JP2004269354A - 固体結晶質im−10およびそれを調製するための方法 - Google Patents

固体結晶質im−10およびそれを調製するための方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2004269354A
JP2004269354A JP2004061475A JP2004061475A JP2004269354A JP 2004269354 A JP2004269354 A JP 2004269354A JP 2004061475 A JP2004061475 A JP 2004061475A JP 2004061475 A JP2004061475 A JP 2004061475A JP 2004269354 A JP2004269354 A JP 2004269354A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crystalline solid
cation
oxide
starting material
range
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004061475A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4645933B2 (ja
Inventor
Yannick Mathieu
マチュー ヤニック
Jean Louis Paillaud
ルイ パイヨー ジャン
Philippe Caullet
コレ フィリップ
Nicolas Bats
バツ ニコラ
Laurent Simon
シモン ローラン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IFP Energies Nouvelles IFPEN
Original Assignee
IFP Energies Nouvelles IFPEN
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IFP Energies Nouvelles IFPEN filed Critical IFP Energies Nouvelles IFPEN
Publication of JP2004269354A publication Critical patent/JP2004269354A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4645933B2 publication Critical patent/JP4645933B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B37/00Compounds having molecular sieve properties but not having base-exchange properties
    • C01B37/005Silicates, i.e. so-called metallosilicalites or metallozeosilites
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B39/00Compounds having molecular sieve and base-exchange properties, e.g. crystalline zeolites; Their preparation; After-treatment, e.g. ion-exchange or dealumination
    • C01B39/02Crystalline aluminosilicate zeolites; Isomorphous compounds thereof; Direct preparation thereof; Preparation thereof starting from a reaction mixture containing a crystalline zeolite of another type, or from preformed reactants; After-treatment thereof
    • C01B39/06Preparation of isomorphous zeolites characterised by measures to replace the aluminium or silicon atoms in the lattice framework by atoms of other elements, i.e. by direct or secondary synthesis

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Geology (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Silicates, Zeolites, And Molecular Sieves (AREA)

Abstract

【課題】新規固体結晶質IM−10およびそれを調製するための方法を提供することを課題とする。
【解決手段】新規な結晶質固体(結晶質固体IM−10と称する)であって、少なくとも表1に示すピークを持つX線回折図を有するものに関する。このX線回折図は図1に示す。この新規な結晶質固体IM−10は新規な結晶構造を有している。

【選択図】なし

Description

本発明は、新規な結晶構造を有する新規な結晶質固体(以後IM−10と呼ぶ)および前記固体を調製するための方法に関する。
過去数年の間の新規な微孔質のモレキュラーシーブの研究によって、広い範囲のそのタイプの製品が合成されてきた。それらの化学組成、それらの持つ細孔径、およびそれらの微孔質な系の形状および寸法により特徴付けられる、ゼオライト構造を有する広範囲なアルミノシリケートが開発されてきた。
40年ほど前から合成されてきたゼオライトの内でも、いくつかの固体は、吸着剤および触媒の分野において顕著な進歩をもたらした。それらの例としては、Yゼオライト(特許文献1参照)およびZSM−5ゼオライト(特許文献2参照)を挙げることができる。毎年合成される、ゼオライトを含めた新規なモレキュラーシーブの数は、着実に増えつつある。発見された各種のモレキュラーシーブについてのより詳細な記述は、非特許文献1に見出すことができる。以下のものも挙げることができる:NU−87ゼオライト(特許文献3)、MCM−22ゼオライト(特許文献4)またはCLOタイプのガロホスフェート(gallophosphate)(コルベライト(colverite))(特許文献5)、ITQ−12(特許文献6)またはITQ−13(特許文献7)、CIT−5(特許文献8)、およびITQ−21(特許文献9)。
上に挙げたゼオライトの内のいくつかは、J−L グス(Guth)らによって最初に記載された方法を使用して、フッ化物媒質中で合成されたが、フッ化物媒質中では移動剤(mobilizing agent)は通常の場合のヒドロキシドイオンではなく、フッ化物イオンである(非特許文献2参照)。合成媒質中のpHは典型的には、ほぼ中性であった。そのようなフッ化物反応系の利点の1つは、従来からのOH媒質中で得られるゼオライトよりも欠陥の少ない、純粋なケイ酸系のゼオライトを製造できることである(非特許文献3参照)。フッ化物反応媒質を使用するのに伴うもう1つの決定的な利点は、ITQ−7、ITQ−13、ITQ−17ゼオライトの場合のように、4つの四面体の二重環単位(double ring units)を含む、新規な骨格トポロジーを作ることが可能な点にある。さらに、そのような合成媒質中でゲルマニウムを使用すると、ITQ−21ゼオライトの場合のような骨格ができ易い。
米国特許第3,130,007号明細書 米国特許第3,702,886号明細書 米国特許第5,178,748号明細書 米国特許第4,954,325号明細書 米国特許第5,420,279号明細書 米国特許第6,471,939号明細書 米国特許第6,471,941号明細書 米国特許第6,043,179号明細書 国際公開第02/092511号パンフレット Ch.バエロチャー(Baerlocher)、W.M.マイアー(Meier)およびD.H.オルソン(Olson)『アトラス・オブ・ゼオライト・ストラクチャー・タイプス(Atlas of Zeolite Structure Types)』第5改訂版、エルセビア(Elsevier)、2001年 J−L.グス(Guth)ら、プロシーディング・オブ・ザ・インターナショナル・ゼオライト・カンファレンス、東京(Proc.Int.Zeol.Conf.、Tokyo)、1986年、p.121 J.M.チゾウ(Chezeau)ら、ゼオライツ(Zeolites)、1991年、11巻、p.598
本発明は新規固体結晶質IM−10およびそれを調製するための方法を提供することを課題とする。
本発明は、新規な結晶質固体(結晶質固体IM−10と称する)であって、少なくとも表1に示すピークを持つX線回折図を有するものに関する。このX線回折図は図1に示す。この新規な結晶質固体IM−10は新規な結晶構造を有している。
この回折図は、銅のKα線(λ=1.5406Å)で従来からの粉末法を使用した回折計により、放射線結晶学的な分析を行って得たものである。角2θで表される回折ピーク位置から、ブラッグ関係式を使用して、試料の特性格子間間隔dhklを計算する。測定における誤差、すなわちdhklに対するΔ(dhkl)は、2θを測定する際に発生する絶対誤差Δ(2θ)の関数として、ブラッグ関係式を用いて計算する。絶対誤差Δ(2θ)として、±0.2度は通常許容される。それぞれのdhklの値に対する相対強度Irelは、対応するピークの高さから測定する。本発明の結晶質固体IM−10のX線回折図には少なくとも、表1に示したdhklの値のピークを含んでいる。dhklの列では、格子間間隔の平均値がオングストローム(Å)の単位で示してある。それぞれの数値において、±0.2Å〜±0.008Åの範囲の測定誤差Δ(dhkl)を割り当てなければならない。
Figure 2004269354
相対強度(I/I)は、そのX線回折図の中で最も強度の強いピークに100の値を与えたときの相対的な強度を尺度としていて、vw<15;15≦f<30;30≦mw<50;50≦m<65;65≦S<85;VS≧85である。
本発明の結晶質固体IM−10は、新規な基本結晶構造すなわちトポロジーを有していて、それは図1に示すX線回折図にも特徴が現れている。本発明の結晶質固体IM−10の新規な結晶構造は、四面体によって形成される3次元構造である。このものは、19F核磁気共鳴(図2)に示されるように、「4つの四面体を有する二重環(double ring)」のタイプの単位からなっている。それぞれの四面体のピークは、酸素原子で占められている。本発明の結晶質固体のIM−10は、前記固体のIM−10を合成するために使用される有機テンプレート(鋳型剤)を含むケージを持つクラスラジル(clathrasil)のトポロジーを有している。それぞれのケージは、6つの四面体の20環と、4つの四面体の10環とから構成されている[620、410]。4つの四面体のそれぞれの環は、さらに4−四面体環に結合されていて、二重の4−四面体環(D4R)を形成し、その中にフッ素イオンが含まれる。それぞれの4−四面体二重環(double ring)は2つのケージに共通している。
前記の固体IM−10の化学組成を、無水の状態で、酸化物のモルで表すと、次の一般式で定義される:XO;mYO;pZ;qR2/nO:sF(I)
ここでRは原子価nの1個または複数のカチオンを表し、Xはゲルマニウム以外の1個または複数の4価元素を表し、Yはゲルマニウムを表し、Zは少なくとも1つの3価の元素を表し、Fはフッ素である。式(I)において、m、p、q、sはそれぞれ、YO、Z、R2/nOおよびFのモル数を表しており、m、p、qおよびsはゼロであってもよい。
本発明の結晶質固体IM−10の骨格のGe/Xの比は、0.7〜4の範囲、好ましくは0.7〜3の範囲であるのが有利である。mは好ましくは0.1〜4の範囲、より好ましくはmは0.3〜3の範囲である。{(1+m)/p}の比は5以上、より好ましくは7以上である。pの値は好ましくは0〜0.5の範囲、より好ましくは0〜0.4の範囲、さらにより好ましくは0.01〜0.4の範囲である。qおよびsの値は有利には0.01〜0.7の範囲、より有利には0.1〜0.5の範囲である。
本発明にしたがえば、Xは好ましくはケイ素、スズおよびチタンから選択され、Zは好ましくはアルミニウム、ホウ素、鉄、インジウムおよびガリウムから選択されるが、より好ましくはZはアルミニウムである。Xはケイ素であるのが好ましい:その場合は本発明の結晶質固体IM−10は結晶性のメタロシリケートで、そのX線回折図は表1に示したものと同一になる。より好ましくはXがケイ素で、Zがアルミニウムの場合である:その場合は本発明の結晶質固体IM−10は結晶性のアルミノシリケートで、そのX線回折図は表1に示したものと同一になる。
本発明の結晶質固体IM−10が合成したままの形態、すなわち、当業者周知の工程である、合成直後であって焼成および/またはイオン交換工程に入る前の状態にある場合には、前記固体IM−10には、少なくとも1つの、以下において述べるような有機窒素含有カチオンまたはその分解生成物、またはその前駆体が含まれている。その合成したままの形態では、式(I)に存在する(単一または複数の)カチオンRは、少なくとも部分的に、好ましくは全部が前記有機窒素含有カチオン(単一または複数)である。本発明の好適なモードにおいては、Rは、式[(HC)−N−(CH−N−(CH2+で表されるカチオンであって、ここでxは4〜8の範囲であるが、結晶質固体IM−10が合成したままの形態である場合には、それがヘキサメトニウムカチオン(x=6)であるのが好ましい。このカチオン[(HC)−N−(CH−N−(CH2+は、xが4〜8の範囲、好ましくはヘキサメトニウム(x=6)であり、有機テンプレートとしての機能を果たす。本明細書において後に述べるように、結晶質固体IM−10を調製している間に、使用された前記テンプレートが骨格の負の電荷を補償する。このテンプレートは、加熱および/または化学的処理のような従来技術を使用することで、除去することが可能である。本発明のさらに好適なモードによれば、結晶質固体IM−10が合成したままの形態である場合には、このカチオンの[(HC)−N−(CH−N−(CH2+(ここで、xは4〜8の範囲、好ましくはヘキサメトニウム(x=6))を、さらにカチオン、好ましくはアルカリカチオン、たとえばナトリウムと混合する。
本発明の結晶質固体IM−10は、ゼオライト系の固体であるのが好ましい。
本発明はさらに、結晶質固体IM−10を調製する方法にも関し、そこでは、少なくとも1種の酸化物XOの少なくとも1種の出発原料、任意に(すなわち場合によっては)酸化物YOの少なくとも1種の出発原料、任意に少なくとも1種の酸化物Zの少なくとも1種の出発原料、および任意に酸化物M2/wOの少なくとも1種の出発原料、および少なくとも1種の有機窒素含有カチオンR、または有機窒素含有カチオンの少なくとも1種の前駆体または有機窒素含有カチオンの少なくとも1種の分解生成物を含む水性混合物を反応させる。その混合物は一般的に、以下のモル組成を有している:
(XO+YO)/Z :少なくとも5、好ましくは少なくとも7;
2/wO/(XO+YO) :0〜3、好ましくは0〜1、より好ましくは0.01〜1;
O/(XO+YO) :1〜50、好ましくは2〜30;
R/(XO+YO) :0.1〜3、好ましくは0.1〜1;
F/(XO+YO) :0.1〜3、好ましくは0.1〜1;
YO/XO :0〜1、好ましくは0.5〜1;
S/XO ;0〜0.5、好ましくは0〜0.3、より好ましくは0.02〜0.3;
ここで、Xは1個または複数の、ゲルマニウム以外の4価元素、好ましくはケイ素であり、Yはゲルマニウムであり、Zは以下のアルミニウム、鉄、ホウ素、インジウムおよびガリウムからなる元素の群より選択される1個または複数の3価元素、好ましくはアルミニウムであり、Mは原子価wのカチオンであって、アルカリ金属および/またはアンモニウムカチオンを含んでいてもよい。LSは塩であって、Sは原子価aのアニオンであり、Lはアルカリ金属またはアンモニウムイオンで、Mと類似でも、Mとの混合物でもよく、さらに、アニオンSとバランスをとるのに必要なアルカリ金属またはアンモニウムイオンであってもよく、Sは、たとえばLの塩またはアルミニウム塩の形態で添加された酸ラジカルを含んでいてもよい。使用されるカチオンMは、好ましくはアルカリ金属、特にナトリウムである。Sの例としては、強酸ラジカル、たとえば臭化物、塩化物、ヨウ化物、硫酸塩、リン酸塩もしくは硝酸塩など、または弱酸ラジカル、たとえば有機酸ラジカル、たとえばクエン酸塩もしくは酢酸塩などを挙げることができる。LSは必須成分ではないが、本発明の固体IM−10の反応混合物からの晶析を加速することができ、また、固体IM−10を構成する結晶の大きさや形状に影響を与えることができる。いずれの場合においても、結晶化が起きるまで反応を継続する。
フッ素はアルカリ金属塩またはアンモニウム塩の形態、たとえばNaF、NHF、NHHFなど、またはフッ化水素酸の形態、またはフッ化物イオンを水中に放出することが可能な加水分解性化合物、たとえばフッ化ケイ素SiFまたはアンモニウムもしくはナトリウムフルオロシリケート、(NHSiFもしくはNaSiFの形態で導入することができる。
本発明の方法によれば、Rは有機窒素含有テンプレートである。Rは好ましくは、有機窒素含有化合物の[(HC)−N−(CH−N−(CH2+(ここで、xは4〜8の範囲、好ましくはカチオン化合物のヘキサメトニウム(x=6)である)であるか、または、[(HC)−N−(CH−N−(CH2+の少なくとも1種の前駆体、または[(HC)−N−(CH−N−(CH2+の少なくとも1種の分解生成物である。それがヘキサメトニウム塩、たとえばハロゲン化物、水酸化物、硫酸塩、硝酸塩、酢酸塩、ケイ酸塩またはアルミン酸塩などであるのが好ましい。ヘキサメトニウム塩が水酸化物であるのが好ましい。カチオンMおよび/または有機テンプレートは、水酸化物または鉱酸の塩の形態で添加することができる。ただし、M2/wO/(XO+YO)およびR/(XO+YO)の比は守る必要がある。
元素Xの出発原料は、元素Xを含み、水溶液中で活性な形でその元素を放出できるようなものならばどのような化合物でもよい。好適には、元素Xがケイ素の場合には、そのケイ素出発原料は、ゼオライトを合成するために通常使用されるようなものから選べばよく、たとえば、固体粉末状シリカ、ケイ酸、コロイダルシリカまたは溶解シリカ(dissolved silica)またはテトラエトキシシラン(TEOS)などでよい。使用可能な粉末状シリカの内では、沈降シリカ、特にアルカリ金属シリケートの溶液から沈殿させて得られるもの、たとえばアエロジルシリカ、熱分解法シリカ、たとえば「キャブ・オ・シル(CAB−O−SIL)」およびシリコンゲルなどを使用することができる。各種の粒径のコロイダルシリカを使用することができ、たとえば、平均相当径が10〜15nmの範囲または40〜50nmの範囲、たとえば商品名「ルドックス(LUDOX)」として販売されているものがある。使用可能な溶解シリカに含まれるものとしては、アルカリ金属酸化物1モルあたり0.5〜6.0モル、特に2.0〜4.0モルのSiOを含む市場で入手可能な可溶性ガラスシリケート、英国特許第1 193 254号明細書に規定されているような「活性」アルカリ金属のシリケート、および、アルカリ金属水酸化物または4級アンモニウムヒドロキシド中にシリカを溶解させることによって得られるシリケート、またはそれらの混合物などが挙げられる。ケイ素出発原料がTEOSであれば好ましい。
元素Zの出発原料は、元素Zを含み、水溶液中で活性な形でその元素を放出できるようなものならばどのような化合物でもよい。Zがアルミニウムであるという好ましいケースでは、アルミナ出発原料としては、アルミン酸ナトリウム、またはアルミニウム塩、たとえば塩化物、硝酸塩、水酸化物または硫酸塩、アルミニウムアルコキシドまたはアルミナそのもの、好ましくは水和した形または水和可能な形、たとえばコロイダルアルミナ、プソイドベーマイト、ガンマアルミナまたはアルファまたはベータ3水和物などが好ましい。上記の出発原料を混合したものを使用することも可能である。
アルミナおよびシリカの出発原料のいくつかまたは全部を、アルミノシリケートの形で任意に添加することも可能である。
元素Yの出発原料としては、たとえば酸化ゲルマニウムGeOが使用できる。
本発明の方法を好適に実施するには、シリカ、アルミナ、酸化ゲルマニウム、フッ化水素酸おおび水酸化ヘキサメトニウムを含む水性混合物を反応させる。
本発明の方法は、ゲルと呼ばれる水性反応混合物で、少なくとも1種の酸化物XOの少なくとも1種の出発原料、任意に酸化物YOの少なくとも1種の出発原料、任意に少なくとも1種の酸化物Zの少なくとも1種の出発原料、任意に酸化物M2/wOの少なくとも1種の出発原料、および少なくとも1種の有機窒素含有カチオンR、または少なくとも1種の有機窒素含有カチオンの前駆体または少なくとも1種の有機窒素含有カチオンの分解生成物を含むものを調製することからなる。前記反応剤の量を調節して、結晶質固体IM−10が式XO:mYO:pZ:qR2/nO;sFで、m、p、q、nおよびsが先に定義した基準を満たして結晶化することが可能となるような組成を、前記ゲルに与えるようにする。次いでこのゲルを水熱処理して、結晶質固体IM−10を形成させる。有利には、自己溶解性(autogenous)反応条件下で、場合によってはガス、たとえば窒素を添加しながら、温度を120℃〜200℃の範囲、好ましくは140℃〜180℃の範囲、より好ましくは温度が175℃を超えないようにして、水熱条件下にこのゲルを置いて、本発明の固体IM−10の結晶が形成するまで反応を続ける。結晶が得られるまでに必要な時間は一般に1時間から数ヶ月までと違いがあるが、それは、ゲルの中の反応剤の組成、攪拌条件、および反応温度に依存する。通常、反応は撹拌下または攪拌なしで実施するが、攪拌があるほうが好ましい。
反応混合物にシードを添加して、核形成に必要な時間および/または全結晶化時間を短縮するのが有利であろう。シードを使用することで、結晶性のIM−10の形成を促進させ不純物が入らないようにするのも有益である。前記のシードは結晶質固体、特に固体IM−10の結晶を含む。結晶シードは通常、反応混合物中で使用される酸化物XO、好ましくはシリカの0.01%〜10重量%の範囲になる割合で添加する。
反応が終了してその固体相を濾過、洗浄すればすぐに、その次の工程、たとえば乾燥、脱水および焼成、および/またはイオン交換をすることができる。
本発明について、以下の実施例によって説明する。
4.257gの水酸化ヘキサメトニウム(ROH)の15.4%水溶液と、1.16gのテトラエトキシシラン(アルドリッチ(Aldrich)製)をポリプロピレンビーカーの中に入れた。攪拌してテトラエトキシシランを溶解させた後で、0.58gの非晶系酸化ゲルマニウム(アルドリッチ(Aldrich)製)を添加した。撹拌しながら室温で、エタノールと過剰の水を蒸発させて、質量1.83gとした。0.28gのフッ化水素酸40重量%水溶液(フルカ(Fluka)製)を添加し、攪拌して均一なペースト状物とした。次いでこのゲルをテフロン製のライナーの中に移し、ライナーを20ミリリットルのオートクレーブに入れた。
このゲルのモル組成は、0.5SiO:0.5GeO:0.25ROH:0.5HF:5HOであった。
オートクレーブを炉の中で7日間170℃で加熱した。合成の間はオートクレーブは常に攪拌しておいたが、それには、オートクレーブの長さ方向の軸を約15rpmの速度で、回転軸に垂直な平面上で回転させた。合成時のpHはほぼ9であった。濾過後、生成物を蒸留水で洗浄してから70℃で乾燥させた。乾燥させた固体生成物を粉末X線回折によって分析し、固体IM−10で構成されていることを確認した。合成したままのサンプルの回折図を図1に示す。蛍光X線による生成物の化学分析を実施すると、SiO/GeOの比は0.33であった。
4.257gの水酸化ヘキサメトニウム(ROH)の15.4%水溶液をポリプロピレンビーカーの中に入れた。0.0260gの水酸化アルミニウム(アルドリッチ(Aldrich)製)(Alが64.5重量%〜67重量%)および0.58gの非晶系酸化ゲルマニウム(アルドリッチ(Aldrich)製)を添加した。攪拌をして酸化物を溶解させてから、1.16gのテトラエトキシシランを添加した。撹拌しながら室温で、エタノールと過剰の水を蒸発させて、質量を1.78gとした。蒸発させた後で、0.28gの40重量%フッ化水素酸水溶液(フルカ(Fluka)製)を添加した。20分待ってから、手動で攪拌して均一なペーストを形成させた。次いでこのゲルをテフロン製のライナーの中に移し、ライナーを20ミリリットルのオートクレーブに入れた。
このゲルのモル組成は下記の通りであった:
0.5SiO:0.5GeO:0.01Al:0.25ROH:0.5HF:5HO。
オートクレーブを炉の中で7日間170℃で撹拌下に加熱した。合成の間はオートクレーブは連続的に攪拌しておいたが、それには、オートクレーブの長さ方向の軸を約15rpmの速度で、回転軸に垂直な平面上で回転させた。濾過後、蒸留水で洗浄し、70℃で乾燥させると、300mgの生成物が得られた。乾燥させた固体生成物を粉末X線回折によって分析し、固体IM−10で構成されていることを確認した。合成したままのサンプルの回折図を図1に示す。
新規な結晶質固体IM−10のX線回折図である。 新規な結晶質固体IM−10の19F核磁気共鳴を示す図である。

Claims (7)

  1. 少なくとも以下の表に示したピークを含むX線回折図を有する結晶質固体IM−10であって:
    Figure 2004269354
    ここで、VS=非常に強;m=中;w=弱;S=強;mw=中〜弱;vw=非常に弱を意味し、そして、無水の状態で酸化物のモル数として表して、次の一般式で定義される化学組成を有し:XO:mYO:pZ:qR2/nO:sF(I)、ここでRは原子価nの1個または複数のカチオンを表し、Xはゲルマニウム以外の1個または複数の4価元素を表し、Yはゲルマニウムを表し、Zは少なくとも1つの3価の元素を表し、Fはフッ素であり、m、p、q、sはそれぞれ、YO、Z、R2/nOおよびFのモル数を表し、そしてmが0.1〜4の範囲、pが0〜0.5の範囲、qおよびsが0.01〜0.7の範囲、{(1+m)/p}の比が5以上である、結晶質固体IM−10。
  2. Xがケイ素である、請求項1に記載の結晶質固体IM−10。
  3. Zがアルミニウムである、請求項1または2に記載の結晶質固体IM−10。
  4. 少なくとも1種の酸化物XOの少なくとも1種の出発原料、任意に酸化物YOの少なくとも1種の出発原料、任意に少なくとも1種の酸化物Zの少なくとも1種の出発原料、任意に酸化物M2/wOの少なくとも1種の出発原料、および少なくとも1種の有機窒素含有カチオンR、または少なくとも1種の有機窒素含有カチオンの前駆体または少なくとも1種の窒素含有有機カチオンの分解生成物を混合し、次いで前記混合物を水熱処理して前記結晶質固体IM−10を形成させることからなる、請求項1〜3のいずれか1項に記載の結晶質固体IM−10を調製するための方法。
  5. 前記反応混合物の前記モル組成が、
    (XO+YO)/Z :少なくとも5;
    2/wO/(XO+YO) :0〜3;
    O/(XO+YO) :1〜50;
    R/(XO+YO) :0.1〜3;
    F/(XO+YO) :0.1〜3;
    YO/XO :0〜1;
    S/XO :0〜0.5、である
    請求項4に記載の結晶質固体IM−10を調製するための方法。
  6. Rがヘキサメトニウムカチオン[(HC)−N−(CH−N−(CH2+である、請求項4または5に記載の調製方法。
  7. シードを前記反応混合物に添加する、請求項4〜6のいずれか1項に記載の方法。
JP2004061475A 2003-03-05 2004-03-05 固体結晶質im−10およびそれを調製するための方法 Expired - Fee Related JP4645933B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR0302735A FR2852024B1 (fr) 2003-03-05 2003-03-05 Solide cristallise im-10 et son procede de preparation

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004269354A true JP2004269354A (ja) 2004-09-30
JP4645933B2 JP4645933B2 (ja) 2011-03-09

Family

ID=32799635

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004061475A Expired - Fee Related JP4645933B2 (ja) 2003-03-05 2004-03-05 固体結晶質im−10およびそれを調製するための方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US6921524B2 (ja)
EP (1) EP1454882A1 (ja)
JP (1) JP4645933B2 (ja)
CN (1) CN100475698C (ja)
FR (1) FR2852024B1 (ja)
ZA (1) ZA200401710B (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005047800A (ja) * 2003-07-30 2005-02-24 Inst Fr Petrole Lta型構造を有するim−11結晶質固体、およびそれを調製するための方法
JP2005104822A (ja) * 2003-09-26 2005-04-21 Inst Fr Petrole 結晶固体im−12及びその調製方法
JP2008525306A (ja) * 2004-12-27 2008-07-17 サウディ ベーシック インダストリーズ コーポレイション ゲルマニウム・ゼオライトを製造する方法
JP2008525307A (ja) * 2004-12-27 2008-07-17 サウディ ベーシック インダストリーズ コーポレイション ゲルマニウム・ゼオライトを製造する方法
JP2010508233A (ja) * 2006-11-07 2010-03-18 イエフペ 結晶化固体im−15およびその調製方法

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2877237B1 (fr) 2004-10-29 2006-12-29 Inst Francais Du Petrole Procede de separation par adsorption selective sur un solide contenant une zeolithe de structure cristalline analogue a l'im-12.
ES2259537B1 (es) * 2005-01-17 2007-11-01 Universidad Politecnica De Valencia Sintesis de la zeolita itq-33.
US7992375B2 (en) * 2005-12-27 2011-08-09 Chevron U.S.A. Inc. Treatment of engine exhaust using molecular sieve SSZ-73
FR2918979B1 (fr) * 2007-07-20 2011-05-27 Inst Francais Du Petrole Solide cristallise im-16 et son procede de preparation
FR2923476B1 (fr) * 2007-11-12 2010-12-31 Inst Francais Du Petrole Solide cristalise im-17 et son procede de preparation
FR2923477B1 (fr) * 2007-11-12 2011-03-18 Inst Francais Du Petrole Solide cristallise im-18 et son procede de preparation
FR2940266B1 (fr) * 2008-12-18 2010-12-31 Inst Francais Du Petrole Solide cristallise im-20 et son procede de preparation
CN108946757B (zh) * 2017-05-26 2020-06-09 中国石油化工股份有限公司 分子筛scm-13、其合成方法及其用途
TW202110740A (zh) * 2019-07-09 2021-03-16 大陸商中國石油化工科技開發有限公司 基於矽和鍺的scm-25分子篩、其製備方法及其用途

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000143236A (ja) * 1998-11-02 2000-05-23 Inst Fr Petrole ゼオライト材料種を用いるeuo型構造を有するゼオライトの調製方法およびac8異性化触媒としてのその使用
JP2001502652A (ja) * 1996-10-21 2001-02-27 アンスティテュ フランセ デュ ペトロール ゼオライトim―5、その調製方法およびその触媒的適用

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3459676A (en) * 1966-06-14 1969-08-05 Mobil Oil Corp Synthetic zeolite and method for preparing the same
US4021331A (en) * 1974-11-25 1977-05-03 Mobil Oil Corporation Organic compound conversion by zeolite ZSM-20 catalysts
US4309313A (en) * 1980-05-23 1982-01-05 W. R. Grace & Co. Synthesis of cesium-containing zeolite, CSZ-1
US4840930A (en) * 1982-05-18 1989-06-20 Mobil Oil Corporation Method for preparing acid stable zeolites and high silica zeolites prepared by it
US4879103A (en) * 1984-05-04 1989-11-07 Exxon Research And Engineering Company Composition and process for preparing ECR-30
FR2638444B1 (fr) * 1988-10-10 1991-05-10 Elf Aquitaine Procede de synthese de zeolithes appartenant a la famille structurale de la faujasite, produits obtenus et leur application en adsorption et catalyse
AU2002219833A1 (en) * 2000-11-27 2002-06-03 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Crystalline molecular sieve composition MCM-65, its synthesis and use
US6471939B1 (en) * 2001-05-29 2002-10-29 Exxonmobil Research And Engineering Company Synthetic porous crystalline material ITQ-12, its synthesis and use

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001502652A (ja) * 1996-10-21 2001-02-27 アンスティテュ フランセ デュ ペトロール ゼオライトim―5、その調製方法およびその触媒的適用
JP2000143236A (ja) * 1998-11-02 2000-05-23 Inst Fr Petrole ゼオライト材料種を用いるeuo型構造を有するゼオライトの調製方法およびac8異性化触媒としてのその使用

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005047800A (ja) * 2003-07-30 2005-02-24 Inst Fr Petrole Lta型構造を有するim−11結晶質固体、およびそれを調製するための方法
JP2005104822A (ja) * 2003-09-26 2005-04-21 Inst Fr Petrole 結晶固体im−12及びその調製方法
JP4626845B2 (ja) * 2003-09-26 2011-02-09 イエフペ エネルジ ヌヴェル 結晶固体im−12及びその調製方法
JP2008525306A (ja) * 2004-12-27 2008-07-17 サウディ ベーシック インダストリーズ コーポレイション ゲルマニウム・ゼオライトを製造する方法
JP2008525307A (ja) * 2004-12-27 2008-07-17 サウディ ベーシック インダストリーズ コーポレイション ゲルマニウム・ゼオライトを製造する方法
JP4673379B2 (ja) * 2004-12-27 2011-04-20 サウディ ベーシック インダストリーズ コーポレイション ゲルマニウム・ゼオライトを製造する方法
JP4688885B2 (ja) * 2004-12-27 2011-05-25 サウディ ベーシック インダストリーズ コーポレイション ゲルマニウム・ゼオライトを製造する方法
JP2010508233A (ja) * 2006-11-07 2010-03-18 イエフペ 結晶化固体im−15およびその調製方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4645933B2 (ja) 2011-03-09
US20040220045A1 (en) 2004-11-04
EP1454882A1 (fr) 2004-09-08
CN1618737A (zh) 2005-05-25
FR2852024A1 (fr) 2004-09-10
US6921524B2 (en) 2005-07-26
ZA200401710B (en) 2005-09-02
FR2852024B1 (fr) 2005-04-15
CN100475698C (zh) 2009-04-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4626845B2 (ja) 結晶固体im−12及びその調製方法
CN1030760C (zh) 在反应混合物中使用二乙醇胺合成β-沸石的方法
JP2004217518A (ja) 固体結晶im−9およびその調製方法
JP4645933B2 (ja) 固体結晶質im−10およびそれを調製するための方法
US8444952B2 (en) IM-20 crystalline solid and process for its preparation
US7238337B2 (en) Method of making all-silica zeolite with IFR structure
JP5542684B2 (ja) Izm−3結晶固体およびその調製方法
US8101154B2 (en) IM-15 crystallized solid and its process for preparation
US8372377B2 (en) IM-18 crystalline solid and process for its preparation
US7544347B2 (en) Method for synthesizing ZBM-30 zeolite from a mixture of amine compounds
JP4756308B2 (ja) Lta型構造を有するim−11結晶質固体、およびそれを調製するための方法
US8361436B2 (en) IM-17 crystalline solid and process for its preparation
JP6878821B2 (ja) Kfi型ゼオライト及びその製造方法
US5158757A (en) Synthesis of gallosilicate zeolites having faujasite structure
US10246339B2 (en) Crystalline molecular sieves and synthesis thereof
JP2003506301A (ja) ゼオライトitq−10
JP2004533395A (ja) フッ化物イオンの不存在下でのitq−17の合成
JP2005298328A (ja) Itq−31結晶固体及びそれの製造方法
JP7438733B2 (ja) Stw型ゼオライト及びその製造方法
JP5478195B2 (ja) ポリメチレン−α,ω−ジアンモンニウム型カチオンを有機構造規定剤として用いたゼオライト型の結晶化固体FU−1の調製方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070302

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100421

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100601

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100823

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101026

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101125

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131217

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees