JPH11278390A - 改良した飛行船 - Google Patents

改良した飛行船

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JPH11278390A
JPH11278390A JP12264898A JP12264898A JPH11278390A JP H11278390 A JPH11278390 A JP H11278390A JP 12264898 A JP12264898 A JP 12264898A JP 12264898 A JP12264898 A JP 12264898A JP H11278390 A JPH11278390 A JP H11278390A
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JP
Japan
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hull
gas
gas storage
storage room
buoyancy
Prior art date
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JP12264898A
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English (en)
Inventor
Shunichi Ginya
駿一 銀屋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の飛行船は、ガス貯留室のガスの量の制
御によって船体の浮揚下降をさせていたので船体が大き
く客室が小さくなる欠点があり、操縦制御のレスポンス
(即応性)が悪い欠点があった。この欠点の除去が課題
であった。 【解決手段】 飛行船にヘリコプターの機能を加えたも
ので、ガス貯留室に設置した電気ヒーターにより加熱し
たガス自体の浮力を利用し、船体の両サイド変芯可動式
回転翼と一体のエンジン・プロペラを取り付け、船体の
最後尾に方向を制御するヘリコプターの後尾にあるロー
ターを取付けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は飛行船にヘリコプタ
ーの機能を加えたもので、船体を色々に作動させる技術
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の飛行船は長さ76mクラスの立体
楕円形の密封した空洞ガス貯留室とガス貯留室の下部外
側に取り付けた客室及び操縦室で構成され、ガス貯留室
に水素ガス又はヘリウムガスを充満させ、ガス自体が持
つ浮力を利用して船体を浮揚させた。(水素ガスは静電
気などにより発火爆発の危険があり、現在は使用されて
いない。)浮力制御はガス貯留室の水素ガス又はヘリウ
ムガスの量を制御することにより船体を浮揚下降させ
た。船体の操縦制御のレスポンス(即応性)が悪かっ
た。そのため「重り」が必要で、「重り」に水を使用し
た。推進力は固定のエンジン・プロペラを回転させるこ
とにより推進力を得て前進した。ガスの浮力を利用する
ため船体は大型構造となり乗客室などは小規模に限定さ
れた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】「従来の技術」に記載
したように、従来の飛行船はガス貯留室のガスの量を制
御して船体を浮揚下降させたので船体が大きく客室が小
さくなる欠点が合った。また操縦制御のレスポンス(即
応性)も悪かった。以上のような従来の欠点を除去する
のが解決しようとする課題であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】飛行船にヘリコプターの
機能を付加したもので、ガス貯留室に設置した電気ヒー
ターにより加熱されたガス自体が持つ浮力を利用し、船
体の両サイドに取り付けた変芯可動式回転翼と一体のエ
ンジン・プロペラを縦方向に立てて回転させることによ
って浮力を得、船体を浮揚させる。船体の両サイドに取
り付けた2機変芯可動式翼と一体のエンジン・プロペラ
を前方向に傾斜することによって浮力を保持しながら推
進力も得て船体を前進させる。船体の最後尾に方向を制
御する堅尾翼を取り付け、尾翼面の中心にヘリコプター
の後方にあるローターを取り付け、これを必要に応じて
作動させ素早く船体の方向を制御する。エンジン・プロ
ペラ後方補助翼に可動式I型エアーガイドを取り付け同
ガイドを左右に動作させることによりエンジン・プロペ
ラを回転させて発生した気流の力を左右に噴射させて得
た力によって船体を空中で左右方向に移動させる。この
ガイドは飛行中の方向制御もする。水平尾翼を取り付
け、水平尾翼面の中心にヘリコプターのローターを取り
付け、これを作動させて船体の水平方向を制御する。
【0005】
【発明の実施の形態】従来の飛行船は長さ76mクラス
の立体楕円形であったが、本発明の飛行船の長さは35
mクラスの立体楕円形である。ガス貯留室に設置する電
気ヒーターは60℃前後にガスを加熱する。
【0006】
【実施例】図面をもって説明する。(1)はローター、
(2)は操縦室、客室、(3)はエンジン・プロペラ、
(4)はHeガス、(5)は補助翼、(6)はガス昇温
装置、(7)は方向舵、(8)は垂直尾翼、(9)は水
平尾翼、(10)は固定式エンジン・プロペラである。
【0007】
【発明の効果】本発明の飛行船を使用して100〜20
0m比較的低い高さから郷土の自然、自分の町を見るこ
とが出来る。観光にも活用できる。空中でのホバーリン
グが可能であることから災害救援時に活用できる。中距
離の交通機関として活用できる。(搭乗員20名前後。
従来は10名が限度。)飛行機のように滑走路が必要な
く垂直に離着陸できる。比較的大型であり威容をセール
スポイントとして各種の宣伝に活用できる。本発明の飛
行船に搭載する「ヘリコプター用のエンジン」は小型で
すむ。飛行機やヘリコプターのように墜落などの事故に
ならない。落下するときは軟着陸する。飛行船本体の形
状をどのようにも設計できる。(直進性を良くする形、
風の影響を少なくする形等)ヘリコプター用エンジンの
替わりに、ジェットエンジンを搭載することも可能であ
る。ジェットエンジンの取り付けを可動式にして噴射方
向を変えヘリコプターの回転翼と同じ効果を得ることが
可能である。
【0008】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の飛行船の上昇又はホバーリング時の正
面図である。
【図2】本発明の飛行船の断面図である。
【図3】本発明の飛行船の飛行時の正面図である。
【図4】従来の飛行船の正面図である。
【図5】従来の飛行船の断面図である。
【符号の説明】
1 ローター 2 操縦室、客室 3 可変式エンジン・プロペラ 4 Heガス 5 補助翼 6 ガス昇温装置 7 方向舵 8 垂直尾翼 9 水平尾翼 10 固定式エンジン・プロペラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 飛行船にヘリコプターの機能を加えたも
    ので、軽量アルミ合金と炭素繊維及び極細鉄線を組み合
    わせた構成とし、内部に耐熱性ポリエチレンシートを貼
    り付けて船体内部のガス漏洩を完全に防止し、内部は密
    封された立体楕円形の空洞ガス貯留室となっており、ガ
    ス貯留室の下部外側に客室と操縦室が付設してあり、ガ
    ス貯留室に空気又はヘリウムガスを充満滞留させ、ガス
    貯留室に設置した電気ヒーターにより加熱されたガス自
    体が持つ浮力を利用して船体の両サイドに取り付けた変
    芯可動式回転翼と一体のエンジン・プロペラを縦方向に
    立てて回転させることによって浮力を得て船体を浮揚さ
    せるが、エンジンの回転数及び回転翼の角度を制御する
    ことによって浮力を制御し、船体を浮揚させ、空中での
    位置微調整及び下降させる改良した飛行船。
  2. 【請求項2】 飛行船にヘリコプターの機能を加えたも
    ので、軽量アルミ合金と炭素繊維及び極細鉄線を組み合
    わせた構成とし、内部に耐熱性ポリエチレンシートを貼
    り付けて船体内部のガス漏洩を完全に防止し、内部は密
    封された立体楕円形の空洞ガス貯留室となっており、ガ
    ス貯留室の下部外側に客室と操縦室が付設してあり、ガ
    ス貯留室に空気又はヘリウムガスを充満滞留させ、ガス
    貯留室に設置した電気ヒーターにより加熱されたガス自
    体が持つ浮力を利用して船体の両サイドに取り付けた2
    機の変芯可動式翼と一体のエンジン・プロペラを前方向
    に傾斜することによって浮力を保持しながら推進力を得
    て船体を前進させるが、変芯可動式翼の変芯の役割はエ
    ンジン・プロペラの垂直時と傾斜時の重心の移動する力
    を吸収して一定の重心位置にさせ、また両サイドの翼は
    前進中の浮力を補助的に得るものであって、エンジン・
    プロペラが停止すれば自重により徐々に降下する改良し
    た飛行船。
  3. 【請求項3】 飛行船にヘリコプターの機能を加えたも
    ので、軽量アルミ合金と炭素繊維及び極細鉄線を組み合
    わせた構成とし、内部に耐熱性ポリエチレンシートを貼
    り付けて船体内部のガス漏洩を完全に防止し、内部は密
    封された立体楕円形の空洞ガス貯留室となっており、ガ
    ス貯留室の下部外側に客室と操縦室が付設してあり、ガ
    ス貯留室に空気又はヘリウムガスを充満滞留させ、ガス
    貯留室に設置した電気ヒーターにより加熱されたガス自
    体が持つ浮力を利用して船体の最後尾に方向を制御する
    堅尾翼を取り付け、尾翼面の中心にヘリコプターの後方
    にあるローターを取り付け、これを必要に応じて作動さ
    せ素早く船体の方向を制御させるのであるが、船体を空
    中で左右方向の船体微調整を移動させるためにエンジン
    ・プロペラ後方補助翼に、可動式I型エアーガイドを取
    り付け、同ガイドを左右に動作させることによりエンジ
    ン・プロペラの回転で発生した気流の力を左右に噴射す
    ることによって得た力で船体を移動させ、またこのガイ
    ドは船体前進中に動作させることにより、進行方向を変
    化させることもできるし、船体の最後尾に水平方向を制
    御する水平尾翼を取り付け、水平尾翼面の中心にヘリコ
    プターのローターを取り付け、これを必要に応じて作動
    させ素早く船体の水平方向を制御する改良した飛行船。
JP12264898A 1998-03-27 1998-03-27 改良した飛行船 Pending JPH11278390A (ja)

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JP12264898A JPH11278390A (ja) 1998-03-27 1998-03-27 改良した飛行船

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JPH11278390A true JPH11278390A (ja) 1999-10-12

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104443343A (zh) * 2014-11-13 2015-03-25 上海交通大学 矢量推进悬浮式飞行装置
CN104986319A (zh) * 2015-07-21 2015-10-21 中国科学院光电研究院 一种矢量推进装置、飞艇以及矢量推进装置的安装方法
CN106428505A (zh) * 2016-11-14 2017-02-22 杨礼诚 带有喷气式推进器的飞飘飞行器

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