JP2004270752A - 不燃ダクトホース - Google Patents
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Abstract
【課題】例えば、800℃以上の高熱に曝されても燃焼することなく充分に耐え得るものであって、有毒ガスを発生することもなく、軽量で運搬や配管が容易で、曲げ配管に際してもクロス素材に何等の破壊現象を生じることなく、長年月に亘って機密性の維持が可能な難燃性を備えたダクトホースの提供。
【解決手段】所定幅に裁断したクロス素材1を螺旋巻きし、金属帯状素材2を介してその両側縁部11,11をカシメ連結し、円筒状に形成してなるホースであって、前記クロス素材1が、難燃剤を混合して難燃化処理したシリコンをシリカクロスシートの少なくとも片表面に塗布し、該塗布シリコンによってシリカクロスシートの織り目を目潰しし、気体非通過状態に加工したものによって形成したもの。
【選択図】 図1
【解決手段】所定幅に裁断したクロス素材1を螺旋巻きし、金属帯状素材2を介してその両側縁部11,11をカシメ連結し、円筒状に形成してなるホースであって、前記クロス素材1が、難燃剤を混合して難燃化処理したシリコンをシリカクロスシートの少なくとも片表面に塗布し、該塗布シリコンによってシリカクロスシートの織り目を目潰しし、気体非通過状態に加工したものによって形成したもの。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、排煙用ダクトホース、穀物等の乾燥機用ダクトホースとして使用するのに適した耐熱性に優れたダクトホースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来からこの種の耐熱性を備えたダクトホースは、種々研究され種々提案されている。その素材シートの一つとしては、ガラスクロスシートの表面にシリカでコーティングしたものがあり、これがダクト壁形成用クロスとして使用されているダクトホースがある。また、例えば、特開平9−22184号公開公報に開示されているダクトホースがある。ここには、マイカの薄い層を二枚のシリカクロスで挟み込んで三層状としたシートをホース壁材として使用したダクトホースが示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
これらのうち、前者のガラスクロスシートを使用したダクトホースの場合は、数百℃の高熱に曝されると、クロスの主体材料であるガラス素材が溶融し、この溶融に伴って管壁に穴が空き、その穴が次第に拡大するということが知られている。そのため、数百℃以上の高温に曝される危険性がある場所での使用には適していず、安心して使用できないという課題を有している。
【0004】
また、後者のマイカをサンドイッチ状とした三層シートを使用したダクトホースの場合は、ダクト形成に当たって三層シートを螺旋状に巻き付けるときマイカ層が破壊され、更に配管時における曲げ配管箇所でもマイカ層が破壊されて層状態の維持が困難になり易いため、シリカクロス自体が有する通気性の阻止が困難となり、ダクトホースとしての機密性が保証できなくなり易いという課題を有するものである。
【0005】
そこで、本発明は、このような従来のダクトホースが有していた課題を解決するために、ホース壁を形成するクロス素材を特殊なものとすることによって、例えば、800℃以上の高熱に曝されても燃焼することなく充分に耐え得るものであって、有毒ガスを発生することもなく、軽量で運搬や配管が容易で、曲げ配管に際してもクロス素材に何等の破壊現象をも生じることなく、長年月に亘って機密性の維持が可能な難燃性を備えたダクトホースの提供を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
該目的を達成するために講じた本発明にいう不燃ダクトホースの構成を、実施例において使用した符号を用いて説明すると、所定幅に裁断したクロス素材1を螺旋巻きし、金属帯状素材2を介してその両側縁部11,11をカシメ連結し、円筒状に形成してなるホースであって、前記クロス素材1が、難燃剤を混合して難燃化処理したシリコンをシリカクロスシートの少なくとも片表面に塗布し、該塗布シリコンによってシリカクロスシートの織り目を目潰しし、気体非通過状態に加工したものによって形成してある構成としたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明は、このような構成としたものであり、その実施に当たっては、前記のクロス素材1を、難燃化処理したシリコンをシリカクロスシートの表裏両面に塗布して、シリカクロスシートの織り目を目潰しし、気体非通過状態に加工したものとして実施することができる。また、本発明にいうところの前記シリカクロスシートへの難燃化処理したシリコンの塗布とは、狭義の刷毛塗りのような塗布手段のみを指すものではなく、捺染方法のようなローラー等による加圧塗布手段や塗装方法のようなミストブロウ手段による塗布手段や、その他適宜の手段を含む意図であって、要するに、シリカクロスシートの織り目を難燃化処理したシリコンによって目潰しし、織り目から気体が漏れ出すような現象が生じないように、気体非通過状態に加工してあるものをいう。
【0008】
【実施例】
以下本発明の実施例について図面に基づいて説明する。図面中の図1乃至図3は、本発明の第1実施例を示す図であって、図1はダクトホースの外観を表した正面図、図2は同ホースにおける管壁部分を切断して表した端面図、図3は図2におけるホース壁の連結部を拡大して表した説明図である。
【0009】
該第1実施例に示したダクトホースDは、ホース壁を形成する素材として、シリカ繊維糸で繻子織りしたシリカクロスシートの表裏両面に、難燃剤を混合して難燃化処理したシリコンを塗布してシリコン膜を形成し、この難燃化処理したシリコンによってシリカクロスシートの織り目を目潰しすることにより織り目から気体が流通しないように、気体非通過状態に加工したクロス素材1を使用する。
【0010】
これを所定幅=ここでは螺旋ピッチ幅+カシメ連結用折り返し部分幅=に帯状に裁断したものを螺旋巻きし、同時にその両側縁部11,11を、より詳しくは螺旋状に先行巻回したクロス素材1の次回巻回側の側縁部11と次回に巻回したクロス素材1の隣接側縁部11とを、図2,3にみられるように、それぞれS字形に折り返して、断面略C字形に丸めたステンレススチール製の帯状素材2に挟み込ませて加圧偏平化させることによってカシメ連結し、図1のように、円筒状に形成したものである。
【0011】
次いで、図4乃至図6に示した第2実施例について説明する。これら図4,図5及び図6は、それぞれ前記第1実施例において示した図1,図2及び図3と対応する図である。
【0012】
而して、該第2実施例に示したダクトホースDは、前記第1実施例の場合と同様に、シリカ繊維糸で繻子織りしたシリカクロスシートの表裏両面に、難燃剤を混合して難燃化処理したシリコンを塗布して気体非通過状態に加工したクロス素材1をホース壁形成用素材として使用したものであって、前記第1実施例と異なる点は、金属帯状素材2に挟み込ませるクロス素材1の両側縁部11,11の形状を、図5及び図6にみられるように、U字形に折り返したものとしてある点にある。また、該第2実施例に示したダクトホースDは、U字形に折り返したクロス素材1の折り返し部分間にクロス素材1が存在しない隙間部分s、即ち、金属帯状素材2のみからなる隙間部分sが存在する構造として示してある。
【0013】
このように、本発明にいうところのダクトホースDは、前記第1実施例このように、必ずしもクロス素材1がホースの全面を隙間なく覆っている必要はなく、クロス素材を連結する金属帯状素材2がホース壁の一部を形成している形態としてあるものであってもよい。
【0014】
以上本発明の代表的と思われる実施例について説明したが、本発明は必ずしもこれらの実施例に示した構造のみに限定されるものではなく、例えば、図7に示したように、クロス素材1の両側縁部11を断面S字形に形成した金属帯状素材2によってカシメ連結するようにしてもよく、本発明にいう前記の構成要件を備え、かつ、本発明にいう目的を達成し、以下にいう効果を有する範囲内において適宜改変して実施することができるものである。
【0015】
【発明の効果】
以上の説明から既に明らかなように、本発明は、ホース壁の形成素材をクロス素材とし、このクロス素材を、シリカクロスシートの表面に難燃化処理したシリコンを塗布することによって、シリカクロスシートの織り目を目潰しし、気体非通過状態に加工したものとし、このように特殊加工を施したクロス素材によってホースを形成したものであるので、例えば800℃以上の高熱に曝されても燃焼炎を発生することなく、溶融して穴あき現象を発生することもなく充分に耐え得て筒形状を維持することができ、更には、高熱に曝されても有毒ガスを発生することがないという顕著な効果を有するものである。
【0016】
更に加えて、ホース壁を形成する素材が一枚のクロス素材であるため、ホース全体が軽量で運搬や配管が容易にでき、曲がり配管も自由で、曲がり配管箇所でもクロス素材に何等の破壊現象をも生じることがなく、長年月に亘って機密性の維持が可能であるという効果をも併せて有しているものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示した外観図。
【図2】図1のホース壁を縦断して示した切断端面図。
【図3】図2の一部を拡大して示した切断端面図。
【図4】第2実施例を示した図1相当の外観図。
【図5】図4のホース壁を縦断して示した切断端面図。
【図6】図5の一部を拡大して示した切断端面図。
【図7】他の実施例を示す拡大切断端面図。
【符号の説明】
1 クロス素材
2 金属帯状素材
11 クロス素材の側縁部
D ダクトホース
【発明の属する技術分野】
本発明は、排煙用ダクトホース、穀物等の乾燥機用ダクトホースとして使用するのに適した耐熱性に優れたダクトホースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来からこの種の耐熱性を備えたダクトホースは、種々研究され種々提案されている。その素材シートの一つとしては、ガラスクロスシートの表面にシリカでコーティングしたものがあり、これがダクト壁形成用クロスとして使用されているダクトホースがある。また、例えば、特開平9−22184号公開公報に開示されているダクトホースがある。ここには、マイカの薄い層を二枚のシリカクロスで挟み込んで三層状としたシートをホース壁材として使用したダクトホースが示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
これらのうち、前者のガラスクロスシートを使用したダクトホースの場合は、数百℃の高熱に曝されると、クロスの主体材料であるガラス素材が溶融し、この溶融に伴って管壁に穴が空き、その穴が次第に拡大するということが知られている。そのため、数百℃以上の高温に曝される危険性がある場所での使用には適していず、安心して使用できないという課題を有している。
【0004】
また、後者のマイカをサンドイッチ状とした三層シートを使用したダクトホースの場合は、ダクト形成に当たって三層シートを螺旋状に巻き付けるときマイカ層が破壊され、更に配管時における曲げ配管箇所でもマイカ層が破壊されて層状態の維持が困難になり易いため、シリカクロス自体が有する通気性の阻止が困難となり、ダクトホースとしての機密性が保証できなくなり易いという課題を有するものである。
【0005】
そこで、本発明は、このような従来のダクトホースが有していた課題を解決するために、ホース壁を形成するクロス素材を特殊なものとすることによって、例えば、800℃以上の高熱に曝されても燃焼することなく充分に耐え得るものであって、有毒ガスを発生することもなく、軽量で運搬や配管が容易で、曲げ配管に際してもクロス素材に何等の破壊現象をも生じることなく、長年月に亘って機密性の維持が可能な難燃性を備えたダクトホースの提供を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
該目的を達成するために講じた本発明にいう不燃ダクトホースの構成を、実施例において使用した符号を用いて説明すると、所定幅に裁断したクロス素材1を螺旋巻きし、金属帯状素材2を介してその両側縁部11,11をカシメ連結し、円筒状に形成してなるホースであって、前記クロス素材1が、難燃剤を混合して難燃化処理したシリコンをシリカクロスシートの少なくとも片表面に塗布し、該塗布シリコンによってシリカクロスシートの織り目を目潰しし、気体非通過状態に加工したものによって形成してある構成としたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明は、このような構成としたものであり、その実施に当たっては、前記のクロス素材1を、難燃化処理したシリコンをシリカクロスシートの表裏両面に塗布して、シリカクロスシートの織り目を目潰しし、気体非通過状態に加工したものとして実施することができる。また、本発明にいうところの前記シリカクロスシートへの難燃化処理したシリコンの塗布とは、狭義の刷毛塗りのような塗布手段のみを指すものではなく、捺染方法のようなローラー等による加圧塗布手段や塗装方法のようなミストブロウ手段による塗布手段や、その他適宜の手段を含む意図であって、要するに、シリカクロスシートの織り目を難燃化処理したシリコンによって目潰しし、織り目から気体が漏れ出すような現象が生じないように、気体非通過状態に加工してあるものをいう。
【0008】
【実施例】
以下本発明の実施例について図面に基づいて説明する。図面中の図1乃至図3は、本発明の第1実施例を示す図であって、図1はダクトホースの外観を表した正面図、図2は同ホースにおける管壁部分を切断して表した端面図、図3は図2におけるホース壁の連結部を拡大して表した説明図である。
【0009】
該第1実施例に示したダクトホースDは、ホース壁を形成する素材として、シリカ繊維糸で繻子織りしたシリカクロスシートの表裏両面に、難燃剤を混合して難燃化処理したシリコンを塗布してシリコン膜を形成し、この難燃化処理したシリコンによってシリカクロスシートの織り目を目潰しすることにより織り目から気体が流通しないように、気体非通過状態に加工したクロス素材1を使用する。
【0010】
これを所定幅=ここでは螺旋ピッチ幅+カシメ連結用折り返し部分幅=に帯状に裁断したものを螺旋巻きし、同時にその両側縁部11,11を、より詳しくは螺旋状に先行巻回したクロス素材1の次回巻回側の側縁部11と次回に巻回したクロス素材1の隣接側縁部11とを、図2,3にみられるように、それぞれS字形に折り返して、断面略C字形に丸めたステンレススチール製の帯状素材2に挟み込ませて加圧偏平化させることによってカシメ連結し、図1のように、円筒状に形成したものである。
【0011】
次いで、図4乃至図6に示した第2実施例について説明する。これら図4,図5及び図6は、それぞれ前記第1実施例において示した図1,図2及び図3と対応する図である。
【0012】
而して、該第2実施例に示したダクトホースDは、前記第1実施例の場合と同様に、シリカ繊維糸で繻子織りしたシリカクロスシートの表裏両面に、難燃剤を混合して難燃化処理したシリコンを塗布して気体非通過状態に加工したクロス素材1をホース壁形成用素材として使用したものであって、前記第1実施例と異なる点は、金属帯状素材2に挟み込ませるクロス素材1の両側縁部11,11の形状を、図5及び図6にみられるように、U字形に折り返したものとしてある点にある。また、該第2実施例に示したダクトホースDは、U字形に折り返したクロス素材1の折り返し部分間にクロス素材1が存在しない隙間部分s、即ち、金属帯状素材2のみからなる隙間部分sが存在する構造として示してある。
【0013】
このように、本発明にいうところのダクトホースDは、前記第1実施例このように、必ずしもクロス素材1がホースの全面を隙間なく覆っている必要はなく、クロス素材を連結する金属帯状素材2がホース壁の一部を形成している形態としてあるものであってもよい。
【0014】
以上本発明の代表的と思われる実施例について説明したが、本発明は必ずしもこれらの実施例に示した構造のみに限定されるものではなく、例えば、図7に示したように、クロス素材1の両側縁部11を断面S字形に形成した金属帯状素材2によってカシメ連結するようにしてもよく、本発明にいう前記の構成要件を備え、かつ、本発明にいう目的を達成し、以下にいう効果を有する範囲内において適宜改変して実施することができるものである。
【0015】
【発明の効果】
以上の説明から既に明らかなように、本発明は、ホース壁の形成素材をクロス素材とし、このクロス素材を、シリカクロスシートの表面に難燃化処理したシリコンを塗布することによって、シリカクロスシートの織り目を目潰しし、気体非通過状態に加工したものとし、このように特殊加工を施したクロス素材によってホースを形成したものであるので、例えば800℃以上の高熱に曝されても燃焼炎を発生することなく、溶融して穴あき現象を発生することもなく充分に耐え得て筒形状を維持することができ、更には、高熱に曝されても有毒ガスを発生することがないという顕著な効果を有するものである。
【0016】
更に加えて、ホース壁を形成する素材が一枚のクロス素材であるため、ホース全体が軽量で運搬や配管が容易にでき、曲がり配管も自由で、曲がり配管箇所でもクロス素材に何等の破壊現象をも生じることがなく、長年月に亘って機密性の維持が可能であるという効果をも併せて有しているものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示した外観図。
【図2】図1のホース壁を縦断して示した切断端面図。
【図3】図2の一部を拡大して示した切断端面図。
【図4】第2実施例を示した図1相当の外観図。
【図5】図4のホース壁を縦断して示した切断端面図。
【図6】図5の一部を拡大して示した切断端面図。
【図7】他の実施例を示す拡大切断端面図。
【符号の説明】
1 クロス素材
2 金属帯状素材
11 クロス素材の側縁部
D ダクトホース
Claims (2)
- 所定幅に裁断したクロス素材1を螺旋巻きし、金属帯状素材2を介してその両側縁部11,11をカシメ連結し、円筒状に形成してなるホースであって、前記クロス素材1が、難燃剤を混合して難燃化処理したシリコンをシリカクロスシートの少なくとも片表面に塗布し、該塗布シリコンによってシリカクロスシートの織り目を目潰しし、気体非通過状態に加工したものによって形成してある不燃ダクトホース。
- クロス素材1が、難燃化処理したシリコンをシリカクロスシートの表裏両面に塗布して、シリカクロスシートの織り目を目潰しし、気体非通過状態に加工したものとしてある請求項1に記載の不燃ダクトホース。
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JP2003059538A JP2004270752A (ja) | 2003-03-06 | 2003-03-06 | 不燃ダクトホース |
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JP2003059538A JP2004270752A (ja) | 2003-03-06 | 2003-03-06 | 不燃ダクトホース |
Publications (1)
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JP2004270752A true JP2004270752A (ja) | 2004-09-30 |
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Family Applications (1)
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JP2003059538A Pending JP2004270752A (ja) | 2003-03-06 | 2003-03-06 | 不燃ダクトホース |
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KR (1) | KR20040078899A (ja) |
CN (1) | CN1530582A (ja) |
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JP2009115354A (ja) * | 2007-11-05 | 2009-05-28 | Tigers Polymer Corp | 気密性可撓ダクトおよびその製造方法 |
JP2009115330A (ja) * | 2007-11-02 | 2009-05-28 | Tigers Polymer Corp | 可撓ダクト |
JP2010038175A (ja) * | 2008-07-31 | 2010-02-18 | Tigers Polymer Corp | 可撓性ダクト |
JP2021089057A (ja) * | 2019-12-06 | 2021-06-10 | タイガースポリマー株式会社 | 可撓性ホース |
JP2021110356A (ja) * | 2020-01-08 | 2021-08-02 | タイガースポリマー株式会社 | 可撓性ホース |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101224807B1 (ko) * | 2010-12-10 | 2013-01-21 | 윤주영 | 공조용 불연 플렉시블 호스의 제조방법 및 그 공조용 불연 플렉시블 호스 |
DE102011110219B4 (de) * | 2011-08-16 | 2013-03-14 | Boa Balg- Und Kompensatoren-Technologie Gmbh | Verfahren zum Herstellen eines Wickelschlauches, insbesondere Agraffschlauch sowie Wickelschlauch und flexibles Leitungselement mit einem Wickelschlauch |
KR102614235B1 (ko) * | 2023-06-29 | 2023-12-20 | (주)에스티글로벌 | 유체이동모듈의 보강이 가능한 보강모듈 및 이를 포함하는 수용용기의 커버장치 |
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2003
- 2003-03-06 JP JP2003059538A patent/JP2004270752A/ja active Pending
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2004
- 2004-03-05 US US10/793,211 patent/US20040175540A1/en not_active Abandoned
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- 2004-03-06 CN CNA2004100313248A patent/CN1530582A/zh active Pending
Cited By (7)
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