JP2004271991A - 撮像レンズ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】物体側から順に、物体側の面S1の形状が物体側に凸であり、像側の面S2の形状が像側に凹である負の第1レンズL1と、開口絞りStと、像側の面S4の形状が像側に凸である正の第2レンズL2とを備える。4つの面S1〜S4は全て非球面形状である。開口絞りStは、光軸上の距離において第1レンズよりも第2レンズに近い位置に設ける。Fナンバーが4.0以下、半画角が25°以上であり、かつ、条件式(1),(2)を満足する。0.15<D2 /D<0.21……(1),h2 /z2 <3.6……(2)。但し、Dはレンズ全長、D2 は面S2,S3間の光軸上距離、h2 は面S2の有効半径、z2 は面S2の頂点から面S2の有効径位置までの光軸方向距離。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮像素子上に物体像を結像させるための撮像レンズに係わり、特に、携帯電話等の携帯端末の画像入力部やデジタルカメラ等に好適に用いられる小型の撮像レンズに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ディジタルスチルカメラ(以下、単にディジタルカメラという。)や画像入力カメラを搭載した携帯電話等の携帯端末の普及が著しい。これらのカメラは、CCD(電荷結合素子)やCMOS(相補型金属酸化膜半導体)等の撮像素子を用いて光学的な画像を電気信号に変換し、それを画像データとして記録するものである。このようなカメラにおいては、小型で広画角の撮像レンズが要求されるが、特に低コストやサイズを考慮して、2群2枚構成の撮像レンズが多く提案され、例えば、特許文献1〜特許文献3に挙げるようなレンズが開示されている。
【特許文献1】
特開平6−67089号公報
【特許文献2】
特開平11−295592号公報
【特許文献3】
特開平13−183578号公報
【0003】
特許文献1記載のレンズでは、第1レンズが、前方に凸面を向けた合成樹脂製の凹メニスカスレンズで構成され、第2レンズが、前方にゆるい球面を向けた合成樹脂製の両凸レンズで構成されている。このレンズによれば、各種の収差が補正され、短小コンパクトにすることが可能である。
【0004】
特許文献2記載のレンズは、2枚のレンズL1 、L2 により構成されており、第1レンズL1 は物体側に凸面を向けた負のメニスカスレンズであり、第2レンズL2 は互いにほぼ同様の曲率を有する両凸レンズである。このレンズによれば、コンパクトかつ低廉な2枚玉のレンズ構成でありながら、必要なバックフォーカスが確保されると共に広画角化が可能である。
【0005】
特許文献3記載のレンズは、第1レンズL1は、少なくとも1つの面が非球面、かつ第2レンズL2の1面以上の面が非球面で、全体として少なくとも2以上の非球面を有するレンズ系であって、所定の条件式を満たすように構成されている。このレンズによれば、少ないレンズ枚数で構成され、安価で、高性能なCCD用、CMOS用のカメラ等に利用できる撮像用レンズを得ることが可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1のレンズでは、半画角が18.4°と小さく、十分な画角が確保されていなかった。また、特許文献2のレンズではレンズ第1面から像面までの距離の焦点距離に対する比が3.8〜4.5、特許文献3のレンズではレンズ第1面から像面までの距離の焦点距離に対する比が2.45と、いずれも全長が比較的長くなっており、コンパクト性においてさらなる改善が必要になる場合も想定される。
【0007】
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、比較的小さい結像寸法が求められる携帯電話等の携帯端末における画像入力部や小型のデジタルカメラ等に好適に用いることが可能な、明るく、画角が大きく、かつコンパクトな撮像レンズを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の撮像レンズは、画像を読み取る撮像素子上に物体像を結像させるための2群2枚構成の撮像レンズであって、物体側から順に、物体側の面の形状が物体側に凸であり、像側の面の形状が像側に凹である負の第1レンズと、開口絞りと、像側の面の形状が像側に凸である正の第2レンズとを備え、第1および第2のレンズを構成する4つの面が全て非球面形状であり、開口絞りを光軸上の距離において第1レンズよりも第2レンズに近い位置に設けるようにしたものである。
【0009】
本発明の撮像レンズでは、Fナンバーが4.0以下、半画角が25°以上であり、かつ、条件式(1),(2)を満足するように構成することが好ましい。
0.15<D2 /D<0.21 ……(1)
h2 /z2 <3.6 ……(2)
但し、
D:レンズ全長
D2 :第1レンズの像側面から第2レンズ物体側面までの光軸上の距離
h2 :第2面の有効半径
z2 :第2面の頂点から第2面の有効径位置までの光軸方向の距離
【0010】
条件式(1)を満足することにより、レンズ全長Dに対する第1,第2レンズ間距離D2の比が適切に規定され、撮像レンズの小型化と開口絞りStの設置とが容易になる。また、条件式(2)を満足することにより、第1レンズL1の第2面S2の頂点から第2面有効半径位置までの光軸方向距離z2 に対する第2面有効半径h2 の比が適切に規定され、特にコマ収差が低減される。
【0011】
また、本発明の撮像レンズでは、条件式(1),(2)に加えて、さらに、条件式(3)を満足することが好ましい。
0≦|f/R3 |≦0.7 ……(3)
但し、
f :レンズ全系の焦点距離
R3 :第2レンズの物体側面の近軸曲率半径
【0012】
条件式(3)を満足することにより、第2レンズL2の物体側面S3の近軸曲率半径R3 に対するレンズ全系の焦点距離fの比の絶対値が適切に規定され、製造適性の向上が可能である。
【0013】
また、本発明の撮像レンズでは、条件式(1),(2)に加えて、条件式(4)または(5)を満足することが好ましい。
νd1=νd2 ……(4)
νd1<νd2 ……(5)
但し、
νd1:第1レンズの材料のアッベ数
νd2:第2レンズの材料のアッベ数
【0014】
条件式(4)を満足するようにした場合には、第1レンズL1と第2レンズL2について同じ材料が使用できるので、製造が容易である。一方、条件式(5)を満足するようにした場合には、色収差が低減される。
【0015】
また、上記のように条件式(1),(2)および(5)を満足するようにした場合には、さらに、条件式(6)を満足することが好ましい。
0≦f/R3 ≦0.6 ……(6)
【0016】
条件式(6)を満足するようにした場合には、コマ収差発生の抑制と製造適性の向上とが容易になる。
【0017】
また、上記のように条件式(1)〜(3)を満足するようにした場合や、条件式(1),(2)、(5)および(6)を満足するようにした場合には、さらに、条件式(7),(8)を満足することが好ましい。なお、条件式(8)において、記号「*」は乗算記号を意味する。
0.6≦f2 /f≦0.8 ……(7)
0.15≦|( f2)2 /(f*f1 )|≦0.32 ……(8)
但し、
f1 :第1レンズの焦点距離
f2 :第2レンズの焦点距離
【0018】
条件式(7)を満足することにより、全系の焦点距離fに対する第2レンズL2の焦点距離f2 の比が適正化され、条件式(8)を満足することにより、全系の焦点距離fと第1レンズL1の焦点距離f1 との積に対する第2レンズL2の焦点距離f2 の二乗の比が適性化される。この結果、撮像レンズの小型化とコマ収差の低減とが容易になる。
【0019】
なお、「面の形状が物体側に凸」とは、像面上の中心(光軸と交差する位置)に結像する光束の最も外側(上側および下側)の光線がその面を貫く2点と光軸がその面を貫く点とを結ぶ領域が物体側に向かって凸形状をなしている状態を意味する。「面の形状が像側に凹(凸)」とは、像面上の中心に結像する光束の最も外側の光線がその面を貫く2点と光軸がその面を貫く点とを結ぶ領域が像側に向かって凹(凸)形状をなしている状態を意味する。
【0020】
また、アッベ数νdj(j=1〜2)はd線を基準としたものであり、次の式(9)で定義される。但し、Ndjはd線に対する屈折率であり、NFjはF線に対する屈折率であり、NCjはC線に対する屈折率である。
νdj=(Ndj−1)/(NFj−NCj) ……(9)
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0022】
図1は、本発明の一実施の形態に係る撮像レンズの概略構成を表すものである。なお、図1および後述する図15では、断面部を示す斜線の図示を省略する。
【0023】
図1に示した撮像レンズ1は、特にコンパクトなディジタルカメラやビデオカメラに好適に用いられる。符号Zobj で示す側が物体側(被写体側)であり、符号Zimg で示す側が像面側(結像側)である。符号Ri は、最も物体側の構成要素の面S1 を1番目として、像面側に向かうに従い順次増加するi番目の構成要素の面Si の曲率半径を示す。符号Di は、i番目の面とi+1番目の面との光軸Z0 上の面間隔を示す。符号Lは、第1の面S1から結像面Simg までの距離を示す。
【0024】
この撮像レンズ1は、光軸Z0 に沿って、物体側より順に、第1レンズL1と、開口絞りStと、第2レンズL2とを備えている。第1レンズL1および第2レンズL2の材料は、光学ガラスと光学樹脂(プラスチック)のどちらでもよい。撮像レンズ1の結像面(撮像面)Simg には、CCD等の撮像素子(図示せず)が配置され、この撮像素子の撮像面付近には、撮像面を保護するためのカバーガラスCGが配置される。
【0025】
第1および第2のレンズL1,L2を構成する4つの面S1〜S4はすべて非球面である。第1レンズL1は負の屈折力(パワー)を有し、その物体側の面S1の形状は物体側に凸であり、像側の面S2の形状は像側に凹である。すなわち、第1レンズL1は概して負のメニスカス形状を有している。
【0026】
第2レンズL2は正の屈折力を有し、その像側の面S4の形状は像側に凸である。第2レンズL2の物体側の面S3の光軸Z0 近傍の形状は物体側に凸、凹または平面のいずれかである。なお、図1に示した例では、面S3の光軸Z0 近傍の形状は物体側に凸になっており、したがって、第2レンズL2は概して両凸形状を有している。
【0027】
開口絞りStは、光軸Z0 上の距離において、第1レンズL1よりも第2レンズL2に近い位置に設けられている。すなわち、面S3の頂点と開口絞りStとの距離Bは、面S2の頂点と開口絞りStとの距離Aよりも小さい。なお、開口絞りに厚さがある場合には、その開口絞り部材厚さの一部あるいは全体が第1レンズL1よりも第2レンズL2に近い位置にあると解釈する。すなわち、図2に示したように、開口絞り部材Stの第2レンズ側の面SSの位置が開口絞り位置であり、この位置が、面S2と面S3との間の光軸上距離D2の中点と一致するか、あるいはこの中点よりも面S3に近い側に位置することを意味する。
【0028】
カバーガラスCGは、図示しない撮像素子の保護のためのガラスまたはプラスチックの平行平面板であるが、これに代えてIR(赤外)カットフィルタを用いてもよい。
【0029】
図1の撮像レンズ1を実際に鏡筒(図示せず)に組み込むことができるようにするためには、例えば図2に示したようなレンズ形状にすることが好ましい。この例では、第1レンズL1および第2レンズL2の光面(光透過面)の周囲に、それぞれ、鏡筒の内径に対応する外径を有するフランジ部2,3を設け、これらのフランジ部2,3が鏡筒の内壁によって支持されるように構成する。第2レンズL2には、物体側の面S3とフランジ部3との間に、環状の突堤部4を設け、第1レンズL1には、像面側の面S2とフランジ部2との間に、光軸Z0 と直交する平面段差部5を設ける。第1レンズL1の平面段差部5と第2レンズL2の突堤部4との間に開口絞りStを挟み込むように配置する。平面段差部5の光軸方向位置、突堤部4の高さ、および開口絞りStの厚さによって、レンズ面間隔D2が規定される。
【0030】
この撮像レンズ1は、Fナンバー(FNO)が4.0以下であり、比較的明るく、また、半画角ωが25°以上であり、比較的広い画角を備えている。撮像レンズ1は、条件式(1)および(2)を満足することが好ましい。
0.15<D2 /D<0.21 ……(1)
h2 /z2 <3.6 ……(2)
但し、
D:レンズ全長
D2 :第1レンズの像側面(第2面)から第2レンズ物体側面(第3面)までの光軸上の距離
h2 :第2面の有効半径
z2 :第2面の頂点から第2面の有効径位置までの光軸方向の距離
【0031】
撮像レンズ1は、上記の条件式(1),(2)と共に次の条件式(3)を満足することがより好ましい。
0≦|f/R3 |≦0.7 ……(3)
f:レンズ全系の焦点距離
R3 :第2レンズの物体側面(第3面)の近軸曲率半径
【0032】
さらに、撮像レンズ1は、上記の条件式(1)および(2)と共に次の条件式(4)または(5)のいずれかを満足することがより好ましい。
νd1=νd2 ……(4)
νd1<νd2 ……(5)
但し、
νd1:第1レンズL1の材料のアッベ数
νd2:第2レンズL2の材料のアッベ数
【0033】
さらに、撮像レンズ1は、上記の条件式(1),(2)および(5)と共に次の条件式(6)を満足することがより好ましい。
0≦f/R3 ≦0.6 …(6)
【0034】
撮像レンズ1はまた、上記の条件式(1),(2)および(3)と共に次の条件式(7)および(8)を満足するか、あるいは 上記の条件式(1),(2)(5)および(6)と共に次の条件式(7)および(8)を満足することがより好ましい。
0.6≦f2 /f≦0.8 ……(7)
0.15≦|( f2)2 /(f*f1 )|≦0.32 ……(8)
但し、
f1 :第1レンズの焦点距離
f2 :第2レンズの焦点距離
【0035】
次に、以上のような構成の撮像レンズ1の作用および効果を説明する。
【0036】
図示しない被写体から撮像レンズ1に入射した物体光は、第1レンズL1,開口絞りSt,第2レンズL2およびカバーガラスCGを順次通過したのち、結像面Simg 上に物体像を結像する。開口絞りStは有効径を規定するものであるが、この開口絞りStは、光軸Z0 上の距離において、第1レンズL1よりも第2レンズL2に近い位置に設けられているので、以下の点で有利である。すなわち、第2面S2から開口絞りStまでの距離が短くなると、収差を良好に保つためには第2面の近似曲率半径が小さくなる傾向があり、製造適性が低下する。開口絞りStから第3面S3までの距離が大きくなると、第2レンズL2を通過する光束の有効径が大きくなるため、第2レンズL2の外周部の光軸方向厚さが小さくなり、やはり製造適性が低下する。第2レンズL2の外周部の光軸方向厚さを維持するために第2レンズL2の厚さを大きくしていくと、非点収差等の収差が増大していく。その適正な範囲が「開口絞りStが第1レンズL1よりも第2レンズL2に近い位置」となる。
【0037】
この撮像レンズ1では、上記のようなレンズ形状の採用により、最小限のレンズ枚数(2枚)で構成することが可能である。特に、第1,第2レンズL1,L2のすべての面を非球面で構成し、かつ条件式(1)〜(8)を適宜満たすようにした場合には、レンズ全長が短縮すると共に、諸収差の発生を抑制しつつ、明るさと画角とが確保される。
【0038】
ここで、上記した条件式(1)〜(8)式の意義について説明する。
【0039】
条件式(1)は、レンズ全長Dに対する第1,第2レンズ間距離D2の比、の望ましい範囲を表す式である。この比を適切に規定することにより、小型化と開口絞りStの設置とが容易になる。条件式(1)の下限を下回ると、第1レンズL1と第2レンズL2とが近接しすぎて、開口絞りStの設置が困難になる。一方、上限を越えると、レンズが大型化する(レンズ全長D、ひいては第1の面S1から結像面Simg までの距離L、が大きくなる)要因になり、小型化、低コスト化が困難になる。
【0040】
条件式(2)は、第1レンズL1の第2面S2の頂点から第2面有効半径位置までの光軸方向距離z2 に対する第2面有効半径h2 の比、の望ましい範囲を規定するものである。この比を適切に規定することにより、解像性能を良好にすることが可能である。条件式(2)の上限を越えると、コマ収差が悪化して良好な解像性能が得られなくなる。解像性能を特に重視するのであれば、h2 /z2 の値をさらに小さく、例えば2.6よりも小さく設定することがより好ましい。なお、面S2が球面だと仮定すると、z2 <h2 になることから、現実的には、条件式(2)の下限は1.0程度である。
【0041】
条件式(3)は、第2レンズL2の物体側面S3の近軸曲率半径R3 に対するレンズ全系の焦点距離fの比の絶対値、の望ましい範囲を規定するものである。この比を適切に規定することにより、製造適性を向上させることが可能である。条件式(3)の上限を越えると、面S3の近軸曲率半径R3 が小さくなりすぎて、この面S3の屈折力が過大となる。このため、第2レンズL2の面S3と面S4との間に軸ずれがあった場合には、これによる像劣化が大きくなる。その結果、面S3と面S4との間に軸ずれが生じないように第2レンズL2を高精度に製造することが要求され、高い歩留りで安定して製造することが難しくなり、コストアップの要因にもなる。
【0042】
条件式(4)および(5)は、第1レンズL1の材料のアッベ数νd1と第2レンズL2の材料のアッベ数νd2との間の望ましい関係を規定するものである。アッベ数νd1,νd2の大小関係を適切に設定することにより、好ましい製造適性と良好な画質とを得ることができる。条件式(5)のように、第1レンズL1のアッベ数νd1よりも第2レンズL2のアッベ数νd2を大きくすることにより、より一層効果的に色収差を小さくすることが可能となり、解像性能が良くなる結果、画質が向上する。一方、色収差による画質劣化がさほど問題にならない場合には、条件式(4)のように、アッベ数νd1,νd2を等しくしてもよい。この場合には、第1レンズL1と第2レンズL2について同じ材料が使用できるので、製造が容易である。
【0043】
条件式(6)は、条件式(3)の範囲をさらに狭く規定したものである。条件式(6)の下限を下回らないようにすると、コマ収差の発生を抑制しやすくなり、Fナンバーを明るくすることが容易になる。上限を超えないようにすると、面S3の屈折力が小さくなるため、製造適性が一層向上する。
【0044】
条件式(7)は、全系の焦点距離fに対する第2レンズL2の焦点距離f2 の比、の望ましい範囲を規定するものである。条件式(8)は、全系の焦点距離fと第1レンズL1の焦点距離f1 との積に対する第2レンズL2の焦点距離f2 の二乗の比、の望ましい範囲を規定するものである。これらの比を適切に設定することにより、小型化と画質の向上とを実現することができる。条件式(7),(8)のいずれかの上限を越えると、第1レンズL1の第1面S1から結像面Simg までの距離が長くなり、大型化する。一方、条件式(7),(8)のいずれかの下限を下回ると、コマ収差の発生を抑制しにくくなり、良好な像質が得られなくなる。
【0045】
このように、本実施の形態に係る撮像レンズによれば、最小限のレンズ枚数で構成し、第1レンズL1と第2レンズL2のすべての面に非球面を使用すると共に条件式(1)〜(8)を適宜満たすようにしたので、レンズ全長を短縮して小型化を実現すると同時に、明るさと画角とを確保しつつ諸収差を低減することが容易である。したがって、特に、比較的小さい結像寸法が求められる携帯電話等の携帯端末における画像入力部や小型のデジタルカメラ等に好適に用いることが可能である。
【0046】
[実施例1〜10]
次に、本実施の形態の撮像レンズに係る具体的な実施例1〜10(第1の実施例〜第10の実施例)について説明する。ここでは、これらの実施例1〜10についてまとめて説明する。
【0047】
図3〜図14は、実施例1〜6に係る撮像レンズ1のレンズデータを表すものである。これらの実施例1〜6は、図1に示した撮像レンズ1に対応するものである。また、図16〜図23は、実施例7〜10に係る撮像レンズのレンズデータを表すものである。これらの実施例7〜10は、図15に示した撮像レンズ10に対応するものである。
【0048】
ここで、図3(A),図5(A),図7(A),図9(A),図11(A),図13(A)、および、図16(A),図18(A),図20(A),図22 (A)は、それぞれ、実施例1〜10の基本レンズデータを示す。図3(B),図5(B),図7(B),図9(B),図11(B),図13(B)、および、図16(B),図18(B),図20(B),図22(B)は、それぞれ、実施例1〜10の主要な光学パラメータf,−f1,f2,D,h2,z2,Lを示す。但し、ここに示した光学パラメータの値は、それぞれ、小数第4位を四捨五入して得られた値である。また、図4,図6,図8,図10,図12,図14、および、図17,図19,図21,図23は、それぞれ、実施例1〜10における第1レンズL1および第2レンズL2の非球面データを示す。
【0049】
図3(A)等における面番号Si の欄には、各実施例の撮像レンズについて、開口絞りStを1番目として、像面側に向かうに従い順次増加する構成要素の面の番号を示している。曲率半径Ri の欄には、図1に示した符号Ri に対応させて、物体側からi番目の構成要素の近軸曲率半径の値を示す。曲率半径Ri の値が∞の部分は平面であることを示す。面間隔Di の欄についても、図1に示した符号Di に対応させて、物体側からi番目の面Si とi+1番目の面Si+1 との光軸上の間隔を示す。曲率半径Ri および面間隔Di の値の単位はミリメートル(mm)である。Nej,νdjの欄は、それぞれ、物体側からj番目のレンズ要素のe線(波長546.1nm)に対する屈折率と、d線(波長587.6nm)に対するアッベ数の値を示す。fは全系の焦点距離(mm)を示し、ωは半画角を示す。
【0050】
なお、これらの実施例では、カバーガラスCGとして、厚さ0.3mmの平行平面板(屈折率1.52)を用いている。また、開口絞りStは、第1レンズL1よりも第2レンズL2に近い位置に配置されている。具体的には、面S3の頂点と開口絞りStとの距離Bの、面S2の頂点と開口絞りStとの距離Aに対する比率B/Aは、図25に示したように、4/10〜7/10程度である。但し、開口絞りStの位置が光軸方向に移動しても急激に収差が劣化するわけではなく、上記比率は0〜1.0の値をとり得る。
【0051】
図4,図6,図8,図10,図12,図14に示した非球面データは、以下の非球面多項式(10)における定数および係数である。この非球面多項式(10)は、光軸Z0 に直交する方向にρ軸をとって非球面の形状を表したものである。非球面は、式(10)で表される曲線を光軸Z0 の周りに回転して得られる曲面である。
【0052】
【数1】
【0053】
ただし、
Z:高さρの位置にある非球面上の点から非球面の頂点の接平面(光軸に垂直な平面)に下ろした垂線の長さ(mm)
ρ:光軸Z0 からの距離または高さ(mm)
K:円錐係数
C:近軸曲率(=1/Rは近軸曲率半径)
Bi:第i次(i=3〜10)の非球面係数
【0054】
図24は、実施例1〜10および比較例1〜9における条件式(1)〜(8)およびL/fの値を一覧形式で表すものである。この図に示した値は、上記した光学パラメータ(f,−f1,f2,D,h2,z2)の四捨五入前の値を用いた計算により得られた値である。また、この図で、網点を付した部分は、条件式(1)〜(8)の範囲を満たしている値を示している。なお、比較例1,2は特許文献1に記載された2つの構成例に対応し、比較例3〜7は特許文献2に記載された5つの構成例に対応し、比較例8,9は特許文献3に記載された2つの構成例に対応する。
【0055】
図4等に示したように、実施例1〜10の撮像レンズ1,10では、いずれも、第1レンズL1および第2レンズL2のすべての面S1〜S4が非球面形状となっている。また、図24に示したように、実施例1〜10は条件式(1)〜 (3),(7),(8)を満たしており、実施例8,10はさらに条件式(6)をも満たしている。また、実施例7〜10は条件式(4)を満たし、実施例1〜6は条件式(5)を満たしている。一方、比較例1〜9においては、条件式(1)〜(3),(7),(8)をすべて満たすものは存在しない。
【0056】
また、L/fの値を見てみると、実施例1〜10はすべて2.02〜2.27の範囲に入っており、コンパクトになっていることが分かる。一方、比較例1〜9においては、比較例1,2を除いていずれもL/fが2.4〜4.6と、大きい値であり、コンパクト性に欠ける傾向にある。
【0057】
図26〜図35は、それぞれ、実施例1〜10の撮像レンズについての諸収差を表すものである。具体的には、以下の通りである。
【0058】
図26(A),図27(A),図28(A),図29(A),図30(A),図31(A),図32(A),図33(A),図34(A),図35(A)は、それぞれ球面収差を示す。
【0059】
図26(B),図27(B),図28(B),図29(B),図30(B),図31(B),図32(B),図33(B),図34(B),図35(B)は、それぞれ像面湾曲(または非点収差)を示す。
【0060】
図26(C),図27(C),図28(C),図29(C),図30(C),図31(C),図32(C),図33(C),図34(C),図35(C)は、それぞれディストーション(歪曲収差)を示す。
【0061】
図26(D),図27(D),図28(D),図29(D),図30(D),図31(D),図32(D),図33(D),図34(D),図35(D)は、それぞれ倍率色収差を示す。
【0062】
図26(E),図27(E),図28(E),図29(E),図30(E),図31(E),図32(E),図33(E),図34(E),図35(E)は、それぞれ半画角ωが24.3°の場合における横収差(コマ収差)を示す。
【0063】
図26(F),図27(F),図28(F),図29(F),図30(F),図31(F),図32(F),図33(F),図34(F),図35(F)は、それぞれ半画角ωが32.8°の場合における横収差(コマ収差)を示す。
【0064】
球面収差を示す図26(A)等においては、e線(波長546.1nm),F線(波長486.1nm),C線(波長656.3nm)についての値を示す。像面湾曲を示す図26(B)等において、実線Sはサジタル像面に対する収差を示し、破線Tはタンジェンシャル(メリジオナル)像面に対する収差を示す。また、倍率色収差を示す図26(D)等においては、F線(波長486.1nm),C線(波長656.3nm)についての値を示す。図26〜図35の各収差図において、特に波長を明記していないものはe線に対する収差を示す。また、FNoはFナンバーを示す。
【0065】
以上のレンズデータおよび収差図からわかるように、各実施例について、収差が良好に補正され、Fナンバーが4以下と明るく、かつ、半画角が25°以上と広画角の2群2枚構成の撮像レンズが得られる。しかも、レンズ第1面S1から結像面Simg までの距離の焦点距離に対する比L/fが2.02〜2.27と比較的小さく、コンパクトな撮像レンズが得られる。また、撮像素子の結像面Simg 上に形成される物体像は、φ8以下の比較的小さい像寸法となることから、小型の撮像素子にも十分対応可能である。
【0066】
なお、本発明は、上記実施の形態および各実施例に限定されず種々の変形実施が可能である。例えば、各レンズ成分の曲率半径Ri 、面間隔Di 、屈折率Nejおよびアッベ数νdj等の値は、上記各数値実施例で示した値に限定されず、他の値をとり得る。
【0067】
また、撮像レンズ1の第1,第2レンズL1,L2における光透過面以外の形状は、図2に示したものに限定されず、他の形状としてもよい。
【0068】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の撮像レンズによれば、物体側から順に、物体側の面の形状が物体側に凸であり、像側の面の形状が像側に凹である負の第1レンズと、開口絞りと、像側の面の形状が像側に凸である正の第2レンズとを備え、第1および第2のレンズを構成する4つの面が全て非球面形状であり、かつ、開口絞りを光軸上の距離において第1レンズよりも第2レンズに近い位置に設けるようにしたので、比較的小さい結像寸法が求められる携帯電話等の携帯端末における画像入力部や小型のデジタルカメラ等に好適に用いることが可能な、明るく、画角が大きく、かつコンパクトな撮像レンズを得ることができる。
【0069】
特に、Fナンバーが4.0以下、半画角が25°以上であり、かつ、条件式 (1),(2)を満足するようにした場合には、撮像レンズの小型化と共に、コマ収差の低減による解像性能の確保が可能である。また、条件式(3)または条件式(4)を満足するようにした場合には、製造適性の向上が可能である。また、条件式(5)を満足するようにした場合には、色収差の低減による解像性能の確保が可能である。また、条件式(6)を満足するようにした場合には、コマ収差発生の抑制と製造適性の向上とが容易になる。さらに、条件式(7),(8)を満足するようにした場合には、撮像レンズの小型化とコマ収差の低減による解像性能の向上が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る撮像レンズの一構成例を示す概略断面図である。
【図2】図1に示した撮像レンズの具体的な形状を表す断面図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る撮像レンズにおける第1の実施例の基本データを示す図である。
【図4】第1の実施例に係る撮像レンズの非球面データを示す図である。
【図5】本発明の一実施の形態に係る撮像レンズにおける第2の実施例の基本データを示す図である。
【図6】第2の実施例に係る撮像レンズの非球面データを示す図である。
【図7】本発明の一実施の形態に係る撮像レンズにおける第3の実施例の基本データを示す図である。
【図8】第3の実施例に係る撮像レンズの非球面データを示す図である。
【図9】本発明の一実施の形態に係る撮像レンズにおける第4の実施例の基本データを示す図である。
【図10】第4の実施例に係る撮像レンズの非球面データを示す図である。
【図11】本発明の一実施の形態に係る撮像レンズにおける第5の実施例の基本データを示す図である。
【図12】第5の実施例に係る撮像レンズの非球面データを示す図である。
【図13】本発明の一実施の形態に係る撮像レンズにおける第6の実施例の基本データを示す図である。
【図14】第6の実施例に係る撮像レンズの非球面データを示す図である。
【図15】本発明の一実施の形態に係る撮像レンズの他の構成例を示す概略断面図である。
【図16】本発明の一実施の形態に係る撮像レンズにおける第7の実施例の基本データを示す図である。
【図17】第7の実施例に係る撮像レンズの非球面データを示す図である。
【図18】本発明の一実施の形態に係る撮像レンズにおける第8の実施例の基本データを示す図である。
【図19】第8の実施例に係る撮像レンズの非球面データを示す図である。
【図20】本発明の一実施の形態に係る撮像レンズにおける第9の実施例の基本データを示す図である。
【図21】第9の実施例に係る撮像レンズの非球面データを示す図である。
【図22】本発明の一実施の形態に係る撮像レンズにおける第10の実施例の基本データを示す図である。
【図23】第10の実施例に係る撮像レンズの非球面データを示す図である。
【図24】第1ないし第10の実施例に係る撮像レンズの条件式の数値を一覧形式で示す図である。
【図25】第1ないし第10の実施例に係る撮像レンズにおける開口絞りの位置データを示す図である。
【図26】第1の実施例に係る撮像レンズの諸収差を示す収差図である。
【図27】第2の実施例に係る撮像レンズの諸収差を示す収差図である。
【図28】第3の実施例に係る撮像レンズの諸収差を示す収差図である。
【図29】第4の実施例に係る撮像レンズの諸収差を示す収差図である。
【図30】第5の実施例に係る撮像レンズの諸収差を示す収差図である。
【図31】第6の実施例に係る撮像レンズの諸収差を示す収差図である。
【図32】第7の実施例に係る撮像レンズの諸収差を示す収差図である。
【図33】第8の実施例に係る撮像レンズの諸収差を示す収差図である。
【図34】第9の実施例に係る撮像レンズの諸収差を示す収差図である。
【図35】第10の実施例に係る撮像レンズの諸収差を示す収差図である。
【符号の説明】
1,10…撮像レンズ、L1……第1レンズ、L2…第2レンズ、CG…カバーガラス、St …開口絞り、Simg …結像面、Z0 …光軸。
Claims (7)
- 画像を読み取る撮像素子上に物体像を結像させるための2群2枚構成の撮像レンズであって、物体側から順に、
物体側の面の形状が物体側に凸であり、像側の面の形状が像側に凹である負の第1レンズと、
開口絞りと、
像側の面の形状が像側に凸である正の第2レンズと
を備え、
前記第1および第2のレンズを構成する4つの面が全て非球面形状であり、
前記開口絞りが、光軸上の距離において、前記第1レンズよりも前記第2レンズに近い位置に設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載の撮像レンズ。 - Fナンバーが4.0以下、半画角が25°以上であり、かつ、条件式(1),(2)を満足することを特徴とする請求項1に記載の撮像レンズ。
0.15<D2 /D<0.21 ……(1)
h2 /z2 <3.6 ……(2)
但し、
D:レンズ全長
D2 :第1レンズの像側面から第2レンズ物体側面までの光軸上の距離
h2 :第2面の有効半径
z2 :第2面の頂点から第2面の有効径位置までの光軸方向の距離 - 条件式(3)を満足することを特徴とする請求項2に記載の撮像レンズ。
0≦|f/R3 |≦0.7 ……(3)
但し、
f :レンズ全系の焦点距離
R3 :第2レンズの物体側面の近軸曲率半径 - 条件式(4)を満足することを特徴とする請求項2に記載の撮像レンズ。
νd1=νd2 ……(4)
但し、
νd1:第1レンズの材料のアッベ数
νd2:第2レンズの材料のアッベ数 - 条件式(5)を満足することを特徴とする請求項2に記載の撮像レンズ。
νd1<νd2 ……(5)
但し、
νd1:第1レンズの材料のアッベ数
νd2:第2レンズの材料のアッベ数 - 条件式(6)を満足することを特徴とする請求項5に記載の撮像レンズ。
0≦f/R3 ≦0.6 ……(6) - 条件式(7),(8)を満足する請求項3または請求項6に記載のレンズ。
0.6≦f2 /f≦0.8 ……(7)
0.15≦|( f2)2 /(f*f1 )|≦0.32 ……(8)
但し、
f1 :第1レンズの焦点距離
f2 :第2レンズの焦点距離
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