JP2004273025A - 光記録再生方法、光記録再生装置及び光記録媒体 - Google Patents

光記録再生方法、光記録再生装置及び光記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】ビーム集光スポットのコントラストを顕著に高くすることにより、フォトンモードの記録再生方式を用いて記録密度を顕著に高くすることが可能な光記録再生方法、光記録再生装置及び光記録媒体を提供することを目的とする。
【解決手段】第1のエネルギ遷移と、前記第1のエネルギ遷移とは異なる第2のエネルギ遷移と、が可能な材料を含有するフィルタ(30)を設け、前記第1のエネルギ遷移に対応する波長を有する第1の光▲2▼と前記第2のエネルギ遷移に対応する第2の光▲1▼とを前記フィルタ上で部分的に重なるように照射することにより、前記第1の光と前記第2の光とが重なった部分において前記第1の光に対する前記フィルタの吸収率を増加させ、前記フィルタを透過した前記第1の光を用いて情報を光学的に記録しまたは再生することを特徴とする光記録再生方法を提供する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光記録再生方法、光記録再生装置及び光記録媒体関し、より詳細には、2種類の光を用いることにより超解像効果が得られる光記録再生方法、光記録再生装置及び光記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、CD(compact disc)やDVD(digital versatile disc)などのリムーバブルな光記録再生装置が情報化社会に必要不可欠な存在となっている。現行のDVDの記録容量は、4.7GBであるが、当然ながら記憶容量は大きいほど良く、多種多様な大容量化技術の開発が報告されている。そのひとつの方法は、記録再生光の短波長化であり、また他の方法として、「超解像技術」がある。
【0003】
超解像とは、記録光あるいは再生光を、光の回折限界を超えた小さなスポットに集光する技術であり、▲1▼SUPER−RENZ、▲2▼溶融方式、▲3▼サーモクロミズム方式、▲4▼吸収飽和方式、などに分類することができる。
【0004】
これらのうち、▲1▼、▲2▼、▲3▼は熱を介するいわゆる「ヒートモード(heat mode)」であり、▲4▼は光のみの反応である「フォトンモード(photon mode)」である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
記録再生の速度や、記録再生を繰り返した場合の耐久性の点からは、フォトンモードの方が望ましいと考えられる。しかし、フォトンモードは、記録再生速度や耐久性の点で望ましいが、ビーム集光スポットのコントラストすなわち輪郭が明確にならず、高密度化が容易でないという点が問題である。
【0006】
一方、ヒートモードの場合には、熱ビームのコントラストは比較的明瞭にすることができるが、加熱と冷却を繰り返すために、記録再生を繰り返した場合の耐久性の点で限界がある。
【0007】
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、その目的は、ビーム集光スポットのコントラストを顕著に高くすることにより、フォトンモードの記録再生方式を用いて記録密度を顕著に高くすることが可能な光記録再生方法、光記録再生装置及び光記録媒体を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の第1の光記録再生方法は、第1のエネルギ遷移と、前記第1のエネルギ遷移とは異なる第2のエネルギ遷移と、が可能な材料を含有するフィルタを設け、前記第1のエネルギ遷移に対応する波長を有する第1の光と前記第2のエネルギ遷移に対応する波長を有する第2の光とを前記フィルタ上で部分的に重なるように照射することにより、前記第1の光と前記第2の光とが重なった部分において前記第1の光に対する前記フィルタの吸収率を増加させ、前記フィルタを透過した前記第1の光を用いて情報の光学的な記録と情報の光学的な再生の少なくともいずれかを行うことを特徴とする。
【0009】
上記構成によれば、ビーム集光スポットのコントラストを顕著に高くすることにより、フォトンモードの記録再生方式を用いて記録密度を顕著に高くすることが可能な光記録再生が可能となる。
【0010】
ここで、前記フィルタが含有する前記材料は、基底準位の上に、第1の励起準位と、第2の励起準位と、を有し、前記第1のエネルギ遷移は、前記第1の励起準位から前記第2の励起準位へのエネルギ遷移に対応し、前記第2のエネルギ遷移は、前記基底準位から前記第1の励起準位へのエネルギ遷移に対応するものとすることができる。
【0011】
また、前記フィルタは、記録媒体に設けられたものとすることができる。
【0012】
また、前記フィルタが含有する前記材料は、3価の希土類イオンを含有するものとすることができる。
【0013】
一方、本発明の光記録再生装置は、第1の波長を有する第1の光を放出する第1の光源と、前記第1の波長とは異なる第2の波長を有する第2の光を放出する第2の光源と、情報の光学的な記録と情報の光学的な再生の少なくともいずれかが可能な光記録媒体を駆動させる駆動部と、前記第1の光と前記第2の光とが部分的に重なった状態で前記光記録媒体に照射されるように制御する制御部と、を備えたことを特徴とする。
【0014】
上記構成によれば、ビーム集光スポットのコントラストを顕著に高くすることにより、フォトンモードの記録再生方式を用いて記録密度を顕著に高くすることが可能な光記録再生装置を提供することができる。
【0015】
ここで、前記第1の光のうちの前記第2の光と重なった部分を、前記光記録媒体に対する記録または再生に実質的に利用しないものとすることができる。
【0016】
一方、本発明の光記録媒体は、第1のエネルギ遷移と、前記第1のエネルギ遷移とは異なる第2のエネルギ遷移と、が可能な材料を含有するフィルタと、情報の光学的な記録と情報の光学的な再生の少なくともいずれかが可能な記録層と、を備え、前記第1のエネルギ遷移に対応する波長を有する第1の光と前記第2のエネルギ遷移に対応する波長を有する第2の光とが前記フィルタ上で部分的に重なるように照射されることにより、前記第1の光と前記第2の光とが重なった部分において前記第1の光に対する前記フィルタの吸収率が増加し、前記フィルタを透過した前記第1の光により前記記録層に対して情報の光学的な記録と情報の光学的な再生の少なくともいずれかが可能とされたことを特徴とする。
【0017】
上記構成によれば、ビーム集光スポットのコントラストを顕著に高くすることにより、フォトンモードの記録再生方式を用いて記録密度を顕著に高くすることが可能な光記録媒体を提供することができる。
【0018】
ここで、前記フィルタが含有する前記材料は、基底準位の上に、第1の励起準位と、第2の励起準位と、を有し、前記第1のエネルギ遷移は、前記第1の励起準位から前記第2の励起準位へのエネルギ遷移に対応し、前記第2のエネルギ遷移は、前記基底準位から前記第1の励起準位へのエネルギ遷移に対応するものとすることができる。
【0019】
また、前記フィルタが含有する前記材料は、3価の希土類イオンを含有するものとすることができる。
【0020】
また、前記フィルタの厚みは、前記第1の光の波長の2.7倍以下であるものとすることができる。
【0021】
本発明における光記録再生装置は、サーボ、トラッキングの他に、再生光(L1)とマスク光(L2)との重なり形状を調節維持する機構を有する点が特徴である。これらビームの重なり形状をモニタするためには、例えば、再生光(L1)の反射光をハーフミラー等で分け、それを分割光検出器(4つ以上の検出領域を有するものが好ましい)で検出すればよい。分割されたそれぞれの検出領域における検出光量から、ビームの重なり具合を判断できる。
【0022】
また、本発明の光記録再生装置は、異なる波長で発振する2つのレーザ10、20を有する点も特徴である。マスク光L2の媒体200上での、記録再生光L1に対するスポット位置は、マスク光専用のレンズやミラー、マスク光レーザ20の位置、角度などを、スポットサイズや位置を確認しながら調整することができる。このようにして、再生光L1の形状を維持する機構を設けることが望ましい。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
【0024】
図1は、本発明の実施の形態にかかる光記録再生方法の原理を表す模式図である。すなわち、本実施形態においては、波長λ1の光L1を放出する光源10と、波長λ2の光L2を放出する光源20とを用いる。これら光源からの光L1、L2は、超解像効果を有するフィルタ30上で部分的にビームが重なるように入射される。そして、このフィルタ30を透過したビームが光記録媒体の記録層100に照射され、記録または再生が行われる。本実施形態においては、フィルタ30の材料として、「2準位励起材料」を用いることにより、光L1、L2のビームの重なり部の光吸収率を高くする。その結果として、透過ビームのサイズを縮小させ、高いコントラストの微少スポット光を得ることができる。
【0025】
図2は、フィルタ30の作用を説明するための概念図である。すなわち、同図(a)に表したように、フィルタ30に対して光L1と光L2とが部分的に重なるように入射する。すると、フィルタ30のうちで、光L1だけが照射された部分Aの透過率は高いが、光L1と光L2とが重なって照射された部分Bの透過率は低くなる。その結果として、Aの部分のみにおいて光L1が透過され、図2(b)に表したように、光L1のビームが絞られる。
【0026】
このような独特の作用は、フィルタ30の材料として、例えば「2準位励起材料」を用いることにより実現できる。以下、このメカニズムについて説明する。
【0027】
図3は、2準位励起材料におけるエネルギ遷移を表すエネルギダイアグラムである。
【0028】
2準位励起材料は、基底準位Gの上に、第1励起準位E1と第2励起準位E2とを有する。
【0029】
ここに、第1励起光▲1▼と第2励起光▲2▼をそれぞれ照射する場合を考える。ここで、第1励起光▲1▼は、基底準位Gから第1励起準位E1までのエネルギ差に相当するエネルギ(波長)を有する。また、第2励起光▲2▼は、第1励起準位E1から第2励起準位E2までのエネルギ差に相当するエネルギ(波長)を有するものとする。
【0030】
第1励起光▲1▼を照射せずに、第2励起光▲2▼だけ照射した時には、基底準位にある電子を遷移させるエネルギ準位が存在しないため、電子の励起は生じない。つまり、第2励起光▲2▼吸収は生じない。
【0031】
これに対して、第1励起光▲1▼を照射し、基底準位Gから第1励起準位E1に電子の励起が生じた場合には、第2励起光▲2▼をさらに照射すると、第1励起準位E1から第2励起準位E2へさらに電子を励起することができる。従って、第2励起光▲2▼に対する吸収が生ずる。つまり、第1励起光▲1▼と第2励起光▲2▼とを重ねた部分においてのみ、吸収が生ずることとなる。
【0032】
光記録媒体に対して記録再生を実行する場合について考えると、記録再生光として第2励起光▲2▼を用いれば、その形状プロファイルやビームサイズを第1励起光▲1▼で変えることができる。すなわち、第1励起光▲1▼が照射された部分においては第2励起光▲2▼が吸収されるので、マスクされることとなる。すなわち、「超解像効果」を得ることができる。逆に言えば、マスクしたい部分に第1励起光▲1▼を集光すれば良い。
【0033】
以上説明したように、本発明によれば、2準位励起材料におけるエネルギ遷移を利用して記録再生光のビームを絞るので、純粋な「フォトンモード」の超解像効果が得られるといえる。従って、ビームサイズが光強度に依存して変化しないという利点がある。
【0034】
またさらに、ビームのコントラストが高く、応答速度も速い。さらにまた、繰り返しの耐久性が高い点でも有利である。
【0035】
なおここで、記録再生光として、第2励起光▲2▼ではなく、第1励起光▲1▼を用いることも可能である。但し、記録再生の密度を上げるためには、記録再生光の波長は短いことが望ましい。従って、図3のようなエネルギダイアグラムの材料を用いる場合には、波長が短い第2励起光▲2▼を用いることが望ましい。
【0036】
以上説明したメカニズムは、3準位以上の励起準位を有する材料を用いた場合にも可能である。
【0037】
図4は、3準位の励起準位を有する材料におけるエネルギ遷移を表すエネルギダイアグラムである。
【0038】
すなわち、基底準位Gの上に、第1励起準位E1、第2励起準位E2、第3励起準位E3をそれぞれ有する3準位励起材料をフィルタ30の材料として用いる。
【0039】
そして、第1励起光▲1▼として、基底準位Gから第2励起準位E2までのエネルギ差に相当するエネルギ(波長)を有する光を照射し、また、第2励起光▲2▼として、第1励起準位E1から第3励起準位E3までのエネルギ差に相当するエネルギ(波長)を有する光をそれぞれ用いるものとする。
【0040】
この場合、第2励起光▲2▼のみを照射しても、基底準位Gから電子を励起することはできず、光の吸収は生じない。
これに対して、第1励起光▲1▼により基底準位Gから第2励起準位E2へ励起された電子が第1励起準位E1へ緩和している場合には、第2励起光▲2▼の照射によって第3励起準位E3へ励起させることができる。つまり、第2励起光▲2▼の吸収が生ずる。
【0041】
その結果として、図3に例示した2準位励起材料の場合と同様に、第2励起光▲2▼を光記録媒体に対する記録再生光として用い、第1励起光▲1▼をそのマスク光として用いることができる。
【0042】
同様のメカニズムは、4準位、5準位あるいはそれ以上の複数の励起準位を持つ材料においても同様に可能である。
【0043】
このような複数の励起準位を有する材料は、光記録再生とは別の技術分野において開発されている。すなわち、主に長波長の励起光によって短波長の発光を生ずる発光素子や、レーザ発振素子のアップコンバージョン材料として研究開発が行われている。
【0044】
ちなみに複数の励起準位を複数の光で励起した後、上位励起準位から下位準位へ発光あるいはレーザ発振するもの、すなわち、長波長の光で励起し短波長の光へ変換するものは「アップコンバージョン」と呼ばれ、短波長LED(light emmiting diode)や短波長レーザの材料としての応用が検討されている。
【0045】
本実施形態においては、このような「アップコンバージョン」が生ずる材料をフィルタ30の材料として用いることができ、超解像効果を得ることが可能である。
【0046】
2準位励起材料としては、希土類イオン(プラス3価)を含有した物質を用いることができる。「希土類イオン」としては、例えばPr3+、Nd3+、Pm3+、Sm3+、Dy3+、Ho3+、Er3+、Tm3+ を挙げることができる。例えば、これらイオンの少なくともいずれかを含有したガラスなどをフィルタ30の材料として用いることができる。但し、本発明は、これらいずれかを用いた場合には限定されず、その他、2以上の励起準位を有する材料であれば、同様の作用効果を得ることが可能である。
【0047】
2準位励起材料を短波長レーザに応用するような場合には、発光効率や発振効率が重要なポイントであるが、本発明においては、光を吸収することが重要なポイントとなる。そのため、物質の一般的な性質からみても、本発明におけるこれら2準位励起材料の機能効率は、発光や発振に用いる場合よりは高いと言える。
【0048】
また、記録再生光(第2励起光▲2▼)のスポット形状は、マスク光(第1励起光▲1▼)のビームスポットの形状によって規定されるので、境界面は明確となる。つまり、高いコントラストを得ることができる。
【0049】
ところで、光記録再生装置に用いられるCDやDVDなどの光記録媒体は、凹凸ピット、あるいは光学特性が周囲と異なる記録マークなどが形成された記録層(または反射層)を有する。そこで、本発明においては、これら記録層(反射層)から見て入射光の側にフィルタ30を設置することが望ましい。フィルタ30は、前述したような2準位励起材料(あるいは多準位励起材料)を含むガラスやポリマーなどからなる。
【0050】
また一方、マスク光L2を照射しない時の透過率(図2における部分Aの透過率)と、マスク光L2を照射した時の透過率(図2における部分Bの透過率)とを比較した時に、前者に対する後者の割合が100%未満になると超解像効果が現れると言える。しかし、実質的には80%以下にであることが望ましく、またさらに50%以下であることがより望ましい。さらに、この透過率の割合が20%以下になると、マスキング効果は極めて高く、超解像効果が非常に高くなる。
【0051】
マスク光L2を照射した時の透過率(図2における部分Bの透過率)は、フィルタ30の膜厚と希土類イオン等の濃度により決定される。フィルタ30の膜厚は、記録再生光L1の波長の焦点深度内に収める必要がある。CDやDVDなどの現行の光ディスクの場合、光学開口数N.A.は0.5以上である。従って、光の波長をλとすると、分解能の上限は、次式により表される。
Figure 2004273025
ここで、光の入射角度をuとすると、光学開口数N.A.は、空気中では、次式により表される。
【0052】
N.A.=sin(u)
である。従って焦点深度は、次式により表される。
Figure 2004273025
すなわち、フィルタ30の厚みは、記録再生光L1の波長の2.7倍以下とすることが必要である。従って、この厚みの範囲において、記録再生光L1に対する吸収効果が生ずるように、2準位励起材料の添加濃度を調節することが望ましい。
【0053】
(実施例)
以下、実施例を参照しつつ本発明の実施の形態についてさらに詳細に説明する。
【0054】
(第1の実施例)
まず、本発明の第1の実施例として、プラス3価のネオジウム(Nd3+)を含有したガラスをフィルタとして用いた具体例について説明する。
【0055】
図5は、本実施例において用いた光学系を表す模式図である。
フィルタ30として、厚み1mmのNd3+含有ガラス(濃度1mol%)を用意した。また、光源10として、波長415nmのレーザ光L1が得られるKrイオンレーザを用意した。レーザ光L1のビーム径は、10mmとした。また、光源20として、波長2.6μmのレーザ光L2が得られるGaInAsSb系半導体レーザを用意した、そして、フィルタ30を透過したレーザ光L1のビーム形状をビームプロファイラ300で観察した。
【0056】
図6は、Nd3+の励起準位の一部を表したエネルギダイアグラムである。すなわち、波長415nmのレーザ光L1は、第1励起準位Aから第2励起準位までのエネルギ差に相当するエネルギを有する。また、波長2.6μmのレーザ光L2は、基底準位から第1励起準位Aまでのエネルギに相当するエネルギを有することが分かる。
【0057】
まず、レーザ光L1のみをフィルタ30に照射し、ビームプロファイラ300によってピーク強度の1/eの強度のビーム形状を観察すると図7(a)に表したようになった。ここで、レーザ10のパワーは1mWとした。
次に、レーザ光L2をフィルタ30の上でレーザ光L1のビームスポットに、半分程度重なるように照射した。このときレーザ光L2のビームは、ビームプロファイラ300に入射しないように光学系を設定した。レーザ20のパワーを5mWとして照射したところ、レーザ光L1のビームプロファイルは図7(b)に表したようになり、レーザ光L2の照射によってマスクされ、ビームスポットが小さくなることが確認された。
【0058】
(第2の実施例)
次に、本発明の第2の実施例として、ネオジウム(Nd3+)を含有したガラスをフィルタとして用い、レーザの波長を変えた具体例について説明する。
【0059】
本実施例においても、図5に表したものと同様の光学系を用いた。但し、レーザ10として波長390nmのレーザ光L1が得られる色素レーザを用い、また、レーザ20として波長5.3μmのレーザ光L2が得られるOPO中赤外レーザを用いた。
【0060】
図8は、本実施例におけるエネルギ遷移を表すエネルギダイアグラムである。波長5.3μmのレーザ光L2は、基底準位から第1励起準位Bまでのエネルギ差に相当するエネルギを有する。また、波長390nmのレーザ光L1は、第1励起準位Bから第2励起準位までのエネルギ差に相当するエネルギを有することが分かる。
【0061】
第1実施例と同様の手順で実験を行った結果、フィルタ30にレーザ光L1のみを照射した場合には、図7(a)に表したようなビームプロファイルが得られた。次に、その一部にレーザ光L2を重ねて照射したところ、その部分において吸収が生じ、図7(b)に表したようにレーザ光L1のビームを絞ることができた。
【0062】
(第3の実施例)
次に、本発明の第3の実施例として、厚み1mmのSm3+含有ガラス(濃度約1%)をフィルタ30として用い、図5に表したものと同様の光学系を用いて実験を行った。
【0063】
Sm3+イオンの励起準位のうちで、第1励起準位として3/2を用い、第2励起準位として3/2を用いた。この場合、レーザ光L1の波長は、約400nmであり、レーザ光L2の波長は約1.5μmとなる。これらのレーザ光を発振する半導体レーザをそれぞれ用いて第1及び第2実施例と同様の手順でビーム形状を観察した。
【0064】
その結果、レーザL1のみを照射した時には、図7(a)に表したようにビーム全体がフィルタ30を透過した。次に、これにレーザL2を部分的に重ねて照射した時には、重なり部がマスクされ、図7(b)に表したように、レーザL1の透過ビームが絞られる超解像効果が確認できた。
【0065】
(第4の実施例)
次に、本発明の第4の実施例として、DVD−ROM(read only memory)媒体を用いた再生実験を行った。
図9は、本実施例において用いた光再生装置の要部構成を表す模式図である。
【0066】
すなわち、レーザ10および20からはそれぞれレーザ光L1、L2が放出される。レーザ光L1の波長は415nm、L2の波長は2.6μmとした。
【0067】
レーザ光L1は、偏光ビーム・スプリッタ310、1/4波長板320、集光レンズ330を介して、DVD−ROM200に入射する。
【0068】
また、レーザ20からは、マスク光L2が集光調整用レンズ340を介して照射される。
【0069】
一方、DVD−ROM200は、ダミー基板DVDディスク基板210、反射膜220、Nd3+含有ガラス膜230、ポリカーボネート基板240がこの順に積層された構造を有する。ここで、Nd3+含有ガラス膜230が、図1乃至図8が図1などに例示したフィルタ30に相当する。
【0070】
DVD−ROM200に入射し、反射膜220よって反射されたレーザ光L1は、再び集光レンズ330、1/4波長板320を介して偏光ビーム・スプリッタ310により反射され、フォトダイオード410により検出され、信号再生処理装置420によって再生される。
【0071】
まず、ピット長0.22μm、0.44μm、0.66μm、0.88μmの4種類のピットが刻まれたDVD―ROM200を用意し、波長415nmのレーザ光L1のみを用いて再生信号を読み取った。集光のN.A.は0.6である。この結果、4種類のピットのうちで、0.88μmのピットのみ再生が可能であった。
【0072】
次に、この再生光学系にレーザ光L1と共に波長2.6μmのレーザ光L2を照射した。そして、レーザ光L2のビームスポット位置を調整しながら再生信号をモニタした結果、0.88μmのピットに加えて、0.66μmのピットも再生できる条件が存在することが確認できた。これは、DVD−ROM200のNd3+含有ガラス膜230において、2準位励起による超解像効果が生じたことを裏付けるものである。
【0073】
一方、比較例として、図9に表したDVD−ROM200の代わりに、Nd3+含有ガラス膜230を設けない媒体を用いて同様の再生を試みた。その結果、レーザ光L2のビーム位置の調整如何に関わらず、0.88μmのピットのみしか再生できず、ビーム解像度は上がらなかった。
【0074】
(第5の実施例)
次に、本発明の第5の実施例として、相変化型の光記録媒体を用いた記録実験を実施した。
【0075】
本実施例において用いたシステムは、図9に表したものと類似した構成を有する。但し、その媒体200としては、光入射側から順に、ポリカーボネート基板/Nd3+含有ガラス/ZnS−SiO/GeSbTe/ZnS−SiO/Al反射膜が積層された DVD−RAM(random access memory)を用いた。
【0076】
そして、マスク光L2のスポット位置を調節しながら、記録光L1を用いてGeSbTe記録層に記録マークを記録した。この時の記録光L1のピークパワー密度は、約10MW/cm、マスク光L2のピークパワー密度は50MW/cmとした。その結果、記録光L1のみを用いた場合と比較して記録マーク形状が変化し、また、線密度換算でマスク光L2を照射しない場合と比べて、約1.2倍の密度のマークが記録されたことが観測された。
【0077】
(第6の実施例)
次に、本発明の第6の実施例として、再生光L1とマスク光L2との位置関係を制御する機構を設けた光再生装置について説明する。
【0078】
図10は、本実施例において用いた光再生装置の要部構成を表す模式図である。
【0079】
すなわち、レーザ10および20からはそれぞれレーザ光L1、L2が放出される。レーザ光L1は、偏光ビーム・スプリッタ310、1/4波長板320、集光レンズ330を介して、光記録媒体200に入射する。
【0080】
また、レーザ20からは、マスク光L2が集光調整用レンズ340を介して照射される。
【0081】
光記録媒体200から反射されたレーザ光L1は、再び集光レンズ330、1/4波長板320を介して偏光ビーム・スプリッタ310により反射され、ビーム・スプリッタ510、520、ミラー530に入射する。ビーム・スプリッタ510により分割された光の一部は、フォーカス検出部610においてモニタされ、フォーカス制御信号が生成される。また、ビーム・スプリッタ520により分割された光の一部は、トラッキング/再生信号検出部620においてモニタされ、トラッキング信号と再生信号が得られる。
【0082】
またさらに、ミラー530により反射された光は、光重なり検出部630においてモニタされる。すなわち、本発明の光記録再生装置においては、フォーカスサーボ系とトラッキング系の他に、CNRを一定に保つために再生光L1とマスク光L2との位置関係を一定に保つ必要がある。従って、再生ビームをさらに分けて、再生光L1とマスク光L2との位置関係を制御するための検出部630に入射する。
【0083】
また、再生光L1とマスク光L2とは波長が異なるため、再生光L1の集光レンズだけではディスク上に集光しない。そこで、さらにマスク光L2専用の補助集光レンズ340が必要である。このレンズ340を適宜移動させて、再生光L1とマスク光L2との位置関係を調節することができる。
【0084】
光重なり検出部630では、例えば、4分割光検出器を用いてモニタすることができる。
【0085】
図11は、4分割光検出器を表す模式図である。すなわち、この光検出器は、上下左右に4分割された光検出領域A〜Dを有する。これら光検出領域A〜Dのそれぞれにおける検出量を比較することにより、光記録媒体200から反射された光のビーム形状を判別できる。つまり、再生光L1とマスク光L2との位置関係を調べることができる。その判別結果を基に、ピックアップ内の補助レンズ340の位置を調整することによって、再生光L1とマスク光L2との位置関係を一定に制御することができる。但し、マスク光用の補助レンズ340は光ピックアップの部品でもあるので、トラッキング、フォーカスサーボによる光ピックアップの位置調整に際して補助レンズ340も同期させることが望ましい。
【0086】
図12は、4分割光検出器からの検出信号と、ビームの「ずれ」との関係を例示するグラフ図である。
すなわち、図12(a)の縦軸は、検出領域AとBにおける検出量の差、または検出領域CとDにおける検出量の差を表す。また、横軸は、再生光L1に対するマスク光L2の左右方向「ずれ」(図11において)を表す。このように、再生光L1に対してマスク光L2が左右方向にずれた場合には、差分信号は増大する。従って、この差分信号が最小になるように制御すれば、左右方向の「ずれ」を抑制できる。
【0087】
また一方、図12(b)の縦軸は、検出領域AとCにおける検出量の差、または検出領域BとDにおける検出量の差分を表す。また、横軸は、再生光L1に対するマスク光L2の上下方向「ずれ」(図11において)を表す。このように、再生光L1に対してマスク光L2が上方向にずれた場合には、差分信号はゼロに近づき、下方向にずれた場合には、差分信号は所定の上限値に近づく。従って、この差分信号が、ゼロと所定の上下値との間の最適な値となるように制御すれば、上下方向の「ずれ」を抑制できる。
【0088】
以上説明したように、分割領域を有する分割型の光検出器を用いることにより、再生光L1とマスク光L2との位置関係を適宜調節して最適なビーム重なりを維持することができる。
【0089】
以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。例えば、フィルタ30を構成する具体的に材料やその膜厚などについては、2準位遷移が生ずるものであればよく、当業者が適宜選択することにより本発明を同様に実施し、同様の効果を得ることができるものも本発明の範囲に包含される。
【0090】
その他、本発明の実施の形態として上述した光記録再生方法、光記録再生装置及び光記録媒体を基にして、当業者が適宜設計変更して実施しうるすべての光記録再生方法、光記録再生装置及び光記録媒体も同様に本発明の範囲に属する。
【0091】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、再生光または記録光の他に、マスク光を照射し、光記録媒体に2準位以上の励起材料を付設することにより、再生光または記録光の集光スポット径を小さくできる超解像効果が得られ、記録密度を上げることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明の実施の形態にかかる光記録再生方法の原理を表す模式図である。
【図2】
フィルタ30の作用を説明するための概念図である。
【図3】
2準位励起材料におけるエネルギ遷移を表すエネルギダイアグラムである。
【図4】
3準位の励起準位を有する材料におけるエネルギ遷移を表すエネルギダイアグ
ラムである。
【図5】
本発明の第1の実施例において用いた光学系を表す模式図である。
【図6】
Nd3+の励起準位の一部を表したエネルギダイアグラムである。
【図7】
レーザ光L1のビームスポットを表す模式図である。
【図8】
本発明の第2の実施例におけるエネルギ遷移を表すエネルギダイアグラムであ
る。
【図9】
本発明の第4の実施例において用いた光再生装置の要部構成を表す模式図であ
る。
【図10】
本発明の第6の実施例において用いた光再生装置の要部構成を表す模式図であ
る。
【図11】
4分割光検出器を表す模式図である。
【図12】4分割光検出器からの検出信号と、ビームの「ずれ」との関係を例示するグラフ図である。
【符号の説明】
10、20 光源
30 フィルタ
100 記録層
200 光記録媒体
210 ディスク基板
220 反射膜
230 フィルタ
240 ポリカーボネート基板
300 ビームプロファイラ
310 スプリッタ
320 波長板
330 集光レンズ
340 集光調整用レンズ
410 フォトダイオード
420 信号再生処理装置
510、520 スプリッタ
530 ミラー
610 フォーカス検出部
620 再生信号検出部
630 検出部
A〜D 光検出領域
E1 励起準位
E2 励起準位
E3 励起準位
G 基底準位
L1 記録再生光
L2 マスク光

Claims (10)

  1. 第1のエネルギ遷移と、前記第1のエネルギ遷移とは異なる第2のエネルギ遷移と、が可能な材料を含有するフィルタを設け、前記第1のエネルギ遷移に対応する波長を有する第1の光と前記第2のエネルギ遷移に対応する波長を有する第2の光とを前記フィルタ上で部分的に重なるように照射することにより、前記第1の光と前記第2の光とが重なった部分において前記第1の光に対する前記フィルタの吸収率を増加させ、前記フィルタを透過した前記第1の光を用いて情報の光学的な記録と情報の光学的な再生の少なくともいずれかを行うことを特徴とする光記録再生方法。
  2. 前記フィルタが含有する前記材料は、基底準位の上に、第1の励起準位と、第2の励起準位と、を有し、
    前記第1のエネルギ遷移は、前記第1の励起準位から前記第2の励起準位へのエネルギ遷移に対応し、
    前記第2のエネルギ遷移は、前記基底準位から前記第1の励起準位へのエネルギ遷移に対応することを特徴とする請求項1記載の光記録再生方法。
  3. 前記フィルタは、記録媒体に設けられたことを特徴とする請求項1または2に記載の光記録再生方法。
  4. 前記フィルタが含有する前記材料は、3価の希土類イオンを含有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の光記録再生方法。
  5. 第1の波長を有する第1の光を放出する第1の光源と、
    前記第1の波長とは異なる第2の波長を有する第2の光を放出する第2の光源と、
    情報の光学的な記録と情報の光学的な再生の少なくともいずれかが可能な光記録媒体を駆動させる駆動部と、
    前記第1の光と前記第2の光とが部分的に重なった状態で前記光記録媒体に照射されるように制御する制御部と、
    を備えたことを特徴とする光記録再生装置。
  6. 前記第1の光のうちの前記第2の光と重なった部分を、前記光記録媒体に対する記録または再生に実質的に利用しないことを特徴とする請求項5記載の光記録再生装置。
  7. 第1のエネルギ遷移と、前記第1のエネルギ遷移とは異なる第2のエネルギ遷移と、が可能な材料を含有するフィルタと、
    情報の光学的な記録と情報の光学的な再生の少なくともいずれかが可能な記録層と、
    を備え、
    前記第1のエネルギ遷移に対応する波長を有する第1の光と前記第2のエネルギ遷移に対応する波長を有する第2の光とが前記フィルタ上で部分的に重なるように照射されることにより、前記第1の光と前記第2の光とが重なった部分において前記第1の光に対する前記フィルタの吸収率が増加し、前記フィルタを透過した前記第1の光により前記記録層に対して情報の光学的な記録と情報の光学的な再生の少なくともいずれかが可能とされたことを特徴とする光記録媒体。
  8. 前記フィルタが含有する前記材料は、基底準位の上に、第1の励起準位と、第2の励起準位と、を有し、
    前記第1のエネルギ遷移は、前記第1の励起準位から前記第2の励起準位へのエネルギ遷移に対応し、
    前記第2のエネルギ遷移は、前記基底準位から前記第1の励起準位へのエネルギ遷移に対応することを特徴とする請求項7記載の光記録媒体。
  9. 前記フィルタが含有する前記材料は、3価の希土類イオンを含有することを特徴とする請求項7または8記載の光記録媒体。
  10. 前記フィルタの厚みは、前記第1の光の波長の2.7倍以下であることを特徴とする請求項7〜9のいずれか1つに記載の光記録媒体。
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