JP2004272708A - 飲料自動販売機 - Google Patents

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Katsuyuki Osawa
克之 大澤
Kimimichi Kuboyama
久保山  公道
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Abstract

【課題】飲料原料を供給することによる飛び散りを防止しながら、販売動作時間の短縮化を図ることができる飲料自動販売機を提供すること。
【解決手段】カップ2に添加湯を供給してコーヒー飲料を提供するカップ式飲料自動販売機10において、カップ2に対して、添加湯を加圧噴射して供給する加圧供給手段と、少なくともこの加圧供給手段による添加湯の供給が行われている間は、カップ2に対してその開口部2aを覆う態様で、添加湯を放射状に供給する放射供給手段とを備えたものである。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、飲料自動販売機に関し、より詳細には、例えばカップ式飲料自動販売機等のように、飲料容器に飲料原料を供給して飲料を提供する飲料自動販売機に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、コーヒー飲料を提供するカップ式飲料自動販売機において、インスタントコーヒー飲料の調理方式の一つとして、カップミキシング方式が知られている。
【0003】
カップミキシング方式は、次のようにしてインスタントコーヒー飲料を調製するものである。カップ供給装置から供給されたカップをカップ搬送装置によって搬送する途中に、各種原料キャニスタから粉末原料(コーヒー原料)や必要に応じて砂糖、クリーム等(以下、粉末原料等ともいう)を投入する。そして、貯湯タンクから添加湯(あるいは、必要に応じて貯水タンクから水)をカップ内に投入し、それとほぼ同時に攪拌装置の攪拌羽根(パドル)を該カップ内に挿入して回転させることにより、粉末原料等と、添加湯(必要に応じて水)とを混合攪拌し、インスタントコーヒー飲料を調製する。または、図6(a)および(b)に示したように、粉末原料等1が投入されたカップ2の内部に、貯湯タンクからの飲料原料である添加湯(あるいは、必要に応じて貯水タンクから水)を供給ノズル150から加圧噴射させて噴射添加湯3′として投入する。かかる噴射添加湯3′の勢いで該噴射添加湯3′と、粉末原料等1とを混合攪拌することにより、インスタントコーヒー飲料を調製する(特許文献1)。
【0004】
【特許文献1】
特公平6−14389号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したようなコーヒー飲料を提供するカップ式飲料自動販売機を含むすべての飲料自動販売機においては、商品の売上の増加を図るために販売動作時間(ベンドタイム)、すなわち利用者が商品選択ボタンを押してから飲料商品を払い出すまでの一連の動作に要する時間を短縮することが求められている。そのため、カップ式飲料自動販売機においても、かかる販売動作時間の短縮を達成するために、原料を攪拌する工程に要する時間を短く設定してある。その結果、上述したような従来のカップ式飲料自動販売機においては、原料の種類、保存状態、添加湯の温度等によって所定の時間での攪拌では原料が十分に溶けきらず、提供されるコーヒー飲料に溶け残った原料が浮遊した状態、いわゆる溶け残り状態になっている場合がある。
【0006】
そのような提供されるコーヒー飲料が溶け残り状態になることを回避するために、攪拌装置の攪拌羽根の回転速度を大きくする手法、あるいは加圧噴射される添加湯(噴射添加湯)の流速を大きくする手法、すなわち噴射の勢いを大きくする手法がある。
【0007】
しかしながら、攪拌羽根の回転速度を大きくする手法では、攪拌の勢いで飲料がカップの外に飛び散ってしまう虞れがある。また、加圧噴射される添加湯の流速を大きくする手法では、図6(c)に示したように、噴射添加湯3′の勢いで粉末原料等1が離散粉末原料等5′として、あるいは噴射添加湯3′が離散添加湯6′としてカップ2の外に飛び散ってしまう虞れがある。尚、ここでは、インスタントコーヒー飲料等のコーヒー飲料を提供するカップ式飲料自動販売機について説明したが、かかるものに限定されずに他の飲料を提供する飲料自動販売機等においても同様の虞れがある。
【0008】
本発明は、上記実情に鑑みて、飲料原料を供給することによる飛び散りを防止しながら、販売動作時間の短縮化を図ることができる飲料自動販売機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1の飲料自動販売機は、飲料容器に飲料原料を供給して飲料を提供する飲料自動販売機において、前記飲料容器に対して、前記飲料原料を加圧噴射して供給する加圧供給手段と、少なくとも前記加圧供給手段による飲料原料の供給が行われている間は、前記飲料容器に対して該飲料容器の開口部を覆う態様で、前記飲料原料を放射状に供給する放射供給手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】
また、本発明の請求項2の飲料自動販売機は、飲料容器に飲料原料を供給して飲料を提供する飲料自動販売機において、前記飲料容器に対して、前記飲料原料を分散させた状態で加圧噴射して供給する分散供給手段を備えたことを特徴とする。
【0011】
また、本発明の請求項3の飲料自動販売機は、上記の請求項2において、前記分散供給手段は、前記飲料容器の中心軸に対称となる態様で、前記飲料原料を分散させて供給するものであることを特徴とする。
【0012】
また、本発明の請求項4の飲料自動販売機は、飲料容器に飲料原料を供給して飲料を提供する飲料自動販売機において、前記飲料容器に対して、前記飲料原料を加圧噴射して供給する加圧供給手段と、前記加圧供給手段による飲料原料の供給を許容するための孔部を有したカバー体を用いて、前記飲料容器の開口部を塞ぐ塞口手段とを備えたことを特徴とする。
【0013】
また、本発明の請求項5の飲料自動販売機は、飲料容器に飲料原料を供給して飲料を提供する飲料自動販売機において、前記飲料原料を供給するための供給口を有した蓋部を飲料容器に装着する装着手段と、前記供給口から前記飲料原料を加圧噴射して供給する加圧供給手段を備えたことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、本発明に係る飲料自動販売機の好適な実施の形態について詳細に説明する。尚、以下においては、説明の便宜上、インスタントコーヒー飲料を提供するカップ式飲料自動販売機について説明する。
【0015】
<実施の形態1>
図1は、本発明の実施の形態1に係る飲料自動販売機(カップ式飲料自動販売機)の要部を示した説明図であり、図2は、図1における一部を拡大して示した説明図である。これら図1および図2において、カップ式飲料自動販売機10は、飲料容器であるカップ2に対して飲料原料としての添加湯を供給してインスタントコーヒー飲料を提供するものである。すなわち、カップ式飲料自動販売機10は、ホットのインスタントコーヒー飲料を提供するものである。このカップ式飲料自動販売機10は、貯湯タンク11と、給湯ポンプ12と、添加湯供給配管13とを備えて構成してある。また、カップ式飲料自動販売機10が添加湯を供給するカップ2は、所定のベンドステージSに載置してあり、その内部には、原料キャニスタ(図示せず)より投入された粉末原料(コーヒー原料)、並びに必要に応じて投入された砂糖およびクリーム(以下、粉末原料等1ともいう)が堆積している。より詳細に説明すると、カップ2は、カップ供給装置(図示せず)から供給されたものであり、カップ搬送装置(図示せず)によってベンドステージSまで搬送される。このカップ搬送装置により搬送される途中で粉末原料等1がカップ2の内部に投入されて堆積している。
【0016】
貯湯タンク11は、添加湯を貯留するためのものである。より詳細に説明すると、貯湯タンク11は、図示しない給水配管を通じて供給された飲料水を、内蔵されたヒータ11aで加熱して添加湯として貯留するものである。
【0017】
給湯ポンプ12は、給湯配管14を通じて貯湯タンク11に連設してあるとともに、添加湯供給配管13に連設してある。この給湯ポンプ12は、貯湯タンク11からの添加湯を加圧した状態で添加湯供給配管13に送出するものである。給湯配管14上には、給湯バルブ14aが配設してある。
【0018】
添加湯供給配管13は、上述のように、給湯ポンプ12に連設してあり、また、該給湯ポンプ12から送出された添加湯をベンドステージS上のカップ2に供給できるよう配設してある。より詳細に説明すると、添加湯供給配管13は、図2(a)に示したように、その中心軸がカップ2の中心軸に一致するよう配設してあり、換言すると、添加湯供給配管13は、その中心軸の延長線がカップ2の開口部2aの中心およびカップ2の底面2bの中心を通るよう配設してある。この添加湯供給配管13には、その先端部に供給ノズル15が設けてあり、また該添加湯供給配管13上には、添加湯供給バルブ13aが配設してある。
【0019】
供給ノズル15は、その下面に、直進供給孔16と、放射供給孔17とを有している。直進供給孔16は、添加湯供給配管13の中心軸上に設けてある。この直進供給孔16は、詳細は後述するが、添加湯を直進的に噴射させるためのものである。直進供給孔16から噴射された添加湯は、直進噴射添加湯3としてカップ2の中心軸上を通って該カップ2に供給されることになる。放射供給孔17は、直進供給孔16の周囲に設けてある。この放射供給孔17は、詳細は後述するが、カップ2の開口部2aを覆うよう添加湯を放射状に噴射させるためのものである。放射供給孔17から噴射された添加湯は、放射状噴射添加湯4として該放射供給孔17から離間するにつれて漸次径が大きくなる円錐状の形態、いわゆる空円錐状の形態を成し、カップ2の内壁面上部に衝突して該カップ2に供給されることになる。
【0020】
以上のようなカップ式飲料自動販売機10は、次のようにしてインスタントコーヒー飲料(ホット)を提供する。
【0021】
まず、給湯バルブ14aを開状態にして給湯配管14を開通状態にさせ、貯湯タンク11内の添加湯を給湯ポンプ12まで送出させる。次に、給湯ポンプ12で該添加湯を加圧した状態で添加湯供給配管13に送出する。このとき、添加湯供給バルブ13aは閉状態にしてあるため、給湯ポンプ12により送出された添加湯は、添加湯供給バルブ13aの配設位置まで送出される。
【0022】
その後、添加湯供給バルブ13aを開状態にして添加湯供給配管13を開通状態にさせることにより、供給ノズル15の直進供給孔16および放射供給孔17のそれぞれから同時に添加湯を噴射させる。それら直進供給孔16および放射供給孔17のそれぞれから同時に噴射された添加湯(直進噴射添加湯3および放射状噴射添加湯4)は、次のようにしてカップ2の内部に供給されることになる。直進供給孔16から噴射された添加湯は、直進噴射添加湯3としてカップ2の中心軸上を通って該カップ2の内部に供給される。その一方、放射供給孔17から噴射された添加湯は、放射状噴射添加湯4として空円錐状に放射されてカップ2の内壁面上部に衝突し、該内壁面に沿って落下して該カップ2の内部に供給される。
【0023】
そして、カップ2の内部に供給された直進噴射添加湯3は、図2(b)に示したように、該カップ2の内部に堆積している粉末原料等1を削るようにして該カップ2の底面2bに衝突する。かかる衝突の衝撃により粉末原料等1および直進噴射添加湯3の一部の離散粉末原料等5および離散添加湯6がカップ2の開口部2aに向かうことになる。ところが、直進供給孔16からの噴射と同時に放射供給孔17から噴射された放射状噴射添加湯4が空円錐状に放射されてカップ2の内壁面上部に衝突しているため、かかる放射状噴射添加湯4により該カップ2の開口部2aは覆われている(図2(b)参照)。そのため、図2(c)に示したように、カップ2の開口部2aに向かった離散粉末原料等5および離散添加湯6は、放射状噴射添加湯4に衝突し、該カップ2の内部に落下する。つまり、放射状噴射添加湯4がカップ2の蓋の役目を果たしていることになる。その結果、カップ2の内部においては、直進噴射添加湯3の勢いで、予め投入されていた粉末原料等1と攪拌されるとともに、放射状噴射添加湯4が該カップ2の蓋の役目を果たして、離散粉末原料等5および離散添加湯6が該カップ2の外に飛び散ることを防止する。
【0024】
その後、添加湯供給バルブ13aを閉状態にして添加湯供給配管13を閉止状態にさせ、供給ノズル15からの添加湯の噴射を停止する。これにより、カップ2にはインスタントコーヒー飲料が提供されることになる。
【0025】
上記のカップ式飲料自動販売機10を総括して説明すると、給湯ポンプ12、添加湯供給配管13および直進供給孔16が、添加湯を加圧噴射する加圧供給手段を構成している。また、給湯ポンプ12、添加湯供給配管13および放射供給孔17が、少なくとも加圧供給手段による添加湯の供給が行われている間は、カップ2に対して該カップ2の開口部2aを覆う態様で、添加湯を放射状に供給する放射供給手段を構成している。
【0026】
以上のようなカップ式飲料自動販売機10によれば、加圧供給手段、すなわち給湯ポンプ12、添加湯供給配管13および直進供給孔16により添加湯を加圧噴射させ、直進噴射添加湯3としてカップ2の内部に供給することができる。これにより、直進噴射添加湯3を供給しながら、該直進噴射添加湯3と、粉末原料等1との混合攪拌を行うことができる。その結果、インスタントコーヒー飲料の提供に要する時間を短縮することができ、これにより、該カップ式飲料自動販売機10の販売動作時間の短縮化を図ることができる。また、放射供給手段、すなわち給湯ポンプ12、添加湯供給配管13および放射供給孔17により添加湯を空円錐状に放射させ、放射状噴射添加湯4としてカップ2の内部に供給することができる。これにより、放射状噴射添加湯4は、カップ2の開口部2aを覆う蓋の役目を果たし、上記加圧供給手段による直進噴射添加湯3の供給によって離散粉末原料等5および離散添加湯6がカップ2の外に飛び散ることを防止することができる。従って、カップ式飲料自動販売機10によれば、直進噴射添加湯3を供給することによる飛び散りを防止しながら、販売動作時間の短縮化を図ることができる。
【0027】
<実施の形態2>
図3は、本発明の実施の形態2に係る飲料自動販売機(カップ式飲料自動販売機)の要部を拡大して示した説明図である。尚、上述の実施の形態1に係るカップ式飲料自動販売機10と同一の構成を有するものには、同一の符号を付してその説明を省略する。この図3において、カップ式飲料自動販売機20は、飲料容器であるカップ2に対して飲料原料としての添加湯を供給してインスタントコーヒー飲料を提供するものである。すなわち、カップ式飲料自動販売機20は、ホットのインスタントコーヒー飲料を提供するものである。このカップ式飲料自動販売機20は、貯湯タンク11と、給湯ポンプ12と、添加湯供給配管13とを備えて構成してある。
【0028】
添加湯供給配管13は、給湯ポンプ12に連設してあり、該給湯ポンプ12から送出された添加湯をベンドステージS上のカップ2に供給できるよう配設してある。より詳細に説明すると、添加湯供給配管13は、図3(a)に示したように、その中心軸がカップ2の中心軸に一致するよう配設してあり、換言すると、添加湯供給配管13は、その中心軸の延長線がカップ2の開口部2aの中心およびカップ2の底面2bの中心を通るよう配設してある。この添加湯供給配管13には、その先端部に供給ノズル25が設けてあり、また該添加湯供給配管13上には、添加湯供給バルブ13aが配設してある。
【0029】
供給ノズル25は、複数(例えば7つ)の供給孔を有した多孔構造となっている。より詳細に説明すると、供給ノズル25は、その下面に、一つの直進供給孔16と、複数(例えば6つ)の分散直進供給孔27とを有している。複数の分散直進供給孔27は、直進供給孔16を中心とする円周上に設けてあり、すなわち添加湯供給配管13の中心軸に対称となるように設けてある。それら分散直進供給孔27は、詳細は後述するが、添加湯をカップ2の中心軸に対称となるよう放射状に均等に分散させた状態で、該カップ2の底面周縁部に向かって直進的に噴射させるものである。分散直進供給孔27から噴射された添加湯は、分散噴射添加湯7としてカップ2の底面周縁部に向かって直進し、該カップ2に供給されることになる。
【0030】
以上のようなカップ式飲料自動販売機20は、次のようにしてインスタントコーヒー飲料(ホット)を提供する。
【0031】
まず、給湯バルブ14aを開状態にして給湯配管14を開通状態にさせ、貯湯タンク11内の添加湯を給湯ポンプ12まで送出させる。次に、給湯ポンプ12で該添加湯を加圧した状態で添加湯供給配管13に送出する。このとき、添加湯供給バルブ13aは閉状態にしてあるため、給湯ポンプ12により送出された添加湯は、添加湯供給バルブ13aの配設位置まで送出される。
【0032】
その後、添加湯供給バルブ13aを開状態にして添加湯供給配管13を開通状態にさせることにより、図3(a)に示したように、供給ノズル25の直進供給孔16および分散直進供給孔27のそれぞれから同時に添加湯を噴射させる。それら直進供給孔16および分散直進供給孔27のそれぞれから同時に噴射された添加湯(直進噴射添加湯3および分散噴射添加湯7)は、次のようにしてカップ2の内部に供給されることになる。直進供給孔16から噴射された添加湯は、直進噴射添加湯3としてカップ2の中心軸上を通って該カップ2の内部に供給される。その一方、それぞれの分散直進供給孔27から噴射された添加湯は、図3(a)に示したように、分散噴射添加湯7としてカップ2の中心軸に対称となるよう放射状に均等に分散させた状態で、該カップ2の底面周縁部に向かって直進して該カップ2の内部に供給される。つまり、供給ノズル25からは、カップ2の中心軸を通って直進する直進噴射添加湯3と、該カップ2の中心軸に対称となる態様で、放射状に均等に分散した分散噴射添加湯7とが供給される。
【0033】
カップ2の内部に供給された直進噴射添加湯3は、図3(b)に示したように、該カップ2の内部に堆積している粉末原料等1に衝突する。ところで、直進供給孔16からの噴射と同時に分散直進供給孔27のそれぞれから噴射されてカップ2の内部に供給された分散噴射添加湯7も、図3(b)に示したように、該カップ2の内部に堆積している粉末原料等1に衝突する。そして、粉末原料等1に衝突した直進噴射添加湯3は、粉末原料等1に衝突した分散噴射添加湯7のそれぞれと互いに逆方向に衝突する。そのため、図3(c)に示したように、粉末原料等1に衝突した直進噴射添加湯3と、粉末原料等1に衝突した分散噴射添加湯7との攪拌が促進されることになり、これら添加湯と粉末原料等1との攪拌を行うことができ、しかも粉末原料等1および添加湯の一部を一方向からカップ2の開口部2aに向かって急激に押し上げることもない。これにより、カップ2の内部においては、粉末原料等1および添加湯の一部が該カップ2の外に飛び散る虞れがない。また、複数の供給孔16,27から同時に添加湯がカップ2の内部に供給されるので、一の供給孔から同一の流量の添加湯が噴射供給される場合よりも添加湯の流速は小さくなり、カップ2の内部に添加湯がある程度溜まった場合においても、複数の個所に供給されて添加湯が入り乱れることになるため、一方向に集中して粉末原料等1および添加湯の一部を該カップ2の開口部に向かって急激に押し上げることがない。そのため、かかる観点からも粉末原料等1および添加湯がカップ2の外に飛び出す虞れがない。
【0034】
その後、添加湯供給バルブ13aを閉状態にして添加湯供給配管13を閉止状態にさせ、供給ノズル25からの添加湯の噴射を停止する。これにより、カップ2にはインスタントコーヒー飲料が提供されることになる。
【0035】
上記のカップ式飲料自動販売機20を総括して説明すると、給湯ポンプ12、添加湯供給配管13および供給ノズル25が、添加湯をカップ2の中心軸に対称となるよう分散させた状態で加圧噴射する分散供給手段を構成している。
【0036】
以上のようなカップ式飲料自動販売機20によれば、分散供給手段、すなわち給湯ポンプ12、添加湯供給配管13および供給ノズル25により、添加湯をカップ2の中心軸に対称となるよう均等に分散させた状態で加圧噴射するので、該添加湯と粉末原料等1との攪拌を行いながら、粉末原料等1および添加湯(直進噴射添加湯3および分散噴射添加湯7)の一部が該カップ2の外に飛び散ることを防止することができる。また、直進噴射添加湯3および分散噴射添加湯7を分散させた状態で供給するので、カップ2の内壁面に沿った添加湯の流れが一方向に集約することを回避することができ、カップ2の開口部2aに向かって上昇する添加湯の流れを抑制・均一化して粉末原料等1および添加湯(直進噴射添加湯3および分散噴射添加湯7)の一部が該カップ2の外に飛び散ることを防止することができる。更に、添加湯を分散させた状態で供給するので、該添加湯の表面積が大きいものになり、該添加湯と、粉末原料等1との接触面積を増加させることができ、添加湯と粉末原料等1との攪拌を促進させることができる。そのため、インスタントコーヒー飲料の提供に要する時間を短縮することができ、これにより、該カップ式飲料自動販売機20の販売動作時間の短縮化を図ることができる。
【0037】
<実施の形態3>
図4は、本発明の実施の形態3に係る飲料自動販売機(カップ式飲料自動販売機)の要部を拡大して示した説明図である。尚、上述の実施の形態1に係るカップ式飲料自動販売機10と同一の構成を有するものには、同一の符号を付してその説明を省略する。この図4において、カップ式飲料自動販売機30は、飲料容器であるカップ2に対して飲料原料としての添加湯を供給してインスタントコーヒー飲料を提供するものである。すなわち、カップ式飲料自動販売機30は、ホットのインスタントコーヒー飲料を提供するものである。このカップ式飲料自動販売機30は、貯湯タンク11と、給湯ポンプ12と、添加湯供給配管13と、カバー31とを備えて構成してある。
【0038】
添加湯供給配管13は、給湯ポンプ12に連設してあり、該給湯ポンプ12から送出された添加湯をベンドステージS上のカップ2に供給できるよう配設してある。より詳細に説明すると、添加湯供給配管13は、図4(a)に示したように、その中心軸がカップ2の中心軸に一致するよう配設してあり、換言すると、添加湯供給配管13は、その中心軸の延長線がカップ2の開口部2aの中心およびカップ2の底面2bの中心を通るよう配設してある。この添加湯供給配管13には、その先端部に供給ノズル35が設けてあり、また該添加湯供給配管13上には、添加湯供給バルブ13aが配設してある。
【0039】
供給ノズル35は、一つの直進供給孔16と、複数の洗浄孔37とを有している。複数の洗浄孔37は、それぞれ供給ノズル35の上面側に設けてある。それら洗浄孔37は、詳細は後述するが、添加湯を放射状に分散させた状態で上方に向かって噴射させるためのものである。
【0040】
カバー31は、図4(a)に示したように、その下方に開口部31aを有し、その内部に添加湯供給配管13の先端部(供給ノズル35を含む)を収容した態様で設けてある。より詳細に説明すると、カバー31は、その上面31bに貫通孔(孔部)31cが形成してあり、該貫通孔31cを添加湯供給配管13が貫通して該添加湯供給配管13の先端部を収容した態様になっている。このカバー31は、図示しない駆動回路により上下方向に移動可能な態様となっている。また、カバー31には、その内部に、該カバー31が上死点にあるときに供給ノズル35の直進供給孔16を塞ぐためのシャッター32が配設してある。一方、カバー31が下死点にあるときには、シャッター32は直進供給孔16を開口することになる。
【0041】
以上のようなカップ式飲料自動販売機30は、次のようにしてインスタントコーヒー飲料(ホット)を提供する。
【0042】
まず、給湯バルブ14aを開状態にして給湯配管14を開通状態にさせ、貯湯タンク11内の添加湯を給湯ポンプ12まで送出させる。次に、給湯ポンプ12で該添加湯を加圧した状態で添加湯供給配管13に送出する。このとき、添加湯供給バルブ13aは閉状態にしてあるため、給湯ポンプ12により送出された添加湯は、添加湯供給バルブ13aの配設位置まで送出される。また、このとき、カバー31は上死点に位置しており、該カバー31の内部に配設されたシャッター32が供給ノズル35の直進供給孔16を塞いでいる。
【0043】
そして、カップ2がベンドステージS上に載置されると、カバー31は、図4(b)に示したように、駆動回路の駆動により下死点まで移動することになる。これにより、カバー31は、その上面31bにより供給ノズルの洗浄孔を塞ぎ、かつそのシャッター32が直進供給孔16を開口することになる。また、該カバーは、下死点に位置することにより、カップ2の開口部2aを塞ぐことになる。
【0044】
その後、添加湯供給バルブ13aを開状態にして添加湯供給配管13を開通状態にさせることにより、供給ノズル35の直進供給孔16から添加湯を噴射させる。該直進供給孔16から噴射された添加湯は、直進噴射添加湯3としてカップ2の中心軸上を通って該カップ2の内部に供給される。
【0045】
そして、カップ2の内部に供給された直進噴射添加湯3は、図4(b)に示したように、該カップ2の内部に堆積している粉末原料等1を削るようにして該カップ2の底面2bに衝突する。かかる衝突の衝撃により粉末原料等1および直進噴射添加湯3の一部の離散粉末原料等5および離散添加湯6がカップ2の開口部2aに向かうことになる。ところが、上述のように、カバー31がカップ2の開口部2aを塞いでいるため、図4(c)に示したように、カップ2の開口部2aに向かった離散粉末原料等5および離散添加湯6は、カバー31の内壁に衝突し、該カップ2の内部に落下する。その結果、カップ2の内部においては、直進噴射添加湯3の勢いで、予め投入されていた粉末原料等1と攪拌されるとともに、カバー31がカップ2の開口部2aを塞いでいるので、離散粉末原料等5および離散添加湯6が該カップ2の外に飛び散ることを防止する。
【0046】
その後、添加湯供給バルブ13aを閉状態にして添加湯供給配管13を閉止状態にさせ、供給ノズル35からの添加湯の噴射を停止する。添加湯の噴射を停止してカップ2が取り出された後、カバー31は、図4(d)に示したように、駆動回路の駆動により上死点まで移動することになる。そうすると、直進供給孔16はシャッター32によって塞がれる一方、洗浄孔37は開口することになる。そして、再び添加湯供給バルブ13aを開状態にして添加湯供給配管13を開通状態にさせることにより、各洗浄孔37から添加湯を噴射させる。その結果、噴射された添加湯によってカバー31の内部は洗浄されることになる。カバー31の内部の洗浄に使用された添加湯は、該カバー31の下方に配置された廃液バケツ33に落下して処分されることになる。
【0047】
添加湯供給バルブ13aを閉状態にして添加湯供給配管13を閉止状態にさせ、洗浄孔37からの添加湯の噴射を停止して、インスタントコーヒー飲料が提供されることになる。
【0048】
上記のカップ式飲料自動販売機30を総括して説明すると、給湯ポンプ12、添加湯供給配管13および直進供給孔16が、添加湯を加圧噴射する加圧供給手段を構成している。また、カバー31および駆動回路が、カップ2の開口部2aを塞ぐ塞口手段を構成している。
【0049】
以上のようなカップ式飲料自動販売機30によれば、加圧供給手段、すなわち給湯ポンプ12、添加湯供給配管13および直進供給孔16により添加湯を加圧噴射させ、直進噴射添加湯3としてカップ2の内部に供給することができる。これにより、直進噴射添加湯3を供給しながら、該直進噴射添加湯3と、粉末原料等1との混合攪拌を行うことができる。その結果、インスタントコーヒー飲料の提供に要する時間を短縮することができ、これにより、該カップ式飲料自動販売機30の販売動作時間の短縮化を図ることができる。また、塞口手段、すなわちカバー31および駆動回路によりカップ2の開口部2aを塞ぐので、上記加圧供給手段による直進噴射添加湯3の供給によって離散粉末原料等5および離散添加湯6がカップ2の外に飛び散ることを防止することができる。従って、上記のカップ式飲料自動販売機30によれば、直進噴射添加湯3を供給することによる飛び散りを防止しながら、販売動作時間の短縮化を図ることができる。
【0050】
<実施の形態4>
図5は、本発明の実施の形態4に係る飲料自動販売機(カップ式飲料自動販売機)の要部を拡大して示した説明図である。尚、上述の実施の形態1に係るカップ式飲料自動販売機10と同一の構成を有するものには、同一の符号を付してその説明を省略する。この図5において、カップ式飲料自動販売機40は、飲料容器であるカップ2に対して飲料原料としての添加湯を供給してインスタントコーヒー飲料を提供するものである。すなわち、カップ式飲料自動販売機40は、ホットのインスタントコーヒー飲料を提供するものである。このカップ式飲料自動販売機40は、図示しないキャップ装着装置と、貯湯タンク11と、給湯ポンプ12と、添加湯供給配管13とを備えて構成してある。
【0051】
キャップ装着装置は、カップ搬送装置(図示せず)によりベンドステージSまで搬送され、既に粉末原料等が投入されたカップ2に対して、その開口部2aにキャップ(蓋部)41を装着するものである。このキャップ41の中心には、供給口42が形成してある。
【0052】
添加湯供給配管13は、その下面に給湯ポンプ12に連設してあり、該給湯ポンプ12から送出された添加湯をベンドステージS上のカップ2に供給できるよう配設してある。より詳細に説明すると、添加湯供給配管13は、図5(a)に示したように、その中心軸がカップ2の中心軸に一致するよう配設してあり、換言すると、添加湯供給配管13は、その中心軸の延長線がキャップ41の供給口42(カップ2の開口部2aの中心)およびカップ2の底面2bの中心を通るよう配設してある。この添加湯供給配管13には、その先端部に供給ノズル45が設けてあり、また該添加湯供給配管13上には、添加湯供給バルブ13aが配設してある。
【0053】
供給ノズル45は、直進供給孔16を有している。直進供給孔16から噴射された直進噴射添加湯3は、カップ2の中心軸上を通って該カップ2の内部に供給されることになる。つまり、キャップ41の供給口42を通って該カップ2の内部に供給されることになる。
【0054】
以上のようなカップ式飲料自動販売機40は、次のようにしてインスタントコーヒー飲料(ホット)を提供する。
【0055】
まず、給湯バルブ14aを開状態にして給湯配管14を開通状態にさせ、貯湯タンク11内の添加湯を給湯ポンプ12まで送出させる。次に、給湯ポンプ12で該添加湯を加圧した状態で添加湯供給配管13に送出する。このとき、添加湯供給バルブ13aは閉状態にしてあるため、給湯ポンプ12により送出された添加湯は、添加湯供給バルブ13aの配設位置まで送出される。
【0056】
その後、添加湯供給バルブ13aを開状態にして添加湯供給配管13を開通状態にさせることにより、供給ノズル45の直進供給孔16から添加湯を噴射させる。その直進供給孔16から噴射された添加湯は、直進噴射添加湯3としてカップ2の中心軸上を通り、キャップ41の供給口42を貫通して該カップ2の内部に供給される。
【0057】
そして、カップ2の内部に供給された直進噴射添加湯3は、図5(b)に示したように、該カップ2の内部に堆積している粉末原料等1を削るようにして該カップ2の底面2bに衝突する。かかる衝突の衝撃により粉末原料等1および直進噴射添加湯3の一部の離散粉末原料等5および離散添加湯6がカップ2の開口部2aに向かうことになる。ところが、該カップ2にはキャップ41が装着されている。そのため、図5(c)に示したように、カップ2の開口部2aに向かった離散粉末原料等5および離散添加湯6は、キャップ41の内壁に衝突し、該カップ2の内部に落下する。その結果、カップ2の内部においては、直進噴射添加湯3の勢いで、予め投入されていた粉末原料等1と攪拌されるとともに、キャップ41の存在により離散粉末原料等5および離散添加湯6が該カップ2の外に飛び散ることを防止する。
【0058】
その後、添加湯供給バルブ13aを閉状態にして添加湯供給配管13を閉止状態にさせ、供給ノズル45からの添加湯の噴射を停止する。これにより、カップ2にはインスタントコーヒー飲料が提供されることになる。
【0059】
上記のカップ式飲料自動販売機40を総括して説明すると、キャップ装着装置が添加湯を供給するための供給口を有したキャップ41をカップ2に装着する装着手段を構成している。また、給湯ポンプ12、添加湯供給配管13および直進供給孔16が、添加湯を加圧噴射する加圧供給手段を構成している。
【0060】
以上のようなカップ式飲料自動販売機40によれば、加圧供給手段、すなわち給湯ポンプ12、添加湯供給配管13および直進供給孔16により添加湯を加圧噴射させ、直進噴射添加湯3としてカップ2の内部に供給することができる。これにより、直進噴射添加湯3を供給しながら、該直進噴射添加湯3と、粉末原料等1との混合攪拌を行うことができる。その結果、インスタントコーヒー飲料の提供に要する時間を短縮することができ、これにより、該カップ式飲料自動販売機40の販売動作時間の短縮化を図ることができる。また、装着手段、すなわちキャップ装着装置によりカップ2の開口部2aを塞ぐようキャップ41を装着するので、上記加圧供給手段による直進噴射添加湯3の供給によって離散粉末原料等5および離散添加湯6がカップ2の外に飛び散ることを防止することができる。従って、上記のカップ式飲料自動販売機40によれば、直進噴射添加湯3を供給することによる飛び散りを防止しながら、販売動作時間の短縮化を図ることができる。
【0061】
以上、本発明の好ましい実施の形態1〜4について述べたが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、上述の実施の形態1〜4では、飲料原料として添加湯を用いたが、その他に飲料水や抽出飲料等でも良い。飲料原料として飲料水を用いた場合には、提供される飲料は、コールド飲料になる。また、飲料原料として抽出飲料を用いた場合には、提供される飲料は、レギュラーコーヒー飲料等になる。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、加圧供給手段が飲料原料を加圧噴射して飲料容器に供給するので、この供給と同時に該飲料原料と、他の飲料原料との攪拌を行うことができ、これにより、飲料の提供に要する時間を短縮することができる。また、放射供給手段が、少なくとも前記加圧供給手段による飲料原料の供給が行われている間は、飲料容器の開口部を覆う態様で飲料原料を放射状に供給するので、上記加圧供給手段による飲料原料の供給による飛び散りを防止することができる。従って、飲料原料を供給することによる飛び散りを防止しながら、販売動作時間の短縮化を図ることができる。
【0063】
また、請求項2に記載の発明によれば、分散供給手段が飲料原料を分散させた状態で加圧噴射して飲料容器に供給するので、該飲料容器に供給された飲料原料の流れが一方向に集約することを回避することができ、該飲料容器の開口部に向かって上昇する飲料原料の流れを抑制・均一化することができる。これにより、飲料原料の供給による飛び散りを防止することができる。また、飲料原料を分散させた状態で供給するので、該飲料原料の表面積が大きいものになり、該飲料原料と、他の飲料原料との接触面積を増加させることができる。そのため、飲料原料同士の攪拌を促進させることができ、結果として、飲料の提供に要する時間を短縮することができ、これにより、販売動作時間の短縮化を図ることができる。
【0064】
また、請求項3に記載の発明によれば、分散供給手段は、飲料容器の中心軸に対称となる態様で、飲料原料を分散させて供給するので、該飲料原料に供給された飲料原料同士が互いに逆方向に衝突して攪拌されるとともに、飲料原料の供給による飛び散りを防止することができる。
【0065】
また、請求項4に記載の発明によれば、加圧供給手段が飲料原料を加圧噴射して飲料容器に供給するので、この供給と同時に該飲料原料と、他の飲料原料との攪拌を行うことができ、これにより、飲料の提供に要する時間を短縮することができる。また、塞口手段が、カバー体を用いて飲料容器の開口部を塞ぐので、上記加圧供給手段による飲料原料の供給による飛び散りを防止することができる。従って、飲料原料を供給することによる飛び散りを防止しながら、販売動作時間の短縮化を図ることができる。
【0066】
また、請求項5に記載の発明によれば、加圧供給手段が飲料原料を加圧噴射して飲料容器に供給するので、この供給と同時に該飲料原料と、他の飲料原料との攪拌を行うことができ、これにより、飲料の提供に要する時間を短縮することができる。また、装着手段が、飲料容器に蓋部を装着するので、上記加圧供給手段による飲料原料の供給による飛び散りを防止することができる。従って、飲料原料を供給することによる飛び散りを防止しながら、販売動作時間の短縮化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る飲料自動販売機の要部を示した説明図である。
【図2】図1における一部を拡大して示した説明図である。
【図3】本発明の実施の形態2に係る飲料自動販売機の要部を拡大して示した説明図である。
【図4】本発明の実施の形態3に係る飲料自動販売機の要部を拡大して示した説明図である。
【図5】本発明の実施の形態4に係る飲料自動販売機の要部を拡大して示した説明図である。
【図6】従来の飲料自動販売機の要部を拡大して示した説明図である。
【符号の説明】
1 粉末原料等
2 カップ
2a 開口部
2b 底面
3 直進噴射添加湯
4 放射状噴射添加湯
5 離散粉末原料等
6 離散添加湯
7 分散噴射添加湯
10,20,30,40 カップ式飲料自動販売機
11 貯湯タンク
11a ヒータ
12 給湯ポンプ
13 添加湯供給配管
13a 添加湯供給バルブ
14 給湯配管
14a 給湯バルブ
15,25,35,45 供給ノズル
16 直進供給孔
17 放射供給孔
27 分散直進供給孔
31 カバー
31a 開口部
31b 上面
31c 貫通孔
32 シャッター
33 廃液バケツ
41 キャップ
42 供給口

Claims (5)

  1. 飲料容器に飲料原料を供給して飲料を提供する飲料自動販売機において、
    前記飲料容器に対して、前記飲料原料を加圧噴射して供給する加圧供給手段と、
    少なくとも前記加圧供給手段による飲料原料の供給が行われている間は、前記飲料容器に対して該飲料容器の開口部を覆う態様で、前記飲料原料を放射状に供給する放射供給手段と
    を備えたことを特徴とする飲料自動販売機。
  2. 飲料容器に飲料原料を供給して飲料を提供する飲料自動販売機において、
    前記飲料容器に対して、前記飲料原料を分散させた状態で加圧噴射して供給する分散供給手段を備えたことを特徴とする飲料自動販売機。
  3. 前記分散供給手段は、前記飲料容器の中心軸に対称となる態様で、前記飲料原料を分散させて供給するものであることを特徴とする請求項2に記載の飲料自動販売機。
  4. 飲料容器に飲料原料を供給して飲料を提供する飲料自動販売機において、
    前記飲料容器に対して、前記飲料原料を加圧噴射して供給する加圧供給手段と、
    前記加圧供給手段による飲料原料の供給を許容するための孔部を有したカバー体を用いて、前記飲料容器の開口部を塞ぐ塞口手段と
    を備えたことを特徴とする飲料自動販売機。
  5. 飲料容器に飲料原料を供給して飲料を提供する飲料自動販売機において、
    前記飲料原料を供給するための供給口を有した蓋部を飲料容器に装着する装着手段と、
    前記供給口から前記飲料原料を加圧噴射して供給する加圧供給手段を備えたことを特徴とする飲料自動販売機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008212180A (ja) * 2007-02-28 2008-09-18 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 飲料供給装置
JP2014094299A (ja) * 2008-09-24 2014-05-22 Nestec Sa 飲料のカップ内調製のための装置
CN109381028A (zh) * 2018-12-11 2019-02-26 山东河马信息技术有限公司 一种用于饮料机上的无接触搅拌装置

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