JP4276518B2 - サブフレームの取付構造 - Google Patents
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Description
このようなサブフレームでは、ロードノイズ等によるこもり音の抑制を目的として、サブフレームと車体との締結部分に弾性部材を用いてフローティングするという取付構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
例えば、車体のフレーム等が左右非対称構造とされた車体においては、大きな荷重が入力される高Gブレーキ時等に、車体の左右で変形差が大きく現れる取付点がある。そこで、このような場合に、複数の車体取付点を、車体の幅方向中心に対して非対称の位置に設けることにより、その生じてくる変形差を偏倚された車体取付点によってうまく吸収することができるようになり、変形差をキャンセルすることが可能となる。
これにより、ホイールアライメントの左右対称化(左右均一化)を図ることができるようになる。
また、サブフレームは、車体の幅方向中心から一側側にある複数の車体取付点間のスパンが、他側側にある複数の車体取付点間のスパンよりも大きくされて車体に取り付けられているので、一側側における剛性が他側側に比べて高められたものとなっている。
ここで、車体は、サブフレームの前部上面に動力源収容室を有して、動力源およびトランスミッションが車体の幅方向に並べられてなるパワーユニットを収容可能であり、動力源側の車体剛性がトランスミッション側の車体剛性よりも低くされているので、動力源側において衝突荷重を吸収するために車体剛性を低下させながら、サブフレームで一側側(動力源側)の剛性を上げることができ、大きな荷重が入力される高Gブレーキ時においても、ホイールアライメントの変化を生じることがなく走行安定性の向上に寄与するサブフレームの取付構造が得られる。
ここで、非対称とする車体取付点の選定は、車体の変形モードに照らし合わせたときにどの車体取付点を選択すれば好適かということをシミュレーション等により判断して最適なものを得ることにより行う。この場合、車体取付点の選定は、複数箇所に及ぶことがある。
サブフレームSは、プレス加工された鋼板を溶接によって組み立てたもので、基本的にアッパーメンバ21とロアメンバ22とから構成される。サブフレームSは、前記のように、計4つの取付部A,B,C,Dにおいてフロントサイドフレーム1,1に固定されるようになっており、その結合は、後記するリジットによる結合(以下リジットと称す)30で行われるようになっている。すなわち、本実施形態では、取付部A〜Dに対して弾性部材を用いたフローティングによる結合を一切行っていない。
この場合、シミュレーション等により、取付部A〜Dのうち複数箇所の取付部A〜Dにおいて、非対称となる位置に設けることが最適であると判断されれば、この判断に基づいた位置に設けることも可能である。これにより、4つの取付部A〜Dの位置関係がすべて非対称となる位置に設けられることもある。
図2(b)(c)に示すように、サブフレームSの下面には左右方向に延びる凹部8が形成されており、この凹部8に、前記ステアリングシャフト6の下端に接続されたステアリングギア(操舵装置)9が収納される。ステアリングギア9の左右両端から延出するタイロッド13,13は、ナックル5,5に接続されている。
フランジ部9bは、フランジ部9cに対して、車体10の中心線O寄りに位置が偏倚されて設けられており、車体10の幅方向中心(中心線O)に対して前記取付部材9aと左右非対称となる位置に設けられている。これにより、ステアリングギア9は、中心線Oに対して左右非対称となる位置で、サブフレームSに固定される。
図1に示すように、サブフレームSの中央部上面には、図示しないエンジンマウントブラケットを介してエンジンEおよびトランスミッションTからの荷重が入力され、また、サブフレームSの左右両端部S1,S1には、懸架装置2,2のロアアーム3,3を介して路面からの荷重が入力される。
ここで、フロントサイドフレーム1,1(車体10)は、左右非対称形状に形成されているとともに、サブフレームSには、前記のようにエンジンEおよびトランスミッションTの荷重が入力されているので、高Gブレーキ時には、フロントサイドフレーム1,1(車体10)の左右で変形差が大きく現れることとなる。
通常、この取付部A,B側は、図1に示すように、重量を備えスペースを広く要するエンジンEが支持される側であり、衝突時等には、このエンジンEが壁となって衝突荷重が吸収されるように作用する側である。このため、反対側の取付部C,D(トランスミッションT側)よりも、車体の剛性は低く設定されている。したがって、そのままの状態では、高Gブレーキ時にホイールアライメントに変化が生じやすい状況にある。
これに対し、本実施形態では、取付部Aが車体10の幅方向中心(中心線O)に対して非対称となる位置に設けられており、取付部A,B側の剛性は高められたものとなっているので、高Gブレーキ時に生じる変形差がこの取付部Aによってうまく吸収されるようになり、その変形差をキャンセルすることができるようになる。
これにより、ホイールアライメントに変化が生じるのを防止することができ、ホイールアライメントの左右対称化(均一化)を図ることができる。
これにより、ホイールアライメントの左右対称化(均一化)を図ることができるようになる。
2 懸架装置(サスペンション)
3 ロアアーム
4 ダンパ
7 ステアリグホイール
8 凹部
9 ステアリングギア(操舵装置)
10 車体
30 リジット
A〜D 取付部(車体取付点)
E エンジン
O 中心線
R エンジンルーム
S サブフレーム
T トランスミッション
Wf 前輪(車輪)
Claims (4)
- 少なくとも車体の幅方向に配置され、その幅方向における両端部にそれぞれ設けられた複数の車体取付点で前記車体に取り付けられるとともに、左右車輪のサスペンションを支持するサブフレームの取付構造であって、
前記車体は、前記サブフレームの前部上面に動力源収容室を有して、動力源およびトランスミッションが前記車体の幅方向に並べられてなるパワーユニットを収容可能であり、前記動力源側の車体剛性が前記トランスミッション側の車体剛性よりも低くされており、
前記サブフレームは、
前記複数の車体取付点が、前記車体の幅方向中心に対して非対称の位置に設けられているとともに、
前記車体の幅方向中心から一側側にある前記複数の車体取付点間のスパンが、他側側にある前記複数の車体取付点間のスパンよりも大きくされて前記車体に取り付けられており、
このスパンの大きくされた前記一側側に前記動力源が支持されるとともに、前記他側側に前記トランスミッションが支持されることを特徴とするサブフレームの取付構造。 - 前記サスペンションの一部は、前記車体に前記サブフレームを介さずに支持されることを特徴とする請求項1に記載のサブフレームの取付構造。
- 前記左右車輪には、前記車体の幅方向中心に対して非対称となる位置で前記サブフレームに固定される操舵装置が連結されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のサブフレームの取付構造。
- 前記左右車輪は、前輪であるとともに、前記車体は、前記左右車輪間に前記動力源収容室を備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のサブフレームの取付構造。
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