JP2002063363A - 保険契約情報管理システム及び顧客インデックス作成方法 - Google Patents

保険契約情報管理システム及び顧客インデックス作成方法

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JP2002063363A
JP2002063363A JP2000252183A JP2000252183A JP2002063363A JP 2002063363 A JP2002063363 A JP 2002063363A JP 2000252183 A JP2000252183 A JP 2000252183A JP 2000252183 A JP2000252183 A JP 2000252183A JP 2002063363 A JP2002063363 A JP 2002063363A
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customer
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corporate
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Katsuchika Takahashi
克誓 高橋
Yasunobu Nishimura
育修 西村
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Daido Life Insurance Co
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Daido Life Insurance Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 顧客の特定精度を向上し、顧客及び契約情報
を一元的に管理する生命保険契約情報の管理手段を提供
する。 【解決手段】入力装置、表示装置、データ処理装置、記
録装置からなり、データ処理装置が入力された検索情報
を基に記録装置を検索し、契約情報を表示装置に表示す
る保険契約情報管理システムであって、前記記録装置
は、個別の保険契約内容及び保険契約に付された証券番
号を記録する契約内容ファイルと、顧客及び証券番号の
検索のためのインデックス部とを備え、該インデックス
部は、顧客番号及び顧客を特定する情報を対応付けて記
録する顧客特定ファイルと、顧客番号及び契約管理番号
を対応付けて記録する契約特定ファイルとを備えてお
り、該顧客番号は、契約者、被保険者等の異なる種類の
契約当事者となっている場合にも同一の顧客に対して共
通の番号が付与され、該契約管理番号は、証券番号を含
み且つ被保険者及び事業所を特定し得る番号である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、保険契約情報及び
契約者、被保険者等の顧客に関する情報を管理する保険
契約情報管理システム及び顧客インデックス作成方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】生命保険契約は契約形態の観点から大き
く3種類に分類され、個人保険、同一企業体に所属する
被用者団体を契約者とする保険(以下、企業契約保険と
記載)、協同組合、商工会等の所属員の団体を契約者と
する保険(以下、団体契約保険と記載)がある。
【0003】個人保険とは、契約者及び被保険者が共に
単数である保険契約であり、個々の契約に対応する証券
番号によって契約者及び被保険者を一義的に特定可能で
ある。通常、10桁程度の証券番号が使用されている。
個人保険では、契約者としては、個人の他に株式会社な
どの法人である場合があるが、被保険者は個人に限定さ
れる。
【0004】企業契約保険は、契約者が法人であり、被
保険者が個人(通常はその法人の従業員)である保険契
約である。企業契約保険では、証券番号と従業員毎に付
与した被保険者番号とによって、契約内容が特定され
る。通常、企業契約保険の証券番号は、個人保険の場合
よりも少ない桁数で十分であり、8桁程度が使用されて
いる。被保険者番号は、企業契約保険においても10桁
程度が使用されている。
【0005】団体契約保険は、法人をその構成員(以
下、事業所と記載)とする商工会議所や同業種団体など
が契約者であり、被保険者が個人(通常は構成員である
事業所の従業員)である保険契約である。個人保険、企
業契約保険においては、掛金支払者が契約者と同一であ
るが、団体契約保険では掛金支払者は契約者ではなく、
団体の構成員である事業所が掛金支払者である。団体契
約保険では、証券番号と各事業所の従業員毎に付与した
被保険者番号とによって、契約内容が特定される。ま
た、事業所毎に事業所番号を付与し、証券番号と事業所
番号とで契約に関連する事業所を管理している。証券番
号、被保険者番号は企業契約保険と同程度の桁数の番号
であるが、事業所番号には、口座振替の対象である事業
所には保険料の支払口座番号(以下、支払口座番号と記
す)と同じ15桁の番号を付与し、口座振替以外の事業
所には6桁程度の番号を付与している。
【0006】生命保険の契約情報の管理方法に関して
は、契約内容の変更や保険料の徴収などの契約管理事務
を円滑に行うために契約1件毎に管理されているのが現
状である。情報の保存においては、契約件数が数十万件
から数百万件と多く、保険種類毎に管理すべき情報が異
なることから、図17に示すように同種の保険毎に管理
ファイルを構築し、同種の保険契約において主に契約者
を対象とした管理が行われている。
【0007】図17には、保険契約に関する情報を保存
した契約内容ファイルの一例として、個人契約の保険情
報を記録する個人保険用ファイル501、企業契約保険
における適格年金保険用ファイル502、厚生年金保険
用ファイル503、団体定期保険用ファイル504、団
体医療保険用ファイル505が示されている。
【0008】図18には、契約内容ファイルに記録され
る情報の一例として、個人保険用ファイル501に記録
される項目の一部が示されている。個人保険用ファイル
501には、例えば契約毎即ち証券番号毎にこれらの情
報が記録される。企業契約保険用ファイル、団体契約保
険用ファイルに関しても、記録される情報は異なるが同
様に証券番号及び被保険者番号毎に情報が記録される。
【0009】入力装置300から証券番号又は被保険者
番号が入力されると、これらを検索キーワードとして、
前記ファイルから関連する契約情報が取得され、表示装
置400に表示される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、契約件
数が数十万件から数百万件と管理すべき情報量が膨大で
あり、保険種類毎に管理すべき情報も異なることから、
名寄せ処理時間の関係上、前記名寄せ処理は同種の保険
情報を保存した特定のファイルを対象とするものに限ら
れていた。
【0011】また、生命保険会社としては、団体契約保
険における保険料支払者である事業所を契約者に準じて
取り扱う必要があるが、団体契約保険の契約内容に関し
ては事業所が直接現れないことから、契約者、被保険者
を中心とした管理では、事業所を十分に管理できていな
かった。
【0012】さらに、生命保険においては、通常は1契
約者が複数の保険契約に関連しており、契約者、被保険
者、事業所を特定し、管理することが効率的である。し
かし、同姓同名の存在、住所変更、データ入力ミスな
ど、顧客を特定する上で様々な困難が存在していた。
【0013】本発明は、保険契約において、契約者、被
保険者に加えて事業所も含めて、顧客情報を一元的に管
理する手段を提供することを第1の目的とする。
【0014】本発明はさらに、保険契約に関係する顧客
の特定精度を向上させる顧客インデックス作成方法を提
供することを第2の目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の目的は、
以下の手段によって達成される。
【0016】即ち本発明の一態様によれば、入力装置、
表示装置、データ処理装置、記録装置から構成され、デ
ータ処理装置が入力装置から入力された保険契約に関す
る検索情報を基に記録装置を検索し、該検索情報と一致
する保険契約情報を取得し、表示装置に表示する保険契
約情報管理システムであって、前記記録装置は、個別の
保険契約内容及び保険契約に付された証券番号を記録す
る契約内容ファイルと、顧客及び証券番号の検索のため
のインデックス部とを備え、該インデックス部は、保険
契約における契約者、被保険者等の契約当事者の顧客番
号及び顧客の特定に関する情報を対応付けて記録する顧
客特定ファイルと、顧客番号及び契約管理番号を対応付
けて記録する契約特定ファイルとを備えており、前記顧
客番号は、保険契約における契約者、被保険者等の異な
る種類の契約当事者となっている場合にも同一の顧客に
対して共通の番号が付与され、前記契約管理番号は、証
券番号を含み且つ被保険者及び事業所を特定し得る番号
とされているシステムが提供される。
【0017】前記契約管理番号は、1契約に複数の被保
険者が対象となっている場合には、証券番号及び被保険
者毎に付与された番号からなり、1契約に1被保険者が
対象となっている場合には、証券番号及び前記被保険者
毎に付与された番号に該当する桁の所定の数又は記号か
らなるものとすることができる。
【0018】前記契約特定ファイルは、前記顧客番号と
該顧客番号の顧客が契約者となっている保険契約の前記
契約管理番号を対応付けて記録した契約者ファイルと、
前記顧客番号と該顧客番号の顧客が被保険者となってい
る保険契約の前記契約管理番号を対応付けて記録した被
保険者ファイルと、前記顧客番号と該顧客番号の顧客が
事業所となっている保険契約の前記契約管理番号を対応
付けて記録した事業所ファイルとを備えたものとするこ
とができる。
【0019】前記データ処理装置は、前記入力装置から
検索情報として、顧客名、証券番号、電話番号及び支払
口座番号の少なくとも一つが入力された場合に、前記イ
ンデックス部を検索して該検索情報に対応する顧客番号
を取得した後、該インデックス部を検索して該顧客番号
に対応する前記契約管理番号を取得し、前記入力装置か
ら検索情報として顧客番号が入力された場合に、該イン
デックス部を検索して該顧客番号に対応する前記契約管
理番号を取得するものとすることができる。
【0020】前記顧客番号は、保険契約情報の個人顧客
の情報に関して、「顧客名、性別、生年月日」の組合せ
が一致する顧客に対して同一の顧客番号が付与されるこ
とができる。
【0021】前記顧客番号は、前記「顧客名、性別、生
年月日」の組合せが一致する顧客の内、住所コード又は
支払口座番号が一致するものに同一の顧客番号が付与さ
れることができる。
【0022】前記顧客番号は、前記「顧客名、性別、生
年月日」の組合せが一致する顧客の内、「住所コード、
支払口座番号」の組合せが一致するものに同一の顧客番
号が付与されることを特徴とすることができる。
【0023】前記顧客番号は、保険契約情報の法人顧客
の情報に関して、「法人名、住所コード」の組合せが一
致する法人顧客に対して同一の顧客番号が付与されるこ
とができる。
【0024】前記顧客番号は、保険契約情報の法人顧客
の情報に関して、「半角カタカナ表記の法人名、法人種
別表記、法人種別表記の商号内での位置、全角表記の法
人名、住所コード」の組合せが一致する法人顧客に対し
て同一の顧客番号が付与されることができる。
【0025】前記顧客番号は、保険契約情報の法人顧客
の情報に関して、「法人名、支払口座番号」の組合せが
一致する法人顧客に対して同一の顧客番号が付与される
ことができる。
【0026】本発明の前記第2の目的は、以下の手段に
よって達成される。
【0027】即ち本発明は、保険契約情報から、証券番
号及び顧客を特定するための情報を抜き出して、名寄せ
処理用の顧客インデックスを作成する方法において、保
険契約情報の個人顧客の情報に関して、「顧客名、性
別、生年月日」の組合せが一致する顧客に対して同一の
顧客番号を付与する方法を提供するものである。
【0028】個人顧客の情報に関して、前記「顧客名、
性別、生年月日」の組合せが一致する顧客の内、住所コ
ード又は支払口座番号が一致するものに同一の顧客番号
を付与することができる。
【0029】個人顧客の情報に関して、前記「顧客名、
性別、生年月日」の組合せが一致する顧客の内、「住所
コード、支払口座番号」の組合せが一致するものに同一
の顧客番号を付与することができる。
【0030】又は本発明は、保険契約情報から、証券番
号及び顧客を特定するための情報を抜き出して、名寄せ
処理用の顧客インデックスを作成する方法において、保
険契約情報の法人顧客の情報に関して、「法人名、住所
コード」の組合せが一致する法人顧客に対して同一の顧
客番号を付与する方法を提供するものである。
【0031】又は本発明は、保険契約情報から、証券番
号及び顧客を特定するための情報を抜き出して、名寄せ
処理用の顧客インデックスを作成する方法において、保
険契約情報の法人顧客の情報に関して、「半角カタカナ
表記の法人名、法人種別表記、法人種別表記の商号内で
の位置、全角表記の法人名、住所コード」の組合せが一
致する法人顧客に対して同一の顧客番号を付与する方法
を提供するものである。
【0032】又は本発明は、保険契約情報から、証券番
号及び顧客を特定するための情報を抜き出して、名寄せ
処理用の顧客インデックスを作成する方法において、保
険契約情報の法人顧客の情報に関して、「法人名、支払
口座番号」の組合せが一致する法人顧客に対して同一の
顧客番号を付与する方法を提供するものである。
【0033】尚、本発明において、番号とは数値に限ら
ず、アルファベット及び「*」などの記号を含むもので
ある。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る保険契約情報
管理システム及び顧客インデックス作成方法の実施の形
態を図面に基づいて説明する。
【0035】図1に本発明の保険契約情報管理システム
のブロック図を示す。本システムは、図17のデータ処
理装置200、入力装置300、表示装置400、契約
内容ファイル500に、インデックス部100が追加さ
れた構成となっている。インデックス部100には、顧
客特定ファイル101と、契約特定ファイルとして契約
者ファイル111、被保険者ファイル112、事業所フ
ァイル113が保存されている。
【0036】顧客特定ファイルには、同一の顧客に対し
て一義的に付与した顧客番号及び顧客を特定するための
顧客特定情報が保存されている。顧客特定情報として
は、例えば、「名称」、個人の場合には「性別、生年月
日」、法人の場合には「法人種別表記(株式会社又は有
限会社など)、商号内での法人種別表記の表示位置」が
あり、図2に一例を示す。
【0037】被保険者ファイルには、被保険者である顧
客の顧客番号及び契約管理番号が保存されている。契約
管理番号は、保険契約毎に付与される証券番号、被保険
者番号及び事業所番号から構成される番号であり、被保
険者番号は企業契約保険等で被保険者である従業員に付
与した番号である。団体契約保険の場合にも、構成員で
ある各事業所の従業員に対して被保険者番号が付与され
る。従来技術の説明において示したように、証券番号、
被保険者番号、事業所番号はそれぞれ10桁前後の番号
であるが、図3に示す例では、簡単のために契約管理番
号を6桁で表わし、上位2桁で証券番号を、下位2桁で
被保険者番号を、残りの中位2桁で事業所番号を表して
いる。これらの中で、有効な被保険者番号又は事業所番
号は01から付与されており、該当する被保険者番号又
は事業所番号が無い場合は、6桁にそろえるためにダミ
ーの0が必要数だけ設定されている。個人保険の場合に
は、証券番号で契約者及び被保険者を特定することが可
能であることから、被保険者番号は不要である。また、
企業契約保険又は団体契約保険では、1契約者に対して
複数の被保険者が存在することから、各被保険者に対し
て被保険者番号が付与される。即ち、契約者ファイルに
は、契約者である顧客の顧客番号及び契約管理番号(証
券番号+0000)が保存されている(図3)。事業所
ファイルには、事業所である法人の顧客番号及び契約管
理番号(証券番号+事業所番号+00)が保存されてい
る(図5)。
【0038】入力装置から検索キーワードとして顧客名
が入力されると、データ処理装置がインデックス部内の
関連するファイルを検索し、検索結果を表示装置に表示
する。
【0039】例えば、顧客名として「個人A」を指定し
て検索を実行する場合、まず、データ処理装置は顧客特
定ファイル(図2)の顧客名から個人Aを検索すること
で顧客番号10000を取得する。
【0040】次に、データ処理装置は、顧客番号100
00を検索キーワードとして、契約者ファイル(図3)
を検索し、顧客番号10000が契約者である契約管理
番号100000、110000を取得する。
【0041】さらに、データ処理装置は、取得した契約
管理番号100000を検索キーワードとして、被保険
者ファイル(図4)を検索し、証券番号部分である上位
2桁が一致する契約管理番号として100000を取得
し、被保険者である顧客番号10000を取得する。同
様に、データ処理装置は、取得した契約管理番号110
000を検索キーワードとして、被保険者ファイル(図
4)を検索し、証券番号部分である上位2桁が一致する
契約管理番号として110000を取得し、被保険者で
ある顧客番号10002を取得する。
【0042】データ処理装置は、顧客特定ファイル(図
2)を参照することで、顧客番号10000、1000
2のそれぞれに対応する顧客名として、個人A、個人C
を取得する。即ち、個人Aが契約者となっている証券番
号10の被保険者として個人Aを、証券番号11の被保
険者として個人Cを取得する。
【0043】同様に、データ処理装置は、顧客番号10
000を検索キーワードとして、被保険者ファイル(図
4)を検索し、顧客番号10000が被保険者である契
約管理番号100000、600001を取得する。
【0044】次に、データ処理装置は、契約管理番号1
00000、600001を検索キーワードとして、契
約者ファイル(図3)を検索し、証券番号部分である上
位2桁が一致する契約管理番号として、契約管理番号1
00000、600000を取得し、それぞに対応する
契約者として顧客番号10000、50000を取得す
る。
【0045】最後に顧客特定ファイル(図2)を参照す
ることで、顧客番号10000の顧客名として個人A
を、顧客番号50000の顧客名として法人Aを取得す
る。即ち、個人Aが被保険者となっている証券番号10
の契約者として個人Aを、証券番号60の契約者として
法人Aを取得する。
【0046】以上の処理によって、顧客名「個人A」を
指定した名寄せの結果として、図6の結果を得る。
【0047】顧客名として「法人A」を指定して検索を
実行する場合の例を次に示す。
【0048】まず、データ処理装置は顧客特定ファイル
(図2)の顧客名から法人Aを検索することで顧客番号
50000を取得する。
【0049】次に、データ処理装置は、顧客番号500
00を検索キーワードとして、契約者ファイル(図3)
を検索し、顧客番号50000が契約者である契約管理
番号600000、610000、620000を取得
する。
【0050】さらに、データ処理装置は、取得した契約
管理番号600000を検索キーワードとして、被保険
者ファイル(図4)を検索し、証券番号部分である上位
2桁が一致する契約管理番号として600001及び6
00002を取得することで、顧客番号10000及び
10002を取得する。最後に顧客特定ファイル(図
2)を参照することで、顧客番号10000は個人A
に、顧客番号10002は個人Cに、それぞれ対応する
ことが判明する。即ち、証券番号60の被保険者として
個人A、個人Cを取得する。
【0051】同様に取得した契約管理番号610000
又は620000を検索キーワードとして、被保険者フ
ァイル(図4)を検索することで、それぞれの契約の被
保険者を取得する。
【0052】さらに、契約者が法人の場合には事業所で
ある可能性があるので、データ処理装置は、顧客番号5
0000を検索キーワードとして、前記の契約ファイル
の検索に加えて事業所ファイルも検索する。図5では、
顧客番号50000に関連する契約管理番号90010
0及び910100を取得する。
【0053】取得した契約管理番号900100を検索
キーワードとして、契約者ファイル(図3)を検索し、
証券番号部分である上位2桁が一致する900000を
見つけ、顧客番号70000を取得する。同時に契約管
理番号900100を検索キーワードとして、被保険者
ファイル(図4)を検索し上位4桁(証券番号及び事業
所番号)が一致する契約管理番号として900101を
見つけ、顧客番号10001を取得する。さらに、取得
したこれらの顧客番号で顧客特定ファイル(図2)を検
索することで、顧客番号70000は団体Aに、顧客番
号10001は個人Bに、それぞれ対応することが判明
する。即ち、証券番号90の契約者として団体Aを、被
保険者として個人Bを取得する。
【0054】以上の処理によって、顧客名「法人A」を
指定した名寄せの結果、図7に示すように、法人が契約
者となっている契約に留まらず、事業所となっている団
体契約保険に関する情報も取得できるので、顧客を一元
的に管理することが可能となる。また、以上の名寄せ処
理においては、インデックス部100内の限られたファ
イルのみを検索すればよいので、名寄せ処理の高速化を
実現できる。
【0055】前記の名寄せ処理で表示される情報はイン
デックス部内の情報に限られるが、契約に関する詳細情
報が必要な場合には、契約内容ファイルを検索して情報
を取得し、取得した契約情報を表示装置に表示する。こ
の場合において、前記名寄せ処理の過程で取得された契
約管理番号から得られる証券番号だけを検索キーワード
として検索することで、効率的な検索が可能となる。
【0056】前記の4ファイル構成はインデックス部の
ファイル構成の一例に過ぎず、前記の構成に限らず、契
約特定ファイルを構成する契約者ファイル、被保険者フ
ァイル、事業所ファイルを1つのファイルとし、顧客特
定ファイルとの2ファイル構成とすることなど、システ
ムの許す範囲で各種の構成が可能である。
【0057】以上の例では顧客名による検索を説明した
が、検索キーワードとして証券番号を使用することも可
能である。検索キーワードとして証券番号を使用した場
合には、データ処理装置は、契約特定ファイル(上記の
例では、契約者ファイル、被保険者ファイル、事業所フ
ァイル)の中から、契約管理番号の証券番号に該当する
部分が、検索キーワードの証券番号と一致する契約管理
番号を取得することで、該証券番号に対応する顧客番号
を取得できる。該顧客番号が、契約者ファイル、被保険
者ファイル、事業所ファイルの何れから取得されたかに
よって、該顧客番号の顧客が契約者、被保険者、事業所
の何れに該当するかを判別可能である。顧客番号を取得
した後は、該顧客番号で顧客特定ファイルを検索するこ
とで、該証券番号に関係する顧客情報を取得することが
可能である。
【0058】また、契約者に関する付加的な情報や、保
険種類、支払口座番号などの参照頻度が高い契約情報を
インデックス部に保存しておき、契約内容ファイルを参
照する機会を減らすことで情報表示を高速化すること
や、該参照頻度が高い情報を検索キーワードとして利用
することも可能である。例えば、顧客特定ファイルに、
電話番号又は支払口座番号の情報を顧客番号と対応付け
て保存しておけば、検索キーワードとして電話番号又は
支払口座番号を指定することで、対応する顧客番号を取
得した後、前記の顧客名を指定した検索と同様にして、
該顧客番号に関連する契約情報を取得することが可能で
ある。
【0059】さらに、記録装置500のインデックス部
と契約内容ファイルを複数の記録装置に分離して記録す
ることや、全体を、複数のデータ処理装置、複数の入力
装置、複数の記録装置がインタフェース装置を介してネ
ットワーク接続された分散型システムとして構成し、複
数の入力装置から名寄せ処理を実行し、名寄せ結果を複
数の表示装置に表示することも可能である。
【0060】次に、契約内容ファイルに保存された契約
情報から必要な情報を抜き出して、インデックス部の各
ファイルを作成する方法の実施例を示す。
【0061】以下においては、契約内容ファイルには、
法人顧客に関する保険契約情報として、法人名、住所コ
ード、支払口座番号が記録され、法人名は「半角カタカ
ナ表記の法人名」、「法人種別表記(株式会社、有限会
社等)」、「法人種別表記の商号内での位置」及び「全
角表記の法人名」から構成されている場合について説明
する。全角表記には、漢字だけでなく、カタカナ、ひら
がな、アルファベット、記号等を含む。
【0062】図8は、法人顧客に関する顧客インデック
ス作成のフローチャートの一例である。法人顧客に関し
ては、「半角カタカナ表記の法人名、法人種別表記、法
人種別表記の商号内での位置」が全て一致し、且つ「全
角表記の法人名、住所コード、支払口座番号」の内の少
なくとも2つが一致する場合に、同一の顧客番号を付与
する。
【0063】まず、入力装置から法人顧客の「半角カタ
カナ表記の法人名、法人種別表記、法人種別表記の商号
内での位置、全角表記の法人名、住所コード、支払口座
番号」を検索キーワードとして入力する(ステップ80
1)。例として、半角カタカナ表記の法人名が「アイウエ
オ」、法人種別表記が「株式会社」、法人種別表記の商
号内での位置が「前」、全角表記の法人名が「あいうえ
お」、住所コードが「aaaa」、支払口座番号が「1
00000」を検索キーワードとして指定する。
【0064】次に、データ処理装置は、法人名の内「半
角カタカナ表記の法人名、法人種別表記、法人種別表記
の商号内での位置」を、即ち「アイウエオ、株式会社、前」
を検索キーワードとして、個人保険用ファイル、適格年
金保険用ファイル、厚生年金保険用ファイルなどを検索
し、検索キーワードと一致する契約情報を取り出す(ス
テップ802)。図10は、「アイウエオ、株式会社、前」
を指定して検索を行った結果を示す。
【0065】次に、データ処理装置は、ステップ802
の検索結果に対して、「全角表記の法人名」及び「住所
コード」が、ステップ801で指定されたキーワードと
一致する契約情報に対して、同一の顧客番号を付与する
(ステップ803)。即ち、図10では、「全角表記の
法人名、住所コード」が「あいうえお、aaaa」であ
る1行目と2行目の契約情報に対して顧客番号(例え
ば、10000)を付与する。
【0066】次に、データ処理装置は、ステップ802
の検索結果に対して、「全角表記の法人名」及び「支払
口座番号」が、ステップ801で指定されたキーワード
と一致する契約情報に対して、ステップ803で付与し
た顧客番号と同一の顧客番号を付与する(ステップ80
4)。図10では、「全角表記の法人名、支払口座番
号」が「あいうえお、100000」である3行目と4
行目の契約情報に顧客番号10000を付与する。
【0067】さらに、データ処理装置は、ステップ80
2の検索結果に対して、「住所コード」及び「支払口座
番号」が、ステップ801で指定されたキーワードと一
致する契約情報に対して、ステップ803で付与した顧
客番号と同一の顧客番号を付与する(ステップ80
5)。図10では、「住所コード、支払口座番号」が
「aaaa、100000」である5行目の契約情報に
顧客番号10000を付与する。
【0068】ステップ801〜805の結果、顧客番号
10000が付与された状態を図11に示す。図11の
情報を顧客番号10000に関して整理した結果を図1
2に示す。
【0069】以上の処理を繰り返す(ステップ806)
ことで全法人顧客に関して、一義的に付与された顧客番
号に契約管理番号を対応させた結果が得られ、この結果
を基に、図1の前記インデックス部100内の各ファイ
ルが作成される。
【0070】例えば、顧客番号と法人名を対応させて保
存することで、図2に示す顧客特定ファイルの法人情報
が作成される。また、顧客番号と下位4桁が全て0であ
る契約管理番号(法人または団体が契約者であることを
表す)を対応させて保存することで、図3に示す契約者
ファイルの内、契約者が法人である部分が作成される。
同様に、顧客番号と下位2桁が00であり且つ中位2桁
が00でない契約管理番号(法人が事業所であることを
表す)を対応させて保存することで、図4に示す事業所
ファイルが作成される。
【0071】図12の例では、顧客特定ファイルには顧
客番号10000に対応させて「アイウエオ、株式会社、
前、あいうえお」が保存され、契約者ファイルには顧客
番号10000に対応させて契約管理番号「10000
0、120000、130000、140000」が保
存され、事業所ファイルには顧客番号10000に対応
させて契約管理番号「110100」が保存される。
【0072】図8では、ステップ801において検索キ
ーワードを全て指定しているが、ステップ802に必要
なキーワードのみを指定し、その他の検索キーワードは
各ステップの直前で指定するように変更することが可能
である。
【0073】また、ステップ801とステップ802の
処理を一度に行うこと、即ち「半角カタカナ表記の法人
名、法人種別表記、法人種別表記の商号内での位置、全
角表記の法人名、住所コード」を検索キーワードとして
検索処理を行うことや、ステップ802〜805の順序
を入れ変えることなど、種々の変更が可能である。
【0074】図9は、個人顧客に関する顧客インデック
ス作成のフローチャートの一例である。
【0075】入力装置から顧客の「顧客氏名、性別、生
年月日」を検索キーワードとして入力し、データ処理装
置が、個人保険用ファイル、適格年金保険用ファイル、
厚生年金保険用ファイルなどを検索し、検索キーワード
と一致する契約情報を取り出す(ステップ901)。即
ち、契約情報を記録した各ファイルの情報から、図18
に示す項目中の「契約者氏名、性別(契約者)、生年月
日(契約者)」又は「被保険者氏名、性別(被保険
者)、生年月日(被保険者)」が、指定した検索キーワ
ードと一致する契約情報が取り出される。
【0076】図13に、契約内容ファイル内の個人顧客
に関する契約情報の一例を示す。図13では説明に必要
な項目のみ表示し、他の契約情報は省略している。2行
が1契約情報に対応し、「契/被」の列の値で契約者、
被保険者を区別する。0が契約者、1が被保険者を表
す。
【0077】図13において、「顧客氏名、性別、生年
月日」として「AAAA、男、1950/1/1」を入
力した場合、データ処理装置はステップ901におい
て、まず顧客氏名が「AAAA」と一致する情報を検索
し、第1の検索結果を取得する。次に、データ処理装置
は、前記第1の検索結果の中から生年月日が「1950
/1/1」である情報を検索して、第2の検索結果を取
得する。最後に、データ処理装置は、前記第2の検索結
果の中から性別が「男」と一致する情報を検索して、行
番号1〜3、5、7〜9、11、12の情報を取得す
る。行番号14の情報は、顧客氏名及び性別が一致して
いるが、生年月日が異なるので、ステップ901の検索
結果には含まれない。また、図13の右端の列に示すよ
うに、取得した各契約情報に顧客の確定/未確定を表す
情報としてフラグが付加され、初期値として未確定を表
す0が全てのフラグにセットされる。
【0078】ステップ901の名寄せ処理によって取得
された契約情報の件数を判定し(ステップ902)、件
数が1件であれば、その顧客に一義的な顧客番号を設定
し、顧客が確定したことを表す為にフラグを1にセット
し(ステップ903)、ステップ909の判定部に移
り、次の顧客に関する処理の可否を判定する。
【0079】これに対して、ステップ901での名寄せ
結果の件数が複数件ある場合には、同姓同名の可能性を
判断するために、住所を比較する。住所まで同一である
場合には同一顧客である可能性が高く、住所が異なる場
合には同姓同名の別顧客である可能性が高いと判断でき
る。即ち、ステップ901での検索の結果取得された契
約情報を「住所コード」でグループ分けを行い、各グル
ープに仮の顧客番号を一義的に付与する(ステップ90
4)。
【0080】図13の例では、行番号1〜3、5、1
1、12の住所コードが「aaaa」で同一であるの
で、同一の仮顧客番号10000を付与し、行番号7〜
9の住所コードが「dddd」で同一であるので、同一
の仮顧客番号20000を付与する。この結果が図14
に示されており、図14では、仮顧客番号が「−」であ
る行は、顧客氏名AAAAと異なることから対象外であ
るが、初期状態との対応が容易になるように残してあ
る。
【0081】仮顧客番号に対する契約情報が1件しかな
い場合には、その顧客は特定されたことになるので、仮
顧客番号を正式な顧客番号とし、顧客が確定したことを
表すフラグを1にセットする。
【0082】次に、付与した仮顧客番号に対するフラグ
を判定し(ステップ905)、全てのフラグが1であれ
ば、ステップ903に移る。
【0083】フラグが0の仮顧客番号が残っている場
合、同一の仮顧客番号が複数付与されていることになる
ので、それぞれの仮顧客番号に対応する「支払口座番
号」の有無を判定する(ステップ906)。
【0084】同一の仮顧客番号の契約情報の内、支払口
座番号がないものには、別の仮顧客番号を付与し、フラ
グは0(顧客が未確定)のまま残す(ステップ90
8)。
【0085】残った支払口座番号を有する契約情報に対
して、同一の仮顧客番号の情報内で支払口座番号を比較
する。支払口座番号まで同一である場合には、同一顧客
である可能性が高く、支払口座番号が異なる場合には同
一地域に住所を有する同姓同名の別顧客である可能性が
高いと判断できる。即ち、仮顧客番号が同一である契約
情報を、支払口座番号に関してグループ分けを行い、同
一のグループのものに対して一義的な顧客番号を付与
し、確定したことを示すためにフラグに1をセットする
(ステップ907)。
【0086】図14の例では、行番号7〜9は全て、支
払口座番号が200000で同一であるので、仮顧客番
号をそのまま残し、フラグを1にセットする。行番号1
〜3、5、11、12は、支払口座番号の違いで、行番
号1〜3及び5のグループと行番号11及び12の2グ
ループに分かれる。行番号1〜3及び5は仮顧客番号を
そのまま残し、フラグを1にセットする。行番号11及
び12は、仮顧客番号を11000に変更し、フラグを
1にセットする。この結果を図15に示す。
【0087】以上の処理の結果、図16に示す通り、顧
客AAAAに対する顧客番号の付与と対応する顧客情報
が得られる。
【0088】以上のステップを、全顧客に関して実行す
ることで、一義的な顧客番号の付与、即ち、顧客の特定
が行われる。この結果を基に、前記のインデックス部の
各ファイルが作成される。
【0089】例えば、図16から顧客番号、顧客氏名、
性別、生年月日を抜き出して保存することで、図2に示
すような顧客特定ファイルの個人情報が作成される。ま
た、図15から契/被の項目が0(契約者を表す)であ
る顧客番号、契約管理番号を抜き出して保存すること
で、図3に示す契約者ファイルの内、契約者が個人であ
る部分が作成される。同様に、図15から契/被が1
(被保険者を表す)である顧客番号、契約管理番号を抜
き出し保存することで、図4に示すような被保険者ファ
イルが作成される。
【0090】上記で説明したフローチャートでは、指定
した「顧客氏名、性別、生年月日」毎にステップ901
から909までの処理を行うこととしているが、全顧客
に対してステップ901を一通り実行し、検索結果が複
数件数ある顧客に対して、住所コード、支払口座番号を
比較して顧客を特定する処理の流れとすることも可能で
ある。
【0091】顧客氏名としては、漢字表記のデータを使
用して検索することも可能であるが、通常は簡便である
ことからカタカナ表記が使用される。漢字表記が異なる
場合でもカタカナ表記が同一になる場合を考えると、本
発明に係る顧客インデックス作成方法は顧客名をカタカ
ナ表記で指定する場合に特に有効である。
【0092】また、その信頼度はフラグの値で判断でき
るので、同一の顧客であるにもかかわらずデータの誤入
力や未入力によって別の顧客番号が付与された場合や、
未確定として残った場合に、人間の判断で同一人である
ことを確認した後、修正することも可能である。
【0093】以上の法人顧客及び個人顧客に関する顧客
インデックス作成によって、同一の顧客に対して顧客番
号が一義的に付与されるが、新規契約や契約内容の変更
もあることから、顧客インデックス作成は定期的に実行
され、その結果を反映してインデックス部内のファイル
が更新される。
【0094】
【発明の効果】本発明に係る保険契約情報管理システム
によれば、契約情報から予め作成された顧客情報を記録
したインデックス部(顧客特定ファイル、契約者ファイ
ル、被保険者ファイル、事業所ファイル)を検索対象と
することから、個別の契約内容が記録された契約内容フ
ァイルを対象として検索する場合と比較して、簡便で高
速な検索が可能となり、保険契約の管理効率が向上す
る。
【0095】また、保険契約に関して、契約者、被保険
者、事業所など顧客の契約上の立場に依存せず、同一の
顧客に対しては1つの顧客番号で顧客情報及び契約情報
を管理することが可能となることから、全保険契約の統
一的かつ効率的な管理が可能となる。特に、契約者、被
保険者を中心とした従来の管理方法では十分に管理でき
ていなかった、団体契約保険における保険料支払者であ
る事業所を、契約者、被保険者と同等に取り扱うことが
可能となる。
【0096】さらに、本発明に係る顧客インデックス作
成方法によれば、従来の契約者氏名、被保険者氏名によ
る検索処理において発生していた、同姓同名や顧客氏名
のカタカナ表記に原因する検索誤りを改善することがで
きることから、信頼度の高い顧客インデックスを作成可
能である。また、法人顧客に関しても、漢字表記の法人
名が無い場合、住所コードが異なる複数の事業拠点を有
する場合、これらの情報が未完備で欠落している場合等
で、従来は検索処理で取得されなかった法人顧客を、精
度よく取得できることから、信頼度の高い顧客インデッ
クスを作成可能である。
【0097】従って、本発明に係る顧客インデックス作
成方法により、保険契約情報管理システムのインデック
ス部のファイルを作成することで、信頼度の高い保険契
約情報の管理が可能となる。
【0098】また、本発明に係る保険契約情報管理シス
テムを照会業務に使用することで、顧客からの電話照会
等において、顧客名等の最小限必要な情報を尋ねるだけ
で、契約情報を迅速且つ正確に画面上で確認でき、迅速
且つ的確な顧客対応が可能となり顧客サービスの向上に
つながる。さらに、本発明に係る保険契約情報管理シス
テムを、ネットワーク接続された分散型システムとして
構成することで、本社、支社の何れに対する顧客からの
照会でも、統一的な対応が可能となる。
【0099】また、本発明に係る保険契約情報管理シス
テムを保険契約管理業務に導入することによって、保険
種類をまたがる一括事務処理が可能となり事務効率が向
上する、企業契約保険の被保険者が個人契約の契約者と
なっている場合などにおいて、契約者・被保険者相互に
関わる別契約の管理が同時に可能となる等の効果が得ら
れる。
【0100】さらに、本発明に係る保険契約情報管理シ
ステムを経営戦略、営業戦略等の立案に利用すること
で、個人保険及び企業契約保険にまたがった加入形態や
事業所データを分析することで新たな営業施策の立案が
可能となり、新商品発売時などにおいて既存の類似商品
加入者を分析して販売ターゲットの絞り込みを行うこと
でより効果的な営業が可能となり、加入契約金額に応じ
たサービスなど顧客単位の新たなサービス展開が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の保険契約情報管理システムのブロック
図である。
【図2】顧客に関する基本情報を記録した顧客特定ファ
イルの説明図である。
【図3】顧客が契約者となっている契約管理番号を記録
した契約者ファイルの説明図である。
【図4】顧客が被保険者となっている契約管理番号を記
録した被保険者ファイルの説明図である。
【図5】顧客が事業所となっている契約管理番号を記録
した事業所ファイルの説明図である。
【図6】個人Aで名寄せを実行した結果を示す説明図で
ある。
【図7】法人Aで名寄せを実行した結果を示す説明図で
ある。
【図8】法人顧客を対象とする本発明の顧客インデック
ス作成方法のフローチャートである。
【図9】個人顧客を対象とする本発明の顧客インデック
ス作成方法のフローチャートである。
【図10】法人顧客に関して、図9のステップ802で
の検索結果を示す説明図である。
【図11】法人顧客に関して、契約情報に顧客番号を付
与した状態を示す説明図である。
【図12】図11を整理し直した説明図である。
【図13】契約情報の一例を示す説明図である。
【図14】顧客の氏名、性別及び生年月日が一致した場
合に、同一の住所コードの顧客に対して同一の仮顧客番
号を付与した状態を示す説明図である。
【図15】顧客の氏名、性別、生年月日及び住所コード
が一致した場合に、同一の支払口座番号の顧客に対して
同一の仮顧客番号を付与した状態を示す説明図である。
【図16】個人顧客AAAAに関する顧客番号付与の結
果を示す説明図である。
【図17】従来の保険契約情報管理システムのブロック
図である。
【図18】個人契約に関して契約情報として記録される
項目の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
100 インデックス部 101 顧客特定ファイル 111 契約者ファイル 112 被保険者ファイル 113 事業所ファイル 200 データ処理装置 300 入力装置 400 表示装置 500 記録装置 501 個人保険用ファイル 502 適格年金保険用ファイル 503 厚生年金保険用ファイル 504 団体定期保険用ファイル 505 団体医療保険用ファイル 510 契約内容ファイル

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力装置、表示装置、データ処理装
    置、記録装置から構成され、データ処理装置が入力装置
    から入力された保険契約に関する検索情報を基に記録装
    置を検索し、該検索情報と一致する保険契約情報を取得
    し、表示装置に表示する保険契約情報管理システムであ
    って、 前記記録装置は、個別の保険契約内容及び保険契約に付
    された証券番号を記録する契約内容ファイルと、顧客及
    び証券番号の検索のためのインデックス部とを備え、 該インデックス部は、保険契約における契約者、被保険
    者等の契約当事者の顧客番号及び顧客の特定に関する情
    報を対応付けて記録する顧客特定ファイルと、顧客番号
    及び契約管理番号を対応付けて記録する契約特定ファイ
    ルとを備えており、 前記顧客番号は、保険契約における契約者、被保険者等
    の異なる種類の契約当事者となっている場合にも同一の
    顧客に対して共通の番号が付与され、 前記契約管理番号は、証券番号を含み且つ被保険者及び
    事業所を特定し得る番号とされていることを特徴とする
    保険契約情報管理システム。
  2. 【請求項2】 前記契約管理番号は、1契約に複数の
    被保険者及び複数の事業所が関係する場合には、証券番
    号、被保険者毎に付与された番号及び事業所毎に付与さ
    れた番号からなり、1契約に複数の被保険者が関係し事
    業所が関係しない場合には、証券番号、被保険者毎に付
    与された番号、及び事業所毎に付与された番号に該当す
    る桁の所定の数又は記号からなり、1契約に1被保険者
    が関係する場合には、証券番号、前記被保険者及び事業
    所毎に付与された番号に該当する桁の所定の数又は記号
    からなることを特徴とする保険契約情報管理システム。
  3. 【請求項3】 前記契約特定ファイルは、 前記顧客番号と該顧客番号の顧客が契約者となっている
    保険契約の前記契約管理番号を対応付けて記録した契約
    者ファイルと、 前記顧客番号と該顧客番号の顧客が被保険者となってい
    る保険契約の前記契約管理番号を対応付けて記録した被
    保険者ファイルと、 前記顧客番号と該顧客番号の顧客が事業所となっている
    保険契約の前記契約管理番号を対応付けて記録した事業
    所ファイルとを備えることを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載の保険契約情報管理システム。
  4. 【請求項4】 前記データ処理装置は、 前記入力装置から検索情報として顧客名、証券番号、電
    話番号及び支払口座番号の少なくとも一つが入力された
    場合に、前記インデックス部を検索して該検索情報に対
    応する顧客番号を取得した後、該インデックス部を検索
    して該顧客番号に対応する前記契約管理番号を取得し、 前記入力装置から検索情報として顧客番号が入力された
    場合に、該インデックス部を検索して該顧客番号に対応
    する前記契約管理番号を取得することを特徴とする請求
    項1または請求項2に記載の保険契約情報管理システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記顧客番号は、 保険契約情報の個人顧客の情報に関して、「顧客氏名、
    性別、生年月日」の組合せが一致する顧客に対して同一
    の顧客番号が付与されることを特徴とする請求項1また
    は請求項2に記載の保険契約情報管理システム。
  6. 【請求項6】 前記顧客番号は、 前記「顧客氏名、性別、生年月日」の組合せが一致する
    顧客の内、住所コード又は支払口座番号が一致するもの
    に同一の顧客番号が付与されることを特徴とする請求項
    5に記載の保険契約情報管理システム。
  7. 【請求項7】 前記顧客番号は、 前記「顧客氏名、性別、生年月日」の組合せが一致する
    顧客の内、「住所コード、支払口座番号」の組合せが一
    致するものに同一の顧客番号が付与されることを特徴と
    する請求項5に記載の保険契約情報管理システム。
  8. 【請求項8】 前記顧客番号は、 保険契約情報の法人顧客の情報に関して、「法人名、住
    所コード」の組合せが一致する法人顧客に対して同一の
    顧客番号が付与されることを特徴とする請求項1又は請
    求項2に記載の保険契約情報管理システム。
  9. 【請求項9】 前記顧客番号は、 保険契約情報の法人顧客の情報に関して、「法人名、支
    払口座番号」の組合せが一致する法人顧客に対して同一
    の顧客番号が付与されることを特徴とする請求項1又は
    請求項2に記載の保険契約情報管理システム。
  10. 【請求項10】 前記法人名は、 「半角カタカナ表記の法人名、法人種別表記、法人種別
    表記の商号内での位置、全角表記の法人名」からなるこ
    とを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の保険契約
    情報管理システム。
  11. 【請求項11】 前記顧客番号は、 保険契約情報の法人顧客の情報に関して、「半角カタカ
    ナ表記の法人名、法人種別表記、法人種別表記の商号内
    での位置、住所コード、支払口座番号」の組合せが一致
    する法人顧客に対して同一の顧客番号が付与されること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の保険契約情
    報管理システム。
  12. 【請求項12】 保険契約情報から、証券番号及び顧
    客を特定するための情報を抜き出して、名寄せ処理用の
    顧客インデックスを作成する方法であって、 保険契約情報中の個人顧客の情報に関して、「顧客氏
    名、性別、生年月日」の組合せが一致する顧客に対して
    同一の顧客番号を付与することを特徴とする顧客インデ
    ックス作成方法。
  13. 【請求項13】 個人顧客の情報に関して、前記「顧
    客氏名、性別、生年月日」の組合せが一致する顧客の
    内、住所コード又は支払口座番号が一致するものに同一
    の顧客番号を付与することを特徴とする請求項12に記
    載の顧客インデックス作成方法。
  14. 【請求項14】 個人顧客の情報に関して、前記「顧
    客氏名、性別、生年月日」の組合せが一致する顧客の
    内、「住所コード、支払口座番号」の組合せが一致する
    ものに同一の顧客番号を付与することを特徴とする請求
    項12に記載の顧客インデックス作成方法。
  15. 【請求項15】 保険契約情報から、証券番号及び顧
    客を特定するための情報を抜き出して、名寄せ処理用の
    顧客インデックスを作成する方法であって、 保険契約情報中の法人顧客の情報に関して、「法人名、
    住所コード」の組合せが一致する法人顧客に対して同一
    の顧客番号を付与することを特徴とする顧客インデック
    ス作成方法。
  16. 【請求項16】 保険契約情報から、証券番号及び顧
    客を特定するための情報を抜き出して、名寄せ処理用の
    顧客インデックスを作成する方法であって、 保険契約情報中の法人顧客の情報に関して、「法人名、
    支払口座番号」の組合せが一致する法人顧客に対して同
    一の顧客番号を付与することを特徴とする顧客インデッ
    クス作成方法。
  17. 【請求項17】 前記法人名は、 「半角カタカナ表記の法人名、法人種別表記、法人種別
    表記の商号内での位置、全角表記の法人名」からなるこ
    とを特徴とする請求項15又は請求項16に記載の顧客
    インデックス作成方法。
  18. 【請求項18】 保険契約情報から、証券番号及び顧
    客を特定するための情報を抜き出して、名寄せ処理用の
    顧客インデックスを作成する方法であって、 保険契約情報中の法人顧客の情報に関して、「半角カタ
    カナ表記の法人名、法人種別表記、法人種別表記の商号
    内での位置、住所コード、支払口座番号」の組合せが一
    致する法人顧客に対して同一の顧客番号を付与すること
    を特徴とする顧客インデックス作成方法。
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