JPH0628572A - カップ式自動販売機の撹拌装置 - Google Patents

カップ式自動販売機の撹拌装置

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Publication number
JPH0628572A
JPH0628572A JP18273492A JP18273492A JPH0628572A JP H0628572 A JPH0628572 A JP H0628572A JP 18273492 A JP18273492 A JP 18273492A JP 18273492 A JP18273492 A JP 18273492A JP H0628572 A JPH0628572 A JP H0628572A
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JP
Japan
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container
raw material
water
cup
drinking water
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Application number
JP18273492A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeki Sano
茂樹 佐野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
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  • Beverage Vending Machines With Cups, And Gas Or Electricity Vending Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】カップなどの上面が開口する容器に入れて販売
する各種飲料を、容器内にそれぞれ直接供給された飲料
の粒状,粉末状,液状などの原料と、湯,冷水,炭酸
水,氷などにした飲料水とを機体内に備えた撹拌装置で
容器の上面開口を蓋で覆って容器内で撹拌混合し調理製
造する際、原料や飲料水が容器内から周囲に飛び散らな
いようにする。 【構成】原料および飲料水を通す、上下両面に開口する
漏斗状の、蓋47に一体成形した投入口48を具備し、
液状の原料および湯,冷水,炭酸水,氷などの飲料水を
それぞれ先端から吐出する、この先端を投入口48内に
向けたノズル33,39を、先端の水平方向の向きを投
入口48の中心若しくはこの中心から少しずらした方向
に向けてこの投入口48の上縁に沿い配列する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、内部で調理製造した
各種飲料をカップなどの容器に入れて販売しこの容器内
にそれぞれ直接供給した、粒状,粉末状,液状などの飲
料の原料と、湯,冷水,氷などの飲料水とを撹拌装置で
容器内で撹拌混合して飲料を調理製造するカップ式自動
販売機の撹拌装置に関する。
【0002】
【従来の技術】各種飲料をカップなどの容器に入れて販
売する従来のカップ式自動販売機では、機体内にカップ
供給装置が備えられており、このカップ供給装置から紙
製のカップなどの容器がこの容器を受ける受け台上に販
売の都度一個ずつ供給される。この受け台上に供給され
た容器内に、飲料の原料と飲料水とを予め撹拌混合し調
理して暖かいあるいは冷たい飲料にした飲料が供給され
る場合と、飲料の原料と飲料水とがそれぞれ直接供給さ
れる場合とがある。予め撹拌混合し調理した飲料が容器
内に供給される場合は、機体内にそれぞれ貯えられた、
コーヒー,ココアなどの粒状,粉末状などのあるいは、
紅茶の葉,コーヒー豆などから機体内の抽出装置で抽出
した紅茶,コーヒーあるいは濃縮シロップなどの液状の
原料と、湯,冷水,炭酸水などにした飲料水とが、機体
内に貯られた砂糖,ミルクなどと一緒に、機体内に備え
られた原料撹拌装置で撹拌混合し調理されて暖かいある
いは冷たい飲料になる。また飲料の原料と飲料水とがそ
れぞれ直接容器内に供給される場合は、容器内にそれぞ
れ直接供給された原料と飲料水とは、液状の原料と飲料
水とが容器内に流入するときの流速で互に撹拌混合され
たり、機体内に設けられた撹拌装置で強制的に撹拌混合
されたりあるいは、この撹拌混合された原料と飲料水と
に氷が添加されたりして暖かいあるいは冷たい飲料にな
る。また、原料撹拌装置で予め撹拌混合し調理した飲料
として容器に注入された飲料でも、氷を添加し氷入り飲
料として販売する際は、容器内の飲料の上部と下部とで
温度差を生じないよう容器内の飲料が再度撹拌装置で撹
拌される場合もある。この種の従来のカップ式自動販売
機の撹拌装置を図2および図3に示す。図2はこの発明
の対象となるカップ式自動販売機の内部構成を示す、ケ
ースの前面開口を覆う扉を開放した状態の正面図、図3
は従来のカップ式自動販売機の撹拌装置の構成を示す部
分縦断面要部正面図である。
【0003】図2および図3において、1は前面が開口
するケースであり、このケース1の前面開口は扉2で開
閉自在に覆われており、この扉2とケース1とで外周面
を形成する機体3が構成されている。この機体3を構成
するケース1内左上前面側に、内部に収容する紙製のカ
ップなどの上面が開口する容器4を販売の都度一個ずつ
下端から排出するカップ供給装置6が配設されている。
このカップ供給装置6の下端から販売時落下排出された
容器4は、カップ供給装置6の下に配設された滑り台状
のシュータ5を介して、このシュータ5の下の、ケース
1の前面側中央部に配設され上面および前面が開口する
箱形の受け台7上に供給される。カップ供給装置6の下
端部前面右端には、平板状の支持体8を介して、受け台
7上に開口を上にして載った容器4内にそれぞれ若しく
は予め撹拌して供給された原料と飲料水とを撹拌混合す
る撹拌装置9が支持されている。この撹拌装置9には、
図示しない電動機で駆動されて回転する上下一対のプー
リ10,このプーリ10に掛け渡したベルト11で構成
された駆動部12が左端部に設けられている。この駆動
部12で駆動されて、この駆動部12の右側の支持体8
に上下両端が固定された、軸長方向が鉛直な棒状の案内
棒13に案内されて昇降する、正面縦断面が左右逆のZ
字形の腕木14がその右端を右方に突出して左端をベル
ト11に固定されている。腕木14の右端部上面に電動
機15が固定されており、中心線が受け台7上の容器4
のほぼ中心を通る、電動機15の、軸長方向が鉛直な回
転軸16の下端に撹拌羽根17が嵌着されている。ま
た、腕木14の昇降に従動して昇降する、腕木14の中
程に形成されこの腕木14を左右に貫通する孔部18に
通し右端を右方に突き出した、正面縦断面が山形の腕木
19が案内棒13に上下移動自在に支持されている。腕
木19の右端には、中央部を回転軸16が貫き下面が開
口する椀状の蓋20が取り付けられており、この蓋20
の右側には、この蓋20の上面から上方に上端を突出し
て下端である先端を容器4内に向けたノズル21が一体
成形されている。このノズル21が形成された蓋20,
駆動部12,案内棒13,腕木14,電動機15,撹拌
羽根17および腕木19で構成された撹拌装置9が受け
台7の上方に位置している。この受け台7の前面開口
は、扉2に形成され前後両面に開口しお客さんが購入し
た飲料を取り出す取出口22の後面開口に向い合ってい
る。また、ケース1内右上には、水道管23からバルブ
24を介して供給される、常温の飲料水である常温水を
貯える貯水槽25,この貯水槽25の底部に吸込み側が
接続された給水ポンプ26などで構成される給水装置2
7が備えられている。この給水装置27から常温水が、
給水ポンプ26の吐出側にそれぞれ電磁バルブ28を介
し若しくは直接接続された給水ホース29で、カップ供
給装置6の奥行側上部に配設され湯を貯え供給する湯供
給装置30,ケース1内左下隅に配設された冷水槽31
内に貯えられ図示しない冷凍機で冷却される冷水中に浸
けられ冷水を製造する、図示しない冷水管などに供給さ
れる。また、貯水槽25と、この貯水槽25の上方に配
設されこの貯水槽25から供給される常温水から粒状の
氷を内部で製造する製氷機32とは直接配管接続されて
いる。この製氷機32内部で製造された粒状の氷は、製
氷機32の上端部左側面に上端を接続し下端を、受け台
7上の容器4内に向けて受け台7の上端部に固定したノ
ズル33に接続されたアイスシュータ34を介して容器
4内に供給される。また、湯供給装置30の左側面に電
磁バルブ35を介して複数の給湯ホース36の一端がそ
れぞれ接続されており、この給湯ホース36の一つの他
端に接続されたノズル21を介して受け台7上に載った
容器4内に湯供給装置30から湯が供給される。また給
湯ホース36の一つを介し湯供給装置30の下に配設さ
れた原料と飲料水とを撹拌混合する原料撹拌装置37内
に湯供給装置30から湯が供給される。原料撹拌装置3
7の下端には、飲料ホース38の一端が接続されてお
り、この飲料ホース38の他端は先端を受け台7上に載
った容器4内に向けて受け台7の上端部に複数固定され
たノズル39の一つに接続されている。また原料撹拌装
置37の上には、粉末状の原料を収納する原料箱40お
よび、この原料箱40から販売の都度所定量排出される
原料を原料撹拌装置37内に案内する漏斗状の原料シュ
ータ41がこの原料シュータ41を下にして配設されて
いる。
【0004】なお、ケース1内には、容器4内に供給さ
れる際に冷水槽31内の冷却水で冷やされる濃縮シロッ
プなどの液状の原料を貯蔵する、ノズル39の一つに接
続された原料容器42が右下隅に配設されている。また
ノズル39の一つに接続され炭酸水を製造する、図示し
ない炭酸水製造装置へボンベ43から高圧の炭酸ガスを
減圧弁44を介して減圧供給するガス供給装置45が冷
水槽31の後側に配設されている。
【0005】このように構成されたカップ式自動販売機
の販売動作は、販売指令信号により、原料箱40,原料
容器42などから粒状,粉末状あるいは液状の原料が、
また給水装置27,湯供給装置30などから冷水,湯,
炭酸水などにした飲料水がそれぞれ原料撹拌装置37若
しくは直接容器4内に供給される。この容器4内に原料
と飲料水とがそれぞれ直接供給される場合は、この容器
4内に供給された原料と飲料水とは、原料が液状の原料
のみであれば、原料と飲料水との、ノズル39から容器
4内に吐出される際の流速で原料と飲料水とを自然に互
に撹拌混合させる場合もある。しかし、一般的には、撹
拌装置9で強制的に撹拌混合して各種飲料が調理製造さ
れる。また、原料撹拌装置37内に供給される粒状,粉
末状あるいは液状の原料と、冷水,湯,炭酸水などにし
た飲料水とから飲料が調理される場合には、原料と飲料
水とが、原料撹拌装置37内でこの原料撹拌装置37に
より強制的に撹拌混合されて各種飲料が調理製造され
る。容器4内にそれぞれ直接供給された原料と飲料水と
が撹拌装置9で強制的に撹拌混合される場合の撹拌装置
9の動作は、先ず上昇端にある撹拌羽根17が駆動部1
2で駆動されて容器4内に下降し、これに従動して蓋2
0が下がる。撹拌羽根17が下降端に達しかつ受け台7
上の容器4の上面開口が蓋20で覆われると同時に、電
動機15が起動して撹拌羽根17が回転し容器4内の原
料と飲料水とを撹拌する。このとき、給湯ホース36を
通しノズル21を介して湯供給装置30から湯が必要に
応じて供給され、所定撹拌時間が経過すると、撹拌羽根
17および蓋20は上昇端に復帰する。このようにして
製造された各種飲料のうち、原料撹拌装置37で撹拌混
合された原料と飲料水とは、販売する飲料が氷入り飲料
であれば、カップ供給装置6から受け台7上に供給され
アイスシュータ34を介して粒状の氷が製氷機32から
予め注入された容器4内に、ノズル39から注入されて
氷入り飲料となり、お客さんにより取出口22から取り
出される。また、カップ供給装置6から受け台7上に供
給された容器4内で原料と飲料水とを撹拌装置9で撹拌
混合して調理製造された飲料は、そのままお客さんによ
り取出口22から取り出される。なお、氷入り飲料は、
容器4内の飲料の各部、例えば上部と下部とが温度差を
生じ易く、原料撹拌装置37で撹拌調理された飲料であ
っても容器4内で撹拌装置9により再度撹拌して販売さ
れることもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来のカップ式自動販売機は、撹拌装置9が、ノズル2
1が形成された蓋20,駆動部12,案内棒13,腕木
14,電動機15,撹拌羽根17および腕木19で構成
されている。それで、容器4内にこの容器4の上面開口
を通してそれぞれ直接供給された原料および飲料水を撹
拌装置9で撹拌混合する際、容器4を覆う蓋20で、撹
拌混合される原料および飲料水が容器4外に飛沫となっ
て飛び散るのを防ぐことができる。しかし、ノズル39
から吐出される原料および飲料水は、容器4内に注入さ
れるとき、その注入方向あるいはその注入方向に対する
容器4の位置が不適であればなおさらであるが、その注
入速度で容器4内面若しくは、この容器4内に注入され
た原料および飲料水と衝突して跳ね返り、容器4内から
飛び出して容器4の周囲に飛び散る。この飛び散った原
料および飲料水で受け台7内が汚れて不衛生になるとと
ともに、機体3内に固定された受け台7内などの機体3
内の洗浄に手間がかかるという問題がある。
【0007】したがって、この発明では、原料および飲
料水をそれぞれ直接容器内に供給する際、この原料や飲
料水が容器の周囲に飛び散ることのない、機体内の洗浄
が容易なカップ式自動販売機の撹拌装置を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するために、この発明によれば、各種飲料を、この飲料
の粒状,粉末状,液状などの原料と、湯,冷水,炭酸
水,氷などにした飲料水とを機体内に備えた撹拌装置で
撹拌混合して調理製造しカップなどの上面が開口する容
器に入れて販売するカップ式自動販売機の撹拌装置であ
って、前記撹拌装置が前記容器内にそれぞれ直接供給さ
れた前記原料と前記飲料水とを前記容器の上面開口を蓋
で覆って撹拌混合するカップ式自動販売機の撹拌装置に
おいて、前記原料および前記飲料水を通す、上下両面に
開口する漏斗状の投入口を前記蓋に具備するものとす
る。
【0009】また、上記に加え、液状の原料および湯,
冷水,炭酸水,氷などの飲料水をそれぞれ先端から吐出
する、この先端を投入口内に向けたノズルを、前記先端
の水平方向の向きを前記投入口の中心若しくはこの中心
から少しずれた方向に向けてこの投入口の上縁に沿い配
列するものとする。さらに、上記に加え、投入口が蓋に
一体成形されるものとする。
【0010】
【作用】各種飲料を、この飲料の粒状,粉末状,液状な
どの原料と、湯,冷水,炭酸水,氷などにした飲料水と
を機体内に備えた撹拌装置で撹拌混合して調理製造しカ
ップなどの上面が開口する容器に入れて販売するカップ
式自動販売機の撹拌装置であって、前記撹拌装置が前記
容器内にそれぞれ直接供給された前記原料と前記飲料水
とを前記容器の上面開口を蓋で覆って撹拌混合するカッ
プ式自動販売機の撹拌装置において、この発明は、カッ
プなどの上面が開口する容器内に入れて販売される各種
飲料の、この容器内にそれぞれ直接供給されかつ機体内
に備えられた撹拌装置で前記容器の上面開口を蓋で覆い
撹拌混合して調理製造される、粒状,粉末状,液状など
の原料および、湯,冷水,炭酸水,氷などにした飲料水
を通す、上下両面に開口する漏斗状の投入口を前記蓋に
具備したので、投入口を通して容器内に原料および飲料
水を注入供給でき、これにより、容器内に注入供給され
る際に、この容器の内面あるいは容器内の原料および飲
料水に衝突し跳ね返った原料および飲料水が、この容器
内から飛び出すのを蓋で阻止できるとともに、漏斗状の
投入口の円錐状内面に付着する原料などを容易に洗浄除
去できる。
【0011】また、上記に加え、液状の原料および湯,
冷水,炭酸水,氷などの飲料水をそれぞれ先端から吐出
する、この先端を投入口内に向けたノズルを、前記先端
の水平方向の向きを前記投入口の中心若しくはこの中心
から少しずれた方向に向けてこの投入口の上縁に沿い配
列するものとしたので、ノズルから吐出された液状の原
料および飲料水を、投入口の円錐面状内面に沿わせかつ
この内面上を直線若しくは渦巻き状の曲線を描かせなが
ら投入口の中心に向け流すことができ、これによりノズ
ルから吐出される際の流速が十分減速されて容器内に原
料および飲料水が注入供給されるので、この原料および
飲料水が投入口を通して容器内から飛び出さないように
できる。
【0012】さらに、上記に加え、投入口が蓋に一体成
形されるものとしたので、撹拌装置を少ない部品点数で
簡素に構成できる。
【0013】
【実施例】以下、この発明の実施例を図1および図2に
基づいて説明する。図1はこの発明の一つの実施例のカ
ップ式自動販売機の撹拌装置の構成を示し、(A)が部
分縦断面要部正面図、(B)が(A)のノズルと投入口
との位置関係を示す、前方斜上から見た拡大斜視図、
(C)が(B)のノズルと投入口との一つの位置関係を
示す平面図、(D)は(B)のノズルと投入口との異な
る位置関係を示す平面図で、(C)および(D)は図の
下側が前面側である。図2はこの発明の対象となるカッ
プ式自動販売機の内部構成を示す、ケースの前面開口を
覆う扉を開放した状態の正面図である。図3と共通ある
いは同一部分は同一の符号で示す。
【0014】図1および図2において、1は前面が開口
するケースであり、このケース1の前面開口を扉2で開
閉自在に覆っており、この扉2とケース1とで外周面を
形成する機体3を構成している。この機体3を構成する
ケース1内左上前面側に、内部に収容する紙製のカップ
などの上面が開口する容器4を販売の都度一個ずつ下端
から排出するカップ供給装置6を配設している。このカ
ップ供給装置6の下端から販売時落下排出された容器4
は、カップ供給装置6の下に配設した滑り台状のシュー
タ5を介して、このシュータ5の下の、ケース1の前面
側中央部に配設し上面および前面が開口する箱形の受け
台7上に供給される。カップ供給装置6の下端部前面右
端に、平板状の支持体8を介して、受け台7上に開口を
上にして載った容器4内にそれぞれ若しくは予め撹拌し
て注入した原料と飲料水とを撹拌混合する撹拌装置46
を支持している。この撹拌装置46には、図示しない電
動機で駆動されて回転する上下一対のプーリ10,この
プーリ10に掛け渡したベルト11で構成した駆動部1
2を左端部に設けている。この駆動部12で駆動され
て、この駆動部12の右側の支持体8に上下両端を固定
した、軸長方向が鉛直な棒状の案内棒13に案内されて
昇降する、正面縦断面が左右逆のZ字形の腕木14の右
端を右方に突出してこの腕木14の左端をプーリ10に
固定している。腕木14の右端部上面に電動機15を固
定しており、中心線が受け台7上の容器4のほぼ中心を
通る、電動機15の、軸長方向が鉛直な回転軸16の下
端に撹拌羽根17を嵌着している。また、腕木14の昇
降に従動して昇降する、腕木14の中程に形成しこの腕
木14を左右に貫通する孔部18に通し右端を右方に突
き出した、正面縦断面が山形の腕木19を案内棒13に
上下移動自在に支持している。腕木19の右端には、中
央部を回転軸16が貫く円盤状の蓋47を取り付けてお
り、この蓋47の中央部には、この蓋47の上面から上
方に突出して上下両面に開口する漏斗状の投入口48を
一体成形している。この投入口48の下面開口を受け台
7上の容器4の上面開口に向かい合わせており、投入口
48を一体成形した蓋47,駆動部12,案内棒13,
腕木14,電動機15,撹拌羽根17および腕木19で
構成した撹拌装置46を受け台7の上方に配設してい
る。この受け台7の前面開口を、扉2に形成した、前後
両面に開口しお客さんが購入した飲料を取り出す取出口
22の後面開口に向い合わせている。また、ケース1内
右上には、水道管23からバルブ24を介して供給され
る、常温の飲料水である常温水を貯える貯水槽25,こ
の貯水槽25の底部に吸込み側を接続した給水ポンプ2
6などで構成した給水装置27を備えている。この給水
装置27から常温水を、給水ポンプ26の吐出側にそれ
ぞれ電磁バルブ28を介し若しくは直接接続した給水ホ
ース29で、カップ供給装置6の奥行側上部に配設し湯
を貯え供給する湯供給装置30,ケース1内左下隅に配
設した冷水槽31内に貯えられ図示しない冷凍機で冷却
される冷水中に浸け冷水を製造する、図示しない冷水管
などに供給する。また、貯水槽25と、この貯水槽25
の上方に配設した、この貯水槽25から供給される常温
水から粒状の氷を内部で製造する製氷機32とを直接配
管接続している。この製氷機32内部で製造した粒状の
氷を、この製氷機32の上端部左側面に上端を接続し下
端を、投入口48および、受け台7上の容器4の上面開
口を通してこの容器4内に向け、図1(C)では先端を
投入口48の中心に向けて放射状に、図1(D)では先
端を投入口48の中心から少しずらして放射状に投入口
48の上縁に沿わせ受け台7の上端部に固定したノズル
33に接続したアイスシュータ34を介して容器4内に
供給する。また、湯供給装置30の左側面に電磁バルブ
35を介して複数の給湯ホース36の一端をそれぞれ接
続している。この給湯ホース36の一つの他端を、先端
を投入口48および、受け台7上に載った容器4内に上
面開口を通して向けかつ先端の水平方向を、図1(C)
では投入口48の中心に向けて放射状に、図1(D)で
は先端を投入口48の中心から少しずらして放射状にノ
ズル33と一緒に配列し投入口48の上縁に沿わせ受け
台7の上端部に固定した複数のノズル39の一つに接続
している。このノズル39および給湯ホース36を介し
て受け台7上に載った容器4内にこの容器4の上面開口
を通して湯供給装置30から湯を供給する。また、この
湯供給装置30内の湯を、給湯ホース36を介し湯供給
装置30の下に配設した、原料と飲料水とを撹拌混合す
る原料撹拌装置37に供給する。この原料撹拌装置37
の下端に一端を接続した飲料ホース38の他端をノズル
39の一つに接続しており、原料撹拌装置37の上に
は、粉末状の原料を収納する原料箱40および、この原
料箱40から販売の都度所定量排出される原料を原料撹
拌装置37内に案内する漏斗状の原料シュータ41をこ
の原料シュータ41を下にして配設している。
【0015】なお、ケース1内には、容器4内に供給さ
れる際に冷水槽31内の冷却水で冷やされる濃縮シロッ
プなどの液状の原料を貯蔵する、ノズル39の一つに接
続された原料容器42を右下隅に配設している。またノ
ズル39の一つに接続され炭酸水を製造する、図示しな
い炭酸水製造装置へボンベ43から高圧の炭酸ガスを減
圧弁44を介して減圧供給するガス供給装置45を冷水
槽31の後側に配設しており、その他の構成は前記した
従来例と同一である。
【0016】前述の構成において、カップ式自動販売機
の販売動作は、販売指令信号により、原料箱40,原料
容器42などから粒状,粉末状あるいは液状の原料を、
また給水装置27,湯供給装置30などから冷水,湯,
炭酸水などにした飲料水を原料撹拌装置37若しくは直
接容器4内にそれぞれ供給する。この容器4内に投入口
48および容器4の上面開口を通して直接供給した原料
と飲料水とから飲料を調理製造する場合は、原料が液状
の原料のみであれば、この原料と飲料水とを、この原料
と飲料水とがノズル39から容器4内に注入される際の
流速で自然に互に撹拌混合させて飲料にすることもあ
が、一般的には、撹拌装置46で強制的に撹拌混合して
各種飲料を調理製造する。また、原料撹拌装置37内に
供給する粒状,粉末状あるいは液状の原料と、冷水,
湯,炭酸水などにした飲料水とから飲料を調理製造する
場合には、原料と飲料水とを、原料撹拌装置37内でこ
の原料撹拌装置37により強制的に撹拌混合して各種飲
料を調理製造する。
【0017】一方、容器4内にそれぞれ直接供給した原
料と飲料水とを撹拌装置46で強制的に撹拌混合する場
合の撹拌装置46の動作は、先ず上昇端にある撹拌羽根
17が駆動部12で駆動されて容器4内に下降し、これ
に従動して蓋47が下がる。撹拌羽根17が下降端に達
しかつ受け台7上の容器4の上面開口が蓋47で覆われ
ると同時に、原料および飲料水がノズル33,ノズル3
9などから投入口48および容器4の上面開口を通して
この容器4内に吐出する。すると、電動機15が起動し
て撹拌羽根17が回転し容器4内の原料と飲料水とを撹
拌する。この撹拌中に、湯供給装置30から給湯ホース
36を通し容器4および投入口48の上面開口を通して
ノズル39から容器4内に湯を必要に応じて吐出供給
し、所定撹拌時間が経過すると、撹拌羽根17および蓋
47は上昇端に復帰する。このようにして製造した各種
飲料のうち、原料撹拌装置37で撹拌混合した原料と飲
料水とは、販売する飲料が氷入り飲料であれば、カップ
供給装置6から受け台7上に供給しアイスシュータ34
を介して製氷機32から粒状の氷をノズル33から予め
注入した容器4内に、この容器4および投入口48の上
面開口を通してノズル39から注入されて氷入り飲料と
なり、お客さんにより取出口22から取り出される。ま
た、カップ供給装置6から受け台7上に供給した容器4
内で原料と飲料水とを撹拌装置46で撹拌混合して調理
製造した飲料はそのままお客さんにより取出口22から
取り出される。なお、氷入り飲料は、容器4内の飲料の
各部、例えば上部と下部とが温度差を生じ易いので、原
料撹拌装置37で撹拌した飲料であっても、容器4内の
氷入り飲料各部の温度差を、容器4内で撹拌装置46に
より再度撹拌して無くしてから販売することもある。し
たがって、蓋47,駆動部12,案内棒13,腕木1
4,電動機15,撹拌羽根17および腕木19で構成し
た撹拌装置46で、容器4内にこの容器4および投入口
48の上面開口を通してそれぞれ直接供給した原料およ
び飲料水を撹拌混合するとき、撹拌混合される原料およ
び飲料水が、撹拌時に容器4外に飛沫となって飛び散る
のを容器4を覆う蓋47で防ぐことができる。また、ノ
ズル33,ノズル39などから吐出され投入口48およ
び容器4の上面開口を通してこの容器4内に注入される
原料および飲料水は、投入口48の円錐面状内面に沿い
かつこの内面上を、図1(C)では直線を、また図1
(D)では渦巻き状の曲線を描きながら投入口48の中
心に向かって流れる。これにより、ノズル33,ノズル
39などから吐出される際の流速を十分減速して原料お
よび飲料水を容器4内に注入供給できる。そのため、こ
の原料および飲料水が容器4内面若しくは、この容器4
内に注入された原料および飲料水と衝突して跳ね返るこ
とはなく、容器4内から飛び出して容器4の周囲の受け
台7などの機体3内に飛び散ることもない。
【0018】
【発明の効果】この発明によれば、カップなどの上面が
開口する容器に入れて販売される各種飲料の、この容器
内にそれぞれ直接供給されかつ機体内に備えられた撹拌
装置で前記容器の上面開口を蓋で覆い撹拌混合して調理
製造される、粒状,粉末状,液状などの原料および、
湯,冷水,炭酸水,氷などにした飲料水を通す、上下両
面に開口する漏斗状の投入口を前記蓋に具備したので、
容器内に注入供給される際に、この容器の内面あるいは
容器内の原料および飲料水に衝突し跳ね返った原料およ
び飲料水が、この容器内から飛び出すのを蓋で阻止でき
るとともに、漏斗状の投入口の円錐状内面に付着する原
料などを容易に洗浄除去できる。
【0019】また、上記に加え、液状の原料および湯,
冷水,炭酸水,氷などの飲料水をそれぞれ先端から吐出
する、この先端を投入口内に向けたノズルを、前記先端
の水平方向の向きを前記投入口の中心若しくはこの中心
から少しずれた方向に向けてこの投入口の上縁に沿い配
列するものとしたので、ノズルから吐出された液状の原
料および飲料水が投入口を通して容器内から飛び出さな
いようにできる。
【0020】さらに、上記に加え、投入口が蓋に一体成
形されるものとしたので、撹拌装置を少ない部品点数で
簡素に構成できる。その結果、容器内に注入した原料と
飲料水とを、この原料と飲料水とがその注入時および撹
拌時を問わず容器外に飛び散ったりせずに容器内で撹拌
できる撹拌装置を簡素に構成でき、ことにより、飛び散
った原料および飲料水で受け台内が汚れて不衛生になる
ことなくなり、受け台内を常に清潔に保つことができる
ととともに、原料が付着した、投入口の円錐状内面も手
間をかけずに容易に洗浄でき、かつ氷入り飲料でも各部
の温度差が無い高品質の飲料にすることができるという
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一つの実施例のカップ式自動販売機
の撹拌装置の構成を示し、(A)が部分縦断面要部正面
図、(B)が(A)のノズルと投入口との位置関係を示
す、前方斜上から見た拡大斜視図、(C)が(B)のノ
ズルと投入口との一つの位置関係を示す平面図、(D)
は(B)のノズルと投入口との異なる位置関係を示す平
面図
【図2】この発明の対象となるカップ式自動販売機の内
部構成を示す、ケースの前面開口を覆う扉を開放した状
態の正面図
【図3】従来のカップ式自動販売機の撹拌装置の構成を
示す部分縦断面要部正面図
【符号の説明】
1 ケース 2 扉 3 機体 4 容器 5 シュータ 6 カップ供給装置 7 受け台 8 支持体 9 撹拌装置 10 プーリ 11 ベルト 12 駆動部 13 案内棒 14 腕木 15 電動機 16 回転軸 17 撹拌羽根 18 孔部 19 腕木 20 蓋 21 ノズル 22 取出口 23 水道管 24 バルブ 25 貯水槽 26 給水ポンプ 27 給水装置 28 電磁バルブ 29 給水ホース 30 湯供給装置 31 冷水槽 32 製氷機 33 ノズル 34 アイスシュータ 35 電磁バルブ 36 給湯ホース 37 原料撹拌装置 38 飲料ホース 39 ノズル 40 原料箱 41 原料シュータ 42 原料容器 43 ボンベ 44 減圧弁 45 ガス供給装置 46 撹拌装置 47 蓋 48 投入口

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各種飲料を、この飲料の粒状,粉末状,液
    状などの原料と、湯,冷水,炭酸水,氷などにした飲料
    水とを機体内に備えた撹拌装置で撹拌混合して調理製造
    しカップなどの上面が開口する容器に入れて販売するカ
    ップ式自動販売機の撹拌装置であって、前記撹拌装置が
    前記容器内にそれぞれ直接供給された前記原料と前記飲
    料水とを前記容器の上面開口を蓋で覆って撹拌混合する
    カップ式自動販売機の撹拌装置において、前記原料およ
    び前記飲料水を通す、上下両面に開口する漏斗状の投入
    口を前記蓋に具備したことを特徴とするカップ式自動販
    売機の撹拌装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のカップ式自動販売機の撹拌
    装置において、液状の原料および湯,冷水,炭酸水,氷
    などの飲料水をそれぞれ先端から吐出する、この先端を
    投入口内に向けたノズルを、前記先端の水平方向の向き
    を前記投入口の中心若しくはこの中心から少しずれた方
    向に向けてこの投入口の上縁に沿い配列したカップ式自
    動販売機の撹拌装置。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2記載のカップ式自
    動販売機の撹拌装置において、投入口が蓋に一体成形さ
    れたカップ式自動販売機の撹拌装置。
JP18273492A 1992-07-10 1992-07-10 カップ式自動販売機の撹拌装置 Pending JPH0628572A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021178956A1 (en) * 2020-03-06 2021-09-10 Smoodi, Inc. Self-cleaning automated blended drink machine

Cited By (2)

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EP4114236A4 (en) * 2020-03-06 2024-03-13 Smoodi Inc SELF-CLEANING AUTOMATED MIXED DRINKS MACHINE

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