JP2004270940A - 圧力調整ユニット - Google Patents

圧力調整ユニット Download PDF

Info

Publication number
JP2004270940A
JP2004270940A JP2004060301A JP2004060301A JP2004270940A JP 2004270940 A JP2004270940 A JP 2004270940A JP 2004060301 A JP2004060301 A JP 2004060301A JP 2004060301 A JP2004060301 A JP 2004060301A JP 2004270940 A JP2004270940 A JP 2004270940A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
passage
valve spool
regulating unit
stage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004060301A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4898096B2 (ja
Inventor
Andrzej Pilawski
ピラウスキー アンドレイ
Christof Ott
オット クリストフ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Robert Bosch GmbH
Original Assignee
Robert Bosch GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Robert Bosch GmbH filed Critical Robert Bosch GmbH
Publication of JP2004270940A publication Critical patent/JP2004270940A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4898096B2 publication Critical patent/JP4898096B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D16/00Control of fluid pressure
    • G05D16/20Control of fluid pressure characterised by the use of electric means
    • G05D16/2006Control of fluid pressure characterised by the use of electric means with direct action of electric energy on controlling means
    • G05D16/2013Control of fluid pressure characterised by the use of electric means with direct action of electric energy on controlling means using throttling means as controlling means
    • G05D16/2024Control of fluid pressure characterised by the use of electric means with direct action of electric energy on controlling means using throttling means as controlling means the throttling means being a multiple-way valve
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D16/00Control of fluid pressure
    • G05D16/20Control of fluid pressure characterised by the use of electric means
    • G05D16/2093Control of fluid pressure characterised by the use of electric means with combination of electric and non-electric auxiliary power
    • G05D16/2097Control of fluid pressure characterised by the use of electric means with combination of electric and non-electric auxiliary power using pistons within the main valve

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Magnetically Actuated Valves (AREA)
  • Sliding Valves (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

【課題】例えば約25バールまでの作業圧を供給できる、安価で振動安定性でなおかつコンパクトな圧力調整ユニットを提供する。
【解決手段】主段部(14)の作業圧が、前段部(12)の、前段部流入路(38)に作用する流入圧を設定し、かつ前段部(12)の前段部流入路(38)が前段部(12)の制御通路(38)と重複していて、該制御通路(38)が、弁スプール(44)を操作するために役立つようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、圧力調整ユニット、特に自動車の自動変速機のための圧力調整ユニットであって、前段部が設けられており、該前段部には、前段部流入路と前段部戻り路との間の流体流を制御する弁部材を操作するための、特に電磁式のアクチュエータユニットが設けられており、前段部が、該前段部に接続された主段部を制御するために役立ち、該主段部が流入接続部と作業接続部と弁スプールとを有しており、該弁スプールが、作業接続部に作用する作業圧を制御するために役立ち、かつ弁スプールが前段部により操作可能である形式のものに関する。
この種の圧力ユニットは実際の使用から一般に知られており、例えば自動車の自動変速機において、調節部材に作用する流体圧を調節するために役立つ。例えば、流体圧の調節を介して、シフトプロセスを実施するためのシフトエレメントが操作され得る。
実際の使用から、冒頭で述べた形式の圧力調整ユニットは「2段圧力調整器(Zweistufen−Druckregler)」として知られており、この圧力調整ユニットは1つの構成群に統合された形で前段部と、前段部を用いて制御可能な主段部とを有している。前段部は座形圧力調整器(Sitzdruckregler)として形成されていることができ、前段部流入路と、前段部戻り路と、主段部のための制御圧を準備する制御通路もしくは制御接続部とを有している。前段部の制御圧は主段部において弁スプールに作用し、弁スプールを用いて、主段部の流入接続部と作業接続部との間の流体流が制御可能である。さらに、主段部および前段部はその都度1つの戻り接続部を有しており、戻り接続部は流体もしくは圧力媒体のための貯蔵タンクに通じている。
前段部は電磁式のアクチュエータユニットを有しており、アクチュエータユニットは弁部材を操作するために役立ち、弁部材は前段部流入路と前段部戻り路との間の流体流、ひいては前段部により用意される制御圧を調整し、その際、電磁式のアクチュエータユニットの起動制御は制御装置を用いて行われ、制御装置は前段部に接続されている。前段部によって用意される圧力は主段部によって、主段部の作業接続部に、調節部材を操作するために望まれる作業圧が支配するように強化される。
さらに、2段圧力調整器を、前段部が主段部と同じ流入圧で負荷されるように構成することが公知であって、その際ここでは2つの変化形に区別することができる。第1の変化形は、主段部が通流量強化のためだけに使用されることができ、圧力強化は行わないものである。この事例では、前段部の電磁式の操作ユニットは小さく構成されていることができる。それというのは最大で10バールの圧力さえ処理できればよいからである。
別の変化形は、主段部が圧力強化のためにも使用されることができるものであって、その結果、主段部の作業接続部には最大で約20バールの圧力がかかっている。この事例のでは、前段部は、やはり20バールにある最大の流入圧に抗して保持することができず、このことは前段部の領域における高い漏れ率につながる。漏れ率は変速機制御の場合システムに関する出力損失を意味し、クラッチにおいて僅かな圧力しか必要とされない場合に、特に不都合に作用する。
さらに、圧力調整ユニットの前段部に、主段部の流入圧に対して減じられている流入圧を供給することが知られている。この事例では、圧力強化は2段圧力調整器において、高い液圧的な損失なしに実現されることができる。しかし、ここには、別個の流入圧供給部が前段部のために使用されなければならないという欠点が存在する。
したがって本発明の課題は、例えば約25バールまでの作業圧を供給できる、安価で振動安定性でなおかつコンパクトな圧力調整ユニットを提供することである。
この課題を解決した本発明の構成によれば、主段部の作業圧が、前段部の、前段部流入路に作用する流入圧を設定し、かつ前段部の前段部流入路が前段部の制御通路と重複していて、該制御通路が、弁スプールを操作するために役立つようにした。
このように構成したことにより、前段部の流入圧が前段部の弁部材の位置に関連して自動的に必要な圧力レベルに調節されるという利点が得られる。それにより、常に、主段部の作業接続部に支配する圧力レベルに関連していてその制御圧に相当する、前段部の流入圧のための別個の調整が省略され得る。
本発明による圧力調整ユニットは、特に自動車の自動変速機の場合、クラッチまたはブレーキのようなシフトエレメントを液圧式に操作するための、液圧式の分配器もしくは調節プレートにおいて使用可能である。
本発明による圧力調整ユニットの有利な構成では、主段部の作業圧が弁スプールの通路を介して前段部流入路に作用する。この構成では、いずれにしても主段部に存在している構成エレメントに簡単に通路が設けられているので、主段部の作業接続部における作業圧が取り出されて、通路を介して前段部流入路に供給される。
作業圧を取り出すための通路は例えば、通路が、作業接続部の領域で分岐した半径方向孔と、軸方向孔もしくは中心孔とを有しているように形成されていることができ、半径方向孔と軸方向孔とを介して圧力もしくは流体が前段部流入路の方向で搬送される。
通流量を絞るために、弁スプールの通路内に絞りが配置されており、絞りは、孔を段付けして構成するか、または絞りキャップまたはこれに類するものを圧入することによっても実現されていることができる。弁推力が上昇するに伴って、弁を通る通流量が増大し、ひいては絞りにおける圧力降下も増大する。この絞りにおける圧力降下は流れを介した調整圧力の可変性を生ぜしめる。絞りなしの場合、弁通流量のみが変化することになるであろう。制御圧の分岐における圧力はコンスタントであって、調整機能はもはや付与されないだろう。
本発明による圧力調整ユニットを振動安定性に形成するために、有利な構成は「アキュムレータ質量体(Akkumulatormasse)」を有しており、アキュムレータ質量体は弁スプールにより貫通係合されており、アキュムレータ質量体の一方の端面には、第1のばね室内に配置されていてハウジング領域に支持されている、「残圧ばね(Restdruckfeder)」とも呼ばれる第1の圧縮ばねが当て付けられており、他方の端面には、第2のばね室内に配置されていて弁スプールに作用する、「伝達ばね(Uebertragerfeder)」とも呼ばれる第2の圧縮ばねが支持されている。
原理的には、本発明による圧力調整ユニットは、アキュムレータ質量体なしに、直接的に弁スプールに作用する残圧ばねのみを備えて運転することも可能である。ただし、アキュムレータ質量体を適当に設計して使用することにより、圧力調整ユニットの振動特性は簡単な形式で最適化される。
圧力調整ユニットにおける特に好都合な流動関係は、主段部の弁スプールの軸線と前段部の弁部材の軸線とが重複している場合に達成されることができる。特にそうすることで、前段部流入路もしくは前段部の制御通路が短く設計されていることができる。
本発明による圧力調整ユニットの前段部は、構造上簡単な実施形態の場合、平座形圧力調整器(Flachsitzdruckregler)として形成されている。ただし前段部は、異なる形式で設計された弁座、例えば円すい座を有していてもよい。もちろん、前段部をスプール形圧力調整器として構成することも考えられる。
前段部の弁座は常に、必要な制御圧を主段部の弁スプールに加えるために絶対に必要な流入圧で負荷されるに過ぎないので、前段部の、特に電磁式のアクチュエータユニットは比較的に小さく、ひいては安価に形成されていることができる。さらに、前段部の弁座において通流量は低下し、このことはまた低い出力損失に現われる。
また、前段部の弁部材は比較的に僅かなストロークを備えて設計されていることができ、ストロークは約0〜約250μmの間の範囲にあることができる。それゆえ、電磁式のアクチュエータユニットは浸漬型段部(Tauchstufe)として形成されている必要がないので、前段部の安価な製作が可能である。
本発明による対象の別の利点および有利な構成は、発明を実施するための最良の形態、図面および特許請求の範囲から見て取ることができる。
本発明による圧力調整ユニットの3実施例が図面に概略的に簡単化されて示されており、以下に図面を参照しながら本発明の実施例について詳説する。
図1には圧力調整ユニット10が示されており、圧力調整ユニット10は自動車の自動変速機において、クラッチまたはブレーキとして働くシフトエレメントを液圧式に操作するために使用可能である。
圧力調整ユニット10は2段圧力調整器として構成されており、一次側とも呼ばれる前段部12と二次側とも呼ばれる主段部14を有しており、その際、前段部12は主段部14のための「パイロット制御圧」を供給し、主段部14は作業圧をシフトエレメントのために準備する。
前段部12は、ここには図示されていない制御装置に電気的に接続するためのターミナルユニット18を備えた前段部ハウジング16と、ソレノイドコイルから成っていてアクチュエータユニットとも呼ばれる電磁式の操作ユニット20とを有しており、ソレノイドコイルは磁心24と協働するソレノイドプランジャ22を操作するために役立つ。
ソレノイドプランジャ22は弁部材26に結合されており、弁部材26はピストン状に形成されており、かつ平らな端面28を有している。弁部材26は平座として形成された弁座30と協働する。
弁部材26の、端面28に隣接する端部は弁室32内に配置されており、弁室32から1つの前段部戻り路34が分岐しており、前段部戻り路34はここでは詳説されない圧力媒体貯蔵容器に通じる。
弁座30はフランジ36に形成されており、フランジ36を介して前段部12は主段部14に接続されており、フランジ36は軸方向で弁部材26に向かって方向付けられた通路38を有しており、この通路38は前段部流入路としても制御通路としても役立ち、制御通路38を介して主段部14に制御圧が用意される。
弁部材26を用いて、通路38と前段部戻り路34との間で流動する流体流が調節されることができて、この流体流は、絞り78との関連で、前段部の閉鎖時に支配する圧力に対して相対的な圧力降下を生ぜしめ、このことから、流れに関連して可変の前段部圧力が結果として得られる。前段部10は前述の通り平座形圧力調整器として構成されている。
主段部14はハウジング40として、実質的に管形の射出成形部分を有しており、ハウジング40の内室42内には、一種の段付ピストンとして構成された弁スプール44が軸方向で摺動可能に案内されている。弁スプール44は前段部12の弁部材26に対して同軸的に整列されている。さらに、主段部14のハウジング40は、半径方向に方向付けられた1つの流入通路46と、半径方向に方向付けられた1つの作業通路48と、圧力媒体貯蔵容器に接続されている1つの戻り通路50とを有している。さらに、主段部14からは別の戻り接続部52が分岐しており、戻り接続部52は主段部14の、前段部12とは反対側の端面に位置しており、かつ制限プレート54に形成されている。
制限プレート54は、段付けされて形成されている弁スプール44のピストン56のためのストッパとして役立つ。ピストン56は制御エッジを形成し、それにより、主段部14の流入通路46と作業通路48との間の流体流を制御し、ひいては、作業通路48に作用していてシフトエレメントの操作のために用意される圧力を制御する。弁スプール44はピストン56に隣接して、減じられた直径を備えた領域58を有しており、この領域58にはさらに、拡大された直径を備えた領域60が接続しており、この領域60はハウジング40の内壁に沿って案内されている。拡大された直径を備えた領域60にはさらに、減じられた直径を備えた領域62が接続しており、この領域62は弁スプール44もしくは段付ピストンの、ピストン56とは反対側の端部領域を形成している。
段付ピストン44は、圧力調整ユニットのハウジングに対応配置されたフランジ36の一方の面で、厳密に言えば第1の圧縮ばね64を介して支持されており、第1の圧縮ばね64は残圧ばねと呼ばれ、一端でフランジ36に当て付けられており、他端でアキュムレータ質量体68の端面に設けられた環状溝66内に係入している。アキュムレータ質量体68の第2の端面には、第2の圧縮ばね70が第2の環状溝72内に係入しており、第2の圧縮ばね70はその他端でもって弁スプール44の、拡大された直径を備えた領域60において第3の環状溝74内に係入している。アキュムレータ質量体68は圧力振動を減衰するために役立つ。
残圧ばね64は、アキュムレータ質量体68によって制限されていてフランジ36に隣接している第1のばね室65内に配置されている。伝達ばねとして形成された第2の圧縮ばね70は第2のばね室71内に配置されており、第2のばね室71はアキュムレータ質量体68と、拡大された直径を備えた弁スプール領域60とによって画定されている。ばね室71は溝73を介してタンクに向かって排気されている。
さらに、弁スプール44内には通路が形成されており、この通路は半径方向孔76と軸方向孔77とから成っており、これらの孔を介して、作業通路48に作用している作業圧がばね室65内に、ひいては、前段部流入路として働く通路38内に伝達される。軸方向孔77の、端面側の端部領域内には、絞りキャップ78が圧入されている。
図2には圧力調整ユニット80が示されており、圧力調整ユニット80も自動車の自動変速機において、クラッチ内にあるようなシフトエレメントを液圧式に操作するために使用可能である。
圧力調整ユニット80は図1に示した圧力調整ユニットにほぼ相当しているが、図1に示した圧力調整ユニットに対して、圧力調整ユニットがハウジング40としてダイカスト部分を有しており、ハウジング40に付設部81が設けられており、この付設部81を流入通路46と作業通路48と戻り通路50とが貫通している点で異なる。
図3には圧力調整ユニット90が示されており、圧力調整ユニット90も実質的には、図1に示した圧力調整ユニットに相当しているが、図1に示した圧力調整ユニットに対して、圧力調整ユニットが前段部12を有しており、前段部12の軸線が主段部14の軸線と相俟って90°の角度を成して固定されている点で異なる。前段部12と主段部14との間の結合はハウジングブロック91により実施され、ハウジングブロック91内には前段部12のフランジ36が圧入されており、ハウジングブロック91内で、主段部14の弁スプール44に対して同軸的に整列された接続通路92が形成されており、この接続通路92はばね室65をフランジ36の通路38に接続している。主段部14のハウジング40の壁の厚さは、その外面がハウジングブロック91の外面と一直線に並ぶように設計されている。
図1〜図3に示した圧力調整ユニットは以下に説明するような形で作動する。
非通電状態、すなわち前段部10のソレノイドプランジャ22が操作されておらず、前段部12の弁閉鎖部材26が最大に開弁されている状態では、弁スプール44もしくはそのピストン56が1つの位置に保持されるので、作業通路48には最小の残圧が作用している。残圧は例えば0.5バールである。残圧の調節は、ピストン56が、残圧ばね64によって弁スプール44に加えられるばね力により、その制御エッジでもって1つの位置に走行させられているように実施される。その結果、例えば25バールの圧力が作用している流入通路46と、作業接続部48との間で、最小の圧力媒体流が流動する。非通電状態では、作業通路48にかかる圧力は専ら残圧ばね64により生ぜしめられる。
0.5バールの、作業通路48に作用している残圧は、弁スプール44の半径方向孔76および軸方向孔77と、前段部流入路として役立つ通路38とを介して、弁部材26の端面に作用し、その際、軸方向孔内に配置された絞り78において圧力降下が生じる。
さて、電磁式の操作ユニット20が通電されると、弁閉鎖部材26はその端面28でもって平座30の方向に運動させられる。それにより、端面28に作用する圧力は上昇、より厳密に言えば例えば、非通電状態で0.1バールから通電状態で0.5バールに上昇する。
圧力は電磁式の操作ユニット20の通電時にばね室65内でも上昇し、このことは、アキュムレータ質量体68と伝達ばね70とを介して弁スプール44に加えられる力の上昇を生ぜしめるので、ピストン56は摺動させられ、作業通路48にかかる作業圧は上昇する。同時に、前段部10の、孔76,77と通路38とを介してかかる流入圧も上昇する。それというのは、この流入圧は、作業通路48にかかる作業圧に依存しているからである。このことは、前段部10がその流入圧を自ら調節することを意味しており、より厳密に言えば、前段部10は、主段部14のための制御圧として必要な圧力に相当するように流入圧を調節する。
主段部14の、作業通路48にかかる作業圧は、弁スプール44の、拡大された直径を備えた領域60に形成された、つまり拡大された直径を備えた領域60の横断面積と減じられた直径を備えた領域58の横断面積との間の面積差である環状面F1を介して、前段部12の、面F2および面F3に作用する調整された圧力と力均衡関係にある。その際、面F2はアキュムレータ質量体68の端面を指し、面F3は弁スプール44の、減じられた直径を備えた領域62の端面を指している。絞り孔は面F3により包囲されている。
面F1の、面F2と面F3との合計に対する割合は主段部14の、変換可能な圧力強化、ひいては前段部12に必要なソレノイド力レベルをも決定する。
図1〜図3に示した圧力調整ユニットは、前段部12の、電磁式の操作ユニット20が比較的に小さく構成されていることができるという特徴を有している。さらに、前段部12の流入圧調整が招く構造上の手間が僅かであることは有利である。図示した圧力調整ユニットの別の利点は、僅かなシステムコストが前段部12、主段部14、および前段部12と主段部14との間の通路案内のために生じるに過ぎない点にある。さらに、システムを振動安定性に設計するために、僅かな応用手間および構造手間が存在するに過ぎない。
主段部と前段部とを備えた圧力調整ユニットの縦断面図である。
圧力調整ユニットの第2の実施形態の縦断面図である。
圧力調整ユニットの第3の実施形態の縦断面図である。
符号の説明
10 圧力調整ユニット、 12 前段部、 14 主段部、 16 前段部ハウジング、 18 ターミナルユニット、 20 操作ユニット、 22 ソレノイドプランジャ、 24 磁心(ポールコア)、 26 弁部材、 28 端面、 30 弁座、 32 弁室、 34 前段部戻り路、 36 フランジ、 38 通路、 40 ハウジング、 42 内室、 44 弁スプール、 46 流入通路、 48 作業通路、 50 戻り通路、 52 戻り接続部、 54 制限プレート、 56 ピストン、 58 領域、 60 領域、 62 領域、 64 圧縮ばね、 65 ばね室、 66 環状溝、 68 アキュムレータ質量体、 70 圧縮ばね、 71 ばね室、 72 環状溝、 73 溝、 74 環状溝、 76 半径方向孔、 77 軸方向孔、 78 絞り、 80 圧力調整ユニット、 81 付設部、 90 圧力調整ユニット、 91 ハウジングブロック、 92 接続通路、 F1 環状面、 F2 面、 F3 面

Claims (8)

  1. 圧力調整ユニット、特に自動車の自動変速機のための圧力調整ユニットであって、前段部(12)が設けられており、該前段部(12)には、前段部流入路(38)と前段部戻り路(34)との間の流体流を制御する弁部材(26)を操作するための、特に電磁式のアクチュエータユニット(20)が設けられており、前段部(12)が、前段部(12)に接続された主段部(14)を制御するために役立ち、該主段部(14)が流入接続部(46)と作業接続部(48)と弁スプール(44)とを有しており、弁スプール(44)が、作業接続部(48)に作用する作業圧を制御するために役立ち、かつ弁スプール(44)が前段部(12)により操作可能である形式のものにおいて、主段部(14)の作業圧が、前段部(12)の、前段部流入路(38)に作用する流入圧を設定し、かつ前段部(12)の前段部流入路(38)が前段部(12)の制御通路(38)と重複していて、該制御通路(38)が、弁スプール(44)を操作するために役立つことを特徴とする圧力調整ユニット。
  2. 主段部(14)の作業圧が弁スプール(44)の通路(76,77)を介して前段部流入路(38)に作用する、請求項1記載の圧力調整ユニット。
  3. 通路が弁スプール(44)の半径方向孔(76)と盲孔状の軸方向孔(77)とを有している、請求項2記載の圧力調整ユニット。
  4. 弁スプール(78)の通路(76,77)内に絞りが配置されている、請求項2または3記載の圧力調整ユニット。
  5. 弁スプール(44)が管状のアキュムレータ質量体(68)を貫通しており、該アキュムレータ質量体(68)の一方の端面には、第1のばね室(65)内に配置されていてハウジング領域(36)に支持されている第1の圧縮ばね(64)が当て付けられており、他方の端面には、第2のばね室(71)内に配置されている第2の圧縮ばね(70)が支持されており、該第2の圧縮ばね(70)が弁スプール(44)に作用する、請求項1から4までのいずれか1項記載の圧力調整ユニット。
  6. 主段部(14)の弁スプール(44)が前段部(12)の弁部材(26)に対して同軸的に配置されている、請求項1から5までのいずれか1項記載の圧力調整ユニット。
  7. 前段部(12)が平座形圧力調整器として形成されている、請求項1から6までのいずれか1項記載の圧力調整ユニット。
  8. 前段部の弁部材(26)が約0〜約250μmのストローク範囲を有している、請求項1から7までのいずれか1項記載の圧力調整ユニット。
JP2004060301A 2003-03-04 2004-03-04 圧力調整ユニット Expired - Fee Related JP4898096B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE10309324.9 2003-03-04
DE10309324A DE10309324B4 (de) 2003-03-04 2003-03-04 Druckregelaggregat

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004270940A true JP2004270940A (ja) 2004-09-30
JP4898096B2 JP4898096B2 (ja) 2012-03-14

Family

ID=32864091

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004060301A Expired - Fee Related JP4898096B2 (ja) 2003-03-04 2004-03-04 圧力調整ユニット

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4898096B2 (ja)
DE (1) DE10309324B4 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101749822B1 (ko) 2015-11-05 2017-06-21 현대 파워텍 주식회사 잔압 유지타입 압력제어밸브를 적용한 유압제어 시스템 및 자동변속기
KR101749820B1 (ko) 2015-11-05 2017-06-21 현대 파워텍 주식회사 잔압 유지타입 가변력 솔레노이드 밸브 및 이를 적용한 자동변속기

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS639615A (ja) * 1986-06-30 1988-01-16 ロ−ベルト・ボツシユ・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング 内燃機関の排ガス内の固体粒子を燃焼させる装置
JPH01104439A (ja) * 1987-08-04 1989-04-21 Alfred Honsel Nieten & Metallwarenfab 盲リベット取付け工具
JPH05118464A (ja) * 1991-08-05 1993-05-14 Honeywell Lucifer Sa 圧力調節装置
JPH05126106A (ja) * 1990-07-16 1993-05-21 Spx Corp 可変フオースモータを備えた電磁ソレノイド弁
JPH09196221A (ja) * 1996-01-16 1997-07-29 Saturn Electronics & Eng Inc 比例可変力ソレノイド制御弁
JP2002357281A (ja) * 2001-03-26 2002-12-13 Denso Corp 電磁制御弁

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE7027908U (de) * 1970-07-24 1970-11-12 Herion Werke Kg Mehrwegeventil.

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS639615A (ja) * 1986-06-30 1988-01-16 ロ−ベルト・ボツシユ・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング 内燃機関の排ガス内の固体粒子を燃焼させる装置
JPH01104439A (ja) * 1987-08-04 1989-04-21 Alfred Honsel Nieten & Metallwarenfab 盲リベット取付け工具
JPH05126106A (ja) * 1990-07-16 1993-05-21 Spx Corp 可変フオースモータを備えた電磁ソレノイド弁
JPH05118464A (ja) * 1991-08-05 1993-05-14 Honeywell Lucifer Sa 圧力調節装置
JPH09196221A (ja) * 1996-01-16 1997-07-29 Saturn Electronics & Eng Inc 比例可変力ソレノイド制御弁
JP2002357281A (ja) * 2001-03-26 2002-12-13 Denso Corp 電磁制御弁

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101749822B1 (ko) 2015-11-05 2017-06-21 현대 파워텍 주식회사 잔압 유지타입 압력제어밸브를 적용한 유압제어 시스템 및 자동변속기
KR101749820B1 (ko) 2015-11-05 2017-06-21 현대 파워텍 주식회사 잔압 유지타입 가변력 솔레노이드 밸브 및 이를 적용한 자동변속기

Also Published As

Publication number Publication date
DE10309324A1 (de) 2004-09-16
JP4898096B2 (ja) 2012-03-14
DE10309324B4 (de) 2012-08-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5443391B2 (ja) 圧力制御弁装置
US7938143B2 (en) Fluid pressure control apparatus
US6615869B2 (en) Solenoid valve
US10094253B2 (en) Valve device for a hydraulic circuit and oil pump regulating arrangement
US5913577A (en) Pilot stage of an electrohydraulic control valve
JP2010138925A (ja) ソレノイドバルブ
JP4930428B2 (ja) ブリード型電磁弁
EP3098493B1 (en) Solenoid valve
US5056556A (en) Solenoid valve
JPH094747A (ja) 電磁比例式圧力弁
JP4668195B2 (ja) 比例圧力制御弁
US9476514B2 (en) Valve, in particular a pressure regulating valve or pressure limiting valve
US20080087345A1 (en) Direct operated cartridge valve assembly
JP7065828B2 (ja) 電磁比例弁
JP6593300B2 (ja) 電磁弁
JP2003214553A (ja) 一体型閉止機能を備えたソレノイド駆動式可変ブリード圧制御バルブ
KR20120064037A (ko) 자동차 자동 트랜스미션용 슬라이드 밸브
JP4898096B2 (ja) 圧力調整ユニット
JP4066686B2 (ja) 電磁制御弁
CN109477499B (zh) 阀装置
US10865891B2 (en) Device for flow force compensation
JP2001108138A (ja) 電磁圧力制御弁
US10844878B2 (en) Hydraulic component, combination made from hydraulic components, and hydraulic system comprising at least one such hydraulic component or combination
JP6476743B2 (ja) 流体制御装置
JPH10267115A (ja) 油圧制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070305

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100115

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20100415

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20100420

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20100517

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20100524

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20100615

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20100618

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100714

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110121

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110421

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111125

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111226

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4898096

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150106

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees