JP2004270846A - 偏心揺動型減速機、その偏心揺動型減速機を備えた回転駆動装置及びその回転駆動装置備えた容器 - Google Patents

偏心揺動型減速機、その偏心揺動型減速機を備えた回転駆動装置及びその回転駆動装置備えた容器 Download PDF

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Abstract

【目的】コンパクトで大減速比が得られる偏心揺動型減速機を提供し、重たい蓋を低速・高トルクで開閉させる小型の開閉装置を備えた容器を提供することを目的とする。
【構成】内周部に内歯1が形成されたケース3と,複数の軸受穴7が形成された軸9と、外周部に前記内歯に噛合う外歯11が形成された外歯歯車15と、複数のクランク軸27と、軸の内部に回転自在に挿入された入力軸31と、複数のクランク軸の各端部に設けられた複数の平歯車33と、複数の平歯車より外径が小さくて複数の平歯車に噛合うと共に入力軸に設けられたピニオンギア35とを備え、ケースまたは軸から回転出力を取り出す偏心揺動型減速機において、入力軸に設けた入力平歯車37及び入力平歯車より外径が小さくて入力平歯車と噛合う入力ピニオンギア39を備えたことを特徴とする偏心揺動型減速機。
【選択図】図1

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、大減速比が得られる偏心揺動型減速機に関する。またその偏心揺動型減速機を備えた回転駆動装置、並びにその回転駆動装置によって真空装置のチャンバー(真空容器)等の重たい蓋を低速・高トルクで開閉させる容器に関する。
【0002】
【従来技術】
従来の偏心揺動型減速機は、図4に示すように、油圧モータに接続した入力回転軸11に第1外歯車41を止着し、該第1外歯車41に複数個の第2外歯車43を噛合せ、該第2外歯車43を複数個の偏心運動部材31(クランク軸)に連結して該第2外歯車43の回転運動を該偏心運動部材31の自転運動に変換し、内部に円周方向に配設された複数個のピン孔33bを具備しかつ外周に外歯33aを有するピニオン33(外歯歯車)の該ピン孔33bに前記偏心運動部材を挿入して該偏心運動部材の自転運動によりピニオン33を偏心公転運動可能となし、該ピニオン33の外周を囲むハブの内周に該外歯と噛合う内歯39を設けて数百分の1の大きな減速比を得るようにしたものがある。(特許文献1参照)
【0003】
また、開閉蓋を備えた容器としては図5に示すように、チェンバー1の蓋2を、旋回軸3を支点として安全かつ滑らかに90度以上旋回させるために、旋回軸3に位相をずらせて取り付けた二つのレバー4,6を介して二つの直線運動駆動手段(速度制御手段を有する電動シリンダ5、空圧シリンダ7)を接続し、該二つの直線運動駆動手段の伸縮運動により旋回軸3を旋回運動させたものがある。(特許文献2参照)
【0004】
【特許文献1】
特公昭59−1895号公報
【特許文献2】
特開2000−46184号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1の偏心揺動型減速機は、減速機の直径方向の大きさを所定内に収めようとする場合、前段減速となる第1外歯車と第2外歯車の減速比が約1/6程度しかとれないので、総減速比は1/360程度しか得られないという問題があった。該偏心揺動型減速機を用いて1/360程度より大きな減速比及び高伝達トルクを得るためには、偏心運動するピニオン33(外歯歯車)の直径を大きくし内歯数(一歯当たりの伝達トルクを変更しないピン径を有するピンのピン数)を多くして後段減速となる偏心揺動歯車部の減速比を大きくせねばならない。しかしながらそのようにすると、該偏心揺動型減速機が直径方向に大型化し大重量化してしまうという問題が生じる。
【0006】
また、特許文献2の蓋開閉装置は、蓋の閉じ状態から約80度までは電動シリンダのみによって高速開動作をさせ、約80度から90度までは電動シリンダのみによって高速開動作をさせ、蓋が90度開いたとき電動シリンダを停止させ空圧シリンダのみで開動作させるものである。従って、電動シリンダの制御が複雑になると共に電動シリンダ及び空圧シリンダの切換え制御が必要になってしまうという問題があった。
また、このような減速機を用いない直線運動駆動手段によって、重たい(例えば400Kg以上)蓋を低速高トルクで開閉させようとした場合、電動シリンダ及び空圧シリンダの直径方向を極めて大きくするか、または直線運動駆動手段を極めて多数用いるか、或いは旋回軸に取り付けたレバーの長さを極めて長くしなければならず、開閉装置全体が大型化したり開閉装置の占めるスペースが広大になってしまうという問題が生じる。
【0007】
本発明は上記の問題に鑑み、コンパクトで大減速比が得られる偏心揺動型減速機を提供し、小型の回転駆動装置を提供し、重たい蓋を低速・高トルクで開閉させる小型の開閉装置を備えた容器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明による偏心揺動型減速機は、内周部に内歯が形成されたケースと、前記ケースに軸受を介して支持されると共に複数の軸受穴が形成された軸と、外周部に前記内歯に噛合う外歯が形成されると共に内部に複数の穴が形成された外歯歯車と、軸部及びクランク部を有し前記軸の軸受穴に該軸部が軸受けを介して回転自在に支持されると共に前記外歯歯車の穴に該クランク部が係合した複数のクランク軸と、前記軸の内部に回転自在に挿入された入力軸と、前記複数のクランク軸の各端部に設けられた複数の平歯車と、前記複数の平歯車より外径が小さくて該複数の平歯車に噛合うと共に前記入力軸に設けられたピニオンとを備え、前記ケースまたは軸から回転出力を取り出す偏心揺動型減速機において、前記入力軸に設けた入力平歯車及び該入力平歯車より外径が小さくて該入力平歯車と噛合う入力ピニオンを備えている。従って、コンパクトで大減速比が得られる偏心揺動型減速機にできる。
また、ピニオンを入力軸の一方側端部に設けると共に入力平歯車を入力軸の他方側端部に設けている。従って、入力軸の両端部を有効に利用したコンパクトで大減速比が得られる偏心揺動型減速機にできる。
【0009】
また、入力ピニオンと一体的な出力軸を有する電動機を入力軸から偏心した位置でケースに設け、軸から回転出力を取り出すようにしている。従って、小型の回転駆動装置にできる。
また、容器本体及び容器本体の蓋を備えた容器において、偏心揺動型減速機のケースを容器本体に取り付けると共に偏心揺動型減速機の軸を蓋に取り付けている。従って、重たい蓋を低速・高トルクで開閉させる小型の開閉装置を備えた容器にできる。
また、容器本体及び容器本体の蓋を備えた容器において、偏心揺動型減速機のケースを容器本体に取り付けると共に偏心揺動型減速機の軸を蓋に取り付け、且つ電動機に電磁ブレーキを取り付けて該電磁ブレーキが非通電のとき該電動機の出力軸にブレーキを付与するようにしている。従って、偏心揺動型減速機の入力側(入力ピニオン)に制動力を作用させて出力側(軸)には大きな制動力が作用するので、小型の電磁ブレーキが採用できて小型の容器にできる。
【0010】
また、容器本体に該容器本体から突出する端部を有する第一アームを固定すると共に蓋に該蓋から突出する端部を有する第二アームを固定し、偏心揺動型減速機のケースを第一アームの端部に取り付けると共に偏心揺動型減速機の軸を第ニアームの端部に取り付けている。従って、偏心揺動型減速機のケースを容器本体に、偏心揺動型減速機の軸を蓋に、小スペース内で容易に取り付けることができ、且つ重たい蓋を低速・高トルクで開閉させる小型の開閉装置を備えた容器にできる。
また、蓋が容器本体への閉じ状態から90度以上の開き状態に開閉するようにしている。従って、容器内の収納物の交換や容器のメンテナンス等において、蓋を90度以上開放した状態で人が真空容器内で作業を行なっても、蓋が自然に閉じ側に倒れることは無い。従って、重たい蓋によって人体を挟むことは無く安全性が向上する。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の形態による偏心揺動型減速機を備えた回転駆動装置の断面図である。図1において、回転駆動装置100は偏心揺動型減速機200と電動機300から構成されている。
偏心揺動型減速機200は、内周部に複数のピンからなる内歯1が形成されたケース3と,ケース3に一対の軸受5を介して支持されると共に複数の軸受穴7が形成された軸9と、外周部に内歯1に噛合う外歯11が形成されると共に内部に複数の穴13が形成された一対の外歯歯車15と、両端部の軸部17及び一対のクランク部19を有し軸9の軸受穴7に該軸部17が一対の軸受21を介して回転自在に支持されると共に外歯歯車15の穴23に軸受25を介して該クランク部19が係合した複数のクランク軸27(三個)と、軸9の内部に一対の軸受29を介して回転自在に挿入された入力軸31と、複数のクランク軸27の各々の端部に取り付けられて設けられた複数の平歯車33(三枚)と、複数の平歯車33より外径が小さくて複数の平歯車33に噛合うと共に入力軸31の一方側端部に形成されて設けられたピニオンギア35とを備え、さらに、入力軸31の他方側端部に取り付けられて設けた入力平歯車37及び該入力平歯車37より外径が小さくて該入力平歯車37と噛合う入力ピニオンギア39を備えている。ケース3の内歯1の歯数は、外歯歯車15の外歯11の歯数より僅か多い(例えば1〜2歯多い)。
軸9は、第一プレート40、一対の外歯歯車15に遊嵌された柱部を有する第二プレート41及び第三プレート42から構成され、第一プレート40及び第二プレート41は複数のボルト43で結合され、第二プレート41及び第三プレート42は複数のボルト44で結合されている。
そして、入力ピニオンギア39の回転は、ケース3または軸9から減速回転出力を取り出すことができる。本実施の形態においては、軸9は被回転部材50にボルト51で接続され、ケース3は固定部材60に図示無しのボルトで接続されており、入力ピニオンギア39の回転は軸9から減速回転出力が取り出されている。
【0012】
入力ピニオンギア39及び入力平歯車37は第一段減速部としての平歯車減速機構であり、その減速比は1/6〜1/15のいずれかに設定している。ピニオンギア35及び複数の平歯車33は第二段減速部としての平歯車減速機構であり、その減速比は1/2〜1/6のいずれかに設定している。ケース3、偏心揺動する一対の外歯歯車15及び複数のクランク軸27は第三段減速部としての偏心揺動減速機構であり、その減速比は1/30〜1/60のいずれかに設定している。従って、本発明の実施の形態による偏心揺動型減速機は、総減速比が1/360〜1/5400のいずれかに設定できる。
例えば、総減速比として1/1120の高減速比を得ようとすれば、第一段減速部の減速比を1/7に設定し、第二段減速部の減速比を1/4に設定し、第三段減速部の減速比を1/40に設定すれば良い。このように第一段減速部の減速比、第二段減速部の減速比及び第三段減速部の減速比を適宜に設定すれば、従来できなかった高減速比が得られる。
【0013】
電動機300のハウジング70は偏心揺動型減速機200のケース3に複数のボルト61で一体的に結合されている。しかし、電動機300のハウジング70は偏心揺動型減速機のケース3と一体物、即ちケース3がハウジング70を兼ねていても良い。
入力ピニオン39と一体的な出力軸(回転軸部73)を有する電動機を、入力軸31から偏心した位置でケース3に設け、軸9から回転出力を取り出すようにしている。
電動機300はその内部に、ハウジング70に固定されたステータ71、回転軸部73を有するロータ75、電磁ブレーキ77を備えている。回転軸部73は、ハウジング70に軸受79を介して回転自在に支持されている。回転軸部73の一端部は前述の入力ピニオンギア39が形成されており、他端部は位置検出器90の軸部91が結合されている。位置検出器90の固定部93はハウジング70に固定されている。
【0014】
電磁ブレーキ77は、ハウジング70に固定されたブレーキ本体72、ブレーキ本体72内に埋め込まれた電磁石74、ブレーキ本体72内に配設されたスプリング(図示なし)、スペーサ76を介してブレーキ本体72に所定間隔離れて固定された固定摩擦板78、前述の回転軸部73と一体回転するよう取り付けられた回転摩擦板80、及びブレーキ本体72と回転摩擦板80との間に設けられたアーマチェア81を備えている。
通電されて電磁石に吸引力が発生したとき、アーマチェア81はスプリングを圧縮しながら電磁石に吸着され、回転摩擦板80から離隔して前述の回転軸部73に対する制動が解除される。
通電が遮断されて電磁石に吸引力が無くなったとき、アーマチェア81はスプリングによってブレーキ本体72から離され、回転摩擦板80を固定摩擦板43に圧接して、前述の回転軸部73に制動力が付与される。
位置検出器90は、電動機300の回転軸部73の回転速度と回転位置を検出する。
【0015】
次に、図2及び図3を用いて本発明の回転駆動装置を、液晶基板や半導体の製造装置等に用いられる真空装置のチャンバー(真空容器)の蓋の開閉装置に適応した実施例を説明する。図2は真空容器を側面方向から見た図であり、図3は上方から見た図である。
図2及び図3において、真空容器400は、容器本体401、容器本体の蓋403及び蓋403の開閉装置404から構成されている。蓋403は、大きさが約1700mm×約2000mmの長方形で、重量は約400Kg乃至600Kgのものである。
開閉装置404は、前述の回転駆動装置100、容器本体401に固定され該容器本体から突出する端部を有する一対の第一アーム405、並びに蓋403に固定され該蓋から突出する端部を有する一対の第二アーム406から構成されている。一対の第一アーム405の一方は、前述の固定部材60に相当する。一対の第二アーム406の一方は、前述の被回転部材50に相当する。一対の第一アーム405の他方及び一対の第二アーム406の他方は、軸部材(図示なし)によって、互いに回転自在に軸支されている。
【0016】
偏心揺動型減速機のケース3は、一方の第一アーム405の端部に取り付けている。偏心揺動型減速機の軸9は、一方の第二アーム406の端部に取り付けている。即ち、偏心揺動型減速機のケース3は、一方の第一アーム405を介して容器本体401に取り付けている。偏心揺動型減速機の軸は、一方の第二アーム406を介して蓋403に取り付けている。蓋403は、図上二点鎖線で示すように、容器本体401への閉じ状態から90度以上(実施例における最大開度は110度)の開き角度に約100秒で開くようにしている。このように、容器内の収納物の交換や容器のメンテナンス等において、蓋を90度以上開放した状態で人が真空容器内で作業を行なっても、蓋が自然に閉じ側に倒れることは無い。従って、重たい蓋によって人体を挟むことは無く安全性が向上する。さらには、より安全にするために、蓋403の開状態時はスットパ等を用いて蓋が閉じ側に倒れ無いようにしても良い。
【0017】
次に、真空容器400の蓋403を開閉させる動作を説明する。まず、電動機300を駆動すると同時に、電磁ブレーキ77の電磁石74に通電し、アーマチュア81をブレーキ本体72に吸着させる。これにより、電動機300の回転軸部73(出力回転軸)の回転が制動から解除され、回転軸部73が回転できる。回転軸部73の回転は、第一段減速部としての入力ピニオンギア39及び入力平歯車37によって、1/6〜1/15に減速されて入力軸31を廻す。入力軸31の回転は、第二段減速部としてのピニオンギア35及び複数の平歯車33によって、1/2〜1/6に減速されてクランク軸27を廻す。クランク軸27の回転は、第三段減速部としての偏心揺動減速機構によって、1/30〜1/60減速されて軸9を廻す。軸9が結合された蓋403は、電動機300の回転軸部73の回転が1/360乃至1/5400の減速比で減速されて高トルクで回動する。従って、蓋403は、偏心揺動型減速機200の入力軸31の回転中心を支点として開閉動作を行なうことができる。蓋403を閉じる場合は電動機を逆回転させている。
昨今真空容器400は大型化が進み、その蓋の重量が400Kg以上となっているが、本発明の実施の形態による偏心揺動型減速機は、約1300Kgの蓋をも回動できる大減速比を高い出力トルクを達成している。
【0018】
蓋403を所定角度の開状態で停止させる場合、ブレーキ77の電磁石74への通電が遮断され、アーマチュア81は前述のスプリング(図示なし)によって、ブレーキ本体72から離隔する。これにより、アーマチュア81、回転摩擦板80及び固定摩擦板78が当接し、回転軸部73は制動力が付与されて回転不可能になる。このように、減速装置の入力側(回転軸部73及び入力ピニオンギア39)にブレーキを設けたことによって、出力側(軸9)には大きな制動カが付与できる。従って、ブレーキが小型にでき蓋開閉装置を備えた容器を小型にすることができる。
また、電動機と偏心揺動型減速機との組み合わせによる回転駆動装置によって蓋を開閉駆動するようにしたので、蓋を任意の位置で停止させることがでる。
以上のように本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲で各種の変形が可能である。例えば、以上の実施の形態においては、第一段減速部(平歯車減速機構)を、入力軸31の一方側端部に配設し、第二段減速部(平歯車減速機構)を、入力軸31の他方側端部に配設したが、該第一段減速部を、第二段減速部の近傍で入力軸31の他方側端部に配設しても良い。
【0019】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、コンパクトで大減速比が得られる偏心揺動型減速機にできる。
請求項2の発明によれば、入力軸の両端部を有効に利用したコンパクトで大減速比が得られる偏心揺動型減速機にできる。
請求項3の発明によれば、小型の回転駆動装置にできる。
請求項4の発明によれば、重たい蓋を低速・高トルクで開閉させる小型の開閉装置を備えた容器にできる。
請求項5の発明によれば、偏心揺動型減速機の入力側(入力ピニオン)に制動力を作用させて出力側(軸)には大きな制動力が作用するので、小型の電磁ブレーキが採用できて小型の容器にできる。
請求項6の発明によれば、偏心揺動型減速機のケースを容器本体に、偏心揺動型減速機の軸を蓋に、小スペース内で容易に取り付けることができ、且つ重たい蓋を低速・高トルクで開閉させる小型の開閉装置を備えた容器にできる。
請求項7の発明によれば、容器内の収納物の交換や容器のメンテナンス等において、蓋を90度以上開放した状態で人が真空容器内で作業を行なっても、蓋が自然に閉じ側に倒れることは無い。従って、重たい蓋によって人体を挟むことは無く安全性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の偏心揺動型減速機を備えた回転駆動装置の断面図である。
【図2】本発明の開閉蓋を備えた容器の側面である。
【図3】本発明の容器の上面図である。
【図4】従来の偏心揺動型減速機の図である。
【図5】従来の開閉蓋を備えた容器の図である。
【符号の説明】
200 ・・・偏心揺動型減速機
1 ・・・内歯
3 ・・・ケース
5 ・・・軸受
7 ・・・軸受穴
9 ・・・軸
11 ・・・外歯
13 ・・・穴
15 ・・・外歯歯車
17 ・・・軸部
19 ・・・クランク部
21 ・・・軸受
23 ・・・穴
25 ・・・軸受
27 ・・・クランク軸
29 ・・・軸受
31 ・・・入力軸
33 ・・・複数の平歯車
35 ・・・ピニオンギア
37 ・・・入力平歯車
39 ・・・入力ピニオンギア
100 ・・・回転駆動装置
300 ・・・電動機
77 ・・・電磁ブレーキ
400 ・・・真空容器
401 ・・・容器本体
403 ・・・蓋
405 ・・・第一アーム(固定部材60)
406 ・・・第二アーム(被回転部材50)

Claims (7)

  1. 内周部に内歯が形成されたケースと,前記ケースに軸受を介して支持されると共に複数の軸受穴が形成された軸と、外周部に前記内歯に噛合う外歯が形成されると共に内部に複数の穴が形成された外歯歯車と、軸部及びクランク部を有し前記軸の軸受穴に該軸部が軸受を介して回転自在に支持されると共に前記外歯歯車の穴に該クランク部が係合した複数のクランク軸と、前記軸の内部に回転自在に挿入された入力軸と、前記複数のクランク軸の各端部に設けられた複数の平歯車と、前記複数の平歯車より外径が小さくて該複数の平歯車に噛合うと共に前記入力軸に設けられたピニオンギアとを備え、前記ケースまたは軸から回転出力を取り出す偏心揺動型減速機において、前記入力軸に設けた入力平歯車及び該入力平歯車より外径が小さくて該入力平歯車と噛合う入力ピニオンギアを備えたことを特徴とする偏心揺動型減速機。
  2. 前記ピニオンギアを前記入力軸の一方側端部に設けると共に前記入力平歯車を前記入力軸の他方側端部に設けたことを特徴とする請求項1記載の偏心揺動型減速機。
  3. 前記入力ピニオンギアと一体的な出力軸を有する電動機を前記入力軸から偏心した位置で前記ケースに設け、前記軸から回転出力を取り出すようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載の偏心揺動型減速機を備えた回転駆動装置。
  4. 容器本体及び容器本体の蓋を備えた容器において、前記偏心揺動型減速機のケースを前記容器本体に取り付けると共に前記偏心揺動型減速機の軸を前記蓋に取り付けたことを特徴とする請求項3記載の回転駆動装置を備えた容器。
  5. 容器本体及び容器本体の蓋を備えた容器において、前記偏心揺動型減速機のケースを前記容器本体に取り付けると共に前記偏心揺動型減速機の軸を前記蓋に取り付け、且つ前記電動機に電磁ブレーキを取り付けて該電磁ブレーキが非通電のとき該電動機の出力軸にブレーキを付与するようにしたことを特徴とする請求項3記載の回転駆動装置を備えた容器。
  6. 前記容器本体に該容器本体から突出する端部を有する第一アームを固定すると共に前記蓋に該蓋から突出する端部を有する第二アームを固定し、前記偏心揺動型減速機のケースを前記第一アームの端部に取り付けると共に前記偏心揺動型減速機の軸を前記第ニアームの端部に取り付けたことを特徴とする請求項3記載の回転駆動装置を備えた容器。
  7. 前記蓋が、前記容器本体への閉じ状態から90度以上の開き状態に開閉するようにしたことを特徴とする請求項4、5、6のいずれか一項記載の容器。
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