JP2004268424A - プリンタ装置 - Google Patents
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Abstract
【目的】印刷ジョブの正当性が判断可能であり、許可されていない印刷ジョブはエラーにすることにより不要な印刷を防ぐことができるプリンタ装置を提供すること。
【構成】プリンタに複数のユーザー名とそのユーザーに対して許可する印刷属性(紙種、印刷品質、カラーモード等)を設定し記憶する手段と、印刷ジョブに付随するデータからその印刷ジョブのオーナー名と印刷属性を識別して記憶する手段と、プリンタ内部に保持しているユーザー名を検索し、そのユーザー名に関連付けられた印刷属性と印刷ジョブに付随する印刷属性を比較する手段を有し、プリンタが印刷ジョブを受け付けた場合に、印刷ジョブに付随する印刷属性とユーザー名から検索した内部的に保持する印刷属性との比較により、印刷を行うかどうかを判断する。
【選択図】 図1
【構成】プリンタに複数のユーザー名とそのユーザーに対して許可する印刷属性(紙種、印刷品質、カラーモード等)を設定し記憶する手段と、印刷ジョブに付随するデータからその印刷ジョブのオーナー名と印刷属性を識別して記憶する手段と、プリンタ内部に保持しているユーザー名を検索し、そのユーザー名に関連付けられた印刷属性と印刷ジョブに付随する印刷属性を比較する手段を有し、プリンタが印刷ジョブを受け付けた場合に、印刷ジョブに付随する印刷属性とユーザー名から検索した内部的に保持する印刷属性との比較により、印刷を行うかどうかを判断する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置に接続されるプリンタ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ネットワークに接続可能なプリンタで、ネットワークに接続された複数のクライアントから直接印刷ジョブを受け付けて印刷するプリンタが存在する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例のプリンタは全てのクライアントからの印刷ジョブを平等に受け付けて印刷するため、或る特定のユーザーが大量に印刷を行ったり、高価な印刷メディアに対して不要な印刷を行うケースがあった。
【0004】
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、印刷ジョブの正当性が判断可能であり、許可されていない印刷ジョブはエラーにすることにより不要な印刷を防ぐことができるプリンタ装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、プリンタに複数のユーザー名とそのユーザーに対して許可する印刷属性(紙種、印刷品質、カラーモード等)を設定し記憶する手段と、印刷ジョブに付随するデータからその印刷ジョブのオーナー名と印刷属性を識別して記憶する手段と、プリンタ内部に保持しているユーザー名を検索し、そのユーザー名に関連付けられた印刷属性と印刷ジョブに付随する印刷属性を比較する手段を含んでプリンタ装置を構成したことを特徴とする。
【0006】
従って、本発明によれば、プリンタが印刷ジョブを受け付けた場合に、印刷ジョブに付随する印刷属性とユーザー名から検索した内部的に保持する印刷属性との比較により、印刷ジョブの正当性が判断可能であり、許可されていない印刷ジョブはエラーにすることにより不要な印刷を防ぐことが可能になる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0008】
<実施の形態1>
図1は実施の形態におけるプリンタの構成を示すブロック図である。
【0009】
図1において、1はプリンタ本体。2はシステムバス、3はパラレルインターフェース、4はネットワークインターフェースであり、イーサネットを介して図2の情報処理装置に接続される。5はCPU、6はメモリで画像色変換テーブルやプロファイル等を記憶する。7はフラッシュROMであり、画像処理のためのプログラム等を格納する。
【0010】
8はEEPROMでテーブルやプロファイルを保持するデバイスのリスト等を記憶する。9はセンサでありカセット挿入、用紙サイズ、用紙種等を検出することが可能である。10は操作パネルで、プリンタの設定等を行う幾つかのキーとプリンタのステータス等を表示する表示部で構成される。11はプリンタエンジンでホストからのデータを印字する印字ヘッドや印字ヘッドを駆動するモータ等で構成される。12はプリンタエンジンの中のヘッド回復部で、印字ヘッド回復モータ等で吸引、ワイピング、キャッピング等の回復動作を行う。
【0011】
図2は本実施の形態において印刷の指示を出す情報処理装置の構成を示すブロック図である。
【0012】
図2において、13は情報処理装置本体、14はシステムバス、15は情報処理装置全体を制御するCPU、16はメモリ、17は外部記憶部で、プログラムやデータが保存されている。18は表示部、19はパラレルインターフェースでケーブルを介してプリンタに接続される。20はネットワークインターフェースであり、イーサネットを介してプリンタに接続される。
【0013】
図3はプリンタと情報処理装置とがネットワークインタフェース4,20を介して接続されている構成を示す図であり、同図中、21はイーサーネットである。
【0014】
図4はプリンタが印刷ジョブとして受け付けるデータ構成例を表した図である。印刷ジョブはヘッダー部とデータ部から構成される。ヘッダー部にはジョブのオーナー名、紙種、印字モードを格納したエリアが含まれている。データ部はプリンタが解釈可能な印刷データが格納されている。
【0015】
図5はプリンタ内部で記憶しているユーザー名とそのユーザーに許可された印刷の際の紙種、印刷品質、カラーモードを表す例である。ユーザー名とは情報処理装置のシステム又はプリンタドライバの内部で保持している名称で、プリンタドライバは名称が設定されている場合、印刷ジョブ作成時に印刷ジョブに付加して送る情報である。
【0016】
この例では、オーナーAAAは全ての印刷モードが許可されている。又、ユーザー名が内部的に登録されていないその他のユーザーの場合には紙種が普通紙、印刷品質は標準と速い、カラーモードはモノクロの印刷しか許可されていない。又、これらの情報はプリンタのパネル操作又は情報処理装置上の情報設定ツールにより設定される。
【0017】
以下、図8に示すフローチャートに従って、以上の構成を備え、プリンタが印刷ジョブを受け付けた場合に、印刷ジョブに付随する印刷属性とユーザー名から検索した内部的に保持する印刷属性との比較により、印刷ジョブの正当性を判断し、印刷モードが許可されている場合には印刷を行い、許可されていない場合には印刷を行わない方法について詳細に説明する。
【0018】
ステップ1において印刷ジョブを受け付けた場合に、図4に示す印刷ジョブデータから、印刷ジョブのオーナー名、紙種、印字モードを取得し記憶する。ステップ2においては、ステップ1で取得した印刷ジョブのオーナー名が内部で記憶しているかどうかを判断する。既に登録済の場合はステップ3に、登録されていない又はオーナー名がなかった場合にはステップ4に進む。
【0019】
ステップ3では、内部で記憶しているオーナー名に関連付けられた紙種、印刷品質等の印刷属性を検索してステップ5に進む。ステップ4ではオーナー名が登録されていないため、その他のオーナーに適用される印刷属性を検索してステップ5に進む。ステップ5ではジョブに付随する印刷属性と、内部で保持する印刷属性を比較する。比較の結果、ジョブに付随する印刷属性が許可されたものであればステップ6に、そうでなければステップ7に進む。ステップ6では印刷データを解析して印刷処理を行い終了する。ステップ7では印刷が許可されなかったので、印刷ジョブはキャンセルされる。
【0020】
<実施の形態2>
次に、本発明の実施の形態2について説明する。
【0021】
構成は図1〜図4と同じである。
【0022】
図6はプリンタ内部で記憶しているユーザー名とそのユーザーに許可された印刷の際の紙種、印刷品質、カラーモード、印刷が制限されないで印刷が可能な枚数表す例である。
【0023】
ユーザー名とは情報処理装置のシステム又はプリンタドライバの内部で保持している名称で、プリンタドライバは名称が設定されている場合、印刷ジョブ作成時に印刷ジョブに付加して送る情報である。印刷が可能な枚数とは、ジョブのオーナーが印刷モードの制限を受けずに印刷が可能な枚数で、印刷可能枚数が0になるまで印刷の条件の制限は適用されない。0になった後はオーナー名に関連付けられた印刷条件が適用される。又、この印刷可能枚数は一定期間経過後は初期値で更新される。
【0024】
この例では、オーナーBBBは一定期間に100枚までの印刷については印刷条件の適用を受けない。100枚印刷後は光沢紙、光沢フィルムの印刷及びきれいモードでの印刷が行えなくなる。又、これらの情報はプリンタのパネル操作又は情報処理装置上の情報設定ツールにより設定される。
【0025】
以下、図9に示すフローチャートに従って、以上の構成を備え、プリンタが印刷ジョブを受け付けた場合に、印刷ジョブに付随する印刷属性とユーザー名から検索した内部的に保持する印刷属性との比較により、印刷ジョブの正当性を判断し、一定期間に一定枚数以下の印刷または印刷モードが許可されている場合には印刷を行い、許可されていない場合には印刷を行わない方法について詳細に説明する。
【0026】
ステップ8において印刷ジョブを受け付けた場合に、図4に示す印刷ジョブデータから、印刷ジョブのオーナー名、紙種、印字モードを取得し記憶する。ステップ9においてはステップ8で取得した印刷ジョブのオーナー名が内部で記憶しているかどうかを判断する。既に登録済の場合はステップ11に、登録されていなかった場合にはステップ10に進む。ステップ10では新規ユーザーの登録を行う。印刷条件としてはその他のユーザーの条件を適用して、以降のジョブについてはオーナー名に関連付けられた条件を適用する。ステップ11では一定期間に一定枚数以上の印刷を行ったかどうかを判断する。一定枚数を印刷していた場合にはステップ13に、そうでない場合にはステップ12に進む。ステップ12では印刷可能枚数を減算してステップ15に進む。
【0027】
ステップ13ではジョブに付随する印刷属性と、内部で保持する印刷属性を比較する。比較の結果、ジョブに付随する印刷属性が許可されたものであればステップ15に、そうでなければステップ14に進む。ステップ14では印刷が許可されなかったので、印刷ジョブをキャンセルして終了する。ステップ15では印刷データを解析して印刷処理を行い終了する。
【0028】
<実施の形態3>
次に、本発明の実施の形態3について説明する。
【0029】
構成は図1〜図4及び図6と同じである。
【0030】
図7はプリンタ内部で記憶しているユーザー名とそのユーザーに許可された印刷の際の紙種、印刷品質、カラーモードを表す例である。ここでの印刷属性は、一定枚数以上印刷した場合にそれ以前に使用していた印刷属性を上書きするものである。
【0031】
この例では、オーナーCCCは一定期間に100枚までの印刷については図6に示す印刷条件の適用を受けない。100枚印刷後は普通紙の標準、速いモードでしか印刷が行えなくなる。又、これらの情報はプリンタのパネル操作又は情報処理装置上の情報設定ツールにより設定される。
【0032】
以下、図10に示すフローチャートに従って、以上の構成を備え、プリンタが印刷ジョブを受け付けた場合に、印刷ジョブに付随する印刷属性とユーザー名から検索した内部的に保持する印刷属性との比較により、印刷ジョブの正当性を判断し、印刷モードが許可されている場合には印刷を行い、許可されていない場合には印刷を行わない方法について詳細に説明する。
【0033】
ステップ16において印刷ジョブを受け付けた場合に、図4に示す印刷ジョブデータから、印刷ジョブのオーナー名、紙種、印字モードを取得し記憶する。ステップ17においては、ステップ16で取得した印刷ジョブのオーナー名が内部で記憶しているかどうかを判断する。既に登録済の場合はステップ19に、登録されていなかった場合にはステップ18に進む。
【0034】
ステップ18では、新規ユーザーの登録を行う。印刷条件としてはその他のユーザーの条件を適用して、以降のジョブについてはオーナー名に関連付けられた条件を適用する。ステップ19では、一定期間に一定枚数以上の印刷を行ったかどうかを判断する。一定枚数を印刷していた場合にはステップ23に、そうでない場合にはステッ20に進む。ステップ20では印刷可能枚数を減算してステップ21に進む。ステップ21では、減算後の値で一定枚数以上の印刷を行ったかどうかを判断する。一定枚数を印刷していた場合にはステップ22に、そうでない場合にはステップ23に進む。ステップ22では、印刷条件を図6に関連付けられた条件から、図7に関連付けられた条件に変更する。
【0035】
ステップ23ではジョブに付随する印刷属性と、内部で保持する印刷属性を比較する。比較の結果、ジョブに付随する印刷属性が許可されたものであればステップ25に、そうでなければステップ24に進む。ステップ24では、印刷が許可されなかったので、印刷ジョブをキャンセルして終了する。ステップ25では印刷データを解析し、印刷処理を行い終了する。
【0036】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明によれば、プリンタに複数のユーザー名とそのユーザーに対して許可する印刷属性(紙種、印刷品質、カラーモード等)を設定し記憶する手段と、印刷ジョブに付随するデータからその印刷ジョブのオーナー名と印刷属性を識別し記憶する手段と、プリンタ内部に保持しているユーザー名を検索し、そのユーザー名に関連付けられた印刷属性と印刷ジョブに付随する印刷属性を比較する手段を有するため、プリンタが印刷ジョブを受け付けた場合に、印刷ジョブに付随する印刷属性とユーザー名から検索した内部的に保持する印刷属性との比較により、印刷ジョブの正当性が判断可能であり、許可されていない印刷ジョブはエラーにすることにより不要な印刷を防ぐことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るプリンタ装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態1における情報処理装置を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態1における情報処理装置とプリンタのネットワーク接続例を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態1において印刷ジョブを構成するデータ例を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態1でプリンタがプリンタ内部で記憶しているユーザー名とそのユーザーに許可された印刷の際の紙種、印刷品質、カラーモードの例を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態2でプリンタ内部で記憶しているユーザー名とそのユーザーに許可された印刷の際の紙種、印刷品質、カラーモード、印刷が制限されないで印刷が可能な枚数を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態3でプリンタ内部で記憶しているユーザー名とそのユーザーに許可された印刷の際の紙種、印刷品質、カラーモードを示す図である。
【図8】本発明の実施の形態1で印刷ジョブの情報から印刷を行うかどうかを判断するフローチャートである。
【図9】本発明の実施の形態2で印刷ジョブの情報から印刷を行うかどうかを判断するフローチャートである。
【図10】本発明の実施の形態3で印刷ジョブの情報から印刷を行うかどうかを判断するフローチャートである。
【符号の説明】
1 プリンタ本体
2 プリンタのシステムバス
3 プリンタのパラレルI/F
4 プリンタのネットワークI/F
5 プリンタのCPU
6 プリンタのmemory
7 プリンタのFlash ROM
8 プリンタのEEPROM
9 プリンタのカセット挿入、用紙サイズ等を検出するセンサ
10 プリンタの操作パネル
11 プリンタのエンジン
12 プリンタのヘッド回復部
13 情報処理装置本体
14 情報処理装置のシステムバス
15 情報処理装置のCPU
16 情報処理装置のmemory
17 情報処理装置の外部記憶部
18 情報処理装置の表示部
19 情報処理装置のパラレルI/F
20 情報処理装置のネットワークI/F
21 イーサーネット
【発明の属する技術分野】
本発明は、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置に接続されるプリンタ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ネットワークに接続可能なプリンタで、ネットワークに接続された複数のクライアントから直接印刷ジョブを受け付けて印刷するプリンタが存在する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例のプリンタは全てのクライアントからの印刷ジョブを平等に受け付けて印刷するため、或る特定のユーザーが大量に印刷を行ったり、高価な印刷メディアに対して不要な印刷を行うケースがあった。
【0004】
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、印刷ジョブの正当性が判断可能であり、許可されていない印刷ジョブはエラーにすることにより不要な印刷を防ぐことができるプリンタ装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、プリンタに複数のユーザー名とそのユーザーに対して許可する印刷属性(紙種、印刷品質、カラーモード等)を設定し記憶する手段と、印刷ジョブに付随するデータからその印刷ジョブのオーナー名と印刷属性を識別して記憶する手段と、プリンタ内部に保持しているユーザー名を検索し、そのユーザー名に関連付けられた印刷属性と印刷ジョブに付随する印刷属性を比較する手段を含んでプリンタ装置を構成したことを特徴とする。
【0006】
従って、本発明によれば、プリンタが印刷ジョブを受け付けた場合に、印刷ジョブに付随する印刷属性とユーザー名から検索した内部的に保持する印刷属性との比較により、印刷ジョブの正当性が判断可能であり、許可されていない印刷ジョブはエラーにすることにより不要な印刷を防ぐことが可能になる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0008】
<実施の形態1>
図1は実施の形態におけるプリンタの構成を示すブロック図である。
【0009】
図1において、1はプリンタ本体。2はシステムバス、3はパラレルインターフェース、4はネットワークインターフェースであり、イーサネットを介して図2の情報処理装置に接続される。5はCPU、6はメモリで画像色変換テーブルやプロファイル等を記憶する。7はフラッシュROMであり、画像処理のためのプログラム等を格納する。
【0010】
8はEEPROMでテーブルやプロファイルを保持するデバイスのリスト等を記憶する。9はセンサでありカセット挿入、用紙サイズ、用紙種等を検出することが可能である。10は操作パネルで、プリンタの設定等を行う幾つかのキーとプリンタのステータス等を表示する表示部で構成される。11はプリンタエンジンでホストからのデータを印字する印字ヘッドや印字ヘッドを駆動するモータ等で構成される。12はプリンタエンジンの中のヘッド回復部で、印字ヘッド回復モータ等で吸引、ワイピング、キャッピング等の回復動作を行う。
【0011】
図2は本実施の形態において印刷の指示を出す情報処理装置の構成を示すブロック図である。
【0012】
図2において、13は情報処理装置本体、14はシステムバス、15は情報処理装置全体を制御するCPU、16はメモリ、17は外部記憶部で、プログラムやデータが保存されている。18は表示部、19はパラレルインターフェースでケーブルを介してプリンタに接続される。20はネットワークインターフェースであり、イーサネットを介してプリンタに接続される。
【0013】
図3はプリンタと情報処理装置とがネットワークインタフェース4,20を介して接続されている構成を示す図であり、同図中、21はイーサーネットである。
【0014】
図4はプリンタが印刷ジョブとして受け付けるデータ構成例を表した図である。印刷ジョブはヘッダー部とデータ部から構成される。ヘッダー部にはジョブのオーナー名、紙種、印字モードを格納したエリアが含まれている。データ部はプリンタが解釈可能な印刷データが格納されている。
【0015】
図5はプリンタ内部で記憶しているユーザー名とそのユーザーに許可された印刷の際の紙種、印刷品質、カラーモードを表す例である。ユーザー名とは情報処理装置のシステム又はプリンタドライバの内部で保持している名称で、プリンタドライバは名称が設定されている場合、印刷ジョブ作成時に印刷ジョブに付加して送る情報である。
【0016】
この例では、オーナーAAAは全ての印刷モードが許可されている。又、ユーザー名が内部的に登録されていないその他のユーザーの場合には紙種が普通紙、印刷品質は標準と速い、カラーモードはモノクロの印刷しか許可されていない。又、これらの情報はプリンタのパネル操作又は情報処理装置上の情報設定ツールにより設定される。
【0017】
以下、図8に示すフローチャートに従って、以上の構成を備え、プリンタが印刷ジョブを受け付けた場合に、印刷ジョブに付随する印刷属性とユーザー名から検索した内部的に保持する印刷属性との比較により、印刷ジョブの正当性を判断し、印刷モードが許可されている場合には印刷を行い、許可されていない場合には印刷を行わない方法について詳細に説明する。
【0018】
ステップ1において印刷ジョブを受け付けた場合に、図4に示す印刷ジョブデータから、印刷ジョブのオーナー名、紙種、印字モードを取得し記憶する。ステップ2においては、ステップ1で取得した印刷ジョブのオーナー名が内部で記憶しているかどうかを判断する。既に登録済の場合はステップ3に、登録されていない又はオーナー名がなかった場合にはステップ4に進む。
【0019】
ステップ3では、内部で記憶しているオーナー名に関連付けられた紙種、印刷品質等の印刷属性を検索してステップ5に進む。ステップ4ではオーナー名が登録されていないため、その他のオーナーに適用される印刷属性を検索してステップ5に進む。ステップ5ではジョブに付随する印刷属性と、内部で保持する印刷属性を比較する。比較の結果、ジョブに付随する印刷属性が許可されたものであればステップ6に、そうでなければステップ7に進む。ステップ6では印刷データを解析して印刷処理を行い終了する。ステップ7では印刷が許可されなかったので、印刷ジョブはキャンセルされる。
【0020】
<実施の形態2>
次に、本発明の実施の形態2について説明する。
【0021】
構成は図1〜図4と同じである。
【0022】
図6はプリンタ内部で記憶しているユーザー名とそのユーザーに許可された印刷の際の紙種、印刷品質、カラーモード、印刷が制限されないで印刷が可能な枚数表す例である。
【0023】
ユーザー名とは情報処理装置のシステム又はプリンタドライバの内部で保持している名称で、プリンタドライバは名称が設定されている場合、印刷ジョブ作成時に印刷ジョブに付加して送る情報である。印刷が可能な枚数とは、ジョブのオーナーが印刷モードの制限を受けずに印刷が可能な枚数で、印刷可能枚数が0になるまで印刷の条件の制限は適用されない。0になった後はオーナー名に関連付けられた印刷条件が適用される。又、この印刷可能枚数は一定期間経過後は初期値で更新される。
【0024】
この例では、オーナーBBBは一定期間に100枚までの印刷については印刷条件の適用を受けない。100枚印刷後は光沢紙、光沢フィルムの印刷及びきれいモードでの印刷が行えなくなる。又、これらの情報はプリンタのパネル操作又は情報処理装置上の情報設定ツールにより設定される。
【0025】
以下、図9に示すフローチャートに従って、以上の構成を備え、プリンタが印刷ジョブを受け付けた場合に、印刷ジョブに付随する印刷属性とユーザー名から検索した内部的に保持する印刷属性との比較により、印刷ジョブの正当性を判断し、一定期間に一定枚数以下の印刷または印刷モードが許可されている場合には印刷を行い、許可されていない場合には印刷を行わない方法について詳細に説明する。
【0026】
ステップ8において印刷ジョブを受け付けた場合に、図4に示す印刷ジョブデータから、印刷ジョブのオーナー名、紙種、印字モードを取得し記憶する。ステップ9においてはステップ8で取得した印刷ジョブのオーナー名が内部で記憶しているかどうかを判断する。既に登録済の場合はステップ11に、登録されていなかった場合にはステップ10に進む。ステップ10では新規ユーザーの登録を行う。印刷条件としてはその他のユーザーの条件を適用して、以降のジョブについてはオーナー名に関連付けられた条件を適用する。ステップ11では一定期間に一定枚数以上の印刷を行ったかどうかを判断する。一定枚数を印刷していた場合にはステップ13に、そうでない場合にはステップ12に進む。ステップ12では印刷可能枚数を減算してステップ15に進む。
【0027】
ステップ13ではジョブに付随する印刷属性と、内部で保持する印刷属性を比較する。比較の結果、ジョブに付随する印刷属性が許可されたものであればステップ15に、そうでなければステップ14に進む。ステップ14では印刷が許可されなかったので、印刷ジョブをキャンセルして終了する。ステップ15では印刷データを解析して印刷処理を行い終了する。
【0028】
<実施の形態3>
次に、本発明の実施の形態3について説明する。
【0029】
構成は図1〜図4及び図6と同じである。
【0030】
図7はプリンタ内部で記憶しているユーザー名とそのユーザーに許可された印刷の際の紙種、印刷品質、カラーモードを表す例である。ここでの印刷属性は、一定枚数以上印刷した場合にそれ以前に使用していた印刷属性を上書きするものである。
【0031】
この例では、オーナーCCCは一定期間に100枚までの印刷については図6に示す印刷条件の適用を受けない。100枚印刷後は普通紙の標準、速いモードでしか印刷が行えなくなる。又、これらの情報はプリンタのパネル操作又は情報処理装置上の情報設定ツールにより設定される。
【0032】
以下、図10に示すフローチャートに従って、以上の構成を備え、プリンタが印刷ジョブを受け付けた場合に、印刷ジョブに付随する印刷属性とユーザー名から検索した内部的に保持する印刷属性との比較により、印刷ジョブの正当性を判断し、印刷モードが許可されている場合には印刷を行い、許可されていない場合には印刷を行わない方法について詳細に説明する。
【0033】
ステップ16において印刷ジョブを受け付けた場合に、図4に示す印刷ジョブデータから、印刷ジョブのオーナー名、紙種、印字モードを取得し記憶する。ステップ17においては、ステップ16で取得した印刷ジョブのオーナー名が内部で記憶しているかどうかを判断する。既に登録済の場合はステップ19に、登録されていなかった場合にはステップ18に進む。
【0034】
ステップ18では、新規ユーザーの登録を行う。印刷条件としてはその他のユーザーの条件を適用して、以降のジョブについてはオーナー名に関連付けられた条件を適用する。ステップ19では、一定期間に一定枚数以上の印刷を行ったかどうかを判断する。一定枚数を印刷していた場合にはステップ23に、そうでない場合にはステッ20に進む。ステップ20では印刷可能枚数を減算してステップ21に進む。ステップ21では、減算後の値で一定枚数以上の印刷を行ったかどうかを判断する。一定枚数を印刷していた場合にはステップ22に、そうでない場合にはステップ23に進む。ステップ22では、印刷条件を図6に関連付けられた条件から、図7に関連付けられた条件に変更する。
【0035】
ステップ23ではジョブに付随する印刷属性と、内部で保持する印刷属性を比較する。比較の結果、ジョブに付随する印刷属性が許可されたものであればステップ25に、そうでなければステップ24に進む。ステップ24では、印刷が許可されなかったので、印刷ジョブをキャンセルして終了する。ステップ25では印刷データを解析し、印刷処理を行い終了する。
【0036】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明によれば、プリンタに複数のユーザー名とそのユーザーに対して許可する印刷属性(紙種、印刷品質、カラーモード等)を設定し記憶する手段と、印刷ジョブに付随するデータからその印刷ジョブのオーナー名と印刷属性を識別し記憶する手段と、プリンタ内部に保持しているユーザー名を検索し、そのユーザー名に関連付けられた印刷属性と印刷ジョブに付随する印刷属性を比較する手段を有するため、プリンタが印刷ジョブを受け付けた場合に、印刷ジョブに付随する印刷属性とユーザー名から検索した内部的に保持する印刷属性との比較により、印刷ジョブの正当性が判断可能であり、許可されていない印刷ジョブはエラーにすることにより不要な印刷を防ぐことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るプリンタ装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態1における情報処理装置を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態1における情報処理装置とプリンタのネットワーク接続例を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態1において印刷ジョブを構成するデータ例を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態1でプリンタがプリンタ内部で記憶しているユーザー名とそのユーザーに許可された印刷の際の紙種、印刷品質、カラーモードの例を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態2でプリンタ内部で記憶しているユーザー名とそのユーザーに許可された印刷の際の紙種、印刷品質、カラーモード、印刷が制限されないで印刷が可能な枚数を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態3でプリンタ内部で記憶しているユーザー名とそのユーザーに許可された印刷の際の紙種、印刷品質、カラーモードを示す図である。
【図8】本発明の実施の形態1で印刷ジョブの情報から印刷を行うかどうかを判断するフローチャートである。
【図9】本発明の実施の形態2で印刷ジョブの情報から印刷を行うかどうかを判断するフローチャートである。
【図10】本発明の実施の形態3で印刷ジョブの情報から印刷を行うかどうかを判断するフローチャートである。
【符号の説明】
1 プリンタ本体
2 プリンタのシステムバス
3 プリンタのパラレルI/F
4 プリンタのネットワークI/F
5 プリンタのCPU
6 プリンタのmemory
7 プリンタのFlash ROM
8 プリンタのEEPROM
9 プリンタのカセット挿入、用紙サイズ等を検出するセンサ
10 プリンタの操作パネル
11 プリンタのエンジン
12 プリンタのヘッド回復部
13 情報処理装置本体
14 情報処理装置のシステムバス
15 情報処理装置のCPU
16 情報処理装置のmemory
17 情報処理装置の外部記憶部
18 情報処理装置の表示部
19 情報処理装置のパラレルI/F
20 情報処理装置のネットワークI/F
21 イーサーネット
Claims (3)
- プリンタに複数のユーザー名とそのユーザーに対して許可する印刷属性(紙種、印刷品質、カラーモード等)を設定し記憶する手段と、印刷ジョブに付随するデータからその印刷ジョブのオーナー名と印刷属性を識別して記憶する手段と、プリンタ内部に保持しているユーザー名を検索し、そのユーザー名に関連付けられた印刷属性と印刷ジョブに付随する印刷属性を比較する手段を有し、プリンタが印刷ジョブを受け付けた場合に、印刷ジョブに付随する印刷属性とユーザー名から検索した内部的に保持する印刷属性との比較により、印刷を行うかどうかを判断することを特徴とするプリンタ装置。
- 一定枚数までは通常に印刷ジョブを受け付け、一定枚数印刷後は印刷属性の比較により、印刷を行うかどうかを判断することを特徴とする請求項1記載のプリンタ装置。
- 一定枚数印刷前と後で内部的に保持する印刷属性を変更し、一定枚数印刷前後で異なった印刷属性の比較により、印刷を行うかどうかを判断することを特徴とする請求項1記載のプリンタ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003062668A JP2004268424A (ja) | 2003-03-10 | 2003-03-10 | プリンタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003062668A JP2004268424A (ja) | 2003-03-10 | 2003-03-10 | プリンタ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004268424A true JP2004268424A (ja) | 2004-09-30 |
Family
ID=33124473
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003062668A Withdrawn JP2004268424A (ja) | 2003-03-10 | 2003-03-10 | プリンタ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004268424A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7609989B2 (en) | 2005-06-13 | 2009-10-27 | Canon Kabushiki Kaisha | System and control method for generating an image having a latent pattern with or without a background pattern |
JP2017010169A (ja) * | 2015-06-18 | 2017-01-12 | コニカミノルタ株式会社 | 印刷制御装置、プログラムおよび印刷システム |
-
2003
- 2003-03-10 JP JP2003062668A patent/JP2004268424A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7609989B2 (en) | 2005-06-13 | 2009-10-27 | Canon Kabushiki Kaisha | System and control method for generating an image having a latent pattern with or without a background pattern |
JP2017010169A (ja) * | 2015-06-18 | 2017-01-12 | コニカミノルタ株式会社 | 印刷制御装置、プログラムおよび印刷システム |
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