JP2004268640A - 小型飛行装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃費を大幅に向上させることができるとともに、安全性をも確保でき、併せて救助活動などへの応用も可能にした小型飛行装置を提供する。
【解決手段】人体の背に着脱自在に取り付けられる装置1であって、人体に装着すべきフレーム部2と、推進力発生機3とを備え、この推進力発生機3は、過酸化水素タンク4、加圧用ガスタンク5、及びサマリウム銀などの触媒6と、過酸化水素と触媒6との反応によって発生する高圧蒸気で回転する第1及び第2のガスタービン7、8と、第1ガスタービン7で駆動されるホバリング用の第1可変ピッチプロペラ9と、第2ガスタービン8で駆動される推進用の第2可変ピッチプロペラ10と、高圧蒸気の供給量と第1及び第2の可変ピッチプロペラ9、10のピッチとを制御するための制御部11とを備えている。過酸化水素と触媒6との反応によって発生する高圧蒸気は、第1及び第2可変ピッチプロペラ9、10で推力となる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は小型飛行装置に関し、更に詳細には操縦者が背負って飛行することができる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より一人乗り用の小型飛行装置については様々な開発がなされており、ロサンゼルスオリンピックのデモンストレーションで使用されたロケットベルトや、レシプロエンジンを使用したミレニアムジェット(商標名:ソロトレック)などが知られている。
【0003】
これらの装置は、一般の飛行用機体とは異なり、人体に装着するような形状となっている。すなわち、ロケットベルトは背負い型の小型装置になっており、左右からロケット噴射ノズルのようなパイプが露出している。そしてこのノズルから、例えば過酸化水素を化学反応させることによって得た高圧ガスを噴射して飛行する原理となっている。
【0004】
一方、ミレニアムジェットは前記したものよりも大型で車輪などの離着陸装置が設けられ、操縦者は縦長の機体の内部に嵌まり込むように搭乗する形式になっている。そして、操縦者の頭部の上方左右に比較的大型のプロペラを配置し、これをレシプロエンジンで駆動することによって飛行する構成となっている。この形式ではレシプロエンジンを使用しているため燃費が良好で、約2時間程度の飛行が可能である。
【0005】
しかし、ロケットベルト型では過酸化水素を化学反応させることによって得た高圧ガスをそのまま地面側に噴射し、これの反力によって浮力を得る方式を採用しているため、極めて燃費が悪く、数十秒、例えば20秒程度の飛行時間が得られるに過ぎない。
【0006】
また、750℃程度の高温ガスが、装置を背負っている操縦者の足元に噴射されるために、操縦者は耐熱スーツの着用が必須である。
【0007】
一方、ミレニアムジェット型では在来のパワーユニットを使用しているため、装置全体が大型化、高重量化してしまうことが避けられない。
【0008】
また、この種の装置は、他の航空機等とは異なり、自律安定力が低いという特性があるが、いずれの装置も着陸時における保護装置が設けられていないため着陸に失敗すると重大な事故につながる虞れがある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、かかる従来の問題点を解決するためになされたもので、燃費を大幅に向上させることができるとともに安全性をも確保でき、併せて救助活動などへの応用を可能にした小型飛行装置を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の小型飛行装置は、前述した技術的課題を解決するために以下のように構成されている。
【0011】
すなわち、発明の人体の背部に着脱自在に取り付けられ、人体に装着すべきベース部と、このベース部に取り付けられた推進力発生機とを備えた小型飛行装置であって、前記推進力発生機は、少なくとも過酸化水素タンク、加圧用ガスタンク、及び触媒を有し、過酸化水素と触媒との反応によって発生した高圧水蒸気をプロペラの回転運動に変換させることを特徴とする。
【0012】
本発明では、前記推進力発生機から発生する高圧水蒸気の流れを利用して回転する少なくとも一つのタービンと、このタービンで駆動される浮力用の第1プロペラと、推進用の第2プロペラと、前記流体の供給量と前記第1プロペラ及び第2プロペラの推力を制御するための制御部と、を備えるようにしてもよい。
【0013】
前記浮力用の第1プロペラと推進用の第2プロペラは、主に、それぞれ浮力用と推進用としての役割を分担しているが、プロペラの数とその役割はこれらに限定されるものではない。
【0014】
このような装置では、過酸化水素と触媒との反応によって発生する高圧蒸気は、前記タービンによって回転運動に変換され、これらは、さらに第1及び第2プロペラで推力となるため、従来のように直接噴射して反力を得るものとは異なり、エネルギー変換効率が良好となる。
【0015】
また、前記タービンでエネルギーを回収された排気はその温度が大幅に下がるため、従来のような耐熱スーツの着用等の防熱対策は不要となる。
【0016】
さらに、装置の人体への装着状態において第1プロペラの水平回転面と人体の両肩上面とが連続する位置に、板状の整流板を備え、この整流板は人体の両肩上面において曲率が小さく形成されているとともに、この曲率が小さい部分の表面を粗に形成することができる。
【0017】
このような構成では、飛行中におけるプロペラ周辺の気流が整流され機体の安定が増す。また、整流板に表面が粗な部分を形成することで通過する気流を乱流化でき気流の剥離を防止する効果が期待できる。
【0018】
この場合、前記タービンの排気経路から蒸気を導入し、この導入経路に姿勢制御部を接続し、この姿勢制御部は、前記第1プロペラの推力方向に平行な二方向に蒸気を噴射する少なくとも二組のノズル部と、これらノズル部間に設けられ、それぞれのノズル部への供給蒸気量を逆比例的に低減可能に制御するバルブ部と、このバルブ部を制御する姿勢制御ロジック部とを備えたものとすることができる。
【0019】
この構成を採用したときは、前記ノズル部からは応答周波数特性が良好な姿勢制御用の蒸気ガスを噴射することができるため、姿勢制御ロジック部から出力される姿勢制御信号でバルブ部を制御させることで機体の姿勢制御を極めて高精度で行わせることができる。
【0020】
また、フレーム部に、同乗者を支承するための折り畳み可能なサブフレームを設け、このサブフレームはフレーム部に軸止されたアームを含みこのアーム上に同乗者を支持させるように構成することができる。
【0021】
このような構成としたときは、海難や山岳における救助等に好適なものとなる。そして、フレーム部に、操縦者及び同乗者を内包する環状体を水平方向に取り付け、この環状体に同乗者を支承するための支持袋を取り付けることができる。この構成では救助を受ける者を確実に保持することが可能となる。
【0022】
そして、ガスタービンの排気経路から水蒸気を導入し、この導入経路にバルーンを膨張可能に取り付けるとともに、このバルーンに内圧を低下させるために、排気可能とする排気バルブを設けることができる。
【0023】
このような構成では、比較的高温のガスでバルーンを膨張させることになり、このバルーンを装置の上方で膨張させた場合には、これによって追加的な揚力を得ることが可能となる。
【0024】
一方、このバルーンを装置の下方で膨張させた場合には、着地時に、操縦者と地面との間でこれをクッションとして利用することができる。
【0025】
また、本装置に、このバルーンを収容するためのバルーン収容部を水平軸により回転可能に軸止し、バルーンを鉛直方向の上または下方向に膨張可能とし、このバルーンに内圧を排気可能とする排気バルブを設ければ、バルーンを揚力装置または緩衝装置のいずれかに選択して使用することができるようになる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の小型飛行装置を図1ないし図49に示される実施形態について更に詳細に説明する。
【0027】
図1及び図2は、本装置の基本的な構造を示している。操縦者30が、本装置をリュックサックのように背負う形態となっており、人体に装着するフレーム部2に推進力発生機3が取り付けられている。また、フレーム部2には衝撃を吸収する素材が用いられている。
【0028】
上記の推進力発生機3には、過酸化水素タンク4と、これに接続した加圧用ガスタンク5と、さらに過酸化水素タンク4に接続された触媒6が設けられている。加圧用ガスタンク5には窒素が充填されており、この窒素は過酸化水素タンク4内の過酸化水素を加圧して、これを触媒6に圧送するものである。また、ここでは触媒としては、サマリウム銀が用いられている。
【0029】
そして、過酸化水素と触媒6との反応によって発生する高圧水蒸気は、配管40を介して、第1及び第2のガスタービン7、8に導入される。
【0030】
第1のガスタービン7は、ギアを介して主にホバリング用の第1可変ピッチプロペラ9を回転させるように作用する。同様に、第2ガスタービン8は第2可変ピッチプロペラ10を回転させる。これらは、本装置の使用状態において、第1可変ピッチプロペラ9が地面に対してほぼ垂直となるよう取り付けられており、また、第2可変ピッチプロペラ10が地面に対してほぼ水平方向に取り付けられている。
【0031】
なお、第1及び第2のガスタービン7、8の入力側には、それぞれ水蒸気量制御バルブ7a、8aが設けられているとともに、第1及び第2のガスタービン7、8の出力側にはそれぞれ排気パイプ7b、8bが設けられている。
【0032】
これら可変ピッチプロペラは、サーボモータ(図示せず)によって、ピッチが連続的に可変できるようになっており、ピッチ角度と推力との関係は、図35に示すように、ピッチゼロ(0)では推力がゼロとなるが、いずれかの方向にピッチを付けると前後方向に推力が生ずるようになっている。
【0033】
前記した蒸気量制御バルブ7a、8aと可変ピッチプロペラのピッチは、それぞれ制御部11により制御できるようになっている。この制御部11はフレーム部2から操縦者30の前方にまで延出されたパイプアーム11aの先端部に設けられている。制御部11はボックス状になっており、操縦桿11bが設けられている。
【0034】
このような構成において、過酸化水素と触媒6とを反応させると高圧水蒸気が発生し、この高圧水蒸気が第1及び第2のガスタービン7、8を回転させる。すると、第1及び第2可変ピッチプロペラ9、10が回転して推力が発生する。第1可変ピッチプロペラ9は主に、操縦者をホバリングさせるための力を発生させ、第2可変ピッチプロペラ10は主に操縦者を前進させるための力を発生させる。
【0035】
本装置では、従来の装置のようにガスの直接噴射によって反力を得るものとは異なり、高圧エネルギーがそのまま回転運動に変換されるため燃料効率が良好となって、比較的、長時間の飛行が可能となる。また、第1及び第2のガスタービン7、8でエネルギーを回収された排気はその温度が大幅に下がるため、従来のように耐熱スーツを着用する必要がなくなる。
【0036】
図3には、ガスタービン7、8と、可変ピッチプロペラ9、10とをそれぞれ二基ずつ設けたものを示している。その他の構成は図1及び図2に示すものと同様のため省略する。このようにすれば、出力の増大と飛行の安定性の向上が得られる。
【0037】
図4、図5及び図6は機体の安定と揚力を発生する効果がある装置を示す。
この装置は、装置1の人体への装着状態において第1可変ピッチプロペラ9の水平回転面と人体の両肩上面とが連続する位置に、板状の整流板12を備えたものである。ここでは、操縦者30の頭部を保護する風防12bが設けられているが、整流板12は、図4に示すように操縦者30の首を取り囲むような[コ]字の凹所12aが設けられている。この整流板12は人体の両肩上面において曲率が小さく形成されているとともに、この曲率が小さい部分の表面31が粗に形成されている。
【0038】
これにより可変ピッチプロペラ9の回転中は、図中、矢印で示す気流Fがこの整流板12上を滑らかに流れる。またこの気流Fは揚力Gを発生させるとともに、前記した表面31において乱流化して、揚力の剥離を遅らせることとなる。したがって、飛行中における第1可変ピッチプロペラ9周辺の気流が整流され機体の安定性が増する。このような作用によって、特に、図6に示すように縦回転軸Zにおける安定性が向上する。
【0039】
次に、飛行姿勢を積極的に安定化させる装置について、図7から図14を参照しつつ説明する。
【0040】
図7に示すものは、第1のガスタービン7の排気経路40から水蒸気を導入し、この導入経路に姿勢制御部13を接続してある。
【0041】
この姿勢制御部13は、前記第1可変ピッチプロペラ9の推力方向に平行な二方向に蒸気を噴射する二組のノズル部14、15と、これらノズル部14、15間に設けられ、それぞれのノズル部14、15への供給蒸気量を逆比例的に低減可能に制御するバルブ部16と、このバルブ部16を制御する姿勢制御ロジック部17からなっている。
【0042】
二組のノズル部14、15は、それぞれ上方向(実使用時における)と下方向に開口させてあり、ノズル部14、15の基部はバルブ部16を介して連結されている。
【0043】
このバルブ部16は、姿勢制御ロジック部17で制御されるサーボモーター16aにより回転されるように構成され、バルブ部16内に設けた通路の開口面積を変えることで噴射する蒸気の量を変化させることができるようになっている。すなわち、機体の安定時には、図8に示すように両方のノズル部14、15から均等な水蒸気が噴射される。ここで機体の姿勢が乱れたときは、図9に示すように上側のノズル部14を閉じて下側のノズル部15から強く水蒸気を噴射し、あるいは、図10に示すように下側のノズル部15を閉じて上側のノズル部14から強く水蒸気を噴射することで機体の姿勢を制御する。
【0044】
このような構成では、2組のノズル部14、15から応答周波数特性が良好な姿勢制御用の水蒸気ガスを噴射することができるため、姿勢制御ロジック部17から出力される姿勢制御信号によって機体の姿勢制御が高精度で行われる。
【0045】
次に、図11から図14は、可変ピッチプロペラ10を左右方向に振ることができる機構を示す。可変ピッチプロペラ10と第2のガスタービンとの間にユニバーサルジョイント10aを介挿して、可変ピッチプロペラ10を矢示h方向に振ることができるようになっている。可変ピッチプロペラ10の角度はユニバーサルジョイント10aに設けられたサーボモーター10bにより自在に制御できるようになっている。
【0046】
図15から図22は、本装置を人命救助などに利用するために二人乗りができるようにする装置を示す。図15から図17に示すものでは前記したフレーム部2の下方に、同乗者を支承するための折り畳み可能なサブフレーム18を設けたものである。サブフレーム18は基部18aの端部にアーム19を折り畳み可能に軸止したものであり、このアーム19の先端にサブアーム19bを取り付けてある。
【0047】
一方、サブフレーム18の上方には操縦者及び同乗者50を内包する環状体20が水平方向に取り付けられている。
【0048】
同乗者50はサブアーム19bに足を載せて搭乗できるようになっており、上半身は環状体20で保持される。
【0049】
また、図18と図19に示すものでは同乗者50を座った状態で搭乗させることができ、アーム19の一部に水平方向に、例えば金網や合成樹脂製の網19cを取り付けて座部を形成し、この網19cに操縦者と向き合って座ることができるように構成されている。
【0050】
このように二人乗りが可能になることから、海難や山岳における救助に適した構造となる。特に、操縦者が同乗者の様子を見ながら操縦することができるため、緊急輸送用、救助用として好適である。
【0051】
さらに、図20から図22に示すものは環状体20の先端部とフレーム部1とをワイヤー20aで連結して環状体20の強度を確保し、この環状体20に支持袋21を設けたものである。この実施形態では、図22に示すように同乗者50は、支持袋21の一部に設けたファスナーなどの開口部21aから支持袋21内に入ることができ、同乗者50の身体は支持袋21により覆われるようになっている。このようにすれば、同乗者の保護、特に高熱からの保護等に有利であり、支持袋21を耐熱性の熱遮断性の高い素材を使用することで、特に、周囲が高温の火災現場等での救助に適したものとなる。
【0052】
次に、揚力増加装置と着陸時の緩衝装置について、図23から図30とともに説明する。図23から図27に示された揚力増加装置はガスタービンの排気を利用してバルーン22を膨張させ熱気球の原理で揚力を増大させるものである。
【0053】
バルーン22は球形または円筒型になっており、フレーム部2の上部に折り畳んで取り付けてある。また、このバルーン22には排気から切り替えベーン51を介して分岐した蒸気が供給できるようになっており、切り替えベーン51の開閉は切り替えベーン51を操作するリング60を引くことで行えるように構成されている。
【0054】
また、バルーン22の上部には、このバルーン22の内圧を排気可能とする排気バルブ23が設けられている。この排気バルブ23は円盤状のフレーム61にスライド可能な蓋62を設け、この蓋62を常時閉じる方向に付勢するバネ63を設けるとともに、フレーム61に滑車65を設けた構造になっている。前記蓋62にはワイヤー64が接続されており、図26に示すようにワイヤー64を引くと蓋62が開いて、バルーン22内の気体が外部に放出され、バルーンの内圧が徐々に低下するようになっている。
【0055】
このように、任意のタイミングで、比較的高温のガスでバルーン22を膨張させることができるから、これによって追加的な揚力を簡単に得ることが可能で、飛行時間の延長が実現できる。
【0056】
一方、図28はこのバルーン22を装置の下方で膨張させる例を示している。すなわち、リング70を引くとバルーン22が操縦者の臀部下に拡張し、操縦者30と地面71との間でクッションとして利用することができる。このようにすれば、着地時の衝撃の緩和が可能で、安全性の高いものとなる。
【0057】
図29から図31は、バルーン22を揚力装置または緩衝装置のいずれかに選択して使用することができるようにしたものを示している。すなわち、フレーム部2にバルーン22を収容するためのバルーン収容部24を水平軸により回転可能に軸止し、これによってバルーン22を上下任意の方向へ膨張させることができるようにしてある。
【0058】
そして、このバルーン収容部24はリング80を引くことで任意の方向へ回転させることができる。バルーン22を上方に膨張させた後は前記リング60を引いて内圧を下げることができる。
【0059】
次に操縦系と操縦方法につき図32から図49図に基づいて説明する。
制御部11の操縦桿11bは前後左右に作動するようになっており、操縦桿11bの作動によってポテンショメータ11gが連動して作動し、姿勢制御ロジック部17へ信号を送るようになっている。このように構成されているので、図32に示すように操縦桿11bを前方に倒すと可変ピッチプロペラ10のピッチ角度が上がり、装置1は前方に推進する。また、操縦桿11bが中立であれば、図33に示すように装置1は停止する。さらに、図34に示すように操縦桿11bを後方に倒すと、第2可変ピッチプロペラ10のピッチ角度が負となり、装置1は後方に推進する。
【0060】
図36から図38は、装置の上昇と下降に関する操縦係を示し、操縦桿11bの先端に設けたレバー11hを親指で操作することで、操縦桿11内部のスイッチを切り替えることができるようになっている。
【0061】
そして、図36に示すようにレバー11hを前方に倒すと第1可変ピッチプロペラ9のピッチ角度が上がり図39に示すように装置1は前進する。また、図37に示すようにレバー11hを中立にすると第1可変ピッチプロペラ9のピッチ角度が中程度となり、図40に示すように装置1は空中で停止する。さらに、図38に示すようにレバー11hを後方に倒すと第1可変ピッチプロペラ9のピッチ角度が少なくなり図41に示すように装置1は下降する。
【0062】
実際の飛行では、図42に示すように、装置1を背負った操縦者30が地上に居る状態からレバー11hを前方に倒すと、第1可変ピッチプロペラ9のピッチ角度が上がり装置1が上昇する。そして充分に上昇した時点でレバー11hを中立にすると、第1可変ピッチプロペラ9のピッチ角度が中程度となり装置1は空中で停止することができる。続いて操縦桿11bを前方に倒すと、可変ピッチプロペラ10のピッチ角度が上がり、装置1は前方に推進する。
【0063】
このような操作により、目的の場所に到達したら操縦桿11bを後方に倒すと可変ピッチプロペラ10のピッチ角度が逆となり、装置1にブレーキがかかる。その後レバー11hを後方に倒すと第1可変ピッチプロペラ9のピッチ角度が少なくなり装置1は下降する。
【0064】
図43は、上昇モードで目的高度に達し、そこからさらに前進する場合を示している。すなわち、上昇した時点で操縦桿11bを前方に倒すと可変ピッチプロペラ10のピッチ角度が上がり、装置1は前方に推進する。
【0065】
図44は空中前進状態から着陸するまでを示している。飛行中に操縦桿11bを後方に倒すと可変ピッチプロペラ10のピッチ角度が逆となり、装置1にブレーキがかかる。その後レバー11hを後方に倒すと第1可変ピッチプロペラ9のピッチ角度が少なくなり、装置1が下降する。
【0066】
図45から図49は、装置1を左右に旋回させる機構とその動作を示し、制御部11内にはポテンショメータ11jが設けられ、このポテンショメータ11jは、操縦桿11bを左右に倒すと作動するようになっている。
【0067】
したがって、図45に示すように、操縦桿11bを左に倒すと可変ピッチプロペラ10が右を向き装置1は左に旋回する(図48)。また、図46に示すように、操縦桿11bを中立にすると可変ピッチプロペラ10が正立となり、装置1は直進する。さらに、図47に示すように、操縦桿11bを右に倒すと可変ピッチプロペラ10が左を向き装置1は右に旋回する(図49)。
【0068】
これらの操作に基づく作動によって、装置1は上昇、下降及び前進後退、または旋回等の動作を容易に行えるようになっている。
【0069】
上述した本発明の実施の形態に示す装置によれば、簡単な操作で自由な飛行が可能であり、多目的に使用することができる。
【0070】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、過酸化水素を用いて発生させる高温高圧ガスをタービン等で駆動エネルギーとしプロペラ等の回転運動エネルギーにすることができる。よって、流体の噴射エネルギーをプロペラの回転エネルギーに変換するため、燃費を大幅に向上させることができる。また、着陸時の安全性をも確保でき、併せて救助活動などへの応用も可能である。
【0071】
さらに、浮力用プロペラと推進用プロペラを用いた場合には、飛行制御を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である小型飛行装置の基本的な構成を示す側面図である。
【図2】本発明の一実施形態である小型飛行装置の基本的な構成を示す背面図である。
【図3】本発明の他の実施形態である小型飛行装置を示す背面図である。
【図4】本発明の他の実施形態である小型飛行装置の整流機能を示す平面図である。
【図5】本発明の他の実施形態である小型飛行装置の整流機能を示す側面図である。
【図6】本発明の他の実施形態である小型飛行装置の整流機能の効果を示す平面図である。
【図7】本発明の他の実施形態である小型飛行装置を示す背面図である。
【図8】本発明の他の実施形態である小型飛行装置の姿勢制御部を示す断面図である。
【図9】本発明の他の実施形態である小型飛行装置の姿勢制御部の動作モードを示す断面図である。
【図10】本発明の他の実施形態である小型飛行装置の姿勢制御部の動作モードを示す断面図である。
【図11】本発明の他の実施形態である小型飛行装置の第2可変ピッチプロペラ周辺を示す背面図である。
【図12】本発明の他の実施形態である小型飛行装置の第2可変ピッチプロペラ周辺を示す平面図である。
【図13】本発明の他の実施形態である小型飛行装置の第2可変ピッチプロペラ周辺を示す側面図である。
【図14】本発明の他の実施形態である小型飛行装置の第2可変ピッチプロペラ周辺を示す平面図である。
【図15】本発明の他の実施形態である小型飛行装置の搭乗者を搭載するための装置を示す背面図である。
【図16】本発明の他の実施形態である小型飛行装置の搭乗者を搭載するための装置を示す側面図である。
【図17】本発明の他の実施形態である小型飛行装置の搭乗者を搭載するための装置を示す側面図である。
【図18】本発明の他の実施形態である小型飛行装置の搭乗者を搭載するための装置を示す背面図である。
【図19】本発明の他の実施形態である小型飛行装置の搭乗者を搭載するための装置を示す側面図である。
【図20】本発明の他の実施形態である小型飛行装置の搭乗者を搭載するための装置を示す背面図である。
【図21】本発明の他の実施形態である小型飛行装置の搭乗者を搭載するための装置を示す側面図である。
【図22】本発明の他の実施形態である小型飛行装置の搭乗者を搭載するための装置と実際に搭乗者を乗せる手順をを示す側面図である。
【図23】本発明の他の実施形態である小型飛行装置の揚力増強装置を示す背面図である。
【図24】本発明の他の実施形態である小型飛行装置の揚力増強装置を示す平面図である。
【図25】本発明の他の実施形態である小型飛行装置の揚力増強装置を示す側面図である。
【図26】本発明の他の実施形態である小型飛行装置の揚力増強装置における排気バルブの開状態を示す側面図である。
【図27】本発明の他の実施形態である小型飛行装置の揚力増強装置における排気バルブの閉状態を示す側面図である。
【図28】本発明の他の実施形態である小型飛行装置の衝撃低減装置を示す側面図である。
【図29】本発明の他の実施形態である小型飛行装置の切り替え型のバルーン装置を示す背面図である。
【図30】本発明の他の実施形態である小型飛行装置の切り替え型のバルーン装置を示す側面図である。
【図31】本発明の他の実施形態である小型飛行装置の切り替え型のバルーン装置を示す側面図である。
【図32】本発明の他の実施形態である小型飛行装置の第2可変ピッチプロペラの動作を示す側面図である。
【図33】本発明の他の実施形態である小型飛行装置の第2可変ピッチプロペラの動作を示す側面図である。
【図34】本発明の他の実施形態である小型飛行装置の第2可変ピッチプロペラの動作を示す側面図である。
【図35】本発明の他の実施形態である小型飛行装置の第2可変ピッチプロペラの動作を示すグラフ図である。
【図36】本発明の他の実施形態である小型飛行装置の第1可変ピッチプロペラの操縦方法を示す操縦装置の断面図である。
【図37】本発明の他の実施形態である小型飛行装置の第1可変ピッチプロペラの操縦方法を示す操縦装置の断面図である。
【図38】本発明の他の実施形態である小型飛行装置の第1可変ピッチプロペラの操縦方法を示す操縦装置の断面図である。
【図39】本発明の他の実施形態である小型飛行装置の操縦方法を説明するための、ピッチ角と推力との関係を示す図である。
【図40】本発明の他の実施形態である小型飛行装置の操縦方法を説明するための、ピッチ角と推力との関係を示す図である。
【図41】本発明の他の実施形態である小型飛行装置の操縦方法を説明するための、ピッチ角と推力との関係を示す図である。
【図42】本発明の他の実施形態である小型飛行装置の操縦方法を説明するための操縦桿と機体姿勢との関係を示す側面図である。
【図43】本発明の他の実施形態である小型飛行装置の操縦方法を説明するための操縦桿と機体姿勢との関係を示す側面図である。
【図44】本発明の他の実施形態である小型飛行装置の操縦方法を説明するための操縦桿と機体姿勢との関係を示す側面図である。
【図45】本発明の他の実施形態である小型飛行装置の操縦方法を説明するための操縦桿と第2可変ピッチプロペラの関係を示す側面図である。
【図46】本発明の他の実施形態である小型飛行装置の操縦方法を説明するための操縦桿と第2可変ピッチプロペラの関係を示す側面図である。
【図47】本発明の他の実施形態である小型飛行装置の操縦方法を説明するための操縦桿と第2可変ピッチプロペラの関係を示す側面図である。
【図48】本発明の他の実施形態である小型飛行装置の操縦方法を説明するための操縦桿と機体姿勢との関係を示す側面図である。
【図49】本発明の他の実施形態である小型飛行装置の操縦方法を説明するための操縦桿と機体姿勢との関係を示す側面図である。
【符号の説明】
1 装置全体
2 フレーム部
3 推進力発生機
4 過酸化水素タンク
5 加圧用ガスタンク
6 触媒
7 第1のガスタービン
8 第2のガスタービン
9 第1の可変ピッチプロペラ
10 第2の可変ピッチプロペラ
11 制御部
12 整流板
13 姿勢制御部
14、15 ノズル部
16 バルブ部
17 姿勢制御ロジック部
18 サブフレーム
19 アーム
20 環状体
21 支持袋
22 バルーン
23 排気バルブ
24 バルーン収容部
30 操縦者

Claims (8)

  1. 人体の背部に着脱自在に取り付けられ、人体に装着すべきベース部と、このベース部に取り付けられた推進力発生機とを備えた小型飛行装置であって、前記推進力発生機は、少なくとも過酸化水素タンク、加圧用ガスタンク、及び触媒を有し、過酸化水素と触媒との反応によって発生した高圧水蒸気をプロペラの回転運動に変換させることを特徴とする小型飛行装置。
  2. 前記推進力発生機から発生する高圧水蒸気の流れを利用して回転する少なくとも一つのタービンと、このタービンで駆動される浮力用の第1プロペラと、推進用の第2プロペラと、前記流体の供給量と前記第1プロペラ及び第2プロペラの推力を制御するための制御部と、を備えていることを特徴とする請求項1に記載の小型飛行装置。
  3. 人体への装着状態で、前記第1プロペラの水平回転面と人体の両肩上面とが連続する位置に板状の整流板を備え、この整流板は人体の両肩上面において曲率が小さく形成されているとともに、この曲率が小さい部分の表面を粗に形成してあることを特徴とする請求項1又は2に記載の小型飛行装置。
  4. 前記タービンの排気経路から水蒸気を導入し、この導入経路に姿勢制御部を接続し、この姿勢制御部は、第1プロペラの推力方向に平行な二方向に水蒸気を噴射する少なくとも二組のノズル部と、これらノズル部間に設けられ、それぞれのノズル部への供給水蒸気量を逆比例的に低減可能に制御するバルブ部と、このバルブ部を制御する姿勢制御ロジック部とを備えていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の小型飛行装置。
  5. 前記ベース部はフレーム状に形成され、このベース部に、同乗者を支承するための折り畳み可能なサブフレームを設け、このサブフレームはフレーム部に軸止されたアームを含み、このアーム上に同乗者を支持させるように構成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の小型飛行装置。
  6. 前記ベース部に、操縦者及び同乗者を内包する環状体を水平方向に取り付け、この環状体に同乗者を覆うための支持袋を取り付けたことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の小型飛行装置。
  7. 前記タービンの排気経路から水蒸気を導入し、この導入経路にバルーンを膨張可能に取り付けるとともに、このバルーンには膨張時のバルーンの内圧を低下させる排気バルブを設けたことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の小型飛行装置。
  8. 前記タービンの排気経路から水蒸気を導入し、この導入経路にバルーンを膨張可能に取り付けるとともに、この収縮状態のバルーンを収容するためのバルーン収容部を水平軸により回転可能に軸止して、バルーンを鉛直方向の上または下方向に膨張可能とし、膨張したバルーンの内圧を低下させる排気バルブを設けたことを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の小型飛行装置。
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