JP2004272418A - 社会保険番号管理方法 - Google Patents

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健二 島村
Katsutoshi Uno
勝利 宇野
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Abstract

【課題】事業所の一部又は全部の統合や従業員の転勤などにより、その従業員についての社会保険業務を執行する事業所が変更された場合であっても、従業員の社会保険番号を効率的に管理することができる社会保険番号管理方法を、提供する。
【解決手段】各従業員についての情報を記憶するための人事マスタ26には、事業所に関しては、個々の従業員が所属する事業所を識別するための所属事業所コードが登録されるだけであって、個々の従業員についての法定の納付金を納付する事業所を識別するための納付事業所識別情報は登録されていない。この納付事業所識別情報は、事業所マスタ27において、所属事業所コードに対応付けて記憶されている。ある従業員が所属する事業所を移動した場合には、人事マスタ26に登録されている当該従業員の従業員識別情報に対応付けられている所属事業所コードを異動先事業所のものに変更する。
【選択図】 図10

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各事業所が従業員に付与する社会保険番号を一括して管理するための社会保険番号管理方法に、関する。
【0002】
【従来の技術】
我が国では、民間企業,国及び地方公共団体,並びに、それらの関連法人及び関連団体の雇用者は、多数の従業員を使用している場合には、原則的に、全ての従業員を、健康保険及び厚生年金保険に加入させねばならず、また、各従業員の社会保険に係る業務を事業所単位で管理するように、義務づけられている。(健康保険法第13条及び厚生年金保健法第9条)。そして、このような雇用者は、社会保険庁の窓口としての業務、すなわち、全ての従業者から健康保険料や厚生年金料の徴収するという社会保険業務を、執り行わねばならない。なお、従業員から徴収すべき金銭や従業員に支払うべき金銭の管理をする方法及びシステムについては、既に、各社から多数開示されている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
上記雇用者の各事業所は、その所在地域を管轄する社会保険事務所との間で従業者の情報を共有するために、その事業所内で一意な社会保険番号(健康保険被保険者証番号および年金整理番号)を、管理すべき従業員に対して付与している。この社会保険番号は、社会保険庁からの行政指導により、通常、従業員の入社順の連続番号にて作成されている。
【0004】
そして、上記雇用者が、都合により、事業所の一部又は全部を管轄社会保険事務所の異なる事業所へ統合する場合、社会保険業務上、その一部又は全部の事業所に今まで配属していた従業員の社会保険番号は破棄され、各従業員には、統合先の事業所から新たな社会保険番号が付与される。このとき各従業員に対して付番される番号は、既に管理している従業員に社会保険番号として付与されている最大番号の後に続く連続番号とされる。
【0005】
また、従業員が、転勤により、今までいた事業所とは管轄社会保険事務所の異なる事業所に、配属された場合には、社会保険業務上、元の事業所側でその従業員の社会保険の資格を一旦喪失させ、新たな事業所側でその従業員に社会保険の資格を直ちに取得させるという形態が、採られている。このときは、新たな事業所では、新規の資格取得となるので、この従業員に今まで付与されていた社会保険番号は破棄され、従業員には、配属先の事業所から新たな社会保険番号が付与されることになる。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−049727号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従業員の配属する事業所が替わった際にその従業員に社会保険番号を自動的に付与するためのシステムは、依然として、開発されていない。このため、上述したような従業員の社会保険料を管理するための従来のシステムにおいては、その担当者が、記録装置に記録されている管理テーブル内の各従業員の社会保険番号を手作業にて書き換えるしかなかった。このような手作業による書き換え作業に因ると、重複付番をしてしまう可能性があり、特に、部署移動が集中する年度末には、このような重複付番の可能性が高まるという問題があった。なお、重複付番をしたときには、担当者は、その事業所が管理する全従業員についての番号の見直しをせねばならなかったため、上述したような問題の無い社会保険番号の管理手法及びシステムが、求められている。
【0008】
そこで、本発明の課題は、事業所の一部又は全部の統合や従業員の転勤などにより、その従業員についての社会保険業務を執行する事業所が変更された場合であっても、従業員の社会保険番号を効率的に管理することができる社会保険番号管理方法を、提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明による社会保険番号管理方法は、以下のような構成を採用した。
【0010】
すなわち、本発明による社会保険番号管理方法は、記憶手段を有し、同一の雇用者に属する多数の事業所にそれぞれ配属されている各従業員の社会保険番号を管理する管理システムが行う社会保険番号管理方法であって、前記管理システムは、前記記憶手段に対し、前記従業員の社会保険番号と、前記従業員の所属する所属事業所を識別するための事業所識別情報と、前記従業員が前記所属事業所に配属された日付とを対応付けたレコードを、多数記録し、前記従業員の社会保険業務を管轄する管轄事業所を識別するための管轄識別情報と、前記事業所識別情報とを対応付けて記録し、且つ、前記管轄事業所識別情報と、前記管轄事業所が管理する全ての従業員に対して付与されている社会保険番号のうちの最大の番号の次に大きい番号とを対応付けて記録しておき、前記レコードの抽出条件として何れかの日付をクライアント装置から通知された場合には、前記記憶手段が記録している多数のレコードのなかから、その日付と同じ日付を持つレコードを特定し、特定した前記各レコードの事業所識別情報をそれに対応する管轄事業所識別情報に置換し、前記各レコードを同じ管轄事業所識別情報を持つもの同士に分割するとともに、同じ管轄事業所識別情報を持つレコード群内においては各レコードを日付の順に順位を付け、互いに同じ管轄事業所識別情報を持つレコード群ごとに、その管轄事業所識別情報に対応する番号を前記記憶手段から読み出すとともにその番号から昇順に連続する各番号を上記順位に従って各レコードに順に割り当てる処理を行い、前記各レコードに割り当てられた番号にて前記記憶手段内の該当するレコードの社会保険番号を更新することを、特徴としている。
【0011】
このように構成されると、サーバ装置がクライアント装置から抽出条件としての日付を受けた場合に、その日付と同じ日付を持つレコードが記録装置内から抽出され、抽出された前記各レコードの事業所識別情報がそれに対応する管轄事業所識別情報に置換され、前記各レコードが同じ管轄事業所識別情報を持つもの同士に分割され、同じ管轄事業所識別情報を持つレコード群内においては各レコードには日付の順に順位が付けられる。さらに、互いに同じ管轄事業所識別情報を持つレコード群ごとに、その管轄事業所識別情報に対応する番号を記録装置から読み出すとともにその番号から昇順に連続する各番号を上記順位に従って各レコードに順に割り当てる処理が行われ、最終的に、各レコードに割り当てられた番号にて記録装置内の該当するレコードの社会保険番号が更新される。このため、転勤や事業所統合により従業員の管轄事業所が替わった場合に、記憶手段内におけるその従業員についてのレコードの事業所識別情報及び日付を適宜書き換え、クライアント装置を通じてサーバ装置へ抽出条件を通知しておけば、重複付番をすることなく、その従業員の社会保険番号を更新することができる。その結果、従業員の社会保険番号を効率的に管理することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。
【0013】
図1は、本発明が適用されたコンピュータネットワークシステムを概略的に示す構成図である。この図1に示されるように、このコンピュータネットワークシステムは、クライアント装置10とサーバ装置20とを備えており、これら装置10,20は、ネットワークNを構成するネットワーク回線(専用線)を介して互いに接続されている。このコンピュータネットワークシステムは、同一の雇用者に属する多数の事業所間を繋ぐネットワークシステムとして構築されており、サーバ装置20は、中心となる事業所(一般に本社)の担当部署(例えば人事部や総務部)に設置されている。また、クライアント装置10は、その他の事業所(例えば、支社,支店,営業所,工場,研究所,及び流通センター)の担当部署に配置されている。なお、図1においては、クライアント装置10は1台のみしか図示されていないが、このクライアント装置10は、上述のように各事業所に配置されるので、実際には、複数台存在する。
【0014】
図2は、クライアント装置10及びサーバ装置20の内部を概略的に示す構成図である。クライアント装置10は、ネットワーク接続機能を有するコンピュータである。具体的には、クライアント装置10は、CPU[Central Processing Unit]10a,RAM[Random Access Memory]10b,表示装置10c,入力装置10d,通信アダプタ10e,及び記録装置10fを、備えており、これらハードウエア10a〜10fは、互いにバスBによって接続されている。これらのうち、CPU10aは、このクライアント装置10全体を制御する中央処理装置である。RAM10bは、CPU10aが各種プログラムを実行するに際しての作業領域が展開される主記憶装置である。表示装置10cは、CPU10aが各種プログラムを実行することによって生成された各種画面を表示する表示手段としての装置であり、具体的には液晶ディスプレイやブラウン管ディスプレイである。入力装置10dは、オペレータからの入力を受け付ける入力手段としての装置であり、具体的にはキーボードやマウスである。通信アダプタ10eは、ネットワーク回線とのインターフェースをなす通信装置である。記録装置10fは、CPU10aによって読み出されて実行されるプログラムを、格納している。この記録装置10fが格納しているプログラムには、通信アダプタ10eを介してサーバ装置20との間で情報通信を行うための機能を有する端末プログラム11が、含まれている。この端末プログラム17は、サーバ装置20から得られた情報を表示装置10cや図示せぬプリンタ等の出力装置に出力させる機能や、図7及び図10を参照しながら後述する処理内容を実行するための機能をも、有している。
【0015】
一方、サーバ装置20は、データサーバとして用いられるコンピュータである。具体的には、サーバ装置20は、CPU20a,RAM20b,表示装置20c,入力装置20d,通信アダプタ20e,FDD[Flexible Disc Drive]20f,CDD[Compact Disc Drive]20g,及び記録装置20hを、備えており、これらハードウエア20a〜20hは、互いにバスBによって接続されている。これらのうち、CPU20aは、このサーバ装置20全体を制御する中央処理装置である。RAM20bは、CPU20aが各種プログラムを実行するに際しての作業領域が展開される主記憶装置である。表示装置20cは、表示手段としての装置である。入力装置20dは、入力手段としての装置である。通信アダプタ20eは、ネットワーク回線とのインターフェースをなす通信装置である。FDD20f及びCDD20gは、コンピュータ可読媒体であるフレキシブルディスクやコンパクトディスクに対してデータやプログラムを読み書きする装置である。FDD20f及びCDD20gによって各ディスクから読み出されたデータやプログラムは、記録装置20fにインストールされる。記録装置20hは、CPU20aによって読み出されて実行される各種プログラム及び各種データを、格納している。この記録装置20hが格納しているデータには、事業所マスタ21,人事マスタ22,番号管理マスタ23,及び前回情報テーブル24が、含まれている。また、この記録装置20hが格納しているプログラムには、業務プログラム25が、含まれている。以下、これらデータ21〜24及び業務プログラム25について、順に説明する。
【0016】
事業所マスタ21は、上記雇用者に属する全事業所についての情報を管理するためのデータベースである。図3は、この事業所マスタ21のデータ構造を説明するために作成された表である。この図3に示されるように、事業所マスタ21は、「事業所」,「事業所名」,「社会保険事業所」,「ユーザ業務1」,「ユーザ業務2」の項目欄からなるレコードを事業所毎に作成することによって、構成されている。「事業所」には、雇用者に属する全事業所をそれぞれ個別に識別するために雇用者によって各事業所に付与されている事業所コードが、記録される。「事業所名」には、各事業所の名称が記録される。「社会保険事業所」には、各事業所の社会保険業務(従業員からの保険料の徴収,及び、各地域の社会保険事務所を介した社会保険庁への保険料の納付)を代行している事業所の事業所コードが、記録される。但し、社会保険業務を自前で行っていて他の事業所に代行されていない事業所の場合、この「社会保険事業所」は、空欄(図3ではハイフンにて示されている)となる。以下では、社会保険業務を執り行う事業所を、社会保険管轄事業所という。また、説明のため、社会保険管轄事業所の事業所コードを、管轄事業所コードという。「ユーザ業務1」及び「ユーザ業務2」には、上記雇用者の本社担当部署が任意に設定した情報が、記録される。なお、この事業所マスタ22において、「ユーザ業務」の個数は、任意の個数に増減しても良い。
【0017】
人事マスタ22は、上述した雇用者に使用されている全従業員の社会保険についての情報を管理するためのデータベースである。図4は、この人事マスタ22のデータ構造を説明するために作成された表である。この図4に示されるように、人事マスタ22は、「社員番号」,「所属事業所」,「健康保険証番号」,「厚生年金整理番号」,及び「資格取得日付」の項目欄(フィールド)からなるレコードを従業員毎に作成することによって、構成されている。これらのうち、「社員番号」には、全従業員をそれぞれ個別に識別するために雇用者によって各従業員に付与されている社員番号が、記録される。「所属事業所」には、各従業員が所属する事業所の事業所コードが、記録される。以下、説明のため、この事業所コードを、所属事業所コードという。「健康保険証番号」には、社会保険管轄事業所が社会保険業務を行うべき全従業員(つまり、自己の事業所と代行中の事業所とに所属する全従業員)をそれぞれ個別に識別するためにその社会保険管轄事業所によって各従業員に付与されている健康保険被保険者証番号(以下、健康保険証番号と略記する)が、記録される。なお、本実施形態では、この健康保険証番号は、六桁の番号となっている。「厚生年金整理番号」には、社会保険管轄事業所が社会保険業務を行うべき全従業員をそれぞれ個別に識別するためにその社会保険管轄事業所から各従業員に付与された年金整理番号が、記録される。なお、本実施形態では、年金整理番号も、六桁の番号である。また、実際の社会保険業務においては、年金整理番号は、健康保険証番号と同じものが使われることが多く、本実施形態においてもその場合がある。「資格取得日付」には、社会保険業務上において各従業員が所属事業所に就職したとして取り扱われる日付(つまりその事業所に配属された日付)が、記録される。ところで、「健康保険証番号」及び「厚生年金整理番号」は、後述する業務プログラム25を実行する前において、空欄となっていることがあるが、これについては、後述する。また、実際の社会保険業務では、健康保険証番号及び年金整理番号は、社会保険事務所から付与される記号(つまり社会保険事務所の名称と数字又はアルファベットとの組み合わせからなるいわゆる事業所コード、但し上記の事業所コードとは異なる)と組み合わされて運用されているが、本発明とは直接関係しないので、以下の説明では、その記号については言及しない。
【0018】
番号管理マスタ23は、各社会保険管轄事業所により各従業員に付与されている健康保険証番号及び年金整理番号のうちの最大の番号を管理するためのデータベースである。図5は、この番号管理マスタ23のデータ構造を説明するために作成された表である。この図5に示されるように、番号管理マスタ23は、「事業所」,「健康保険証番号」及び「厚生年金整理番号」の項目欄からなるレコードを事業所毎に作成することによって、構成されている。「事業所」には、各事業所の事業所コードが、記録される。「健康保険証番号」には、その社会保険管轄事業所が自己の事業所及び代行中の事業所の各従業員に対して付与している各健康保険証番号のうちの最大のものが、記録される。また、「厚生年金整理番号」にも、「健康保険証番号」と同様に、社会保険管轄事業所が各従業員に付与している各年金整理番号のうちの最大のものが、記録される。なお、事業所が社会保険管轄事業所でない場合には、その事業所が従業員に付与している健康保険証番号及び年金整理番号が存在しないので、「健康保険証番号」及び「厚生年金整理番号」は、空欄(図5ではハイフンにて示されている)となる。
【0019】
前回情報テーブル24は、後述する業務プログラム25を実行中のサーバ装置20がクライアント装置10から受け付けた処理条件を次のプログラム25の実行時まで記録しておくためのテーブルである。図6は、この前回情報テーブル24を説明するために作成された表である。この図6に示されるように、前回情報テーブル24は、「健康保険証番号」,「厚生年金整理番号」,「指定範囲始期」及び「指定範囲終期」の項目欄からなるレコードを一つだけ作成することによって、構成されている。「健康保険証番号」には、数字の“0”又は“1”が、記録される。なお、このうちの“1”は、業務プログラム25を直前に実行した際にクライアント装置10から受け付けた処理条件の中に「所定の従業員への健康保険証番号の付番」の指定があったことを示し、“0”は、その指定が無かったことを示す。「厚生年金整理番号」には、数字の“0”,“1”,又は“2”が、記録される。なお、このうちの“1”は、業務プログラム25を直前に実行した際にクライアント装置10から受け付けた処理条件の中に「所定の従業員への年金整理記号の付番」の指定があったことを示し、“0”は、その指定が無かったことを示す。さらに、“2”は、「健康保険証番号と同じ番号を年金整理記号として所定の従業員へ付番」の指定があったことを示す。「指定範囲始期」及び「指定範囲終期」には、業務プログラム25を直前に実行した際にクライアント装置10から受け付けた処理条件に含まれていた「従業員の抽出条件」としての期間の始期及び終期の日付が、それぞれ記録される。
【0020】
業務プログラム25は、CPU20aに対し、通信アダプタ20eを介して各クライアント装置10との間で通信を行わせ、各クライアント装置10によって指定された処理条件に従って人事マスタ22から幾つかのレコードを抽出させ、抽出された各レコード中に健康保険証番号及び/又は年金整理番号を上書き更新又は新規設定するという変更を行わせ、その変更を人事マスタ21内に反映させるプログラムである。
【0021】
以下、以上のように構成されるコンピュータネットワークシステムにおいて実行される処理について説明する。
【0022】
まず、クライアント装置10のオペレータが、その入力装置10dを操作して、端末プログラム11を起動させると、端末プログラム11が、通信アダプタ10eを利用してサーバ装置20にアクセスする。すると、サーバ装置20では、このアクセスをトリガーとして、業務プログラム25がCPU20aによって読み込まれ、業務処理が開始される。図7は、この業務処理の内容を示すフローチャートである。
【0023】
業務処理の開始後、最初のS101では、CPU20aは、メニュー画面を表示させるための画面データをクライアント装置10へ送信し、端末プログラム11による機能を通じてクライアント装置10の表示装置10cにメニュー画面を表示させる。図8は、このメニュー画面の画面例である。この図8に示されるように、メニュー画面31には、人事,給与,及び納税などの人事業務の種類に応じた多数のボタンが、含まれている。その多数のボタンのうちの一つが、人事マスタ22内の幾つかのレコードの健康保険証番号及び/又は年金整理番号を変更する必要がある場合にオペレータによってクリックされるボタン31aである。以下では、その他のボタンがクリックされた場合に実行される処理については説明せず、ボタン32aがクリックされた場合に実行される処理について、S102以降において説明する。なお、オペレータは、ボタン32aをクリックする前に、以下の作業をしておく必要がある。その作業とは、オペレータは、新規に従業員を採用した場合には、その採用を開始した従業員の社員番号,所属事業所コード,資格取得日付からなるレコードを人事マスタ22に追加し、転職や事業所の統合により従業員が別の社会保険管轄事業所に管理されることとなった場合には、その従業員の「所属事業所」及び「資格取得日付」に新たな所属事業所コード及び配属日付を上書きしておく。従って、従業員を新規採用した際に、この作業が行われると、図4に示されるように、「健康保険証番号」及び「厚生年金整理番号」が空欄であるレコードが、人事マスタ22上に作成されることとなる。このような作業を事前に行った上で、オペレータが、クライアント装置10の入力装置10dを操作して、メニュー画面31のボタン31aをクリックすると、ボタン31aがクリックされた旨が、サーバ装置20へ送信される。
【0024】
なお、CPU20aは、クライアント装置10の表示装置10cにメニュー画面31を表示させた後、処理をS101からS102へ進め、メニュー画面31内のボタン31aがクリックされた旨がクライアント装置10から送られてくるまで、待機している。そして、CPU20aは、その旨がクライアント装置10から送られてくると、処理をS103へ進める。
【0025】
S103では、CPU20aは、前回情報テーブル24内のレコードをRAM20bに読み出し、処理をS104へ進める。
【0026】
S104では、CPU20aは、処理条件入力画面を表示させるための画面データに、S103において読み出したレコードに基づく情報を追加し、その後、その画面データをクライアント装置10へ送信し、端末プログラム11による機能を通じてクライアント装置10の表示装置10cに処理条件入力画面を表示させる。図9は、この処理条件入力画面の画面例である。この図9に示されるように、処理条件入力画面32には、第1乃至第3のチェックボックス32a〜32cと二つのテキストボックス32d,32eが、含まれている。このうち、二つのテキストボックス32d,32eは、処理対象となる従業員のレコードを人事マスタ22から抽出する際の抽出条件としての期間の始期及び終期の日付が入力されるテキストボックスである。なお、この処理条件入力画面32がクライアント装置10の表示装置10cに表示された場合には、前回情報テーブル24に記録されていた期間の直後の期間(例えば一週間)の始期及び終期の日付が、自動的に設定されるようになっている。但し、オペレータは、このテキストボックス32d,32eに自動的に設定されている始期及び終期の日付に、その始期の日付以後の任意の日付を上書きすることができる。また、処理条件入力画面32の第1乃至第3のチェックボックス32a〜32cのうち、第1のチェックボックス32aは、所定の抽出条件によって人事マスタ22から抽出された各レコードに健康保険証番号を追加又は変更する場合にオペレータによってチェックされるチェックボックスである。また、第2のチェックボックス32bは、所定の抽出条件によって人事マスタ22から抽出された各レコードに年金整理番号を追加又は変更する場合にオペレータによってチェックされるチェックボックスである。さらに、第3のチェックボックス32cは、年金整理番号を追加又は変更するときに健康保険証番号と一致させる場合にオペレータによってチェックされるチェックボックスである。なお、この処理条件入力画面32がクライアント装置10の表示装置10cに表示された場合には、前回情報テーブル24に記録されていた“0”,“1”,及び“2”に従って、各チェックボックス32a〜32cに自動的にチェックマークが設定されるようになっている。具体的には、前回情報テーブル24の「健康保険証番号」に“1”が記録されていた場合にのみ、第1のチェックボックス32aにチェックマークが設定され、“0”が記録されていた場合にはこの第1のチェックボックス32aにはチェックマークが設定されない。また、前回情報テーブル24の「厚生年金整理番号」に“0”が記録されていた場合には、第2及び第3のチェックボックス32b,32cの両方にチェックマークが設定されず、“1”が記録されていた場合には第2のチェックボックス32bだけに、“2”が記録されていた場合には第3のチェックボックス32cだけに、チェックマークが設定される。但し、オペレータは、これらのチェックボックス32a〜32cに自動的に設定されたチェックマークのオンオフを、任意に変換することができるが、第3のチェックボックス32cには、第1のチェックボックス32aにチェックマークが設定されていないと、チェックマークを入力できないようになっている。さらに、この処理条件入力画面32には、各ボックス32a〜32eに情報が入力された後にオペレータによってクリックされる実行ボタン32fと、これらに入力された情報を一旦消去するためのキャンセルボタン32gも、示されている。そして、オペレータが、クライアント装置10の入力装置10dを操作することによって、任意のチェックボックス32a〜32cにチェックマークを入力し、人事マスタ22から抽出したいレコードの資格取得日付が含まれる期間の始期及び終期を抽出条件としてテキストボックス32d,32eに入力して、実行ボタン30fをクリックすると、実行ボタン30fがクリックされた旨とともに、各ボックス32a〜32eに入力された情報が、サーバ装置20へ送信される。
【0027】
なお、CPU20aは、クライアント装置10の表示装置10cに処理条件入力画面32を表示させた後、処理をS104からS105へ進め、処理条件入力画面32内の実行ボタン32fがクリックされた旨がクライアント装置10から送られてくるまで、待機している。そして、CPU20aは、その旨がクライアント装置10から送られてくると、処理をS106へ進める。
【0028】
S106では、CPU20aは、クライアント装置10から送られてきた抽出条件により特定される期間内に資格取得日付を持つレコードを、人事マスタ22から抽出し、RAM20b上に作成されたワークテーブル内に、抽出したレコードを格納する。
【0029】
次のS107では、CPU20aは、ワークテーブル内の各レコードに含まれる所属事業所コードに対応する管轄事業所コードを、事業所マスタ21から順次読み出し、読み出した管轄事業所コードを、対応する所属事業所コードを持つレコードの新たなフィールド内に格納する。なお、レコード中の所属事業所コードに対応する管轄事業所コードがない場合(図3におけるハイフンの場合)には、そのレコード中の所属事業所コードと同じ事業所コードを、それに対応する管轄事業所コードとして、そのレコードの新たなフィールド内に格納する。
【0030】
次のS108では、CPU20aは、ワークテーブル内の各レコードを所定の順番にソートする。具体的には、CPU20aは、各レコードを所属事業所コード順にソートし、同じ所属事業所コード内では資格取得日付順にソートし、同じ資格取得日付内では社員番号順にソートする。
【0031】
次のS109では、CPU20aは、健康保険証番号と年金整理番号とを同じ番号にするように選択されているか否かを、判別する。つまり、CPU20aは、図9の処理条件入力画面32において第1及び第3のチェックボックス32a,32cの両方にチェックマークが設定されていたか否かを、判別する。そして、CPU20aは、健康保険証番号と年金整理番号とを同じ番号にするように選択されていなかった場合には、処理をS110へ進める。
【0032】
S110では、CPU20aは、「健康保険証番号の付番」が選択されているか否かを、判別する。つまり、CPU20aは、図9の処理条件入力画面32において第1のチェックボックス32aだけにチェックマークが設定されていたか否かを、判別する。そして、CPU20aは、「健康保険証番号の付番」が選択されていなかった場合には、処理をS112へ進め、「健康保険証番号の付番」が選択されていた場合には、処理をS111へ進める。
【0033】
S111では、CPU20aは、付番処理を実行する。図10は、この付番処理の内容を示すフローチャートである。
【0034】
付番処理の開始後、最初のS201では、CPU20aは、ワークテーブルの中から、最初の処理対象レコードを読み出す。
【0035】
次のS202では、CPU20aは、この時点でRAM20bに記録されている管轄事業所コードと処理対象レコード中の管轄事業所コードとが一致しているか否かを、判別する。そして、CPU20aは、管轄事業所コード同士が一致していた場合には、処理S205へ進め、管轄事業所コード同士が一致していなかった場合には、処理をS203へ進める。
【0036】
S203では、CPU20aは、この時点でRAM20b内に記録されている管轄事業所コード及び健康保険証番号に基づいて、番号管理マスタ23における当該管轄事業所コードと同じ事業所コードを持つレコードの「健康保険証番号」に当該健康保険証番号を上書きする。
【0037】
次のS204では、CPU20aは、処理対象レコード中の管轄事業所コードと同じ事業所コードに対応する健康保険証番号を番号管理マスタ23から読み出し、この時点でRAM20b内に記録されている健康保険証番号に上書きする。
【0038】
次のS205では、CPU20aは、この時点でRAM20b内に記録されている健康保険証番号が999999であるか否かを、判別する。そして、CPU20aは、健康保険証番号が999999でなかった場合には、処理をS206へ進め、健康保険証番号が999999であった場合には、処理をS207へ進める。
【0039】
S206では、CPU20aは、RAM20b内の健康保険証番号に1を追加して上書き更新し、処理をS208へ進める。
【0040】
S207では、CPU20aは、管轄事業所コードと同じ事業所コードを所属事業所コードとして持つレコードを人事マスタ22内から抽出し、更に、抽出したこれらレコードの中から、健康保険証番号の空き番号を一つ抽出し、抽出した健康保険証番号を、この時点でRAM20b内に記録されている健康保険証番号に上書きし、処理をS208へ進める。
【0041】
S208では、CPU20aは、ワークテーブル中の処理対象レコードの「健康保険証番号」に、RAM20b内に記録されている健康保険証番号を上書きする。
【0042】
次のS209では、CPU20aは、処理対象レコード中の管轄事業所コードを、この時点でRAM20b内に記録されている管轄事業所コードに上書きする。
【0043】
次のS210では、CPU20aは、ワークテーブル中に未処理のレコードが存在するか否かを、判別する。そして、未処理のレコードが存在していた場合には、CPU20aは、処理をS211へ進める。
【0044】
S211では、CPU20aは、ワークテーブル中の未処理のレコードのうち、次の処理対象レコードを読み出し、処理をS202へ戻す。
【0045】
S202〜S211の処理ループの実行中、ワークテーブル中に未処理のレコードが存在しなくなった場合には、CPU20aは、処理をS210から分岐させ、付番処理を終了し、図7のメインルーチンにおけるS112へ処理を進める。
【0046】
S112では、CPU20aは、「年金整理番号の付番」が選択されているか否かを、判別する。つまり、CPU20aは、図9の処理条件入力画面32において第2のチェックボックス32bだけにチェックマークが設定されていたか否かを、判別する。そして、CPU20aは、「年金整理番号の付番」が選択されていなかった場合には、処理をS115へ進め、「健康保険証番号の付番」が選択されていた場合には、処理をS113へ進める。
【0047】
S113では、CPU20aは、付番処理を実行する。なお、ここで実行される付番処理は、処理対象が年金整理番号であること以外は、図10に示した付番処理と同じである。つまり、上述した説明において健康保険証番号を年金整理番号と読み替えればよい。従って、ここでの付番処理の説明を省略する。この付番処理の実行後、CPU20aは、処理をS115へ進める。
【0048】
一方、S109において、健康保険証番号と年金整理番号とを同じ番号にするように選択されていた場合には、CPU20aは、処理をS114へ進める。
【0049】
S114では、CPU20aは、上述した付番処理とほぼ同様の付番処理を実行する。但し、ここで実行される付番処理では、ワークテーブル中の各レコードには、健康保険証番号と年金整理番号とが、一度に格納される。然も、各レコードに格納される年金整理番号が、同じレコードに格納される健康保険証番号と同じ番号に設定される。従って、それ以外の内容については、上述した付番処理と同じであるので、ここでの付番処理の説明を省略する。この付番処理の実行後、CPU20aは、処理をS115へ進める。
【0050】
S115では、CPU20aは、ワークテーブル内の全レコードを人事マスタ21に反映する。つまり、CPU20aは、ワークテーブル内の各レコードを、人事マスタ22において同じ社員番号を持つレコードに、それぞれ上書きする。
【0051】
次のS116では、CPU20aは、前回情報テーブル24内の情報を更新する。つまり、CPU20aは、S105において受信した処理条件の内容を、前回情報テーブル24内の処理条件の内容に、上書きする。例えば、図9の処理条件入力画面32において第1のチェックボックス32aにチェックマークが設定されていた場合には、前回情報テーブル24の「健康保険証番号」には“1”が上書き更新され、処理条件入力画面32において第3のチェックボックス32cにチェックマークが設定されていた場合には、前回情報テーブル24の「年金整理癌号」には“2”が上書き更新され、処理条件入力画面32においてテキストボックス32d,32eに日付が入力されていた場合には、前回情報テーブル24の「指定範囲始期」及び「指定範囲終期」にはそれらの日付がそれぞれ上書き更新される。
【0052】
次のS117では、CPU20aは、終了通知画面を表示させるための画面データをクライアント装置10へ送信し、端末プログラム11による機能を通じてクライアント装置10の表示装置10cに終了通知画面を表示させる。その後、CPU20aは、業務処理を終了する。
【0053】
以上に示したような業務処理がサーバ装置20において実行されるため、本実施形態のコンピュータネットワークシステムは、以下のような効果を奏する。
【0054】
すなわち、本実施形態では、雇用者の所定部署(例えば人事部や総務部)の担当者が、他の事業所に統合された事業所に配属されていた従業員や新たな事業所に転勤又は就職した従業員について、人事マスタ22におけるレコードの「所属事業所」及び「資格取得日付」を書き換えていた場合において、クライアント装置10のオペレータは、人事マスタ22において「所属事業所」及び「資格取得日付」が書き換えられているレコードの「健康保険証番号」及び「厚生年金整理番号」に対し、健康保険証番号及び年金整理番号を自動的に付番することができる。
【0055】
具体的には、オペレータは、入力装置10dを操作することによって、メニュー画面31を表示装置10cに表示させ(S101)、メニュー画面31のボタン31aをクリックすることにより、処理条件入力画面32を表示装置30cに表示させる(S102〜S104)。そして、オペレータは、健康保険証番号を付番する場合には、第1のチェックボックス32aにチェックマークを設定し、年金整理番号を付番する場合には、第2のチェックボックス32bにチェックマークを設定し、健康保険証番号と同じ番号を年金整理番号に付番する場合には、第1及び第3のチェックボックス32a,32cにチェックマークを設定する。続いて、オペレータが、健康保険証番号及び/又は年金整理番号を付番すべき従業員の資格取得日付が含まれる期間をテキストボックス32d,32eに入力した後、実行ボタン32fをクリックすると、サーバ装置20では、抽出条件である上記期間に含まれる資格取得日付を持つレコードを人事マスタ22から抽出して、ワークテーブルを作成する(S105,S106)。そして、サーバ装置20では、一般に行われている付番の方法と同じ方法となるように、ワークテーブル内がソートされ(S107,S108)、オペレータに指定された種類の番号の付番処理が実行される(S110〜S114)。この付番処理では、既に使われている番号のうちの最大のものに続く番号が、順次、従業員に付番され、最大の番号が999999に達した時点で、空き番号が探し出されて、更に従業員に付番される(S201〜S211)。
【0056】
従って、転勤や事業所統合により従業員の管轄事業所が替わった場合に、人事マスタ22におけるその従業員についてのレコードの所属事業所コード及び資格取得日付を適宜書き換え、クライアント装置10を通じてサーバ装置20へ抽出条件を通知しておけば、重複付番をすることなく、その従業員の社会保険番号を更新することができる。その結果、従業員の社会保険番号を効率的に管理することができる。
【0057】
(付記1)
記憶手段を有し、同一の雇用者に属する多数の事業所にそれぞれ配属されている各従業員の社会保険番号を管理する管理システムが行う社会保険番号管理方法であって、
前記管理システムは、
前記記憶手段に対し、前記従業員の社会保険番号と、前記従業員の所属する所属事業所を識別するための事業所識別情報と、前記従業員が前記所属事業所に配属された日付とを対応付けたレコードを、多数記録し、
前記従業員の社会保険業務を管轄する管轄事業所を識別するための管轄識別情報と、前記事業所識別情報とを対応付けて記録し、且つ、
前記管轄事業所識別情報と、前記管轄事業所が管理する全ての従業員に対して付与されている社会保険番号のうちの最大の番号の次に大きい番号とを対応付けて記録しておき、
前記レコードの抽出条件として何れかの日付をクライアント装置から通知された場合には、
前記記憶手段が記録している多数のレコードのなかから、その日付と同じ日付を持つレコードを特定し、特定した前記各レコードの事業所識別情報をそれに対応する管轄事業所識別情報に置換し、前記各レコードを同じ管轄事業所識別情報を持つもの同士に分割するとともに、同じ管轄事業所識別情報を持つレコード群内においては各レコードを日付の順に順位を付け、
互いに同じ管轄事業所識別情報を持つレコード群ごとに、その管轄事業所識別情報に対応する番号を前記記憶手段から読み出すとともにその番号から昇順に連続する各番号を上記順位に従って各レコードに順に割り当てる処理を行い、
前記各レコードに割り当てられた番号にて前記記憶手段内の該当するレコードの社会保険番号を更新する
ことを特徴とする社会保険番号管理方法。
【0058】
(付記2)
前記管理システムは、前記各レコードに番号を順に割り当てる際に、その番号が所定の最大値に達したときには、前記記憶手段内の全レコードが持つ社会保険番号の中から未使用の番号を探し出して、その番号を残りのレコードに割り当てる
ことを特徴とする付記1記載の社会保険番号管理方法。
【0059】
(付記3)
前記社会保険番号は、健康保険被保険者証番号及び年金整理番号である
ことを特徴とする付記1又は2記載の社会保険番号管理方法。
【0060】
(付記4)
前記管理システムが前記クライアント装置から通知される抽出条件には、前記健康保険被保険者証番号及び前記年金整理番号の何れか一方又は両方を指定する指定情報が、含まれ、
前記管理システムが、抽出条件に含まれる指定情報に従って、前記記憶手段内のレコードの健康保険被保険者証番号及び/又は年金整理番号を更新する
ことを特徴とする付記3記載の社会保険番号管理方法。
【0061】
(付記5)
前記管理システムが前記クライアント装置から通知される抽出条件には、前記健康保険被保険者証番号及び前記年金整理番号を同じ番号とする指定情報が、含まれ、
前記管理システムが、抽出条件に含まれる指定情報に従って、前記健康保険被保険者証番号及び前記年金整理番号を同じ番号にしつつ前記記憶手段内のレコードを更新する
ことを特徴とする付記3記載の社会保険番号管理方法。
【0062】
(付記6)
同一の雇用者に属する多数の事業所にそれぞれ配属されている各従業員の社会保険番号と、前記従業員の所属する所属事業所を識別するための事業所識別情報と、前記従業員が前記所属事業所に配属された日付とを対応付けたレコードを、多数記録し、
前記従業員の社会保険業務を管轄する管轄事業所を識別するための管轄識別情報と、前記事業所識別情報とを対応付けて記録し、且つ、
前記管轄事業所識別情報と、前記管轄事業所が管理する全ての従業員に対して付与されている社会保険番号のうちの最大の番号の次に大きい番号とを対応付けて記録している記録装置
に接続可能で、ネットワークを介して一つ又は多数のクライアント装置と通信可能なコンピュータに対し、
前記レコードの抽出条件として何れかの日付を前記クライアント装置から通知された場合には、前記記録装置内の多数のレコードのなかから、その日付と同じ日付を持つレコードを特定させ、
特定した前記各レコードの事業所識別情報をそれに対応する管轄事業所識別情報に置換させ、
前記各レコードを同じ管轄事業所識別情報を持つもの同士に分割させるとともに、同じ管轄事業所識別情報を持つレコード群内においては各レコードを日付の順に順位を付けさせ、
互いに同じ管轄事業所識別情報を持つレコード群ごとに、その管轄事業所識別情報に対応する番号を前記記録装置から読み出すとともにその番号から昇順に連続する各番号を上記順位に従って各レコードに順に割り当てる処理を行わせ、
前記各レコードに割り当てた番号にて前記記録装置内の該当するレコードの社会保険番号を更新させる
処理を実行させるための社会保険番号管理プログラム。
【0063】
(付記7)
同一の雇用者に属する多数の事業所にそれぞれ配属されている各従業員の社会保険番号と、前記従業員の所属する所属事業所を識別するための事業所識別情報と、前記従業員が前記所属事業所に配属された日付とを対応付けたレコードを、多数記録し、
前記従業員の社会保険業務を管轄する管轄事業所を識別するための管轄識別情報と、前記事業所識別情報とを対応付けて記録し、且つ、
前記管轄事業所識別情報と、前記管轄事業所が管理する全ての従業員に対して付与されている社会保険番号のうちの最大の番号の次に大きい番号とを対応付けて記録している記録装置
と接続可能で、ネットワークを介して一つ又は多数のクライアント装置と通信可能なコンピュータに対し、
前記レコードの抽出条件として何れかの日付を前記クライアント装置から通知された場合には、前記記録装置内の多数のレコードのなかから、その日付と同じ日付を持つレコードを特定させ、
特定した前記各レコードの事業所識別情報をそれに対応する管轄事業所識別情報に置換させ、
前記各レコードを同じ管轄事業所識別情報を持つもの同士に分割させるとともに、同じ管轄事業所識別情報を持つレコード群内においては各レコードを日付の順に順位を付けさせ、
互いに同じ管轄事業所識別情報を持つレコード群ごとに、その管轄事業所識別情報に対応する番号を前記記録装置から読み出すとともにその番号から昇順に連続する各番号を上記順位に従って各レコードに順に割り当てる処理を行わせ、
前記各レコードに割り当てた番号にて前記記録装置内の該当するレコードの社会保険番号を更新させる
処理を実行させるための社会保険番号管理プログラムを格納した
ことを特徴とするコンピュータ可読媒体。
【0064】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明によれば、事業所の一部又は全部の統合や従業員の転勤などにより、その従業員についての社会保険業務を執行する事業所が変更された場合であっても、従業員の社会保険番号を効率的に管理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態であるコンピュータネットワークシステムを概略的に示す構成図
【図2】クライアント装置及びサーバ装置の内部を概略的に示す構成図
【図3】事業所マスタのデータ構造を示す表
【図4】人事マスタのデータ構造を示す表
【図5】番号管理マスタのデータ構造を示す表
【図6】前回情報テーブルのデータ構造を示す表
【図7】業務処理の内容を示すフローチャート
【図8】メニュー画面の画面例を示す説明図
【図9】処理条件入力画面の画面例を示す説明図
【図10】付番処理の内容を示すフローチャート
【符号の説明】
10 クライアント装置
10a CPU
10b RAM
10c 表示装置
10d 入力装置
10e 通信アダプタ
10f 記録装置
11 端末プログラム
20 サーバ装置
20a CPU
20b RAM
20c 表示装置
20d 入力装置
20e 通信アダプタ
20f FDD
20g CDD
20h 記録装置
21 事業所マスタ
22 人事マスタ
23 番号管理マスタ
24 前回情報テーブル
25 業務プログラム

Claims (5)

  1. 記憶手段を有し、同一の雇用者に属する多数の事業所にそれぞれ配属されている各従業員の社会保険番号を管理する管理システムが行う社会保険番号管理方法であって、
    前記管理システムは、
    前記記憶手段に対し、前記従業員の社会保険番号と、前記従業員の所属する所属事業所を識別するための事業所識別情報と、前記従業員が前記所属事業所に配属された日付とを対応付けたレコードを、多数記録し、
    前記従業員の社会保険業務を管轄する管轄事業所を識別するための管轄識別情報と、前記事業所識別情報とを対応付けて記録し、且つ、
    前記管轄事業所識別情報と、前記管轄事業所が管理する全ての従業員に対して付与されている社会保険番号のうちの最大の番号の次に大きい番号とを対応付けて記録しておき、
    前記レコードの抽出条件として何れかの日付をクライアント装置から通知された場合には、
    前記記憶手段が記録している多数のレコードのなかから、その日付と同じ日付を持つレコードを特定し、特定した前記各レコードの事業所識別情報をそれに対応する管轄事業所識別情報に置換し、前記各レコードを同じ管轄事業所識別情報を持つもの同士に分割するとともに、同じ管轄事業所識別情報を持つレコード群内においては各レコードを日付の順に順位を付け、
    互いに同じ管轄事業所識別情報を持つレコード群ごとに、その管轄事業所識別情報に対応する番号を前記記憶手段から読み出すとともにその番号から昇順に連続する各番号を上記順位に従って各レコードに順に割り当てる処理を行い、
    前記各レコードに割り当てられた番号にて前記記憶手段内の該当するレコードの社会保険番号を更新する
    ことを特徴とする社会保険番号管理方法。
  2. 前記管理システムは、前記各レコードに番号を順に割り当てる際に、その番号が所定の最大値に達したときには、前記記憶手段内の全レコードが持つ社会保険番号の中から未使用の番号を探し出して、その番号を残りのレコードに割り当てる
    ことを特徴とする請求項1記載の社会保険番号管理方法。
  3. 前記社会保険番号は、健康保険被保険者証番号及び年金整理番号である
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の社会保険番号管理方法。
  4. 前記管理システムが前記クライアント装置から通知される抽出条件には、前記健康保険被保険者証番号及び前記年金整理番号の何れか一方又は両方を指定する指定情報が、含まれ、
    前記管理システムが、抽出条件に含まれる指定情報に従って、前記記憶手段内のレコードの健康保険被保険者証番号及び/又は年金整理番号を更新する
    ことを特徴とする請求項3記載の社会保険番号管理方法。
  5. 前記管理システムが前記クライアント装置から通知される抽出条件には、前記健康保険被保険者証番号及び前記年金整理番号を同じ番号とする指定情報が、含まれ、
    前記管理システムが、抽出条件に含まれる指定情報に従って、前記健康保険被保険者証番号及び前記年金整理番号を同じ番号にしつつ前記記憶手段内のレコードを更新する
    ことを特徴とする請求項3記載の社会保険番号管理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016122245A (ja) * 2014-12-24 2016-07-07 株式会社富士通マーケティング 情報処理装置、個人番号特定方法および個人番号特定プログラム
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