103)。
【0040】
遠隔地の管理用端末100により、録画用の第二エンコーダ300を起動する(ステップS104)。遠隔地の管理端末100からの指令に基づいて、第二エンコーダ300が動画をエンコーディング、録画と適宜の編集作業を開始する(ステップS105)。編集作業では、ライブ映像から映像として価値のある部分を切り出したり、効果音、マーキー、テロップを挿入したり、フィルタ操作などを行ったりする。テロップは、リプレイ配信の説明や広告からなる。
【0041】
第二エンコーダ300での録画・編集処理が一区切りしたら、第二エンコーダ300は、管理用端末からの指令に基づいて、動画データをFTPによりストリーミングサーバ400に転送する(ステップS106)。
【0042】
ライブ配信が継続されている場合には、ステップS104に戻って、次の録画・編集作業を開始する(ステップS104〜S106)。
【0043】
ライブ会場での演奏、演劇、競技、レースなどがすべて終了したら、管理用端末100がリモートアクセスソフトウエアで第一および第二エンコーダ200、300をシャットダウンする(ステップS107)。
【0044】
最後に、遠隔地管理用端末100のオペレータは、リモートアクセスソフトにより第一および第二のエンコーダ200、300からログオフし、パソコンの電源をOFFにする(ステップS108)。
【0045】
図3は、ストリーミングサーバ400と視聴者端末500との交信のフローチャートである。視聴者端末500において、視聴者がストリーミングサーバ400にアクセスする。視聴者端末500は、ストリーミングサーバ400にアクセスする(ステップS201)。ストリーミングサーバ400は、ライブ配信映像またはリプレイ配信映像を選択する画面(動画ファイル)を視聴者端末に送信する(ステップS202)。視聴者端末500は、図4に示すような映像選択画面を表示する(ステップS203)。図4の選択画面は、二会場のライブ配信とリプレイ配信1〜4を表示している。例えば、リプレイ配信1〜4は、過去の第1レース〜第4レースのダイジェスト版を想定し、ライブ配信は、第5レースの実況中継を想定すればよい。
【0046】
ストリーミングサーバ400は、視聴者端末500からの配信要求を受信すると、ライブ映像を配信し、または配信要求に含まれるコード番号をキーにしてリプレイ配信用データベースを検索し、所望のストリームデータを視聴者端末500に送信する(ステップS204)。
【0047】
視聴者端末500は、ストリーミングサーバ400から配信されるストリームデータをライブまたはリプレイで再生する(ステップS205)。
【0048】
上記の実施態様では、第二エンコーダ300が一区切りのライブ映像をエンコーディングおよび録画・編集している間(ステップS104〜S106)、その録画データはストリーミングサーバに転送されない。したがって、ライブ映像のリプレイを見られるまでにタイムラグが生じる。以下に示す動画配信システムは、タイムラグをなくす一実施態様である。
【0049】
この動画配信システムは、第一エンコーダ200からストリーミングサーバ400に送られてくるストリームデータを、第二エンコーダ300による録画・編集および配信の間(ステップ104〜106)だけ一時記憶するための一時記憶領域(例えばHDやバッファ)をストリーミングサーバ400が必須に保有することを特徴とする。それ以外の構成は、前記実施態様と同様である。一時記憶領域は好ましくは二個の領域1、2からなる。
【0050】
図5は、ストリーミングサーバ400の動作を示すフローチャートである。まず、ストリーミングサーバ400は、第一エンコーダ200から配信されるライブ映像を一般にライブ配信する(ステップ301)。ライブ配信と同時に、外部記憶装置401の一時記憶領域にてストリームデータの記憶を開始する(ステップ302)。
【0051】
ストリーミングサーバ400は、第二エンコーダ300からの録画を受信するまでの間、前記一時記憶を一般公衆への臨時のリプレイ配信に供する(ステップ303)。
【0052】
ストリーミングサーバ400は、第二エンコーダ300からの録画データを受信し、それを外部記憶装置401に格納する(ステップ304)。ストリーミングサーバ400は、格納された録画データを一般公衆への通常のリプレイ配信に供する(ステップ305)。
【0053】
ストリーミングサーバ400は、第二エンコーダ300からの録画データの受信をもって、ステップ302に戻る。そこで、第一エンコーダ200からのライブ映像を一時記憶領域に上書きすることを開始する。好ましくは、上書き作業のために二個の一時記憶領域1、2を交互に使用する。一時記憶領域1に記憶された映像を視聴者端末500に臨時リプレイ配信している場合に、第一エンコーダ200からのライブ映像を一時記憶領域2へ上書きすることで、視聴者への臨時リプレイ配信を最後まで履行できる。
【0054】
上記実施態様によれば、視聴者は、ライブ配信されたものを臨時のリプレイ配信によって遅滞なく見ることができる。遠隔地の管理用端末のオペレータは、エンコーダ300での録画・編集作業や配信作業を性急に行なう必要がない。ストリーミングサーバ400の一時記憶領域を繰り返し上書きすることで、ストリーミングサーバ400の記憶容量を過度に消費することも避けられる。
【0055】
本発明のシステムには、視聴者の映像配信要求とストリーミングサーバからの配信を確認することによって映像配信に対する課金するようなシステムも付加することもできる。
【0056】
本発明では、上記したような処理を実行するプログラムを、CD、DVD、FD、メモリーカードなどのコンピュータ読取可能な記録媒体に記録して提供することができる。
【0057】
本発明によれば、以上詳述した実施形態以外にも、種々の変形が可能である。その変形は、特許請求の範囲に記載された技術思想を逸脱しない限り、本発明の技術範囲内にある。
【0058】
【発明の効果】
本発明の動画配信システムおよび動画配信方法によれば、ライブ配信直後にリプレイ配信する環境を遠隔操作でかつ専用回線を使用することなく構築できる。また、本発明の動画配信システムは、セキュリティの面でも安全なシステムを構築する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の動画配信システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の動画配信方法に一実施形態における、管理用端末およびエンコーダとの動作を示すフローチャートである。
【図3】本発明の動画配信方法の一実施形態における、視聴者端末とストリーミングサーバとの間の動作を示すフローチャートである。
【図4】視聴者端末に表示されるライブまたはリプレイ配信の選択画面である。
【図5】本発明の別の実施例における、ストリーミングサーバの動作を示すフローチャートである。
【図6】図5の実施例における、視聴者端末に表示されたライブまたはリプレイ配信の選択画面である。
【符号の説明】
100 管理用端末
200 第一エンコーダ
201 ビデオカメラ
202 A/Dコンバータ
300 第二エンコーダ
301 外部記憶装置
400 ストリーミングサーバ
401 外部記憶装置
402 ファイアウォール
500 視聴者端末
501 固定端末
502 移動端末
S101〜S108 ステップ
S201〜S205 ステップ
S301〜S305 ステップ
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネットストリーミングによる動画配信システム、方法、プログラムおよび記録媒体に関し、詳細には遠隔操作によってライブ配信およびリプレイ配信を操作する動画配信システム等に関する。
【0002】
【従来技術の説明】
高速なインターネット接続の普及とともに、映像や音声からなるマルチメディアのストリーミング配信が発展している。ストリーミング配信は、音声や動画のファイルをユーザーが受け取りながらリアルタイムで再生する技術である。データをダウンロードしながら再生が可能なため、ダウンロードが終わるまで待つ必要がないという特徴を有する。ストリーミング再生では、コンサート、イベント会場などの現場で撮られた映像や音声をローカル上のパソコンからライブで視聴することも可能である。
【0003】
ライブ配信の後にリプレイを視聴したいという要望がある。それに応えるためにすべてのライブ映像をエンコーダPCおよびストリーミングサーバに格納することは、そのデータ量が膨大なために適当でない。ライブ映像の重要な部分のみを録画・編集し、エンコーダPCまたはストリーミングサーバに記憶させる方が実効性に富む。そのためには、従来、現地ライブ会場に録画装置を設置し、さらに現地に派遣されたオペレータがエンコーディング、録画、転送および配信の一連の作業を行う必要があった。
【0004】
【解決しようとする課題】
上記のような方式では、人件費がかさむ上、オペレータの確保や時間管理が難しかった。特に野球、競馬、サッカー中継のようにライブ会場が全国各地に点在して同時期に進行するような場合には、オペレータの確保が極めて難しかった。
【0005】
さらに、録画されたコンテンツをエンコーダから直接配信する場合や、ライブ会場に併設されたサーバに一旦格納した後、サーバから一般公衆へ配信する場合、エンコード機器と一般公衆への配信場所とが同一あるいは極めて近接するためにセキュリティが確保されないという問題もあった。
【0006】
オペレータの派遣をなくし、またセキュリティを確保するために、遠隔地の管理端末とライブ会場との間に映像配信用の専用線を引いて、遠隔地から録画作業を行なうことが考えられる。しかし、これでは、映像配信用専用線の敷設費と維持費が多大なため、リプレイ配信を行う企業、団体などの障害となる。
【0007】
本発明は、ライブ映像終了直後に視聴者端末からの要求に応答してリプレイ配信することを、オペレータを派遣することなくかつセキュリティ上安全に行なう動画配信システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の動画配信システムは、遠隔地管理用端末と、ライブ会場のビデオカメラからの動画を現場で取り込みエンコードする第一および第二のエンコーダと、ストリーミングサーバとを含み、
ストリーミングサーバには視聴者端末がネットワークを通して相互にアクセス可能であり、
第一のエンコーダは、遠隔地管理用端末からのインターネットプロトコルを用いた指令に基づいて動画をリアルタイムエンコーディングするとともに、ストリーミングサーバに転送してライブ配信する手段を備え、および
第二のエンコーダは、遠隔地管理用端末からのインターネットプロトコルを用いた指令に基づいて動画をエンコーディングし、外部記憶装置に記憶させ、記憶後、記憶されたコンテンツをストリーミングサーバに転送してリプレイ配信に供する手段を備えていることを特徴とする。
【0009】
また、本発明の動画配信方法は、ライブ会場のビデオカメラからの動画を現場で取り込みエンコードする第一および第二のエンコーダにおいて、
第一エンコーダが、遠隔地管理用端末からのインターネットプロトコルを用いた指令に基づいて動画をリアルタイムエンコーディングするとともに、ストリーミングサーバに転送してライブ配信し、および
第二エンコーダが、前記管理用端末からの指令に基づいて入力動画をエンコーディングし、外部記憶装置に記憶させ、記憶後、記憶されたコンテンツをストリーミングサーバに転送してリプレイ配信することを特徴とする。
【0010】
また、本発明のプログラムは、第一のエンコーダにて、遠隔地管理用端末からインターネットプロトコルを用いた指令に基づいてライブ会場のビデオカメラからの動画を現場で取り込みリアルタイムエンコーディングするとともに、ストリーミングサーバに転送してライブ配信し、および
第二のエンコーダにて、前記管理用端末からの指令に基づいて動画をエンコーディングし、外部記憶装置に記憶させ、記憶後、記憶されたコンテンツをストリーミングサーバに転送してリプレイ配信するように第一および第二のエンコーダを制御するためのプログラムであることを特徴とする。
【0011】
さらに、本発明のコンピュータ読取可能な記録媒体は、第一のエンコーダにて、遠隔地管理用端末からのインターネットプロトコルを用いた指令に基づいてライブ会場のビデオカメラからの動画を現場で取り込みリアルタイムエンコーディングするとともに、ストリーミングサーバに転送してライブ配信し、および
第二のエンコーダにて、前記管理用端末からの指令に基づいて動画をエンコーディングし、外部記憶装置に記憶させ、記憶後、記憶されたコンテンツをストリーミングサーバに転送してリプレイ配信するように第一および第二のエンコーダを制御するためのプログラムを格納したコンピュータ読取可能な記録媒体であることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の動画配信システムおよび動画配信方法について、添付の図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の動画配信システムの構成を含むブロック図である。図1に示すように、本発明の動画配信システムは、遠隔地管理用端末100と、第一のエンコーダ200および第二のエンコーダ300と、ストリーミングサーバ400とから構成される。これらは、インターネットおよび公衆回線網、移動通信網などの適宜のネットワークを介して相互に接続されている。本発明の動画配信システムでは、遠隔地の管理用端末100とライブ会場のエンコーダ200、300との間の交信を、既存のネットワークを用いて行なうため、両端末間を専用線で直接結ぶことはしない。ストリーミングサーバ400は、インターネットを介して視聴者端末500と相互に通信可能である。
【0013】
遠隔地の管理用端末は、ライブ会場から遠隔地にある。ライブ会場とは、例えばコンサートホ−ル、ライブハウス、イベント会場、競技場、球技場、展示場、会議場、催事場、祭事場であり、そこで、演奏、演劇、競技(オリンピック競技、相撲、野球、サッカー、レース、ボクシング、格闘技など)、博覧会、ニュースの現場中継、会議、記者会見、製品発表会、説明会、お祭りなどが催される。管理用端末100は、ライブ会場に設置されたエンコーダ200、300を操作するためのリモートアクセスソフトウエアを搭載した汎用のパーソナルコンピュータ(以下、パーソナルコンピュータを単に「パソコン」という)である。該パソコンは、中央演算処理装置、主記憶装置、HDなどの外部記憶装置、キーボード、マウス、LANボードなどからなる制御装置本体、ディスプレイ、プリンタ、スピーカ、モデム、DSU、TA、ルータなどで構成される。
【0014】
管理用端末100は、インターネットを利用したリモートアクセスソフトにより、第一および第二のエンコーダを格納したパソコン(以下、特にハードウエアをいうとき「エンコーダPC」と称する)へアクセスする。管理用端末100は、ダイヤルアップ型接続、または光ファイバ、ADSL、Cableなどによる常時接続によってインターネットへ接続する。管理用端末100が、エンコーダPC200、300を特定するために、エンコーダPCにはすでにグローバルIPアドレスが割り当てられているか、またはブロードバンドルータにおいて内部のエンコーダにアクセス可能となるよう設定されている。
【0015】
管理用端末100は、リモートアクセスソフトウエアによりエンコーダPCの電源ONから電源OFFまですべての作業をリモートで実行するので、ライブ配信導入企業・団体側のライブ会場での作業を省力化、無人化する。具体的には、インターネットプロトコルによるリモート操作によって、ライブ会場へのオペレータ派遣などに伴うコストを削減し、オペレータを集め、移動させ、そして管理する手間を削減する。また、本発明では、管理用端末100とライブ会場のパソコンとの間に専用線を敷設する必要がない。
【0016】
また、本発明によるリモートアクセス操作では、一箇所での集中管理が可能なため、ライブ会場が複数になった場合でも効率的に操作・管理できる。例えば、競馬中継、サッカー中継、プロ野球中継などが全国の各競技場で同一時間帯に行なわれた場合に、オペレータが各競技場での進行を見ながら録画の開始と停止を決め、また、複数地域のリプレイ配信をどの順番で配信するかなどを一極集中管理することができる。
【0017】
第一エンコーダ200は、遠隔地管理用端末からのインターネットプロトコルを用いた指令に基づいて動画をリアルタイムエンコーディングするとともに、ストリーミングサーバ400に転送してライブ配信する手段を備えたサーバコンピュータである。
【0018】
第一エンコーダ200は、インターネット接続と遠隔端末からのリモートアクセスが可能となっている。第一エンコーダ200は、好ましくはWake−Up on LANをサポートするLANカード(図示せず)が装着されている。これにより、第一エンコーダ200が電源OFFの状態でも、管理用端末100がエンコーダPCにアクセス可能となり、また使用後にエンコーダPCの電源を切ることもできる。
【0019】
ビデオカメラ201の動画はアナログデータまたはデジタルデータである。動画がアナログ信号の場合、第一エンコーダ200にアナログ信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータ202を取り付けておく。動画がデジタル信号の場合にはA/Dコンバータを取り付ける必要はない。
【0020】
第一エンコーダ200は、直接またはA/D変換して取り込んだデジタルデータをストリーミング配信可能な形式(ストリームデータ)にリアルタイムエンコーディングする。エンコーディングは、パソコンに搭載されたソフトウエア、例えばWindows Media Encoder、Real Producer、QuickTime Player Pro(以上、登録商標または商標)により実行される。本発明では、ハード・ソフトの両面に汎用のものを使用できるため、設備を安価に構築できる上にアップグレードにも容易に対応することができる。
【0021】
図1に示すように複数の第一エンコーダ200を用意して、ライブ映像を複数の異なるビットレートで圧縮すると、視聴者は、視聴者端末500のインターネット環境に応じて最適なビットレートでコンテンツを受信することができる。複数の第一エンコーダ200の用意は、複数台のハードウエアで対応してもよく、あるいは一台のハードウエアで複数のエンコーディングソフトウエアをマルチタスクに実行するようにしてもよい。一台のハードウエアでエンコーディングをマルチタスクに行なうと中央演算処理装置への負荷が大きく、またハードウエアのバックアップの面からも、複数台のハードウエアを用意する方が好ましい。
【0022】
第一エンコーダ200は、リアルタイムエンコーディングされたデータをエンコーダPCに蓄積せずにそのままストリーミングサーバ400に転送し、またはストリーミングサーバがエンコーダPCにデータを取りに行く。データ転送はHTTPによって行われる。大容量のデータをよどみなく送るために、回線環境は、光ファイバ、Cable、ADSLなどのブロードバンドが好ましい。
【0023】
エンコーダ200の転送機能に関して、複数のストリーミングサーバへの時間差転送のような利便性を高めた転送用バッチを組み込むこともできる。
【0024】
第二エンコーダ300は、遠隔地管理用端末からのインターネットプロトコルを用いた指令に基づいて動画をエンコーディングし、HDのような外部記憶装置301に記憶させ、記憶後、記憶されたコンテンツをストリーミングサーバ400に転送してリプレイ配信に供する手段を備えている。
【0025】
第二エンコーダ300の装置構成は、リアルタイムエンコーディングしたデータを記憶する外部記憶装置301が必須である以外は、第一エンコーダ200と同様である。
【0026】
第二エンコーダ300は、遠隔管理端末100からのリモート操作による指令に基づいて、リアルタイムエンコーディングしたデータをHDなどの外部記憶装置301に録画し、録画後にデータをストリーミングサーバ400へFTPで転送する。
【0027】
第二エンコーダ300の録画作業時に、管理端末100からのリモート操作によって映像編集作業を行なってもよい。リモート操作によって高コストな映像編集作業を安価に行なうことができ、また、ライブ配信映像の重要な部分のみを集めるように編集(ダイジェスト版の作成)できるので、外部記憶装置301のみならず、ストリーミングサーバ400の外部記憶装置401を過度に占有することを回避できる。
【0028】
第二エンコーダ300と第一エンコーダ200とは、ハードウエア自体が別であってもよく、また、一台のハードウエアで構築されてマルチタスクに実行されてもよい。通常は、図1に示すように複数のハードウエアを用意する。
【0029】
ストリーミングサーバ400は、映像や音声のストリーミング配信に特化したサーバコンピュータである。サーバコンピュータをストリーミング専用に構築するには、各種ストリーミング技術に対応したサーバ用ソフトウエア、例えばWindows Media Server、Real System Server、QuickTime Streaming Server(以上、登録商標または商標)などをコンピュータに組み込めばよい。
【0030】
ストリーミングサーバ400には、通常、数十〜数千人の視聴者が同時にアクセスできる。サーバにかかる負担を軽減するために、好ましくは複数のストリーミングサーバを配置し、視聴者に最も近いストリーミングサーバにアクセスさせる。
【0031】
本発明におけるストリーミングサーバ400は、第一エンコーダ200から送信されるライブ映像をサーバ内に溜め込まずに配信する。一方、第二エンコーダ300から送信された録画は、参照できるように付されたコード番号とともにHDなどの外部記憶装置401に記憶し、リプレイ用データベースを構築する。
【0032】
本発明の動画配信システムでは、ストリーミングサーバ400のみが一般公衆へのアクセス可能とされ、現場に設置されたエンコーダ200、300は一般に公開されない。エンコーダPCとストリーミングサーバ400とはIPアドレスを共有せず、かつIPアドレスを類推できる範囲にないために、セキュリティを充分に確保することができる。ストリーミングサーバ400には、部外者からの不法な侵入を防止するためにファイアウォール402、DMZ、プロキシなどを設けることが好ましい。
【0033】
視聴者端末500は、ストリーミングサーバ400のウエブページメタファイルをブラウズする機能、およびストリーミングサーバ400からインターネットを介して配信されたストリームデータを再生(デコード)するソフトウエアを搭載し、さらにウエブページおよびストリーミング動画を表示するディスプレイを有する。再生ソフトウエアは、例えばWindows Media Player、Real Player、Shockwave、QuickTime(以上、登録商標または商標)である。
【0034】
視聴者端末500の形態は、固定端末501または移動端末502に大別される。固定端末501は、インターネットに接続可能なデスクトップ型、ノート型またはラップトップ型のパソコン、インターネット対応型のゲーム機またはテレビジョンなどである。これらは、公衆回線網、インターネットネットワークを通してストリーミングサーバにアクセス可能である。固定端末501は、最も一般的には視聴者の保有する各種パソコンである。ライブ会場などに視聴者端末501を設置することもできる。
【0035】
一方、移動端末502は、インターネットに接続可能なPDA、PHS、携帯電話、ポケットPC、パレット型コンピュータなどである。これらの端末は、インターネットへのゲートウエイ(移動通信網)、インターネットネットワークを通してストリーミングサーバ400にアクセスする。
【0036】
以下に、本発明の動画配信システムを用いた動画配信方法を説明する。遠隔地の管理用端末100、第一エンコーダ200、第二エンコーダ300、およびストリーミングサーバ400のそれぞれに、固定IPアドレスを割り当て、ルータに指定の固定IP間のアクセスのみを許容するように事前設定する。
【0037】
図2のフローチャートにおいて、遠隔地にある管理用端末100から、ライブ会場に設置の第一エンコーダ200および第二エンコーダ300のパソコンへwake up on LAN対応ネットワークコントローラを通じて起動用コマンドを送出して、エンコーダ用パソコンの電源を起動する(ステップS101)。
【0038】
次いで、リモートアクセスソフトによってインターネットプロトコルで、ライブ配信用の第一エンコーダPC200にログインし、エンコーダソフトウエアを起動する(ステップS102)。
【0039】
ライブ会場のビデオカメラ201から送られる動画をA/Dコンバータ202がアナログからデジタルデータに変換し、第一エンコーダ200がそのデータを、IEEE1394ボード(図示せず)を通じて取り込む。第一エンコーダ200は、ストリーミング形式にリアルタイムエンコーディングし、そのデータをストリーミングサーバ400に送信する(ステップS103)。
【0040】
遠隔地の管理用端末100により、録画用の第二エンコーダ300を起動する(ステップS104)。遠隔地の管理端末100からの指令に基づいて、第二エンコーダ300が動画をエンコーディング、録画と適宜の編集作業を開始する(ステップS105)。編集作業では、ライブ映像から映像として価値のある部分を切り出したり、効果音、マーキー、テロップを挿入したり、フィルタ操作などを行ったりする。テロップは、リプレイ配信の説明や広告からなる。
【0041】
第二エンコーダ300での録画・編集処理が一区切りしたら、第二エンコーダ300は、管理用端末からの指令に基づいて、動画データをFTPによりストリーミングサーバ400に転送する(ステップS106)。
【0042】
ライブ配信が継続されている場合には、ステップS104に戻って、次の録画・編集作業を開始する(ステップS104〜S106)。
【0043】
ライブ会場での演奏、演劇、競技、レースなどがすべて終了したら、管理用端末100がリモートアクセスソフトウエアで第一および第二エンコーダ200、300をシャットダウンする(ステップS107)。
【0044】
最後に、遠隔地管理用端末100のオペレータは、リモートアクセスソフトにより第一および第二のエンコーダ200、300からログオフし、パソコンの電源をOFFにする(ステップS108)。
【0045】
図3は、ストリーミングサーバ400と視聴者端末500との交信のフローチャートである。視聴者端末500において、視聴者がストリーミングサーバ400にアクセスする。視聴者端末500は、ストリーミングサーバ400にアクセスする(ステップS201)。ストリーミングサーバ400は、ライブ配信映像またはリプレイ配信映像を選択する画面(動画ファイル)を視聴者端末に送信する(ステップS202)。視聴者端末500は、図4に示すような映像選択画面を表示する(ステップS203)。図4の選択画面は、二会場のライブ配信とリプレイ配信1〜4を表示している。例えば、リプレイ配信1〜4は、過去の第1レース〜第4レースのダイジェスト版を想定し、ライブ配信は、第5レースの実況中継を想定すればよい。
【0046】
ストリーミングサーバ400は、視聴者端末500からの配信要求を受信すると、ライブ映像を配信し、または配信要求に含まれるコード番号をキーにしてリプレイ配信用データベースを検索し、所望のストリームデータを視聴者端末500に送信する(ステップS204)。
【0047】
視聴者端末500は、ストリーミングサーバ400から配信されるストリームデータをライブまたはリプレイで再生する(ステップS205)。
【0048】
上記の実施態様では、第二エンコーダ300が一区切りのライブ映像をエンコーディングおよび録画・編集している間(ステップS104〜S106)、その録画データはストリーミングサーバに転送されない。したがって、ライブ映像のリプレイを見られるまでにタイムラグが生じる。以下に示す動画配信システムは、タイムラグをなくす一実施態様である。
【0049】
この動画配信システムは、第一エンコーダ200からストリーミングサーバ400に送られてくるストリームデータを、第二エンコーダ300による録画・編集および配信の間(ステップ104〜106)だけ一時記憶するための一時記憶領域(例えばHDやバッファ)をストリーミングサーバ400が必須に保有することを特徴とする。それ以外の構成は、前記実施態様と同様である。一時記憶領域は好ましくは二個の領域1、2からなる。
【0050】
図5は、ストリーミングサーバ400の動作を示すフローチャートである。まず、ストリーミングサーバ400は、第一エンコーダ200から配信されるライブ映像を一般にライブ配信する(ステップ301)。ライブ配信と同時に、外部記憶装置401の一時記憶領域にてストリームデータの記憶を開始する(ステップ302)。
【0051】
ストリーミングサーバ400は、第二エンコーダ300からの録画を受信するまでの間、前記一時記憶を一般公衆への臨時のリプレイ配信に供する(ステップ303)。
【0052】
ストリーミングサーバ400は、第二エンコーダ300からの録画データを受信し、それを外部記憶装置401に格納する(ステップ304)。ストリーミングサーバ400は、格納された録画データを一般公衆への通常のリプレイ配信に供する(ステップ305)。
【0053】
ストリーミングサーバ400は、第二エンコーダ300からの録画データの受信をもって、ステップ302に戻る。そこで、第一エンコーダ200からのライブ映像を一時記憶領域に上書きすることを開始する。好ましくは、上書き作業のために二個の一時記憶領域1、2を交互に使用する。一時記憶領域1に記憶された映像を視聴者端末500に臨時リプレイ配信している場合に、第一エンコーダ200からのライブ映像を一時記憶領域2へ上書きすることで、視聴者への臨時リプレイ配信を最後まで履行できる。
【0054】
上記実施態様によれば、視聴者は、ライブ配信されたものを臨時のリプレイ配信によって遅滞なく見ることができる。遠隔地の管理用端末のオペレータは、エンコーダ300での録画・編集作業や配信作業を性急に行なう必要がない。ストリーミングサーバ400の一時記憶領域を繰り返し上書きすることで、ストリーミングサーバ400の記憶容量を過度に消費することも避けられる。
【0055】
本発明のシステムには、視聴者の映像配信要求とストリーミングサーバからの配信を確認することによって映像配信に対する課金するようなシステムも付加することもできる。
【0056】
本発明では、上記したような処理を実行するプログラムを、CD、DVD、FD、メモリーカードなどのコンピュータ読取可能な記録媒体に記録して提供することができる。
【0057】
本発明によれば、以上詳述した実施形態以外にも、種々の変形が可能である。その変形は、特許請求の範囲に記載された技術思想を逸脱しない限り、本発明の技術範囲内にある。
【0058】
【発明の効果】
本発明の動画配信システムおよび動画配信方法によれば、ライブ配信直後にリプレイ配信する環境を遠隔操作でかつ専用回線を使用することなく構築できる。また、本発明の動画配信システムは、セキュリティの面でも安全なシステムを構築する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の動画配信システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の動画配信方法に一実施形態における、管理用端末およびエンコーダとの動作を示すフローチャートである。
【図3】本発明の動画配信方法の一実施形態における、視聴者端末とストリーミングサーバとの間の動作を示すフローチャートである。
【図4】視聴者端末に表示されるライブまたはリプレイ配信の選択画面である。
【図5】本発明の別の実施例における、ストリーミングサーバの動作を示すフローチャートである。
【図6】図5の実施例における、視聴者端末に表示されたライブまたはリプレイ配信の選択画面である。
【符号の説明】
100 管理用端末
200 第一エンコーダ
201 ビデオカメラ
202 A/Dコンバータ
300 第二エンコーダ
301 外部記憶装置
400 ストリーミングサーバ
401 外部記憶装置
402 ファイアウォール
500 視聴者端末
501 固定端末
502 移動端末
S101〜S108 ステップ
S201〜S205 ステップ
S301〜S305 ステップ
Claims (4)
- 遠隔地管理用端末と、ライブ会場のビデオカメラからの動画を現場で取り込みエンコードする第一および第二のエンコーダと、ストリーミングサーバとを含み、
ストリーミングサーバには視聴者端末がネットワークを通してアクセス可能であり、
第一のエンコーダは、遠隔地管理用端末からのインターネットプロトコルを用いた指令に基づいて動画をリアルタイムエンコーディングするとともに、ストリーミングサーバに転送してライブ配信する手段を備え、および
第二のエンコーダは、遠隔地管理用端末からのインターネットプロトコルを用いた指令に基づいて動画をエンコーディングし、外部記憶装置に記憶させ、記憶後、記憶されたコンテンツをストリーミングサーバに転送してリプレイ配信に供する手段を備えている、動画配信システム。 - ライブ会場のビデオカメラからの動画を現場で取り込みエンコードする第一および第二のエンコーダにおいて、
第一エンコーダが、遠隔地管理用端末からのインターネットプロトコルを用いた指令に基づいて動画をリアルタイムエンコーディングするとともに、ストリーミングサーバに転送してライブ配信し、および
第二エンコーダが、前記管理用端末からの指令に基づいて動画をエンコーディングし、外部記憶装置に記憶させ、記憶後、記憶されたコンテンツをストリーミングサーバに転送してリプレイ配信する、動画配信方法。 - 第一のエンコーダにて、遠隔地管理用端末からのインターネットプロトコルを用いた指令に基づいてライブ会場のビデオカメラからの動画を現場で取り込みリアルタイムエンコーディングするとともに、ストリーミングサーバに転送してライブ配信し、および
第二のエンコーダにて、前記管理用端末からの指令に基づいて動画をエンコーディングし、外部記憶装置に記憶させ、記憶後、記憶されたコンテンツをストリーミングサーバに転送してリプレイ配信するように第一および第二のエンコーダを制御するためのプログラム。 - 第一のエンコーダにて、遠隔地管理用端末からのインターネットプロトコルを用いた指令に基づいてライブ会場のビデオカメラからの動画を現場で取り込みリアルタイムエンコーディングするとともに、ストリーミングサーバに転送してライブ配信し、および
第二のエンコーダにて、前記管理用端末からの指令に基づいて動画をエンコーディングし、外部記憶装置に記憶させ、記憶後、記憶されたコンテンツをストリーミングサーバに転送してリプレイ配信するように第一および第二のエンコーダを制御するためのプログラムを格納したコンピュータ読取可能な記録媒体。
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