JP2004268787A - 車両懸架装置 - Google Patents

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Kiyotaka Koike
清隆 小池
Tomoyasu Kudo
智康 工藤
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    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2202/00Indexing codes relating to the type of spring, damper or actuator
    • B60G2202/10Type of spring
    • B60G2202/15Fluid spring
    • B60G2202/152Pneumatic spring
    • B60G2202/1524Pneumatic spring with two air springs per wheel, arranged before and after the wheel axis

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  • Vehicle Body Suspensions (AREA)

Abstract

【課題】車両の最低地上高を大きくして走行性の向上を図ると共にショックアブソーバの取付部材のオーバハング量を小さくした車両懸架装置を提供する。
【解決手段】サポートビーム31を、中間部を後前軸23に固着し後端側を前端側に比べ車幅方向内側に位置するように配置し、前後端部に後前軸の前後に配設された緩衝部材33を装着し、サポートビーム41を、中間部を後後軸24に固着し前端側を後端側に比べ車幅方向内側に位置するように配置し、前後端部に後後軸の前後に配設された緩衝部材43を装着し、ショックアブソーバ35をサポートビーム31の後前軸固着部より後方部に車体21との間に装着し、ショックアブソーバ45をサポートビーム41の後後軸固着部より前方部に車体との間に装着し、上側連結部材71、81により後前軸及び後後軸の上部と車体側とを連結し、下側連結部材53、63により後前軸と後後軸との間で車体から垂下されたブラケット51と後前軸及び後後軸の下部とを連結する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の懸架装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
大型トラックの後軸の懸架装置として、タイヤ負荷容量の関係から図4に示すように後軸が2軸とされており、車両前後方向に延びる左右一対のサイドレール1を配した梯子型シャシフレーム2の後部下方に後前軸3と後後軸4とが車両前後方向に並べて配置されている。後前軸3、後後軸4の車幅方向外側両端部寄り下面に車両前後方向の中間部において後前軸3、後後軸4に一体的に組み付けられたサポートビーム5、6の前後両端とシャシフレーム2の下面との間に夫々車両の上下方向の振動を吸収するための緩衝部材としてのエアスプリング7が介挿されており、サポートビーム5、6とシャシフレーム2との間に車両上下方向の振動減衰を図るためのショックアブソーバ8、8が介装されたものがある。
【0003】
後前軸3、後後軸4の車両前後方向前側に夫々配置されたエアスプリング7の前側に位置するようにシャシフレーム2から垂下されたブラケット9、10の下端とサポートビーム5、6の中間部分とが、車体のロール剛性を高めるスタビライザとしての機能を兼ね備えたロアラジアスロッド11、12で連結されている。これらのロアラジアスロッド11、12は、サポートビーム5、6の各エアスプリング7のばね座付近より車両外側に配置されており、後前軸3、後後軸4とサポートビーム5、6の締結ボルト等を避けると共に地上高が確保されている。
【0004】
後前軸3、後後軸4の車幅方向中央部上面と左右のサイドレール1の内側面とは、アッパ側のトルクロッドとして機能する左右一対のトルクロッド13、14により連結されている。これら左右の一対のトルクロッド13、14は、夫々平面視車両前方側に拡開するV型となるように配置され、各前端が左右のサイドレール1の内側面に設けられたブラケット(図示せず)に連結され、各後端が後前軸3、後後軸4のデフギヤ中央部上面に固設されたブラケット15、16に連結されている。このようにして懸架装置が構成されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−29235号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記構成の懸架装置においては、ロアラジアスロッド11、12は、サポートビーム5、6の各エアスプリング7のばね座付近より車両外側に配置されていることにより、後前軸3、後後軸4とサポートビーム5、6の締結ボルト等を避けると共にロッド部の地上高を確保しているものの、後前軸3のロアラジアスロッド11のブラケット9が後前車輪17の外(前側)に位置しているために段差路や縁石19等に干渉するおそれがあり、走破性が悪化する。特に、低床車両においてはロアラジアスロッド11、12の最低地上高が低く、段差路等の道路障害物に対する走破性を確保することが必要不可欠である。
【0007】
また、後前軸3、後後軸4用の各ショックアブソーバ8は、サイドレール1の下面と後前軸3のサポートビーム5、後後軸4のサポートビーム6との間に上下方向に延在して介装されているために取付スペースを十分に取ることができず、十分なストローク量を確保することができない。このため、車両上下方向の振動を有効に減衰することが困難である。
【0008】
また、ショックアブソーバ8をサイドレール1の外側に配置した場合、当該ショックアブソーバ8を固定するためのブラケットのサイドレール1から車幅方向外側へのオーバハング量が大きくなり、前記ブラケットは、剛性を確保するために重量が重くなると共にコストが高くなる等の問題がある。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたもので、車両の最低地上高を大きくして走行性の向上を図ると共にショックアブソーバの取付部材のオーバハング量を小さくした車両懸架装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の発明では、車両後部に後前軸と後後軸とを車両前後方向に並設した車体と車軸との間に夫々の車軸の前後に緩衝部材を介装して車体を懸架する車両懸架装置において、後前軸用サポートビームを、中間部を後前軸に固着すると共に後端側を前端側に比べ車幅方向内側に位置するように傾斜させて配置し、前後端部に後前軸の前後に配設された緩衝部材を夫々装着し、後後軸用サポートビームを、中間部を後後軸に固着すると共に前端側を後端側に比べ車幅方向内側に位置するように傾斜させて配置し、前後端部に後後軸の前後に配設された緩衝部材を夫々装着し、後前軸用ショックアブソーバを後前軸用サポートビームの後前軸固着部より後方部に車体との間に装着し、後後軸用ショックアブソーバを後後軸用サポートビームの後後軸固着部より前方部に車体との間に装着し、車軸からの駆動力を車体側に伝達する上側連結部材により後前軸及び後後軸の上部と車体側とを連結し、車軸からの駆動力を車体側に伝達する下側連結部材により後前軸と後後軸との間で車体から垂下されたブラケットと後前軸及び後後軸夫々の下部とを連結した構成としている。
【0010】
これにより、車輪前方の突起物を無くすと共に前記ブラケットの地上高を大きくして前記下側連結部材が道路障害物と干渉し難くしている。また、前記下側連結部材を上方に配設することを可能として車両の走破性を向上させことが可能となる。
請求項2の発明では、前記ショックアブソーバを夫々車体側シャシフレームのウェブ部外側に沿うように配設してショックアブソーバの上下方向のストローク量を十分確保する。また、取付ブラケットの車体外側方向へのオーバハング量を小さくして前記取付ブラケットの重量の軽減、コストの低減を図っている。
【0011】
請求項3の発明では、前記夫々のサポートビームのショックアブソーバ取付部をサポートビーム本体と一体的構造として、部品点数の低減、組付工数の低減、コストの低減を図っている。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。
図1は、本発明に係る車両懸架装置の側面図、図2は、図1の一部を省略及び切り欠いた平面図、図3は、図2の要部拡大図である。尚、図2において分かり易くするために中心から左側の一部の部材を2点鎖線及び断面で描いてある。図1及び図2に示すように大型トラックの車体21は、車両の車幅方向に離間した左右一対のサイドレール22を配した梯子型シャシフレームとされ、車体21の後部に後前軸23と後後軸24とが車両前後方向に並設されている。サイドレール22は、上面及び下面が側面(以下「ウェブ部」という)22aに対して車幅方向内側にコ字状に折曲された溝形鋼とされている。当該車両は、後2軸駆動車とされ後前軸23のデフギヤ25は、推進軸27を介して変速機(図示せず)に連結されると共に推進軸28を介して後後軸24のデフギヤ26に連結されている。
【0013】
図2及び図3に示すように後前軸23の一側例えば、左側の後前軸用サポートビーム31は、中央部にばね座31aが設けられ、ばね座31aの外側にアーム31bが車両外側に水平に張り出して一体に形成されている。アーム31bの側方への張り出し量は、ばね座31aと後前車輪17の内側との間の間隔よりも僅かに狭い幅とされており、後端に切欠31cが設けられている。ばね座31aの後部外側に当該ばね座31aに近接して、且つアーム31bの後端から離隔した位置にショックアブソーバ取付部31dが突出して一体に形成されている。この後前軸用サポートビーム31は、ばね座31aから前後方向に徐々に細くなり、前後両端に取付孔31e、31fが穿設され、ばね座31aに取付孔31gが4個穿設されている(図3)。図2に示すように右側の後前軸用サポートビーム31は、左側の後前軸用サポートビーム31と対称に形成されている。
【0014】
図1及び図2に示すように後前軸用サポートビーム31は、サイドレール22の下方に車両前後方向に沿って且つ後端側を前端側に比べ車幅方向内側に位置するように傾斜して配置されている。即ち、図3に示すようにサポートビーム31は、前端の取付孔31eがサイドレール22のウェブ部22aの外側面真下に位置し、後端の取付孔31fがサイドレール22の下面の略中央真下に位置し、これらの取付孔31eと31fの中心を結ぶ直線LLFが平面視車両前方から車両後方に向かって車幅方向内側に向くように配置されている。このように後前軸用サポートビーム31の後部側をサイドレール22の車幅方向内側に配置することで、ショックアブソーバ取付部31dをサイドレール22のウェブ部22aの外側面下方に、且つ外側面からの張り出し量を小さくすることができる。
【0015】
後前軸用サポートビーム31は、ばね座31aに後前軸23の左側が載置されてUボルト32、32が装着され、これらUボルト32の各下端が夫々対応する取付孔31g嵌挿されてナットで締付固定される。緩衝部材としてのエアスプリング33は、後前軸23の前後に配置され、各上端がサイドレール22のウェブ部22a外側面下部に固定されたブラケット34に固定され、各下端が不図示のブラケットを介してサポートビーム31の前後両端の取付孔31e、31fに固定される。そして、図1に示すようにサポートビーム31の前端31hは前方斜め上方に傾斜し、且つ後前車輪17の外径よりも内側に位置している。
【0016】
図1及び図2に示すように後前軸用ショックアブソーバ35は、上端がサイドレール22のウェブ部22aの外側面上部に固定されたブラケット36に固定され、下端が後前軸用サポートビーム31のショックアブソーバ取付部31dに固定される。即ち、ショックアブソーバ35は、サイドレール22のウェブ部22aの外側に沿うように上下方向に配設されている。後前軸23の右側についても左側と同様である。このようにして、車体21が後前軸23の後前車輪17に支持される。
【0017】
後後軸24の左右の後後軸用サポートビーム41は、後前軸23の左右の後前軸用サポートビーム31と前後方向に対称に形成されている。尚、後後軸用サポートビーム41の後前軸用サポートビーム31と対応する部位に対応する符号を付して詳細な説明を省略する。左側の後後軸用サポートビーム41は、サイドレール22の下方に車両前後方向に沿って且つ前端側を後端側に比べ車幅方向内側に位置するように傾斜して配置されている。即ち、図3に示すようにサポートビーム41は、後端の取付孔41eがサイドレール22のウェブ部22aの外側面真下に位置し、前端の取付孔41fがサイドレール22の下面の略中央真下に位置し、これらの取付孔41eと41fの中心を結ぶ直線LLRが平面視車両後方から車両前方に向かって車幅方向内側に向くように配置されている。このように後前軸用サポートビーム41の前部側をサイドレール22の車幅方向内側に配置することで、ショックアブソーバ取付部41dをサイドレール22のウェブ部22aの外側面下方に、且つ外側面からの張り出し量を少なくすることができる。尚、後後軸24のサイドレール22への支持機構は、後前軸23の支持機構の各部材に対応させて40番台の符号を付して詳細な説明を省略する。そして、図1に示すようにサポートビーム41の後端41hは後方斜め上方に傾斜し、且つ後後車輪18の外径よりも内側に位置している。後後軸24の右側についても左側と同様である。
【0018】
図1及び図2に示すように後後軸用ショックアブソーバ45は、上端がサイドレール22のウェブ部22aの外側面上部に固定されたブラケット46に固定され、下端が後後軸用サポートビーム41のショックアブソーバ取付部41dに固定される。即ち、ショックアブソーバ45は、サイドレール22のウェブ部22aの外側に沿うように上下方向に配設されている。後前軸24の右側についても左側と同様である。このようにして、車体21が後後軸24の後後車輪18に支持される。
【0019】
後前軸用ショックアブソーバ35、後後軸用ショックアブソーバ45をサイドレール22のウェブ部22aの外側面に沿わせることにより、十分なストローク量を確保することができ、且つ後前軸用ショックアブソーバ35を後前軸23の近傍に、後後軸用ショックアブソーバ45を後後軸24の近傍に配置することで、車体21の上下方向振動(ショック)の低減効果を大きくすることができる。
【0020】
また、ショックアブソーバ35、45の下側に突出する部位の後前車輪17、後後車輪18に近い側がこれらの車輪と共に上下するので、道路の突起に衝突することが少なくなる。また、ブラケット36、46(図2)のウェブ部22aから車幅方向外側へのオーバハング量が小さくてすみ、コスト、及び重量が有利となる。更に、ショックアブソーバ35、45の下部取付部をサポートビーム31、41と一体構造とすることで部品点数の低減及びコストの低減が図られる。
【0021】
図1及び図2に示すようにブラケット51は、サイドレール22の外側に後前軸23と後後軸24との中間位置に垂下され、上部がサイドレール22のウェブ部22a外側面に固定され、下部51aが車体21の外側に後前軸用サポートビーム31、後後軸用サポートビーム41の各アーム31b、41bと同じ位置まで張り出し、下端がこれらのサポートビーム31と41との中間に位置し且つこれらのアーム31b、41bよりも僅かに高い位置に位置している。図3に示すようにブラケット51の下端は、車両幅方向に二股とされて収納部51bが形成されており、該収納部51bは、サポートビーム31、41のアーム31b、41bの各切欠31c、41cと対向している。
【0022】
図3に示すように後前軸23のロアラジアスロッド53、後後軸24のロアラジアスロッド63は、各一端53a、63aが後前軸用サポートビーム31、後後軸用サポートビーム41のアーム31b、41bの切欠31c、41cに収納されて支持軸54、64の両端がこれらのアーム31b、41bの端面(取付座面)にボルト55、65により固定され、各他端53b、63bがブラケット51の下端の収納部51bに収納されて支持軸56、66の両端が下端の各端面(取付座面)にボルト57、ナット58により固定される。これにより、ロアラジアスロッド53、63の各一端53a、63aがサポートビーム31、41に固定され、各他端53b、63bがサイドレール22(車体21)側に固定される。このようにして、後前軸23、後後軸24のロアラジアスロッド53、54がブラケット51に対して前後方向に対称に配設される。車体21の右側についても同様である。
【0023】
これらのロアラジアスロッド53及び63は、ブラケット51の下部51aと後前軸23及び後後軸24の各下部とを連結して、これらの後前軸23、後後軸24からの駆動力を車体21側に伝達する下側連結部材として機能する。
図1に示すように後前軸用サポートビーム31の前端31hが前方斜め上方に傾斜し、後後軸用サポートビーム41の後端41hが後方斜め上方に傾斜し、ロアラジアスロッド53、63の各一端53a、63aがこれらのサポートビーム31、42のアーム31b、41bと同じ高さ位置にあることで、前後進の際に道路の障害物と干渉することを防ぎやすくなる。また、後前軸用サポートビーム31の前端31h及び後後軸用サポートビーム41の後端41hが夫々後前車輪17、後後車輪18の外径よりも内側に位置していることでこれらの車輪の陰に隠れ、道路の障害物と干渉することを更に防ぎやすくなる。
【0024】
ロアラジアスロッド53、63の車体21側取付位部53b、63bを後前軸23と後後軸24の車軸間に固定することで、ブラケット51の地上高が後前車輪17又は後後車輪18の上下移動に従って移動するために前進又は後進の際に道路障害物との干渉を防ぎやすい。更に、ロアラジアスロッド53、63は、サポートビーム31、41のアーム31b、41bをサイドレール22の車幅方向外側にずらす(位相をずらす)ことにより、上方に配設することが可能となり、地上高を高くすることが可能となる。これにより、車両の走破性が向上し、特に、低床車両において有効である。
【0025】
図2に示すように左右のサイドレール22と後前軸23及び後後軸24との間には平面視略X形状をなすロッド(以下「Xロッド」という)71、81が配置されている。Xロッド71は、前側左右両端部71aが夫々後前軸23の車幅方向中央部上面に間隔を存して左右に固定された二股状のブラケット72に支持されて支持軸の両端を端面(取付座面)にボルトで固定され、後側の左右両端部71bが夫々後前軸23と後後軸24との中間位置に配置されているクロスメンバ22’の左右端部とサイドレール22の内側面との間に固定された二股状のブラケット73に支持されて支持軸の両端を端面(取付座面)にボルトで固定されている。
【0026】
Xロッド81は、後側の左右両端部81aが夫々後後軸81aの車幅方向中央部上面に間隔を存して左右に固定された二股状のブラケット82に支持されて支持軸の両端を端面(取付座面)にボルトで固定され、前側の左右両端部81bが夫々クロスメンバ22’の左右端部とサイドレール22の内側面との間に固定された二股状のブラケット83に支持されて支持軸を端面(取付座面)にボルトで固定されている。そして、Xロッド71と81とはクロスメンバ22’に対して車両前後方向に対称に配置されている。
【0027】
これらのXロッド71、81は、各一端71a、81aが夫々後前軸23、後後軸24の上部に固定され、各他端71b、81bが夫々車体21に固定されて、後前軸23及び後後軸24の各上部と車体21側とを夫々連結し、これらの後前軸23、後後軸24からの駆動力を車体21側に伝達すると共に、車体21と夫々の後前軸23、後後軸24との捻れ防止機能を有する上側連結部材とされている。即ち、Xロッド71、81は、後前軸23、後後軸24の前後方向の入力を支持するアッパラジアスロッドの機能、左右方向の入力を支持するラテラルロッドの機能、及び車体21のロール方向の入力を支持するスタビライザの機能を併有している。これにより、部品点数の低減及び構成の簡素化が図られる。このようにして、懸架装置20が構成されている。
【0028】
Xロッド71、81は、後前軸23のデフギヤ25と後後軸24のデフギヤ26とを連結する推進軸28の上方に位置していることでエアスプリング33、43により車体21が上下した際に推進軸28に干渉することが防止される。
尚、上記Xロッド71、81に代えて平面視が略U形状をなし、両端が車体側に固定され、中央部が車軸上部に固定されて、前記Xロッドと同様にアッパラジアスロッド、ラテラルロッド及びスタビライザの各機能を併有するロッド(Uロッド)を使用しても良い。
【0029】
【発明の効果】
本発明の請求項1の発明では、車輪前方の突起物を無くし、車両の最低地上高を大きくとることができ、特に、低床車両走破性の向上が図られる等の効果を奏する。
請求項2の発明では、ショックアブソーバをシャシフレーム外側ウェブ部に沿わせることでショックアブソーバの上下方向のストローク量を十分に確保することができ、車体の上下方向振動の低減効果を大きくすることができる。また、取付ブラケットの車幅外側へのオーバハング量が少なくてすみ、コストの低減及び重量軽減に有効である。また、ショックアブソーバの下側に突出するものは車輪に近い側が車輪と共に上下するので道路の突起物等に衝突することが少なくなる。
【0030】
請求項3の発明では、サポートビームにショックアブソーバ取付部を一体構造とすることで、部品点数の低減、及びコストの低減が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両懸架装置の側面図である。
【図2】図1に示す車両懸架装置の一部を省略及び切り欠いた平面図である。
【図3】図2の要部拡大図である。
【図4】従来の車両懸架装置の側面図である。
【符号の説明】
17、18 車輪
20 懸架装置
21 車体
22 サイドレール
22a ウェブ部
23 後前軸
24 後後軸
25、26 デフギヤ
31 後前軸用サポートビーム
41 後後軸用サポートビーム
31a、41a ばね座
31b、41b アーム
31d、41d ショックアブソーバ取付部
33、43 エアスプリング(緩衝部材)
35、45 ショックアブソーバ
36、46、51 ブラケット
53、63 ロアラジアスロッド(下側連結部材)
71、81 Xロッド(上側連結部材)
72、73、82、83 ブラケット

Claims (3)

  1. 車両後部に後前軸と後後軸とを車両前後方向に並設した車体と、
    車軸との間に夫々の車軸の前後に緩衝部材を介装して車体を懸架する車両懸架装置において、
    前記後前軸の前後に配設された前記緩衝部材を夫々前後端部に装着し、中間部を前記後前軸に固着すると共に、後端側を前端側に比べ車幅方向内側に位置するように傾斜させた左右一対の後前軸用サポートビームと、
    前記後後軸の前後に配設された前記緩衝部材を夫々前後端部に装着し、中間部を前記後後軸に固着すると共に、前端側を後端側に比べ車幅方向内側に位置するように傾斜させた左右一対の後後軸用サポートビームと、
    前記左右一対の夫々の後前軸用サポートビームの前記後前軸固着部より後方部に前記車体との間に装着された左右一対の後前軸用ショックアブソーバと、
    前記左右一対の夫々の後後軸用サポートビームの前記後後軸固着部より前方部に前記車体との間に装着された左右一対の後後軸用ショックアブソーバと、
    前記後前軸及び前記後後軸夫々の上部と前記車体側とを夫々連結し、車軸からの駆動力を車体側に伝達する上側連結部材と、
    前記後前軸と前記後後軸との間で前記車体から垂下された左右一対のブラケットと、
    前記左右一対のブラケットと前記後前軸及び前記後後軸夫々の下部とを連結し、車軸からの駆動力を車体側に伝達する下側連結部材と
    を備えたことを特徴とする車両懸架装置。
  2. 前記ショックアブソーバは、夫々車体側シャシフレームのウェブ部外側に沿うように配設されたことを特徴とする請求項1記載の車両懸架装置。
  3. 前記夫々のサポートビームのショックアブソーバ取付部は、サポートビーム本体と一体的構造となっていることを特徴とする請求項1又は2記載の車両懸架装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100644464B1 (ko) 2005-07-07 2006-11-10 현대자동차주식회사 자동차용 현가장치의 서포트 빔 구조
EP3572252A4 (en) * 2017-01-17 2020-10-14 Hino Motors, Ltd. SUPPORTING BEAM

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