JP2004273189A - 耐電圧試験用短絡板 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】概ね長尺長方形の短絡板本体1と、その一側に断面半円弧状に構成した弾性係止部2a及び他側に断面半円弧状に構成した4個の弾性係止片2b、2b…と、一側の弾性係止部2aから斜め下向きに突出させた26片の弾性接触片3、3…と、試験電圧電源に接続するための二つの端子片4、4であって、各々短絡板本体1の両端に斜め上向きに突設した端子片4、4とで構成する。これらの全構成要素は、ステンレスバネ板の板材の打ち抜き及び曲げ加工により一体に構成する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種制御盤その他で配線用電線の接続用に使用する端子台の耐電圧試験のため、またその端子台を使用した各種制御盤その他の装置本体の耐電圧試験のために使用する耐電圧試験用短絡板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の従来の器具として、突端に端子ねじで締結固定されるU字形の締結座を備えた複数個の接続片が相互に板状の橋絡部を介して一体に接続されている短絡板であって、該橋絡部に前記締結座の隣接間隔の拡縮変化を吸収する調整部として、該橋絡板を構成する板面の表裏いずれかの側に向かって折曲する折曲部が形成してある列設端子用の短絡板(特許文献1)がある。
【0003】
上記特許文献1の短絡板によれば、前記調整部の折曲部をペンチ等を使用して伸縮させることにより、一つの短絡板で、種々の接続端子ピッチを持った複数種の端子台に対応させることができ、その点では、若干の利点を有することが認められる。
【0004】
しかしこれらの短絡板が、そのためにセットする耐電圧試験は、例えば、1500Vの電圧を端子とアース(シャーシ)間に1分間継続して印加するとか、2000Vの電圧を1分間継続して印加するとか、と言うようなやり方で行われる物であり、試験そのものは短時間の内に完了できるものである。これに対して前記短絡板は、そのU字形の締結座を一つ一つの接続端子のネジと端子片との間に差し込んで締め付けることにより全接続端子間を短絡するものであり、それ故、該短絡板のセットのために無用の長時間を要することとなっている。これは多数の端子台の耐電圧試験を行う際には耐え難い非能率となる。
【0005】
また従来例のこの種の器具には、複数の端子部を有する電気機器と、該電気器機の複数の端子部を短絡する短絡板に於いて、長尺状に形成した複数のU型の接続固定部と、該U型の接続固定部の両側片部を連結する連結部であって、切断可能に形成した連結部と、前記U型の接続固定部の隣接する側片部を渡り部で連結した電気機器端子部の短絡板(特許文献2)がある。
【0006】
上記特許文献2の短絡板によれば、前記連結部で容易に切断可能なために、端子台の列設されている接続端子数に対応させて切断して使用できる利点があることは認められる。
【0007】
しかしこの特許文献2の短絡板もその接続固定部はU字形であり、特許文献1のそれと同様に、そのU字形の接続固定部を一つ一つの接続端子のネジと端子片との間に差し込んで締め付けるものであり、そのセットのためには特許文献1の短絡板と全く同様に無用の長時間を要すると言う問題がある。
【0008】
更に従来のこの種の器具には、導電性板体を中央部でほぼ直角に屈折して、取付板と短絡板とを形成し、前記短絡板には凹凸部を設けると共に、取付板の端縁の中央部から短絡板に亘って溝を設けて二つの取付部分とし、該取付部分にそれぞれ孔若しくは切込みを設けた端子盤用短絡片(特許文献3)がある。
【0009】
上記特許文献3の短絡片によれば、短絡板に凹凸を設けたため、その作成時、端子盤への装着時、或いは使用時等の変形に対する強度を向上させることができたのは確かである。
【0010】
しかしその端子盤への取り付けは、取付部分の孔若しくは切込みを利用して行うものであり、前記特許文献1及び2と全く同様に、その取付時に無用の長時間がかかるという問題がある。
【0011】
また更に従来のこの種の器具としては、導電板を端子台にねじ止めする端子盤に於いて、該導電板に係合溝を構成し、該端子盤に着脱自在に取り付ける短絡板に該導電板の係合溝に着脱自在に係合する係合片を備えるものとした端子盤(特許文献4)がある。
【0012】
上記特許文献4の端子盤によれば、短絡板を、その係合片を導電板の係合溝に挿入することで、簡単に端子盤にセットして該端子盤の接続端子相互を短絡することができる。しかしこの端子盤は、そのために接続端子を構成する導電板に係合溝を構成した特別な構成のそれであり、かつ短絡板もそれに対応する構成を持ったものであって、簡易な器具であるとは云えない物となっている。
【0013】
更に加えて従来のこの種の器具としては、電線を接続する端子台であって、アダプタを接続可能としたコネクタ型のアタッチメントを着脱自在に設けてなるアタッチメント付き端子台(特許文献5)がある。
【0014】
上記特許文献5のアタッチメント付き端子台は、該端子台の耐電圧試験が必要な場合は、これにアタッチメントを差し込み、このアタッチメントに各接続端子相互を短絡する短絡用アダプタを差し込むことで、簡単にその準備を整えることができる物である。しかしこの特許文献5のアタッチメント付き端子台は、大がかりな装置であって、安価に製造できるものではなく、簡易に接続端子相互を短絡するための器具であると云うことはできない。
【0015】
【特許文献1】
特開平9−139244号公報
【特許文献2】
特開2002−260752号公報
【特許文献3】
特開2000−164268号公報
【特許文献4】
実開平5−84047号公報
【特許文献5】
特開平6−283224号公報
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、以上のような従来技術の問題点を解消し、端子台の各接続端子間に殆どワンタッチでセットして、それらの間を短絡することができる簡易な耐電圧試験用短絡板を提供することを解決の課題とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明の1は、導体金属で構成した短絡板本体と、
該短絡板本体の両側に各々構成した弾性係止部であって、端子台の両側部に位置するカバー係止用凹部に双方のそれによって係止すべく下方に折り返し状態に形成されている導体金属製の弾性係止部と、
該短絡板本体から該一側の弾性係止部を介して突出させた複数の弾性接触片であって、対応する端子台の接続端子の配列ピッチに対応して配列された導体金属製の弾性接触片と、
で構成した耐電圧試験用短絡板である。
【0018】
本発明の2は、本発明の1の耐電圧試験用短絡板に於いて、前記短絡板本体の一部から耐電圧試験用電源又は直列に配する他の耐電圧試験用短絡板の短絡板本体に接続するための端子片を突出させたものである。
【0019】
本発明の3は、本発明の2の耐電圧試験用短絡板に於いて、前記端子片を前記短絡板本体の端部からその長さ方向に直交する向きで斜め上向きに突出させ、その先端に円孔を穿設したものである。
【0020】
本発明の4は、本発明の1、2又は3の耐電圧試験用短絡板に於いて、前記短絡板本体及び前記弾性係止部に絶縁処理を施したものである。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明は、短絡板本体と、該短絡板本体の両側に各々構成した弾性係止部と、該一側の弾性係止部から突出させた複数の弾性接触片とで構成した耐電圧試験用短絡板である。
【0022】
前記短絡板本体は、原則として、これを取り付けて使用する端子台の長さに対応させた長さに構成する。当然、導体金属で構成する。種々の構成を自由に採用可能であるが、前記弾性係止部及び複数の弾性接触片と共に弾力性を有する導体の金属板材で一体に構成するのが適当である。この金属板材としては、ステンレスバネ板、バネ用リン青銅板又はバネ鋼板等が適当である。
【0023】
前記弾性係止部は各々前記短絡板本体の両側に構成する。前記したように、短絡板本体の両側にこれと一体に金属板材で構成するのが適当であるが、別体に構成して、短絡板本体の両側にそれぞれ結合することとしても良い。該両弾性係止部は、短絡板本体を端子台の上部に位置させた状態で、該端子台の両側部に位置するカバー係止用凹部に双方のそれによって係止すべく、該短絡板本体の両側部から下方に折り返し状態に形成するものである。
【0024】
一側の弾性係止部は、これを介して前記弾性接触片を構成する都合上、前記短絡板本体の側部全体に亘ってこれを折り返すような形状に形成するのが適当であるが、他側の弾性係止部は、確実に係止できれば良いので、該短絡板本体の長さに応じた適当数の腕片を該短絡板本体から側方に延ばしてこれを折り返すような形状に構成するのが適当である。また該他側の弾性係止部には更にその先端側を逆に折り返した摘み部を構成しておき、この摘み部を掴んで端子台のカバー係止用凹部に係止している該他側の弾性係止部を取り外すことができるようにしておくのが良い。
【0025】
前記弾性接触片は、前記短絡板本体から前記一方の弾性係止部を介して突出させた複数の構成部位であり、これらは、原則として、取付対象の端子台の接続端子の数及び配列ピッチに対応して配列させるものである。もっとも端子台が非常に長い場合等は、該短絡板本体を該端子台より短く構成し、かつ該接続端子も対応する少ない数に構成し、該端子台に二本以上のこの耐電圧試験用短絡板をセットするような使用の仕方をすることとしても良い。
【0026】
また該各弾性接触片は、短絡板本体を端子台に取り付けた状態で、該端子台の接続端子に圧接状態になるように、その突出方向を設定しておくものとする。前記したように、該弾性接触片は、前記短絡板本体及び前記弾性係止部と共に導体の金属板材で一体に構成するのが適当である。勿論、これらを各々別体に構成して、該当する側の弾性係止部を介して短絡板本体に結合するものとしても良い。
【0027】
したがって本発明の耐電圧試験用短絡板によれば、これを極めて簡単かつスピーディに対応する端子台にセットして、その各弾性接触片を該端子台の各対応する接続端子の締付ネジ頭部に接触させ、弾性係止部及び短絡板本体を介して全接続端子間を短絡させることができる。しかして耐電圧試験用電源を該短絡板本体及びシャーシ(アース)間に接続して速やかにその耐電圧試験及びこれに接続している各種制御盤その他の装置本体の耐電圧試験を行うことができる。
【0028】
本発明の耐電圧試験用短絡板の端子台への取付方を若干詳しく述べると、次の通りである。即ち、初めに各弾性接触片をそれぞれ対応する端子台の各接続端子の締付ネジ頭部に接触させる。次いで、その状態で、該弾性接触片を構成した側の弾性係止部を該端子台の該当する側部のカバー係止用凹部に係止させる。引き続いて、他側の弾性係止部を他側のカバー係止用凹部に係止させる。これで取付操作は完了であり、極めて簡単かつスピーディに行いうる操作である。
【0029】
端子台が長い場合は、二つ以上の耐電圧用短絡板を同様にして直列に取り付ければ良い。直列に接続した相互は、当然、短絡板本体相互を電気的に接続する。
【0030】
前記各弾性接触片は、その弾力性により接続端子の締付ネジに対する確実な接触を保持し、弾性係止部は、同様に、その弾力性によりカバー係止用凹部に対する確実な係止状態を保持することができる。
【0031】
本発明の耐電圧試験用短絡板は、僅かに余裕を持った寸法に構成しておくことにより、端子台にカバーがセットしてある状態でも同様に取り付けることができる。前記弾性接触片は、このとき、端子台の側部から該カバーの内側に進入し、接続端子の締付ネジ頭部に接触させることができる。
【0032】
このように取り付けた耐電圧試験用短絡板は、前記他側の弾性係止部(弾性接触片を構成していない方の弾性係止部)を該当するカバー係止用凹部から取り外せば簡単にその全体が端子台から外れることとなる。
【0033】
なお、前記短絡板本体の一部から耐電圧試験用電源に接続するための端子片を突出させておけば、耐電圧試験用電源をこれを通じて容易かつ確実に短絡板本体に接続することができる。また端子台に複数の耐電圧試験用短絡板を直列に取り付けた場合は、隣接する相互間を、相互の端子片を利用して容易に電気的に接続し、相互を短絡させることができる。また上記端子片を前記短絡板本体の端部からその長さ方向に直交する向きで斜め上向きに突出させ、その先端に円孔を穿設したものとしておけば、バナナプラグのようなコネクタやその他の該端子片に外装状態に結合するコネクタ等を自在に結合可能であり、耐電圧試験用電源の接続や直列に配した複数の耐電圧試験用短絡板相互の電気的な接続の際に極めて好都合となる。
【0034】
また、前記短絡板本体及び前記弾性係止部に絶縁処理を施しておくものとすれば、耐電圧試験の際の安全性を確保できる。絶縁処理としては、種々の絶縁性素材による該当部位の被覆が適当である。例えば、絶縁塗料によるコーティング等を施しておくこと等である。
【0035】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面を参照しながら詳細に説明する。
この実施例の耐電圧試験用短絡板は、図1(a)〜(e)及び図2に示すように、短絡板本体1と、その一側に構成した弾性係止部2a及び他側に構成した4個の弾性係止片(弾性係止部)2b、2b…と、該一側の弾性係止部2aから突出させた26片の弾性接触片3、3…と、試験電圧電源に接続するための二つの端子片4、4とで構成したものであり、これらの全構成要素は、この実施例では、ステンレスバネ板の打ち抜き及び曲げ加工により一体に構成したものである。
【0036】
前記短絡板本体1は、これを取り付けて使用する端子台5の長さに対応する長さに構成したものであり、その幅は、図1(a)、(b)に示すように、これを構成するステンレスバネ板の厚みと共にこの形態を維持するのに適当な強度を確保しうるように設定する。
【0037】
前記一側の弾性係止部2aは、図1(c)、(d)及び図2に示すように、該短絡板本体1の該当する側部を半円弧状に折り返して、これにより対象の端子台5の隔壁6、6…側部に形成してあるカバー係止用凹部7、7…に係止しうるようにしたものである。また前記他側の弾性係止片2b、2b…は、図1(a)〜(d)に示すように、各々前記短絡板本体1の長さ方向に直交する方向に延ばした腕2b1と、その更に先端側を半円弧状に折り返した係止部2b2と、更にその先端側を逆方向に折り返した摘み片2b3とで構成したものである。
【0038】
前記弾性接触片3、3…は、図1(a)〜(e)及び図2に示すように、前記一方の弾性係止部2aの外端から取付対象の端子台5の接続端子8、8…の配列ピッチに対応して連設構成する。また該各弾性接触片3、3…は、後述するように、短絡板本体1を該端子台5に取り付けた状態で、各々その接続端子8、8…の締付ネジ9に圧接状態になるように、その突出方向を設定しておくものとする。
【0039】
また前記端子片4、4は、前記短絡板本体1の両端部から各々その長さ方向に直交する向きで斜め上向きに突出させ、その先端に円孔を穿設したものである。
【0040】
なおこの実施例の耐電圧試験用短絡板の取付対象である端子台5について簡単に説明しておくと、これは図3(a)、(b)、(c)に示すように、26個の接続端子8、8…が各隣接する相互間に隔壁6、6…を介在させた状態で配列してあるものである。前記各隔壁6、6…の両側部にはそれぞれカバー係止用凹部7、7…が形成してある。また前記各接続端子8、8…には、前記のように、締付ネジ9が配してあり、圧着端子をこれと接続端子8との間に挿入して締め付け固定できるようになっている。
【0041】
したがってこの実施例の耐電圧試験用短絡板によれば、これを極めて簡単かつスピーディに以上の端子台5にセットして、その各弾性接触片3、3…を該端子台5の各対応する接続端子8、8…の締付ネジ9頭部に接触させ、弾性係止部2a及び短絡板本体1を介して全接続端子8、8…間を短絡させることができる。それ故、耐電圧試験用電源を前記端子片4を利用して該短絡板本体1及びシャーシ間に接続して速やかにその耐電圧試験及びこれを使用している制御盤その他の装置本体の耐電圧試験を行うことができる。
【0042】
この実施例の耐電圧試験用短絡板は、次のようにして極めて簡単に端子台5に取り付けることができる。
まず初めに各弾性接触片3、3…を、図4(a)及び図6(a)に示すように、それぞれ前記端子台5の若干側方から各接続端子8、8…の上方に進入させ、かつ、その先端下部を、図4(b)に示すように、その締付ネジ9、9…の頭部に接触させ、次いで、その状態で、前記弾性係止部2aを該端子台5の対応する側部のカバー係止用凹部7、7…に係止させる。
【0043】
引き続いて、同図中矢印に示すように、該弾性係止部2a付近を中心に下方回動させ、図5及び図6に示すように、他側の弾性係止片2b、2b…を他側のカバー係止用凹部7,7…に係止させる。こうして耐電圧試験用短絡板の取り付け作業は極めて簡単かつスピーディに完了する。
【0044】
このような取り付け状態に於いて、前記各弾性接触片3、3…は、その弾力性により接続端子8、8…の締付ネジ9に対する確実な接触を保持し、これによって全接続端子8、8…間の短絡が確実に実現できる。また前記弾性係止部2a及び弾性係止片2b、2b…は、各々同様に、その弾力性により各隔壁6、6…の両側部のカバー係止用凹部7、7…に対する確実な係止状態を保持し、これによって該弾性接触片3、3…の接続端子8、8…の締付ネジ9に対する上記のような接触を確実に維持することができるものである。
【0045】
また耐電圧試験用電源は、短絡板本体1に、その側部に突出してある端子片4、4のいずれかに、例えば、これを外装するようなコネクタ類で接続することにより、容易かつ確実に接続することができる。
【0046】
こうして耐電圧試験を実行した後に、前記のようにして取り付けた耐電圧試験用短絡板は、前記他側の弾性係止片2b、2b…を、各々その摘み片2b3を掴んで順次これが係止しているカバー係止用凹部7、7…から取り外せば簡単にその全体を端子台5から取り外すことができる。
【0047】
なおこの実施例の耐電圧試験用短絡板は、端子台5にカバーがセットしてある状態でも、該カバーは該端子台5の側部は被覆していないので、同様の取り付け操作により、該端子台5にこれを取り付けることができる。
【0048】
【発明の効果】
本発明の1の耐電圧試験用短絡板によれば、端子台に簡単かつスピーディにこれを取り付けることができ、かつその取付状態は確実なものとなり、対象の端子台及びこれを使用している制御盤その他の装置本体の耐電圧試験を良好に行うことができる。
【0049】
本発明の2の耐電圧試験用短絡板によれば、耐電圧試験用電源や端子台に直列に配した他の耐電圧試験用短絡板との接続が容易かつ確実なものとなる。
【0050】
本発明の3の耐電圧試験用短絡板によれば、耐電圧試験用電源や端子台に直列に配した他の耐電圧試験用短絡板との接続を種々のタイプのコネクタ類によって容易かつ確実に行うことができる。
【0051】
本発明の4の耐電圧試験用短絡板によれば、安全に耐電圧試験を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は一実施例の耐電圧試験用短絡板の正面図。
(b)は一実施例の耐電圧試験用短絡板の背面図。
(c)は一実施例の耐電圧試験用短絡板の平面図。
(d)は一実施例の耐電圧試験用短絡板の底面図。
(e)は一実施例の耐電圧試験用短絡板の右側面図。
【図2】一実施例の耐電圧試験用短絡板の拡大平面図。
【図3】(a)は一実施例の耐電圧試験用短絡板の取付対象である端子台の正面図。
(b)は一実施例の耐電圧試験用短絡板の取付対象である端子台の底面図。
(c)は(a)のA−A線切断部断面図。
【図4】(a)は取付対象の端子台に一実施例の耐電圧試験用短絡板を取り付ける操作を開始した時点の状態を示す断面図。
(b)は耐電圧試験用短絡板の弾性接触片を端子台の接続端子の締付ネジ頭部に接触させ、かつ弾性係止部を一側のカバー係止用凹部に係止させた時点の状態を示す断面図。
【図5】取付対象の端子台に一実施例の耐電圧試験用短絡板を取り付けた状態を示す断面図。
【図6】(a)は取付対象の端子台に一実施例の耐電圧試験用短絡板を取り付ける操作を開始した時点の状態を示す正面図。
(b)は取付対象の端子台に一実施例の耐電圧試験用短絡板を取り付けた状態を示す正面図。
【符号の説明】
1 短絡板本体
2a 弾性係止部
2b 弾性係止片
2b1 腕
2b2 係止部
2b3 摘み片
3 弾性接触片
4 端子片
5 端子台
6 隔壁
7 カバー係止用凹部
8 接続端子
9 締付ネジ
Claims (4)
- 導体金属で構成した短絡板本体と、
該短絡板本体の両側に各々構成した弾性係止部であって、端子台の両側部に位置するカバー係止用凹部に双方のそれによって係止すべく下方に折り返し状態に形成されている導体金属製の弾性係止部と、
該短絡板本体から該一側の弾性係止部を介して突出させた複数の弾性接触片であって、対応する端子台の接続端子の配列ピッチに対応して配列された導体金属製の弾性接触片と、
で構成した耐電圧試験用短絡板。 - 前記短絡板本体の一部から耐電圧試験用電源又は直列に配する他の耐電圧試験用短絡板の短絡板本体に接続するための端子片を突出させた請求項1の耐電圧試験用短絡板。
- 前記端子片を前記短絡板本体の端部からその長さ方向に直交する向きで斜め上向きに突出させ、その先端に円孔を穿設した請求項2の耐電圧試験用短絡板。
- 前記短絡板本体及び前記弾性係止部に絶縁処理を施した請求項1、2又は3の耐電圧試験用短絡板。
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